名を持たない少女は、水穂国(みずほのくに)にたびたび厄災を及ぼす荒ぶる神が依りついた「神依りの巫女」として、小さな島に一人きりで暮らしてきた。
誰とも会わず、話さず、触れ合うこともなく。
しかし十七歳になったある新月の夜、供物を捧げにきた神
護り(かみまもり)によって、少女はある事実を知らされる。
このまま誰にも顧みられずに一人で死ぬのは、嫌だ。
少女はとうとう島を脱出するも、追っ手の神護りが迫ってくる。
ところがピンチに陥った少女を助けた者がいた。
長い黒髪と深い闇のような目を持つ、白皙の青年、由良(ゆら)。
少女は由良によってハルと名付けられ、夫婦を装って逃亡を始めるが――。
「巫女ではなく、一人の娘として人の営みのなかで生きたい」
国の礎をも脅かす、ハルのささやかな願い。
果たしてその切なる願いは、荒ぶる神に届くのか。
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「魔法のiらんど」さまにも投稿中です(タイトルは「水穂国事変 神依る巫女の反逆」)。
完結まで連日投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-18 22:00:00
129514文字
会話率:40%
あの日に置いてきた記憶に、今そっとピリオドをうつ
――そんなささやかな、思い出の恋の話
最終更新:2022-11-18 20:19:46
3072文字
会話率:29%
現実世界で異世界転生をする試み。どのようにして殺伐とした現実を捉え直し、色彩に溢れた異世界へと脳内変化するか。そのささやかな試み。
最終更新:2022-11-16 22:00:26
586文字
会話率:0%
ささやかな最高は大袈裟過ぎるだろうか
最終更新:2022-11-15 10:23:57
1972文字
会話率:0%
ささやかな幸せでその一日が気分良くなる
最終更新:2022-10-25 10:32:53
1181文字
会話率:0%
傀儡の魔女。その名が指し示すのは、あらゆるものに憑りつき、意のままに操る魔女。そんな彼女と、今にも暗殺されそうな王子様の、ささやかばかりの恋愛譚。
最終更新:2022-11-14 07:00:00
23149文字
会話率:32%
この世界には、滅亡に至る予言がある。
『滅びの獣が世に出でし時、地の人は先祖の贖罪の為にその身を獣に屠られる』
数百年毎に解ける封印。獣の殺戮による人の血肉が、残酷な神に捧げる盃に満たされる。
僅かに生き残った人々が、何とか命を繋いで子孫を
殖やした頃、獣はまた目を覚ます――。
いつ始まったか、いつ終わるかわからない。
予言なんて嘘だと思わなければ生きていけない。
17歳の霖と、恋人の竜は、それぞれ、求めるささやかな明日の為に戦おうとしていたけれど。
残酷な運命は、ふたりを引き裂いて――。
※なろう的ではありません
※恋愛要素は強めですが恋愛描写は強くありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-07 00:38:37
180918文字
会話率:52%
「そのアバターでダイブする場合、ゲーム内でプレイ中に“ロスト”すれば、現実の君も死ぬ!」
退屈していた女子高生、金合歓零(あかしあれい)の日常は、唐突に終わった。
時代を制した覇権ゲーム、フルダイブ型MMO-RPG“Reincarnatio
n”の非正規ルートアバターを渡された零に告げられた、狂気の世界に誘う言葉であった。それが彼女を駆り立て、縛り、燃えたたせる。
…アバターを渡した者の、ささやかな噓であることも知らずに。
零は今日も、アバター“ベアトリーチェ”に命を乗せて、全身全霊で遊ぶのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 14:36:16
21960文字
会話率:30%
常にある日常、その中で小さな奇跡を探し、見つけた気になる。日常から非日常への逃走願望が主人公の日常をささやかに揺らす。
最終更新:2022-10-28 01:47:17
2076文字
会話率:0%
「ほら、新しい甥っ子だよ」
姉のアユが久々に帰ってきた。
腕に新生児を抱えて。
農業を営む柚木尚の家は少し世間とは違った家族構成だ。
古いしきたりに縛られる集落の中でかなり浮いていた。
しかし、それを吹き飛ばすバイタリティがアユにはあり、家
族全員それに振り回されている。
アユの産んだ子はこれで四人目。
子育ては実家にいる尚と両親たちに丸投げでせわしない日々。
でも、十分だ。
『楽園』の柚木健の弟、尚を中心に柚木家のありようを描きます。
BL要素はありません。
この作品はエブリスタ、アルファポリス等他サイトにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 19:09:29
14962文字
会話率:36%
日本版メトロです
破滅した世界の地下鉄で人類は最後の時を待っています
東京にある地下鉄でまことしやかにささやかれる、安全な駅、『太陽の駅』
そこを目指し、泡のように生きる事を望んだセツナ、アカリという少女の話です。
最終更新:2022-10-24 18:50:30
24620文字
会話率:57%
人と人は支え合ってできているんです――――――
気が弱くて学校でいじめられている須藤さんは、
先生のそんな言葉が信じられなくて調べてみることに決めた。
これは、「人」の在り方に纏わるささやかな祈りのお話。
※この作品は「カクヨム」、「ハ
ーメルン」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 10:20:04
5134文字
会話率:37%
目と目が合うだけで
言葉は分からなくても
通じ合えたり
幸せな気持ちになれたり
ささやかだけど
優しい世界
キーワード:
最終更新:2022-10-22 07:00:00
391文字
会話率:0%
賑やかなパーティー会場から離れ、一人バルコニーに佇むエリーゼ。
公爵令嬢である彼女は、今日も浮気な婚約者に悩まされていた。
エリーゼに見せつけるように、他の令嬢と戯れるアルバート。
本来勝気なエリーゼは、自分よりも身分の低い婚約者に対して黙
っているようなタイプではなかった。しかし、エリーゼは不実な態度を取り続ける婚約者に対して強気な態度をとれないでいた。
なぜなら、うっかり聞いてしまった友人たちとの本音トークに、
自分自身の足りなさを知ってしまったから。
胸元にそっと手を置き嘆くエリーゼ。
「いいわね、見せつけるものがある人は……」
女の価値は胸の大きさにあると豪語する婚約者の言葉に、すっかり自信を失ったエリーゼ。
華奢な彼女は、婚約者に寄り添う胸の豊かな令嬢に対し、敗北感を募らせていた。どうやら婚約者は運命の愛を見つけたらしい。
「この婚約は破棄するしかないわね」
私もできれば愛する人と結ばれたかった。でも、自分には叶いそうにない。惨めさに思わず涙がこぼれる。
とそこに、幼いころともに遊んだ王太子殿下が現れて。
「ねえ、君を泣かせたのは、あいつ?」「僕なら泣かせないのにな」
ぐいぐい迫ってくる殿下の真意は!?エリーゼの恋の行方は!?
小さなコンプレックスに悩む可愛い公爵令嬢と、公爵令嬢の全てを奪いつくしたい見た目天使、中身腹黒な初恋拗らせ王太子殿下の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
本文一万字程度。本日中に完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 22:00:00
10193文字
会話率:49%
風の精のあなたが風を起こしている最中に、女子学生の二人組が歩いて来ました。あなたは必要以上のことはせず、仕事に専念します。そうしていたら、女子の片方が自分からおこないました。それを見たあなたが癒される……という、大したことのない内容です。
※たくし上げやめくり上げの変態的な描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 10:37:12
978文字
会話率:32%
駅のミルクスタンドのささやかな交流
この作品は「カクヨム」「note」等にも掲載しています
最終更新:2022-10-16 17:10:52
4255文字
会話率:6%
美少女ミアは、幼なじみの男子ミチルと揃って同じ高校に見事合格し、新生活をスタートさせた。ミア本人は知らぬままに周囲では小さなトラブルが起こっている。内気なミアを取り巻く友人たちには心配ごとがあれこれ。
日常に寄り添うささやかなファンタ
ジーが加わった友情愛情ストーリー。
※ 以前掲載した『In my mind 美少女周囲では勝手にあれこれ起きてしまうものよ』を全面的改編 & 加筆して掲載して行きます。
ノベリズムに先行して連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 00:10:50
218916文字
会話率:35%
「ほ、本を読んで呪文を声に出すだけで魔術を覚えちゃうなんてそんなの、強すぎて物語の主人公としてはボツなんじゃないですか――!?」
アルテミシオン王国(元)第一王女、ライラ・アルテミシオン十六歳。
お医者様も絶句するレベルの虚弱体質、そして
とにかく陰湿な継母のいじめを乗り越えついに婚約者探しのパーティへ出られると思った矢先、陸地から遠く離れた孤島へと追放され――いつの間にか、世界で最も強い魔術師になっていました。
そして、ささやかな人助けをきっかけに、個性も種族も多種多様な島民たちから少しずつ依頼が届くようになり……?
さらにさらに、故郷の王国も何やら大変なことになっているようで……!?
いわゆる「淑女の幸せ」からは横道スピンしまくってるけど、島暮らしって実は最高!
元王女・現最強の魔術師と彼女を取り巻く様々な人々(異種族いっぱい含む)が織り成す、ゆるふわ(?)スローライフ(?)ファンタジー。
隔日更新を予定しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 21:09:51
120594文字
会話率:52%
おっさん冒険者ケインは、いつもの薬草採取の途中で幸運にも、超レアアイテム『蘇生の実』を手に入れる。
一度は売って金に変えようと思ったケインだったが、仲間の命を救う薬を求める少女と出会う。
その姿に、死に別れた幼馴染の少女アルテナの面影
を重ねたケインは、わずかな小銭と引き換えに『蘇生の実』をあげてしまう。
実はその少女は、剣姫と呼ばれる最強冒険者アナストレアであった。
翌日から、ケインのもとに突然Sランクのパーティーから加入依頼がきたり、死にかけの最凶最悪の魔獣を奇跡的に倒して大金が手に入ったり、二十才以上も年下の聖女にいきなり告白されたり!
善良なだけが取り柄のケインの地味な生活は、アナストレアとの出会いから一変することとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-05 21:20:08
549243文字
会話率:39%
夕食をとるために、気まぐれに入店したそこで、私は一人のダンサーのパフォーマンスに圧倒され、冷めやらぬ興奮のままにダンスを習うことを決めた。
その、ささやかなはずの変化は、だけど、私と、私の周囲を、思いのほか大きく変えていく。
そして、
その大きな変化は、何故か私を文化祭の舞台の上へと誘った。
悩み、開き直り、そして舞台に立つ直前、自分と向き合い、一人のクラスメイトと向き合う。
そうしてようやく見つけた“一つの想い”を胸に、私は舞台に立つのだった――。
――という感じの短編です。一応『ガールズラブ』や『百合』というキーワードをつけていますが、それを一番に求めている人からすると物足りないかも知れません。
それでも読んでいただけるととても嬉しいですし、何か少しでも良かったと思っていただける点があれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 18:23:01
10221文字
会話率:23%
自分の書いてきた作品についての、ふとした思い付きから、浮かぶがままに思いを綴った(ものを読める形に整形した)エッセイです。
大きな成功を手にしたわけでもない人間の戯れ言ではありますが、受け取り手次第では多少は価値が生まれないこともないかも知
れない、そんなささやかな願いをこめて、お届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 21:00:00
3706文字
会話率:0%
柊 聖(ひいらぎ せい)の日常には、魔法少女がいる。
雪村 翠(ゆきむら すい)。それが、美しいアッシュ・グレイの髪を持つ、彼女の名前。
ひとつ年下だけれどずっと背の高い、また大人しい、高校でもバイト先でも後輩である彼女はたったひとつ
、ほんのささやかな魔法を、小さな小さなその奇跡を、傷ついた誰かを、その傷を癒すために使うことができる。
こうありたい、こうなりたい。胸に夢を抱きながら、魔法のことなんて普段はおくびにも出さず、翠は日常を過ごしている。
翠の夢。それは小説家になること。自分の物語を、伝えること。
聖には夢がない。だから翠の夢を、見守っている。
彼女だけでなく、その夢を持つ身近なものを、聖はほかにも知っている。
その人の持つ夢への渇望を、聖は自分では埋めきれない、癒し得ないことを自覚している。
翠が願うのは、翠もまた、自分の持つそのちからでは、癒し得ぬ人がいるから。
夢を見守るもの。
夢を、追うもの。
ふたりは出会い、再会し。先輩と後輩として、同じ高校に通う。
これはそんな、「癒せないふたり」のお話──……。
毎週一回更新、夢を見守る少女と、夢を追う「ささやかな」魔法少女の日常を描いた物語。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 17:00:00
195007文字
会話率:25%