「ようこそ、アルカナへ。
そしてさようなら、名も知らぬ青年」
その日、青年は死んだ。
故郷を失い、両腕を失い、名前を失って、記憶すらなくしつつある彼は、人間としての死を経て魔術へと近づいている。
十三番目のアルカナ、【死神】。
失ったもの
は多い。しかし、「失った」というその記憶すら限りがある。
忘却の期限が訪れる前に、死神の鎌を以って青年は報復を遂行する。
ただひとつ。永遠に引き延ばされた一秒が、青年に残された唯一の過去だった。
前タイトル『No.13』の改稿版。
投稿サイト「taskey」との同時連載です。
R15*身体欠損描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-28 20:48:22
43069文字
会話率:23%
軍配下総務部庶務七課・多面担当──通称シチメンドウ。
長ったらしい名称を冠しているが、その実態は、軍部内での雑務・面倒事を投げ込まれる掃き溜めだ。
いわゆる窓際。
そんなシチメンドウに異動を命じられたシルベスタ・ガフは、異動早々、街
を囲う壁の補強任務(ただの壁塗り)に就く。
しかし違和感。
壁を取り巻く環境、事情を知ればそれは顕著で。
真実をひも解けば、そこには人の底知れない欲があった。
窓際からの風景は綺麗というには程遠く、汚れているとも言い難い。
これは窓際から見える風景の物語り。
そこから広がる空模様の話である。
サイト「ぐりぐり ぐりむ☆りーぱー」にも掲載しています。
投稿サイトtaskeyとの同時更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-28 00:22:55
26447文字
会話率:39%
自ら魔法を創造し、行使するものこそ、魔法使いと呼ばれるべきである。
魔法学園都市・ワシリーサ。
地下にあるワシリーサで太陽の代わりを果たすのは、炎を宿した巨大な頭蓋骨。
太陽代わりの他に防衛機構も兼ねる〈ワシリーサのしるべ〉だ。
しるべは
学長の最高傑作でもあったのだが、ある学生により暴走状態に陥ってしまう。
その日、偶然にも反省文指導を食らっていたカネミツとオキツグは、学園長から直々に
「〈ワシリーサのしるべ〉の鎮圧」という特別課題を任され──
地下都市を舞台にしたハイスピード・マジック・アクション、開幕。
サイト「ぐりぐり ぐりむ☆りーぱー」からの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-13 23:58:06
34501文字
会話率:29%
人の住む世界は僅か。切り拓かれた僅かな平地にへばりつくようにして人は暮らしている。山林はすべて魔獣の世界。飢えず、人を食べて進化する不可思議な獣がはびこり、支配している。本来であれば近寄ることはおろか、住むことなどできない山の中にひとりの少
年が老爺と共に暮らしていた。少年は術士。魔獣に夢を見せ、従え、共に歩む。その術を老爺から教わり、1頭の魔獣を捕らえ、少年は山を下りる。首に面を掛け、手には山刀、腰には銀糸を幾重にも巻きつけた糸コマを付けた着物の少年は都に向かい、旅に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-05 19:00:00
128749文字
会話率:5%
木野良孝は怪談である。
【怪談:条弧池の書生】に扮し、世に蔓延る欺瞞と日夜戦う阿呆である。
その傍らには何の因果か弟子一人、木野と同じく【怪談:窓辺の人形子】を自称する、人形抱えた黒髪おばけの姿があった。
偏屈な変人たちが互いに互いを化かし
合う、これは演技と欺瞞の物語。
――――その夜、怪談が現れて、怪談が終わる。
全9話完結。本編完成済。
ホラー作品ではないので、怖い話が苦手な方もお気軽にどうぞ。
【カクヨム】様でも掲載中となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-31 13:00:00
40530文字
会話率:19%
――どうしてこうなったのだろうか。
勇者として異世界に召喚された日本人の少年、佐藤正一。
初心者用ダンジョンから始まる、ひたすらに転げ落ちていく彼の物語。
最終更新:2015-12-18 20:45:58
354630文字
会話率:14%
――『竜』とは力の象徴である。
竜退治に赴くもあっさり敗北した冒険者と、そんな彼を拾い上げた竜族。
でかいのと小さいのがファンタジー世界を旅する話。
最終更新:2015-10-13 03:08:41
145596文字
会話率:17%
転生先は未来だった!! さぁ、ダイスケはどう生きる!?
内容はタイトル通り(の予定)です。ちょっと流行に乗ってこんな長いタイトルにしてみましたが、三人称です(汗
タイトルから考えて、久しく行き当たりばったりで書いてますので着地点は謎で
すが、SFモノの転生をライト(?)に書いていく予定でいます。
知識を武器に活躍とかしてくれないかなーと思っていますが、さてどうなることやら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 07:25:26
198871文字
会話率:27%
雨の日の帰り道、不良(と間違われるバカ)の主人公が見掛けたのは『拾って下さい。』とだけ書かれたダンボール箱。中にはRPGでお馴染みのスライムで…!?▼スライム以外にファンタジー成分はありませんのでファンタジーが見たい方はすみません、ファンタ
ジーが苦手な方はご安心下さい。▼基本、三人称で進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-17 16:51:43
3308文字
会話率:49%
少し未来の地球では、科学の発達により物理法則の異なる異世界を発見していた。
命知らずの希望者を募るため、世界統一政府は「転生」をVRMMOの賞品にした。
別ゲームでトップギルドに属していた主人公のライデンは、仲間たちとともに転生を希望する。
しかしゲームに勝利して転生した異世界では、百年もの年月が経過していた。
仲間たちとの予期せぬ別れを経て、転生後にシフと名付けられた少年は新たな世界で生き抜くうちに英雄と呼ばれる偉業を成し遂げていく。
※第一章がVRMMO、第二章以降が転生後の世界のお話です。
※第一章では一部のキャラの恋愛フラグはバキバキと折れます。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-11 12:13:42
288756文字
会話率:57%
達也は、とある劇団に所属し、着ぐるみを着て劇を演じる役者だ。そんな彼はある日、大道具室で見慣れぬ着ぐるみを見つける。白い猫をモチーフにしたそれは、なんと人間の言葉を話し、自分で動ける生きた着ぐるみだったのだ!
数々の劇団を渡り歩いた経験
を持つ彼(?)に、演技指導を受けることになった達也だが……
動いてしゃべる文庫本の次は、動いてしゃべる着ぐるみです。原稿用紙五枚をオーバーし、八枚くらいになってしまいました。うわぁ。中の人などいない!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-27 21:22:36
2551文字
会話率:54%
表題作『英雄たちのバラード』を初めとした詩集です。
最終更新:2014-06-28 01:00:00
1404文字
会話率:0%
表題作『七色の虹を足下に』他、詩を書き綴っていきたいと思います。
最終更新:2013-12-25 00:00:00
2027文字
会話率:0%
消息不明の両親の代わりに『召喚者』として神々が創りし異世界〈オルフェリア〉を訪れることになった“少し特殊”な少年、真宮奏斗。
『召喚者』としての目的を最低限果たしながら平凡に、そして幸せにファンタジーな生活を送ろうと彼は決意する。
しかし、
彼自身が抱える残酷な運命は狂気へと誘い、彼を各国や『召喚者』の陰謀、忌まわしき過去が導く呪いに巻き込まれる。
救いようのない世界で、少年は抗い続ける。敵味方、善悪の判断さえろくにできないままに。
地球とオルフェリア、希望と絶望、憎悪と融和、過去と未来、理性と欲望。相反する因子が絡み合い歯車は廻り始める──
三人称で鋭意製作中でございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-13 23:41:36
190673文字
会話率:43%
野いちご/ベリーズカフェと同時掲載。
*
人間嫌いの神様が、彼らに授けた“呪い”。
発動すれば1年以内に死んでしまう。
呪いを解けるのは「解放」の力を持った人間のみ。
これはそんな「解放」の力を持ったとある男の物語。
*
リセ・ア
ディートは仕事である土地を訪れる。
すんなりと終わらせて帰るつもりでいたリセだったが、
思わぬ災難に巻き込まれ、一筋縄ではいかなくなってしまった。
はたしてリセは仕事を無事に成し遂げることが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-11 15:06:59
13331文字
会話率:57%