『サイコパス』!!!「感情の一部が欠如している」と言う事について特筆された精神病質者のことす。
自分以外の人間に対する「愛情」「思いやり」などの
感情が著しく欠けていて、「愛」を勘違いし、
そのためにきわめて自己中心的に振る舞う傾向の両親。
寄り添う事がままならない両親の子供
『五十里一樹』の
自らの生い立ちに抗らいながら、小学生~中学生~高校生~社会人と
人生を歩みながら成長し、父親の最大の謎に迫るヒューマンドラマ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 14:40:42
848259文字
会話率:62%
突如変わってしまった世界を生きる少年の物語
彼の異常な人格は壊れゆく世界では有利で
あらゆるものに背を向けて、たった独り生きる少年はどこへ辿り着くのか--
最終更新:2021-09-20 02:24:13
186443文字
会話率:28%
人間は、皆等しく一人で生きていくことはできない。周りと協力して、時には利用して利用されて、自分がのし上がろうと必死に世界にしがみついているのだ。そして人の身ではどうしても達成不可能なことに直面した者は、何かに祈り、縋る。
祈った結果助けら
れた人はそれを信じ、狂ったかのように浸透する。
――それは天。常に秩序の名のもとに自身を絶対正義と断定して敵対者、天を信じない者に裁きを下す酔狂者。天の奇跡や復活と誑し込み戦うための力を与え、命さえ捧げさせようとする詐欺集団。
――それは魔。自身の知恵を巧みに操り現実に無限の可能性を見出し、目的のためなら多少の犠牲など厭わない精神病質者。甘い誘惑で信者を増やし、真実を秘匿して自分以外の人間をただの道具としか思わない、行き過ぎた合理的至上主義の集団。
生きていく上で天と魔どちらかを信仰しないと言われたらどうするだろうか。
天を虚偽まがいの茶番だと一蹴し、魔を非人道的だと否定するだろうか。
しかし、それは幼いころから広い視野で物事を見て来たから言えることだろう。
この二つしか選択肢がなく、生まれてからずっと天だの魔だの言われ、信仰を押しつけられた人間はそのような思考は持ち合わせているだろうか。
否だ。二つしか選択肢がないものにとって自分が信じたのが正で、それに対するものが悪なのだから。
――これは天か魔。自分の信じるもののためならば命すら投げ捨てる、信仰と言う概念に汚染された人間たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 20:18:54
289175文字
会話率:47%
我々はしばしば、人によっては毎日、上昇棺というものに乗ります。
なんで皆さんは不安など感じずに上昇棺に乗るんですかねえ。私には到底理解しかねますよ。皆さんは車に乗るときにはシートベルトを着けるでしょう? でも、上昇棺にはそんなものはないんで
す。おかしくないですか? 地面と平行移動する時にはシートベルトが必須であるのに、地面から垂直移動する時には要らないなんてねえ。まあ、とは言っても我々は電車に乗るときにはシートベルトなんて野暮なものはしませんしねえ。これはひょっとすると出来の悪い詭弁なのかもしれませんよ。
いや、すみません。余計なことばかり口にしました。何が言いたいのかと言うと、私は上昇棺に乗り込む時、得も言われぬ不安を感じずにはいられないのですよ。聡明な読者の皆さまならば分かってくれるかと思いますが、つまり、それがひょっとすると落ちてしまうんじゃないかという不安です。分かっております。私だってそんなことを言って結局は乗り込むのですから、日々その不安に打ち勝っている口です。上昇棺をメンテナンスする人が当然いて、何の問題も無く運営されているのですから、勝手に不安を感じて上昇棺に難癖をつけるというのは非常識極まりないし、そんな人は階段を使えばよかろうし、もっと言ってしまえば精神病質者の誹りを受けても仕方ないところでしょう。しかしながら、と、ここまで言っておいて私はさらに付け加えるのですが、車にだって電車にだって、はたまた飛行機にだって窓というものがついておろうに、殊上昇棺にだけは窓は一般的でなく、むしろついているものの方が少数であるように感じられます。四方を壁に囲まれて上昇し続けているというのは気持ちに穏やかではないでしょう。中には母胎回帰願望なんてものを持っている人もいるなんて聞いたことがありますが、私はあの閉塞的な空間に閉じ込めらることのがどうも苦手ですねえ。
ああ、いけない。また余計なことばかり話してしまい、本題に入ることを忘れてしまいました。今回のお話はまさしくその、上昇棺にまつわるお話になります。どうか皆さまに楽しんでいただければ幸栄に存じます……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-21 16:26:53
4706文字
会話率:58%
首都圏で次々と起こる殺人事件。犯行現場には謎のメッセージが。犯人の動機は?目的は?残忍な犯行の裏にはある意味がーー。
サイコパス(精神病質者)が起こす連続殺人に2人の刑事が立ち向かう。
最終更新:2017-07-17 17:22:02
46376文字
会話率:56%
私立燦輝鉄十字学園(しりつ さんたりかがやくてつじゅうじがくえん)に通う高校生、斜弐蓮春(はすに はすはる)は、小学生時代からの幼馴染である獄門坂滑(ごくもんざか すべり)の病的なつきまといから逃れるために全寮制男子校を受験し、見事合格した
ものの、突然の学校併合に伴って心ならずも現在の学園に通うこととなる。
幼馴染という甘美な言葉の響きひとつではとてもその印象を美化できない危険人物……いや、そのような生易しい表現では追いつかない。
法治国家において法をガン無視し、血と硝煙の匂いをまとって突き進む精神病質者、滑の通うその学園に。
「もしかしてその滑という幼馴染の少女は、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。だとするなら、あなたには統合失調症の疑いがあります」
「いえ、残念ですが彼女は確実に存在します。そして今日も嬉々として、人でも物でも、吹き飛ばしたいものは即座に吹き飛ばすんです。というか、誰かが病んでるとしたらまずあいつが病んでんだよっ! 頼むから医者に連れてけよ! 頭のっっ!!」
唸る銃身! 爆ぜる銃弾! そしてニトロとルートビア!!
さすが滑だ、獄門坂の姓は伊達じゃない!!
頑張れ蓮春! 負けるな蓮春! どう足掻いたところで、今日もお前の胃はボロボロだ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 03:35:10
229297文字
会話率:24%