幼馴染(女)5人+勇者と魔王討伐の旅をしていた荷物持ちの少年アゼル。
彼は勇者に騙されて信じていた幼馴染たちにも裏切られ、強力な魔物で溢れる危険な森に『追放』とゆう形で置き去りにされてしまう。
絶望するアゼル。
更に追い討ち
を掛けるか如く、魔物達が次々と襲ってくる。
どうにか切り抜きようとするが、如何せん。
『スキル』が何もない上に、レベルも低いアゼルは段々と窮地に追い込まれて行く。
───このまま死ぬのか…。
───死んで、楽になるのか……。
その考えが脳裏に過った瞬間、それを否定・拒絶するかのように、内側から…心の奥底から気持ちが自然と溢れ出てくる。
《生きたい…。復讐とかどうでも良いから、もっともっと生きて──この世界を自由気ままに謳歌したいッ!!》
そう思った時、何処からともなく声が聞こえてくる──。
『制約解除の要請を確認。──受諾。
これより一定の段階を踏まえ、全“アビリティ”及び力と記憶を、本来の所有者である《“エグゼリアス”》様に返還致します。
お帰りなさいませ。この時をずっとお待ちしておりました。
───【全王】さま』
そこからアゼルの自由気ままな“微”スローライフが始まる!
・・・予定かな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 15:40:28
6375文字
会話率:23%
母親との死別により、過酷な人生を歩む事になった女子高生「里桜」は、大学受験を控えた十八歳の少女。
大学へ行くための費用を稼ぐ為にバイトをいくつも掛け持ちし、懸命に生きる為、心はどんどん頑なになり、達観していながらも他人に対しては拒絶す
るようになっていった。
ある日、里桜がバイトから帰った朝、里桜を引き取り育てている叔父に襲われそうになる。
必死に逃げたものの、住む場所もなくこれからの生活をどうしようかと苦悩した矢先、里桜は異世界へとトリップする。
里桜を召喚したのは聖王国アシェントリアの女王エルティナ。
「リオ」という名から少年と間違われた里桜は、エルティナの願いにより、勇者として隣国の魔国ムアンドゥルガの魔王討伐に出かける羽目になる。
魔王を討伐しなければ、自分の世界には帰れない。
無茶苦茶な要望に、満身創痍状態で無理矢理に魔国へと送り込まれる里桜。
ところが魔国は里桜の想像とは違い、街は活気に満ち溢れ、平和で豊かな暮らしを送っており、魔族達は皆優しく美しかった。
頑なに他人を拒絶していた里桜は、魔族達の優しさに触れながら、
『信頼を得る為には、自分が変わるべき』と、考えを改めて、自分を変える為の努力をする。
里桜にとって魔国が居心地の良い場所になる一方、自分の世界から逃げてきたという引け目と、戻りたくない気持ちとで苦悩する。
※ムーンライトノベルズ投稿作品。R18要素が無い為、こちらにも投稿することとしました。
※執筆中作品『氷王子と塩令嬢』の前作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 10:29:42
988320文字
会話率:55%
内閣情報調査室職員の雨木は謎の組織によって拉致され、自国を裏切れと迫られる。
雨木は拒絶するも、薬物を投与され意識を失った。
目が覚めると、そこは見知らぬ街。
20年前に発売されたギャルゲー「上級生」の舞台だった。
そして雨木は気
づく。
自らが盗撮を趣味とするキモオタキャラクター「渡会一樹」となっていたことを──。
※アルファポリスにも併載しています
※某サイト対策ワード「天安門事件」
※某サイト対策ワードその2 著作権者:天満川鈴 元URL:https://ncode.syosetu.com/n1476by/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 21:00:00
733129文字
会話率:35%
エデンズフォーム・ディザスターズ―――プレイヤーの理想が形を成す、至高のデジタルカードゲーム。
かつてプロのエデンズブリンガーを目指した鍵玻璃は、憧れていたアイドルブリンガーの失踪により心を病み、幻覚に苦しむ日々を送っていた。そんな彼女を
、双子の妹・解恵はプロ養成学校"界雷マテリア総合学院"へ半ば強引に入学させる。
姉と共にアイドルブリンガーになるという幼い日の夢を追う解恵と、それを拒絶する鍵玻璃。その狭間で、鍵玻璃の前に現れたのは、彼女を幾度も苦しめてきた謎の存在―――エデンズブリンガーの死神だった。
現実と悪夢の境界で揺れ動く鍵玻璃は、失踪した憧れの人の真実を追い、死神との戦いに身を投じていく。
光と闇が織りなす、新時代の架空カードゲーム小説、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 20:09:48
201879文字
会話率:25%
触れた相手に死をもたらしてしまう体質の令嬢ユリアーネは、ある青年貴族と結婚することに。
ユリアーネは夫を守るため、初夜どころか挙式の際の口づけすら拒絶する。ところが、彼はとんでもない命知らずだった。
「おはようのキスをしてほしいな」
「
手、繋いでもいい?」
当然、ユリアーネは拒否。すると、夫は最終手段として魔法でぬいぐるみの体に憑依した。
「こうすれば、君に触っても問題ないだろう?」
こうして始まったのは、もふもふな結婚生活。繰り広げられる夫からのスキンシップと熱烈なアプローチの数々にユリアーネは翻弄されつつも、次第に彼に惹かれていく。
これは、ぬいぐるみの旦那様と送る、ほのぼの切ない夫婦生活の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 14:24:33
49808文字
会話率:44%
【あらすじ】
その世界には『魔人』と『妖精』と呼ばれる存在がいた。
魔人は、かつて存在した魔の神を復活させるため、妖精が所持しているという『鍵』を欲していた。
だがしかし、魔人が住む魔界と、妖精が住む妖精界の間には、人間が住む人間界が存在
していた。
魔人は妖精界に攻め入るために、人間の世界へと進行し始めた。
それを察知した妖精達はどうにか魔人を食い止めようとするも、魔人の方が妖精よりもはるかに強い。
そのため、妖精達は人間界に住む人間達に協力をもとめたのだ。
魔人や妖精は、魔力というもので構成されている生命体だ。
それゆえに、魔力が拒絶する性質をもつ人間界では、魔人も妖精も弱体化してしまう。
だが、その地に住む人間を介して力を使えば、弱体化することなく、本来の力を行使できるのだ。
妖精達は、魔人に対抗するために、その身を犠牲にして、『花の結晶』と呼ばれる物体を生み出した。
そして、それを人間、その中でも魔力に対する適正の高い少女に渡し、少女達に魔法少女として戦ってもらったのだ。
弱体化していても魔人達は魔法少女達とほぼ互角かそれ以上。
だが、人間の数の方が魔人よりもはるかに多い。
やむを得ず、魔人達は魔界に撤退したが、魔人達は『鍵』の奪還を諦めていなかった。
そのため、魔人達は、自分達よりも弱いが、人間の世界で弱体化しないベスティアという存在を生み出し、人間の世界へ侵攻を再開した。
こうして、魔法少女達は、新たな脅威であるベスティアが現れたことにより、再び戦いを始めたのである。
そして、その戦いは未だ続いている・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 17:25:51
7966文字
会話率:41%
ロゼリアは、美しいイライアスの姿を初めて見た時、不思議な既視感を覚えていた。前世の悲惨な最期を思い出した彼女は、その元凶になった、前世で自分を冷たく棄てた婚約者の生まれ変わりがイライアスだと気付くことになる。
イライアスを拒絶するロゼリアに
対して、彼はなぜか彼女に求婚をしてきた。その裏側には、ロゼリアが知らなかった前世での婚約破棄の理由があるようで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 12:00:00
93651文字
会話率:44%
高校生の原田幸直は、幼い頃兄の高校の学校祭で食べたクレープに魅了され、クレープ道を日々邁進している。
そんなある日、自身の学校祭のクラス模擬店で、アルバイト先の店長・水木が、あの日のクレープを作った〝妖精さん〟だということが判明する。
妖精
さんに無自覚で初恋を抱いていた幸直は、それを無自覚のまま水木を師匠と呼び、弟子になると宣言した。
しかし水木は憎々しげに拒否する。
だが幸直は諦めない。必ず弟子になるという思いを持ちながら、バイトに精を出す。
後日、ある妻子連れの客と水木が気まずい雰囲気になってしまうのを見た幸直。
以前、道路横断の介助をしたことで知り合った水木の祖母に相談してみる。
それをうけてか、祖母は翌朝水木に、幸直が案じていると伝えた。
水木は余計な着回しを、と思いながら、幼い幸直と出会った時のことを思い出す。
落ち込んでいた当時の自分を掬い上げてくれたことには感謝しつつ、それでも他者をどうしても信じられない彼は、翌日幸直と話をすることに決めた。
翌日、バイト終わりの幸直は水木に呼びとめられる。
撒き餌代わりに水木が作ったクレープを食べながら、幸直は水木が他人を拒絶する最たる原因を聞くことになった。
水木は新卒就職先のパティスリーにて、嫉妬に駆られた先輩からの酷いモラハラ、その先輩から脅された後輩からの意図せぬ裏切りに遭った。
それで心が折れ退職し、祖母の元に帰ってきたのだ。
その後輩というのが、先日の親子連れの父親である。
それを聞いて、幸直は初恋をはっきりと自覚した。
幸直は、恋心があることも白状しつつ、それでも弟子になりたい、絶対に裏切らないと告げる。
しかし水木は首を縦に振れなかった。パワハラと裏切りのトラウマは根強い。
どうしても弟子になりたいなら、と彼が出した4つの条件に、幸直は一も二もなく頷いた。
幸直はこの条件を達成する自信があったのだ。
それから数年後。幸直の専門学校卒業式の日に、水木は彼の本気を知らしめられることになるのだった――……。
原田幸直(はらだ ゆきなお)
高校1年生。
幼い頃に食べたクレープが忘れられず、クレープフリークとなった。
父方の遺伝で見た目も体格もゴツい。
水木裕斗(みずき ゆうと)
幸直がアルバイトしているクレープ店の雇われ店長。
過去のトラウマで他人には無愛想になってしまう。
中肉中背。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 19:00:00
64231文字
会話率:30%
リーフェンシュタール伯爵家の令嬢リーヴァは、行き遅れの22歳。6年前の社交界での屈辱的な出来事の所為で領地に引きこもり、領民達と質素に暮らしていた。
そこへ先頃終結した戦争の英雄、騎士のヴィルフレッドがリーフェンシュタール領に療養と称してや
ってくる。この男こそリーヴァが社交嫌いになった原因の男だった。
あからさまに拒絶するリーヴァに対しヴィルフレッドはまるで6年前のことなど忘れたように終始穏やかに接する。そのことが更にリーヴァの怒りに火を着けるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 19:40:59
27759文字
会話率:56%
少女は青年と出会い、ほんとうの『世界』を知る……
不思議な霧に閉ざされた半島にある、とある帝国にて。
ウルリーケは『枯れ谷』と呼ばれる辺境の土地へと向かっていた。
本来嫁入りする筈だった相手の命令により、有難くない二つ名と共に、顔も見た事
もない相手に嫁ぐ為に。
そこに居たのは、移ろうものと彼女を拒絶する美しい男性と不思議な双子の使用人。
それまでの『世界』を失った少女と『世界』を閉ざす青年がであった時。
彼女と彼の『世界』と果ての大地に、彩が蘇る物語が始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 12:00:00
113183文字
会話率:12%
ファーニャとリロイはお互い一目惚れした。ところが再会してファーニャの性格を知ったリロイは騙されたと言い、ファーニャを拒絶する。
ぽやぽやラブコメ目指しました。
貴族とちょっぴり魔法ファンタジーな世界です。
ざまぁなし、聖女なし、転生なし、
転移なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 10:00:00
36536文字
会話率:44%
異世界転移したら魔王様に恋してしまいました〜幼馴染の束縛にうんざりします。私だって自由に恋したい!〜
という以前書いた小説の登場人物の一人白雪君のその後の話です。
前作読まなくても楽しめるように頑張りました。
"白雪 誠&
quot;はある幼馴染の"黒崎 玲奈"と異世界転移を体験する。しかし玲奈は異世界の魔王と恋に堕ち、白雪を拒絶する。白雪は魔王の手で強制的に的の世界に帰還させられた。
しかし元の世界には玲奈の存在が消えていてその位置に白雪の幼馴染を名乗る"黒崎 瑠夏"という少女が現れる。
彼女は白雪を束縛して支配し始める。そう…まるでかつての白雪が玲奈にしていたように折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 22:03:58
7134文字
会話率:39%
気が弱く。痴漢のターゲットにされやすい女子校生が勇気を出して痴漢に物申す!
私は拒絶する
最終更新:2024-06-13 20:01:45
339文字
会話率:38%
貴女は何もわかってない。人がどれくらいの強さと想いをはらんでいるのかも。色は上書きしても大丈夫な意味も……
全部拒絶するくらいなら、全部受け入れてよ。片方が出来るなら、もう片方も出来るよ。意味は全部同じだからさ……なにが違うの?否定するくら
いなら「嫌い」って言ってみなよ。貴女の全力を使ってさ。最後までその言葉を使えなかった貴女の負けなことを早く気づけ………バカ。僕だって僕が幸せにはなれない事くらい知ってる。お互いが幸せになれないって思ってるなら、一緒にいたっていいじゃん。僕が嫌いな部分を貴女が肯定してくれたら、僕も貴女の嫌いな部分くらい肯定するよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 16:39:51
1175文字
会話率:40%
「好きです、付き合ってください」から始まる恋物語。
ある女の子に一目ぼれした男の子は、早朝に愛を叫ぶ。ドン引きされた男の子、だが諦めずに前へ進め!
嫌われる覚悟で想いを伝えるのだ!
これは、彼を取り巻く日常のものがた……。
声が聞こ
えた、歌うような声だ。
救われない声は、彼を拒絶する。青く輝くその力は、彼を求めた。
これは、これは……!
何があっても、どんな壁があっても、『オレの想いが伝わるまで告白してやる。というトピック』である。
◆◇◆◇◆
弟を連れ戻しに異世界まで行ったのに、何故か弟は勇者になっており私は王様にさせられた。というトピック。
https://ncode.syosetu.com/n5350hn/
↑この作品の番外編です。どっちも別々の物語なので、どっちかを読んでないと分からないみたいなことはないはずです。一読していただければ、作者が喜びます、あと世界観とか、キャラとかの理解が深まったりするので、ぜひ、本編もぜひ、一回だけでもいいので、お読みください。よろしくお願いしますっ!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 19:34:28
26949文字
会話率:51%
おさんどん女子高生とひとならざるものの、愛も状況も重めでちょっと切ない異類婚姻譚もどきの現代ファンタジーです。もしよかったらのぞいてやってください。宜しくお願い致します。
高校一年の木ノ下澄雨は、母親と幼い弟の幹也と三人暮らし。
父親を
亡くして三年、フルタイムで働く母親を支え、家事育児の一切を担い逞しく生きていた。
それなのに、年も押し迫った十二月も初めのこと。
澄雨の元に、かつて父親の葬儀に来たという見知らぬ若い男が姿を現す。
目にも鮮やかな深緋色(こきあけいろ)のスーツを身に纏ったその男は、縦に光る不思議な虹彩の挑戦的な眼差しで澄雨を眺めやる。
「あの時の、溢れんばかりだった怒りや悲しみは、まだ君の中に残っているかい?」
男はひとならざるもので、かつて交わした約束通り澄雨を迎えにきたという。
おとぎ話だ、いまさらだと澄雨は拒絶する。
父親を亡くしたばかりの心細げな女子中学生ならいざ知らず、今となっては押しも押されもせぬ、家事育児に忙しい立派なんおさんどん女子高生と化していた。
けれど、慎ましい胸の奥にわだかまる、この黒い泡はなんだろう。
澄雨の迷いを察した男は、
とある選択を持ち掛けてくるのだが。
クリスマスの夜に向かって、事態が急速に収束していく中、
雪はただ、しんしんと降りゆく――。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 11:54:26
42420文字
会話率:39%
【勝手にしろ、と仰ったのは貴方のほうでしたよね?】
子爵家の私は自分よりも身分の高い婚約者に、いつもいいように顎でこき使われていた。ある日、突然婚約者に呼び出されて一方的に婚約破棄を告げられてしまう。二人の婚約は家同士が決めたこと。当然受
け入れられるはずもないので拒絶すると「婚約破棄は絶対する。後のことなどしるものか。お前の方で勝手にしろ」と言い切られてしまう。
いいでしょう……そこまで言うのなら、勝手にさせていただきます。
ただし、後のことはどうなっても知りませんよ?
* 他サイトでも投稿
* あっさり終わります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 22:09:55
9349文字
会話率:57%
子供の頃の「いつか○○と結婚する」といった約束は、得てして守られないものである。大抵の場合、そういうものは幻想であり、いつの間にか別に好きな人ができるというのが普通であるだろう。無論、例外はあるのかもしれないが、少なくともそれが自分に適用さ
れないことだけはわかっている。
引っ越しによって別れる際、俺は幼馴染である由佳とそんな約束をした。
だが、それから彼女とは一言も話していない。連絡先すら知らなかったため、その約束は決して果たすことができない約束になったのだ。
そんな由佳と再会したのは、俺が高校に進学した時だった。
色々とあってかつて暮らした町に帰って来た俺は、入学式で彼女の姿を認識したのだ。
しかし、由佳は俺が知っていた頃とは大きく変わっていた。年月を経て成長することは当然のことではあるのだが、ピンク色の髪や着崩すされた制服は、彼女が俺とは違う世界の住人になったことを表していた。
だから、俺は彼女に近づかなかった。
今更再会して、いいことはない。そう思っていたからである。
それから一年が経った頃、俺は由佳と同じクラスになった。
その際、由佳は驚くべき反応をしてきた。
「ろーくん?」
「……」
「ろーくんだよね?」
そうやって俺との再会を喜ぶ由佳は、昔とちっとも変わっていなかった。
見た目は派手になったが、彼女はあの時の由佳のままだったのである。
だが、俺の方はあの頃とは大きく変わっていた。外見ではなく中身が、すっかりと捻くれてしまったのだ。
こんな俺と仲良くしても、いいことなんてない。
そう思った俺は、由佳を拒絶するのだった。
しかし、由佳はそんな俺に対してぐいぐい迫ってくる。
彼女の中では、俺はあの頃の俺と変わらないらしい。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
※以前短編で投稿した作品の連載版となります。第1話から第9話までは短編版と同じ内容ですので、短編版を読んでくださった方は第9.5話からお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 20:00:00
457062文字
会話率:55%
子供の頃の「いつか○○と結婚する」といった約束は、得てして守られないものである。大抵の場合、そういうものは幻想であり、いつの間にか別に好きな人ができるというのが普通であるだろう。無論、例外はあるのかもしれないが、少なくともそれが自分に適用さ
れないことだけはわかっている。
引っ越しによって別れる際、俺は幼馴染である由佳とそんな約束をした。
だが、それから彼女とは一言も話していない。連絡先すら知らなかったため、その約束は決して果たすことができない約束になったのだ。
そんな由佳と再会したのは、俺が高校に進学した時だった。
色々とあってかつて暮らした町に帰って来た俺は、入学式で彼女の姿を認識したのだ。
しかし、由佳は俺が知っていた頃とは大きく変わっていた。年月を経て成長することは当然のことではあるのだが、ピンク色の髪や着崩すされた制服は、彼女が俺とは違う世界の住人になったことを表していた。
だから、俺は彼女に近づかなかった。
今更再会して、いいことはない。そう思っていたからである。
それから一年が経った頃、俺は由佳と同じクラスになった。
その際、由佳は驚くべき反応をしてきた。
「ろーくん?」
「……」
「ろーくんだよね?」
そうやって俺との再会を喜ぶ由佳は、昔とちっとも変わっていなかった。
見た目は派手になったが、彼女はあの時の由佳のままだったのである。
だが、俺の方はあの頃とは大きく変わっていた。外見ではなく中身が、すっかりと捻くれてしまったのだ。
こんな俺と仲良くしても、いいことなんてない。
そう思った俺は、由佳を拒絶するのだった。
しかし、由佳はそんな俺に対してぐいぐい迫ってくる。
彼女の中では、俺はあの頃の俺と変わらないらしい。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
※途中まで書いた作品の供養です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 20:12:07
26948文字
会話率:50%
高校生になったばかりの白星雪音はいつもと変わらず静かな路地裏を歩いていた。
いつも静かなはずだった路地裏には2人の話し声とヒールの音、BARと占い屋を経営していると言う謎の女性「スピカ」に声を掛けられた雪音。
星の導きで雪音のことを占いたい
と言うが、
「星の導き」に深いトラウマを抱えている雪音は拒絶する。
「貴方は絶対に私の店に来る、星の導きは裏切らないわ」
12星座と過去のトラウマが導く雪音の運命は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 20:51:27
1142文字
会話率:62%
リナは実家で家を不幸に貶めた元凶とした厄介者扱いされ、母親の手によって侯爵家に売られた。彼女はそんな自分を妻として受け入れてくれた旦那様を支えることを誓い、彼に「美しい」と褒められる日々に幸せを感じていた。しかし、それは所詮、仮初めの幻想で
しかなかったことに彼女は気がついてしまう。
それは国随一誇り高き身分の王太子殿下が侯爵邸にご滞在されることが決まったときだった。夫の企みに気がついたものの、リナはそれを拒絶することもできず夫の思惑通りに事を運んでしまう。
その末で、彼女は思い知る。自分は決して、幸せにはなれないのだと。
家族にも夫にも、決して愛されることはないのだと。
──────────
バットエンドです。
色々ぼかしたので分かりづらいところもあるかもしれませんが、書いてるのが辛くなったのでお許しください。
いや、読む方によっては読了後に主人公の幸せな未来を夢見てもらって構いません。独自解釈結構!
(人任せですみません。バットエンド書くの色々な意味で怖いから)
R15で合ってるのかはわかりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 18:00:00
6642文字
会話率:23%