前世、隣国の王国との和平交渉である婚約を拒否した為戦争し、父親を亡くした辺境伯家長女、リゼット。
結局、戦を止めるために強制的に結婚したリゼットだったが、 その年、一家の魔法であった炎を妹が使い、リゼットが嫁いだ国の城の一部が焼け落ちてしま
った。
その結果妹は、反逆罪の罪により処刑されてしまう。
そして、亡き父と妹を追い、牢獄で自害したはずのリゼットだったが、走馬灯が流れ……、気が付いたらなんと、嘗て政略結婚を断ったはずの和平交渉の場の席だった!?
「次こそは間違えない」
運命を変えるため、彼女は前世では断りを入れたその場で、冷酷な王子との結婚を承諾し……?
二度目の人生では絶対に、愛する人を死なせたりはしない。
たとえ、前世では愛情のなかった人と望まない結婚をするとしても……
これは、二度目の人生こそ家族を守る為に嫁ぐ令嬢と、前世現世共に冷酷と謳われる王子の、不器用なやり直し婚物語。
*2020.2.24.完結致しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 21:05:24
226087文字
会話率:37%
伯爵家長女・リディアは、天才型の妹・レイラと何かと比べられ、耐えかねたリディアはレイラを無意識に突き飛ばしてしまう。その衝撃で思い出した前世の記憶と、庇ったことによって出来た消えない傷から自身の結婚を諦め、妹の幸せのために尽くすことを決意す
る。
ある日、リディアは一人の青年が倒れているところを助け、献身的に看病をする。しかし一週間後、その青年はメモを残して姿を消してしまった。
更にそのメモを受け取った半年後、レイラ宛に辺境伯家の子息から求婚の手紙が届く。来る対面の日、レイラは家を飛び出してしまい、急遽リディアが代行することに。そして、向かった先で待っていたその相手とは何と、リディアが助けた青年・イヴァンだった!
しかし、求婚されたのはレイラ。どうやらイヴァンは、自分を助けてくれた恩人はレイラだと勘違いしているようで…。
「もう信じてくれなくて結構です!」
「そんなに言うのであれば此処に住み、それを証明して見せろ」
これは、暴君な次期辺境伯様と努力家で誠実なリディアの、真実を探す愛の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 17:08:59
195206文字
会話率:37%
水色の長い髪に紫陽花のような薄紫色の瞳を
持つ少女は、目の前の状況に、困惑しました。
少女の名は、フェリシテ・フォン・レイ・
カイニー・エズメリール。20歳。
彼女は、のどかな田舎、カイニー伯爵領に
騎士団長のエズメリール子爵家に弟がい
る
長女として、生まれました。
カイニー伯爵家の嫡男、ライパドル様の
婚約者候補として、ライパドル様に憧れて、
恋に落ち、いつか、この御方の妻に………
そう思って、暮らしていました。
父からも母からも、ライパドル様の妻になる
ように、そう教えられて来ました。
婚約者となる前に、ライパドル様から、自分の
婚約者だと、ジェルメ様を紹介されました。
どうやら、わたくしは、婚約する前から
勝ち目がなかったようです。
この状況は、婚約者候補として育てられた
少女にとって、想定外の失恋なのでした。
「初恋、でしたのにー。」
子爵令嬢の失恋の先にあるものとはー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 19:20:13
29921文字
会話率:34%
森の大国・エルノウルード王国。
王族のひとつ、南東部の国境を警備する
スィエール辺境伯家には、王族を意味する
青髪碧眼の美しい辺境伯閣下がおられます。
美しい辺境伯閣下、彼の名前は、アストル・
フォン・エルノウルード・スィエール。
3
0歳にして辺境伯となった彼には、まだ、
妻も、婚約者も、恋人もいない身であった。
スィエール辺境伯閣下の部下たちが探して
白羽の矢が当たったのは、同じく、27歳に
して、まだ夫も、婚約者も、恋人もいない身
であった男爵の箱入り娘な妹でしたー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 18:22:25
2389文字
会話率:19%
大国・シェインジェル王国。
初代国王の第三王子が婿入りされた
王族のひとつ、エンツォール辺境伯家。
エンツォール辺境伯夫妻の元に、美しい
艶やかな黒い長髪にサファイアのような
瞳を持つご息女が誕生いたしました。
〈蒼玉の宝石姫〉ラウレ
ンティア・フォン・
シーテレータ・エンツォール
そう呼ばれている彼女こそ、
このエンツォール辺境伯家の一人娘です。
彼女の道筋とはー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 18:12:50
14114文字
会話率:26%
王家とグラムオルド辺境伯家で婚約が結ばれたらしい。そんな話が社交界に広がるのと同時にグラムオルド辺境伯家の令嬢であり王都にほとんど顔を出すことのなかったシェナイアが度々登城する姿が見られるようになる。
王宮にはあからさまに王太子殿下に懸想し
ている隣国の王女が滞在しており、望まれていない婚約と囁かれる気弱そうな彼女がどうなるか気にしているものも多かった。
王太子殿下との婚約破棄とかそういう話ではないし、シリアスでもないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 07:00:00
8686文字
会話率:41%
資質のある、特定の鉱物に認められた者のみゴーレムに換装でき、強大な戦闘力を発揮できる世界。
辺境伯家の次男トマスは、父も兄も黄金ゴーレムに換装できるにもかかわらず、黄金はおろか白銀、青銅、鉄鋼にすら認められず、換装ができない。
しかし、
彼は希望を捨てなかった。古文書に記された伝説の鉱物ミスリルなら自分を認めてくれるのではないかと。
そんなある日、銀色に輝く一体のゴーレムが飛来する。
トマスを蔑む兄ハインリッヒは格下の白銀ゴーレムと判断、自らを黄金ゴーレムに換装し、撃破せんとする。
だが、トマスは気が付き、叫ぶ。
「違うっ! あれは白銀ゴーレムじゃないっ! あれはっ!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 08:10:00
7202文字
会話率:52%
オリビア・リッカルダは、手の甲に呪われた印を持って生まれた。
それは魔の印と呼ばれ、辺境伯家に生まれたオリビアは家族に忌み嫌われ、妹のイオラに「なんで生きているの?私がお姉様なら死んでいるけど」と言われるくらいの境遇にいた。
そんなある日
、オリビアはイオラに冤罪をでっちあげられて、それを家族が信じて魔獣が住むという魔の森に冷たい夜に放り出されてしまう。
身体も冷え切って凍死する寸前、オリビアは誰かに助けられる。
「この女性が、俺の寵姫――」
目覚めると、オリビアは魔王レオニダに拾われて助けられていた。
しかもなぜか、溺愛されている。
「君は俺の運命の寵姫だ。結婚してくれ」
これは不憫な令嬢が魔王に愛されて、不器用ながらも幸せになっていく物語――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 20:54:01
32805文字
会話率:42%
私、ルアーナ・は伯爵家の婚外子で「お前は家族ではない」と嫌われていた。
十五歳のある日、魔導士一家の伯爵家の中で一人、辺境の地の戦場に派遣されることになった。
そこで家族ではない私は、無理やり派遣者として選ばれた。
家族には魔法も教わってな
いのに。いわゆる、生贄だ。
だけど私は死にたくないので、ディンケル辺境伯に自分を売ることにした。
ずっと隠していた魔法の力を、辺境伯様に見せて。
すると辺境伯様に気に入られた。
辺境伯様の御子息のジークハルトとも出会ったのだが、「チビじゃん」「あなたこそ、図体がデカいだけでしょ」「なんだと?」「なに?」と言い争いをするようになった。
そして三年後。
私は聖女と慕われていて、ジークは聖騎士と呼ばれていた……なんで?
ある日、私とジークは皇宮で開かれる社交界に行って、久しぶりに伯爵家に出会う。
伯爵家の人達は私の変わった姿を驚いて……?
※こちらは短編の連載版です。
短編から来た人も、1話から改稿しているので、ぜひ1話からお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 17:00:00
108593文字
会話率:46%
私、ルアーナ・は伯爵家の婚外子で「お前は家族ではない」と嫌われていた。
十五歳のある日、魔導士一家の伯爵家の中で一人、辺境の地の戦場に派遣されることになった。
そこで家族ではない私は、無理やり派遣者として選ばれた。
家族には魔法も教わってな
いのに。いわゆる、生贄だ。
だけど私は死にたくないので、ディンケル辺境伯に自分を売ることにした。
ずっと隠していた魔法の力を、辺境伯様に見せて。
すると辺境伯様に気に入られた。
辺境伯様の御子息のジークハルトとも出会ったのだが、「チビじゃん」「あなたこそ、図体がデカいだけでしょ」「なんだと?」「なに?」と言い争いをするようになった。
そして三年後。
私は聖女と慕われていて、ジークは聖騎士と呼ばれていた……なんで?
ある日、私とジークは皇宮で開かれる社交界に行って、久しぶりに伯爵家に出会う。
伯爵家の人達は私の変わった姿を驚いて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 18:00:00
27969文字
会話率:47%
侯爵家令嬢ユーフェミアは、学園卒業後に辺境伯家嫡男のダライアスと婚姻予定。学園祭の準備を自宅でメイドに相談していた最中、思いがけずダライアスの訪問を受ける。
最終更新:2024-07-15 21:33:46
4793文字
会話率:40%
南の辺境伯家嫡男の俺は、北の辺境伯家から嫁を貰う。
初めての大事な夜、敵対する隣国の一部族から襲撃を受け……
最終更新:2024-04-08 18:03:16
3080文字
会話率:40%
辺境伯家の嫡男アルマンド・モリエンテスは、伯爵令嬢ビビアナを領地まで送ることにした。
双子の妹、ペネロペとプリシラも加わり、賑やかな道中となる。
最終更新:2023-11-08 14:27:14
5666文字
会話率:35%
「お義姉さま、私と婚約者を交換してください!」
婚約者との結婚式が近づいた昼下がり、私の部屋に入ってきた義妹が無茶苦茶なお願いしてきた。
『いやいや、絶対無理だから。だって、私が王太子殿下の婚約者ってことは周知の事実だから』
この家に
来た時から両親や使用人達に散々甘やかされた義妹は、すくすくとワガママな性格に育ち、私が大切にしていた様々なものを『交換』と称して奪っていった。
『いつものように、宝石やドレスならまだいい。でも婚約者は流石に……』
そう思っていたのけれど、義妹にベタ甘な私以外の家族や使用人達だけでなく、お互いの婚約者や国王夫妻までも、義妹の提案に乗り気になり、あっさりと婚約者が交換されてしまった。
「ありがとうございます、お義姉さま!」
誰からも愛されている可愛らしい笑顔で、王太子殿下の腕に抱き着きながら私にお礼を言う義妹。
でも、分かっていた。ワガママ義妹と王太子殿下が本当は相思相愛で、私に隠れて愛を育んでいたことを。
『はぁ、また義妹のワガママに振り回されるのね』
義妹のワガママに振り回されて疲弊していた私は、仕方なく辺境伯家へ。
だが、実は婚約者の交換自体が辺境伯令息の策略だったらしくて……!?
ご都合主義&ざまぁ展開になっています。
※カクヨムでも公開されています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 12:30:55
11723文字
会話率:45%
ジョアンナは学園を卒業し、翌月に結婚式を控えていた。
ある日、婚約者はジョアンナの義妹と「運命の恋」に落ちたと言い、二人の婚約は解消になってしまう。
傷ついたジョアンナの元に、別の婚約話が舞い込む。
相手はリネハン辺境伯家の嫡男のヴィンセ
ント。
実は彼は、数年前に受けた魔物の毒の影響で寝たきり状態。
それに加えて、顔や体が黒く変色していて、醜い姿になっているそうだ。
それを知ってもジョアンナは、貴族の義務としてこの婚約を受け入れる。
リネハンに着いたジョアンナは、婚約者やリネハン家の人々に大切にされて、次第に心の傷も癒えていく。
そんな中、役立たずと言われていたジョアンナのスキル【ログインボーナス】に大きな変化が訪れる。
スキルを使い沢山の貴重なアイテムや新しいスキルを手に入れる中で、ヴィンセントの体にも変化が起こり……?
これは役立たずスキルと言われたスキルのお陰で、ジョアンナが愛する人に出会い、本当の幸せを掴んでいく物語。
※R15は念のため設定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 12:10:31
122110文字
会話率:15%
建国から五百年の歴史をもつシュガアーツ王国。 シュガアーツ王国は国土を高く連なった山々によって護れて中央には大陸最大の広大な湖がひろがる国である。その辺境の地にて魔獣などの外敵から国土を死守する辺境伯家に生まれたオーサン・ヤッスが王国を舞台
に活躍したりしなかったりする物語。
※カクヨムに投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 16:35:59
6699文字
会話率:52%
オルタンシア王国ディアマン辺境伯家の娘であるベルナデット・ディアマンは、5歳の時前世の記憶を思い出した。前世では病弱で人生のほとんどを病院で過ごしていた彼女は今生の身体が健康であることに感動し、これまでのやる気のない態度から一変、勉強や剣
術の訓練に励むようになる。
剣術の稽古に励んだり、少年を拾ったり、魔物と戦ったり、兄と戦ったり。見た目は妖精、中身は猛獣のベルナデットは今日も健康な人生を謳歌する。
※本作の転生要素は前世が病弱であったということ以外ほぼ出てきません。世界観的にはベルナデットは乙女ゲームの悪役令嬢という設定があるのですが、こちらも本作では出てきません。
※残酷な描写ありは魔物を倒すシーンがあるため、念のためにつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 09:00:00
149568文字
会話率:59%
北部の辺境伯家の次女として生まれたアリス・イーストンは、美しく才女の姉カトリーナの陰に隠れ、いつも比べられ見下される日々を送っていた。ある日、カトリーナがヘンリー王子の花嫁に選ばれるが、結婚式直前に真実の恋人と駆け落ちしてしまう。
激怒した
両親は、アリスを身代わりの花嫁にすることを決め、アリスは強制的にヘンリー王子と結婚させられる。
新婚生活でアリスは、ヘンリー王子から冷遇され、侍女たちからもカトリーナと比べられ見下される日々を送る。
絶望的な状況の中、アリスはカトリーナの駆け落ち相手から衝撃の真実を聞かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 20:10:00
4056文字
会話率:28%
不知火蒼夜は死神の部下の手違いにより、20歳でこの世と別れを告げる。
神達から謝罪され、お願いを受けて達成した蒼夜は、お詫びとお礼でチートを貰い、異世界へと転生する。
前世の記憶を持って【辺境伯家3男グラフィエル・フィン・クロノアス】と
して新たに生を受け、新しい世界を謳歌していく物語・・・
初めまして。作者です。
初執筆、初投稿なので色々と至らぬ点はあると思いますが楽しんで頂けたら幸いです。
誤字脱字には気を付けておりますがあったらすいません
文章的におかしいなどあればご意見・ご感想いただけるとありがたいです
カクヨムにも掲載してますがこちらでは完全版として投稿していく予定です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 00:00:00
1948122文字
会話率:43%
騎士学校を卒業して五年後、学校時代の恩師に推薦され副教官として母校に帰って来たガイオスは家庭都合によるワケあり男装女子、アリアと出会う。
辺境伯家の跡取り娘で学内で1、2の剣の実力を持つアリアを倒してしまってから怒涛の逆プロポーズを受けま
くる日々が始まった。
「私と結婚してください!」
「うーん」
「うん?今うんって言った?やったー!!!」
「言ってないからね」
な話です。
※この作品は拝啓、愛しの男装令嬢〜音楽少年の残念な恋愛奮闘記〜のヒロインの両親の馴れ初めの話です。
本編読んでなくても全然OKです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 19:05:45
9349文字
会話率:60%
この作品は、文中でのお約束を果たし、2021年投稿の「戦姫エイプリルと4人の護衛騎士」を改稿したものです***辺境伯の二姫・エイプリルは、伝統に従い戦姫として姫隊を率いて辺境伯家の指揮官のひとりとして日々を送っている。隣国との絡みで、王国の
第三王子妃に指名され、王都の学園に上がる。ハニトラに掛かった第三王子の婚約破棄により再び故郷に帰ることを得る。隣国は侵略・併合の手段を変え、武力対決となる。その戦の中で、戦姫を嫌った第三王子とその側近は、自らの娘が戦姫となるさまをその目で見届けることになる***各編のあらすじ、登場人物紹介等は、“目次”の、フィエール辺境伯領編、王都編、国土回復編と書いてある場所をクリックしていただけるとお読みいただけます。なお、R15は、国土回復編で戦争となり、戦死の描写や、戦場での卑怯な作戦や大規模トラップ、悲惨な大量死があるため、年少者への配慮として指定しました。***婚約破棄は、王都編19‐21です。ざまぁまでを十分に楽しみたい方、まず王都編7と8で、第三王子が両親からきっちりお説教されるシーンをエンジョイして、18でエイプリルの対婚約破棄作戦へ、そこから婚約破棄シーン、最後に国土回復編1と2へ。王子も侍従候補も壊滅、ハニトラ掛けた女性たちも見逃してもらえません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 14:18:24
153061文字
会話率:42%
リーレイ・ティウィルは、シャグリット国に五家しか存在しない公爵家の人間で、身分こそ公爵家の令嬢である。
しかし、ある事情から王都の一般街で暮らしており、その暮らしは平民と変わらない。貴族のマナーも教養もない代わりに、毎日剣術鍛錬をし、馬
で遠乗りに出掛け、市場や仕事で駆けまわる。
父と妹と家人と四人で、平穏に暮らす幸せを送っていた。
なのにある日、王太子殿下がやって来て――
「ちょっと辺境へ嫁に行ってくれないか?」
「はい嫁に…………………はい?」
おつかいに送り出されるように、考えてもいなかったまさかの嫁入りをすることに……!?
しかも相手は、シャグリット国では「特別」とされる二家の辺境伯家の一家、クンツェ辺境伯。
戦で多大な武功を持つその人は、『辺境の闘将』との異名を持つ武人で、まぎれもないれっきとした貴族様。
そんな人の元に私が行くんですか? そもそもどうして私?
混乱しながらも、街の男達からは「行き遅れ」と揶揄われているリーレイは、王太子殿下からの申し出にまっすぐ向き合う事に。
訪れた辺境領で、リーレイはクンツェ辺境伯にまっすぐ告げる。
「私は、貴方の事を知る為に、ここに来ました」
活発な立場だけ令嬢と、己の役目に誇りを持つ辺境伯は、互いの事を知りながら想いを通わせていく――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 19:29:38
1097218文字
会話率:40%
シャルロッテ・ハ―ミルトンはハ―ミルトン伯爵家の長女でありながら、家族に嫌われメイドとしてこきつかわれていた。
十八歳のある日、両親が金を作るためにシャルロッテを娼館に売るという話をしていたため、逃亡を決意する。
荷馬車の主に頼み込んで、
人の住む場所ではないと言われている辺境へと向かった。
荷馬車はシャルロッテをウルフロッド辺境伯家に運んだ。
そこで待っていたのは――待っていたというか、倒れていたのは、誰もいない辺境伯家で一人住んでいるジオスティル・ウルフロッド辺境伯だった。
辺境は魔獣が蔓延る地である。人はほとんど住んでいない。そんな場所で、ジオスティルは魔獣討伐に明け暮れていた。
強すぎる魔力を身に宿したジオスティルは虚弱で、不摂生で、不健康。
おまけに面倒を見てくれる人もいない。
見かねたシャルロッテは、他に行く当てもないし、ジオスティルの面倒を見ることにしたのだった。
不健康でとある事情から孤独になったジオスティルと、逞しく生きるシャルロッテが領地を開拓したり魔獣を討伐したり、森と湖と草原ばかりの人よりも動物や魔獣の方がずっと多い辺境で、のんびり暮らす話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 08:36:29
308886文字
会話率:39%
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というよ
うな意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 14:59:13
12039文字
会話率:16%
オルステット公爵家のアミティは白い髪と金の目を持つ色のない不吉な見た目の子供として、家族から疎外されて生きてきた。
ある日、戦場の死神と恐れられているシュラウド・ハイルロジア辺境伯から妻に娶りたいとの打診が来る。
父に言われるまま辺境伯家に
送られるアミティだが、本当は妹のシェイリスを望まれていたのだと知る。
オルステット公爵は、いらない方の娘を取り違えたふりをして辺境伯に渡そうとしたのである。
すぐに公爵家に戻ろうとしたアミティだが、シュラウドに引き止められる。
妻という立場でいてくれたら何をしても構わないと契約を持ちかけるシュラウドは、アミティにまるで興味がないように見えた。
けれど、共に暮らすうちに、徐々に心を通わせて、シュラウドはアミティを大切にしてくれるようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 22:49:07
144410文字
会話率:36%
ハーストン辺境伯家の次男・アルバは、兄であるクロレルと3ヶ月間、身体が入れ替わっていた。
その期間、兄のクロレルは後継者候補のライバルとなるアルバを貶めるため、数多の犯罪を重ねる。
結果として、入れ替わりが終了したのち、
「魔法も使えな
い無能、しかも犯罪者。お前には田舎がお似合いだぜ!」
と、アルバは屋敷から辺境の奥地へと追放されてしまうこととなった。
だが、それはアルバにとってむしろ、待ち望んだ結果であった。
昔から貴族社会を毛嫌いしていたアルバは、早々に家を出たかった。
辺境伯家を継ぐことにも興味はない。
唯一の目標は、完璧で幸福なスローライフだったのだ!
そのためアルバは入れ替わっている期間、クロレルの評価を引き上げるため、必死に働いた。
クロレルの自分勝手な統治により荒れていた街を、3ヶ月で立て直したのだ。
そして、いよいよ望んだスローライフが始まる…………
はずだったのだが、追放先はゴミだめにされた村であった。
しかし、アルバは後継者にならないためにひた隠してきた魔法能力を使って、無双を開始する。
彼を慕ってついてきた伯爵令嬢 セレーナ・アポロンとともに猛スピードで村の整備・開拓を進める。
彼女はクロレルの婚約者で、入れ替わっている間はクロレルとの関係をどうにか良好に保つため親密に接してきた相手だ。
それがどういうわけか、
「あなたについて行きたいの」
もとの体に戻っても、彼女はアルバについてきてくれたのだ。
まさか入れかわりがバレてる……? ってそんなはずはないよな?
とにかくも二人は理想のスローライフを目指して、村人たちに崇められながらも(不本意だが)、その協力を得て幸せへと邁進する。
一方、アルバに罪を着せて次期領主の座を手にしたかに見えたクロレルはといえば…………
なにもしなくていいような環境をアルバに用意してもらったにもかかわらず、自らの私利私欲から失政を繰り返す。
その実力のなさから、どんどんと落ちぶれていくのであった…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 19:08:42
120925文字
会話率:32%
『確かに、私たちは婚約しておりますが?』の辺境伯家側のお話。どちらを先にとかはありませんが、併せてを読んでもらうことをオススメします。
最終更新:2024-03-23 11:30:00
4464文字
会話率:23%
本当に私が今度の全米チャンピオンタイトル戦の挑戦者に選ばれたんですか」
私は女子プロレスラーの竜胆遥。
遂に全米チャンピオンと闘える。
「今度の全米チャンピオンタイトル戦で負けてくれないか。つまり八百長をしてくれ」
喜んだ矢先にマフィアの
本部ビルに拉致されて、幹部から八百長を持ち掛けられた。
「八百長をしろですって。ふざけないでよ。絶対にお断りよ」
「我々の命令に従わなければ生命の保証は無い」
「・・・・分かったわよ」
マフィアの構成員達から銃口を向けられたので、仕方なく承諾した。
何とか解放されたが、もちろん八百長なんかするつもりは無い。
最強の女子プロレスラーになるのが幼い頃からの夢だ。
やっと全米チャンピオンになるチャンスが巡ってきたんだ。
八百長なんて冗談じゃない。
マフィアなんかに私の夢を潰されてたまるか。
絶対にドタキャンしてやる。
試合直後の航空機のチケットを購入した。
逃走用のレンタカーも用意した。
後は試合で勝って、日本に逃亡するだけだ。
私の実家は戦前からの武闘派ヤクザだ。
たとえマフィアでも簡単に手が出せない筈だ。
試合に勝利して全米チャンピオンのタイトルを獲得した。
着替えもしないで、レンタカーで空港に向かった。
バックミラーを見て、三台の車が追跡しているのを確認した。
「殺されてたまるもんですか」
絶対に逃げきってみせる。
「駄目だったようね」
しかし激しいカーチェイスの果てに追いつめられてしまった。
「我々マフィアを舐めるな」
「愚か者が地獄で後悔しろ」
「裏切り者が死ね」
「「「バァンバァンバァン」」」
「きゃあああ」
結局マフィアの構成員達に射殺されてしまった。
これは貴族令嬢に転生した女子プロレスラーが戦闘狂となり、異世界で大暴れする物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:57:09
47610文字
会話率:56%
魔龍の尻尾シリーズの第二弾です。
魔龍の尻尾を食べた為に結婚を強要された辺境伯家子息の新婚ライフの物語です。
最終更新:2022-08-25 14:18:07
4837文字
会話率:67%
メアリは、ウェールズ辺境伯家の次期当主である。
メアリは、秘密結社の最高位の長である。
メアリは、その身に猛毒を秘めた怪物であり、美しくわがままな令嬢であった。
そんなメアリの十五歳の誕生日に、家の当主である父親が亡くなった。
そ
れは、ウェールズ辺境伯家の権力が少女のモノになることを意味し、少女の中の怪物が解き放るれたことを意味する。
己の好み以外に制御がなくなったメアリの前に、立ちふさがる者達がいた。メアリの若さを理由に侮って、彼女が持つ辺境伯家の利権、秘密結社の成果、メアリの猛毒を奪おうとする者達が、集まって来たのだ。
花の蜜に群がる害虫のようなそれらの蠢動を見て、メアリお嬢様は毒の滴るような笑みで決定する。
――叩き潰す。
「ええ、私らしく、私らしくやるわ! 合理的に敵を枯らし、贅沢に生を養い、美しく咲き誇るの!」
世界を己の庭として、美しく咲き誇るため、メアリ・ウェールズは自らの歩みを踏み出す。
間もなく、その名前は歴史に記される。
真っ赤な血文字で、大きく――ブラッディ・メアリと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 12:00:00
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会話率:34%