落ちこぼれ魔女サユキ・ハーベストは十八歳。
実家は魔法使いの名家で、大した魔力を持たない少女には、いささか居心地が悪い。
しかし、彼女には上級魔法使いでもなかなかできない特技があった。
それは、竜と交信できる、というつまらない技だ
。
魔法全盛期のこの時代、人々は鉄の船に乗り、魔導列車で移動し、飛行船で空を往く。
原始的な魔法生物である竜はどんどん、人に棲み処を奪われていて、竜族と人族は仲が悪い。
だから、この特技が自分を活かすなんて、サユキは考えたこともなかった。
そんな中、『竜と交流できる魔女』という求人が世間を賑わせる。
天空大陸の主とも呼ばれる緋色の龍は、彼女に意外な取引を持ち掛けて来るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 07:00:00
4899文字
会話率:47%
俺の名前はヒート。仲間と共にドラゴンを討伐したり、某国の危機を救ったりしたこともある――この大陸では、そこそこ名の知れた冒険者だ。
仲間の一人が「結婚を機に冒険者を引退する」と言い出したのをきっかけに、パーティを解散したのが――ちょうど五年
前のこと。
三人とはたまにやり取りをしているが、今も冒険者稼業を続けているのは俺だけだ。
そして、所帯を持つどころか、彼女の一人すらいないのも――俺だけだった。
『ぷぷっ、本当に惨めよね!』
「誰のせいだと思ってるんだ! お前のせいだよ! ナニカ……!」
幽霊でも魔法生物でも無いナニカに――俺は三年前から取り憑かれている。
俺はナニカとオサラバして――静かにのんびり暮らしたい……!
"踏破した者の願いを何でも叶えてくれるダンジョン"の情報を入手した俺は、藁にも縋る思いで足を踏み入れた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 01:17:56
12404文字
会話率:35%
王国の首都アイネス
海に面したこの豊かな町には人や物が集まってくる。
街はずれにある犯罪捜査組織「ハイネ魔法捜査局」
首都の増加する犯罪に対し最新魔法学、魔法生物学、科学を駆使した
鑑識捜査を用いてあらゆる犯罪解決に挑む
最終更新:2022-08-10 10:00:00
6427文字
会話率:51%
イスヴェリスト大陸。そこでは氷の神を崇めるケット・シーの国と、炎の神を崇めるサラマンダーの国が、広大な雪原を挟んで争っていた。
氷国に影を落とすのは「デウス・エクス・マキナ」、高い代償の代わりに人の欲望を叶え、感情を餌にする魔法生物。
デウス・エクス・マキナを専門に狩るケット・シー軍の特殊部隊に属する主人公は、ケット・シーの国リスティンキーラでは禁忌とされる、「炎」の魔法を持って生まれた異端。迫害に合いながらも唯一の信頼出来る仲間たちと戦う彼は、世界の、いきものの残酷な本性をその眼に映すーーーー
冷たい氷の国に、小さな炎を灯すダークファンタジー。
※この物語には差別表現(架空のものに対する)が含まれることがあります。ご注意ください。
※カクヨム、ノベプラと同時連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 18:02:06
115648文字
会話率:38%
神殿付属全寮制男子校に通う少年ダリオが、慕っている猫のロードと共に、大なり小なり様々な問題を解決して(もらって)過ごす日常。
剣はあまり出ないけど、魔法と魔法生物は存在する世界観です。19世紀ヨーロッパの中でも、イタリア、フランス、イギリス
を主な参考にさせていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-28 23:14:49
88786文字
会話率:31%
昔々、あるところにマンドレイク(毒草)がいました。
マンドレイクは人間に狙われたため、生まれ故郷(処刑場)を去ります。
その先でユニコーン(凶暴な馬)やヴィーヴル(ヘビ型ドラゴン)に出会いました。
最終更新:2022-06-18 23:04:39
3716文字
会話率:24%
ここはゴーレム作りが盛んな世界。
この世界においてゴーレムは魔導騎士と呼ばれ、基本的に魔法生物であり、自我を持って行動します。
しかし、とある魔導騎士職人のオリバーのゴーレムだけは遠隔操縦式です。
これは、魔導騎士を魔法生物と思っている仲間
と、遠隔操縦であるとわかっているオリバーの勘違いの物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-06-11 05:59:50
1323文字
会話率:49%
————世界の約9割の人間が強弱に関わらず魔力を持つ『魔法世界』になってから987年が経った。8歳までに魔法の力が発現し、アカデミーでの検査によって『魔法属性』が振り分けられる。多くが炎、水、氷、自然、風、雷に分類されるが、ごく稀に『白』
『黒』そして『赤』に属する者が存在する。そして振り分けられた魔法属性を元に『魔導士ギルド』への所属を目指して日々奮闘することとなるが、魔導士になれるのは100人に14名程。決して平坦な道のりではない。
アカデミー歴11年の雷属性に振り分けられたシュナ・アルカルドは、”白黒のウルフスター”と呼ばれる天才魔導士がマスターを務めるギルドへの所属を熱望していた。と言うのも、過去にその彼によって魔法生物の手から救い出されていたからであるが……そのギルドは2年前に姿を消し、存在しているのかどうかすら危うかった。また、体に見合わない大きさの魔力を持つシュナは魔力コントロールが上手くできず、ギルドへの所属は困難だと告げられていた。諦め気味のシュナの元に一つの噂が流れる。「白黒のウルフスターのギルドが帰ってきたらしい!」
これは、”天才”と呼ばれる『ウルフ』と、その天才に憧れた一人の青年の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 18:17:46
17762文字
会話率:58%
舞台は陸、空、海の三つの大国に分かれた世界。1000年前に封印された「魔王」が復活してからというもの、未曽有の大災害や魔法生物の凶暴化によって世界は疲弊しきっていた。そんな中、魔王討伐に任命された勇者は変身魔法と回復魔法しか使えない平和主
義者で……
戦わない勇者と振り回されるお供たちによる冒険譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 19:32:06
226841文字
会話率:51%
魔女、エウアドネは珍獣を探して旅をしている。珍しい魔法生物の写真を撮るために。珍獣はそう簡単には見つからず、ドラゴンに追われたり、沢山の困難が待ち受けている。
最終更新:2022-05-15 14:00:00
11767文字
会話率:48%
初めての仕事は猛獣退治⁉ 私…死にません?
ホッキョクギツネの獣人の少女イスは故郷が食糧難で家が貧しくなったので、南の国へ出稼ぎに行った。しかし、金が尽き、餓死寸前になって町をさまよっている時に熊みたいなおじさんエアーストに助けてもら
う。そして、エアーストが経営するペットショップで雇ってもらうことになる。
ペットショップということは接客とペットの世話だけの簡単なお仕事だと思いきや………何故か店長のエアーストからイスに渡されたのは何やら変な細長いやりみたいな棒。そして、言い渡される「猛獣退治の助手をやってくれ」という一言。
「えっ、猛獣退治ですか?」
こうして始まる少女イスの変なペットショップの勤務録。
カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 18:00:00
8139文字
会話率:54%
『ご町内の平和を守る魔法少女!?』
舞台は都会でも田舎でもない何とも中途半端な街。
そこに住んでいるどこにでもいるような普通の少女、ななこ。
ある日、魔法世界ブレインヘブンの王女・幻想の君の使い魔、
魔法生物ももんがに魔法のおた
まをもらい、魔法少女となる。
以来、魔法の力でご近所の平和を守って行くのであった……!
2007~2012年頃に書いたボイスドラマ用の台本です。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-04-25 21:33:14
117922文字
会話率:98%
ーー魔法vs武術!!
ーー魔法生物vs武人!!
ーーチート級魔法vs戦国時代より紡がれた戦闘の術理!!!
闘技場の冷たい牢屋で目を覚ました元勇者。
彼には一切の記憶が残っていなかった。
勇者とは魔王討伐のために異世界から召喚された存在
。
人々の喝采と称賛、期待を受け、勇者である僕とその仲間達は魔王討伐へと赴いた。
だが魔王に敗北し、神器を紛失。
それどころか、最後の戦いで受けた魔法によって廃人同然になってしまった。
仲間たちは必死の思いで勇者を連れ、王都サンドレアへ逃げ帰る。
しかし、一行に待っていたのは激しい非難と侮蔑だった。
神器紛失の咎で、勇者は茫然自失のまま死刑宣告を受けてしまう。
闘技場の牢獄で意識を取り戻した元勇者だったが、なに一つ思い出すことができない。
同房の奴隷剣闘士、スミスの話によると、闘技場の奴隷剣闘士として買い取られたらしい。
記憶を失ったまま、僕の仕合が始まる。
しかも相手はこの闘技場のチャンピオンだ。
「武器あり、魔法ありって聞いてないよ!?」
相手は強敵。結局元勇者は死の間際まで追い詰められる。
だがその時、懐かしい声が耳に届く。
その声に導かれ、彼の体に眠る武術が目を覚ます。
闘技場を脱出し、元勇者は旅に出る。
魔王幹部だけが持つ、勇者の記憶が封印された謎の魔道具、”記憶の鍵”を求めて。
全ては掛け替えのない愛しい人との思い出を取り戻すため。
だが元勇者の逃亡を許さぬ王国の精鋭達もが道を阻む。
彼の前に立ちはだかるのは異世界の強敵たち。
剣闘士、騎士、ドラゴン、トロール、スライム、オーク。
それら全てを相手取り、魔法も使わず素手で勝つ!
異世界×古流武術!!
激闘の物語がここに幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 20:55:09
442730文字
会話率:31%
いつもの暮らしに戻っていたリットのランプ屋へ、風の精霊シルフに追われたチルカが逃げ込んで来た。
そして、その風に運ばれてきたかのようにトラブルも舞い込んできたのだった。チルカとシルフがリットの家の中から出られなくなってしまったのだ。
リット
は自分の力だけではどうにもできないと、魔女のグリザベルに助けを求めることにしたのだが、シルフは本体ではなく分霊だということ以外はわからなかった。
家の中で頭を悩ませるのも限界があると、チルカの住んでいる迷いの森へ情報を集めに行くと、そこで新たな発見が。
もうひとりのシルフの分霊と魔女の白骨死体を見つけたのだ。しかも驚くことに、シルフの分霊は妖精と混ざり合い魔法生物になっていた。
謎は深まるばかり。
リット達は新たな情報を得るために、魔法生物のグリフォンの面倒を見ていた魔女の元へ向かうことにした。
その魔女は子供のような見た目をした年寄りであり、なんとリットと同じで過去にウンディーネから紋章を入れられたことがあるという。
彼女は魔法生物を専門にしており、魔法生物とは複数の魔力の器が魂の結合で生まれたものだと教えられる。
つまり精神が二つある状態だと。
リットには心当たりがあった。ラットバック砂漠に研究所を持つマニア・ストゥッピドゥという人間の植物研究者と、キルオ・リオンというサソリ人の医者だ。
砂漠に行き、彼らに知恵を借りると、精神を切り離すには失われた植物が必要になると言われ、リットは魔女弟子のヤッカを連れて植物の芽を出させるのに必要な虫を探すことになるのだが……。
そこでリットは魔女の邪法を見ることとなる。
前(魔女論争)https://ncode.syosetu.com/n4104he/
次 まだ
(本編&他外伝)https://ncode.syosetu.com/s3434g/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 22:00:00
136179文字
会話率:52%
魔法生物研究協会監修!
これを読めばアイツ等の弱点もわかるかも!
冒険者に今からでも読んでほしい魔法生物の生態を書いた一冊!
最終更新:2021-11-09 19:39:24
636文字
会話率:0%
天涯孤独の陽菜乃は交通事故で死亡し異世界にアデリーネとして生まれ変わる。
彼女は領主でシェファルツ王国の宰相の娘エルメンガルド、通称エルゥ付きのメイドとして魔法師の彼女の修行に付添う。
エルゥはそこで出会った剣聖ダユーに才能を見込まれ剣聖候
補として冬の間だけ剣術修行をしていた。
隣国アルトワ・ルカスは聖女を中心に色付き聖女と謂われる鬱金、茜、露草、常盤、すみれの聖女が国政を司る国だった。
ダユーの生まれ故郷でもあるアルトワ・ルカスで聖女達を警護する警護隊士達の選抜会が行われることになり、審査員として招待されたダユーにエルゥは弟子として随行するこになる。
そこで当事者には秘密のお見合いがセッティングされていることをアデリーネは知らされる。
お相手は聖女の一人息子オディロンであった。
聖女の補佐として白磁、白百合、烏羽、濡羽の白黒二対の聖女がいるが、特に白磁は聖女を崇拝するあまりに行き過ぎる行為があった。
オディロンもその被害者で、母の聖女と不仲で家を出て地方で教師をしながら魔法生物を研究していた彼を、白磁は無理矢理聖都に連れ帰る。隙を見て逃げ出した彼は子供の頃から付き合いのある鬱金の聖女の下に逃げ込む。
心ならずも白磁は鬱金にオディロンをお見合いの席に出席させるように頼まねばならなかった。
お見合いであることを知らずに出会った二人は順調に交際を進めている様に見えた。
そうした中でアデリーネは自分の記録者としての使命を自覚する。
聖女はこの機会に不仲な息子との仲を改善しようとするが、オディロンは自分が男色家で結婚も聖女の血を残すことは出来ないと告白すると聖女の怒りが爆発、彼を幽閉する様に白磁に命じる。
それを知った鬱金は聖女を問い詰め場所を探り出す。
彼が幽閉されたのは絶海の孤島、凶悪犯しか収監されないケルク・ジュール監獄だった。そこは刑期5000年の宣告を受けたシードル・タラセンコの為に作られた監獄だった。
聖女の失態を隠す為、エルゥが極秘裏に救出を依頼され、首尾よくオディロンを救出、恋人のパトリスと共に逃がす。
そして白磁によって解放されたシードル・タラセンコと対決し倒すことに成功する。その間記録者として髪飾りに封じられたアデリーネは卒倒しながらも全て見聞きすることになった。
無事に帰ったアデリーネは後の顛末を知り、自身の記録者としての使命を再確認する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 16:02:39
80593文字
会話率:47%
突如変わってしまった世界を生きる少年の物語
彼の異常な人格は壊れゆく世界では有利で
あらゆるものに背を向けて、たった独り生きる少年はどこへ辿り着くのか--
最終更新:2021-09-20 02:24:13
186443文字
会話率:28%
人々とイメートという自分の分身で命を与えた魔法生物達が仲良く平和に暮らす世界。そんな世界に危機が迫っていた。
少年はイメート達と世界を救う旅に出る。
主人公カイは幼少期、ある魔導師により異世界へ召喚されてしまう。それから10年間、一
向に元の世界に戻る気配もなく、剣と魔法を極め、師匠も認める一人前の魔剣士になった。
そんなカイに国王から命が下る。魔王復活を阻止するため闇ギルド・闇の道化師から魔王の依代を奪うこと、闇の道化師を壊滅させること。この二つ、特に前述の命令を遂行するため姉弟子の魔女と共に旅に出る。その旅には意外な結末が待っていた。
という、よくあるお話です。
シリーズもの、投稿です。
色々と勉強しながらの投稿です。よろしくお願いします。
現在、月1で日曜日の午後九時に更新です。ゆっくり亀みたいなペースで、自分の趣味で好きに自由にやってます。
(たまにいろいろ間違えることがありますが温かい目で見ていただけるとありがたいです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 21:00:00
330580文字
会話率:49%
「婚約破棄する!」等と宣った王太子殿下は…男爵令嬢ではなく機械人形と魔法生物の「合の子」でしかない人形を真実の愛の相手と宣言したのだ──…。
最終更新:2021-06-20 00:00:00
2993文字
会話率:42%
朝焼の残る森を抜けて、カーラは恋人のブライトが待つ青い小屋へと向かう。花に埋もれた小さな小屋で、2人は幸せなひと時を過ごす。
最終更新:2021-06-04 16:50:12
2053文字
会話率:34%
魔系学生の友人の二年目の日記が見つかったので、こっそり晒してみる。
最終更新:2021-03-26 20:00:00
1626728文字
会話率:1%
魔系学生の友人の日記を見つけたので、こっそり晒してみる。
最終更新:2019-06-24 20:00:00
975104文字
会話率:2%
ある朝、引き起こされた列車の事故でたくさんの乗客乗員が死亡し、その魂が冥府によって回収される。そのどさくさで、回収予定にない魂まで回収されてしまった。ミスにより死亡が確定させられてしまった人たちの、その後の展開を描く。
死亡確定していても、
残った命数(寿命)を使いきらないと輪廻出来ない。聞けば、残された命数分を別の世界で生きさせて貰えるらしい。しかも、転生先を選ばなければ、お詫びとして何らかの特殊な権能を授けてもらえるとか。それを受けて、春山莉子は魔法生物や幻獣などを『召喚』する能力を選択し、ランダム転生してもらうことにした。
しかし、転生先は限りなく現代日本に近い世界だった。その世界で、桐里夏芽という女性として生まれ変わる。何不自由なく生活してきて、転生前のこともすっかり忘れていた夏芽だったが、OL2年目の19才の時、ストレスが溜まって、とうとう自身の『召喚』のスキルに気付く。そうして召喚したのは、一匹の薄緑色をしたスライムだった。そのスライムをペットとして、試行錯誤しながら共同生活を重ねていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 19:32:49
72781文字
会話率:34%