権力、怨恨、打算。
国内の闘争によって有力な氏族が次々と滅んで行く。その姿を目の当たりにした男が、己の子孫に伝えたかったこと。
春秋時代、晋の国きっての良識家父子を描くオムニバス。
自サイト「淵に睡る」に置いていたものを再編集しました。
最終更新:2018-04-22 16:28:21
6010文字
会話率:23%
魔王軍の偵察小隊を率いる少尉、ドノー(オーク氏族・31歳独身)は、現在これまでにない強敵と対峙していた。歴戦の強者をして戦慄せざるを得ないその強敵とは!?
※読み切り一発のギャグです。
最終更新:2018-02-18 09:57:47
3420文字
会話率:60%
肥前文俊先生主催の「書き出し祭り」に応募しようとしていた作品です。
うっかりエントリーし忘れてしまったので、供養として投稿します。
最終更新:2018-02-01 12:00:00
3335文字
会話率:32%
『ノーブフ』と呼ばれる山の民がいた。
ノーブフは、赤髪を誇りとするのが古くからの習わしであった。そこには信仰が関係していた。だからこそ、極たまに生まれる「黒髪」の者は迫害の対象であった。「ノーブフ」としても認められず「ノビム」と呼ばれ
る事になる。
ノーブフは氏族と支族に分け隔てられ、その生活基盤を築いていた。チットはその中でもマットという氏族に仕える支族であった。
長年一人の氏族に誠心誠意、仕えることで、純粋な赤髪では無かったチットも土地を与えられ「氏族」になることを認められた。
赤髪でない者への褒美としては、本来ありえないものだった。
そして移り住んだ土地で愛する妻とのあいだに双子が生まれる--その片割れは正に「ノビム」であった。
チットは苦しみながらも、わが子に「ノビム」と名付け、守ることにしたのだった。
※更新は不定期ですが、1週間に1度は更新していきたいです。よろしくお願いします。
※加筆修正を随時行うので、アレ?と、思うこともあるかもしれません。実力不足です。申し訳ございません。
※追記、評価、ブクマなど反応を頂けると更新の活力に、なります!執筆のスピードが上がるかも?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-07 22:51:45
34629文字
会話率:46%
ジェラールは花嫁を探すための旅に出た。父の跡を継ぎ、氏族長になるために。
初めは気乗りがしなかったが、旅先で美しい少女ユラと出会った彼は、一瞬で恋に落ちてしまう。
彼女を盗賊から救ったジェラールは、何とかユラと近づきになろうとする。だが、彼
女は別の男にも思いを寄せられていて……。
恋愛に無頓着だった若者と、誰にも振り向むくことがなかった少女の恋物語。
※『水の供人』の番外編ですが、本作を初めて読む方にも、お読みいただけるように書いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-25 17:15:24
33872文字
会話率:45%
神々がまだ人の世を歩いた頃の古代の日本·豊葦原ーとよあしはらー、神々が住まう世·高天原ーたかまがはらーをまたにかけた冒険の物語。
代々神々に仕えてきた神仕ーかむつかえーの氏族。そして、神仕のアカツキの氏族に生まれた娘·緋衣ーひいー。あやか
し少女と呼ばれ、恐れられ、敬われたその少女はアカツキの氏族に生まれたことへの疎ましさや孤独を胸の奥底に隠していた。
少女はアカツキの姫巫女としての試練の為、そして、己の運命ーさだめーと向き合う為に、胸の奥底に閉じ込めた過去の感情を解き放ち、神々の住まう高天原へと向かった。
信じ信じられの絆をテーマに、人とは違う生き物に生まれたことに対する思いを込めた神々を巻き込んだ冒険の物語。
初投稿です。楽しんで読んでいただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 17:01:12
9000文字
会話率:37%
日本古代史を研究していくうえで基本的な書物である『古事記』と『日本書紀』。その両歴史書の最初の部分に記載されている、特に初代神武天皇と2代綏靖天皇から9代開化天皇までの「欠史八代」までの古代初期天皇9代の系譜は両書が7・8世紀に編纂されて
いく過程で、当時の朝廷の立場を正当化するために「創作」されたものであることが通説となっている。
しかし筆者は、両書の該当記述を読むことを繰り返していくうちに、初代神武天皇から9代開化天皇までの9代そのものの実在・架空までは分からなくても、系譜伝承そのものが7・8世紀になって突然創作できるものではないのではないかと考えるようなった。
それをきっかけに、本作では上記の古代天皇系譜伝承そのものが古代に形成されて語り継がれてきたことに対して論じていこうと思った。
特に『古事記』『日本書紀』のいわゆる『記紀』に記されている古代天皇系譜伝承の「古代史的意味」についての一説が、また出現する!! ……であろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 13:45:12
43482文字
会話率:17%
激しい流血、迫害・差別描写、残酷な描写、死傷者多数。
この世界とは歴史の流れが異なり、超常的な力を持った者たちの世界。
神によって作られた剣・神剣。
六つの大陸に封じられた神剣は、理を自由自在に操るほどの力を持つとされる。
神剣が実在するかどうかは、定かではない。
西暦が遠い過去として捉えられるほどの未来。
大規模な地殻変動によって、かつての六大陸は一つとなり、「ディスエイト大陸」を形成した。
それと同時に世界は、深刻な水不足・食糧不足に陥る。
やがて国家は破綻し、氏族間紛争が勃発。
氏族同士の交配によって誕生した新人類「ジーニアス」。
そのジーニアスの手によって生まれた種族「コンヴァルタ」。
三種族の遺伝子を組み合わせて作られた種族「フェアライト」。
そして、ジーニアスの研究者によって行われた「プロジェクト・デルトリア」
計画の末に誕生したのが、全種族の遺伝子を掛け合わせた人類最強の種族「デルトリア」である。
主人公はそんなデルトリアの青年。
持ち得る特殊過ぎる能力。
デルトリアというだけで差別される運命。
周りに忌み嫌われ、義理の親の下で育てられるが…。
誰よりも迫害を受け
誰よりも愛に飢え
誰よりも心優しい青年、クレイヴ・アウデンリート
彼が唯一掲げる夢がある。
物語は、彼が夢を見たところから始まる。
「全種族平等と世界平和」という大きすぎる夢。
実現など到底できない夢。
理想でしかない夢。
不可能だと笑われるような夢。
そんな夢を掲げ、自分の手で実現させようとする物語。
彼が到達した終着点に、全種族平等があるのか?
彼が到達した終着点に、世界平和があるのか?
最後の最後まで…誰にも分からない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-18 15:28:52
210547文字
会話率:23%
「無理無理無理無理っ! 絶対無理!」
一人の転生者の悲鳴が大平野に響き渡る。
異世界に転生した少年アルゥは、父の死とともにこの世界の狩りに参加しなければならなくなる。しかし、それは魔法の魔の字もない、血みどろで泥泥の肉弾戦だった。石器
の槍だけを手に巨大な魔物に立ち向かう男たち。現代社会で甘やかされた自分には絶対無理だと拒否したいが、それはすなわち氏族からの追放を意味している。両親の死によって残された妹を守る為、自分の平穏な暮らしを守る為、覚悟を決めて狩りに参加するアルゥは色々当然の結果として、死にかけてしまう。そんな死の境目を彷徨ったアルゥを救ったのは旅の呪い師《まじないし》のオババであった。
「この子には天性の呪い師の才があるよ」
オババのその言葉を盾に、アルゥは精霊に力を借りる呪い師としての道を歩みだす。
いつかきっと剣と魔法の世界を実現してやると心に誓いながら……
これは、剣と魔法の世界が生まれる遥か昔の物語。
剣と魔法の世界が生まれるための物語である。
※シリアスそうに見えますが、だいたいコメディーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-05 20:00:00
10876文字
会話率:28%
秀でた者、劣った者、運命を分けるのはただ外見であっていいのか。孤独に生きることを選択した銀色の雪狼氏族の青年が、自分自身より大切なものを知る。「白魔3」のキルンの側の物語。
最終更新:2016-10-04 01:00:00
26053文字
会話率:40%
運命を見失い、業苦と絶望の淵に沈むとも、最後の心からの願いがかなえば幸せになれる、雪狼氏族にうまれた二人の話。
最終更新:2015-08-16 02:45:52
8700文字
会話率:50%
雪狼氏族の生態と、灰色に生まれたこどもの半生
最終更新:2015-08-14 02:12:40
5528文字
会話率:23%
23世紀に地球資源の枯渇が予測されたため、人類は既にコロニーを作っていた月を足がかりに太陽系内惑星へ進出。同時に増えすぎた人口を人工コロニーやテラフォーミングされた火星に移住。タイタンをはじめとする衛星にも移民を行い太陽系連邦を形成する。2
4世紀にミハエル・ニューマン研究所がヒッグス場を歪めて3次元上での質量をほぼ0とする技術を開発。亜光速巡航を可能にし、その技術を改良し物質の虚数質量化と虚数時空移動で可能としたジャンプ航法を確立。人類は太陽系を出て、巨大鑑で他星系の移住可能な惑星を見つける計画を行う。その後地球の環境に非常に近い惑星を発見ADAMと名付ける。その後も発見が続きEVA、EDEN、と名付けられ、その惑星を拠点に周囲の星系に進出後テラフォーミング技術によって居住可能惑星へと変えられていった。ADAMはADAM1とされ、周囲の星系が居住可能惑星になるとADAM2と次々に作られていった。その際テラフォーミングの基地として惑星要塞が作られ初期移住者や技術者の居住用にされた。その時に作られた国家が銀河連邦である。その後CAIN、ABEL、SETO、AWAN、AZURA等が発見され、MOSESが発見された時に論争が起きた。
MOSESで海洋性知的生命体が発見され、コンタクトが取られた。その後その異星知的生命体のためにMOSESは手付かずの状態にすべきだという意見と、今後別の知的生命体が発見される可能性を含めMOSESも居住可能惑星とすべきと言う意見が50年に渡り繰り返され、その論争をきっかけにして銀河連邦は崩壊し急進派(銀河共和国連邦)と保守派(自由共和国連邦)に分断され250年間続く戦争の火種となった。銀河共和国連邦はその名から共和制なのだが、一部の氏族によって実質支配が行われ、古代ローマのように帝制と変わりのない体制と変わっていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 02:41:17
57772文字
会話率:27%
戦国時代の楚には、春秋時代の中原諸国に居た卿大夫と似た豪族集団が存在した。彼らは戦国四君のような大領地を保有しては居なかったが、政治的・軍事的な実権を握っていた。
楚の豪族の力を弱めようとする動きも春秋時代に無くはなかったのだが、それは改革
ではなく誅滅という形をとっていて、王族の分流が新たな有力氏族として再生される仕組みは変わらなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 22:21:02
6099文字
会話率:0%
北の海に浮かぶ『白き島』。この島への入植を望む帝国と元から島に住む人々は、長い争いを経た後に約定を交わした。帝国は南に、島の氏族は北に、土地を分け合い別れて暮らそうと。
あるとき帝国の民の少年ガイウスは、境界を示す柵のそばで、氏族の少女を見
かける。少女は狐の耳と尾を持つ獣人だった。ガイウスは彼女と交流を持ちたいと思うようになるのだが……。
獣人のいる異世界を舞台に、異なる文化背景を持つ人の少年と獣人の少女が、領土の境界で向かい合い、意思の疎通を図ろうとする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-29 18:00:00
33267文字
会話率:21%
クウはクロウ氏族の少女。
ゴート氏族に捕らえられ、今はゴートの<瞳>、アルバインの従者として生きている。……不本意ながら。
恋愛風味の異世界ファンタジー小説。主従。どたばた&シリアス。残酷描写含みます。
自サイトからの転載です。
最終更新:2016-04-02 23:32:14
32038文字
会話率:41%
私、誇り高き氏族の末姫、レイリヤ。交差点で車から助けた体長三メートルの猫科動物と相討ちになって、日本からゲームの世界に転生した女の子なの。転生先? 行きたかったゲームの世界が、実は私には二つあったから、それをニコイチした世界。え? どんな世
界かって? それはお耽美な乙女ゲーと、本格蛮族戦争モノの洋ゲーですよ。
※残虐描写あり。グロ注意。現代日本での反倫理、反社会行動あり。無理な人は即ブラウザバック推奨。いきなり最終回。頭がおかしい転生者たちに悩まされる者たちを中心とした作品です。基本一話完結。続きません。不定期更新。この作品は他の作者さんの影響を受けまくっておりますが、なにぶんにも作者がアホです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-16 23:16:49
6721文字
会話率:50%
二流企業に勤める平凡なサラリーマンだったはずの男。しかしある日、自宅でベッドに入ったはずの彼が目覚めてみると、そこは見知らぬ世界だった。百年にもわたり傭兵稼業を営む氏族の子どもに憑依してしまった彼は、その豊かな魔法の才を活かして錬金術師への
道を歩む。戦い? そんなの俺には無理だ! これはヘタレ男が戦乱渦巻く世界で物づくりをしたり、やがて世界の成り立ちに大きく関わったりする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-01 23:51:56
12668文字
会話率:50%
坂上田村麻呂を輩出した坂上氏は東漢氏の一氏族です。
坂上氏が奈良時代に中央官人として興隆した一因は、平城遷都との関わりではないかと考えてみました。
最終更新:2012-11-14 20:17:51
3318文字
会話率:8%
王家の姫である奈保は志美という青年に会う。
彼は奈保の氏族が滅ぼした古い氏族の最後の王族と呼ばれる青年だった。
婚約者から引き離され奈保は志美に嫁ぐことになるが。
◆更新は不定期ですが宜しくお願いします◆
感想などありましたら宜しくお願
いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-17 22:04:23
6222文字
会話率:36%
源氏は平家と戦って勝利し、鎌倉に幕府を開くことができた。初代将軍源頼朝が亡くなった後、二代目を息子の頼家が継いでいる。しかし頼家の母方の氏族である北条氏の権力欲は、安定したかに見える鎌倉幕府を再び争乱の中にひきずりこむ。・・・最近倒壊した実
朝暗殺の隠れ銀杏の時代の真相にせまって、歌人として歴史的に高名な実朝がどのような人であったのかを描く。また平安期のたそがれに、王朝に打ち勝ってどのようにして武士の時代が成立したのかも表現する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-10 04:55:00
108806文字
会話率:20%