叛乱 小説家になろう　作者検索

──六百年近く経つ今も謎に包まれている、このガーフィールド伝説の大本とも言えるガーフィールド辺境伯邸の怪事が起こる前夜、邸内に於いてガーフィールド辺境伯の私室から唸り声とも付かぬ魂切るかのような奇怪な叫び声が聞こえた、と言う使用人の証言が記録として残っている。またこの怪事と関係しているのかは判らないが、一人の使用人の行方がわからなくなっていると言う記述もあるが、これは市井の噂話の域を出ない事から信憑性に関しては疑わしいと思われる―― 「中世期イングランド王国の習俗から見るガーフィールド伝説」(2002、弥栄正秀著) 時は百年戦争、フランスとイングランドが骨肉相食む泥沼の戦争をしていた頃、歴史から隠された一幕があった。 イングランド貴族ガーフィールド辺境伯家――譜代の貴族では無い成り上がりであったものの、戦功著しく武名により一時期は辺境伯として叛乱分子渦巻くスコットランドを統治した偉大な貴族家であった。 だが、その名誉アル家は或る一夜を境に忽然とあらゆる歴史から姿を消し、一部の地域で曰く付きの胡散臭い伝承として語られるに留まる事となる。 惨劇の館、呪われし一族――伝承でのみ語られるガーフィールド辺境伯家とは何だったのか。 夏のホラー2013に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ

蒼は２８歳になっていた。平穏な幸せに酔う月の宮と龍の宮の家族達。そこに人の世で災害や異常気象が起こり出し、蒼と維心は自分で出来る限りの事をして改善しようと試みる。だがそれは、ある人物の手によって引き起こされていることだった…。 「迷ったら月に聞け」「迷ったら月に聞け ２」から続くお話です。前回は人間模様を中心に書きましたが、今作はその出来上がった人間関係の中で起こる、二つの事件を二章に分けて一作品にしました。 第一章『復讐』１～１７部、第二章『月の真実』１８～３６部。 例によって皆大人になっているので、やることが大人です…なのでＲ15に一応しておきます…。もっと恋愛ディープに書いてほしいという希望も聞いたのですけど、違うジャンル（ムーンライト行？）になりそうだったので、寸止めにしました。なので大人なページで題名そのままひっそりと書いておりますので、興味のお有りなかたは一度ご覧になってくださいませ。 全３６部。完結まで毎日更新！短編読み切り、外伝・維心～が23日アップされてます。維心の生い立ちがわかりますので、良かったらどうぞ！折りたたむ>>続きをよむ

殷周時代に仙人たちが下界に干渉しすぎたため、本来の歴史から外れた歴史を歩むようになった世界。 本来の歴史に戻すため、世界を予定調和で満たすため！ 再び仙界が動き出だす！ ・・・今度は裏方でがんばります。たぶん。

渾元暦という架空の歴史において、天下の覇権を巡って争った武将たちの群像劇。享楽の覇王、曹操。愚直なる帝王、袁紹。乱世の詐欺師、劉備。暴虐の化身、董卓。最強の鬼神、呂布。氷貌の名君、孫権。妄執の鬼才、周瑜。歴史の傍観者、諸葛亮。神を目指す男、司馬懿。王朝の腐敗、民衆の叛乱、魔王の暴政を発端として、狂気と装飾に満ちた歴史物語が幕を開ける。第二部開幕。赤壁の戦いを経て、中華は三国鼎立時代に突入する。歴史の裏で渦巻く神の謀略に、人は抗えるのか。三国志をベースとしたファンタジー小説。 折りたたむ>>続きをよむ

今から千数百年後の銀河系。その一角を占めるグリューネラント王国は小国ながら精兵を擁し、戦闘では常勝無敗を誇っていた。 しかし、辺境で発生した大規模な叛乱をきっかけとして全土が未曾有の大激震に包まれる。

二日前のことだった。叛乱が、失敗に終わった。獄につながれた少女が、最後に思うこととは・・・。【2008年７月、加筆修正】