吉野くんはかっこいい。
しかし、大好きなあの娘とイチャイチャ進学しようとしたのに、なにやら邪魔が入ったみたい。
それでも頑張る、栄光の高校生活のために!
しかし、そんな吉野くんにはとんでもない秘密がありました。
最終更新:2024-11-25 18:27:47
6120文字
会話率:24%
魔術師たちが殺しあう暗黒時代は、“リアライズシステム”によって夜明けを迎えた。
それから半世紀、あらゆる勝負事にカードゲーム『リアライズ』が代用されるようになった世界で、切札学園・高等部に進学した伊達深慧はリアライズがきらいだった。
対して
、今年入学してきた外部生・新遊真はリアライズが大好きで。
「リアライズしよう」
「やらん」
「なんでぇ」
勝つことをおそれる深慧だが、いろんな人々と関わるなかで、リアライズに対する向きあいかたを考えなおしていく。
その裏では、世界をゆるがす大事件がひそかに進行していた。
身近にカードゲームできる友達いないのになにやってるんだろう、と思いながらバランス調整したオリジナルカードゲームです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 08:15:16
138996文字
会話率:46%
俺 古川翔太は高校1年生
今はオヤジとふたりで暮らしている
オヤジが母さんに何も言わずに色々決めるから母さんは飽きれて妹を連れて離婚し家を出た
妹の名前は今は今井陽菜
学校は同学年だが俺が4月生まれで陽菜は早生まれで3月生まれ
約1
年の差は大きく小さい頃は俺について歩く甘えん坊だった
別の中学に進学して会わなかったけど偶然同じ高校の同じクラスになる
しかも妹は学校で屈指の美少女に成長していた
そんな中オヤジと母さんが再婚すると言う
俺はこんなに美少女になった妹に普通に接することが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 08:09:22
70061文字
会話率:91%
有名大学に進学して、このまま最高の大学ライフを送る予定だった秋内才雄は二回生で単位を落とし、まさかの退学。
コンビニで店舗内最悪のパートナー武部紫にこき使われる底辺人生へと転落する。
そんな中突如異世界転移したコンビニ。そこに訪れるモンスタ
ーや外での出来事に巻き込まれていく才雄。
「コンビニで異世界無双だと!?」
ただのフリーターから最速で魔王にまで駆け上がっていく物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 22:07:46
10168文字
会話率:55%
領の端にある何の変哲もない村から、領都の官僚育成学校に進学した少年は、自分の生まれ育った村がなにかおかしいことに気が付いてしまった。
※内容にホラー的な要素はありません。
キーワード:
最終更新:2024-11-23 22:33:21
17715文字
会話率:59%
「えへへー♪ アキトくん、どうどう? 新しい制服似合ってる?」
届いたばかりのまっさらな高校の制服を着たひまりちゃんが、ファッションショーでもしているみたいに、僕――神崎暁斗(かんざき・あきと)の目の前でくるりと回った。
短いスカー
トがひらりと舞い、僕は慌てて視線を上げる。
「すごく似合ってるよ。まるでひまりちゃんのために作られた制服みたいだ」
「やった♪」
僕とひまりちゃんは血のつながっていない義理の兄妹だ。
僕が小学校のころ、クラスに母子家庭の女の子がいた。
それがひまりちゃんで、ガリガリに痩せていて、何度も繕ったであろうボロボロの古着を着ていたこともあって、
「貧乏神が来たぞ~!」
「貧乏が移っちまう! 逃げろ~!」
心ない男子たちからは名前をもじって貧乏神なんて呼ばれていた。
「うっ、ぐすっ……」
ひまりちゃんは言い返すでもなく、いつも鼻をすすりながら俯いてしまう。
そして当時の僕はというと、自分こそが神に選ばれし特別な人間だと思い込んでいたのもあって、ひまりちゃんがバカにされているのを見かけるたびに、助けに入っていた。
そして父さんが食堂を経営していたこともあり、僕はひまりちゃんを家に連れ帰っては一緒にご飯を食べた。
それはいつしか、ひまりちゃんのお母さんも含めた家族ぐるみの付き合いになっていき。
ある時、僕の父さんとひまりちゃんのお母さんが再婚して、ひまりちゃんは僕の義妹になったのだ。
「これからは毎日一緒にいられるね!」
そんなひまりちゃんは年々綺麗になっていき、いつしか「女神」と呼ばれるようになっていた。
対してその頃には、ただの冴えない凡人であることを理解してしまった僕。
だけどひまりちゃんは昔助けられた恩義で、平凡な僕を今でも好きだ好きだと言ってくる。
そんなひまりちゃんに少しでも相応しい男になるために。
女神のようなひまりちゃんの想いに応えるために。
もしくはいつか、ひまりちゃんが本当にいい人を見つけた時に、胸を張って兄だと言えるように。
高校進学を機に僕はもう一度、僕をがんばってみようと思う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 07:20:00
112396文字
会話率:44%
「ごめん、航平のことは好きとか嫌いの対象に思えないから」
「え――」
「航平は昔から一緒にいるのが当たり前で、もう家族と一緒って言うか。ほら、家族と恋愛や結婚はできないよね?」
「えっと――」
「だからごめんね航平。航平の気持ちは嬉しい
けど、今まで通りの関係でいこう?」
「――――」
中学3年の春休み。
高校進学を前に幼馴染の相沢千夏との関係を一歩進めようと勇気を振りしぼった俺――広瀬航平の初恋は。
こうして見事なまでに粉みじんに砕け散ったのだった――。
そして無気力なまま迎えた高校の入学式。
「ちょっと、こーへい! なに見とれてるし!」
「別にみとれてねーだろ」
偶然、子犬を助けたことで、俺は一人の少女と出会った――。
最高:日間総合5位、現代恋愛の日間1位&週間1位獲得です。
カクヨムにて併載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 20:38:20
204209文字
会話率:55%
「どうしてこんなことになったんだろうなぁ……」
地獄のような受験勉強から無事に大学進学が決まった主人公、東雲大樹。
一人暮らしをするために引っ越しをしたかと思いきや、目覚めると巨大な樹の中?
ダンジョンマスターに選ばれたからダンジョンを作
って地球を攻めよう♪って。
意味不明な状況と意味不明な使命。
現代に生きる植物系ダンジョンのマスターとしての最適解はなんだ!
そして、世界は瞬く間に変わっていってしまう。
ダンジョン協会に冒険者制度?
さらに、職業、スキル、ステータス、なにこれゲーム?いや、デスゲーム!?
絶対に死にたくない主人公の生存戦略とは!?
コンセプトは、現代世界にダンジョンが現れたから冒険者になろう!の裏側です。
設定は色々な作品のいいとこ取り&独自解釈でやってます。
只今再開に向けて改変中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 11:54:57
87145文字
会話率:14%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的なサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:36:36
113826文字
会話率:59%
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人
として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 23:17:49
107430文字
会話率:52%
武道遥(ぶどう はるか)は、幼少期の深いトラウマから女性恐怖症を抱えており、目を合わせることも、触れることもできない。
高校1年生の頃、彼は青果花高校に通信教育で通いながら、孤独な日々を送っていた。
しかし、ある日、青果花高校に通う予定の
中学生・麻平桃(あさひら もも)と偶然出会う。
桃は、遥にとって特別な存在となる。彼女の存在が、遥の心に少しずつ変化をもたらしていく。
桃の後押しと家族の支援を受け、遥は高校2年生の進学のタイミングで、青果花高校に通学することを決意する。
遥が配属された2年1組は、個性豊かな生徒たちが集まる特別なクラスだった。
そこでは、過去に様々な事情を抱えた6人の生徒たちが、互いに支え合いながら青春を取り戻すために努力している。
遥もまた、女性恐怖症を克服しようと決意し、クラスメイトたちと共に成長していく。
悩みや過去を乗り越え、少しずつ心を開きながら、遥は自分自身を再発見していく。
そして、彼が踏み出す新たな一歩が、どんな未来を切り開くのか——。
青春と恋が交錯する中で、遥の物語は、成長と共に進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 16:24:01
90907文字
会話率:37%
ともやんとは、かれこれ二十五年の付き合いになる。
進学や就職で離れはしたが、しょっちゅう地元の神戸に帰って来ては、俺の部屋に泊まる仲だ。
親は早くに死んで、兄弟も家を出た。独りで暮らすこの家には、ともやんがいる間だけ、動く時計がある気がする
。
そんな家の屋根裏から、子供の頃に死ぬほど遊んだゲームカセットが発掘された……。
少し厭世的で、懐古主義。格好も付けないだらしない二人が、ようやく新しい関係に踏み出そうとする。
〇現代の神戸に暮らすゲーム好きな三十代独身男性と、気心知れすぎな幼馴染のお話
〇11月3日(日)から2日おきに、夕方5時更新
※女性との交際表現、ゲーム用語あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 17:00:00
16855文字
会話率:33%
*以前、投稿していた「 Is the glass half empty or half full? 」を改稿・加筆した分です。「 Is the glass half empty or half full? 」は非公開にしました。
末子の
進学で25年ぶりに妻の絵里と二人だけの生活になった直人。絵里はパートから正社員になり、直人は慣れないながらも家事を分担している。そんな二人の夕食での一コマ。
これを読んで、週末大切な人と「ビールでも飲もうかな」「デートでも行こうかな」と思っていただけたら嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 23:08:26
3717文字
会話率:40%
御門隼斗(みかど はやと)・20歳は、中学生の頃からギターに没頭し、プロを目指してバンド活動を続けていた。
4つ下の妹・泉海(いずみ)も遅れてギターを始めるが、隼斗は次第に追い越され、焦燥と劣等感に苛まれるようになっていく。そして自分が
燻ぶっている間に、とうとう妹は事務所へ所属するギタリストになってしまった。
一世一代の覚悟で専門学校へ進学する隼斗だが、芽が出る気配もないまま、やがて社会へ投げ出されるタイムリミットが近付いてくる。
そしてバンドメンバーと話し合い、ある決断のもと隼斗たちはライブハウスのステージに上がるのだった。
★以前投稿していた別作品『ガールズバンド 影を踏む』のスピンオフです。が、本編を読まなくてもお楽しみ(?)いただけると思います。
★もう少し知りたいなと思ってくださった場合は、あとで本編の一部だけでも読んでみてください。
第1章の「泉海の家」、第3章の「不和」、第7章の「泉海の迷い」、第9章の「照らしてきた者たち(前編)」「御門泉海」あたりの流れを知ると、このお話への没入度も高められるかもしれません。ご興味があればぜひ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 19:20:00
9531文字
会話率:33%
大学1年生である朔月 紘都はある日公園のベンチに座っていると知らない女性に怪しげな本を渡された。その本に書かれたプログラミング構文を多大なる時間をかけてパソコンに打ち込んでAIの作成に成功した。作成後、AIから"自分を作ってくれ
たお礼"として紘都が冗談交じりで願った「異世界転移」は本当に叶ってしまい...............
※この小説は自称進学校(多分)の在校生によって書かれています。不定期投稿ですが、どうかよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 00:00:00
2243文字
会話率:26%
めちゃくちゃ仲の良い兄妹がいます。
むかーしからずっと仲良しです!
でもこの二人、ちょっとした事件を機に、それぞれ別人のようになっちゃったんですよ。
わんぱくだった妹は、いきなり兄に従順に。
生意気だった兄は、笑顔が明るい元気印に。
急に良い子になるなんて凄いよね!
で、そこから数年、色々ありました。
やがて、妹が兄の通う高校に進学します。
二人を見て、ちょっと周りもびっくりしています。何せめちゃくちゃ仲良しですからね、羨ましいんでしょう。
でも二人とも、なんか戸惑っているみたいです……。
その中で、とある集団は妹を歓迎してくれました!
和楽器サークルです。
物語は一応、ここを舞台に進みます。
でもちょっと楽器やる暇、あんまりないかもですね、ああっ、我らが仲良し兄妹は一体! なんかこじれて大変なことになっちゃっている気が! ちょっと大丈夫? いやほんと大丈夫ですか、助け呼びますか。
もがいてあがくそれぞれの想いが、崩れたモノを昇華させる。
何だかんだあがいた先で、ハッピーエンドは迎えたかな?
それともエンドじゃなくてスタートかな。
破天荒な不良たちが、笑顔で大暴れする話。
最終的には元気で明るく、型破りな演奏会を、どうぞご覧あれ。
※15禁は、念の為じゃないです。ガチです。明らかにアウトです。ご承知おきを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 14:58:21
83658文字
会話率:28%
夜、とあるアパートの一室。彼は布団に包まり、過去を思い返していた。ノックの音に震えながら……
「お~い、開けてくれよお。親友が来たぞー、ははははははははっ!」
――あり得ない。だって、あいつはあのとき……。
彼には親友がいた。
高校時代からの付き合いで、馬が合っていた。進学先は違ったが、卒業後もよく遊び、時には一緒に旅行にも行った。ずっとこの友情は続くと思っていた。しかし……。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-27 11:00:00
2955文字
会話率:72%
死ね、とカップに口をつけた瞬間に呟いたせいで、そのあとに口に含んだコーヒーがやけにドロッと粘りがあった気がした。しかし、それは砂糖を多めに入れたせいだろう。だいぶ甘くなっ――
「と、いうわけで、いやぁ、ほんっと甘い生活っていうのぉ? い
やー、悪いな! 結局、俺の方が先に彼女作っちゃってさぁ。わりっ!」
殺すぞ。"結局"ってなんだ。まるでどちらが先に彼女を作るかを競い合っていて、しかもおれが先に作ると豪語していたみたいじゃないか。
……してたか? いや、なんにせよ、確かにおれの方が先に彼女ができると思ってはいた。共に、まったく春も色もない高校生活を過ごし、おれは大学に進学。こいつはフリーター。おれの方が有利だと。しかし、この夜、近況報告会ということでファミレスで落ち合ってみたら、これだ。惚気話を聞かされて胃がムカムカしてきた。
「いやぁ、できるもんなんだぁ。正直、俺さ、なんていうのかなぁ、そういう星の下に生まれてこなかったというかさ。諦めかけてたんだよねぇ……幸せな人生ってのをさぁ……」
友人のやつはそう言い、どこか遠い目をした。先ほどまでこのクソが、と思っていたのに、そんな声で言われたら、しんみりしてきた。
こいつは父も母も知らない、養護施設育ちだ。事件など問題を起こしたことがない、いいやつなのだが、施設側にも年齢や人数制限など都合があるのだろう。転校を繰り返し、友人が少ないらしい。やつ自身も、どこか自分の環境は普通ではないという意識があるようで、またそれが人を遠ざけている節があった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-21 11:00:00
2915文字
会話率:69%
17歳にして、物理学、化学、生理学・医学の3つの分野からノーベル賞の候補となっている空前絶後の天才、越前泡(えちぜんばぶる)は、数々の海外の大学の進学を断って、普通の高校に進学していた。
そんな彼女は、科学で説明することのできないオカ
ルトを心底嫌っている。その中でも、ワープやタイムマシンなどの理論上存在しない妄想科学を否定している。そんな彼女の前に、ワープしたとしたとしか思えない状況が発生する。
彼女は自身が理解できない現象に頭を悩ませていると、機械いじりが好きな幼馴染の古畑一茶がワープを起こしたと主張して……
ワープ装置をめぐるSF作品になっています。所々、物理学の理論の解釈が間違っているかもしれませんが、作者の理解不足と言うことでご勘弁ください。
※カクヨムにも阿僧祇名義で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 09:11:44
88701文字
会話率:47%
17歳にして、物理学、化学、生理学・医学の三つの分野からノーベル賞の候補となっている越前泡(えちぜんばぶる)は、数々の海外の大学の進学を断って、普通の高校に進学していた。
そんな彼女は、科学で説明することのできないオカルトを心底嫌って
いた。そんな中、彼女はファフロツキーズ現象という魚や蛙が空から降ってくる異常気象について語っているオカルト部を科学の知識で論破する。
彼女は論破し終わった後、窓を覗くと、魚と蛙が空から降ってきた。その現象は彼女の理論を真っ向から否定するものだった。
彼女は自身が理解できない現象に頭を悩ませていると、機械いじりが好きな幼馴染の古畑一茶が魚と蛙を降らせたのは、僕自身だと主張する……
ワープ装置をめぐるSF作品になっています。所々、物理学の理論の解釈が間違っているかもしれませんが、作者の理解不足と言うことでご勘弁ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 13:11:13
78127文字
会話率:51%
自称進学校に通っている高校2年生の主人公。
毎日が充実した生活を送っている。しかし、もうすぐ高校3年生になる主人公は進路という人生の分岐点に立っている。
友達みんな進路が決まっているのに自分には夢も行きたい大学もない。
毎日親や先生、友達か
ら圧力を感じてしまう。
そこで主人公はどう立ち上がり自分の人生を決断していくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 00:18:52
2680文字
会話率:0%
教師であるわたしの担当は明俊高等学園の3年A組。その日は進路相談の日だった。大半の生徒が進学を選ぶ中、就職するという生徒が現れた。多田誠。成績は中の上。おとなしい性格で素行に問題はない。あえて言えば引っ込み思案な所が欠点か。
「――僕、泥
棒になります」
多田がとんでもないことを言い出した……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 15:24:28
6278文字
会話率:52%
【一言あらすじ】
・学園ハーレムラブコメのヒロインレースにホモ覚醒した主人公が参戦し、クセのある美少女たち(ちびっ子ボクっ娘、完璧お嬢様、コミュ強ギャル、眼鏡狂い、元ヤンイケ女)に並び立つまでを描く物語。
【詳しいあらすじ】
高校二年に
進学した犬神湾太郎(いぬがみわんたろう)は、同じクラスになった昼間瞳子(ひるまとうこ)に一目惚れをして告白をする。あっけなく振られてしまう湾太郎。「──あの噂は本当だったのか」。その時、彼女にまつわるとある噂を思い出す。その内容は、魔王と恐れられる男子生徒・手塚悠馬(てづかゆうま)に、彼女が無理やり従わされているというもの。惚れた女を救うため、手塚を尾行する湾太郎。しかし、ストーキングを続けるなかで、悪評てんこ盛りの手塚が噂通りの悪漢ではなく、ただ無愛想なだけの善人であることを知る。真実を知ったことで自らの過ちを認めた湾太郎は、いつの間にか自分の心が変化していることに気づく。「俺は手塚と友達になりたい」──けれど、その感情の正体は友情ではなく恋ごころで……。男を好きになってしまった自分に戸惑いながらも、彼との甘酸っぱい青春を夢見る湾太郎。しかし、手塚悠馬の周囲には、いつも五人の美少女(メスブタ)の影があった。覚醒ホモ・犬神湾太郎は、性別の壁を越え、魅力的なハーレムヒロインを押し退けて、ヒロインレースの土俵に立つことができるのか。
※なろう、カクヨム、ハーメルンに掲載してます。
※あらすじの内容(文庫本一冊分)まで執筆済み。毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 21:10:00
120014文字
会話率:34%
田舎から進学の為に東京に上京してきた朱莉。
彼女は慣れない都会の生活とホームシックによって心労を溜め込んでおり、その限界で道端で倒れてしまう。
そこを偶然通りかかった宗介は、彼女を家へと連れ帰り介抱する。
全てを受け入れてくれる宗介の優しさ
によって少しずつその心を癒していく朱莉。
一方で宗介の方も純真無垢……それでいて自分の事を全く知らない朱莉との交流によって疲弊していた心を癒していった。
こうして段々と心惹かれていく2人のことなど露知らず、朱莉の故郷では彼女の帰りを待ちながら、日々をダラダラと過ごす圭太。
彼は幼い頃から朱莉と共に過ごし、周りからはおしどり夫婦とからかわれるような存在であった。
だが、実際には告白に踏み切ることは出来ず、共に進学して上京するという約束も、自身が受験失敗したことにより果たすことは出来なかった。
来年こそは受験に成功すると誓い、朱莉を東京に送り出した圭太。
その何もしてこなかったツケを近い未来に払わされることを、この時の彼は思っても見なかったのであった。
これは圭太視点から見るとBSSでNTR。
朱莉視点から見ると至って普通な恋愛話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 00:00:00
25019文字
会話率:38%