背中を凶暴な魔獣に切り裂かれ、リシアは唐突に思い出した。
自分はこの世界を知っている。この世界がこれからどうなっていくのか、知っている。
なぜならここは、恐らく前世の自分がやりこんだゲーム、「レジェンドオブフォルテスタ」の世界だから…
ゲ
ームのストーリーは王道で、主人公の少年が世界を蝕む瘴気、そして最終的に魔王を倒すお話だ。そして主人公の少年は、リシアの幼馴染のフレンだった。
そこまではまあ、良いとして。いや、良くはないが、受け入れるとして。
リシアは絶望した。
なぜなら、今現在の自分である「主人公フレンの幼馴染、リシア」は、物語の中盤で無残に殺されてしまうからだ。
嫌だ、そんなの。絶対に、あんな死に方したくない!
リシアは決意する。どうにかしてあの未来から逃れると。
しかしリシアが足掻いても、リシアの人生は凡そ物語通りに進んでしまう。
その一方で、リシアが知っている世界とは違うことが度々起こり始め…?
果たしてリシアは生き残ることができるのか?
これは未来を知るリシアの、小さくて大きな戦いのお話。
*R15はほぼ保険ですが、多少血や暴力の表現があります。
*恋愛要素をメインで書いているつもりですが、大きく動くのは第二章からになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 10:02:20
86584文字
会話率:50%
穏やかな日曜日の午前中。
床に飛び散った大量の柔軟剤。
フローラルな香りが充満するさっきまで平和だった店内。
犯人は許さない。
絶対に、だ。
最終更新:2023-10-01 23:42:25
1562文字
会話率:0%
「私は絶対に、結婚なんていたしません!」
〈金獅子姫〉と名高いイーディス・ルイーズ=マクグリンは、とある理由から、一国の姫でありながら騎士として生きることを選んでいた。
しかし勇者による魔王討伐が終わり、平和が訪れた世界で彼女を待ってい
たのは、望んでもいない縁談話ばかり。
そんな彼女はとある縁から、かつて魔族によって支配されていた北方の元辺境伯領に新設される、人族・亜人族・魔族の異種族の交流を目的とした〝異種族交流特別区〞の統括責任者として、その立ち上げから運営まで携わることになる。
始めは縁談話を遠ざけるために引き受けたイーディスだったが、特別区の人々と関わる中で『本当に自分のやりたいこと』は何なのかを見つめ、考えていく。
これは美姫でも聖女でも、ましてや勇者でもない、一人の少女が〝自分らしさとは何か〞を見つける物語。
※この作品はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 07:00:00
14937文字
会話率:31%
私は中原中也。
冷酷で!! 無慈悲な!!! 中原中也だ。魔法を使う特殊な軍隊の大尉である。
前世ではイジメに負け、イジメっ子と裏切り者を呪い殺す為に自決を選んだ。それを神ではなくエンマが許してくれず、地獄で怨霊になりたい私に斬新な罰として
二度目の人生を与えられてしまった。
二度目の人生だって関係無い。地獄に堕ちれるよう生粋の悪者になればいい。
ちょうど軍人になり兵士を率いることになったのだ。このタイミングで冷酷無慈悲、最低最悪の典型的な軍人になってやる!!
__筈なのに、我が隊員も上司もメンタルが鋼過ぎてバッシングが効かない。皮肉に気付かない奴、私以上に腐ってる奴、イカれてる奴……
絶対に、絶対に悲鳴をあげさせてやる。地獄行きを確定させてやる。
全ては奴らを呪い殺す為に__!!
「私は中原中也。“再演”の中原中也大尉であります」
※
この作品は「https://kakuyomu.jp/works/16817330662932977518」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 15:29:18
5765文字
会話率:32%
(超絶美少女のガワ付きで)異世界に召喚された元高校生、志摩燈華(しまとうか)はなんやかんやで世界を救った後に、愛した皇子の手で神の贄として捧げられ、猛烈に皇子を呪いながら命を落とした……。はずだったが、目覚めると何故か懐かしの元の平凡容姿。
そして、目の前にはならず者たち。無体を働かれる寸前。どれもこれも全部アイツのせいだ。あの性悪クソ皇子……どんな手を使ってでも、いつか絶対に、絶対に泣かせてやる……!!ドン底トリップ主人公が元(?)好きな男を泣かせるために、手段を問わずに這いずり回って嫌がらせする話です。
※主人公を筆頭に登場人物の性格悪く、倫理観に欠けたことを平気でやってのけます。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 20:09:48
171751文字
会話率:43%
「私が絶対に、史記を更生させてやる。ひも男になんかするもんか!」
好きだった男がひもになって、知人に養われていた。
ある日偶然新幹線で高校の頃片思いしていた史記と隣の席になったチアキはその事実を知る。
偶然の出会いから彼女のチアキの記
憶は呼び覚まされ、その日を境に毎晩やけにリアルな夢を見るようになってしまう。舞台はチアキの通っていた高校。夢の中で出会う人も起こることも昔一度体験したことで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 19:19:03
1336文字
会話率:39%
――「決して、あの方に執着してはいけないよ」。
さびしい少年は別離を恐れ、 香神木は瞳で愛しみ、 桜は禁忌をささやいた。
――「絶対に、あれを侵すことは許さない」。
◇
山の社の老神官に拾われた、忌み子で
捨て子のアララギ。ひとり孤独に妖退治を続ける彼の唯一の心の拠り所が、社に祀られた香神木の神霊だった。
永い命の香神木と死に別れることを恐れるようになったアララギは、人でなくなる禁術に手を伸ばす。しかし禁術の果てに、アララギは香神木を失ってしまう。
悲嘆と絶望の中、命の危機に瀕したときのみ、香神木の加護に守られることに気づいたアララギは、失くしてしまった香神木の残り香を少しでも感じるべく、死闘を求め、さらなる妖との戦いに身を投じていく。
やがてアララギは、都を脅かす炎の大妖・絡繰灯龍の好敵手として名を馳せるようになるが、周囲の人々の好意にも嫉妬にも、まるで見向きもしなかった。そんなアララギのあり方は、都の権力者の掌中の珠にして、微笑みひとつで周囲を魅了していた、花のような姫君の運命も狂わせていく。
一方、社の桜に惹かれた娘フヨウは、アララギ不在の社の留守居役に収まるべく試行錯誤する。香神木が失われた日以降、社の桜は満開のままなのだった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 19:47:29
128909文字
会話率:24%
わたしは知っている。平凡な人間にできることなど、何もないと。
木下周(きのした あまね)は異世界に迷い込んだ。
眠りについたまま。夢の中から、身体ごと。
まったく望んでいなかった。
平社員なOLだとしても、恋人がいて、音楽という趣味があ
って。人並みに将来への不安はあるけれど、それなりに楽しく生きていたのに。そして何より。
「明日、久し振りのライブなんですけど!?」
寝坊をして遅刻だなんて、絶対に嫌だ。夢なら覚めて、と願う周。
けれども、目覚める気配は全くない。
代わりにあったのは、魔法だった。
神様や精霊がすぐ傍にいる世界。
あらゆる芸術が妙な発展を遂げた土地。
美しさをすべての指標とした決まりごと。それに従う人々。
今の周にとっては現実でしかないという、現実。
次から次へと出てくる馴染みのない要素に戸惑いながら、彼女は一つの決意をする。
……絶対に、元の世界へ帰るよ。
大それたことなどできるはずがない。それでも、ただ自分の家に帰るだけなら。
そのためなら、少しくらい頑張れるから。
そんな消極的な肯定をもって、周は異世界での生活を始める。
彼女の行きつく先は、果たして――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 17:36:11
304414文字
会話率:28%
父が亡くなり、爵位と遺産ほしさに叔父によって修道院に無理矢理入れられた私──マリアの前に突如女神の御遣いが現れた。
正直二頭身の小人にしか見えない御遣い?曰はく、私が次代の聖女サマらしい。
そんなこと絶対に、絶対に有り得ない!
だって。
「
だって私、無神論者だし……」
マリアの思いとは裏腹に中途半端に覚醒する聖女の力。
そして他の聖女候補の来襲を皮切りに次々と修道院に問題が舞い込んでくる。
修道院で再会した幼馴染の協力を取り付けたマリアは、果たして次期聖女候補と名高いシスター・カトリーヌに聖女の座を押し付けて、あわよくば還俗することができるのか!?
これは無神論者のマリアが聖女候補たちの生き様を通し、神とは何か、信仰とは何か、そして愛とは何かを学ぶ物語。
そして世界創生の秘密に触れていく、愛と希望の物語──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 22:29:30
151701文字
会話率:41%
「言葉を失った人間は、ただの動物です」
言葉が売買される時代についていけず、翻弄されてしまう主人公の話。
最終更新:2023-05-21 17:43:04
985文字
会話率:47%
独身アラサーOLの私は、仕事に疲れて帰ってきたワンルームの賃貸アパートで、大好きな乙女ゲーム「フォルトゥーナの祝福」をプレイしていた。
目の前に広がるのは「フォルトゥーナの祝福」の世界。壮麗な王宮、華やかな貴族の邸宅、そして、煌びやかな魔
法学園の光景。
出てくる男性キャラは全てイケメン、主人公であるヒロイン「リディア」はとても愛くるしい笑顔を見せる美少女……。
しかし、私が好きなものは、そんな典型的な純愛乙女ゲームではない。
悪役令嬢モード──。
ベネディクト公爵家の令嬢「アイリーン」となって国内外を駆け回り、最後の「断罪イベント」で、バカ王太子ローゼンハルトもろとも、偽ヒロインのリディアを国外追放にすることを目指すモードである。通常モードでは悪役令嬢を演じるアイリーンが、逆にヒロインを断罪するシナリオだ。
「私、ローゼンハルトは、ベネディクト公爵家アイリーン嬢との婚約を破棄することを、今ここに宣言する!!」
私はゲームプレイ中に缶ビールを一気飲みして気を失った後、「逆断罪イベント」の開始を告げるそのセリフで目を覚ました。
急性アルコール中毒で、しばらく気を失っていただけだと思っていたが、何かがおかしい……。
目の前にアイリーンらしき美人がいて、隣にリディアのように可愛い美少女が立っている。後方には、私が何度もゲームで見たイケメン達……。そして、私はアイリーンを断罪するように人差し指を向けていた。私の想像通りなら、ここにいるはずの人物が一人見当たらない……。
──私、もしかして、「フォルトゥーナの祝福」の世界の、バカ王太子のローゼンハルトに転生しちゃった!?
この話は、破滅寸前の王太子に転生してしまった独身アラサーOLが、破滅を回避するために、ゲームのシナリオを超えて奮闘する物語です。
【注意】……良い子は、絶対に、お酒の一気飲みをしてはいけません!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 21:44:12
22156文字
会話率:41%
「この婚約を破棄されたら死にます」
王太子婚約者テラン・サルジーナは、婚約者である王太子にそう告げた。
「僕は絶対に、婚約を破棄したりしないよ」
テランにそう、誓ったはずの王太子。
けれど王太子は告げた。
「婚約を破棄する」
誓
いを破られた少女は、自分の首に刃を当てて。
王太子妃になるために造られた少女が、その人生を棄てるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 12:00:00
9514文字
会話率:45%
一瞬で本を読み終わり、1秒で睡眠を終える。
実行時間を消してしまう異能を持つ天才少女『氷室朱音』はある日友人を誘拐されてしまう。
不穏な予告状、初めて出会った自分以外の異能保持者、迫る受験、厨二病の誘拐犯。
順風満帆な人生を歩んでい
た彼女はとある選択を迫られる。
「絶対に、絶対に助けてみせる」
これは決意の物語。
カクヨムで先行公開しています。
ハーメルンでも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 15:40:55
3743文字
会話率:30%
魔女リズ17歳は、前世の記憶を持ったまま、小説の世界のヒロインへ転生した。
幸せな人生が始まるはずだったが、リズは前世の記憶があることが原因で、火あぶりにされる運命だと悟る。
ストーリーを変えようとするも失敗するが、義兄となる予定の公子ア
レクシスと出会うことに。
序盤では出会わないはずの彼が、なぜかリズを助けてくれる。
アレクシスに問い詰められて「公子様は当て馬です」と告げたところ、彼の対抗心に火がついたようで。
「リズには、望みの結婚をさせてあげる。絶対に、火あぶりになどさせない」
強力な味方を得たリズは、なんとかヒーローとの婚約だけは回避したいが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 18:52:43
285776文字
会話率:41%
あの日、あの出来事は……
絶対に、忘れてはいけない。
最終更新:2023-03-11 02:41:07
284文字
会話率:0%
転校するとなったとき、親友のあの子から貰ったモノとその記憶。
絶対に、忘れないから……絶対に。
最終更新:2022-05-02 02:48:08
1544文字
会話率:31%
初投稿です。小説を読んでもらえるのも
初めてです!星……評価、コメント。
押してもらえると光栄です。
誤字脱字の報告お願いします。
自然に囲まれたとっても平和な村。
村は子どもの【お手伝い制】の村で、大人に頼まれた
ことは絶対に、分けられた人数の〈子ども〉が
1週間大人の手伝わないといけない……。
と言うやり方で、子どもも、大人も仲良く助け合い暮らしていた。
でもはある日、突然とその村は……1週間で滅び……いや
……惨殺されてしまった__。
そこには一人の◯◯◯が立っていた………。
そしてその村の〈生き残り〉の天使の滅びる前の1週間の物語。
__「ねぇ……まま。わたしの名前……覚えてる?………… 言って…くれ…たら……ままだけは
助けてあげるから………。」__折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 12:43:17
9717文字
会話率:27%
類稀(たぐいまれ)な気質を持つ美女子【近藤明日香】は、ようやくこぎつけたこってりエロオヤジパラダイスの商社に入社を決めるも、己の煩悩に翻弄されはかなく散ってしまった。盛大に落胆したのもつかの間、何やら…怪しげな呟きが、聞こえて…キタ――(゜
∀゜;)――!!「ちょっと待て、なんかめっちゃエエ声しとるやないかい、何これちょー耳得じゃん……って、ハイ?!ま、まさか、実況されてんのって…この、あたし?!ぎゃああああああああ!!!このド変態がああああアアアア!!!何勝手にあんなとこやこんなとこその他もろもろのぞき見して逐一実況&堪能しちゃってるわけ?!こんなの、こんなの……絶対に、ゆるさ―――――ん!!!」……この物語は、ド変態道を極めた女子が、さまざまな性癖を温かく包み込んで微笑み返してさし上げる、優しさにあふれたハートフルコメディなのである!!!
※こちらはすでに公開済みの短編【何をどうやっても破滅コースにしかならないクソゲーの悪役令嬢に転生した可憐な乙女は、クセのありすぎるイケメンにそっと…キスを、ねだる】の連載版作品です((((;゜Д゜))))ネタバレになるので、未読の場合は完結後にご覧下さい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 21:00:00
99330文字
会話率:22%
20歳になんてなりたくない。絶対に、10代が一番楽しい! 20歳になる前日、私は10代が終わってしまうことに絶望して、こんなエッセイを書いた。
最終更新:2023-02-12 16:54:57
1468文字
会話率:0%
准看護師として働く私こと、千代崎百合香は、何故か浴室で手首を切っていた。
自分がリストカットなどするわけがない、そう思い処置を始めたところで気がつく。
私の名前は、リリコット・カシュケール。モンシラ公国の第二公女であり、双子の姉、メリリッサ
の身代わりとなり王太子アクィラ殿下へと嫁ぐ為、隣国のトラザイド王国へきたのだと。
しかしそれ以外のリリコットとしての記憶は、ほとんどが霞がかったようにぼんやりとしている。周りの様子をみるに、どうやらリリコットは不遇な生活を強いられてきたようだ。
あまりにも歓迎されていないこの状況、どうやって打開すべきか?
それとも全てをほったらかして自分の人生だけを楽しむべきか?
とりあえず、決めたことはただ一つ。
絶対に、他人になんかに踏みつけられてやらないっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 10:00:00
434040文字
会話率:28%
断固拒否したい、自分勝手な行動しかしない第二王子との婚約。
幼馴染のおっとり腹黒令息と共謀。
たとえ悪役令嬢と呼ばれようとも断固拒否。
――――絶対に、回避してみせます!
最終更新:2023-01-20 08:07:50
3571文字
会話率:44%