昭和四十年代の初め、望むか望まざるか解らない状態で、この世に生を授かった主人公である「私」
頓挫と挫折を繰り返しながら成長し、様々な経路を経て漸く望んでいた「家族」を手に入れて、三人の子に恵まれて念願であった独立開業を果たす。
しかし時代の
波は厳しく、文字通り不眠不休の努力をするが、力及ばず。
再就職を果たし、正にこれから今まで苦労を掛けた分を「家族」に恩返しして行こうとした矢先に、全幅の信頼を置いていた「家族」からの突然のダメ出し。
予期せぬ事態に狼狽えながらも、「家族」の思いを受け入れるしかなかった「私」
そして、私を慕う末っ子であり長男でもある小学三年生になった「坊主」
そんな主人公である「私」の現在迄の歩いて来た道と、これからの思いを描きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 15:28:52
216729文字
会話率:6%
白河夜船: 知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。(コトバンクより転載)。
二十歳の誕生日前夜、私は叔父の車で「夜釣り」に連れて行ってもらった。家の者には行き先も告げずに行う、叔父の家の儀
式めいた伝統だ。あれ程背筋のぞくりとした夜は、後にも先にもあの一夜だけだった。
それから三十年、私は息子にだけこの秘密を語り継ぐことにした。奇しくも、私の誕生日の晩の事であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-20 14:00:00
8076文字
会話率:30%
単身赴任中の父が帰ってきた。へとへとに疲れた様子で。そういう私も勉強でへとへとだ。
翌朝、珍しく一緒にご飯を食べた。偶に父に会うと、言いたいことがぽろぽろ出てくる。胸の中に余裕を持たせたくなってくる。
最近忙しかったり、疲れてたりする人
に。
ちゃんと心に栄養あげてますか。
家族と食事したり、どこかアットホームな居酒屋さんとかで、知り合った人と喋りながら…なんてのも良いんじゃないでしょうか。
ご飯は人と人を繋げるものですから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-15 15:00:00
2215文字
会話率:48%
幼い子供とその家族の日常、好奇心旺盛な年頃の男の子、タケルがある日見つけた街中にある小さな鳥居。
これが何を意味するものかと父親に尋ねるも、父親も本当の意味は幼い我が子に伝えたくなかった。
「神様の通り路」そう教えたその日からいつか神様を見
てみたいと思うタケルは非日常へと足を踏み入れてしまう。
そこに待っていたのは神様か、それとも。
そこで交わした一つの約束。
大人目線、子供目線、はたまた人ではない誰か目線で織り成す怪奇な世界の物語。
Amebaブログに掲載する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-28 02:22:06
6246文字
会話率:60%
「師匠!! オレに童貞を捨てさせてくれ!!」
「マジで殺すぞ」
会社をリストラされ、妻からは離婚を言い渡されたおっさん『ガタベ タモン』。
元はゴリゴリの男であったが、ある朝目が覚めると、転生事故によりその体は大事な大事な愛娘のものになっ
ていた。
彼を召喚したのは、パーティーを追放された性格に難ありの勇者である。
勇者の目的はただ一つ――自分の奴隷となる少女を召喚し、童貞を捨てることだったのだ。
大事な娘の貞操を守るため、娘と共に元の世界に戻るため、おっさんは勇者との奴隷生活(アイテム屋)を続けながらもその体を守り続ける。
これは――愛する家族のために奮闘を続けた、一人のおっさんの異世界生活記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 21:08:43
36282文字
会話率:44%
魔法主義……それは科学文明社会から魔法文明社会への転換を目論む、悪い冗談のような政治的イデオロギー。
二十一世紀初頭、魔法主義を掲げて革命を目指すテロリスト集団、魔法主義革命家団体の魔の手から、一人の魔法少女が日本を守り続けていた。
魔法少女の名は鬼宮惣左衛門! その正体は、世界最強の武術家にして、二児の父親である中年男!
最強無敵の魔法少女として、魔法主義革命家団体の魔法使い達を、蹴散らし続ける惣左衛門であったが、思春期を迎えた息子との関係はこじれまくり……。
「自分の親父が、十代の女の子みたいな格好で、人前に出てるんだぜ! 気持ち悪いって感じるのが、普通だろ!」
そう言って、父親に反発する息子の方は、中学校の音楽教師相手に、初恋の真っ最中で……といった感じの、TSF系ライトノベルです。
/他サイトにも同一PNで投稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-02 12:09:46
285247文字
会話率:20%
運命の人に出会い、結婚し、かわいい子供に恵まれた、平凡だけど幸せな日常。それはある日、何の前ぶりもなく、唐突に消え去ってしまう。
不慮の事故で夫が行方不明になってしまったのだ。
一人になってしまったわたしは、夫の代わりに娘と家を守るために働
き始める。しかしその忙しさから、いつしか娘のことが見えなくなってしまう。
同じことが繰り返される日々。けれど不意に、娘からある一言が発せられる。
ごめんなさい。
その言葉で、わたしは自分の過ちを知るのだった。
その過ちを償うため、久しぶりに娘と一日を過ごすことにしたわたしは、徐々に娘の成長ぶり、尊さ、大切さ、そして自分が本当にするべきことに気づいていく。
これは一度間違いを犯してしまった母親と、そんな母親に寄り添ってくれていた娘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-20 22:53:30
12050文字
会話率:24%
おしゃまな女の子、ミホはかわいい幼稚園児。
今夜も優しいパパとママの真ん中で、「川」の字になって親子三人、仲良く一緒に夢を見る。
でも、ちょっぴり怖い夢を見ちゃったとき、家族全員の共通点に気付くのだった。
最終更新:2018-06-12 20:17:24
1565文字
会話率:63%
今日も家族連れで賑わう、市民の憩いの場・堂崖動物園。なかでもとびっきりの人気者・ゴロウは、少々困ったクセの持ち主だ。ある土曜日。ゴロウは、とんでもない光景を目にしてしまう…。
最終更新:2016-02-20 21:20:50
2073文字
会話率:38%
異世界へに召喚された男、白谷優也(16)に女神様からチートスキルを授かり、自分との間に子供を作ってほしいと言われる。
彼がイエスと即答して生まれた娘達は、世界の破滅を目論んでいる魔神を倒すために、シラタニから受け継いだチートスキルを秘める
半人半神のトンデモスペックの持ち主で、14歳になって魔神討伐に旅立つのだが……。
「父さん、洗濯物一緒にしないでって言ってるよね?」「お父様、もう少しご自分の体臭を気になされたほうがよろしいのでは?」「パパ、邪魔……」「父上の後に湯船に浸かるのは遠慮願いたいでござる」「親父、ガミガミうるせえんだけど?」
年頃になった娘達は反抗期真っ只中だった!
5人の娘達と残ったわずかなチートスキルを駆使して優也は打倒魔神を目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 03:48:55
28751文字
会話率:35%
遺伝子最適化が合法化され、日本人は美しく優秀であることが一般的になった。そんなご時世に、最適化されていない『未調整』の布津野忠人は、三十歳にして解雇され無職になってしまう。ハローワークからの帰り道、布津野は公園で完璧なまでに美しい二人の子ど
もに出会った。
「申し訳ありませんが、僕たちを助けてくれませんか?」
彼は何となく二人と一緒に逃げ回ることになり、次第に最適化された子どもの人身売買の現場へと巻き込まれていく……。
<本作の読みどころ>
現代日本でのおっさん主人公最強モノ。遺伝子操作された周りの仲間は優秀だけど、主人公はごく普通の人。だけど、とても善人だから、みんなが彼についてきて世界まで救ってしまう系のノリ。アクション要素あり。主人公が必死に頑張ってきた合気道で爽快に大活躍。そうやって心を開いていく子どもたちを養子にしちゃう話です。
※プライムノベルス様より『遺伝子コンプレックス』として出版させて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-18 19:00:00
919931文字
会話率:43%
子供とは、大人とは、そして教育とは。
勉強だけを、教えてきたお母さん。お母さんの言葉だけを信じて生きてきた勉。
そんな勉強人間が自立するのはいつになるのか。
自立と親子関係について悶々とした気持ちを書き連ねました。
最終更新:2018-05-13 15:53:11
3911文字
会話率:75%
「全くもう…甘えん坊なんだから…」
これはある親子の、最初と最期の物語。
最終更新:2018-05-04 22:52:05
1754文字
会話率:20%
子供というのは、だんだん祖母の家に行きたがらないようになるものです。
私もそうでしたが、いざ自分の親がそう言われると考えると、悲しいものですね。
さて、この親子はどうするのでしょう。
最終更新:2018-04-24 00:56:46
985文字
会話率:20%
――王族。
それは、一国を支配する代々受け継がれし血筋。民を導き、土地を治め、そして国民の模範となる者達。 故に、王族の元に生まれた少年は、自分がこんなにも過酷な運命に突き落とされるなんて、思いもしなかった。
――まさか、捨てられ
るなんて。 しかし、そんな少年に救いの手が差し伸べられる。それは、偶然にして必然。出会うべき二人が出会った瞬間であった。 そして、少年は成長する。義理の親の元で、本物の親子のように。 だが、王族特有の特殊技能、テクネーを活かし貴族であるフェリス、シルバとの交友を深めるレイヴンに数え切れないほどの災厄が舞い降りる。
――伝説の魔剣。
――陰謀蠢く武の祭典『剣魔舞闘』。
――神々によって引き起こされた戦争。
剣と魔法の世界で、彼は仲間と戦い抜くことを誓った。
――全ては、あの時の真実を知るために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-23 22:19:27
152148文字
会話率:42%
この物語は、いつまでも過保護に育てているお父さんの存在を
上原さん目線で描くのではなく、理想のかたちを作り上げることだと
思い、この作品を描きました。
まず、お父さんはいつまでも子供思いだと言うことを認識している
世界って、実現世界でもよく
あることだと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-21 01:00:00
1778文字
会話率:15%
「アラフォー男の決断・第一部 ~一卵性親子との決別~」の続編。
一卵性親子と決別した主人公・森山直樹。元上司の計らいで、職場の後輩・和田優子と再会する。2人は共通の趣味で意気投合するが、元上司の思惑に反し、なかなか恋愛関係には発展しな
い。その背景には、それぞれに「家族問題」へのトラウマがあった。
そんな2人が葛藤を乗り越え、人生を共にする方策を模索していく過程を描いたストーリー。
※全17話。毎日20時に更新します。
※リアリティを出すため、一部実在する地名・機関名を使用していますが、この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-28 20:00:00
25339文字
会話率:34%
主人公・森山直樹は福祉職の地方公務員。生まれも育ちも大阪府堺市・・・生粋の堺っ子である。2002年12月、妻・恭子と結婚し、3人の子どもに恵まれて、家も建てた。
表面的には「典型的な日本の家族」に見えていた森山家であったが、時間の経
過とともに不全感を強めていく直樹。40歳を目前に控えたある日、突然恭子に離婚を突きつける…。そこには、とある「家族病理」が暗い影を落としていた。
現代の家族病理…「一卵性親子」に翻弄された、平凡なアラフォー男のストーリー。
※リアリティを出すため、一部実在する地名・機関名を使用していますが、この物語はフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-10 20:00:00
53328文字
会話率:21%
――どこかにいるような、どこにもいないような「あたし」の日常――
町田さやか は、入学式当日に『平穏無事に過ごせるような高校生活』を望み、決意する。
でも新しい友人や個性的な先輩たちに囲まれていると、そういうわけにもいかないのであった。
物知りな美晴や強引なマサキたちと知り合い、天文部に入部したり、写真部にも引きずり込まれたりして、個性的な友人や先輩たちと一緒に、それなりに楽しい日々を過ごし始める。
★二学期が始まった。学校祭に向けて学校全体がソワソワ落ち着かない。
さやかの交流範囲も徐々に広がる。マサキや先輩たちとの関係にも、少しずつ変化が訪れる。
= * = * = * = * = * = * =
美晴視点のスピンオフ『美しき星と晴れた空に』も同時に(というか時々)連載中です。
= * = * = * = * = * = * =
◆ブログにて同タイトル連載~長期放置になっていたものを、加筆・修正して載せて行きます。(※重複投稿)
◆連載していたのが約十年前であるため、作中の舞台は二〇〇五~七年辺りの設定です。
当時は、スマートフォンなんてまだ一般的ではありません。携帯を持っていても、ガラケー一択。
というかガラケーって言葉もなかったし、料金も従量制。そういう時代背景(?)です。
◇今回は『完結すること』を目標にしております。
※1/16、第一章内のエピソードを少し入れ替えました。
章全体を通しては内容の大幅変更はありませんが、もし読み途中の人がいたらごめんなさいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-13 15:11:54
559849文字
会話率:34%
僕の母親は料理が下手だった。
そりゃぁもう、驚くほどに不味い。
そして、僕が特に嫌いなメニューはカレーだ。
最終更新:2018-01-19 12:16:06
5609文字
会話率:42%
狐の親子のお話です。
お話から子供に伝えたいことってそのご家族によって違いますよね?
童話でもお話の分岐とかあったらいかがでしょう?
最終更新:2018-01-30 10:49:27
1454文字
会話率:66%
亜紗香(あすか)は一人娘を育てながら働く
キャリアウーマン。
亜紗香と娘の日常や亜紗香の家族との関わりを
ベースに新たな出会いなどから幸せな生活を求めて暮らす。
もちろん人生上手くいくばっかりじゃないが
亜紗香は幸せになれるのか……
最終更新:2018-01-17 21:44:28
5221文字
会話率:1%
十六年前、家出中の親子を保護した〈私〉。
しかしその親切心の裏には、ある企みがあった――。
……と書くとホラーっぽいですが、ホラーでも残酷系でもありません。
最終更新:2017-12-26 08:04:47
6804文字
会話率:8%
南の海の上に、台風の家族がいました。おとうさん台風、
おかあさん台風、おねえちゃん台風、おとうと台風の4人家
族。ときどき兄弟げんかや親子でけんかしたりすると、もの
すごい風や雨がふきあれて、海の波もあれました。
ある日、おとうと台風
が、ひとりで遠くまで遊びにいきま
した。大きな島があったので、そこへ遊びにきたのです。島
の浜辺では、子どもたちが遊んでいました。おもしろそうだ
ったので、おとうと台風は、ゆっくりと近づいていきました。
すると、島の子どもたちは、みんなびっくりして家のほう
へ帰りはじめました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-03 14:27:02
2499文字
会話率:27%