英雄から一転、追放者となったレオン。孤独と絶望の中、迷宮都市で出会った仲間たちと“心の迷宮”に挑む!裏切り、涙、葛藤、そして自分の「弱さ」と真正面から向き合った先に、本当の勇気が生まれる。異世界で再び歩き出す、新たな英雄譚――。
最終更新:2025-07-06 14:34:36
6651文字
会話率:27%
あなたは死にたいと思ったことはありますか。
あなたの周りに死にたい人はいますか。
今辛い人の気持ちを分かった気になっていませんか。
毎日が辛い人の幸せは、必ずしも生きることではないかもしれません。
ですが死を強制してはいけません。
傷つけて
しまったら、取り返しがつかないこともあります。
あなた自身が死にたいと思うなら、一度でも周りを見てみましょう。
気づいていないだけで、助けてくれる人がいるかもしれません。
周りに死にたい人がいるなら、勇気を持って話しかけてみましょう。
あなたの言葉や行動が、その人を助けるきっかけになるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 13:01:46
3685文字
会話率:40%
ある竜神族に拾われて育てられた少年は、世界を旅することを夢見る。勇気をだして旅にでる少年だが、様々な旅で仲間と出会い、ギルドを作ることになる。
最終更新:2025-07-06 11:38:04
4047文字
会話率:59%
物語の舞台は「アヴィア」という大陸です。アヴィアは美しい空と広大な大地が広がり、鳥人間たちが自由に飛び回ることができる理想的な環境です。鳥人間たちは人間の知性と鳥の特性を併せ持ち、羽ばたくことで自在に空中を舞い、地上を歩くこともできます。
物語の主人公は「エイラ」という若い鳥人間です。彼女は知識欲と冒険心に満ちており、アヴィアの歴史や文化に興味を持っています。エイラは自らの種族の起源についても疑問を抱き、その謎を解き明かすために旅に出ることを決意します。
彼女の旅の途中で、エイラは他の鳥人間との出会いや異なる地域の探索を通じて、アヴィアの多様な文化や社会構造を知ります。彼女は各地の鳥人間の集落を訪れ、その中で起こるさまざまな事件や謎を解決するために奮闘します。
エイラは知識と技能を駆使しながら、アヴィアの歴史の断片をつなぎ合わせていきます。彼女は古代の遺跡や伝説的な場所に足を踏み入れ、鳥人間たちの起源や進化の秘密に迫ります。その過程で、彼女はさまざまな試練や敵対勢力との対決を経験しながら成長していきます。
エイラの旅は次第に大きな陰謀や秘密に巻き込まれていきます。彼女は鳥人間たちの世界のバランスを保つために立ち上がり、自らの力と勇気を駆使して敵と闘い、アヴィアの未来を守るために奮闘します。
この物語は、鳥人間たちの進化と成長、異なる文化間の交流と対立、そして自らの起源と向き合うエイラの冒険を描いています。彼女の旅はアヴィア全体の運命を左右し、鳥人間たちの世界に新たな秩序と希望をもたらすのでした。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 12:14:37
21790文字
会話率:32%
子爵令嬢アデルとビョルン王子は幼馴染で、アデルは幼い頃にビョルンを助け身体に火傷を負っている。でも彼はその時に訪れていた隣国の姫が自分を助けたと思い込んでる。アデルはビョルンを好きだが醜い火傷跡が残ってるため気後れして伝えられない。やがて月
日が経ち、隣国の姫が留学してきて再会する。ビョルンは助けてくれた姫に改めて惹かれ婚約する。彼を愛してるアデルは私が助けたのよと言いたいが言えないジレンマと、愛してもらえない悲しみとで苦しむ。魔女を探し出して、美しい声と引き換えに火傷を直してもらう。火傷が消えた彼女は勇気をだして、しゃがれてしまった声で彼に伝えようとする。彼からは遠回しに拒否られ、しかも美しい声に癒されていたよと言われてしまう。絶望の中、ビョルンと隣国の姫クリスタの婚姻式が始まる。再び魔女の元に行ったアデルは美しい声を戻して欲しいと頼み、魔女に恋が成就しなければ死ぬという薬をもらう。成就しないと分かりながら薬を飲んだ彼女は、婚姻式の夜、美しい歌声をビョルンに聴かせる。拍手喝采の中、アデルは彼が幸せならばと満足し、翌朝、誰にも気付かれずに消える。哀れに思った魔女はアデルを魚に変える。魚になってもビョルンに近付こうとするアデルだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 11:54:15
2213文字
会話率:11%
全てに絶望していた。
そう、あの日までは……ーーー
いじめに遭い、自分の人生を嘆いていた主人公はある時とあるゲームを見つけた。その日から彼はゲームの主人公である勇者に憧れ、ツラい学校生活にも耐える勇気を貰った。
しかし、いじめっ子
のせいで電車に跳ねられそうになった彼は目が覚めると大好きなゲームのラスボスである魔王に転生していた。
推しとは戦えない。どうにか人間と魔族が共存する方法はないのか!?
勇者と魔王の関係はどうなるのか!?
2021年3月に投稿した同タイトルの性描写をカットした全年齢版です。
多少の修正はしていますが、内容は同じものです。R18版が読みたい方はムーンライトノベルズの方へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 16:15:59
151778文字
会話率:43%
カミラは異国出身の祖父母に似て、目鼻立ちのはっきりとした濃い顔の美人。
しかしその容姿のせいで、キツイ性格で奔放な悪女という一方的なレッテルを張られ、通っている王立学院では『女の敵』『魔性の女』と噂されていた。
誤解を解こうとしても、逆に『
脅された』『睨まれた』と言われてしまい、卒業まで我慢するしかないと耐えていたある日。隣国に留学していた侯爵令嬢マグダレーネが帰国。取り巻き令嬢を引き連れてカミラに言った。
「わたくしの婚約者を返してください」
誰のことなのかわからないが、どうせなにを言っても信じてもらえるわけがない。
そう思っていたカミラだが、マグダレーネは「貴女の考えが聞きたいのです」と、話を聞く姿勢を見せてくれた。マグダレーネはカミラの祖父を知っていて、孫娘の話を聞かされていたらしい。
この方なら信じてくださるかもしれない。
勇気を振りしぼり、カミラは自身の気持ちを言葉にする。
そのうち、マグダレーネの婚約者とやらが現れて、騒動の真相が明らかになっていく。
謂れのない悪意に晒されて萎縮していたヒロインが、偏見にまみれた学院生活から脱出するおはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:11:21
13960文字
会話率:39%
同じ会社に勤めていながら、顔を合わせることもなかったふたりの女性――
事務部でひっそりと働く白川若葉と、社内でも名を知られる凛とした上司・黒川若菜。
日常の交差点では交わることのなかったふたりが、ある日偶然に目を合わせる。
けれどその時、ふ
たりはまだ知らなかった。
自分たちが、もうすでに“別の名前”で出会っていたことを――。
ネットの中で「茅ヶ崎渚」として活動する若葉は、小説投稿サイトで憧れの作家「結衣と姉 希望の王」に出会う。
彼女の書く物語に心を揺さぶられ、勇気を出して送った一通のダイレクトメッセージ。
それがきっかけで始まった、名前も顔も知らない“渚”と“ベルおねーちゃん”の文通のような関係。
現実の世界では、少しずつ距離を縮めていく若菜と若葉。
仕事の合間に交わす短い会話、何気ないランチのひととき。
そしてネットの世界では、小説という架空の場所を通して、深く強く繋がっていく“渚”と“ベルおねーちゃん”。
同じ人だと気づいてしまった若菜は、その事実を伝えるべきか悩みながらも、ふたつの世界で育まれる友情と信頼に、静かに心を揺らしていく。
この想いを、どの言葉で伝えればいいのか――
現実の自分と、小説の中の自分。
本当の「わたし」はどこにいるのか。
誰かと心を通わせることのあたたかさと、ほんの少しの切なさを抱えながら、若菜は最後の一歩を踏み出そうとしていた。
これは、ふたりの女性が“物語の中”と“日常の中”で静かに出会い、
少しずつ、確かに、お互いを大切に想い始めていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:46:25
13527文字
会話率:33%
ここは、どこでもない場所にある、静かな相談所。
かつて大国で“呪術士”として恐れられた魔導士ミルカは、
ある喪失をきっかけに人の声を聞くことを選んだ。
扉を叩くのは——
過去を引きずる元勇者、国を裏切った男、
家族に背を向けた令嬢、そし
て戦場を去った騎士。
ミルカは言う。
「正しさではなく、あなたの真実に寄り添いましょう」
傾聴から始まる対話。
誰もが抱える“選べなかった過去”を癒し、
再び進む勇気を手にするための物語。
——これは、迷える者たちと、ひとりの魔導士が紡ぐ再出発の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
25515文字
会話率:40%
「好き」という気持ちは、沢山の挑戦をする勇気をくれるものですね。
そんな実体験をベースにした、とあるヲタクのお話です。
最終更新:2025-06-29 04:10:44
9980文字
会話率:9%
冒険者歴15年、レベル12、スキル欄は完全に空欄。
万年Fランク冒険者のレオン・フォレスト(30歳)は、今日もパーティーの荷物持ちとして洞窟探索に参加していた。
案の定、モンスターが現れた瞬間に仲間に見捨てられ、死を覚悟したその時――
「あ
ら~、お昼ご飯の邪魔しないでよね~」
食材探しに来ていた伝説の女英雄メリル・スターアニス(見た目30代/実年齢400歳超)が、たまたま通りかかってモンスターを瞬殺。
勇気を出して「ありがとうございました!」とお礼を言った瞬間、彼の運命は激変する!
「きゃああ! 300年ぶりにお礼言われた! 嬉しい! レオンちゃん大好き!」
なぜか異常に気に入られ、その日から毎日一緒に食事をすることに。
そして食後には必ず――
「はい、今日のプレゼント♪ 【剣聖】スキルあげる~」
「え!? そんな簡単に!?」
「だってレオンちゃん、スキル欄が空っぽで可哀想なんだもん~」
【現実改変】という規格外の能力を持つメリルは、まるでお菓子を配るように最強スキルを付与してくる!
1日目:【剣聖LV99】【全属性魔法適性】
2日目:【竜殺し】【不死身】【瞬間移動】
3日目:【神の加護】【魔王特攻】【時間停止】
4日目:【創造】【破壊】【全知全能】←!?
「ちょっと待って! もう人間やめてるレベルなんですけど!」
「あら~、まだまだ弱いわよ~。もっと強くしてあげる~」
世界最強の過保護に愛されて、最弱冒険者は最強への道を爆走する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 17:35:31
107608文字
会話率:47%
「貴族令嬢として、何が正しいのか。」
それを知らぬまま、威圧と虚勢で周囲を遠ざけていたアニェッタ。
それが当たり前だと信じていたのに、学園最後の日、公爵令嬢アストリッドの冷たい声に打ち砕かれる。
恥をさらし、逃げ帰った社交界。家族に叱責さ
れ、北の寒村へ追われてしまう。
居場所をなくした彼女が遠い地で出会ったのは、自分を恐れず笑顔を向けてくれる人々だった。
他人の言葉に耳を傾けること、礼を伝えること、小さな勇気を出すこと。
それは、今まで知らなかった優しさの形だった。
変わろうとするのではない。ただ、気づくこと。
それが“悪役令嬢”だった彼女が見つけた、本当の強さであり優しさ。
これは、“特別”になれなかったひとりの少女が、
それでも新しい一歩を選び取り、歩き出す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:03:04
14274文字
会話率:19%
魔法少女に勇気を貰った男の恩返し兼推し活。
最終更新:2025-06-26 19:00:00
66562文字
会話率:44%
──かつて、ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニの魂と引き換えに、彼を伝説的名手にした『音楽の悪魔』は、現代に降り立ち、ピアニスト、呉島 勇吾の魂を買い取った──
ある評論家は、呉島 勇吾(くれしま ゆうご)を19世紀の伝説的ヴィルトゥオ
ーゾ(名手)に重ねてこう評した。
15歳のピアニスト呉島 勇吾は、所属事務所の意向で日本の普通科高校へ通うこととなる。
しかし、登校初日、その激しい気性から上級生と争い、傷を負ったところに、隣のクラスの剣道部員、篠崎 寧々(しのざき ねね)と出会う。
3歳で両親に捨てられて以来、突出した超絶技巧それのみをもって聴衆を魅了してきた、天性のヴィルトゥオーゾである勇吾は、その鼻先に絆創膏を貼ってくれた篠崎の、他意のない優しさに触れると、自分と他人の心に関心を持ち始める。
一方で、女子剣道部員、篠崎 寧々は、中学生最後の大将戦で、怪我のため不戦敗を喫して以来、完治するも心の傷に苦しみ、闘志を燻らせながら戦う勇気を持てずにいた。
ある日、互いの胸の内に燻る闘志に共感を見出した2人は、それぞれの戦場で戦いながら、心を通わせていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:22:38
576976文字
会話率:31%
高校受験を控えた息子の笑顔を守りたい。
そんなとき、私に告げられたのは
「乳がんです。両側。ステージ3。」という現実。
シングルマザーとして、母として、女性として。
不安でいっぱいだけど、息子のために笑顔で前を向く。
『高校生になった
ら、お弁当必要でしょう?
ママは大丈夫よ!毎日お弁当作ってあげるから!』
これは、愛と勇気を胸に、実体験をもとに描く、母の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 15:17:00
2492文字
会話率:16%
ワンは「立派な真術師」を夢見る犬型の真者。人々に無視される中、パン屋の娘ブレーメンに励まされ、誰かに弟子入りを目指す。一方、元真術師志望で挫折したアインスも、自分に自信を持てずくすぶっていた。偶然出会ったふたりは、ワンの強い思いにアインスが
根負けし、少しずつ心を開いていく。
ワンは人間に襲われるが、アインスは勇気を振り絞り真術師として彼を救い出す。過去の苦しみを抱えたままのアインスも、ワンのひたむきさに励まされ、再び夢と向き合う決意を固める。こうして、「信じる心」と「諦めない優しさ」で結ばれた凸凹師弟コンビが誕生!二人は新たな一歩を踏み出すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 19:00:00
4017文字
会話率:79%
かつて、ニーナ・ギリヤークは公爵令嬢として幸せに暮らしていた。しかし、父が死んだ途端、継母の態度は豹変し彼女の立場は一変する。継母や姉からいじめぬかれ、ついには使用人として働くことまで強要された。そんな中でも、彼女は黙々と働き続ける。全ては
自分が悪いせいだと思い込みながら。
そんなニーナに突然の転機が訪れた。
なんと、王子が公爵家に一週間ほど滞在することが決定。しかも、裏では公爵家3人娘のうちの一人を婚約者に選ばせようという話が進められていたのだ。
第3王子 アレクセイは類まれなる容姿と才能を持ち将来を嘱望されていたが、なぜか、ことごとく良家からの縁談話を断り続けていた。そのため、王は王子の将来を案じ、身分が高く美貌でも評判だった公爵家の娘たちに白羽の矢を立てた。
継母は妃を実の娘二人から選ばせようと企み、自分達だけで王子を歓待する一方、みすぼらしい身なりの従者に対しては、ニーナに世話を押し付けてしまう。
しかし、本当の王子は、従者に化けていた、いたずら好きのアレクセイだった。
これはためらいながらも皆に励まされながら、勇気を出して幸せをつかんでいく一人の少女と、その少女を溺愛してしまった一人の青年のお話です。
(アルファポリスでも転載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 19:32:40
18085文字
会話率:59%
この町には、「魔法少女」がいる。
突如として現れ、人々の日常を脅かす“魔物”。魔法少女たちはその脅威に立ち向かい、人々に希望を与える存在として語られてきた。鮮やかな衣装に身を包み、光の中で戦うその姿は、いつしか憧れの象徴となった。
だ
が、七海雫九(ななみ・しずく)には、そんな華やかな彼女たちは縁遠い存在だった。
目立つことが苦手で、学校では一部の生徒たちから理不尽ないじめを受け、人目を避けながら毎日を過ごす日々。そんな彼女の静かな日常は、ある日、ふわふわと浮かぶ不思議な生き物──ベポリスとの出会いによって一変する。
「キミは、魔法少女になる気はないベポか?」
戸惑いながらも彼を助けた七海は、その優しさと勇気を見出され、魔法少女に選ばれる。だが、初めての戦いは甘いものではなかった。圧倒的な恐怖、命の危機、そして“誰かを守る”という責任の重さ。七海は痛みを知りながら、魔法少女としての一歩を踏み出していく。
傷つき、倒れ、それでも立ち上がる中で、彼女は二人の仲間と出会う。熱血漢のブレイズ(本名:二子澤五火)と、冷静沈着なアイギス(六城八夜)。共に戦い、支え合いながら、彼女たちは少しずつ絆を育んでいく。
しかし、事態は静かに、確実に悪化していた。
魔物の出現は増え、より強力な存在が現れ始める。そしてついに、魔物たちを操る“魔人”の存在が明らかになる。彼らは魔法少女たちに対し、謎めいた「宣戦布告」を突きつける。絶え間ない戦いと、その裏に潜む大きな意図。七海の中には、次第に疑問と不安が募っていく。
そんな中、戦いのさなかで深手を負った仲間を守るため、七海は再び立ち上がる。限界を越えたその先で、彼女が願ったのはただひとつ──「影のように、誰かを支える力になりたい」。
その想いは、七海に新たな力を与える。影をまとい、敵の目を欺き、仲間を支える魔法。名もなき魔法少女、七海雫九──ゴシックは、自分なりの「強さ」を手に入れた。
――これは、誰かの背にそっと寄り添いながらも、確かな意志を灯して歩む少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:30:00
111204文字
会話率:50%
樅木霊のエッセイ。自閉症の僕が見ている世界について。あるいは雑記帳。
5分で読めるエッセイ集。(各話読み切りです。)
樅木霊(もみのき れい)の随筆文。心にゆとりを持って、毎日を見つめれば些細な彩りが見えてくる。
少し不満で、少し退屈。生
きづらくても、そんな自分がやっぱり好き。たくましく生きるためのヒントをあなたに。
【各話あらすじ】
『雨上がり、生きる意味を知る』
突然のゲリラ豪雨で下校できなくなった。教室はまるで終わりのない昼休み。僕は勇気を持って黒雨のなかへ駆け出した。
『青い願い事』
イキリ散らかしていた小学校低学年の頃。学校でもらった七夕の短冊にも一風変わったことを書きたくて仕方なかった。
『どうせ眼鏡の猪口才だ』
物心着く前からの強度近視で分厚い眼鏡を掛けている。歪んだ視界と同様にみんなが見ている僕だってきっと歪んでいる。
『檻は空を行く』
幼い頃から動物が大嫌いだった。動物園なんて以ての外。でも、お母さんとのお出掛け自体が嫌なわけじゃないんだ。
『暑い日の過ごし方』
痩せた体に似合わず僕は極度の暑がりである。エアコンを使いたくなるのも人より早い。しかし、そこには障壁がある。
『鞦韆の上』
住宅街にぽつんとある公園。誰もいないそこが好きだった。なんとなく一人で帰りたくなくて、母の迎えを待ってみる。
『支配するメモ』
メモは記憶の拡張であると思う。その著しい効力を体験した結果、僕はその恩恵を投げ出したくて一つ決意をした。
…書き次第、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 18:00:00
21086文字
会話率:3%
30歳の記憶を持ったまま、11歳の自分にタイムリープした佐藤涼。目覚めた先は、記憶と微妙に異なるパラレルワールドだった。家族は変わらないものの、クラスメートや日常の風景には、かすかな違和感が漂う。
過去のやり直しではなく、新たな未来を選ぶ
分岐点として気づかされる現実。しかし、30年分の記憶を抱えた彼は、子供の世界に馴染むことができず、深い孤独感に苛まれる。大人の知識と経験があるにも関わらず、心の奥に広がるのは空虚さと疎外感だった。
そんな彼に、手を差し伸べたのが水島凛だった。記憶にない存在でありながら、不思議と心を惹かれる少女。彼女との出会いは、涼にとって失われた「絆」を取り戻すきっかけとなる。凛との交流を通じて、涼は再び人と向き合い、心を開く勇気を学んでいく。
これは、孤独の中で出会った新たな絆が、人生の意味を再定義する物語。もう一度やり直せるなら、誰とどのように生き直すのか――その答えを探し続ける涼の心の旅が描かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 13:00:00
92155文字
会話率:35%