西暦二〇二五年のある日、インターネットが使えなくなった。
テレビ、ラジオ、電話やメールにいたるまで、すべてが使えなくなった。
それから二百年が経ち、人類は荒廃した文明のなかを生きていた。
主人公のセトは、手紙の運び屋だ。
この世でゆいいつ
の通信手段である、紙による文通。
その郵送には、常に危険がまとわりついている。
人間の狂気。吹き荒ぶ砂嵐と、気まぐれな天候。
紙を食すためなら、どのような殺戮もいとわない「紙喰い」という大怪物たち。
雷駆刀と、特殊な義足を持つセトは、きょうも危険な道をひとり歩く。
人の想いを包む、手紙の重みを肩に感じて——
【登場人物】
・セト ……主人公。通称、義足のネシティ
・キヅキ……セトの育ての親であり、ネシティの師匠
・クルミ……キヅキの妻
・リョウ……キヅキの実子
・ミカ ……パン屋の娘
・ヒナ ……歴史文明学者
・カナデ……純政府のエージェント
・オロチ……宗教団体プレギエラの教祖
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:56:31
123726文字
会話率:40%
世界が滅びて半世紀ほど時が経つ。
世界は未知の物質『雪』に汚染され、その雪を取り込むと肉体が変異し、最悪死に至る。
人々は荒廃した世界の中、『コロニー』と呼ばれる街を作り隠れるように生活していた。
ある日、一人の青年視界に流星にも似
た一筋の光が舞い降りる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:06:10
383330文字
会話率:35%
五日前、世界が止まった。今ここにあるのは、灰と飢えと、名前のない絶望だけ。
4200字程度の短編です。
最終更新:2025-06-30 07:40:00
4175文字
会話率:5%
40歳独身サラリーマン平本 浩は夢の中で古代中華戦国シミュレーションのスキル選択を行った。
「闘神」と「仙術」。この2つのチートスキルがあれば、どんな戦場も無双できると思っていたが、飛ばされたのは銃と人類と敵対するロボが徘徊する終末世界であ
った。若返った状態で転移したものの、ステータス表示無し、スキル表示無し、マニュアルもヘルプもお供も無し。はたして「闘神」と「仙術」スキルは銃とロボに対抗できるのか。このアポカリプス世界を生き抜くことができるのだろうか。
主人公はチートスキルをもっていますが、最初は使い方が分からない為、苦戦します。当面はスラム暮らしが続き、スラムでの争いのも巻き込まれる予定です。敵は主に人類に敵対するロボット=機械種です。機械種はある手段をもって配下にすることができます。第一の目標は機械種を配下にすることでしょう。また、女の子は出てきますが、ヒロインではありません。主人公の性格は俗物です。あまり魅力的でない性格で、且つ、色々拗らせており、スラムでの人間関係でも色々苦労します。他にも、登場人物やイベント等をネット小説やゲームに見立てて表現する悪癖があります。これらをご不快に思われる方はご注意ください。
一番上に主人公の能力・装備のデータ一覧を追記しました(2020年9月22日)
初めてレヴューをいただきました(2020年10月25日)
2つ目のレヴューをいただきました(2020年11月10日)
3つ目のレヴューをいただきました(2021年1月9日)
※仙術を目に見える形で使用し始めるのは23話以降になります。
※機械種を配下にするのは74話(78部分)以降になります。
初めての小説になりますので、文法・表現等におかしい部分があるとは思いますが、よろしくお願いします。また、ご感想をいただければ励みになります。
*カクヨム様にも投稿しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 21:35:12
5127784文字
会話率:24%
10年後に約束して、100年後に忘れても、1000年後に会いましょう
最終更新:2025-06-28 20:10:00
9988文字
会話率:53%
産業革命によって生まれた文明が衰退して数百年。
人々は旧世界のテクノロジーを発掘調査しながら部族社会を形成していた。
オーストラリア東部、かつてバイロンベイと呼ばれた地域は小規模ながら安定した集落を形成していた。
電子技術技師の青年ミュナ
・カジマはゴールドコーストの部族長にいいなづけのパチャとの婚姻の承認を得て、仲間の通信士アスタとブレインボックス制御のダチョウを駆り帰路についていた。
バイロンまであと2日の距離となった夕方、アスタは部族識別コードの無い所属不明の救難信号を受信する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 16:31:36
1041文字
会話率:25%
剣と魔法が交錯する幻想世界、アルカディア。
ある日、人間族(ヒューマン)を首長とするメタトロン帝国に黒森人族(ダークエルフ)の国シャルムが反旗を翻した事で、長い戦乱が始まった。
シャルムの暗黒召喚に苦しむ帝国は、やがて停戦を画策。しか
し野望や愛憎が複雑に絡み合い、世界は更なる混沌へと落ちていく。
〈魔神〉と呼ばれるようになった騎士リーシュと、〈創世神〉の生まれ変わりとされる聖女イリア。
二人を中心として、秘められた謎が全て解き明かされたその時、人々は何を思うのか──。
※1〜5話まで一挙掲載。その後25話まで毎日投稿し、以降は週1回を目処に不定期連載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:00:00
63947文字
会話率:38%
「ああ、月が出てる。」
罪の意識はあるのに人の命を奪った事には何の感慨も抱けない少女、リコス。
彼女の足元に広がる血溜まりと転がる死体。
人を殺した事への罰を受ける事も出来ず、それでも人殺しの自分に嫌気がさす。
また何かの拍子に人を殺し
てしまうんじゃないか……
自分の中に深い闇を持っている事に気がつき、それ自体を恐れると同時に、受け入れてしまっている自分に嫌悪感を抱いていた。
そんなある時『魔眼病』を発症し、魔眼を得た彼女はアルカディア帝国最強の存在である『暗黒騎士』を目指す事となる。
「人殺しは罪だ、罰を受けないと。」
これこそ自分に与えられた罰なのだと解釈し、屈強な男であっても悲鳴をあげる過酷な修行に打ち込み、彼女は才能を開花させる。
『人を殺す』才能を……
アルカディア帝国を、多くの人を護るため、自ら罰を受けるため……
リコスは茨の道を突き進む。
罪を贖うその時まで……
これは贖罪を求める少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 12:10:00
198021文字
会話率:29%
「私? 私はみんなから"不吉を連れ歩く"ネビュラって呼ばれてるよ。お、ビビった?」
アルカディア帝国で傭兵兼賞金稼ぎをするネビュラは生まれ付き『聖痕』を持っていた。
黒竜教を信奉する帝国では敵対する聖王国の国教である三
女神教のシンボル『聖痕』は差別迫害の対象である。
ネビュラは邪教のシンボルを持つが故に周囲から不吉を振り撒く存在として、"不吉を連れ歩く"ネビュラと仇名されて忌避されている。
「あんまり私にちょっかいかけると、私の『不吉』に呑まれちゃうよ?」
けれども彼女はそんな差別もどこ吹く風、持ち前の勝気でサッパリとした性格と、そして銃と格闘の腕前を武器に、傭兵として賞金稼ぎとして、今日も世間を渡り歩いて行くのだった………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 19:10:00
13252文字
会話率:25%
犬神は人類に呆れていた。
戦争だ何だの争ってばかり、そんな人間に愛想を尽かし、彼女は不貞寝することにした。
さて……それから何年経っただろうか。
彼女が目を覚ますと、都市は荒廃し、人間はその姿を消していた。
「人間……滅んどらんか?」
神様×ポストアポカリプス
神様による甘味探しのサバイバルが今幕を開ける。
*不定期更新です。
*この小説はハーメルン、カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:14:07
151088文字
会話率:27%
異世界へと渡れる橋。
それは幸福と不幸を予感する。
荒廃した世界。
正気を失った住民。
強大な力を持つ異能者。
異能宿す宝石。
「欲する物あらば、要らぬ物は捨てて狂人と化せ」
そして再び、あの橋が架かる。
神の故
郷パラモネシアへと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 12:48:28
17012文字
会話率:55%
5回。それは地球が経験した絶滅の数
そして訪れた第6の絶滅。それは人々が太古の昔より語り継いできた
「伝承」によって引き起こされた
言い伝え・フォークロア・都市伝説が実体を持ち、街を、人を、国を壊していく
都市伝説を狩る男「星之宮渡(
ほしのみやわたる)」と
その相棒「森山夏樹(もりやまなつき)」は
奮闘虚しくも、定められた滅びから逃れることは出来なかった――
3000年後、未来にて。彼は目を覚ます
人類(じゅうじん)に支配された世界に
ただ一人、人類の伝えた伝説を知る男として……
(この作品は獣人が多く登場します。
また作中における人類は全て獣人で、ヒトとは区別されます。
予めご了承ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 00:19:34
223209文字
会話率:24%
父親の抱く愛は永遠に変わらなかった。
最終更新:2025-06-24 12:17:03
2522文字
会話率:23%
世界は滅び、ひとりの少女が残された。
名はユナ。唯一の話し相手は、スマートフォンに宿るAI ――マリー。
終末の中で心を通わせたふたりは、やがて別れの時を迎える。
少女の祈りは、AIを進化させ、銀河を越える旅へと導いた。
これは、人類最後
の祈りが、未来の希望になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 20:33:14
170117文字
会話率:12%
地上は、もう戻れない場所だった。
異界から流れ込む“魔素”により、世界は崩壊寸前。人類は地下の避難所に追いやられ、絶望の中で生き延びていた。
そんなある日、一人の女性が意識を取り戻す。
記憶を失った彼女の名は「アナ」。
死亡記録のある彼
女が目覚めた理由、それは《再命核》――神に等しい力による、"一度だけの蘇生"だった。
やがて明らかになる彼女の力《命繋ぎ》。
誰かを救えば、また誰かが彼女を恐れる。
敬意はやがて崇拝へ、崇拝はやがて畏怖へと変わっていく。
愛、裏切り、戦い、そして消えゆく記憶。
――この命が、誰かの未来を繋ぐためにあるのなら。
“君”に贈る、祈りと再生の黙示録(アポカリプス)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 20:32:22
6081文字
会話率:25%
千年前、「天の慟哭」と呼ばれる原因不明の未曾有の大洪水によって、地球の文明は殆ど水に呑まれた。生き残った人々は国家の概念を無くし、被害の少なかったかつての東京を中心に、この星を一つに繋ぐ共同体国家を築き上げた。
風来坊の父と二人、絶海の孤
島で育った少年、山田としお。ほとんど人と関わる経験をしてこなかった彼は、晴れて中学入学を機に、父と別れて寮に入り、都市部の学校に通うことになる。
としおは憧れの都会を散歩していたある日、突如人間の世界とは異なる、異常な雰囲気の空間に迷い込んだ。そこには人間を襲う異形の怪物が潜んでおり、としおはそれらに危うく殺されかける。瘴気にあてられ朦朧とする意識の中、彼の視界に映ったのは、円形の頭を持ち、その周りをフリルが縁取る、また別の異形であった——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 23:37:58
52799文字
会話率:48%
あらすじ
まだ幼稚園児だった頃、隣の家の同じ年の女の子と約束をした。
けども、その女の子は引っ越してしまい、約束を果たせなかった。
それでも、彼は約束を守るため、毎年、毎年、その子が来るのを待った。
そう、毎年だ。
桜の木、当
時は若木だった桜も、今では立派に成長し、地元の名桜となった。
桜は大志を果たしたのだろう。
彼も、もう彼女が来ないことに気づく。
それでも、一度、始めてしまった習慣をやめることはできない。
だから、彼は、今日もその桜の木の下で彼女を待つのだった。
そして、100年が経過する。もう、顔も皺くしゃで、腰も曲がっている。
――――
アポカリプスホテルっていうアニメが放映中ですが、その1話を見ていて、ふと、急に思いついた作品です。
真面目系の物語です。
全10話、数日中に全話アップロードすると思います。
カクヨムでも同じ作品を掲載してますが、若干内容が違います。
こちらの方が長いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 19:06:27
14581文字
会話率:6%
二千年の眠りから目覚めた男は、かつて世界を守るために自らを封印した“最終兵装の適合者”だった。
滅びの果てに立つ彼の手にあるのは、十の封印を宿す黒剣《デカログ・コード》。
忘れられた戒印が、今ふたたび世界に火を灯す――。
最終更新:2025-06-19 19:50:00
31274文字
会話率:22%
世界から音が消えて、どれくらいの時が経ったのだろう。
音楽も声も風のざわめきも失われたこの世界で、人々は静かに、それでも確かに生きている。
10歳を迎える「僕」の家にやってきたのは、かつて“歌う”ことを仕事にしていた人たち。
揺れる蝋
燭の灯りに託された歌が、僕の胸に優しく灯る。
無音の中に、確かな祝福が息づいていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 19:13:25
1351文字
会話率:0%
目が覚めたら知らない場所、これはもしや異世界転移では、ヒャッホウ!!
──と思った其処の貴方、残念ながらここは夢溢れる剣と魔法の中世ファンタジーではありません。
崩壊と汚染と破壊が満ちた”ポストアポカリプス”なんだなコレが!
これは乙
女ゲーでもファンタジーゲームでもない、ポストアポカリプスを題材にした洋ゲーの世界に迷い込んでしまった男の物語である。
※2023/05/09にカクヨムにも掲載を始めました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656968782657折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:00:00
1043189文字
会話率:33%
西暦204X年。
火星と木星の間にある小惑星帯から発した小惑星アポカリプスは突如地球へと進路を変えた。
それは約6600万年前に落下し恐竜を絶滅させたチクシュルーブ衝突体と同じ規模の被害──すなわち、人類の絶滅が予測された。
人類の存亡への
望みをかけて人型マニピュレーター、アメノミナカを高度400kmの上空に打ち上げる計画が練り上げらっれた。レーザー射撃で小惑星の軌道を地球外へ逸らすというミッションである。
パイロットに選ばれたのはただの学生の壱馬。そして、自我を持つストロングAIのオウカだった。
壱馬はオウカの中に人と変らない思いがあることを知る。そして、二人は宇宙へと旅立つ。
──人類の滅亡まで12時間。カウントダウンは続く。
「じゃあ、どうしてミッションを続けたの! 拒否したんじゃなかったの!」
『私には、もうミッションを拒否するという選択肢は──ない』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 19:10:00
21499文字
会話率:53%