冬の物語。
Amebaブログ「Blacktact-works」、カクヨムにも掲載。
最終更新:2021-01-10 00:00:00
1021文字
会話率:14%
人は産まれながらに色を持っている。人生を歩んでいく中でこれはとても大事なのだが…
その中でもいわゆる学生時代は様々な人々と時を共に過ごし、色を分かち合うだろう。
いわゆる薔薇色、青春など甘い香りの時代を生きることが多いのではないか。この言
葉たちには、様々な感情や葛藤が重なり、不満と喜び、その両方を兼ね備えるものであるものだと言えよう。
彼らは無限にも様々なイロの輝きを放ち、
いつもピカピカ光っている。
俺も初めは同じ道を歩んでいたはずなのにどうしてこうも違いが出たのだろうか?
そう、俺には彼らのような青春という名の花がないのだ。そうだ、ずっと前から全てが黒い。
廊下を歩くにしろ、教室にいるにしろ、遊んでいるときにしろ、全て黒い。黒色だ。
いつも、どんな色を混ぜても結局はクロ【1人】に戻ってきて、人間関係という名のこんな面倒くさいものに俺は日に日に遠ざかっていった。
いわゆる、一匹狼ならぬ、孤独の鴉とも言うべきか、誠社会の底辺を歩き己の信念だけで歩いてきた男が、俺だ。それはこれからも変わらないだろう。
これは究極に卑屈な男を描く、哀れにも美しく、
交わるはずのなかった普遍的な人々の日常に、奇妙な男を取り巻く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 23:48:43
14671文字
会話率:2%
学芸員の間で話題となった一枚の絵があった。鑑賞するものは、不運に見舞われるといういわくつきの絵である。
2人の男が向かい合い、左手にパレットを右手に筆を持つ絵。一人のキャンバスは写実的に緻密に対面する男の人物画を描いている。もう一人は、キャ
ンバスを絵具で塗りたくっている。抽象画のように見える。
ルフンド美術館の展覧会の後、コレクションを寄贈した実業家ドクトル氏が変死体で見つかる。
2人の画家の絵を丸裸で抱きかかえ、両指が切断されていた。
警察の捜査もむなしく未解決事件となり、
この日を境に陶板の複製画のみ展示されるようになった。
時を同じく、大地震に見舞われ恋人の家に避難した藤岡は、倉庫からある手紙を見つけ出す。
手紙には「真相を解き明かしたものには、私の所蔵する全ての絵を譲る ドナルド・F」と書かれていた。
一枚の絵を巡る数奇な物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 23:11:29
2954文字
会話率:35%
この世界における調香師とは、『香り』を扱うことができる資格を持つ人のこと。医師や法曹三資格以上に難関だとされるこの資格を持つ人は少ない。
エルスオング大公国の調香師、フェオドーラ・ラススヴェーテは四年前に引き継いだ調香店『ステルラ』
で今日も客人を迎え、様々な悩みを解決する。
同時に彼女は初代店主であり、失踪した伯母エリザベータが彼女に遺した『香り』を探していた。
彼女と幼馴染であるミール(ミロン)はエリザベータの遺した『香り』を見つけることができるのか。そして、共同生活を送っている彼らの関係に起こる――――
※作中に出てくる用語については一部、フィクションですが、アロマの効果・効能、アロマクラフトの作成方法・使用方法、エッセンシャルオイルの効果・使用法などについてはほぼノンフィクションです。
ただし、全8章中、6~8章に出てくる使用方法は絶対にマネしないでください。
また、ノンフィクション部分(特に後書きのレシピや補足説明など)については、主婦の友社『アロマテラピー図鑑』などを参考文献として使用しております(詳しくは後書きにまとめます)。
※秋原かざや様主催『第2回 かざやん☆かきだしコンテスト』に出品させていただいた同名作品の連載版です。
※同名タイトルでノベルアップ+、LINEノベル、アルファポリスにも掲載しております。
※各章冒頭においてあるキービジュアル風ヘッダーはラムレーズン様(@rumre_sn)描いていただきました。
※堤由惟様の添削道場提出作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 20:55:37
195474文字
会話率:35%
大陸に住む人々の想いが語られる物語。
※現在連載中の『香りのパレット』の短編集です。そちらを先に読んでいただいたほうが分かる内容となっております。サブタイトルに「タイトル(第〇章)」という具合に、書かれている部分を掲載しております。
※
LINEノベルに掲載している短編(間章)は掲載しておりません(拍手ボタンに掲載しております)。
※本編に準じて残酷描写ありに設定しております。
※一部作品は企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 14:29:52
6004文字
会話率:45%
色戦争のような物語。
最終更新:2020-09-01 17:36:29
220文字
会話率:0%
「だから私は、描き殴る。彼が無意味と切り捨てたことを、許さないために。」
少女は平凡で、ただ絵を描くのを趣味としていただけだった。絵のコンテストに参加すべく絵を描いている。ただそれだけであっても、彼女の心のうちは穏やかではない。
腹を立
てている。ずっとずっと、彼女は腹立たしいのだ。
挫折とともに筆を捨てた、その姿を描く。
これは、そんなどこにでもある少女の独白。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 15:54:45
1545文字
会話率:16%
ある日出会った人との思い出語り
キーワード:
最終更新:2020-06-26 05:57:10
2985文字
会話率:0%
狐井 風人(きつねい かざと)は自衛官。
お国を守るため!といった崇高な意思をもつわけでも、卓越した武を持ち合わせているわけではない。
なんとなく、募集があったから応募して、なんとなく、続いている。そんなありふれた一般人である。
狐井 風人
は忍者が好き。
しかし、NA○UTOを全巻読破しました!
程度の知識しかない。オタクというのもおこがましい程度の知識である。
知識はそんなもんだけど、ちょっとアグレッシブ。
休日には飛んだら跳ねたりして忍者っぽい!
という理由でスタックラインやパルクールを楽しんでいる。あくまで趣味の範疇で。
狐井 風人は目つきが悪い。
そんな怖い顔立ちで訓練&任務を淡々とこなし、理由はどうあれ休日も体を苛めるストイックな彼のことを仲間達は鬼軍曹と揶揄する。
そんな日常が続いていたある日、東京上空に亀裂が走り、そこから異世界人があらわれた。
なぜか日本語を話す異世界人の一団。
すぐに国の代表との対談が行われることになった。
彼らの要求は技術提供。
のらりくらりと結論を先延ばしし、対話を長引かせようとする国の代表に腹を立てた異世界人の1人が、イラついた様子で手を振ると警備を担当していた風人の胴体から血が…!!
そして何が起きたかも分からないまま絶命した。
気がつくと、目の前には大男。閻魔大王の御前だった。自分に何が起きた?あの異世界人達は何者?その後どうなった?風人の疑問に答え、最後に言い渡された風人への裁きは輪廻転生。今の記憶が無くなるまで無の空間を彷徨い続け、記憶がなくなれば、同じ世界に再度転生されるというもの。
テンプレ通りの女神が案内人とか、異世界転生オレツエーとかじゃないのかと肩を落とすも、言われるがまま裁きをうけるが…
記憶が徐々に無くなることに恐怖を覚えた瞬間、無機質な声が聞こえてきて…。
無事、輪廻転生を果たすと…なんと記憶が残っていた!?
だけど技術革新とか、知識チートはできないよね。だってもといた世界の未来だし。そもそも、そんな知識があるわけでもない一般人だし。
でも、ここって本当にもとの世界?なんか皆魔法使ってない?白の国と黒の国?
なんかよくわかんないけど、新しい人生。
とりあえず学校行くか!新しい名前JT-フウキとして!(変な名前…いやでも今はこれが普通なのか…)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-27 00:38:59
1312文字
会話率:17%
君が欲しい僕
感情を得たい君
そんな僕と君の求む愛の容。
最終更新:2020-04-19 19:02:27
963文字
会話率:20%
色獣と呼ばれる存在と契約し、力を行使する事が人々にとって
小さい頃に契約者としても才能がないと捨てられたトラスは、変わり者と呼ばれているディオニスに拾われる。
時が経ち、ひょんな事から王都にある契約者のための学園、パレット学園に入学する事に
なる。
彼はなんのために力を使うのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 00:00:00
573文字
会話率:62%
新しい始まりの日に、私が見る淡い世界に突然現れた、鮮烈なスカーレット。
それは、一人の少女の色だった。
彼女との出逢いの先で私が見つけたものは、探し求めていた答えと、初めての、大切な気持ちだった――。
新年だし、明るく前向きな百合を書きた
い、そんな風に思い立って書いたものですが、上手く出来たのかどうか。少しでも何か、良いと感じてもらえる部分があれば良いのですが。
今回も短い作品なので、気楽に読んでいただければ嬉しく思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 21:19:07
8032文字
会話率:23%
「ようこそ、心の楽園『パレット』へ。ここであなたの色を見つけてくださいね」
この世界の管理人はそう言っていた。自分の色、なんてそんな簡単に見つかるのだろうか。
一人の少年が、様々な「色」の人達との出会いで、自分の色を見つけていく会話劇。
(比喩表現のお話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-16 20:34:24
3867文字
会話率:52%
魔法が親からの遺伝により左右される世界。
潮風に育まれた少女、リライナ・メイリークは、魔法が定着しなかった。
魔法が将来の職業を左右するこの世界で、リライナはある日、一人の画家と出会う。
画家とは、魔法を必要としない、そんな職業の
一つだった。
――――これは、リライナ・メイリークの、喜びと苦悩と、旅の物語である――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-29 08:36:31
224060文字
会話率:26%
彼と彼女のある休日の1日。甘めです。
こちらは藤村サキ様(Twitter:@Wisteria_Saki)
https://twitter.com/Wisteria_Saki のワードパレットを使用しております。
最終更新:2019-09-19 18:58:45
2110文字
会話率:62%
天体観測が趣味な彼女、文世とドライブへ。彼らのなんでもない日々の1ページです。
こちらは藤村サキ様(Twitter:@Wisteria_Saki)
https://twitter.com/Wisteria_Saki のワードパレットを使用
しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 18:43:22
1227文字
会話率:45%
子供に絵本を作ろうかと考えていたお話しです、
最終更新:2019-07-07 08:19:30
924文字
会話率:18%
主人公、鬼松零次は天才的な人物だった。
気づけば日本をほぼ支配し、その危機を何度も救い、英雄と崇められた。
しかしそんな英雄も寄る年波には勝てず、トラックに轢かれ命を落とした。
そんな彼の大ファンだった女神様により、究極のチート、『パレッ
ト』をもらう零次。
それは好きな能力を4つまでいつでも付けることができるという能力。
意気揚々と異世界に乗り込んだが、『パレット』という女の子になっちゃった零次。
その異世界は滅びの危機に瀕しており、彼女が20歳になると世界は終わる。
果たしてパレットは世界を救うことができるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 22:06:00
126520文字
会話率:43%
一茜さんが主催のパレット企画に参加させていただきました!
色の名前はブラックエメラルドです。
最終更新:2019-05-12 18:00:00
657文字
会話率:0%
「言葉は世界の認識における第一歩だ。だから、好きなものには名前をつけてあげることが、何かを愛するための第一歩である。」私なりに新しい色を定義してみました。そしてそれをもとにした文も少し書いています!
最終更新:2019-03-18 17:48:12
717文字
会話率:25%
─私の見る世界は色がない。
視覚障害者だからっていう理由もあるけれど、
全てがそういうわけではない。
今まで生きてきた過程で、私という名のパレットを
いろんな人が真っ黒く染めてしまったからだ。
いつか、綺麗に染まる日がくるといいな─
──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-26 19:08:20
7183文字
会話率:75%
大人のための図工の時間…何年に一度は、パレット拡げる。
最終更新:2019-01-15 12:30:59
657文字
会話率:0%