剣と魔法のファンタジー世界で、ジールは王国騎士団の騎士として働いていた。理想の騎士像とはかけ離れた騎士団のやり方に、団を離れる事を考えていたジールだったが、これが最後と決めた任務で密室殺人事件の犯人に仕立てあげられてしまう。自らの冤罪を晴ら
すため、ジールは難解な事件へと挑む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 21:34:31
328245文字
会話率:48%
世界的に有名な本格ミステリー作家・神堂亘(しんどう・わたる)が、
新作の執筆を目前にして突如失踪。
彼の書斎には、7人の弟子に宛てた「未完の遺稿」が一通ずつ残されていた。
やがて、神堂の失踪は殺人事件として捜査され始め、
弟子たちの間に疑
念と憎悪が渦巻き始める。
読者は、7通の遺稿、弟子たちの証言、そして神堂が隠した「最後のページ」を通して、
彼の失踪の真相を追うことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:09:05
28825文字
会話率:21%
10月28日の早朝、ジョギング中の町民によって学園川の浅瀬で一人の女子高生の遺体が発見される。被害者は清水学園3年の生徒会長・森川美月(17歳)。水泳部所属で泳ぎが得意な彼女が、なぜ水深わずか30センチの浅瀬で溺死したのか。警察は事故死と
して処理しようとするが、現場の状況に疑問を抱いた田中誠一郎町長(64歳)が独自の調査に乗り出す。
町長の調査が進むにつれ、美月を取り巻く人間関係の複雑さが明らかになる。3年前に赴任した佐藤校長の教育改革、担任の山田教師の個人的事情、そして生徒たちの隠された感情。さらに、美月が最近頻繁に訪れていた町の図書館で、30年前の新聞記事を熱心に調べていたことが判明する。
町の古老・渡辺老人の証言により、30年前にも学園川で不審な死亡事故があったことが明らかになる。当時高校生だった一人の少年が同じ場所で溺死し、事故として処理されていたのだ。
田中町長は町の水利システムに詳しいダム管理者の井上修と共に、学園川の水位変動記録を詳細に調査する
30年前の事件の真犯人は、自分の過去を隠すために美月を殺害した。表面的には学園改革への反対や人間関係のもつれに見えた事件の裏には、もっと深い闇が潜んでいたのである。
町長は論理的な推理により犯人を特定し、決定的な証拠を掴む。
事件解決後、清水町は静けさを取り戻す。美月の死を無駄にしないため、町民たちは改めて互いの絆を確認し合う。清水学園では新しい生徒会が発足し、美月の意志を継いで学校をより良いものにしようと努力している。
田中町長は清水川の清らかな流れを見つめながら思う。川は常に流れ続け、時には澱みや濁りもあるが、やがて清らかさを取り戻す。人の心も同じだろう。過ちを犯すことはあっても、真実と向き合うことで再び清らかになれるのだと。
美月を偲ぶ記念碑が学園川のほとりに建てられ、そこには彼女が愛した一節が刻まれている。「清き流れは永遠に」と。清水町の人々は、この教訓を胸に新しい歩みを始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 02:35:27
33391文字
会話率:11%
どの世界にも属さない無法の空間に建てられた館。多種多様な異世界の代表が集まるオークション会場があった。そこは自身の世界をアピールすることで、高度文明を果たした上位の世界から、多大な援助を賜る絶好の機会の場となっていた。順に熱弁を振るう中、
突如として、事件発生を叫ぶ声が響き渡る。丁度、壇上に立つ魔族の代表は、嘲笑するように指を差す。「天使様はさぞ頭がいいのだろう?」と。まさに悪魔の囁きに誘われるように、名指しされた白髪の少女は『密室殺害事件』の解明へと乗り出すのだった。
安全が担保されているはずの館で、どうして事件は起こったのか。そして犯人は何者か――。
※この作品はネット小説大賞(ネトコン13)の応募用に書いたものです。今回は読者への挑戦状を載せていませんが、推理可能となっているはずですので、よろしければチャレンジしてみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:00:00
19358文字
会話率:40%
私の所属するアイドルVtuberグループ『ディライブ』は、世間では世界の大手三社Vtuber事務所の一つと言われている。最近では海外にも支店を構え、それぞれの母国語を話すVtuberが現地で人気を博すまでになっていた。それでも最初は小さな
事務所からのスタートで、少数精鋭の一期生からこつこつと耳目を集めていった。悲喜交々ありながらも、スターの道を駆け上がるかの如く絢爛な彼女達の煌めきと、それを応援するファンの熱量は尋常ではなかった。
これはまだ、Vtuberという言葉が一般に定着する前の話。黎明期に活動していた、偉大なる先輩達の悔恨――。
Vtuber事務所を舞台にした「犯人当て」第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 20:30:44
16659文字
会話率:33%
クラス替えで居場所をなくしてしまった少女は、ある日、おかしな夢を見た。自分が幼いアリスとなって不思議の国に迷い込む夢だ。しかしその世界では事件が起きていて、『アリス』と書かれたダイイング・メッセージによって、危うくトランプ兵に連行されかけ
る。難を逃れた彼女は、同じく夢を見ているというスペードの2と共に、事件の謎を解く冒険に旅立つのだった――。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-21 20:00:00
36219文字
会話率:47%
裕福な家庭で起きた殺人事件。
事件は愛と憎悪によって生まれた。
何故探偵は見抜くことができたのか。
誰もがあっという名推理に迫る超短編ミステリー。
最終更新:2025-07-17 20:59:50
2963文字
会話率:20%
甲武信ヶ岳への山行を共にした、高野鮎美、内村理沙、水原悟、井川房恵、飯豊昇、堀井文彦の六人の周辺で次々に起こる事故、事件を五話の短編で連ねた推理小説。
第一話 スパイト
高野鮎美は、高校時代からの親友二人と共に、南アルプスの鳳凰三山の山行を
計画する。その二日目の観音岳の頂上直下で、友人の望月愛と池永由加が転落し、池永由加が死亡してしまう。雨中の転落事故として処理されたものの、疑問を抱いた兄が知り合いの探偵の空木健介に、調査を依頼する。空木の調査によって、由加に何者からかの嫌がらせの手紙が送られていたことが分かる。空木は、高野鮎美が以前の甲武信ヶ岳登山で遭遇した、同様の転落事故を調べると、疑惑が浮かぶ。
第二話 未必の山
武蔵国分寺病院で入院治療中の患者、岩松兼男が点滴投薬中に急変死亡する。病院長の植草は薬の副作用での死亡だとするが、担当医の水原は、検査数値の中のカリウムの異常を知って、理事長の麻倉に内密に調査を進言する。調査は、外科看護師長の内村理沙の紹介で空木に依頼される。
第三話 悪酌
武蔵国分寺病院での患者死亡の被疑薬とされた、制吐剤「セロン」の製薬会社である、オーシャン製薬では、副作用の扱いで緊急情報を出すべきか、役員協議がされる中、機密データを奪われる事件が起こり、データを奪われる失態をした社員の兄から、空木にその調査依頼がされる。その調査の最中、オーシャン製薬社員の死亡事故が起こる。
第四話 白獣
中央線の跨線橋の下で、武蔵国分寺病院の副院長青山が生死不明状態で発見される。武蔵国分寺病院の理事長の麻倉は、病院で続けて起こる事件に、病院内部に問題がないのか、空木に調査を依頼する。調べにより、青山の転落にはある男の欲望と保身が潜んでいた。
第五話 死者のアベンジ
山で転落死したオーシャン製薬の木内範夫の妻、香織は、夫の犯した罪の真相を知りたいと、探偵の空木に調査を依頼する。空木はオーシャンの製薬営業本部長と対決する。その最中、オーシャン製薬から懲戒解雇が通知された桑田は吉祥寺駅で、何者かに突き落とされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 15:20:37
154580文字
会話率:52%
製薬会社を中途退職して探偵業を始めた空木健介は、三ツ峠山に山小屋泊りの登山に行く。そこで、偶然にも製薬会社に勤務する森重裕之と知り合うが、その森重は翌朝頂上から転落してしまう。空木は、救助ヘリで病院へ搬送される森重に付き添い、駆け付けた家族
に森重の前日の様子を伝え、森重が自ら転落した可能性を話す。空木の話を聞いた家族、中でも父の勇作は息子への悔恨の思いから、息子の職場の調査をすることを決心し、探偵でもある空木に調査の協力を依頼する。
森重の同期の二人からの情報、職場である、合併したホープ製薬の職場調査では、上司である下松部長との軋轢、ポストを争う国崎との関係が浮かび、それらが旧会社の太陽薬品の出身者の想いを背負う覚悟でいる森重の心に病を生むことになった要因ではないかとの結論に達する。
空木が国崎に疑念を抱いた頃、森重の父勇作に国崎から、扇山の山頂で会いたいという電話が入る。約束の日時に空木と勇作の二人は、山頂で待つが国崎は現れなかった。二人は、麓の梨の木平の小屋の中で首を吊った姿で死んでいる国崎を発見する。所轄の大月中央署は自殺に見せかけた殺人と断定し捜査が始まる。
国崎は誰に殺されたのか、警察の捜査が進む一方、合併会社の中の軋轢を知らされる空木に、被合併会社の幹部から不正調査の仕事が依頼される。
空木の調査、警察の捜査が進む中で、合併会社の幹部が殺されるという新たな殺人事件が発生する。
空木が調査する不正調査と、二件の殺人事件は関係するのか。そして空木の調査と警察の捜査で浮かび上がってきたのは、合併会社の存続にも影響する大きな不正の存在だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 15:00:37
139288文字
会話率:46%
製薬会社のMRを辞めて、探偵業を始めている空木健介は、四月のある日、後輩と二人で、奥多摩の山の一つ、鷹ノ巣山に小屋泊の山行に出かける。そして、その下山時に、転落死亡事故に遭遇する。単独行の単独事故と思われた事故だったが、警察も疑問を抱くが
、捜査は進まなかった。残された妻は、発見者の空木に、同行者の有無を調べて欲しいと依頼を受ける。
同行者を調査する空木が、転落死亡した横山忠の勤務する製薬会社の内情を調べると、名古屋から東京へ繋がる因縁に行き着く。これが事件に関係しているのか。
警察も横山忠の転落死に疑問を強めた矢先、奥多摩の山、鋸山で他殺死体が死体が発見され、その人物は、横山忠が転落死した同じ日に、同じテント場で宿泊していた人物だった。被害者の人間関係を捜査していく警察と、横山と鷹ノ巣山を同行した人間を調べて行く探偵空木の動線が交差していく。
名古屋からの因縁が、横山の転落死に影響していたのか、調べる中で、製薬会社のハラスメントが浮かび上がる。ハラスメントの元凶に居る幹部に社員がリベンジに立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 14:57:10
115951文字
会話率:37%
側寫術(プロファイリング)を駆使した、継母後宮ミステリー。母である皇后を喪った4歳の蒼海(ツァンハイ)皇女。未来視の異能を持つ皇女は後宮で気味悪がられ、養育者は見つからない。妃嬪の一人である玲華(リンホア)は皇女の継母となることを誓う、皇女
を立派な公主として育てるために。しかし隣国の王太子である玲華の兄が、不穏な動きをする。そんな折、玲華の元にやって来たのは侍女に扮した麗しの青年、凌星(リンシー)だった。凌星は皇子であり、未来を語る蒼海の監視と玲華の兄の様子を探るために、後宮に派遣された。玲華は凌星と共に、兄の陰謀を阻止すべく事件を解決する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 11:46:18
171433文字
会話率:32%
半年前、優秀な探偵として活動していた兄・京介が突然姿を消した。警察は「家出」として処理したが、16歳の高校生・皆瀬ユウナは兄の失踪に疑問を抱いていた。兄が残した謎めいたメモ『もし何かあったら、事務所の金庫を見て』を手がかりに、ユウナは初めて
兄の探偵事務所を訪れる。
そこで彼女が出会ったのは、兄に浮気調査を依頼していた田中恵子だった。兄の失踪で調査が中断されてしまい、困り果てた恵子に頼まれ、ユウナは人生初の探偵業に挑戦する。尾行や聞き込みを通じて事件の真相を突き止めたユウナは、夫の「浮気」が実は会社の不正を告発する正義の行動だったことを発見し、夫婦の絆を深める手助けをする。
内向的で人見知りだったユウナは、事件を通じて人との繋がりの大切さを学び、自分なりの推理スタイルを確立していく。一話完結(または2-3話完結)の日常ミステリーを解決しながら、兄の失踪という大きな謎に少しずつ迫っていく青春成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 08:00:00
36312文字
会話率:60%
ちろらし探偵社の新メンバーによる解決ストーリー。ドタバタ推理コメディ第2幕開始!
最終更新:2025-07-13 01:53:59
15739文字
会話率:64%
心とは何なのか。
一番身近でありながら、一番分からないもの。
ゆえに人はすれ違い、争いや悲劇が起こる。
幼い頃から謎に挑み、解き明かすのが好きな少女、河澄のり子
(かわすみ のりこ)。近所で評判の少女探偵として人気者に
なっていったが、い
つまでも『子供のお遊び』ではいられなかった。
「分かったけど…分からないよ」
中学生になり、のり子は苦悩していた。
事件の謎は解ける、しかし…人の心の謎はいつも解けない。
のり子の能力を高く評価し、協力してくれる今井(いまい)刑事
が語った重い言葉、人の【心の闇】。
今ののり子は幼く純粋ゆえに分からない。その謎の答えを探し
のり子は探偵を続けていく。そして、高校生になったのり子を
待ち受けていたのは、初めて自分の周囲の人達を巻き込んだ大事件。
事件の謎、そして人の心の謎を解き明かすためにのり子は時に苦しみ
時に泣き、時に絶望しながらも立ち上がって進んでいく。これはそんな
のり子の活躍と心の成長を描いたストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 18:37:36
594159文字
会話率:76%
今回、自分の創作活動からネタを持ってきました。
物語を完成させる為、史実を探す系の物語でトンデモ歴史ミステリーです。
『パラサイト』と言う自作の話が出てきますが、、登場人物は架空の人です。
そして、現在の『パラサイト』の内容とはかけ離れてい
ます。愚痴っぽい文章かもしれません
2019年。私は三角関係のもつれから起こった殺人事件のミステリーを考えていた。
完結させる為には、こんにゃくが重要なキーワードになる。
こんにゃく。
史実では鎌倉時代に日本に登場するけれど、それでは遅い。
なんとか飛鳥時代に生息させたい。
史実を探しに図書館に行った私は、奴と再会する。
フリマの隣人 克也に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 21:26:09
388024文字
会話率:15%
警視庁捜査一課の前川和司と春日弘也の刑事2人がエレベーターから降りた先に待っていたのはファンタジーの世界、要するに異世界だった。
異世界の街アカッシスを舞台に戦士・魔法使い・デミヒューマンのみならず、モンスターまでもが巻き起こす様々な殺人事
件・誘拐事件をギルドのクエストという形で請け負い、持ち前の捜査力で次々と解決していくファンタジー系刑事ドラマ。
思いついた時に加筆修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 17:14:48
1749766文字
会話率:64%
推理小説が好きだった早瀬ナオは、
最近発生した坂月琴美の失踪事件に関心を抱き、
彼女の最後の足取りがあったという夜の高校へと足を運ぶ。
自分なりの調査を進めていたナオは、
不気味な音を耳にし、無意識のうちにその音の先へ導かれていく。
そ
して、奇妙な祭壇を目撃し、
背筋が凍るような感覚とともにその場から逃げ出した——
だが、戻ってきた街はどこかおかしい。
見慣れたはずの町並みに、見たことのない妖怪や異種族の姿があった。
混乱の中、ナオは「悪魔が運営する解決屋」の名刺を拾う。
そこで出会ったのは、悪魔の解決師・モドリック。
彼が放った言葉は——
「君は“神隠し”にあったんだよ」
元の世界へ帰るため、
ナオは妖怪や異種族たちの事件に立ち向かう。
——坂月琴美は、今どこにいるのか?
そして、元の世界に戻る術は本当に存在するのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 19:32:03
9987文字
会話率:51%
緑川琉唯はよく通っている大学付属の図書館で、言い寄る女子大学生を追い払ったことがきっかけで、何故か鳴神隼という同性の青年に好意を持たれてしまう。
そんなある日、琉唯は先輩に紹介されたミステリー研究会の部長によってサークル見学を余儀なく
される。勧誘を断るために部室を訪れた琉唯は部長の死体を発見してしまった。警察に容疑者として疑われた琉唯を助けるべく隼は推理する――愛する人を安心させるために。
降りかかる事件から琉唯を守る為に鳴神隼は推理をする。
彼が推理をするのは愛する人のためだけ、なBL×ミステリー。
※レーティング設定は殺人事件が含まれるため、暴力表現のほうでつけさせていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 17:00:00
73699文字
会話率:47%
1950年代、第二次世界大戦で連合国に勝利した大日本帝国では、無差別な虐殺テロ事件が横行していた。
まさに混沌としたこの時代に、とある理由で孤児院で暮らすことになった少年、小谷コウ。
孤児ながら頭がよかったコウは、当時珍しかった低
い身分での高校進学を果たし、寮へと引っ越した。
そんな彼のもとを尋ねてきた1人の少女。
この出会いが、少年少女の人生を大きく狂わせていくことを、まだ彼らは知らない……。
◇◆◇◆
ラブコメ、サスペンス、推理、歴史など、様々な要素が絡みあう、新感覚ラノベ小説!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 07:43:05
7131文字
会話率:50%
彼の名はマックス・ベル、元ニューヨーク市警の刑事で、今は探偵をしている。
彼の名前の意味、ファーストネームのマックスは最高を意味し、ラストネームのベルはハンサムな男と言う意味がある。
これを続けて解釈すると、最高にハンサムな、つまり最
高にカッコいい男になるわけだ。
刑事時代に敏腕刑事としてならしていたが、職場の環境、特に年齢や階級による上下関係に嫌気がさして、探偵として殺人事件の犯人捜しでもやろうと独立したものの依頼される仕事は身元調査や浮気の調査ばかり。
あるときマックス好みのヒスパニック系美女ダイアナに依頼された浮気調査をしていると、浮気相手と一緒にホテルに入った旦那と彼女が何物かに殺害される事件に巻き込まれる。
ホテルを見張っていたときにコートを貸してくれた背の高いリズと名乗る美女。
優秀な事務員レベッカ。
そして或る日、元上司でレベッカの叔父にあたるピーターから、事件を調査するように依頼された。
見事に事件を解決して男を上げたあかつきには、未亡人となったダイアナ、もしくはリズのどちらかにプロポーズするという下心を胸に抱き、久しぶりの事件調査に張り切るマックス。
ダイアナ?
それともリズ?
それとも、ことわざ通り、二兎を追うもの一兎も得ず?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:47:59
38777文字
会話率:13%
霧深いヴィクトリア朝の街角。
洒落者のレオンは、放蕩の噂をまといながらも
冷静な観察眼を隠し持つ青年だ。
親友である伯爵家の跡取りコンラッドは、人の良さで
彼をカバーする親友。
ある夜、二人が通う劇場で歌姫が毒殺される事件が起きる。
光と影
が交錯する楽屋の裏側で、笑顔を浮かべる女優たちの
眼差しには恐怖と野心が潜み、甘い香水の残り香が真実を
覆い隠していく。
殺された歌姫の秘密、舞台に立つ者たちの嫉妬、貴族社会の裏で
うごめく黒い取引
――そのすべてが二人を謎の渦へと引きずり込む。
悲しみに震えるコンラッドの瞳を前に、レオンは友のために、
己のために、冷徹な推理の刃を突き立てることを決意する。
「演技をしているのは誰なんだろうね」と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:40:00
7264文字
会話率:38%
いつもと変わらない日常の中、高校の授業中に窓際の席でボーっと外を眺めていた主人公。しかし、その光景が一変したことで彼の穏やかだったはずの日常は変わっていく。
何故なら、『人が落ちていくのが見えた』から。
しかし彼のその驚き叫んだ声にクラ
スメイト達が急いで窓の下を見るも、遺体は無かった。
疲れてるんだよ、などと声を掛けられた主人公だが、あまりにもリアルな映像に幻とは思えず。
いつもと同じように授業が始まり、静けさに包まれた教室で
『人が・・・落ちていった!!』と叫び声が轟く。
主人公が見えた映像から、僅か10分後のことだった。
それはまさに彼が見たそのままで。
自分がおかしくなったのかとフラフラして帰宅する主人公の前に、ギリシャ神話で有名な『パンドラ』を名乗る少女が現れ、彼に『パンドラの箱』の底に残っていた希望を意味する『エスペランサ』を与えたと言う・・・
それは『10分後に起こる悲劇が垣間見える』というものだった。
主人公は、エスペランサによって次から次へと見せられる悲劇を防ぐため、奔走する・・・
という、普段はラブコメ、事件が起きたらシリアスというお話です。
特に推理物を意識しているわけではなく、トリックとかはほとんど無いです。
あくまでヒューマンドラマと、エスペランサを軸に作成しています。
素人の拙い小説ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:41:50
159732文字
会話率:44%
大后・蘭明蕙(らん めいけい)は、日がな後宮の庭で茶を嗜みながら、心底退屈そうにため息をついた。
「はぁ……。青荷、何か面白い話はないの?」
侍女の柳青荷(りゅう せいか)は、慣れた手つきで茶を注ぎながら答える。
「では、新しい菓子を
お持ちしました。『極上の練り蜜菓』とのことですが……」
「甘いわね。」
「ええ、菓子ですので。」
そんな中、大后・蘭明蕙(らん めいけい)に事件が舞い込み、彼女の暇潰し(推理)が始まる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-01 09:21:27
197384文字
会話率:50%
高級病院のVIP病棟で起こった、ありえない事件。
密室の病室で息を引き取った大物実業家・財前宗一郎。しかし、翌朝――彼の心臓だけが消えていた。
最先端のセキュリティシステムを突破し、誰が、なぜ、心臓を奪ったのか?
病院側は混乱し、警察に知ら
れる前に“ある人物”へと相談する。
その男の名は天城悠人――天才医師にして、常識を超えた謎に挑む男。
医療の知識と鋭い推理力を武器に、事件の真相に迫るが、やがて彼は想像を絶する闇へと踏み込んでいく。
果たして、この“密室の心臓消失事件”の真相とは?
そして、それは単なる事件なのか――それとも、もっと大きな陰謀の始まりなのか?
知的興奮とスリルが交錯する、極上の医療サスペンス!
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-10 14:41:25
52782文字
会話率:36%
足立区にある蔦マンションで住人一家が惨殺される事件が発生した。部屋には金本信吾、その妻、美紀、そして二人の娘の葉月の三人の遺体があった・・・一家惨殺事件を追う名探偵・霜村陽昇。真犯人は誰なのか?長編推理小説・・・ではない長編探偵小説
【登
場人物】
霜村陽昇:名探偵
竹村聡:警視庁捜査一課刑事
吉田健吾:警視庁捜査一課刑事
木村晴彦:西新井署刑事
金本信吾:被害者・金本家主
金本美紀:信吾の妻
金本葉月:信吾の娘
村田勇:「玄武会」の元構成員
松永典久:資産家・元保護司
板倉岐山:陶芸家
板倉松子:岐山の妻
北城千穂:蔦マンションの住人
三田敬一:蔦マンションの住人
【注】この作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:10:00
121738文字
会話率:43%
大分県警捜査一課の嶽昴は父親のため息が原因で、解離性同一障害、俗に言う多重人格の症状を発症した。嶽の場合、人格が入れ替わるのではなく、別人格の広大と会話をすることができた。嶽は相棒の隈井、そして、抜群の推理力を持つ別人格の広大と共に、過疎化
が進む七軒屋という村で起きた連続殺人事件の捜査を行う。
豊後の戦国大名、大友宗麟は、父、義鑑に疎まれ、廃嫡を画策された。だが、宗麟は先手を打って義鑑と異母弟、塩市丸を攻め殺し、大友家を継いだ。これを「二階崩れの変」と言う。塩市丸は宗麟一派に殺害されたが、七軒屋では乱を逃れて山奥に逃げ込み、六人の配下の武将と村を営んだという伝説があった。
もう一度、横溝正史先生の作品が読みたい!そんなインテリオヤジのための本格長編推理小説
【登場人物】
嶽昴~大分県警の捜査一課・刑事
広大~嶽昴の別人格
隈井尚文~大分県警の捜査一課・刑事
入田孝道~「壱の屋」の主
服部順治~「弐の屋」の主
服部由紀~順治の妻
芦刈喜則~「鍛冶屋」の主
首藤招運~「山守診療所」の村医師
黒枝幹江~「桶屋」の主
恵良良二~恵良家の主
恵良多美子~良二の妻
田口公生~「参の屋」の主
加志崎良生・将生~「馬廻」の兄弟
【注】この作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 07:24:35
116590文字
会話率:39%
四方を山と海に囲まれた陸の孤島のような今井町で、神社に供えられた生首が発見された。ニュース番組でコメンテーターを勤める鬼牟田圭亮は番組プロデューサーでイタコの末裔・西脇と共に事件の取材に向かう。圭亮は俯瞰的演繹法と自ら名付けた推理手法を駆使
し、かつて生首村と呼ばれた忌まわしい村の歴史が事件に深く関与していることを見抜く。
もう一度、横溝正史先生の小説が読みたい!そんなインテリオヤジのための本格長編推理小説。
【注】この作品は「カクヨム」でも公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 08:07:51
136898文字
会話率:53%
騎士学校を首席で卒業した少女、ヒメナ。
彼女は騎士として、故郷である城塞都市レルマで働くことが決まっていた。
そんなヒメナは着任前日の夜、獣に襲われたような変死体を街で発見する。
それは、〝人狼事件〟の新たな被害者。
ヒメナは、ギャルのよ
うな風貌をした同期レティシアとともに、この事件の解決に挑むことになる。
はたして、二人は人狼を捕らえることができるのか。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:01:46
95706文字
会話率:41%