似てない双子として生活を送っている俺はキョウ。俺の片割れはミヤコ。ミヤコは学校のアイドル的存在。俺だって……とは思うけど、それは秘密として俺には許嫁がいる。その名も都。超俺好み♡
俺の家族は俺よりも都のほうが好きだ。俺も都が好きだから、きっ
と家系なんだろう。
そんな俺の人生の話です。っていうか、俺に面倒を押し付けすぎじゃない?俺の家族。注:俺の家族は金持ちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 00:00:00
16623文字
会話率:56%
冴えないニート野郎が異世界転生でどういうふうに生きるかとかいうめっちゃ普通のラノベです。もう王道中の王道。こうなるよなーとしか思えない話です
最終更新:2023-07-18 04:13:35
2002文字
会話率:25%
世界を諦めていた。一日一日生きることさえ困難なのだ。今日も誰かに奪われる。世界が俺を棄てるなら俺だってそんな世界、いらない。
そう思っていた。あの白く美しい|少女《世界》に出会う迄は。
最終更新:2023-07-11 18:00:00
31074文字
会話率:36%
小さな村に住むアンナは、子供のころからずっと幼馴染のユリウスが好き。ユリウスもアンナのことが好きだったはずだけど、成長するにつれ、お互い素直になれなくなっていた。しかも、ユリウスは先日街で助けたという聖女に求婚されているらしい。
アンナ
が日課のお供え物をするために森へ行くと、ユリウスもついてきた。やっぱり素直になれず言い争っているところに、突然美しい男の人が現れて……なんとそれは人間ではなく、この森に住む精霊様!
「愛し子」を探しているという精霊様は、アンナに「俺にしとくか?」と問いかける。
「俺は愛し子に巡り会うためならなんだってするぜ」
「俺だって、アンナと結婚したかった」
両片思い幼馴染と精霊様の三角関係。アンナが選ぶのはどっち?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 02:38:28
24289文字
会話率:64%
「好きです。付き合ってください」
クラスのマドンナと言われる存在。
そんな彼女が俺に向かって告白をしてきた。
容姿端麗。成績優秀。運動はちょっぴり苦手。そんな欠点さえも、彼女の魅力の一部だ。
もちろん、性格だって完璧。完璧すぎて
、一部の女子からは反感を買っているが、男子は皆彼女に夢中だった。
そんな彼女が俺に告白をしてきた。
「……どうして? 俺なんか成績も良くないし、部活だってはいてないし、それに──」
当然だ。俺なんかが彼女と釣り合うはずがない。
彼女はみんなの憧れ。対して俺は、ただの一般人以下の存在。
ただ、何もない毎日を送る堕落した高校生。
「違う! "なんか"じゃない!
自分のことよりも人を大事にする優しさが好きなんです。あなたの大人っぽいところが好きなんです!」
彼女は想いを伝える。
彼女は真剣だ。だったら、俺も真剣に答える義務がある。
彼女に想いを馳せている人は多い。俺だってその人間の1人だ。
彼女のことは悪いと思っていない。むしろ気になっていた。
今は「好き」という感情を抱いていないけれど、彼女に対する「好意」はいつの日か「好き」に変わるのじゃないかという予感がする。
俺には付き合っている人もいないし、他に気になっている人もいない。
だったら、彼女の告白に応えるのが当然だ。それが最善の選択だ。
だが──
「告白してくれてありがとう。──だけど、ごめんなさい」
分かっていながら、俺は間違った道を選ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 20:51:28
5797文字
会話率:27%
「帰ったら結婚しよう」
聖女見習いのメイリーンは、勇者に選ばれた幼馴染を信じて待ち続けたが、魔王と和平を結んで帰ってきた彼にアッサリと捨てられてしまう。
幼馴染に婚約破棄された前世の記憶も蘇る。でも、前に進むしかない。
ここで潰れたくない
メイリーンは故郷の村に帰らず、新たな職を探すことを決心。そんなとき元大聖女のオリヴィエから声をかけられる。自分の代理として魔界で働いて欲しいというのだ。付与魔法しか使えないが、役に立ちたい! と引き受ける。
転移した先の魔界で、なぜか魔王城でのおやつ係に就任することになった。
待っていたのは見た目が子どもの食いしん坊魔王にもふもふケルベロスと、個性の強い人達(?)ばかり。
最初は冷たかった魔法使いのタイランも、次第に態度が変化していき.....。
「ただのアイスクリームの礼だ!.....俺だってそれくらいする」
一方で、メイリーンが去った人間界では予想のつかないことが起きていた!?
ーーこれは捨てられた聖女が自分の居場所を見つけるお話である。
※『ラズベリーパイはもう焼かない』の連載化になります。連載化に伴い、異世界転生ものに変更しました。詳しくは活動報告をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 12:22:34
172673文字
会話率:36%
「クリストフ様、突然ですが婚約を解消していただけませんか? そして私と決闘をしていただきたいのです!」
「ちょっと待って。いったん話し合おうか」
春の花が咲き乱れる庭園で、俺は婚約者から婚約破棄と決闘を同時に突きつけられた。
幼い頃
の『騎士になりたい』という夢を叶えるため、武芸の鍛錬を欠かさない完璧令嬢の婚約者アドリエンヌ。彼女の夢を壊したくない。けれど俺だって彼女との結婚を諦めたくない。
婚約者の心を繋ぎ止めるために騎士として試合に出るよう提案してみたら、なんだか周囲の様子がおかしくなっていくような……?
婚約破棄をして騎士になりたい令嬢と、どんな策を使ってでも阻止したい王子の攻防から始まる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 20:27:42
85969文字
会話率:39%
俺は最初、自分のことを主人公だと思っていたし、勇者になれるとも思っていたんだ。
まあそんな妄想はすぐに壊されることになるが。
幼い頃から一緒だったマーニャ、彼女が勇者だったからだ。
「勿論、ピンチになったらいつでも何処へでも駆け
つけるぜ! それが勇者だからな!」
マーニャとそんな約束もしたが、彼女が勇者なのでそれも意味が無くなった。
結局勇者の力を持つ彼女と、ただの村人Aにしかなれない俺では大きな差があった。
当然絵本の様な凄い冒険も出来るわけもない。
魔物にビビって何も出来なかった俺では彼女の隣に立つ事だって出来ない。
そんな失意に溺れた俺はマーニャと別れてから数年。どこにでもいる冒険者Aとして過ごす。
冒険で稼いだお金も実家の助けになっている。
そんな普通の冒険者生活を満喫していた僕だったが、ある日人類を震撼させる出来事が起きてしまった。
『勇者マーニャが魔王の手に堕ちた』
どうやらマーニャが魔王に洗脳されて、敵になってしまったらしい。
『勿論、ピンチになったらいつでも何処へでも駆けつけるぜ! それが勇者だからな!』
思い出すのは昔、普通の女の子だったマーニャと約束した事。
「俺だって俺なりの意地はある。最後の意地くらい通してやるか!」
その約束を守り通す為に俺は彼女を取り戻す冒険へと旅立った──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 12:27:03
17631文字
会話率:31%
この世界は、魔力が生きる中で大きな意味があった。
華奢な女の子が大剣を小枝のように振り回し、魔法で魔獣を倒す。
タケオの魔力は、最底辺であり、村で虐められていた。
それでもタケオは冒険者として生きていく。
古の賢者の研究を生かし、冒険者とし
て大成していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 16:00:00
340522文字
会話率:27%
___年号が変わり、ますます情報化社会を加速させる現代。
誰しもが携帯を片手に流行を先取りし、自由気ままに思いの丈を呟いたりする、そんなありふれた世の中。
俺だって極めて普通の、バトル漫画が大好きな高校生だ。
だが平々凡々をモットーに生
きてきたのに、ある日を境に一変。
突如現れた得体の知れない消しゴムサイズの白犬は、
俺のことを由緒正しい「祈禱師(きとうし)」なんだと抜かしやがる。何なんだよお前。
しかも次から次に不思議な現象が連続して!?______折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 15:19:43
20258文字
会話率:35%
わたし、藤井ヒビキは全国大会優勝経験もある天才テニス少女、だった。
つい最近までは。
この四月に、高校生になったわたしは、誰も知り合いのいない遠くの高校へ入学し、そしてテニスをやめていた。
その理由は、わたしのプレースタイルからつけられた
、呪われたニックネームが嫌だったから。
パワーにあふれたわたしのテニスを見て、誰もがわたしを『ゴリラ』とか『ゴリラ藤井』と呼んだ。
そんなの、女の子につけられるニックネームとしては嫌すぎる!
おまけにわたしは、『ゴリラ』というそのニックネームのせいで、失恋までしていた。
「俺だってやだよ。ゴリラと付き合うだなんて」
なんて言われてたりして、さ。
というわけで、単なる一般生徒として高校生になったわたしは、ある日、わたしの正体を知った女子テニス部に捕まっていた。
女子テニス部の西谷部長はわたしに、テニス部に入れという。
「ウチの部にあなたが来てくれれば、百人力よ。藤井ヒビキさん、あなた、どうしてテニス部に入らないの?」
だけどもう『ゴリラ』なんて呼ばれたくなかったわたしは当然、その申し出を拒否するつもりだった。
しかしそこに、イケメンの男子テニス部の部長、斉木さんが現れて、なんだか西谷部長とわたしは、テニス勝負をすることになってしまう。
人前でテニスをすれば、わたしはまた『ゴリラ』なんて呼ばれてしまう。
だけど斉木さんは、こうも言った。
「テニスのうまい女性は、魅力的だよ」
さあ、一体わたしはどうしたらいい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 05:14:00
26652文字
会話率:29%
「ねえねえ多枷くん、多枷くんってさ、奴隷ヒロイン好きでしょ?」
「!?」
いつもの放課後の帰り道。
隣を歩く縄代さんが、唐突にそう訊いてきた。
何故バレたんだ!?
――確かに俺は、三度の飯より奴隷ヒロインが大好きだ。
昨今のファ
ンタジー系ラノベではすっかりお馴染みになった奴隷ヒロインだが、奴隷ヒロインには全ての理想が詰まっている。
そもそも俺みたいな女性経験皆無で疑り深い男には、普通の女の人は信用できないのだ。
仮に女の子から告白されたとしても、ドッキリか、もしくはイケメンに寝取られる未来しか見えないからな。
あと俺は一昔前に流行った、暴力系ツンデレヒロインが嫌いだ。
仮に愛情の裏返しなんだとしても、暴力を振るってくるのを容認することなど俺には絶対無理。
あれに対して萌えられるのは、真正のドMくらいだろう。
――その点奴隷ヒロインなら、それらの懸念が全て解消される!
奴隷なら契約魔法とかで縛られてるので、主人公を裏切ることは絶対ないし、常に従順で主人公を持ち上げてくれる。
愛欲と自尊心を同時に満たすことのできるヒロインの理想形――それが奴隷ヒロインなのだ!
だが、こんなことを三次元の女の子に正直に言ったら、ドン引きされることくらい俺だってわかっている。
ここは何としてでも誤魔化さねば!
「さ、さあ? 何のことかな? 俺はその、奴隷ヒロイン? には、微塵も興味はないけどね?」
「んふふ~、別に私には隠さなくてもいいってば。多枷くんがいつも読んでるラノベって、『追放貴族が造るケモ耳王国』とかの、奴隷ヒロインモノばっかじゃん」
「っ!?」
そんな!?
まさか読んでるラノベで性癖バレしていたとは!?
「私はいいと思うよ、奴隷ヒロインが好きでも」
「……え」
「だって何かを好きになること自体に、罪はないじゃん。そりゃ他人に迷惑をかけたり、趣味嗜好を周りにも無理矢理押し付けたりするのはダメだけど、自分の中で好きなものを愛でる分には、第三者にとやかく言われる筋合いはないじゃん。私だって、好きなものの一つや二つあるしさ」
「縄代さん」
あ、ヤバい。
ちょっと泣きそう。
俺、縄代さんと友達になれて、本当によかった。
「と、いうわけでさ、今から私が、奴隷ヒロインごっこしてあげるよ」
「……ん?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 21:01:13
4741文字
会話率:42%
女体化薬があった!
手に入れる方法は!
――1番可愛いおじさんになること!!
まったく、何を言っているのか分からない、だって?
俺だって分からない。だけど、それが条件なんだ。
最終更新:2022-08-11 06:43:08
19894文字
会話率:57%
僕しか来客のない閑古鳥なく古本屋、「ウォーター・バック」。7年間通い詰めた店が僕が18になり上京するのに合わせ、閉店。「俺だって忙しくなることもある」泣き止まぬ僕に店長がかけた言葉が、僕の頭にある仮定を浮かばせて...。古本屋を舞台にした、
超短編ミステリー小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 21:42:19
1992文字
会話率:49%
Sランク昇格間近のパーティーである少数精鋭の実力派パーティー「アニマ」
そのリーダーを務める俺は今日もまた新人に除名を伝えていた。
これで四人目だ。
俺だってしたくてクビを言い渡しているわけじゃない。
できるならこんな事はしたくない。
何故
こんなことになるのか理由がわからず頭を抱える俺。
そんな俺を呆れた目で見つめるパーティーの面々。
「そもそもね、このチラシが良くないと思うの」
彼等にはわかっていたのだ。
求めてる人材が来ず、変な人ばかりが引っかかる理由。
そうして行われるパーティーでの反省会で俺が必死に考えて書いたパーティーメンバー募集のチラシに原因はあると指摘される。
『アットホームなパーティーです』
そこにはこう書かれていたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 20:22:18
6076文字
会話率:33%
容姿端麗、成績優秀、天才少女、大和撫子、完全超人、etc…そんな少女、亜流 玲音。
そんな幼馴染に比べればとても普通な高校生、天野 優司(主人公)。
ある日、彼が自宅で眠っていたところ、異世界転生を果たしーー
ーーーたと思ったら送り返され
た。
しかも何故か様々な陰謀や異能力バトルに巻き込まれてしまい………
「異世界と異能力って……『異』しか合ってねぇんだよ!!!ざっけんな!!俺だってしたかったよ!!異世界チーレム!!!うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
毎週土曜日投稿を予定しております。
ご期待下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 00:46:05
302345文字
会話率:47%
当たり前の事なんだけど
認めたくないこの事実
俺だって例外じゃねえんだよ
最終更新:2022-06-24 22:47:08
1898文字
会話率:1%
【ハチャメチャお気楽バトル小説。難しいこと抜きでぶっ飛んでください!】
俺と〆子ときららの3人は同じ高校に通う幼馴染。
そんな俺たちの前に五次元生命体Gが現れて学園生活をかき乱す。
俺はただ、3人で普通の高校生活が送りたいだけなのに。
五
次元生命体Gに戦わされるきららや京藤くるみの戦闘少女たちの明日は。
最弱の俺だっていつかきっと五次元的に強くなるハズ。
そして俺たちは十字石(スタウロライト)が示す未来へ!
本当の時間を取り戻す物語。
1章はきららを中心にした現代日本の学園異能力バトルです。
2章はくるみを中心にした80年代に迷い込んでのヤンキーバトルです。
3章は高校野球、美少女野球軍が高校野球で大暴れします。
カクヨム様、ノベルアップ+様との最新話同期連載になります。
エブリスタ様にてタイムラグ連載中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-24 18:47:03
177242文字
会話率:31%
《ユニークスキル【土下座】の効果の波及を確認。対象者三名の敵愾心及び害意が45%低下しました。危険域を脱しました。》
その俺の動きに、その所作に、ヤツらは皆動きを止め、戸惑うようにお互いに顔を見合わせている。
「ギャッ!?」「あがぁっ
!!」「ぐぶッ!?」
その絶対的な隙を突いて銀色の閃光が瞬く間に駆け巡り、俺達を襲ってきた盗賊三人組は地に伏した。
「サイラス様。やはりこの方法は心臓に悪いです。まだマトモに戦った方がマシですよ。」
「そうは言うがな、アンネ。向こうは三人、こっちは二人。数的不利を覆すには、またと無い方法じゃないか。」
苦言を呈しながら無表情で淡々と盗賊達の骸を処理するアンネを見ながら、俺は溜息混じりにそう反論する。
本当なら俺だってこんな事――たとえ自衛のためだとしても、人殺しのためになんかこの【スキル】を使いたくない。
けどマトモに戦えばアンネが危険に身を晒す事になる。
それを許すくらいなら、俺の泥まみれの頭の一つや二つ、いくらでも下げてやるさ。
「サイラス様、片付けが終わりました。」
「うん。それじゃ行こうか。次は俺のせいで領都に住めなくなった、酒屋の一家が越した町だったな。」
「はい。しかしサイラス様……本当に、憶えている限りの方達に、謝罪をして回るのですか……?」
「何度も言ったじゃないか。俺のせいで貶めた実家の名誉を取り戻す。そのためには先ずは、俺の愚行で傷付けた民達に謝罪をするのが筋だって。」
「ですが……御身はそれでも、公爵家に連なる身なのですよ?」
アンネが無表情を崩して、悲しそうに眉尻を下げる。
俺はそんな彼女の頭を軽く撫でてから、歩くように促した。
「これも何度も言ったよな? 俺が与えられたこの力――ユニークスキルの【土下座】は前世の俺の未練で……そして俺の贖罪のための力だって。だから、俺は謝りに行く。たとえ許されなくても、俺の誠意を【土下座】に乗せて、伝えるんだ。」
天気は快晴、路銀は僅か。
俺は8歳から18歳までの10年間で、あの時からの10年間で迷惑を掛けた、虐げた、貶めた民達への謝罪へと、旅から旅へと歩き続ける。
今日も何処かで、俺は額を地面にぶつけ、擦り付けるんだ。
……出来れば芝生の上が良いな…………!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 20:26:00
125060文字
会話率:41%
“転生預金”で何回も自分の人生を繰り返して預金を続け、彼女にモナリザを買うべく奮闘する男の話。
まずそもそも“転生預金”が何かわからないと思うから
ー以下本文抜粋ー
まず人は死ぬ。誰でも死ぬ。死だけは平等だ。そして死んだ後どこへ行くか
。天国?地獄?輪廻転生?否、また自分だ。同じ自分を何度も繰り返す。
ニーチェの永劫回帰、とでも言えばわかりやすいか。まあちょっと違うんだけど。とにかく死んだらまた一から自分の人生リスタート。救いがないって?じゃあ何度も繰り返す人生なんだし何度でも繰り返したいって思える生き方しなよ。ごめん、話が逸れた。
話を戻してこの“転生預金”とは、その繰り返す俺の人生で、毎回死ぬ瞬間に持っていた金額が、預金されていくシステムだ。え?どこに預金されてるのかって?それは俺の人生の実権を握ってる彼女だ。彼女は彼女とは言いつつもそもそも人じゃない。神みたいな、人智を超えた存在だ。だけど神様の修行をサボってこうして俺の元で現世で怠け惚けてる。怠け者なもんで自分では働かずこうして駒になる俺を捕まえて、何回も何回も繰り返す人生で俺の貯めたお金を搾取して、自分の好きなように生きてるってわけだ。
(中略)
え?これじゃ奴隷じゃないかって?ちょっと疑問が多いな、まあ仕方ない理解できないだろうし俺だって何も知らなかったらそう思うだろう。まず俺は彼女と契約をした。人智を超えた存在である彼女と一生涯を共にすることができる。彼女だって人間ではないがまだ修行中の身だから、完璧じゃない。俺と彼女は二人三脚でこの世界を生きて、成長していくパートナーなわけ。そう言った関係で、俺は彼女のほしい物リストを買うためのATM兼生涯のパートナーとして、現世を彷徨うだけのほかの人間とは違った使命を背負っているわけだ。
そんなわけで、俺は今世でもある程度貯金を持ったまま死んで転生預金になるべく多く預けて死ぬって言う目標ができたわけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 22:45:27
1025文字
会話率:16%