貪欲な種、人間。
そんな生物種として生まれた、二人の男女は、夕日が傾く黄昏の教室で、対面する。
始まれば終わりが生まれ、この関係にも終わりがやってくる。
この世界という存在を、最大限に、皮肉という贖罪で包んだ、フルコースをどうぞ。
お代
は、あなたの時間です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 21:08:59
2144文字
会話率:2%
三年生が一クラス三〇人しかいない市立第三中学校は、未知の彗星が地球に接近すると騒ぎになったその日、忽然と校舎ごと消失してしまった。それから三年後、偶然にも消失に巻き込まれなかった島原渚の元に、陸上自衛隊高等工科学校に進学した同級生の新田惇
哉がやってくる。久々の再会もつかの間、惇哉は渚に自分達の通っていた学校が異世界に転移した事を告げられる。そして二人は、市立第三中学校が転移した異世界へと、自衛隊が開発した転移装置を使って異世界へと赴く。
(ノベルデイズ同時掲載)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
218326文字
会話率:52%
黄泉の国にある黄泉戸喫茶。ここでは亡者の想い出を料理として提供する喫茶店。ここには日々色々な亡者がやってくる。そこで働くのは死神達とその使い魔。誰しも一度は後悔したことがあるだろう。その後悔を死神は少しは晴らしてくれるかもしれない。
「我々
、死神のモットーは亡者に慈悲を。」
ようこそ黄泉戸喫茶へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:05:44
2808文字
会話率:53%
とある川沿いにある小さなカフェ。
そこに来る客の様々な事情と様子を綴っています。
店のマスターはちょっとつかみどころのない不思議な存在。
何故ならここは呼ばれた者だけがやってくるカフェ。
そこには未だ自分の体がなくなったことを知らずに彷徨
える魂たちもいる。
彼らの人生が個々に絡みながら己の思いと現実の違いに気づかぬまま時は流れる。
全37話となります。一話完結の短編物語ですがどこかとどこかのお話しが繋がっていたりします。どのお話しとどのお話しが繋がっているか、伏線を含んでいるのか、想像しながら読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:20:00
71229文字
会話率:39%
お寺の近くにひっそりと佇む「縁切り結び堂」。
ここは人と人、希望する色々なものの縁を結んだり、切ったりして願いを叶える場所。
今日もその噂を聞いた人がやってくる。
『結びましょうぞ、結びましょうぞ』
『切りましょうぞ、切りましょうぞ』
果た
してどんな縁を持ってくるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 11:26:16
6688文字
会話率:67%
ユロメア公爵家の令嬢である私、ジュリエッタは、第二王子の幼馴染みで、婚約者だった。
――異世界から、あの聖女がやってくるまでは。
アリサという名のその少女は、四六時中王子にべったりして、媚びを売るばかりのお馬鹿さん。
国のため、幼馴染みのた
めと、日々苦言を呈する私は、完全に悪者扱いされるようになっていた。
そんなある日のこと。
怪我をした猫を助ければ、なんと神獣だったようで……?!
懐かれて、神獣使いとなった私に、周囲は手の平を返しはじめる。
頼もしい兄系神獣に、可愛く強い護衛騎士、そして、突然ジュリエッタの前に現れた、謎だらけの第一王子……。
悪役令嬢ジュリエッタ、聖女になんて負けません!
絶対に幸せになってみせますわ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 11:17:54
142677文字
会話率:39%
中学生の飛騨光葉は、毎日放課後に音楽室でピアノを弾く。ただピアノが好きな彼の前に現れたのは見知らぬ女の子、宮西奏。ロングヘアの彼女は毎日のように光葉のピアノを聞きに来る。最初は邪魔だし面倒くさいから無視していたが、だんだん光葉は彼女がやっ
てくるのが楽しくなってきた。光葉のピアノは誰のための演奏なのか───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 06:00:00
12321文字
会話率:53%
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた
赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われているにわとりくらいだ。
いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えているドラゴンが気になったフィロが話を聞くと村長に申し出る。フィロが話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。
途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。
「ドラゴンがお姉さんになった?」
「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」
変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。
+++
・アルファポリスさんに別名で投稿していますが、同一人物です。
・ハピエン完結保証
・毎日7時17時の2回投稿です。初日のみ5話投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 17:00:00
87595文字
会話率:42%
家庭内不和から心を閉ざして耳を塞いでいた賢太に、ある日突然不思議な声が聞こえるようになる。似た気持ちをかかえる相手との心での会話に支えられる日々が続く中、賢太のクラスに転校生がやってくる。
〔攻め〕大曽根 秀星
〔受け〕伊川 賢太
外
部サイトでも同作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 05:00:00
40991文字
会話率:50%
R-15は念の為。
【簡易なあらすじ】
謎の箱が設置されたパーティ会場で、ややコミュ障気味で引きこもりな箱入のご令嬢モカと、第二王子サイフォンが出会い、婚約を交わすなり色々とトラブルがやってくるけど、二人で乗り越え最後には結婚するお話。
【普通なあらすじ】
「箱? 何だ……あの箱?」
成人会――貴族が17歳を迎える際に招かれる、王族主催のパーティー。
その会場の片隅に、誰もが目を引く謎の木箱が置いてあった。
誰もが気にしながら、誰もが触れることのないその箱に……この国の第二王子サイフォンが近づいていく。
そしてその箱がキッカケで知り合った公爵令嬢モカ。
サインフォンは互いの利益の為に、モカと婚約を結ぶことにする。
その出会いは良くも悪くも、国を騒がせる出来事の始まりでもあった。
これはサイフォンとモカが出会い、結婚するまでをモカの視点で描く物語。
『その在り方を認め合う為の幻想譚』
※以前、読み切りで書いたモノの連載版となります。
最初の数話は、連載ベースで加筆修正していますが、読みきり版と大きく変更はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 17:46:02
422807文字
会話率:32%
坂井小太郎はある夜、空から降ってきた飛来物を目撃する。それが落ちた場所に向かうと、そこで巨大なロボットと謎の少女と出くわす。
謎の少女は、自分を遥かに上回る巨大なロボットを手足のみであしらい、下す。
人間業とは思えない身体能力、言動に小太郎
はその少女が地球外から来た生物と確信する。
アリスンと名乗る少女。厳密には、『フィギュアム』なる人間サイズのロボットを身に纏う、ヴェノゼリス星系、エルトリアという星を守護する軍人だと言う。
アリスンはトラブルから元の星へ帰る事が叶わず、小太郎は彼女を守ろうと奔走。
エルトリアからの救助を待つ間、小太郎の家に正体を隠し、転がり込む。
やがて、アリスン救出のため地球に仲間がやってくる。時を同じくして、ヴェノゼリスで脅威とされている謎の宇宙生命体『ヴィードル』が出現。
慣れない環境の中、アリスンは苦戦しながらもヴィードルを討つ。しかし、巻き込まれた小太郎が瀕死の重症。
エルトリアの技術で小太郎は一命を取り留めるも、それはエルトリアでは許されない他星系への生命への干渉だった。その引き金となった小太郎との接触をも咎められたアリスンはエルトリアへと強制帰還。
小太郎はアリスンを救う為、立ち上がるも、新たなヴィードルが出現。先の個体とは比べ物にならない程強大なヴィードルにも、アリスンの上官は武装の不足、フィギュアムの破壊を避ける為、地球圏からの撤退を命じる。
だが、アリスンは命令に背き、その身を挺してヴィードルと戦う決意を固める。それどころか、自らの命を持ってヴィードルを討つつもりだった。
戦闘は劣勢。アリスンが自爆を覚悟した時、小太郎の不思議な力により、ヴィードルは撤退、消失。
アリスン達はエルトリアに帰還する。
だが、地球圏にヴィードルの出現を重く見たエルトリアはアリスン達を地球に向かわせた。
そして、小太郎はアリスンと再会するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 17:00:37
99930文字
会話率:29%
伯爵令嬢のクロエ・エシャロットは18歳の時に婚約者である公爵令息から婚約破棄を告げられる。大々的なパーティーでも公衆の面前でもなく、公爵邸でただ静かに告げられた。噂は巡り巡って結婚相手など見つかるはずもなくクロエは『婚約破棄された売れ残り令
嬢』のレッテルを貼られ27歳を迎えてしまった。家族からも冷遇され敷地の隅の納屋で暮らし、自ら働いて生活費を稼ぐ。婚約破棄されてしまった女性が素敵な男性と恋に落ちる、そんな物語のように現実は甘くない。
だが彼女の職場である魔道所の所長や同僚に恵まれて、クロエはどうにか前向きに生きてきた。
そんなある日、魔道所に5歳年下の魔導師のルークがやってくる。それは、彼女がまだ婚約破棄を告げられるより前に親交のあった少年であった。弟のようだと思っていたルークの大人になった姿に困惑しながらも久しぶりに会うことが出来て喜ぶクロエ。相変わらず子犬のようで可愛いと思っていたら急に距離感が近くなったり、いつでも甘やかしてくるルークにクロエは翻弄され、次第に心が溶かされていく。
「あぁ、どうしよう、沼にはまってしまいそうだわ」
心に傷を負った女性が年下に溺愛される話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 09:15:28
141794文字
会話率:32%
心霊スポット、怪異そういった未知なる存在によく首を突っ込みたがる帰宅部エースの主人公。その彼のもとにヘッドギアととあるゲームカセットがやってくる。彼は、ゲーム業界を蹂躙しているというVR機器のその圧倒的なスペックに感嘆しながらその世界を堪能
する。「すごい、これが人肉バーベキューか」....少し不安なとこもあるがまあ何とかなるでしょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:33:23
190221文字
会話率:40%
『想い願ったストーリーは きっと未来に届くから』
ヘットフォンから聞こえる魔法少女のアニメのオープニングソング、それは『魔法少女ひとみ・アイゼン』の主題歌。
私と一緒に活動していた魔法少女、愛染瞳の生きてきた証。この世界に記録してくれてい
る作品のフレーズ。
「涙でさよならは、したくないからね」
そう、言葉にしていた彼女はもういない。
この世界に存在しているのはただひとりの私……魔法少女、久遠未来だけだ。
こんな私でも、いつか前を向いて未来を見つめる日がやってくるのだろうか。
これはひとつの物語が終わった先の、魔法少女の日常を描いた物語。
基本、毎週土曜日と日曜日の投稿を考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 11:55:47
278586文字
会話率:52%
ある日、クラスメイトの山本カイが重傷を負って発見される。
唯一の手がかりは、謎の存在「リベリオン」。
しかし、カイは襲われた記憶を失っていた——。
情報は外に漏らすな。敵は学校内にいる。
そして浮かび上がる、誰かによる“記憶の操作”。
そんな中、元気でおしゃべりな転校生・ユキがやってくる。
だが彼女の明るさの裏に、クラスの誰も知らない「もう一つの顔」が…?
正体不明のリベリオン。記憶を消された被害者。
そして次に狙われるのは——お前かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 17:48:37
17832文字
会話率:26%
プロローグ前半
もうすぐ夏がやってくるような暑さ。
ギラギラとした太陽の光が顔に強く焼きつけている。じんわりと額に脂が浮かんだ。
とは言ってもまだ5月という異常な現実に絶望感を抱く。きっともう夏が隣に来ている。
神奈川県の下の海側
にある少しさびれた街に住んでいる。この街は都会でもなく田舎でもない所で非常に住みやすい。家から10分を歩けば海に着く。
右を見れば江ノ島が佇んでいて、逆方向を見れば神奈川県の左足が見え、前を向けば大島がみえる。そんなこの海はどこか他の場所とは違うフィルターがかかっていて神秘的な要素があるように思える。
国道134号線の信号はやけに空が近く非現実を感じる。海沿い特有の防砂林の向こうから波の音と木々の隙間から隙間風が吹き、そこに巣を構えるカラスや野鳥などの鳴き声が互いに混ざってかすかに聞こえる。
海というものは身近にあるものの中で一番不思議なものである。何が不思議かも分からない不思議。たとえば、海の色は空の色という。赤色や黄色は弾かれて青色になるらしい。
それにしてもどうしてこんなに惹かれてしまう色なのか、ただ青が好きなだけかもしれないけれど、海の色は青では無いから本当にできすぎている色だと思う。
浜に出ると海がギラギラと光っていた。青とはいえない緑が混ざった色で。まだ少し冷たい風が吹き付ける。
いい天気だった。
今日はただ、一人でぼんやり歩きたかった。何も気にせず、考えず、なにもかも忘れてしまいたかった。
ゆっくり、ゆっくりと、足を濡らしたくはないから潮痕を踏まないように下を向いて歩く。ビーサンを履いているから太陽で温められた砂に足が歩くたびに埋もれて心地いい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:44:17
1987文字
会話率:0%
伯爵令嬢でありながらお化粧も社交も苦手なオリヴィアは、仕事しかできない。
だから、〝氷の宰相〟と呼ばれる侯爵アーサーの右腕として、仕事に生きていこう――と思っていたのに。
「結婚する気がないというのはわかった。では、俺と結婚してくれないか
?」
「……はい?」
「承諾してくれてありがとう」
突然のアーサーからの求婚は、どうやら仕事上必要なことであるらしい。
(氷の宰相と呼ばれるアーサー様だもの、結婚すらも道具にするのだわ)
これは偽装婚約だと納得したのもつかの間、アーサーの態度はどんどん甘くなっていく。
「アーサー様にはもっとふさわしい方がいらっしゃるはずです」
「俺に必要なのは君だけだ」
ある日、戸惑うオリヴィアたちのもとへ、とある男爵令嬢がやってくる。
男爵令嬢はオリヴィアの嫌がらせをでっちあげ、アーサーに直訴するが……?
実は両片想いな仕事人間のふたりが、周囲を焦れさせながら無自覚に惚気まくるお話です。
ストレスフリー&陰謀もサクッと解決です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 16:57:29
72532文字
会話率:38%
バイト歴10年のベテランアルバイター、鳥越鷹雄(とりごえたかお)が働く『カンガルー書店七姫店』に、3人の新人美女バイトがやってくる!
妹系甘えん坊新人バイトちゃん・卯月兎紗梨(うづきうさり)、お姉さん系サバサバ新人バイトちゃん・獅戸玲
緒奈(ししどれおな)、清楚系陰キャオタクバイトちゃん猫屋敷宮緒(ねこやしきみやお)。個性豊かな新人の指導係を任されることに。
一癖も二癖もある新人バイトちゃんたちの指導に悪戦苦闘するも、なんだかんだいって職場に行くのが楽しみになる。
癒し系おしごとラブコメスタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:00:00
118209文字
会話率:42%
娼館で暮らすニアナ。
貧乏子爵家の令嬢だった彼女は、幼いころに母と共に父から捨てられた。
困窮する母子の命を救ったのは、下町の娼館の女たち。
彼女たちはニアナにとって実の親以上の、本当の家族となった。
そんな彼女にある日、自分を捨てた子爵家
から使いがやってくる。
親殺しの噂もある有名な変人、冷血公爵ウィリオンへの縁談だった……。
共に過去の傷を背負って生きるふたり。
国を揺るがす陰謀に直面しながら、互いの本当の姿をゆっくりと見つけてゆく。
健気で真っ直ぐ、だけどぽんこつ風味のヒロイン。
無口で冷徹、だけどとんでもないクセありなヒーロー。
あははと笑って、ぐすっと泣いて、手に汗握って。
そうして最後は登場人物たちと手を握って青空にジャンプしたくなるような、そんなお話にしてみました。
ニアナと一緒に幸せになってください!
ようこそ公爵家へ、そして銀の魔女亭へ!
*2025年4月12日より毎日18時に更新
*2025年5月17日最終回
*書籍化、コミカライズ対応いたします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:00:00
129091文字
会話率:33%
時代は2102年の近未来。何時も通りの日常が始まり、いつもの調子で朝のテレビは殺人事件のいきさつを報じている。ついこないだまでは体や心がなれるまで大変だったけど、今ではだいぶ慣れ、日常を過ごしている。周りの人はもっと早くに慣れて有意義に過ご
している人たちがたくさんいる。しかしなぜ、このような世の中になったのだろう。名のある科学者やスーパーコンピューター、研究機関でさえ答えが出せていない。ただ一日の時間が徐々に伸びていき、半年で一時間伸びてしまった。この頃は落ち着いたようでこの状態が常識になっている。それ以外は何も変わらない。それ以外のニュースといえば、芸能人のスキャンダルや政治家の不正、火星探査機が帰ってくる途中で行方不明になったことくらいだ。そんな日々を過ごしていると、また徐々に時間が伸び、世界が混乱を始めた。今度は時間だけではなく、得体のしれない「なにか」がやってきている。ゆっくりと着実に入り込んでくる。「なにか」は一週間後に必ずやってくる。それは何なのか。それまで人間はどう準備しなければならないのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 12:37:41
139272文字
会話率:58%