混沌と戦乱の時代。
侵略戦争により急激に領土を広げてきたカルディス帝国。帝国を統べるのは、その冷徹さ残虐非道な強さに、血濡れ皇帝と呼ばれているヴォルフガイン。
25歳のヴォルフガインが、皇帝即位10年目にして初めて喫した敗戦は、ベルハ
ルト王国への侵略戦争だった。
一方、ベルハルト王国を守ったのは、レーヴェルランドの女性戦士達。神により特別な祝福を与えられた女性達のみで構成されるレーヴェルランドには、女王を始め強力な戦士たちが傭兵という形で戦いの中に身をおいている。
現代の乱世の時代に生まれたのは、歴代最強と言われる女王アリシア18歳。
ヴォルフガインとアリシアの戦場での出会いが、大陸の時代を変えていく。
……と言いつつ、アリシアに惚れたヴォルフガインが、その生き方を変えるまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 22:00:00
235411文字
会話率:40%
好きなネット小説の結末に物申そうとDMを送り付けるため立ち上がり、ベッドに頭をぶつけて死亡。断頭台へ並ぶ冬の空の下でそれを思い出した宝砂王女は「前世享年2×歳。今生は13歳か。来世は20年の生を目指そう」と覚悟を決めて処刑台に昇った。しかし
、そこでここはもしや、自分が感想を送り付けようとした小説の世界なのではないかとふと思い浮かぶ。グッバイ今世としてしまうのもいいけれど、最後にやれるだけやってみようか。断頭台でギロチンの刃の下にセットされ、宝砂は全力で、某泥棒映画の名シーンのセリフを叫んだ。
「またものを語りに来たのか、貴女よ」
砕ける断頭台。破片と土埃で咽ながら、香の匂いが鼻につく。ギロチンの刃は砕け、砕いたのは宝砂の推しである小説の登場人物だった。
理想通り過ぎる姿と声のその推しの登場に、宝姫は吐血する。
「結婚してください!!」
「なんと?」
不吉な王女と家族に見捨てられた王女と、人間に飽きた神獣が、かつて神獣が異世界人に聞いた物語の料理を再現して美味しくいただきながら、なんやかんやする珍道中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:56:00
97531文字
会話率:39%
小国レンツェの王家の“恥”のエレンディラは王と奴隷の子。父に見捨てられ、異母兄姉たちに虐められる毎日。冬の寒空の下、池に突き落とされたエレンディラはついに絶命した。
ので、前世の日本人の記憶が蘇り「王族全員ブッ殺す!」と、新たな人生のスター
ト!となるはずだった。
しかし、その日、レンツェは大国アグドニグルに滅ぼされ王宮は一夜で血の海となった。怒れる皇帝はレンツェの国民すべてを奴隷とすると宣言し、王の間で王族たちを集めると全員その場で斬首すると言い放った。
「有益な者なら生かしてやる」と皇帝は嘯くが、命乞いをする王族は次々に首を落とされていく。
自分の番となり、皇帝に「で?お前は無能か?有能か?」問いかけられ、エレンディラははっきりと答えた。
「陛下!プリンを食べませんか!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 23:04:12
613322文字
会話率:41%
魔王の呪いに抗うため、女騎士は今日も妊活に励む! 異世界妊活コメディ!
『末代まで……いや、もはや末代まで呪う必要もない。貴様の代で、血筋は途絶えるのだからな! がははははっ!』
転生勇者のシアリスは魔王を討伐し、見事に女騎士のフィルと結
ばれるも、魔王が死に際に放った『断種の呪い』によって、子どもを作ることが難しくなってしまう。
それから数年、同じ悩みを抱えた元勇者パーティーの仲間たちが再び集まり、魔王の呪いを解くために、現代科学を駆使した『妊活』と、呪いを解くための新たな冒険が始まる。
果たして、勇者一行は愛する人との『未来』を掴むことができるのか!?
全体未聞の異世界妊活コメディー!
【注意事項(必ずお読みください)】
※この作品に『妊活』自体を馬鹿にするような意図はございませんが、センシティブな内容を扱っているため、不快に思われる場合はミュートを推奨します。
※セックスよりも、治療法や対処療法などの情報がメインです。物語の展開によってはR18に相当しないセックス描写もあるかもしれません。不快に思われる場合は同じようにミュートを推奨します。
※上記の内容をご理解いただいた方のみ、ご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 20:30:28
2414文字
会話率:57%
悪魔を専門に狩る子供、平均寿命僅か十二歳の団体|悪魔殺しの子供達《ベナンダティ》。そこの雑用であるケンはいじめられて過ごしていた。ある日、悪魔の襲撃によりケンと同期カリストを残してベナンダティは全滅する。その際悪魔の眷属となってしまったケン
は、なんとか人殺しの衝動を抑えつつも人の生き血が必要であり──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 20:28:51
218346文字
会話率:32%
遠い昔、天空と大地が穢れのない純粋な存在だった頃、魔法の力が自然に溢れかえっていた。しかし、時代が進むにつれて、欲望に目がくらんだ者たちが現れ、魔法の力は恐れられるようになった。争いが絶えず、魔法の神殿は封印され、平和な世界は崩壊していく。
主人公のアレンは、魔法使いの家系に生まれながらも、両親を幼い頃に失い、孤独な日々を送っていた。村人たちは彼の血筋を恐れ、冷たい視線を向ける。彼は自らの魔法の力を嫌い、使うことを避けていたが、心の中には強大な魔力が秘められていた。
ある夜、アレンは夢の中で神秘的な神殿を見つけ、その中にある古びた書物に導かれる。目覚めた彼は、夢で見た神殿が実在することを確信し、森の奥へと向かう。そこで彼は、封印された魔法の力を受け入れる選択を迫られる。
神殿の精霊であるリーナは、彼に運命を切り開く者となるよう導く。アレンは自らの力を受け入れ、村を守る決意を固める。しかし、その力は彼に試練をもたらし、同時に彼の心の葛藤を引き起こす。彼は魔法の力を使って村を守ることができるのか、それともその力に飲み込まれてしまうのか。
アレンの冒険は、自己の成長と、力の使い方に対する葛藤の物語である。彼は村を救うため、仲間と共に闇の力に立ち向かい、真の魔法使いとしての道を歩み始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 20:23:39
33222文字
会話率:44%
転生者は別の世界からやってきた、異世界人で言うところの「よそ者」だった。
それは必ずしも歓迎されるものではなく、むしろ排除されかねない、異物……。
異世界転生に憧れる青年、「ナカムラ」。
彼が見る画面の向こう側には、いつだって夢が詰ま
っていた。
そんな彼の夢を、無粋な現実が打ち砕く。死後に目を覚ましたナカムラが見たのは、牢屋、自身を拘束する鎖。そして、同じく拘束された、血まみれの女性……。
混乱するナカムラへ、異世界は怒涛に牙を剥く。
彼は何も知らない。
なぜ異世界人は転生者を憎むのか。自分はどうなるのか。そして、どうなるべきなのか。
何も知らない。
しかし時間の問題だ。
彼は異世界を知り、己を知る。
そしてやがて、自分の手にある力と、希望と絶望が渾然一体とした宿命を知ることになる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 19:04:58
211048文字
会話率:49%
殺人トラックの活躍により異世界に転生したルキトは、与えられたチート能力で魔王を倒す。
しかし喜びもつかの間、突然別の世界に召喚されてしまった。
そこは、例の魔方陣が描いてある例の部屋。現れたのは例の女神。例によって例のごとく、大魔王を倒して
くれと頼まれるのだった。
しかし、例の異世界ナーロッパは、チートが闊歩するクソラノベの集大成、チートホイホイの伏魔殿だった――。
剣と魔法とスキルとレベルがデタラメにインフレしまくったガバ設定の世界で、果してルキトは大魔王を討伐する事ができるのだろうか?
そして、それを待ち受ける大魔王の真の目的とは……?
全てのクソラノベラーに捧ぐ、チートのチートによるチートのためのクソラノベ無双、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:46:12
744379文字
会話率:49%
ひょんなことから女子高生の結川まといと同居生活を送ることになった杉沢和斗は奇妙な生活を送る。周りの人達には義理の妹と言う設定にしておいて人目を誤魔化す。ただ、血のつながりもない男女がひとつ屋根の下で暮らすといろいろな問題が起こる。トイレの順
番だの、掃除当番などさまざまだ。ただ、和斗は知らなかった。まといが今売り出し中の女子高生声優アイドルと言うことを。まといを狙うストーカーが現れたり、同居がバレてスキャンダルになったりと様々な問題が二人を襲う。今後、和斗とまといはの関係はどうなって行くのか。二人はお互いの本当の気持ちに気づけるのか。まといは無事に声優アイドルとしてデビューできるのか。乞うご期待。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:30:00
246226文字
会話率:45%
侯爵令嬢のリゼットは、妹に聖女の力と婚約者を奪われ、更には身に覚えのない罪で身分も奪われダンジョンに捨てられる。
事実上の死刑宣告だったが初期スキル【貴族の血脈】で獲得スキルポイントが3倍になり、スキル【全体攻撃魔法】と【先制行動】でソ
ロでさくさくとダンジョンを攻略していく。
そんなリゼットの前に立ちはだかったのは食料問題。
「……モンスターって食べられるのかしら?……――な、な、なんておいしいの! よし、私はダンジョンの恵みをおいしくいただくことにしますわ!」
モンスター料理の効果もあって探索は絶好調。リゼットは出会う冒険者たちにモンスター料理を振る舞いながら、ダンジョン生活をエンジョイする。
一方そのころ聖女になった妹は、力の謎の弱体化に苦しんでいた。
【最終話まで執筆済】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:19:54
518266文字
会話率:43%
私、ロザリンド・ロードリックは、ある日この世界が、男女主人公選択式SRPG「エターナル・リンクス」の世界であることに気づく。
そして私は個別グラフィックもなく、立ち絵はぼやけ、表情差分もない、作画コストの超低いモブ公爵令嬢――だった。
そして血の繋がらない兄は、闇落ちしてラスボス化する超絶美形クリストファー・ロードリックだった。
義兄はこのままだとラスボスになってしまい、私も雑に殺されてしまう。けれど、私は知っている。女主人公との個別ルートに入れば、別のラスボスが湧いてくることを。モブ公爵令嬢も死なずに済むことを!
ならば私は女主人公と親友になって、クリストファールートに突入させましょう!
そのためにもまずはスキルを鍛えて、稼ぎフリーマップでレベル上げして、スキルを進化させて――って、もうゲームスタートの王立学園入学時期?
ああ、急いで兄に言わないと。「お兄様、私との婚約を解消してください」って。義兄が公爵の後妻(私の母)から虐待されないように、子どものときに私が無理やり言って婚約したのよね。
でも、もうそんな屈辱とはおさらばですわ、お兄様。
――って、どうしてそんなに怒っているのですか、お兄様?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 19:15:08
136678文字
会話率:30%
これは良くある悪役令嬢が婚約破棄後処刑された後のエンドの物語。
王室のとある一室で第一王子がヒロインを手籠めにしようとしていた。
「フフフ。やっと邪魔者がこの世から消えてくれたよ。マリア。君と2人きりになれた・・・。」
「ええ。殿下。
もう終わりですね。」 彼女の瞳からハイライトが消える。
「グ、グッハ。どうして何だ。私はこんなにも君を愛していたのに。」
内蔵が綻びでないように手で押さえる。かなりの深手を負わせられた。
「ええ。私も殿下を愛していましたよ? でももう用済みです。」
熱い口付けをした後に深々とナイフで首を搔っ捌いた。王家の肖像画に血しぶきが盛大に飛び散る。
コツコツ。後ろから足音が鳴り響く。
「何て酷い女だ・・・。」
「あら。第二王子殿下。ご無沙汰しております。最後ぐらいはと、良い夢を見させただけですわ。」
「君を敵にまわさずにすんで良かったよ。」
「今でも味方ではありませんけども♪」
「クックック。その通りだな。」
「ええ。フフッ。」
互いに顔を見合わせながら真っ暗な部屋を見渡した。
「さて、この国は明日からどうなるんだろうか。」
*****
こんな感じで進んで行きます! ヒロインがくせ者。王子は裏切り者。悪役令嬢は既に処刑済み。
これさえ押さえとけばおけです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:17:12
130305文字
会話率:41%
昔、歴史の授業で必ずといっていいほど習い皆の記憶に残るであろう歴史上の人物。メリー・ケーキトカパンンネット。ヨーロッパのとある国の王女で国の革命の渦に飲み込まれた悲劇の王女として語り継がれている。
さてそんな彼女が廊下をはいつくばりながら
迫っていた。首筋から致死量の血がしたたり落ちドレスがみるみる真紅に染まっている。
そしてアパートの自室への”帰り道”に彼女はいた。
「死、死にたくないデス・・・。タスケテ。」
「ヒィイイイイ。幽霊!? いやてけてけ? なんか出たーーーーー!@poiuiytrewqギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
言葉にならない悲鳴をあげたおれ。なんせ彼女は明らかに人外のオーラをまとっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 12:00:00
5487文字
会話率:40%
世の中はバブル全盛期。進学校とは言えない普通科高校に通う寺田鏡子は、有名菓子メーカー会社に就職する事を決める。そんな中、友達から水商売のバイトに誘われてしまう。
就職してからは、土日が稼ぎどきで残業は当たり前だったが、仕事を覚えるのに必死だ
った鏡子。
公務員の彼氏とも休みが合わず、すれ違いの日々。連絡も減り落ち込んでた鏡子は退職して土日休みの職場を探す事を決めた。そして医療事務の仕事に就職が決まった時、弟がバイクで事故り、血の苦手だった鏡子は怪我の処置に挑戦する。また、職場の准看護師の同い年の友達が出来、給料の差を聞いて愕然とする。
そんな中、彼氏が浮気してると耳にした。
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最終更新:2025-03-12 17:43:42
2104文字
会話率:6%
リリア本人曰く
「え? えぇ、確かに私は勇者の血を継ぐ家系よ。だけど、本家でもないし、特別な能力も無いし、あんまり自覚もないし、だいたい勇者って結構子孫を残しているんだから全部が全部能力者なんてありえないでしょ?今では酒場では勇者を名乗る人
同士が殴り合いしてるって始末じゃない、私にとっては大した意味の無い事かなぁ」
伝説の勇者が魔王を倒したとされる年から百年経ち、大陸の片隅では
勇者の子孫として生まれただけで勇者らしい能力を全く引き継がなかった娘が、
王国から適当に国認定勇者に指定され、
これから勇者っぽい事を始めようとしていた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 17:00:00
1897286文字
会話率:21%
乾友一は、退屈な授業中に居眠りをし、体育の授業ではバスケットボールが顔面に直撃するなど散々な一日を過ごしていた。しかし、気を失った彼が目を覚ますと、見知らぬ世界で巨大な大鎌の姿になっていた。目の前には金髪の少女・セレスと、そばかすの青年・オ
ズが立っており、彼らは「革命を起こすために武器が必要だ」と語る。
自分が「武器」として人を殺すことに強く反発する乾だったが、国の圧政による貧困や食糧難を目の当たりにし、彼らの置かれた過酷な状況を知る。しかし、それでも戦いに加わることを拒む乾に対し、オズは「ならば売る」と宣言。セレスはそれを拒み、彼を父の遺産として守ろうとする。
革命か、拒絶か。乾はこの異世界でどのような選択をするのか──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 16:53:23
36588文字
会話率:44%
吸血鬼に支配された世界。主人公トラメルは、吸血鬼と人間両方に嫌われながらも、快適な家畜ライフを送っていた。そんな彼の元に、一人の少女が現れるまではーー。
駆け上がれ覇道! 目指せ酒池肉林!
これは、腹が黒い二人が手を組んで、もしかしたら愛
を育むかもしれない話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 14:22:23
462161文字
会話率:51%
セルマと魔導師たちによってガベリアの地が甦ってから、十年が過ぎた。
高等魔術学院二年生の少年、ベスは自警団の魔導師を目指して勉強と訓練に励んでいた。ある日、寮の同室者で友人のクライドから頼み事をされる。それをこなすために部屋を離れた数十分
の間に、クライドは忽然と姿を消していた。
部屋は血塗れ、目撃者は無し。寮に出入りした不審者もいなければ、彼が玄関や窓から寮の外に出た形跡もない。
クライドは自分の意思で失踪した、という自警団の見解の元、ベスは仲間と共に彼を探し始める。何のために部屋をあんな状態にしたのか、クライドは何が目的で失踪したのか。やがてゴシップ誌が事件を書き立て、更に、似たような失踪事件が別の場所でも発生する。
全ての謎が明らかになり、ベスが知った友人の本当の姿とは――。
『Ecphore―闇を巡る魔導師―』の登場人物も再び顔を出す、シリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 13:45:17
256344文字
会話率:53%
神木の加護を受けた街、現代社会の特異点、煌都。
サボり魔の男子学生・湊 陽輝は、迷子の女児・美咲と出会う。
成り行きで美咲のお守りを任された湊だったが、美咲は神木と話せるという特殊な加護を授かっていた。
美咲と関わるうちに、湊は神木を狙
う陰謀に巻き込まれていく。
※note・Nolaノベルにて同時投稿中
※残酷な描写としてR15設定していますが、殴る蹴る・鼻血が出る程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 13:20:48
53143文字
会話率:47%
願いは力となり、血とともに継承される——。
科学技術が発展した未来都市 「ノイアス」。
魔術が根付く幻想世界 「ヴァルザリア」。
進化した科学技術はついに世界の扉を開く。
二つの世界が相容れることはなく、戦争が起きた。
争いを終わらせた
のは、人の「願い」と「記憶」を継承し、力へと変える技術——「コード」。
しかし、コードに魅入られた者たちは暴走し、戦火は絶えなかった。
「クルセイド」——コードを操る討伐部隊。
「ウロボロス」——討伐隊と敵対する組織。
「ウォーカーズ」——コードを奪い、売買するブローカー。
そして、ウロボロスを統べるのが「ゼロ」。
すべての願いを飲み込み、終焉を導く者——。
ゼクセルは何をやってもダメな落ちこぼれ。
それでも、幼馴染の ルクス を取り戻すため、戦場へと身を投じることを決めた。
だが、彼には決定的な欠陥があった——「コードを継承できない」。
「無能者」として扱われ、戦う資格すら持たなかった。
それでも諦めず、剣技を磨き、討伐隊「クルセイド」へ志願する。
そして、彼は知る。
自分の持つ能力が、「変質のコード」——あらゆる願いを変え、形を変える異質な力であることを。
それは希望か、それとも災厄か。
終わりへ向かう世界で、ゼクセルは何を選ぶのか——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 12:00:00
24944文字
会話率:32%
貴族の名誉が全てを支配する世界で、鋭い頭脳を持つ平凡な少女、ベアトリスは、血筋と権力が支配する社会の中で静かに自分の居場所を築いている。
その穏やかな表情の裏には、彼女自身も知らない秘密が渦巻いていた――地下組織の陰謀、反王政の台頭、そして
謎めいた「王家の守護者」たちの存在。
友情、対立、そして次第に増していく責任――そうした試練の中をベアトリスが進む一方で、忠実な従者であるエドワードとアンは、彼女の知らぬ間に迫り来る脅威から守るため、影に潜んでいる。
しかし、政治が戦争のように繰り広げられ、召使いですら計り知れない力を秘めたこの社会では、彼女の選択一つ一つが混乱と秩序の均衡を揺るがす可能性がある。
『ご主人様には絶対に言わないで』は、忠誠心、陰謀、そして静かな反抗の物語。
迷路のような社会の中を進むたび、秘密が明らかになり、同盟が試され、義務と野心の境界線が曖昧になる。
果たしてベアトリスは、自分には見えない影を乗り越えることができるのか?それとも、影に呑み込まれてしまうのか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 11:04:41
296346文字
会話率:30%
ラスボス級の力を持つ吸血鬼がその正体を隠すことなく、人々との闘争もなく街に馴染んで暮らしているとしたらどうなるか、その着想から書き始まました。
帝都新市街を統べる高齢の吸血鬼アクシール・ローズ。人と共にゆるく暮らす彼女の日常を綴ります。彼女
が主役なのは間違いないのですが、彼女の周辺にいる人達が活躍する物語も散りばめた短編集となっています。NOVEL DEYS カクヨムでも掲載しています。最近は登場人物が増え、帝都外に飛び出し、主人公ローズが顔も出さない物語が続発していますが、こちらではまずローズとメイドのフレアを主人公にした短編を掲載していきたいともいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 11:00:00
1228299文字
会話率:44%
帝都新市街を統べる吸血鬼アクシール・ローズは観劇に向かう途中で殺人事件に遭遇する。その凶器と思われるのは彼女がこの地に訪れる前に関わったことがある呪われた剣のようで。事件に興味を持ったローズはメイドである狼人フレアに調査を命じ真相を探るため
に動き出す。
既出作品に加筆修正を加えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 11:00:00
59553文字
会話率:47%
世界を巡る旅は終わり、ガーディアン達は地上での生活を送ることに。
寿命がある者も寿命を無くした者も、同じ速さの時を過ごしていく。
その中で、幾つもの別れと、新たな出会いを繰り返す。
――これは、冒険を終えた者達が、世界を「再生」していく
物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 10:00:00
229444文字
会話率:58%
――黒い柱と、白い柱。世界には二種の柱があった。
これは、壊れてしまったその柱、「白い柱」を支えるための物語。
最終更新:2023-05-31 10:00:00
708312文字
会話率:56%
ウィユ達の、最後の魔界との戦いが、始まった。
※前二作に比べ、流血の度合いが高くなっています。今更ですが、苦手な方はご注意ください。
謎の赤黒い斑点騒ぎから三年が経った。何事もなく、いつも通りの平穏な日々を過ごす、ウィユ達。
だが。彼らは、忍び寄る気配に気づいてはいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 21:04:21
96008文字
会話率:58%