アルバ、十二歳。
山奥でひっそりと暮らす魔女の娘を訪ねてきたのは、片腕を呪いで失った王子だった。王子の名はレオンハルト。国の平和のため、災いをその身に宿す王子はアルバに呪いを解くよう命令する。
しかし、アルバは魔女に必要な古代文字を読めず、
術が使えなかった。
「ならば、俺が教えよう。その代わりなんとしてもこの呪いを解け」
傲慢なレオンハルトに反発するも、次第に彼に心惹かれるアルバ。
これは、決して手の届かない存在に恋する少女の物語。
■この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-03 19:04:46
5949文字
会話率:36%
魔法教育を押し付ける養父に見限られ追放された少年ブレイズは、十二歳という若さで家を出た。
形見の魔剣を手に、恐ろしい魔物はびこる山で生き抜いていく。
そう決めてから十年の月日が経った頃、ブレイズは古龍すらさしたる苦労もせずに勝利できる、
最強の剣士となっていた。
強さを追い求めるだけの十年が過ぎ、強さを極めてしまったブレイズには、何の欲望も残っていない。「敵を殺せ」と囁いた魔剣の誘惑も、もはや弱い。
そう静かに絶望していたその時、魔剣が神秘的な少女に変貌し「外の世界を見たい」と言った。
困惑するブレイズだったが、その言葉に突き動かされ、共に下山する。だが、十年人里から離れていた剣士と、人間初心者の魔剣が問題を起こさないはずもなく。
山賊を一網打尽にし、冒険者に絡まれ、ギャングと敵対し、戦い三昧の日々を送ることに。だがそんな中、正体不明の暗殺者がブレイズに迫る。
魔剣の少女ティル、商売狂いの男マーチャ、かつてのメイドベティ。個性豊かな仲間たちと共に、ブレイズは自らの過去の真相、そして待ち受ける苦難の運命と対峙する。
『呪われた勝利の十三振り』の使い手たちを殺せ。でなければお前に、生きる道はない。
十二歳で追放されて十年、最強となった剣士は、死闘続きの日々に身を投じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 12:00:00
107501文字
会話率:58%
ルル・アーベルは悩み多き貧しい貴族の令嬢。
十二歳の時、王都の学院で“銀狼の若君”と呼ばれる公爵家の跡取りであるミカドラと出会う。
そして彼から非常識な取引を持ちかけられて……。
最終更新:2022-09-27 18:23:21
306059文字
会話率:35%
夢神様は十二歳になった子供の初夢に現れて、ギフトを授ける。ギフトには様々な種類があり、不治の病を癒す力や、モンスターを従える力、瞬間移動能力など、そのほとんどが人間では到達できないような奇跡を扱うものだった。そんな中で、ソラタが授かったギ
フトの名は<3分鬼ごっこ>。触れた相手から3分逃げ切れば必ず相手を殺せる代わりに、その3分間で掴まれば自分が死んでしまうという、何ともハイリスクな性能のギフトを手に入れてしまう。これは、とある事件を追い求めるソラタが、立ちはだかる難敵から必死に3分、逃げて、逃げて、逃げ回って、真実を掴もうと足掻くストーリー。夢とギフトを巡る物語が、今、幕を開ける――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 18:00:00
143359文字
会話率:39%
世界の富の半分を支配するというクラヴィス公国ルエーガー家。現当主には掌中の珠のように大事にしている、絶世の美姫と評判の娘がいた……いたけれど、いまはいない。なぜなら三年前、当人が十二歳の時に自分が女でないのに気が付いたから。父親の趣味で女装
させられていた末弟クリス。ある日、血のつながった三兄弟が集められ、父親から告げられたのは、「ルエーガー家の掟にしたがって、三年以内に十万ゴールドの元金を十倍に増やすこと。その結果で後継者を決める」というものだった。「ルエーガー家の力を借りずに己の才覚ひとつでなすこと。そのために秘薬によって三人とも姿かたちを変えさせる」ということで、秘薬を飲んで昏睡したクリスだが、「な、なんじゃこりゃ~~っ!?」気が付いた時には、ドサクサ紛れに性転換薬を飲まされて、ものの見事に絶世の美姫と化していた。それでもめげずにクリスの金儲けが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 16:54:13
26326文字
会話率:39%
魔法を扱うことが無限ではなく有限の世界。魔法は、マナと呼ばれる体内を循環するものを消費して使うものとされている。そんな世界で異常なマナ量を保有して産まれた少女・マナ。幼いころに慰められる際、祖母に見せてもらった魔法の数々に魅了され、マナは『
誰かを笑顔にできる魔法使いになりたい』と思うようになる。そして、月日は流れ、十二歳になったマナは幼馴染のアイトと共に魔法学校【ルミエール】に入学することを決意する。
これは、異常なマナ量をもつマナとマナにかかわる仲間たちが織りなす出会いと別れを描いた、マナが歩んでいく人生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 12:00:00
59565文字
会話率:42%
https://www.roug-gdon.com/
こちらにも掲載しています。
日本の町の一角、天護町。
その病院で、奇病に侵された十二歳の少年が居た。
名を、朝空 快(きよそら かい)。
余命は残り二ヵ月だと宣告され、絶望に打ち
ひしがれていた時。
どこからともなく、来訪者が現れた。
来訪者は、世界を救うための旅をしているのだ、という。
来訪者は快に「病の元凶が居る……一緒に倒しにいってみないか?」と、煽ると来訪者に返ってきたのは、期待通りの言葉だった。
「戦わせてください。どうせ死ぬ命なら、身体動くならもがいて死ぬ方がよっぽどいい!」
かくして、少年の、明日を掴む為の戦いが始まる。
禁忌神話伝第二弾。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 22:10:18
356755文字
会話率:31%
ある日、大人がいなくなった。残されたのは十二歳以下の子供のみ。その世界では十三歳の誕生日を迎えると命を落としてしまう。これは大人がいない子供だけの物語。
最終更新:2022-08-09 20:16:41
26258文字
会話率:51%
ある日、目覚めたらーー妖精のような美少女になっていた。
|宮崎《みやざき》|友梨亜《ゆりあ》、先日28歳になったばかり。
ある日起きたら、見覚えのない部屋で、見覚えのない顔になっていた。それも、びっくりするくらいの美少女である。
まさか
流行りの異世界、いや乙女ゲーム転生か!乙女ゲームやったことないけど!
と思いきや、出会うのは推しのいるグループ――デビュー十五周年を迎えたアイドルグループ“シャルモン”のメンバーに似ている人ばかり。
こんなに幸せな世界は夢に違いないと思い込み、伯爵令嬢ジュリエット・ボネとして満喫していたある日、遂に推しに似た人物と出会う。
“シャルモン”の末っ子、|美山《みやま》|譲《ゆずる》と同じ顔を持つその人は、なんと王子様だった。
リロイ王国の王子殿下、ジョルジュ・リロイ。
彼の二十歳を祝う舞踏会で、やっと出てきたと内心大興奮の友梨亜だが、テラスでジョルジュの独り言を聞いてしまった。
「もう、何だよ殿下って。俺そんなキャラじゃねえっての」
「しかも二十歳ってなんじゃそりゃ。俺、もう三十二なんだけど」
え? もしかして、もしかして本人ですか?
顔は若いのに中身は三十二歳みたいだし、いつ見てもアイドルの衣装ばっかり着ているし、夢かと油断していたせいなのか日本人だとバレちゃうし、おまけに婚約まで――!?
ラブコメのつもりで書いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 11:11:21
295300文字
会話率:49%
とある孤児院に暮らす少年クリスは、とても可愛らしい少年であった。彼は十二歳になったら〈開錠の儀〉で男らしく勇ましいパンドラが拓かれ、冒険者になることに憧れていた。そして、姉代わりに慕っていたジーナと共に冒険をしようとも。
「ぼくは男らしい
可能性(パンドラ)を拓いて、ジーナお姉ちゃんと一緒に冒険者をするんだ!」
パンドラとは文字通り《可能性の匣》である。それを拓くことによって、自身の“可能性”に合わせたスキルに目覚めやすくなる。男らしい“可能性”を拓いて戦闘用のスキルを手に入れることをクリスは熱望していた。だが、やがて拓かれた彼の“可能性”は、あろうことか「姫騎士」で……。
「ぼく、男の子なのに……」
「いいえ、とってもお似合い……ゲフンゲフン」
母代わりであり姉代わりであるシスターエレノアに慰められ、クリスはそれでも努力した。だが、女性達からは美容を磨かれて着せ替え人形にもされ、男の子達からは虐められ、やがてエレノアの失言によってクリスは孤児院を飛び出してしまう。
彼が再び世に現れるのは、その二年以上後。
次に現れたのは姫騎士クリスティーナとして――。
“彼女”は“外”に出て来たその日にハイオークに襲われる伯爵令嬢に出逢い、彼女を助ければ正体を看破され、彼を逃がしたくない彼女に美味しくいただかれ……、その後も凄艶な狐人のギルドマスターに眼を付けられ、その娘をパーティーにねじ込まれ、また、アマゾネスの少女にも目を付けられる。その一方でパーティー『クリス大好き捜索隊』を組んだ「剣聖」ジーナと「狂戦士」エレノアのお姉ちゃん達も彼を探し続けており……。
「姫騎士」の“可能性”を持っていた彼は同時に女難の相も持っていたに違いない。
「姫騎士」の少年を巡るハーレム、エロ、コメディ、シリアスありの冒険譚。
是非、お愉しみいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 07:00:00
47953文字
会話率:46%
第三王子であるアルペジオ・スタッカートは、生まれながらにして尋常ならざる魔力量を誇っていた。そんな彼の十二歳の誕生日会で、見初められたのは魔力吸収しか能力のない三歳児、ナンシー。男爵家の次女なのに、その性質のせいで家族から離され、平民の使用
人達に育てられた。そんな彼女が、あれよあれよと言う間に王家に囲われ、次々と周りのもの人達を魅了し、平民達から絶大なる指示を受ける王妃になるまでのお話。時々事件が起きるけど、優秀な使用人達と彼女を溺愛する婚約者が、バッタバッタと倒していくのでストレスフリーです♥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 12:19:53
13150文字
会話率:21%
鈴木飛鳥二十二歳は目が覚めると目の前に神様を名乗る少女に異世界転生させられてしまう。神様は無双できるといううが、もらった能力は『触れた物を浮遊させる能力』。なんとも弱そうなこの能力で、無双どころか、魔王も倒せなさそうだが……
最終更新:2022-07-10 12:55:08
10512文字
会話率:58%
◆当時二十二歳の女性作家の元へと通う小学生女児が、二十八年後に語る思い出話兼現在の心境。
◆うっっっっっっすらホラー風味
◆今朝見た夢をモチーフにお話にしてみました。
何故こんな夢を見たのか分からないけれど印象に残り忘れられないので書き
ました。
※孤独死の遺体描写が少しあります。
※読む人によってはちょっと匂わせ百合かもしれないです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 16:30:27
2740文字
会話率:3%
スキルを使えない冒険者のルシアンは、ある日、パーティーのリーダーから追放を言い渡される。
自分が無能だということが周囲にバレてしまい、誰ともパーティーを組んでもらえず、腐っていたルシアンのもとに十二歳の少女が現れた。
「私はルシアン様の6
8番目の妻アムリです!」
更にアムリは言う。
「ルシアン様のスキルはこの世界を憎むことで強くなる<闇堕ち>なのです!」
勇者になり、十五年後に悲劇的な最期を迎えたルシアンを救うため、未来からやってきた嫁たち。
彼女たちはルシアンの闇堕ちを阻止し、無事にかつてのハーレムパーティーを再構築できるのか?
「今度こそ、みんなで幸せになりましょう!」
最強な嫁たちによるハーレムパーティー快進撃がはじまる。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 12:00:00
35153文字
会話率:47%
戦争を避けて、幼馴染みと一緒に山で暮らそうとしていた時だった。
敵軍がやってきて、逃げているうちに足を滑らせ、崖から落ちてしまったユミリ。
ザデラスという敵将に助けられたユミリは、そのまま敵国へと連れられ、幼馴染みとは離れ離れになる。
祖
国に帰ることもできず、ザデラスと暮らすこと一年。ユミリはザデラスに『俺の嫁になれ』と何度も求婚される。
十二歳も年上のザデラスにからかわれるように言われ、祖国に好きな人がいるからと断り続けるユミリだった。
そんなとき、幼馴染みがユミリを救いにやってくる。
逃げ出そうとしたユミリ達だったが、ザデラスに見つかってしまうのだった。
遥彼方さん主催『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
この作品は長岡更紗の異世界プロットを使用しています。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 19:03:08
7447文字
会話率:51%
時は、何時頃《イツゴロ》か、日本が西洋と合流した時代に、天都《てんと》と云う都会で、同居をしている伊藤 明継《いとう あきつぐ》と紅《こう》。
二人とも男性であり、明継・二十六歳、紅・十四歳。二人の年の差は、十二歳。
端から見ると何
の接点も無く、暮らしている様に見えるが、三年前から、明継の家に紅が住む様になった。
紅はこの部屋から一歩も出た事がなく、日々を明継との繋がりだけで生きてきた。
明継の勤めている宮廷で通訳として雇われ、梅ノ木の元で、紅とあってから、家庭教師として、任命され、急速に接近した後、一見華やかでも、宮廷の孤独さに同情して、紅を連れ出した。
(一話目から読まないと話の脈略が分かりません。読みづらいですが、順々に下に降りて頂けると、有難いです。読み方まで指示して申し訳ありません。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 00:48:01
361083文字
会話率:44%
一流の歌手を目指すその女性の名は、ベラドンナといった。
ホテルのラウンジショウへの出演が決まり、ベラはバンドのメンバーとの練習に励む。様々な人物と交わる中で成長を見せるベラだったが、本番当日の朝、思いもよらぬ報せが舞い込む。二十二歳のベ
ラは、ある決断を迫られるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 19:00:00
26729文字
会話率:48%
大陸一の美貌と呼び声高く、聡明なマイラ。かつては誰もが憧れたマイラも、最悪な婚約破棄によって二十二歳の嫁き遅れ悪女と呼ばれることに……。そんな彼女に手を伸ばしてくれたのは、サフォーク国の第二王子ロスリーだった。だが、人々の悪意に晒されて結
婚式を終えたマイラを、奈落の底に突き落としたのもロスリーだった。マイラは決めた。「ロスリーに感謝なんてするか! わたくしは今世紀最大の悪女になってやるわ!」
真面目で純粋な王女様が、空回りしながら悪女を極める努力をし、悪妻として旦那様の役に立とうとしたり、身を引いたりするお話です。
『今から全力でお飾りの妻を目指します! 多分……』に出てきたロスリー殿下がヒーロー? になる話です。前の作品を読んでいなくても分かるようにしたつもりです。
最後に二つ番外編がありますが、本編の補足なので一緒に読んでいただいた方が分かり易いかと思います。番外編含めて八万字程度です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 20:00:00
86532文字
会話率:27%
帝国の田舎で暮らす薬草師のミアは、行き倒れていた十二歳年下の少年・クレトを拾い、大切に育てた。
彼女は手製の薬で国を疫病から救ったが、クレトを気に入った皇女の命令により彼に心ない言葉を吐いて出て行かざるを得なくなる。
だがミアは皇女の手先に
襲われ、愛する養い子の幸せを願いながら息絶えた。
ミアは約十年後――かつての皇女が悪の女帝として帝国を支配する世に、男爵令嬢タリサとして転生した。だがあるとき、第一皇子が女帝を殺害して帝位を簒奪した。
皇帝の名は、フェリクス。彼は……クレトの生まれ変わりだった。
そしてタリサと再会したフェリクスは、前世からずっと想っていた彼女に結婚を申し込んできた
のだった。
「あなたが結婚したいと思う『私』は、ミアなのですか? それともタリサなのですか?」
死に別れた二人の想いが三十年の時を経て、現在につながっていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 20:00:00
35163文字
会話率:34%
橘瑠璃羽は四十二歳の専業主婦。 ある日、親戚の法事で甥の春佳と再会して…… 禁断の恋、モラハラ夫。 瑠璃羽は自分をどこまで解放できるのか──
最終更新:2022-05-10 15:22:22
8027文字
会話率:42%