とある孤児院に暮らす少年クリスは、とても可愛らしい少年であった。彼は十二歳になったら〈開錠の儀〉で男らしく勇ましいパンドラが拓かれ、冒険者になることに憧れていた。そして、姉代わりに慕っていたジーナと共に冒険をしようとも。
「ぼくは男らしい
可能性(パンドラ)を拓いて、ジーナお姉ちゃんと一緒に冒険者をするんだ!」
パンドラとは文字通り《可能性の匣》である。それを拓くことによって、自身の“可能性”に合わせたスキルに目覚めやすくなる。男らしい“可能性”を拓いて戦闘用のスキルを手に入れることをクリスは熱望していた。だが、やがて拓かれた彼の“可能性”は、あろうことか「姫騎士」で……。
「ぼく、男の子なのに……」
「いいえ、とってもお似合い……ゲフンゲフン」
母代わりであり姉代わりであるシスターエレノアに慰められ、クリスはそれでも努力した。だが、女性達からは美容を磨かれて着せ替え人形にもされ、男の子達からは虐められ、やがてエレノアの失言によってクリスは孤児院を飛び出してしまう。
彼が再び世に現れるのは、その二年以上後。
次に現れたのは姫騎士クリスティーナとして――。
“彼女”は“外”に出て来たその日にハイオークに襲われる伯爵令嬢に出逢い、彼女を助ければ正体を看破され、彼を逃がしたくない彼女に美味しくいただかれ……、その後も凄艶な狐人のギルドマスターに眼を付けられ、その娘をパーティーにねじ込まれ、また、アマゾネスの少女にも目を付けられる。その一方でパーティー『クリス大好き捜索隊』を組んだ「剣聖」ジーナと「狂戦士」エレノアのお姉ちゃん達も彼を探し続けており……。
「姫騎士」の“可能性”を持っていた彼は同時に女難の相も持っていたに違いない。
「姫騎士」の少年を巡るハーレム、エロ、コメディ、シリアスありの冒険譚。
是非、お愉しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 07:00:00
47953文字
会話率:46%
第三王子であるアルペジオ・スタッカートは、生まれながらにして尋常ならざる魔力量を誇っていた。そんな彼の十二歳の誕生日会で、見初められたのは魔力吸収しか能力のない三歳児、ナンシー。男爵家の次女なのに、その性質のせいで家族から離され、平民の使用
人達に育てられた。そんな彼女が、あれよあれよと言う間に王家に囲われ、次々と周りのもの人達を魅了し、平民達から絶大なる指示を受ける王妃になるまでのお話。時々事件が起きるけど、優秀な使用人達と彼女を溺愛する婚約者が、バッタバッタと倒していくのでストレスフリーです♥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:19:53
13150文字
会話率:21%
鈴木飛鳥二十二歳は目が覚めると目の前に神様を名乗る少女に異世界転生させられてしまう。神様は無双できるといううが、もらった能力は『触れた物を浮遊させる能力』。なんとも弱そうなこの能力で、無双どころか、魔王も倒せなさそうだが……
最終更新:2022-07-10 12:55:08
10512文字
会話率:58%
◆当時二十二歳の女性作家の元へと通う小学生女児が、二十八年後に語る思い出話兼現在の心境。
◆うっっっっっっすらホラー風味
◆今朝見た夢をモチーフにお話にしてみました。
何故こんな夢を見たのか分からないけれど印象に残り忘れられないので書き
ました。
※孤独死の遺体描写が少しあります。
※読む人によってはちょっと匂わせ百合かもしれないです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 16:30:27
2740文字
会話率:3%
スキルを使えない冒険者のルシアンは、ある日、パーティーのリーダーから追放を言い渡される。
自分が無能だということが周囲にバレてしまい、誰ともパーティーを組んでもらえず、腐っていたルシアンのもとに十二歳の少女が現れた。
「私はルシアン様の6
8番目の妻アムリです!」
更にアムリは言う。
「ルシアン様のスキルはこの世界を憎むことで強くなる<闇堕ち>なのです!」
勇者になり、十五年後に悲劇的な最期を迎えたルシアンを救うため、未来からやってきた嫁たち。
彼女たちはルシアンの闇堕ちを阻止し、無事にかつてのハーレムパーティーを再構築できるのか?
「今度こそ、みんなで幸せになりましょう!」
最強な嫁たちによるハーレムパーティー快進撃がはじまる。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 12:00:00
35153文字
会話率:47%
戦争を避けて、幼馴染みと一緒に山で暮らそうとしていた時だった。
敵軍がやってきて、逃げているうちに足を滑らせ、崖から落ちてしまったユミリ。
ザデラスという敵将に助けられたユミリは、そのまま敵国へと連れられ、幼馴染みとは離れ離れになる。
祖
国に帰ることもできず、ザデラスと暮らすこと一年。ユミリはザデラスに『俺の嫁になれ』と何度も求婚される。
十二歳も年上のザデラスにからかわれるように言われ、祖国に好きな人がいるからと断り続けるユミリだった。
そんなとき、幼馴染みがユミリを救いにやってくる。
逃げ出そうとしたユミリ達だったが、ザデラスに見つかってしまうのだった。
遥彼方さん主催『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
この作品は長岡更紗の異世界プロットを使用しています。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 19:03:08
7447文字
会話率:51%
時は、何時頃《イツゴロ》か、日本が西洋と合流した時代に、天都《てんと》と云う都会で、同居をしている伊藤 明継《いとう あきつぐ》と紅《こう》。
二人とも男性であり、明継・二十六歳、紅・十四歳。二人の年の差は、十二歳。
端から見ると何
の接点も無く、暮らしている様に見えるが、三年前から、明継の家に紅が住む様になった。
紅はこの部屋から一歩も出た事がなく、日々を明継との繋がりだけで生きてきた。
明継の勤めている宮廷で通訳として雇われ、梅ノ木の元で、紅とあってから、家庭教師として、任命され、急速に接近した後、一見華やかでも、宮廷の孤独さに同情して、紅を連れ出した。
(一話目から読まないと話の脈略が分かりません。読みづらいですが、順々に下に降りて頂けると、有難いです。読み方まで指示して申し訳ありません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 00:48:01
361116文字
会話率:44%
一流の歌手を目指すその女性の名は、ベラドンナといった。
ホテルのラウンジショウへの出演が決まり、ベラはバンドのメンバーとの練習に励む。様々な人物と交わる中で成長を見せるベラだったが、本番当日の朝、思いもよらぬ報せが舞い込む。二十二歳のベ
ラは、ある決断を迫られるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 19:00:00
26729文字
会話率:48%
大陸一の美貌と呼び声高く、聡明なマイラ。かつては誰もが憧れたマイラも、最悪な婚約破棄によって二十二歳の嫁き遅れ悪女と呼ばれることに……。そんな彼女に手を伸ばしてくれたのは、サフォーク国の第二王子ロスリーだった。だが、人々の悪意に晒されて結
婚式を終えたマイラを、奈落の底に突き落としたのもロスリーだった。マイラは決めた。「ロスリーに感謝なんてするか! わたくしは今世紀最大の悪女になってやるわ!」
真面目で純粋な王女様が、空回りしながら悪女を極める努力をし、悪妻として旦那様の役に立とうとしたり、身を引いたりするお話です。
『今から全力でお飾りの妻を目指します! 多分……』に出てきたロスリー殿下がヒーロー? になる話です。前の作品を読んでいなくても分かるようにしたつもりです。
最後に二つ番外編がありますが、本編の補足なので一緒に読んでいただいた方が分かり易いかと思います。番外編含めて八万字程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 20:00:00
86532文字
会話率:27%
帝国の田舎で暮らす薬草師のミアは、行き倒れていた十二歳年下の少年・クレトを拾い、大切に育てた。
彼女は手製の薬で国を疫病から救ったが、クレトを気に入った皇女の命令により彼に心ない言葉を吐いて出て行かざるを得なくなる。
だがミアは皇女の手先に
襲われ、愛する養い子の幸せを願いながら息絶えた。
ミアは約十年後――かつての皇女が悪の女帝として帝国を支配する世に、男爵令嬢タリサとして転生した。だがあるとき、第一皇子が女帝を殺害して帝位を簒奪した。
皇帝の名は、フェリクス。彼は……クレトの生まれ変わりだった。
そしてタリサと再会したフェリクスは、前世からずっと想っていた彼女に結婚を申し込んできた
のだった。
「あなたが結婚したいと思う『私』は、ミアなのですか? それともタリサなのですか?」
死に別れた二人の想いが三十年の時を経て、現在につながっていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 20:00:00
35163文字
会話率:34%
橘瑠璃羽は四十二歳の専業主婦。 ある日、親戚の法事で甥の春佳と再会して…… 禁断の恋、モラハラ夫。 瑠璃羽は自分をどこまで解放できるのか──
最終更新:2022-05-10 15:22:22
8027文字
会話率:42%
錬金術師の家系として名高いブラント子爵家に世継ぎとして生まれた主人公・ルドルフ。
彼は十二歳の祝福の儀式でスキルを得た帰りに盗賊に襲われ、両親を失い自分自身も瀕死の重傷を負ってしまう。
親切な村人の手当により瀕死の重傷から奇跡的に回復するが
、屋敷に戻ったときは既に父の実の妹である叔母が子爵位を継承していた。
両親と爵位を失ったルドルフは祝福の儀式で得た「錬金工房」というスキルを頼りに両親と同じ錬金術師を目指す。
しかし、錬金術師としてのスキルを一度も発動することなく六年間が過ぎた。
十八歳。
それは、独り立ちをする年齢である。
ルドルフは六年間世話になった工房を追いだされるようにして後にすることになった。
旅立ちを控えたその夜、工房の親方と義叔父との会話を偶然聞いてしまう。
六年前に父母が盗賊に襲われたのは叔母の策略であったこと。
この六年間世話になった大恩あると思っていた親方が実は叔母の手先でルドルフに錬金術師としての才能が開花するかを監視していたことをしる。
ショックを受けるルドルフだが、いまの己には復讐をする力がないことをよく知っていた。
ルドルフは復讐するために故郷を離れて力を付けることを画策する。
やがて、稀代の錬金術師として成り上がる主人公の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 12:00:00
82187文字
会話率:44%
金貸しとして暮らす男・グレン。
天涯孤独の身の彼は様々な仕事を転々とした末、唯一自身に合う仕事『金貸し』で身を立てる決心をした。
十二歳を迎えた青少年が恩恵(ギフト)を授かるこの王国。
孤児だったグレン(年齢不詳)が十二歳当時に恩恵(ギフト
)を授かれなかった埋め合わせとして、成人となった今ふらりと入った教会で<情けは人の為ならず>の恩恵(ギフト)を授かる。
金貸しに与えられた<情けは人の為ならず>の恩恵(ギフト)。
グレンは強引で血も涙もない取り立てを行うが、なぜか人々からは感謝されてしまう。
やることなすことが全部相手のためになってしまう、そんな極悪人の日常である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 11:55:54
123849文字
会話率:49%
母方の実家がある田舎町で生まれ育ったハンナは、流行り病で家族を亡くし、十二歳の時に孤児になってしまう。だがその後、行方不明?だった父親が実は国王と判明、姫君の一人としてお城で暮らすことになった。それから三年――大好きな老騎士オイゲンがこの世
を去り、青年騎士ディルクを専属騎士として迎えることに。容姿端麗で優秀なエリート騎士様は、なんだかとっても真面目で厳しそう……仲良くできるかな? 堅物美形騎士様と、お人好しなお姫様のほのぼのストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 18:08:27
245579文字
会話率:50%
西の森に住む小さな魔女カリンは十二歳。ある日のこと、野原で薬草摘みをしていたら、イシュと名乗る美しい青年に出会った。その青年は足を怪我していて杖をついていた……幼い魔女と王子の心の交流を描いた、若草色のおとぎばなしです。※2021/2/28
第五部スタートしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 23:11:18
135285文字
会話率:49%
秀でた武力と知力で「天下無双」と恐れと尊敬を受けていたある戦国武将は六十二歳の生涯を終えた。
そして次に目を開けると絶世の美少女になっていた!?
辺境の小さい町を治める男爵の長女として産まれた男は激動の時代に飲まれながらも生き抜く。
これは
「天下無双」と言われた戦国武将だった男が
バインリッヒ·フリーデとして生きる物語である。
初投稿なので至らない点がありました報告してくれると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 19:13:27
8188文字
会話率:30%
幼い頃に両親を亡くした少年アレフと妹のエトナは、孤児院を経営しているマクレインに五歳の時から育てられた。十二歳の夏休み、アレフとエトナの所に、大男のマースとちょび髭のポンメルンが現れた。彼らはエトナを危険な存在だと言い、強制的に騎士育成学院
エルトナムに連れて行こうとする。納得のいかないエトナは家出をし、それを追いかけようとするアレフであったが、同時にアレフは自分の出自を知ることになる。著名な騎士だった両親は、エトナの父親である悪騎士と戦い、命を落としてしまう。アレフは七年間、両親の仇である騎士の子どもと、兄妹のように育ってきたのだった。それでも兄妹であり続けると誓ったアレフは、エトナと共にエルトナム学院へと入学する。人を瞬間移動される道具〝アーティファクト〟という存在や、剣が目の前に現れるといった不可思議な現象を目の当たりにし、アレフたちは心を躍らせ、騎士の世界へと足を踏み込んでいく。
自分が騎士の子どもだと知ったアレフとエトナは、外国人であるリィン・マオ、貴族の子女、マーガレット・ラインフォルトら友人にも恵まれながら、騎士として成長していく。そんな中、呪いにまつわる事件や、幻の剣のことを調べるなど、アレフたちはたくさんの冒険を重ねる。さらに、騎士として活動する二足歩行のウサギと友達になったり、ライオンのような見た目をした騎士たちと戦ったり、そして、凶悪なドラゴンと対面したり……。苦難を乗り越え、アレフたちは、両親が命を落とした戦争の本当の首謀者と対峙する時、アレフの目の前に一本の幻の剣が現れるのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 02:13:00
27592文字
会話率:42%
この世界の人間は十二歳になると誰もが神より加護を授かる。加護には様々な種類やクラスがありどの加護が発現するかは儀式を受けてみなければわからない。
リンダナ侯爵家嫡男の僕も十二歳になり〈加護の儀〉を受ける。
そこで授かったのは【MR無
責任種付おじさん】という加護だった。
これは【MR無責任種付おじさん】という加護を授かった男が世界を救う物語である。
※真面目な物語です。(R15は保険)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 01:48:10
140318文字
会話率:42%
美しいものを見たいと願った十九歳の春も過ぎ、二十二歳で就職しないで進学した。
昨今人文学系にはしょっぱい世の中。理系の建物は新しく、文系予算は今いずこ。入ったからと言って就職に有利になるわけでもなく。理系院生と比べれば奥地の山岳民族がご
とき希少性。モラトリアムじゃないと信じたい。
神坂紫(かみさかゆかり)、二十二歳。専攻は日本文学。現実とはかくにむなしき。ビッチな妹は家に帰ってこないし、やたら出会う「鳥足くん」に後輩のスイーツ男子、思わせぶりな元同級生(女)とは何かと縁ができている。
枯れかけた今になって微妙に日常が変わりつつある文学女子の明日はどこだ。
――昨今の文学女子はたくましいのです。
タイトル読みは「むらさきろまんす」。
「わたしの愉快な旦那さん」と同一の世界観ですが、恋愛要素薄め。前作を読まなくとも問題なし。
不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 20:00:00
52149文字
会話率:39%
俺は異世界にチートをもらって転生した。
冒険者生活をして一週間が経ったある日、俺はテンプレ展開で貴族の幼い貴族令嬢を助け、交流を持つことになる、
その後、十二歳になるまで適当にあしらい、対応をした。
が、それが全て始まりで
間違いであった。
その少女は十二歳になるならキッパリと来ることはなかったが、それから八年後、絶世の俺好みの絶世の美女となり突然現れたのだった。
これは無自覚に執行してしまった、光源氏計画から始まる歳下嫁と過ごす異世界スローライフ。
※「ハーメルン」様に投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 11:42:50
3835文字
会話率:39%
主人公の少年ロンドは齢十二歳にして二大学校の一つである魔法学校に入学。
防衛魔法の研究をするために入学した学校で、多くの問題に直面しながら成長していく。
最終更新:2022-04-06 06:37:58
1252文字
会話率:80%