とある建国祭。
城内中央裁判所では国民を愛し愛された聖女の罪を捌く裁判が被告人不在で開始された。
現聖女の婚約者である王太子
現聖女の監督責任のある教皇
原告人のフェルナンダ侯爵
3人は裁判長に見えないようみくばせしそれぞれニヤリと笑う
「貴様ら我を侮辱するか」
現れたのはボロボロに傷ついた聖女とかつては親愛国だったが数年前からいさかいを起こしている魔皇帝国を総べる魔皇帝そのひとであった。
敵国に救われた聖女は何を語るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 19:28:35
4827文字
会話率:35%
※ざまぁは微量。一瞬で終了な上に制裁激甘なのでスッキリ爽快感は期待しないでください。
【あらすじ】第三王子フィオルドの婚約者である伯爵令嬢のローゼリアは、留学中に功績を上げ5年ぶりに帰国した第二王子の祝賀パーティーで婚約破棄を告げられ始めた
。近い将来、その未来がやって来るとある程度覚悟していたローゼリアは、それを受け入れようとしたのだが……そのフィオルドの婚約破棄は最後まで達成される事はなかった。
※R-15と残酷な描写ありは保険で付けてます。感想蘭は作品完結後に開放致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 10:00:00
151883文字
会話率:48%
神々の頂点、神界の統治者である主神が忽然と姿を消してから百年。
統治者不在に痺れを切らした神々が、新たな主神を選ぶ儀式【選定の儀】の開催を宣言した。
世界の行く末を決めるこの人間を使った神々の戦争に、13歳の傭兵ラーズは死をきっかけに参加
することになる。
しかしラーズを自身の代理人に選んだ神レグルスは、主神の座はおろか選定の儀にも興味はなかった。何だったら選んだラーズにも。
「あの結局、その選定の儀で僕は何をやればいいんですか?」
「詳細は僕も知らない。」
「えっ!?」
「あ、でも大丈夫大丈夫。今回管理を担当するメル曰く現地に案内人ってのがいて、それに従っていればいいみたいだし、まぁ~長生きでも心がければいいんじゃないかな?」
「えっ、命の危険があるんですか?神の代理人なのに??」
「それは君の行動次第じゃない?」
ろくな説明もされず神々の戦争の舞台となる異世界メノへ送り込まれたラーズ。
待ち受ける数々の試練を乗り越え、最終目的地である【真なる椅子】へ到達できるのか!?
これは13歳の傭兵ラーズの数奇な物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 08:00:00
11075文字
会話率:25%
ミヒャエリス国の第一王子オスワルドは、貴族子女が通う学園の卒業パーティーで婚約者である公爵令嬢アウレリアに婚約破棄を言い渡し断罪する筈だったが、パーティーに来たのはアウレリアに変身していた女神ヴァールだったのでそれどころでは無くなる。
女神
様が断罪クラッシャーする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 00:00:00
4870文字
会話率:60%
世界を支配しようと暴れる魔獣の長、魔王ゴア。
魔王を討つことを使命とする勇者の村で、歴代勇者が果たせなかった悲願を成し遂げるべく、四十代目勇者としてケイン=ズパーシャが旅立つ。
使命のままに村を出たはいいが魔王の姿はどこにもなく、代わりに世
界で暴れていたのは魔王に迫るほどの強さを持った魔王以上にぶっ飛んだ人間たちだった!
果たして、ケインは世界を救うことができるのか?
そして、魔王ゴア不在に隠された世界の真実とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 23:27:48
563628文字
会話率:34%
俺はディオ・クライン。
所属する魔法省からの次の任務は、学園の潜入調査?
相棒のユリエス・ラングートと共に入学したものの、なんだか周りが騒がしい。
未来を知るという令嬢から告げられたのは。
「どうやら、あなたがヒロインのようなのです」
「
そんな事言われても、俺男だぞ」
初めての学園生活を楽しもうとするディオに次々降りかかるイベント。
本来その場にいるはずのヒロイン令嬢が影から見守る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 11:00:00
496882文字
会話率:51%
うだつの上がらない毎日を送っていた白羽明星は気付けば異世界転移しており、その際に背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほど
の高度にある巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城で明星が玉座に座ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 15:59:25
81838文字
会話率:23%
ずっと昔の、小さな国の貧しい村が物語の舞台。少年ソラは、両親と二人の弟、一人の妹の家の長男。村はかつて繁栄していた。ソラが生まれる数年前の暴風雨による川の決壊で壊滅していた。
今、村の為に男達は、遠い町まで行商に出る。
留守中の畑を耕し、家
畜の世話をする母親とソラ達兄弟。
ある日、男達が不在の村は盗賊に襲われる。その時、村に戻って来た父達も返り討ちにあう。
ソラは妹を抱いて逃げる。そして力尽き気を失った。目覚めた時妹は死んでいた。
村に帰ると若い盗賊に拉致される。盗賊の首領は、額に十文字の刀傷のある男だった。
獲物を求めて出かける盗賊達。隠れ家に残る盗賊の一人とソラは共に過ごす。
盗賊はソラに不思議な力を感じ、自分の命を賭けてソラを逃がす。戻った首領は、その経緯を透視しその盗賊を処刑する。ソラは東に向かって走り続ける。
国軍配下の少年達にソラは又しても拉致され野営地に連れて行く。
隣国軍が身近に迫る。そして国軍は壊滅した。
星空の下、屍の中でソラは気を取り戻した。今度こそ東の森に向かって走り出す。
森の奥に辿りついた。ソラは獲物を求め森を走りまわる。
ある日、森の中で恐ろしい声を聞く。盗賊の首領の声の思念だ。
暗黒勢力の首領は、ソラが光の勢力を従える存在であることを知っていた。ソラがそれを自覚する前に殺してしまおうとしていた。
逃げ戻ったソラの魂は肉体を離れた。
ソラの魂の前にいつか見た少女が現れ言う。「十年森に留まり、約束を思い出す為の生活を送れ。そして正しい力を持て」と。
ソラはやがて木々や動物と会話をし、星の声さえも聞くことも出来るようになった。
ある日、黙想するソラに、ソラ自身である光の玉が現れ語りかける。「千年王国のために戦え」と。
目覚めたソラに二頭の狼が訪れ、戦いが来たことを告げる。森を出たソラを天の使い達が舞い降り囲む。
やがて邪悪な勢力を従える盗賊の首領との戦いが始まった。首領はソラの刃に振り払われる。
ソラは戦いに打克った。しかし敗れ去った暗黒の勢力は息絶えることなく、ソラを狙い続けると告げられる。これからも戦いは終わることはないとソラは知る。
天の使いたちは帰った。そして二頭の狼は、死んだソラの二人の弟の姿に戻り別れを告げた。
微笑むソラは懐かしい村に向かって帰って行く。そこには父親が待っている。美しい娘となったソラの許嫁と共に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 00:00:00
82777文字
会話率:9%
三年婚約関係にいた王子から婚約破棄を言い渡された王宮のパーティー。
『勉強しか出来ない気弱な令嬢』のリュエリアは、周囲からの心無い言葉をそこで浴びた。そのための場。
「そ、そんなぁ……」
リュエリアから、絞り出されたか細い声を聞いて、貴
族達は醜く口元を吊り上げたが。
「殿方を『管理』しなくてはいけないなんて! わたくし、知りませんでしたわ!」
『気弱な令嬢』らしく、しおらしく泣きそうになりながら、リュエリアは反省を口にする。
他国の貴賓もいるこのパーティーで、リュエリアはすすり泣くふりをしながら、心無い言葉に乗じた反省に見せかけた侮辱を返す。
最後は、ちゃっちゃと我慢の限界みたいに大泣きして退散しようとしたのだが。
「――――嗚呼、リュエリア!」
扉を乱暴に開けて、氷の道を作るかのように冷気を放つ美丈夫が登場。
とろけるような笑みを浮かべているが、目は凍てつくほどに、冷たかった。
(ひぇええっ!! お、おおお、お兄様が、キターッッッ!!!)
完全に、予想外すぎる登場に、ガクブルと震えるリュエリア。
三年前から不在だった『お兄様』は、リュエリアの婚約の事実を知って、冷たく笑い、その場を凍り付かせた。
婚約破棄披露パーティーから、『気弱な令嬢』の猛反省からの、『氷の暴君』の凍てつくパーティーとなってしまったのである。ガクガクブルブル。
※約2万文字の短編※前世持ちの異世界転生者ヒロイン※同居人だったので、お兄様呼びしているだけ※オレ様・独占欲・執着・溺愛※最強魔法使い※ざまぁからの過激なざまぁ※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 11:36:02
18674文字
会話率:29%
ここは科学ではなく、魔法が発達したとある世界。
祈祷師のサンと回復職のココは、依頼を受けて出産の手伝いをしていた。
しかし、陣痛が2日以上続いているのに全く産まれる気配がない。依頼人のエライザの顔色も悪くなってきた。
困ったふたりは&quo
t;奥の手" として出産を助ける聖霊を呼び出すことにしたが、あいにく召喚師のスーは不在。仕方なくサンが召喚魔法を使ってみたが、召喚されたのはなぜか聖霊ではなく小さな白衣の老婆であった。
定年を迎えた助産師の信乃さんが、異世界であかちゃんを取り上げるだけのお話。
※妊娠・出産がテーマなので15禁とさせていただきました。
※このお話はフィクションなので実際の分娩と異なります。事実の医療ではありません。
※一応書いておきますが、作者は医者でも助産師でもありません。
※科学的根拠もないものが書かれている可能性がありますが、ファンタジーだからなあと思ってください。
※キャラクターにはモデルがいますが、実際の人物とは関係ありません。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 21:03:28
24327文字
会話率:55%
伯爵家の屋敷でメイドとして働くイユ。しかし戦争孤児だという理由で、突然クビを突きつけられ追放されてしまう。
そして流れ着いたスラム街で出会ったのは、王家の血を引きながらも側室の子というだけで追放された少女。イユは彼女のメイドとなり、スラム
街に一つの国を築いていく。
そんな中イユがいなくなった屋敷は彼女の不在により立ち行かなくなり、その問題はやがて国全体にまで波及していく。
帰ってきてくれと頼まれるが、もう遅い。既に別の主を持つイユは、かつて勤めていた屋敷の衰退を遠くから眺めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 10:04:19
4281文字
会話率:61%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
風の最強精霊、煌帝・インジュは、二重人格だ。と言っても、彼の片割れの人格であるエンドは、ある条件下でしか表に出ず、彼の声はインジュに以外聞こえない。いることを知っている者は、限られていた。だが
、絶対に成功しない禁呪・反魂を行う度に開く『ロミスの門』の中にいた旧時代の暴君とインジュが戦い、戦いには勝ったがインジュの精神は行方不明になってしまう。
いなくなったインジュの意識体を捜す、元妻の智の精霊・リャリスと、インジュの体を預かるもう1人のインジュ・エンド。3年の月日が、2人の関係を変えてしまう。
一方インジュは『ロミスの門』の中に囚われていた。
死闘を繰り広げた相手・オリュミスをインジュは正気に返し、友好を深めていたのだった。
煌帝・インジュの眠れる3つ目の人格・アジャラ
旧時代の本当の暴君と、旧時代最後の王・オリュミス
消滅の危機に陥ったエンドを救う、リャリスの秘策
エンドとリャリスの恋の行方
ノインに向ける、インジュの想い
インジュ不在の空白を埋めたエンドとリャリスの恋に、インジュはどんな結末を導くのか
ワイルドウインド・シリーズ15作目。旧時代の暴君編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 10:45:14
135201文字
会話率:46%
15代目風の王・リティルの統治する風の城に、骸骨の馬に乗る骸骨の兵隊の大軍が攻めてきているという、前代未聞の情報がもたらされる。
同時に、太陽の城、大地の城、風の城に進軍する死者の姿をした軍団。
それを迎え討つ為城を出るリティルのそばには、
当たり前にいたクールで大人な補佐官、風の騎士・ノインの姿がなかった。
風の騎士・ノインは、命の期限がついてしまったため、生き長らえる方法を探す旅に出ていて不在だったのだ。
ノインの無事を祈りつつ、大群を前に飛ぶリティルと一家。
そこには、この世のあらゆる知識の詰まった精霊の至宝・蛇のイチジクの思惑があった。
ノインの夢に現れ、命を救ってやると嘯く、蛇のイチジク
蛇のイチジクの案内人を名乗る、妖艶で美しい異形の女・リャリス
かつて、蛇のイチジクに触れた5代目風の王・インラジュールと、触れなかった14代目風の王・イン
役目は終わったのだと、生と死の狭間で苦悩する、ノイン
夫の命を守り続ける、ノインの妻・フロインの決断
リティルは、ノインの命の期限を覆すことができるのか?
ワイルドウインド・シリーズ十作目。風の騎士・ノインの黄昏編です。
夫婦のイチャイチャありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 21:21:58
126539文字
会話率:44%
ヒロインがいない。
もう一度言おう。ヒロインがいない!!
乙女ゲーム《夢見と夜明け前の乙女》のヒロインのキャロル・ガードナーがいないのだ。その結果、王太子ブルーノ・フロレンス・フォード・ゴルウィンとの婚約は継続され、今日私は彼の婚約者から妻
になるはずが……。まさかの式の最中に突撃。
※ざまぁ展開あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 20:14:02
5073文字
会話率:42%
部活の大会の提出用に出産山にて風景を写生していたカスミと雫。
そこにカスミの兄であるナオキと見知らぬ穴(おんな)が現れる。
それからというもの、なんやかんやあって、兄は国家の敵とみなされて斬首刑?指名手配?
肝心のスキルは、兄『魔語
自動翻訳』、妹『ブラコン』。
さてさてどうなる、ナオキとカスミ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 02:16:54
4713文字
会話率:67%
成り上がりが王女に婚姻とは…身の程を知れ!
第3王女と公爵嫡男は俺を罵倒する。
ああ、わかった!俺はこの国を出る!
だが、公爵嫡男の妹は相思相愛だからな!貰っていく!
王と王妃不在のまま繰り広げられた婚約破棄は…。
最終更新:2022-09-23 13:40:01
5497文字
会話率:34%
その都は、決して知られてはならない。
もし知るものがいるのなら、それは都に入った者だけ。
その都から出て行ってはならない。
そこから出ることはそれそのものが重罪となる。
その都は地上全ての財をもってしても推し量れぬ戦力と財力を持ち、密かに世
界の均衡を保つ。
その都は曰く黄金郷、曰く辺獄、曰く天上楽土。伝説にのみ存在し、秘匿され続ける地下帝国。
その名はエルドラド、見果てぬ都のエルドラド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 20:35:08
2196文字
会話率:16%
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」
その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑
祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。
その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。
「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」
「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」
いったい全体どういうことでしょう?
殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。
♢♢♢
この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。
そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって?
それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と呼んで蔑んだレムレス王太子。
いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。
でもです。
お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません!
絶対に許容できません!
聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。
でも。
事態はもっと深刻で。
え? 禁忌の魔法陣?
世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!?
※アナスターシアは異世界恋愛で連載したお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。
※連載版にあたり、その後の展開も鑑みてジャンルをハイファンにしてみます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 00:34:07
83920文字
会話率:23%
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」
その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑
祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。
その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。
「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」
「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」
いったい全体どういうことでしょう?
殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。
♢♢♢
この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。
そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって?
それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と蔑んで呼んだレムレス王太子。
いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。
でもです。
お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません!
絶対に許容できません!
聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。
でも。
事態はもっと深刻で。
え? 禁忌の魔法陣?
世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!?
※鋼鉄の聖女の完全版を書こうと思っていたら、結局こんなお話ができあがりました。お飾り妻の方の続編という形で今まで書いた短編の設定を目一杯詰め込みました。
※アナスターシアはお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。
※楽しんでいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:54:16
14751文字
会話率:25%
公爵令嬢、エリザベートは物心ついた時から未来の国母として努力して来た。
婚約者である王子のミスをフォローし、父である公爵の仕事を手伝い、義父となる国王を陰から支えて来た。
そんなある日、父や国王が不在の折、何を思ったか王子はエリザベートに
婚約破棄を告げた。
そして、ついにブチ切れたエリザベートはずっと隠していた本当の力【七つの魔導書】を手に祖国への報復を誓うのだった。
この作品はアルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-20 10:46:35
505655文字
会話率:42%
純粋で優しい心を持つ駆け出しの勇者フォルス。
彼が村から一歩出たところでヤンデレ魔王と出会い、初キスを奪われ、告白される。
さらに龍の少女に憑りつかれ、呪いの魔剣まで渡される。
次に出会った仲間たちは――
愛の名の下に暴走する危険な聖女。
自分に落ち度があれば自傷行為に走る伝説の女性勇者。
真昼間に宵闇の支配者を名乗る吸血鬼の王女。
みんな、フォルスよりも強い、一風変わりすぎた女の子たち。
当面の目的は王都で正式な勇者認定を受けること。
その旅路の間にフォルスはヤンデレ魔王のことを意識し始めるのだが、魔剣の力が二人の恋の邪魔をする。
これは恋に無頓着な勇者と、恋に臆病な魔王の冒険と恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-15 14:18:31
198191文字
会話率:50%
どんな荷物でも、確実にお届けデリバリーサービス。
今回は勇者さんを魔王城へ配送する依頼を受けた。
だけど、何度うかがっても魔王さんは不在。
困ったなぁ~。
最終更新:2020-01-14 12:28:44
1692文字
会話率:72%
アレが1年早く実用化されていたら。
1機種だけではなく他の機種も強化されてしまう。1機種だけではないんですね。
本機200機あらばでは無く、本発動機3万機あらば。
本来「架空戦記創作大会2022夏」参加を目論みましたが、お題から外れてしまう
のですよ。よって不参加。似たようなお話としてお楽しみください。
予定では10話以内で完結。
会話は主役不在のモブのみ。
相変わらず適当な捏造ですので、細かい所に突っ込まないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 05:00:00
61943文字
会話率:38%