御伽話は、続いていた。
最終更新:2024-03-30 23:48:12
1973文字
会話率:21%
とある人口過疎地のとある町。
どんな田舎にも必ずあるもの。それが消防署。
そんな消防署で
日々無気力に働く男、消防士 最上ヒロ。
彼を含め、その消防署で働く人々は、ただひたすらに時間を持て余していた。
…田舎の消防署は暇だ。
最
上は真面目で正義感の強い男。であった。
だが、次第と堕落しただ日々をこなすだけの怠惰と化した。
そんな彼の前に現れたのは、彼らの世界では存在しない、御伽話のような存在。
彼を含め、消防署で働く消防士たちはこの出会いをきっかけに現実とはかけ離れた異世界へと転送され、翻弄される。
果たして、怠惰と化した消防士の運命やいかに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 13:16:58
797文字
会話率:0%
シンデレラ 赤ずきん 白雪姫……
誰もが聞いたことのある 誰もが知っている物語。
物語の数だけ世界は存在し、全ての生き物は
世界に与えられた役割を演じて生きている。
これはそんな世界の中で役割を与えられなかった者の物語。
(この作品は「カ
クヨム」にも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 20:08:22
445048文字
会話率:50%
「『”記憶”を忘れ”約束”を覚えておく』か、『”約束”を忘れ”記憶”を覚えておく』か。何方か選べ」
彼はしゃがれた声で僕にそう告げた。究極すぎた。そんな選択選べるわけがない。
「これはお前の運命だ」
動揺する僕を放って、また告げた。
「運命
からは逃れられない。運命はお前が生まれた時から既に決まっている」
そんなの……言われなくても知っている。お前に言われなくたって僕は知っている!そう、言いたかった。
「さあ、選べ。お前はどうする」
***
親の都合で振り回される子供の気持ちを考えてほしい。私はいつもそんなことしか考えてなかった。
別に親は嫌いじゃないし、寧ろ好きだけれども文句くらい言わせてほしい。だから今回も唐突に言い出した父親に対して深いため息しか出なかった。
大学三年生の夏、父は私にここから一時間ぐらいする小さな町へ行ってほしいと言ってきた。確か名前は”戸柳市”
目的なんか知らん。
知りたくもない。
「旅行だと思ってさ。な?」
ふざけんなと言い返したかったが、父は忙しい上に悪い人ではない。
縋る様な顔で父親にお願いされた断りようがない。私は帰ってきたら私の願いを一つ聞くことを条件として新幹線に乗り込んだ。
私、有栖川幸は弟を連れて、重たい足取りで戸柳市へ向かった。
二つの物語が交差する時、運命の歯車は動き出す。
一度止まっていた時間が、重たい音を立ててゆっくりと進み出すーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 10:02:50
4086文字
会話率:33%
舞台は秋津基地との戦闘後、翌日に遡る。
協会の屋上で朝日を眺める望海達とは裏腹に節子は執事を連れ、地下に存在する“下町”へと足を伸ばしていた。
九つの迷宮にはある“怪物”が眠っているという御伽話が真実だった事に驚く節子。彼女は再び運び屋の協
力を仰ぐ。
全19話+元ネタ解説で投稿終了です。
本編は一日1話毎日投稿、解説は最終回と共に同時投稿させて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 00:02:14
55241文字
会話率:46%
人里離れた雪山の奥の奥。到底人が住むことのできない場所に、氷に包まれた大きな城があった。時を刻む世界の中で、その城だけが止まっていた。そこは伝説の場所。かつて世界中の人々に愛された二人の、今なお世界中の子供達に語り継がれる御伽話の舞台。そ
こは、勇者と魔王の恋棺と呼ばれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-07 04:51:33
2586文字
会話率:61%
むかしむかし、村にお爺さんとお婆さんが住んでいました。
お爺さんは山へ柴刈りに行き、お婆さんは川で洗濯をしていました。
川でお婆さんが洗濯をしていると籠が流れて来ました。
最終更新:2023-05-27 13:51:30
25982文字
会話率:44%
——湖畔に立つ古い屋敷に、妖精姫と名乗る少女が住んでいる。
翅を用意すると彼女に話を持ちかければ少なくない宝石も手に入る。
そう聞いた詐欺師のルイスは屋敷を訪ね、少女ユーウェルから“妖精の翅をあつらえる”契約を取り付ける。
前金と言い宝石
を騙し取った後、普段通りに過ごしていたルイスは、いつの頃からかひどい頭痛に悩まされるようになった。
日に日に悪化する症状の原因がユーウェルと交わした契約にあるのではと勘づいたルイスは、再び屋敷を訪れ、そこで少女が本当に妖精姫であると知る。
契約通りに妖精の翅を見つけてこなければ記憶喪失になるとユーウェルに脅されたルイスは、妖精の翅探しに奮闘するはめになる。
「期待しているよ。私に似合いの特別な翅を」
妖精姫の少女に振り回される詐欺師の青年のファンタジー。
****
こちらは、那月結音さん主催のWebアンソロジー「空の鱗と海の翼」に参加させていただいた作品となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 14:14:07
21192文字
会話率:39%
大事な首飾りを奪われ、侍女として領主のもとで働いていたフィシュアが砂漠で出会ったのは少年のテトとジン(魔人)のシェラートという奇妙な組み合わせの二人組だった。
彼らを助けたフィシュアにジン(魔人)は一つ願いを叶えてくれると言う。しかし彼女が
願ったのは何とも意外なものだった。
母を救うためにジン(魔人)シェラートと契約したテトと、彼らと旅することに決めたフィシュアの、それぞれの願いを果たすまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 22:00:38
437562文字
会話率:42%
イーデルト・クローデリア。
それは神子の目を持つ異形の娘に与えられた名前。
目が覚めると待っていたのは、とこしえの夜だった。
これは、忌み嫌われ愛される娘と、夜の現身の邂逅の一幕。
※自サイトからの転載です。
最終更新:2022-09-13 21:34:07
21184文字
会話率:42%
子沢山なサクティマラタック王国の王家には、第一王子と第一王女以外の王子や王女は、十八歳になる年に他国の人間と結婚し、国外へ出なければならないというきまりがあった。
今年十八歳になる第二十六王女シシルスランガも、隣国チューロデーサ王国の第
二十八王子の元へ嫁ぐことになるが――。
生真面目で一途な王女が、国家の事情や不思議な運命に翻弄されながらも、自分の思いを貫いて幸せを手にするお話。
※ほんわかしたおとぎ話風の物語です。四万字ほどで完結する中編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 21:12:20
66986文字
会話率:30%
とある老人がいつも話していた御伽話。ある男が人魚を喰った話であった。悠久の時を過ごした男の物語
最終更新:2023-04-19 23:21:53
1000文字
会話率:0%
フェアリーテイルはいつもあなたのそばに
最終更新:2023-04-15 06:27:49
263文字
会話率:0%
かつて神より与えられ、古き時代を滅ぼした原因とされる「三霊」たちの存在が既に御伽話の存在となった時代、人々は精霊オブリヴィオンを身に宿し、共に歴史を築いていた。
ウェインラッド大陸の内陸にある小国、ケイロス王国にて騎士を務める青年セシル
・ヴァーンハイトは、自身が握り続けていた剣の理由に大人へとなるにつれ疑問を持ち始めていた。思い巡らす中、とある任務で起きた出来事から自身の戦う理由を見失ったセシルは異質な空間で一人の少女と出会うこととなる。そして少女の秘密を知ったとき、彼らの出会いは国を、そして大陸全ての運命を大きく左右することとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 15:33:22
148188文字
会話率:51%
愛されたぬいぐるみに命が宿る、なんて御伽話を信じていたかつての少女に訪れたミラクル。
最終更新:2023-01-11 02:21:44
1021文字
会話率:47%
容姿に自信がないエレミアはある夜、御伽話の魔女が薬局に偶然招かれることから始まる物語
最終更新:2022-12-23 22:50:30
8153文字
会話率:54%
真白の雪。それを名に冠したお姫様がおりました。お姫様の瞳には、いつも夢心地の景色が映し出されておりました。
これは、ありえたかもしれない歪で美しいお姫様のお話。仄暗い御伽話の中に、貴方は何を見出しますか?
《注意》
このお話は、童話「
白雪姫」を題材にしています。
しかしながら、内容はとてもとても。子供に読み聞かせることができるような内容ではございません。童話と呼ぶにはあまりにもおぞましいのです。
報われない。救われない。ただ一人の為だけのハッピーエンド。それを許せるお方のみ、この世界の行く末を見守っていただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 16:24:17
30448文字
会話率:59%
人々は生まれた瞬間、何処からともなく本が与えられる。
それは真っ白な何も書かれていない本。
その本はダンジョンを攻略することで字が書きこまれ黒くなっていく。
誰が初めてダンジョンを攻略したのかそれは誰にもわからない。
そして初級魔法がダン
ジョンを攻略せずとも手に入れることができるようになり、
日常に魔法が溢れ、人々には欠かせないものとなっていた。
そんな中とある話が世界中に広がる。
ある男が5つのダンジョンを攻略し、夢を叶えたという。その男は言った。
“5つの特別なダンジョンを攻略すれば、夢を叶えることができる”と。
その後、男を目にしたものおらず、どんな魔法を手に入れたのかは分からず仕舞いだった。
噂ではお金を無限に手に入れられる魔法を手に入れ、悠々自適の生活を送っているという。
人々は夢を追い求め、ダンジョン攻略を目指した。来る日も来る日も。
ただ、5つのダンジョンを攻略する者はその男以降現れることはなかった。
ダンジョン攻略は困難を極めた。腕に自信があった者はダンジョンに挑み、自身をなくし帰ってくる。
それはまだいい方でダンジョンに向かったきり帰ってこない者さえ現れた。
ダンジョンに挑む者が減っていき、あの男は”ほら吹き”だというのが定説になっていく。
そして時が経ち、男の話は御伽話になり、それらのダンジョンを知る者はいなくなっていた。
それでも、挑もうとする者が存在していた。
少年は、絶対に叶えたい夢があった。
そのために少年は努力し、困難に立ち向かう。
少年は御伽話を信じて、ダンジョン攻略を目指す。
誰に馬鹿にされようが、少年は突き進む。
5つのダンジョンを攻略し、夢を叶えることができるのか。
究極の魔法を追い求める執筆魔法冒険譚、ここに起稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 19:00:00
129266文字
会話率:59%
そこに居るのは誰なのか。
目を凝らしても顔が分からない、手を伸ばそうとすると掻き消える。逢魔が時とはそういう時間のことを言う。
現代、ひっそりと、だが確かに〈黄昏〉という組織は存在する。そこに存在するのは、今を駆ける死に損ない達。
ある者
は死に場所を求めて、ある者はただ生を謳歌するべく、ただそこに生きている。
とある三人の少年少女達はそんな組織に所属していた。
逢魔が時に蝶が舞えば、そこはもう彼らの世界。
月を見上げて、空に乞い、星を恨んでも逃げられない。地平線に消えゆく太陽を追いかけたって、何も変わらない。
暁闇の訪れを待つ時間なんてない。
これはひとつのお伽話。
黄昏時に生きる死に損ないの物語だ。
※『セシャトのWeb小説文庫』(https://ncode.syosetu.com/n0469em/)の8月紹介作品でした。そちらも合わせて見て頂けるとより楽しんで貰えます。
※沢山レビューや感想を頂いております。ぜひご覧下さい。
■改稿状況◆
全部分改稿完了(2020.9.25)
※閑話は改稿していません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 21:21:04
362940文字
会話率:40%
「僕たちは御伽話の続きを生きてる」
高位貴族の三男坊で、温厚かつ寡黙な性分のマクシミリアン・ライン。
彼の家に仕える騎士の娘で自身も剣技に優れているハリエット・ウェルテ。
エキセントリックシャイボーイと騎士道系女子な二人はお互い不器用に片
想い。周りの皆は応援するけどじれったい。
色とりどりの事件に巻き込まれる中で、彼らは様々な関係のカタチを学びながら、少しづつ自分の抱える感情の名前を探す。
騎士見習いたちが触れる、恋情、友情、貴族事情、それから時々非日常。そして遠回りな二人の愛の結末は。
両片想い主人公たちを見守りつつ、それぞれの友人たちも自分の恋愛を進展させる……感じのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 13:44:38
103900文字
会話率:46%
血鬼。それはある場所に伝わる御伽話みたいな都市伝説。鬼のような怪物が突然やってきて、血を拾い歩き、その鬼は心が満たされるまで血を集める。そして、足りないときは人さえも襲うらしい...そんな場所に住んでいる二人、美濃川結芽と小野川雪奈はめでた
く高校進学を果たした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 18:29:54
5232文字
会話率:70%
胸糞鬱展開になります。
かなり短いです。
R15は念の為です。
ここは精霊と共に発展した世界。
御伽話の一説に『精霊の愛し子を害すると国が亡びる』とあり、これが現実となった。
目覚めたら、全てが終わっていた。
精霊の愛しい子であるアー
マイゼに転生し、記憶を取り戻した菊理が抱いた感想はそれだった。
滅びに向かう国。大罪人として裁かれた家族。
傍らに現れた精霊の王は手を差し出す。人の世界から去るべきだと。
本当に、どうするのが良いんだろうね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 01:38:43
6115文字
会話率:16%