花街で娼妓が死んだ。名は白桜。無論、本名じゃない。
「散らして下さいな、とは
是也如何に」
岸山はそこに答えがあるように思え、つい呟いた。
その応えは何処に。
サクラ舞い散るイロハ坂
想いは消え往く
最終更新:2022-05-05 00:28:02
6134文字
会話率:42%
訳あって幽世の遊郭に連れ去られたら〜の改稿版です。
「きめた、お前は死ぬまで私の側から離さぬ。」
連れ去られた先で出会ったお狐様は冷酷無比、残虐非道の俺様でした。
ごく普通の村娘として暮らしていた紫苑。ある日、村の神社で幼馴染が妖怪か
ら身を隠している所を目撃しひょんなことから妖怪退治をすることに。
術者として半人前の紫苑は幼馴染と勘違いされたまま妖怪に連れ去られてしまい気づけば幽世の世界に……。
連れ去られて来たのは曼殊沙華が咲き乱れる曼殊の園、妖狐の一族が納める花街で妖の元から逃げ出した紫苑を助けてくれたのは見目麗しい男の妖。男の紹介で花街きっての遊郭で働くことに。
幽世で過ごすうちに明るみになる紫苑の出生の秘密と本当の記憶……。
花街を取り仕切る妖狐の一族の御当主様は何故か紫苑を気に入り自分の婚約者にすると言うが……。
曼殊の園の高級遊郭で色々な妖やお狐様に玩ばれながらも日々奮闘し主人公が成長していくお話です。
人間?×妖狐の異世界和風ファンタジーです。
カクヨム様にて投稿予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 19:00:00
262742文字
会話率:37%
男娼の娘として生まれた翠。妓楼にて職を得たが、妓女としてではなく『護衛』として。
変わらぬ日常の中、花街にふとした事件が起こる。
それがどうやら国を巻き込むようで……。
────欲望と思惑が交差する花街を彼女は駆け回る。
カクヨム
にも掲載しております。お試しとしてこちらでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 02:58:50
4716文字
会話率:37%
「ヴィゴーレ・ポテスタースの幽霊が娼館に入り浸っている!?」
貴族学校卒業から2か月ほど経ったある日、文官登用試験に合格して外務補佐官となったばかりのジェーンはとんでもない噂を耳にした。
卒業直前に起きた第一王子毒殺未遂事件に巻き込まれ
て死んだ筈の同級生の幽霊が、なぜか娼館に入り浸っているのだという。
到底そんなところに入り浸るような人物に見えなかった彼に、なぜそんな噂が立つようになったのだろうか?
ジェーンは噂の真相を探るべく、元同級生のアマストーレ・アハシュロス、オピニオーネ・プブリカと共に花街に赴いた。
そこで彼女たちが出会ったものは……?
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「ピンク頭の彼女の言う事には、この世は乙女ゲームの世界らしい。」の続編です。 前作終了の二か月後、社会人になったヴィゴーレとコノシェンツァがイリュリアで発生した児童連続失踪事件の謎に挑みます。
冒頭のみジェーン視点ですが、基本的にヴォーレの一人称でお話が進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 20:00:00
7410文字
会話率:31%
ここは吉原。虚飾と悲哀に彩られし花の街――。
吉原にある遊廓の一つ、太田屋。
その番頭である全と下男である涼一が目にするは、げに恐ろしくも悲しき怪異。
やがてそれは、二人の在り方をも変えていく――。
花街吉原を舞台に、対照的な二人が怪異
に挑む。
毎週月曜日、19時頃更新(予定)。
(カクヨム、ノベルアッププラスでも連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 16:49:59
69800文字
会話率:48%
これは江戸時代の『夜蝶』と呼ばれた幻の殺し屋のお話。
江戸の夜は、賑やかで周りを見渡すと楽しく酒を飲んでいる人や花街へ行き今日の疲れをとりに行く人もちらほら。
そんな中にある噂が耳に入る
「ねぇ知ってる?桜木川に『夜蝶』って呼ばれているどん
な殺しでも引き受ける殺し屋がいるらしいよ」
「えーでもそれ噂でしょ。いままで面白がって見に行った人誰も見たことないんだよ?」
「まぁ、、、そうだけどね。でも、その殺し屋に殺しを頼むためには、ある一つの代償がいるらしいよ」
「え、なに?気になる」
「それは、、、、」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 18:37:46
5290文字
会話率:65%
おデブな体型と騙されやすい性格から、中級妃にもかかわらず「白豚妃」と見下されていた珠麗(じゅれい)は、ある事件で濡れ衣を着せられ、後宮を追放されてしまう。
身一つで花街、貧民窟をさすらった彼女は、その逞しさでなんとか生き延びたものの、すっか
りすれた性格に。
それでも仲間を得て、貧民窟でそれなりに楽しく過ごしていた彼女だが、ある日、後宮継承のための強制収容に巻き込まれて、今度は女官・兼最下級妃候補として後宮に舞い戻ってきてしまった。
二度と戻らないことを条件に死刑を免れたのに、後宮にいることがばれたら、今度こそ処刑されてしまう――。
慌てて後宮を逃げ出そうとする珠麗だが、周囲は彼女の正体に気付かない。
なぜなら、ハードな生活のせいですっかり可愛げを失った珠麗は、同時に脂肪も失って、絶世の美女に変貌していたからである。
さらには花街や貧民窟で培った反社会的スキルが光り、本人の意思とは裏腹に、上級妃候補に躍り出てしまう。
貧民窟の仲間・礼央(りおう)が助けに来てくれるものの、その頃には、昔の妃嬪仲間や、皇太子までもが、すっかり珠麗に執着しはじめ……?
「いや、私、殺されたくないんですけど!?」
かつて自分を陥れた敵の魔の手をかわしつつ、珠麗は無事に後宮を脱出することができるのか?
※カクヨムさまでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 20:00:00
218752文字
会話率:34%
主人公レン・フリートは正神と邪神の間に産まれた異形神(フリークス)
正神界でも邪神界でも仲間はずれにされることを懸念した両神(親)は、レンを下界に逃がすことを決意
レンに下界をより良い世界にするという使命を言い渡し、泣く泣く下界へと見送った
純真無垢な幼いレンを拾ったのは花街の人気No.1店舗の主人だった
やがて成長したレンは己の使命を果たす為、広い世界に踏み出した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 22:39:26
57008文字
会話率:63%
ラーメン屋のバイトのついで、深夜のアワビ漁(密漁)で生計を立てていた二十八歳の羽条英弥(うじょう えいや)は、ある日アワビ漁(密漁)の帰り道、大量のアワビを積んだスクーターで帰路についた際、ハンドル操作を誤って海へと沈んだ。
それから彼が目
覚めると、そこは見知らぬ世界だった。しかも自身の年齢よりもかなり若い、みすぼらしい少年の体に乗り移っていた。
魔導士が幅を利かせ、魔法を使えない者は無魔力者(マナレス)と呼ばれて差別される世界に降り立った彼は、それでも拾った命をまっとうしようと、助けてくれた治癒魔法を使う魔導士の少女、レティシアや、自分と同じくマナレスの少女、コランの助力もあり、少しずつこの世界での生き残りの方法を学んでゆく。魔法も使えず、チートも無い、そんな彼の過酷な日々はまだ始まったばかり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 22:21:53
118679文字
会話率:35%
【GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞】応募用です。
最終更新:2019-10-19 18:29:28
1268文字
会話率:67%
GETUP!GETLIVE!漫才・コント大賞応募用です。
最終更新:2019-10-19 17:36:48
1924文字
会話率:85%
杉浦古満は京都祇園のお茶屋、大富屋の一人息子である。
街で生きていくことを決めた幼馴染み、芳乃との間に距離を感じ、学校でも浮いてしまいがちな自分を、古満は「昼と夜の間に取り残されている」と感じている。
そうして少年は、今年も六月の甘い
夢にうなされるのだった。
※この作品はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-07 17:05:27
11389文字
会話率:57%
花街で遊んだり他家の令嬢に手を出したりと素行の悪い遊び人の貴族が結婚することになった。妻に選んだのは夫の夜遊びを邪魔しないような慎ましげな女。しかし妻は毎夜隠れて遊びに出る夫を心配して、なにかと口を出してくるのであった。
最終更新:2020-09-30 23:19:22
4051文字
会話率:17%
かつて花街だった路地にあるしもた屋を、その佇まいのままダイニングバーにして切り盛りしている女性を、すりガラスのはまった格子戸越しに見つけました。
格子戸をくぐると、いまの時間とわたしの着ていたものがなんだか抜け落ちるような気が、酒を飲む
前からしてきたんです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 06:06:53
2979文字
会話率:50%
明日、親父がむかし連れてきた裏日本のこの街にいって、「田沼さん」としか知らぬそのひとに逢い、何としても力になってもらわないことにはどうにもならないところまで、ケツに火がついてしまった。
あきれ顔とあきらめ顔の混ざった妻は、それ以上なにも
言わない。本当は、そんな|篤志家《とくしか》なんているわけない、おかしな詐欺に引っかかってるだけじゃないかと返したいのだ。
駅の長い地下通路を抜けて、地上に出た。「大川方面」の案内に沿っていったのだが、曲がりくねり、距離を測りかねるほど長く感じた。
フェーン現象というやつだろうか。東京を出たときとは較べものにならない暑さだ。日は大きく西に傾いて目指す大川の向こうにあるが、この陽射しを正面から浴びながら大通りを歩くことを考えると足がすくむ。タクシーやバスはおろか、連れを伴ったひとたちさえ見つからない。
小路というよりも、家並みの隙間が寄り集まって出来た路地が見えた。小さな鉢植えばかり並ぶ濃い緑の影が風に揺れ、そこだけが、アスファルト舗装の陽炎から遊離している。
「休業中」と書かれた銭湯の隣に、飲み客も相手にする食堂をみつけた。灯かりはなく引き戸はきっちり閉じられているが、仕込みの声とは違う客同士の高揚した声が漏れている。
- ガラリ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 08:55:54
10621文字
会話率:16%
豪商、大地主がお大尽なんて呼ばれて、そこの石畳を闊歩してた残り香が未だまだ漂って、午ひる下りになれば、お天道さんが傾くのとは逆に通りばかりか路地まで花街の色香が、ジトッと湧いて時分の話さ。初めて耳にしたときは、どこぞアタマの温あったかくな
った女の拵えばなしだとみんな思ったね。
家路へと歩き出すと、気配だけが二間と離れずに付いてくる。虫食いの明かりばかりの闇夜の道で、振り返らなくてもおとこの履き古して抜けた白いズボンから形の良いお尻が小気味よく左右に揺れているのは、わかっている。
翌朝、すぐに、そいつが鼻腔を擽ったくすぐったんだ。「お粥たいたから、食べようか」
鍋の蓋を開けると、開けるまでじっと中に潜んでいた蜂蜜の匂いが白い湯気と一緒になって四角い部屋の天井までを一気に包み込む。既におとこが用意してくれた茶碗と汁椀それぞれが湯気で綿帽子かぶったみたいになってちゃぶ台に並んでいた。熱いだろうからと、持ちやすいほうの汁椀を渡され、箸を入れる間髪もいらぬまま汁をすするように粥は腹に落ちていく。一息でなく、ゆっくり長い時間がかかっているのに、息をつかぬ長いときが挟まっても苦しくなることはない。水の生き物が故郷の海に戻った安堵感に抱かれた静かさのまま、経っていく。こんなにも鼻腔は蜂蜜の匂いで蓋をされているのに、お椀の中には白い米粒より見当たるものはない。
「米と小鍋、勝手に使ったよ」
三口で先に啜りすすり終えたおとこを見て、よくもこんなに熱いお粥を三口で啜れるものね、と思った。なにか言わなきゃと思ったが、一番に気になることに話が及ぶのが怖くて、二番目に気になることを聞いた。
「何が入ってるの、なんでこんな特別な味がするの」
おとこはそれには答えず、女が食べ終わるまで待って鍋と二つの椀を洗い始める。
「いずれ分かるさ」水の音に紛れていたが、振り返らずにそう言った。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-16 09:25:24
5777文字
会話率:36%
竹馬の友の一人・正和は遊び人になり、もう一人・抜け作・僥雲は坊さんになる。二人が花街で出会い、僥雲(ぎょううん)は助からぬ病の遊女を抱いたまま餓死する。そして極楽で仏様に相まみえ、地獄に落ちた忠兵衛を救うか尋ねられる。そして思わぬ結末に。
最終更新:2020-09-16 13:41:44
18165文字
会話率:34%
十の国からなる、獣人世界。この世界は魔法を使える獣人たちとそれぞれの国を統べる十人の竜王で成り立っていた。十の国のひとつ、豊森の国ラマンには有名な花街・吉原があった。吉原で生きる花魁の恋とうつろう季節を描く。
最終更新:2020-08-30 22:28:27
21984文字
会話率:32%
花街、吉原。
小見世ながら格式ある結城屋の見習い遊女、新造の烏《からす》には悩みがあった。
同じ日に売られてきた少女、夕霧《ゆうぎり》の奇行である。
美しく、誰からも愛される容姿と才覚をもった夕霧の奇行の裏には、ある思惑があった。
吉原
の片隅に凛と咲く、二人の少女の絆の物語。
―――
2019年冬コミで頒布した合同誌『百合♡百合』からの再録です。
頒布にあたって紙媒体には八咲ヒサ先生にイラストをつけていただいておりました。
現在完売、再販予定なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 17:55:20
15233文字
会話率:38%
心を通わせている昔なじみの男と女。
女は花街(かがい)に身を置いているようであるが、大病をして、親許に身を寄せている。大分快方に向かってはいるものの、仕事に出る迄には至っていない。
そこに昔なじみの男が逢いに来る。
鏡花が男女のしみじみと
した感情の襞(ひだ)を描けばこうなる、といった掌編。
内容は違うが、どこか雰囲気が「女客(おんなきゃく)」を思い出させる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-21 09:54:12
3593文字
会話率:47%
どんな穢れにも染まらぬ無垢な子よ。さあ、あたしのために歌って頂戴。
日々酷い折檻を受けていた遊女の少女はある日、豪雨の日に花街から逃げ出した。
その先で少女が出会ったのは、一人の神だった。
――これは、芸事をつかさどる女神に見初められた
、美しい声を持つ少女の数奇な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 09:57:15
9392文字
会話率:41%
妹のように愛らしいカナリア。
君は誰にも渡さない――。
他の男ために囀ずるなら、そんな舌はいらないだろう……?
俺が、もいであげるよ、柚。
*†*
「あらすじ」
そこは、純和風な異世界「かげろう」。
都の花街を彩る「カナリア」という
二人一組の芸者達がいる。
その芸者一座の太夫の妹の柚(ゆう)は、自分に甘く優しい兄の親友で幼馴染の千歳(ちとせ)に一緒にカナリアになろうと突然告げられる。
でも、柚は大好きな兄と一緒にカナリアになりたいと思っていたのに……。
嫌々ながらにカナリアになるが──!?
しかも、「千歳なんかやめて、俺にしろよ」
なんて言ってくる奴まで現れて……。
お願いだから、千歳の嫉妬を煽らないで~っ!
私、身が持ちませんから!!
兄の親友に迫られる、異世界逆ハーレムラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 20:29:15
11242文字
会話率:21%
旬を過ぎた35歳の現代風俗嬢がパラレルワールドの江戸後期の色街『吉原』に転生!!
しかも身体は12歳!?
現代で技や所作を磨いた風俗嬢が一念発起して吉原の花魁の最高位「呼出し」を目指す!!
現代と全く違う花街のしきたりや習慣や風習。
それでも変わらない男女の愛憎劇。
そこにも確かに色々な人間の物語があったのだ。
男と女、性と欲、希望と絶望・・・
色街ならではの多彩な群青劇がここに始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-19 18:42:26
2055文字
会話率:42%
時は大正百二十年。
吉原花街は横浜港近くに移され、完全に鎖国を解いた日本では警侍と呼ばれる幕府公認の帯刀した警備が吉原、横浜港に少数ながら配置された。
吉原の警侍であるひかり、臺護、玲、そして貿易商の息子ミハイルの面白可笑しい冒険譚。
最終更新:2019-12-22 20:00:00
2012文字
会話率:38%