「キョウ、貴方をこのパーティーから追放するわ」
幼馴染で勇者のスミレから突如として追放を言い渡された俺。
だがその追放は、俺を思っての通告であった。
俺はそのスミレの言葉に従い、特訓を開始した。そして分かる仲間の偉大さ。
俺は、皆に受け入れ
られるサポーターとして、再び仲間になれるだろうか?
※本作品は、先ほど上げた
「魔王討伐パーティーの勇者、有能なサポーターを追放する~戻って来いと言いたいけどもう遅い。何者かに魔王を討伐され戻って来いと言う大義名分がなくなったので、彼から戻りたいと言わせたい~」
の対になるストーリーとなっておりますが、単独でも完結するようにしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 13:23:37
5318文字
会話率:39%
「キョウ、貴方をこのパーティーから追放するわ」
魔王討伐の勇者パーティーから追放された後衛職。
だがその追放は、前衛職に甘えて働かなくなった彼を思っての追放だった。
追放された彼もその追放を受け入れ、武者修行を始めた。
そして1か月、勇者は
追放者を呼び戻し、魔王討伐を再開しようとした矢先、一報が入る。
魔王が討伐された、と。
彼を呼び戻したい、だが、魔王が居なくなった今、魔王を討伐するために修行をしていた彼を呼び戻す理由が無い。
どうしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 08:00:00
5275文字
会話率:48%
女の子は屋上から落ちて、死んでしまった――
主人公『弐々村朝灯』はクラスメイトの『明星ひなた』との会話中、不幸な偶然が重なり、屋上から落ちそうになってしまう。
ひなたは朝灯をかばい、代わりに屋上から落下。
ひなたはその命を落としてしまう。
最悪の事態に絶望する朝灯の前に『玉藻式姫』という学生死霊術師が現れる。
式姫は死霊術でひなたを生き返らせる事に成功し、朝灯は安堵する。
しかし『生き返り』には代償があった。ひなたは人間が生きていくのに必要な精神力を自分一人では生み出せなくなっていたのだ。
『死』に抗う為に一番適切な感情はとは何か――それは生、つまり性、つまり繁殖……とどのつまり『エロ』。
朝灯は命の恩人であるひなたに対し、ありったけの『エロ』をぶつける大義名分を得る事となる!
朝灯には朝灯に心酔している双子の妹(?)『弐々村一夜』がいて、ひなたと朝灯の関係を怪しみ、嫉妬の炎を燃え上がらせる。
数々の困難を乗り越え、はたし朝灯とひなたは放課後に『エッチなこと』を繰り返し、ひなたを完全に生き返らせる事が出来るのか――!?
有無を言わせぬ大義名分を手に入れた男の子が、ちょっと大人しめの女の子にエッチな事をしちゃうラブコメディ『ラブコメするのは死んでから!』
是非ご一読ください!
※この作品は小説投稿サイト『ノベルアップ+』様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-18 20:00:00
78478文字
会話率:59%
大学1年目の春、散歩中の僕は自販機の横で座り込む女を見つけた。しかしどうもこの女、ドブ臭いしガリガリだしで怪しさ満点だ。
そんな怪しい女のかくかくしかじかな事情を聞いた僕は、彼女を保護という大義名分を掲げて家にお持ち帰りすることにした。
こうして僕たちの同居生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 00:00:00
74312文字
会話率:54%
世界を救ったり大多数の人を助けたりとゆう大義名分を自ら捨てた男の物語です。
正義に憧れ不条理な社会に嫌悪した主人公は神の洗脳を打ち破り偽善的な正義に染まっていく。
一人の少女を優先した男の破滅的な人生録です、どうかお楽しみください。
最終更新:2020-06-14 14:24:29
3240文字
会話率:54%
七瀬マホロ、中学二年生。
その正体は人類のための神を望む「カガセオ機関」に所属し、夜ごとに世界を救う「魔法少女」。
ただし世界を救う神秘の力は代償性。贄はいずれ未来を輝かせる「可能性」に満ちた誰かの生命。
その「誰か」をマホロは知らない。機
関の本当の目的だって知らない。
自分が何のために「化物」を討つのかも、毎夜現れる化物の正体も。
そんな「知らない」だらけのマホロの毎日は、「過去からの強襲者」によって崩壊し始める。
誰を信じる? 何を頼る? どんな明日を望む?
明かされるべきは――。
この魔法少女物語は、思うより、「終わり」に近い。
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全30話前後を予定しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 19:00:00
108491文字
会話率:43%
学園ラブコメ『拝啓。フラグが立ちません!』のヒロイン鶴海十江(つるみともえ)と、その鶴海に毎度振り回される友人の新槙英子(あらまきえいこ)と米原琴奈(まいはらことな)が繰り広げる、ちょっと変わった笑えて泣ける(?)冒険コメディ!
【第一
章あらすじ】ゴールデンウィークのある日、鶴海は突然一九四五年のドイツへ赴く事を決意する。
持前のずば抜けた頭脳でたった数日の内に完成させたタイムマシンでいざタイムワープ!
しかし、手違いのせいで内乱が起き、廃墟と化していた新年のワルシャワに到着してしまう。
極寒、更には拉致と鶴海一行は命の危機に直面するが、そんなピンチに若くして出世街道を駆け上がるエリート将校ヨナス・ワグナーと出会い、保護という大義名分の下、ワグナーと共に前線で指揮を執る事になった。
しかし、この年一九四五年ともなるとドイツ軍は壊滅状態で、師団も地図上にしか存在しなかった。しかも東からは何倍もの兵力差をもってしてソ連軍が無慈悲に迫ってきている。
こんな絶望的な状況下、鶴海一行はどうこの危機を乗り越えるのだろうか?
【第A章(番外編)あらすじ】第一章開幕の前年の冬休み、鶴海は初めてコミックマーケットの存在を知る。
米原にどんな所か尋ねた所、「まずは一作品見てみよう」という結論になり、朝から夕方にかけてぶっ通しで視聴する。
すると、何という事でしょう。アニメなどこれっぽっちも興味が無かった鶴海が米原のチョイスした作品でボロ無きしてるではありませんか!
そう言う訳で鶴海は東京行きを決意する。しかし、コミケは翌日から開幕だししかもアニメジャンルはその初日に集中するとの事。
新槙は現在時間的にも間に合わないと直感し、反対したがここで何と米原が米原が「リベンジしたい」と鶴海に便乗する形で東京行きに賛成してしまう。
完全にスイッチが入ってしまった二人手段など無く、新槙もこれを認め共に参加する事になった。
そうして鶴海達のちょっとおかしな年末東京遠征が始まろうとしていた……!
(『拝啓。フラグが立ちません!』のリンク→https://ncode.syosetu.com/n9729fz/)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 00:19:03
44998文字
会話率:57%
公爵令嬢アクアオーラ・アンクラックスは、婚約者に蔑ろにされている令嬢たちをまとめて組織を作っていた。その中でも一番多いのは、一人の男爵令嬢に婚約者を奪われてしまった令嬢で、斯く言う彼女もその一人だった。
男爵令嬢への心酔具合を見て「このまま
ではいずれ捨てられる」と考えた彼女たちは、捨てられても良いように計画を立て始める。
その計画が粗方完成した頃、間近に迫った建国記念祭に向けて、婚約者たちも動き始めていた。
令嬢たちは、国の為という大義名分のもとに、婚約者たちへの復讐を開始する。
○R15、残酷な描写は念のためです。
○宝石を軸に考えた見切り発車な小説です。
○不定期更新です。
○誤字脱字等あった場合はご指摘ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 19:00:00
33202文字
会話率:51%
『現在一組目カップルの馴れ初めを更新中!』
【注意】
糖分過多です。
さらにこれからどんどん甘くなります。
口から砂糖を吐き出さないようにお気をつけ下さい。
〜これはバカップルが世界を救うと物語である〜
恋は盲目。
世界
の滅亡よりもパートナーの機嫌が気になる彼等。
「魔王?それよりもこれじゃデートできないじゃん!魔王死すべし!」
純愛あり!
禁断の愛あり!
三角関係あり!
修羅場あり!
ハーレムあり!
「魔王を倒す」という大義名分のもと、各地でいちゃいちゃするカップル達をお楽しみ下さい。
ぜひ苦めのブラックコーヒーを準備の上、お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 11:07:50
25067文字
会話率:34%
力持つものしか扱うことが出来ないマナエネルギーが内包された物質ミスリル
だが、このミスリルという物質の存在を知るものは少ない
人の手によって作り出すことはおろか加工することも出来ないこのミスリル
大義名分のために正義を掲げる権力者、だが影で
はこのミスリルをめぐって大きな戦争が何度も起こっている世界ガルアディア
魔法も存在するこの世界に異世界から勇者が召喚されたという噂が流れる
勇者召喚成功の噂は瞬く間に国中に広がり戦時中だというのに国民の顔は明るかった
伝説の錬金術師が唯一加工に成功したミスリル製の武具は成長する言われている。
そのミスリルを使用した武具を扱うことのできる選ばれし者を権力者たちを勇者と呼ぶ
剣、槍、弓、盾に選ばれし4人の勇者に一目でいいから会いたい大勢の人が望んていた
民衆は権力者が勇者と呼ぶものを勇者と呼ぶのだが、今回の勇者召喚で本当の意味では5人の勇者が誕生していることはごく一部の関係者しか知りえなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-04 14:16:09
71644文字
会話率:62%
物語の主人公『エル』は能力者だ。
その能力は【成長する者(ビルド・アップ)】。そんな能力を持つエルがクエストという大義名分のもと色々な国を冒険する物語。
特に大きな目的はない。ただ目標ならある。それは「自由」でいること。それは簡単にみえて
とても難しい。
そんな彼を待ち受けるものは一体何なのだろうか。
出来るだけ色んな要素を取り込みたいと思ってはいるけど、ハーレム作品だけにはしたくないのでハーレムが好きな方はごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-30 19:17:03
79109文字
会話率:46%
※2019年7月現在でも更新中
1965年、世界は国連加盟国を中心とした連合国軍と南半球連合加盟国を中心とした南連軍の間で勃発した第三次世界大戦によって、再び混迷の時代へと突入していた。
「両親の仇を討ちたい」
日本の士官学
校を卒業した蒼凪優希(あおなぎ ゆき)は、その願いを胸に、単身で欧州の戦線へと向かう事となる。
女性の新兵ばかりで形成された部隊、『新兵女隊(チーム・シンデレラ)』に所属しながら、彼女は大戦の実情を垣間見た。
生きて帰ってくる保障の無い戦場に出向く日々。
安息の地とは言いがたい自分達の部隊。
腐敗と堕落、私利私欲に満ちた機関。
現状を知るまで大義名分を掲げる国連に賛同していた彼女の瞳には、実際どちらも変わりないような形で映っていた。
そんな大戦下でも懸命に生きようとする人などと邂逅し、彼女は苦悩し、葛藤や疑念を抱く。
自分はなんのために銃を手に取るのか?
自分が賛同する機関は正しいのか?
自分が守ろうとしている正義は、果たして本当に正しいのか?
兵士として生き、また1人の人間として生きる彼女の姿を描く。
この世界に英雄はいない。
いるとすればそれは、悪魔の顔をも併せ持つ天使である。
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タイトルはかな発音で『イーチホープ』と読みます。
※更新は基本的に最新話の終わりを伸ばしていく形で更新しております。更新情報は活動報告や各話の更新日にて。
一話がそこそこ長めなのでご注意
※pixiv、カクヨムにも転載しています。
作品URL⇒
pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9485710
カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054890374511折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-23 22:16:12
84279文字
会話率:19%
中国によりすっぽんぽん菌(仮名)がばら撒かれた日本は混乱の極みにあった。感染者は極度の恥ずかしさから、それを他人に強要しようと襲う。この混乱に乗じて中国は救済という大義名分を振りかざし、日本侵攻を難なく進めていた。
一人の女が現れるまでは
……
Twitterでのアホな呟きから産まれた全裸コメディここに降臨!
R18版はこちら
https://novel18.syosetu.com/n0885fq/
いつもはこんなの書いてます
https://novel18.syosetu.com/n5876fa/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-16 23:05:35
10783文字
会話率:27%
無敵お姉ちゃんの幽霊と一緒に、弱小ジョブで目指せ! ハードモード異世界攻略! 初見殺しもなんのその、強敵相手も未来視チートなお姉ちゃん憑依で鎧・袖・一・触! 悪・即・斬!
これは……異世界で、全然使えない支援特化の勇者として召喚されたはず
の巨乳ロリっ子が、ジャングルの奥地に引きこもってるうちに、難攻不落の魔王城とか作り上げちゃったり、
剣王と呼ばれた最強の先代勇者、お姉ちゃんの幽霊を憑依させることで規格外の力を発揮して、強敵、難敵、鎧袖一触、無双しまくりとか、そんな感じで、
大義名分とか、正義とか何それ知らねとか、そんなノリのなりゆきまかせで、異世界各地で、暴れまわってるうちに、彼女はやがて魔王だの、ラスボスだの呼ばれるようになる……。
……そう言う物語なのである。
※この作品は、赤川次郎氏原作「ふたり」のオマージュ作品……のつもりでしたが。
なんだかもう、原型とどめてません。(笑)
幽霊になった完璧超人お姉ちゃんと、微妙な妹の成長物語って所は同じと言えますが、
そこだけ一緒で、ファンタジー世界を舞台として、MITT流で作品化したものが、この有様だよっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-13 10:15:36
343377文字
会話率:21%
俺さま、頼朝さま。
かの有名な鎌倉幕府初代将軍だ。
だがしかし、俺の身体は女。心は男。
千年近くの眠りから何の因果か現世に戻された。
……いや、目的はわかっている。神宝だ。
失われし神宝を探し出すことが、今回の俺に与えられたミッション。
あともう一つ。
俺は前世、政子との約束を破った。
その修復が、今回の俺的ミッション。
義経、義仲、清盛、その他諸々引き連れてのお宝探しが始まる。
物語の最後には無事に成仏……いや、成就する、といいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 07:42:27
47233文字
会話率:25%
あの「勘違いの騎士と賢い従者」が、恥ずかしながら帰ってまいりました。
お気に入りのなろう作家を紹介する、という大義名分で、ただ漫才してるだけのセリフ小説です。
今回も身内ネタのオンパレードですので、ご注意くださいませ。
最終更新:2019-01-16 08:00:00
972文字
会話率:100%
お気に入りのなろう作家を紹介する、という大義名分で、ただ漫才してるだけのセリフ小説。
※『勘違いの騎士と賢い従者』および『同Ⅱ』『同Ⅲ』『同Ⅳ』の続編です。
最終更新:2018-04-25 15:00:00
1476文字
会話率:100%
お気に入りのなろう作家を紹介する、という大義名分で、ただ漫才してるだけのセリフ小説。
※『勘違いの騎士と賢い従者』および『同Ⅱ』『同Ⅲ』の続編です。
最終更新:2018-03-15 13:00:00
956文字
会話率:100%
僕の名前は華月綾音。
異世界旅行中の精霊だ。
旅行中の僕は非凡人の巣窟な手芸部のメンバーと穏やか(?)な日常を過ごしていた。
ところがある日、異世界(僕が居た世界)に勇者として召喚されてしまったんだ!
しかも召喚された国は僕の情報が古くなけ
れば、邪神教徒を倒すという大義名分を掲げながら他国に利益目的で侵略する国だった。更には召喚したのが僕の親友の魔王君を討伐する為だという。
クラスの人気者でまとめ役の匂坂侑斗は詳細を聞かずに承諾して神霊の誓い(絶対に破れない契約、破ると死ぬ)もするし!
ダメだ、コイツらとは一緒に居たくねぇ!!
そう思った僕は勇者の件を断って旅に出た。
そうは言ってもやる事は無いし、暫くは勇者達の動向でも見守っていようと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 20:46:38
2395文字
会話率:47%
一世一代の大仕事を控えた同僚の田中俊樹を激励するという大義名分をもとに、呼び出しをくらった僕は、飲み屋街を連れまわされる。
最後に訪れた怪しいスナックで、黒髪の美しい女性に占ってもらうのだが、そこから二人の運命の歯車が狂っていく。
最終更新:2018-06-19 01:18:08
5814文字
会話率:21%
現代社会に生き、喧嘩に明け暮れていた少女、真希波。
壮絶な喧嘩の果て、天に召された彼女はまだまだ喧嘩がしたかった!!
輪廻転生を司る女神が見守るエルフの少年の危機を救うべく、真希波は【機械仕掛の神】(デウス・エクス・マキナ)として、エルフ
の少年リカルドの特殊能力(アビリティ)となる!
全ては大義名分の元、喧嘩をする為に!
ファンタジー世界で血湧き肉躍る喧嘩をする為に!
気弱で落ちこぼれなエルフの少年リカルドと彼の特殊能力(アビリティ)【機械仕掛の神】(デウス・エクス・マキナ)となったマキナの奇妙で痛快なファンタジーロボットアクション、開幕!?
2016/02/13 10,000PV突破!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 20:24:37
172737文字
会話率:27%
その命を救いたいのならば、二人の人間の命を捧げろ。
妹を救う為に悪魔を召喚し契約を交わした少年、二神優一。しかし妹を救うために悪魔が要求した代償は、二人の人間の命だった。更にその代償を払わすべくどんな人間でも殺害できる力を優一に与える。
し
かし、普通の少年であった優一は、その力に、そして殺人と言う代償にうちひしがれる。
人を殺すと言う事の代償。
己の大義名分の名の元、殺人と言う行為に葛藤する一人の少年の物語。
前後二編で完結です。
あらすじ程大それたものでも無いかも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-21 00:08:08
8804文字
会話率:40%
報告書の内容が始まるまでの経緯
我々の世界とほぼ同じ歴史を歩んでいた平行世界「ハイマート」は、20世紀末、異界を結ぶ通路の集合体「ハブ」の発現によって、自分たちと極めてよく似ている世界(つまり、今これを呼んでいる読者がいる世界)があるこ
とを知る。異世界への対応を巡る対立からハイマート内で戦争が始まり、全面戦争にいたる。何回かの休戦ののち、現在でも局地的な紛争が続いている。
膠着した戦争のさなか、ハブの技術の応用によって兵力を自在に送り込む技術を確立した「術士団(じゅつしだん)」が、最終的な勝利者として台頭してくる。この集団は、政治や宗教など、特定の思想(イデオロギー)を持たないという思想によって結び付けられた人々による、少数寡頭の、地球規模の支配階級である。
術士団は統制を強め、反対派を弾圧し、血みどろの紛争を更に大きな戦争によって解決する。「自分たちと同じであり他者でもある」平行世界(ロウランド)に対しては、自分たちの世界の存在を秘匿しつつ、密かに調査をして相手を見極めるという方針を固める。
そして、無用な混乱を防ぐという大義名分のもとに、得られた情報の独占に努めた。
術士団の構成員たる相術士(そうじゅつし)(相士あるいは術士と略称される)の一人、上田一般術士は、ハイマートの平行世界たるロウランドに赴任するように辞令を受ける。目的はロウランドの文化、風俗を調べ、報告すること。そしてこれといった人材を勧誘し、ハイマート側に引き込むことである。
小型のハブを通って、和歌山沖にある島に上陸するところから、報告書の描写は始まる。
上田はロウランドに赴く以前から、ロウランドの出来事を同僚で幼なじみの河井出(かわいで)一般術士に密かに伝える計画を温めていたらしい。
伝えることになった経緯や目的については、上田が報告書冒頭で早速語ってくれている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 20:03:56
170674文字
会話率:22%