「婚約破棄を目指さないか、お嬢さん」
ーー孤独な少女に手を差し伸べたのは、優しい怪盗でしたーー。
王族の権力は地に落ち、力ある貴族が私利私欲の為に圧政を敷くオルティス王国。世間では悪徳貴族から宝を奪う義賊が持て囃されるほどに国民の貴族への
鬱憤は溜まっていた。
九歳のとき庶子としてカスティオン侯爵家に引き取られたリリティアは、公爵家との縁を望む侯爵の政略の駒となった。傲慢で愚鈍な婚約者ジェイコブを補佐するための苛烈な教育に耐えてきたのは、全て母の病気の治療と引き換えに結んだ侯爵との契約のためだった。
家族や婚約者に蔑まれ、使用人にも疎まれて生きてきたリリティア。さらには、外面だけは良い婚約者はお気に入りの男爵令嬢との仲を非難されないよう、リリティアにまるで小説の中の悪役令嬢のような役まで押し付けてきた。侯爵と婚約者の命令に逆らえないため、学園や社交界でも嫌悪の視線に晒される毎日。しかしある日偶然、怪我をした青年を助けた事でリリティアの出口のない暗闇のような生活は変わっていく。青年の正体は、義賊として世間を騒がせている変幻自在の変装の達人、怪盗〝ウルティオ”だった。何故か正体を明かした彼は、恩返しにとリリティアの婚約破棄に協力を申し出てきて…。
***自分を殺して生きてきた少女が、ある目的のために義賊を演じながら裏の世界で生きてきた青年の優しさに触れ、次第に笑顔を取り戻していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:00:46
350653文字
会話率:47%
ガルスール国には忘れ去られた第三王女が存在する。
身分は低いが美しく聡明だった女性官吏を見初めた王が無理矢理召し上げ作った王女。幼い頃にその母親が亡くなってからは王妃によって王宮の離れに閉じ込められ、今となっては王宮の使用人でさえ第三王女の
顔を知る者はほとんどいなかった。
…………そんな忘れられた第三王女オリヴィア・ティア・ガルスールは、実は顔を知られていないのをいい事に、探し当てた隠し通路から離れを抜け出しては王宮図書館の蔵書を読み尽くす日々を過ごしていた。そんなオリヴィアに、ある日隣国の王弟レンブラントとの政略結婚の話が持ち上がる。レンブラントはオリヴィアにある契約を持ちかけてきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 13:04:00
11581文字
会話率:36%
王妃に冷遇され、辺境の地アステリオに嫁がされた妾腹の王女アニカ。 呪われた王女と呼ばれるアニカを受け入れたのは、美貌の辺境伯リグリス・アステリオだった。 だが彼は、妻となったアニカに告げる。 「俺は貴女を愛さない」と。
※カクヨムにも掲載
しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:27:32
40718文字
会話率:35%
アネットは、由緒あるバルテル伯爵家の血を引きながらも、平民として暮らしていた。
『赤い瞳を持つ者は、災いをもたらす』
そう伯爵家で信じられていたために、
赤い瞳を持つアネットは忌み嫌われる存在だったのだ。
その容姿から、18年前、生ま
れたばかりのアネットは母親の手によって死産と偽られ、ひっそりと実家に預けられた。
決して裕福ではないが、文字を書くのが得意だったため文字を教える仕事で家を支え、穏やかに暮らしていたアネット。
しかし、突然彼女のもとに結婚話が舞い込む。
相手は若くして当主となったジルベール・オランジュ公爵。
「母の遺言で君を妻にすることとした」
それは政略結婚だった。
しかし、結婚の支度金で育ての親に孝行できると考えたアネットは、ジルベールの妻となる事を承諾する。
妻として献身的にジルベールを支え続けるうちに、ジルベールの態度に変化をもたらし……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 15:41:21
5034文字
会話率:30%
「悪いが、君を愛することはない」
フェリシア・リズ・デュヴィラール王女は結婚式後の初夜に、夫の第一王子オリヴァー・ローゼクラインからそう言われた。
この結婚はいわゆる政略結婚の一環でなされたもので、二国間の友好の証として王女と王子の結婚が
おこなわれた。
結婚から半年、オリヴァーの戦地入りが決まる。
そして、無事に一年後に彼は帰還した。
フェリシアの秘密を持って──。
※「短編」をベースに連載しておりますが、短編のみ、連載のみでも大丈夫なようにしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 11:53:11
19976文字
会話率:39%
「悪いが、君を愛することはない」
フェリシア・リズ・デュヴィラール王女は結婚式後の初夜に、夫の第一王子オリヴァー・ローゼクラインからそう言われた。
この結婚はいわゆる政略結婚の一環でなされたもので、二国間の友好の証として王女と王子の結婚がお
こなわれた。
結婚から半年、オリヴァーの戦地入りが決まる。
そして無事に一年後に彼は帰還した。
フェリシアの秘密を持って──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-17 18:33:22
4120文字
会話率:42%
マレリーナは国のために政略結婚を強いられた若き王女。
相手は冷酷で、美麗な容姿を持ちながら浮いた噂がひとつもないことから女嫌いとさえ噂されている他国の王太子ユーリク。
「私に愛されることなど望まないように」──結婚式当日に言いはなたれた彼の
言葉にマレリーナの心は凍りつく。
けれど、マレリーナはユーリクの瞳の奥にひそむ孤独に唯一気がついた。彼女は妻として彼にそっと寄りそうことを決意する。
マレリーナに冷淡に接していたユーリクだが、彼女の優しさに触れて次第に心を解かされていく。やがて彼女への想いは愛情へと変わってゆき、ふたりは子宝にも恵まれる。
これからも幸せな日々がつづいていく。そう思っていたある日、マレリーナが病に倒れて──。
一途な恋と家族愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 20:15:34
62298文字
会話率:23%
私と夫は政略結婚。
束縛癖があるくせに自分は三年も愛人をかこっている夫に愛情なんて持っていなかったけれど、離縁も面倒なので放置していた。
けれどある日私は夫の愛人が私を殺そうとしていることを知ってしまう。
べつに夫なんてどうでもいいけれど
。それはさすがに……ねえ?
まとめて懲らしめてあげましょうか?
※短編集としてあげていたものをコンテスト用に再投稿したものになります。よろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:32:46
5052文字
会話率:55%
魔力なき第三王女レティシアは、辺境伯家への政略結婚として追放されるが、婚約者が暗殺されたことを知る。
その夜、暗殺者ノアが現れ、死んだ婚約者になりすまして偽装結婚を提案し、レティシアはこれを受け入れた。
二人は辺境伯領への旅を始め、レティシ
アに実は封印された魔力があることが判明、謎に包まれた共同生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 07:10:00
23361文字
会話率:47%
「氷の令嬢」と噂される私、リリアーナは、口下手なイケメン公爵ユリウス様と政略結婚。どうせ「白い結婚」だと覚悟していたのに、侯爵家の玄関に天使のような赤ちゃんが!?
最終更新:2025-02-16 07:10:00
12895文字
会話率:42%
南北の大公の対立が長年あった国があった。南部公女のセリアは長年実家で顧みられるなかった先妻の娘である。後妻と義妹に使用人扱いされていた。そんなセリアに北部大公イーサン卿の元へ嫁ぐ白羽の矢がたった。妹との婚約話だったが、相手は冷たく冷酷な大公
という噂が立っており、妹のカミラが嫁がないと頑固に言張ったためだった。姉も妹も一緒なら姉でいい。父の愛ももらえなかったセリアは悲しみを胸に抱いたまま嫁ぐ。
そこには今までなかった自由と愛があった。セリアの存在が北部を照らしはじめる……。イーサンはそんなセリアに惹かれていき……。
恋の物語が政略結婚から始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 03:44:43
3873文字
会話率:45%
異国の国から青い瞳が印象的な姫が政略結婚で嫁いできた。
その姫は、以前国から出てミズキと一座にいた歌姫で有名な女性だった。
偶然ではあるが、星の宮は一気に明るくなる。
式は挙げても星ふりは起きなかった。
そんなアンテの義理の兄と姫は新婚旅行
に出かけることとなった。
なんとなく意思が通ってくる二人。
だが、姫は陰謀でさらわれてしまう。
星読みカエムは姫を無事助けられるか。そして星降りは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 23:41:26
17059文字
会話率:57%
幸せな恋人達には星の石が降るという。そんな言い伝えのある世界での愛の物語。政略結婚も幼なじみの恋もすべての恋が星の石に振り回されてしまう。いたずらな星はどこで起こすのか。波乱の恋物語が始まる。
最終更新:2025-04-28 02:19:23
18683文字
会話率:51%
イリス王国の王女リーディは、停戦の条件として敵国に嫁ぐことになった。
結婚式は、1年後。
それまで敵国で、人質のような生活を送ることになる。
そんな生活の中、婚約者の敵国の王が、ある女性に夢中になっているという噂を聞いた。それは、異世界から
迷い込んできた女性らしい。
リーディは噂の真相を探ろうと、王城の侍女に扮して、調査を開始する。
※カクヨムさまに掲載していたものです。それを少し改稿して、こちらにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:00:00
121376文字
会話率:33%
リーン伯爵家の令嬢エラティーナの夢は、騎士になることだった。
念願の騎士に合格したというのに、父に勝手に辞退届けを出され、さらに大嫌いな幼馴染との結婚を強要される。
幼馴染には恋人が三人もいて、エラティーナと結婚したあとも、関係を続ける気の
ようだ。
自分を蔑ろにする人たちに見切りをつけ、家出したエラティーナだったが、兄に騙されて家に連れ帰られてしまう。
このままでは、無理やり結婚させられてしまう。
そう思ったエラティーナは、家出をしている間にもう結婚してしまったと嘘を言ったが…。
5万字程度の中編です。毎日10:00と21:00に更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 21:00:00
47159文字
会話率:26%
婚約者である令嬢たちを差し置いて、ひとりの女性に夢中になっている婚約者たち。
その女性はあまりにも常識知らずだったから、少し注意をしていただけなのに、嫉妬して彼女をいじめていると言いがかりをつけられる。
どうして政略結婚の相手に、嫉妬などし
なければならないのでしょう。
呆れた令嬢たちは、ひそかに婚約破棄の準備を進めていた。
プロローグ
子爵令嬢編
伯爵令嬢編
侯爵令嬢編
公爵令嬢編
エピローグ の予定。
※アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 23:02:07
62050文字
会話率:28%
「うふふ、お姉様ってば、やぁだ、顔が死人のようですわ。あら、やだ、私ってば本当のことを……」
ツインテールの髪を指でもて遊びながらにたにたと笑っている妹イリナ。
無垢な聖女とは名ばかりで、私の婚約者を寝取り、しかも私を殺そうとした妹。
大人しく殺されたりなんかしないわ。
「どちらが正しいかはっきりさせましょう」
聖女の儀式を行うことで、復讐するわ!
✳︎✳︎✳︎
レオナルド殿下とユリアは政略的な婚約
妹のイリナがレオナルド殿下に一目惚れ→レオナルド殿下はイリナに夢中→邪魔なユリアを始末しようと試みる→ユリアの反撃→ハッピーエンドです
ゆるふわとした、短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 18:15:34
7893文字
会話率:26%
政略結婚により嫁いだ相手は、思いやりのかけらもない心のちっさい夫だった。
「文句があるなら同じくらい稼いでから言え!」
暴言の数々に、酷い扱い。
大人しく耐えて過ごしていたミーナが、ついに限界を越え反撃する
(以前公開していたものを
タイトル変更して、多少改稿したものです)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 20:16:44
6523文字
会話率:21%
ブランウェン伯爵家に嫁ぐ事になったブライアは初夜の時にアイシュリング・ブランウェン伯爵から愛すことはないし、子どもも要らない、社交界は最低限で伯爵夫人としての仕事だけを求められた。
子どもを産みたくなかったブライアはその意見を受け止め、伯爵
夫人としての仕事をこなしつつ好きな様に生きることにする。
さあ、今日のお土産は誰かしら?
※最終地点はGLですが主人公は既婚者です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 16:23:32
2600文字
会話率:70%
レイとフィアは政略結婚により結ばれた。そこには白い結婚であることにお互い問題ないという内容の契約が盛り込まれていたが、それと同時に、毎日一度は「愛している」と伝える条件が追加されていた。対人関係に疎く、自分の趣味に生きる二人は、毎日必ず「愛
してると」言わなければならない。いろいろなシチュエーションで伝える愛の言葉は、二人の関係を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:13:54
8399文字
会話率:12%
現実世界に居場所を無くした男子高校生の俺が、ある時異世界に転生、魔王の四天王の1人としての生活が始まる。元々の正義感と優しさは持ったまま、魔神エボニアムとしての魔法の力と身体能力を駆使し、"魔大陸"の各所を巡って弱い者
が一方的に虐げられる場面を打開して来た。
成り行きで道連れとなった元敵対するスパイの少女ミントと共にやって来たダイダンにて、ミントがこの国の王、ジン・レオンの溺愛する妹と間違えられるという事態に。かの妹本人、クリムとも知り合い、彼女が政略結婚から逃げて居たと言う事情を知り、結婚話をぶち壊すべくミントがクリムの替え玉となり、結婚相手でありジン・レオンの政敵、マゼンティアの領主、エンジャンの元へ。嫁いびりや身の危険を伴う謀略を跳ね除け、政治の腐敗、虐げられた人々の恨みの蓄積を抱えたここ領を、最終的にはジン・レオンと協力して再構築しようとする。そこに絡む、魔族と人族の対立、魔王軍の横槍、そしてエンジャンの"切り札"。俺はこの事態を軟着陸させられるのか、ミントとクリムに安寧を与えられるのか、守るべき人を守り切れるのか? そして、今度こそ俺に居場所は出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 05:40:04
36341文字
会話率:51%
異世界の魔王の側近、四天王の1人、魔神エボニアムとして転生した俺。元々有った高校生なりの正義感と、それを成せる実力を得たが、既に凶悪な魔神として認知されきったこの世界では生きづらく、自分の居場所すら作れない。何故か道連れとなった元敵のスパ
イの少女ミントとやって来たのは新天地、武の国、ダイダン。そこで普通の生活基盤を構築するのに盛大に失敗する中、出会ったのはミントそっくりの少女、クリム。彼女の驚きの正体は? そして彼女が強要されている政略結婚をぶち壊す計画を面白がって始める俺達。その裏には国家的な陰謀や思惑が絡んでいたのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 09:39:10
27667文字
会話率:51%
政略婚約を「研究バカ令嬢」として破棄された宮廷魔導士フィオナ。怒りと失恋を魔導薬のフラスコにぶつける毎日。
そんな折、幼馴染で首席魔導士のユリウスが王命で開発した『惚れ薬』の完成を宣言する。ところが実験台をめぐる口論がヒートアップし、二人で
惚れ薬を服用することに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:01:40
8287文字
会話率:30%
カリスタはブラックムーンストーン子爵家の跡取り娘。貴族の子供が通う学院を卒業し、完全政略で婚約を交わしたニール・ツァボライト男爵令息との結婚の準備が本格化しようとしていた。そんな時、カリスタを訪ねてきたニールはカリスタとの婚約の解消を望む
。「はあ、そうですか」カリスタは別に傷つかない。何せ十割完全に政略でしかない婚約だった。異性としてニールの事を愛していた訳でもない。だがしかし、続けてニールが吐いた言葉は、カリスタとしては許しがたいものだった。「僕は君の妹のヘレンと結婚して、君の代わりに子爵家を継ぐ」とか。意味が分からないんですか。私にヘレンなんて妹いませんが???
■
タイトル出オチ。二番煎じのネタです! 自分でも書いてみたかった! 短編のつもりでしたが、無駄に長くなってしまったパートが出てきたので、読みやすく区切ろうと思って投稿します。長引いても10話ぐらいで完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 13:25:53
145552文字
会話率:27%
これは、ある青年が、婚約者をキッカケに、耐えるだけだったのを止めた話。 / ペデュール王国では【青】が高貴な色として愛されている。ジェイコブが嫡男として生を受けたエルウィズ伯爵家は「シャーリーブルー」という新しい青の染料を作り出したことで財
を成した家だ。そんなジェイコブには、婚約者がいる。伯爵家にとって最重要な存在である「シャーリーブルー」の生産を安定させるために結ばれた、政略的な関係の婚約者。名は、ローゼマリー。隣国ジュラエル王国の伯爵令嬢だ。住む国が違う事もあり、二人のやりとりは手紙だけだった。婚約を結んで少ししたある時、両国を行き来していた人間から「ローゼマリー嬢はブサイク」という話がジェイコブの耳に入る。その話はあまり広めないようにと通達を出したものの、ペデュール王国の社交界ではいつの間にか「ローゼマリーはブサイク」という話が広まってしまう。その噂を否定するための材料――絵姿――を手に入れる事も出来ず、ジェイコブは噂が風化するのを耐えるしかなかった。次第に、ジェイコブ自身も「ああ婚約者が(ブサイクな)令息」と語りかけられるようになった。そんな中、ついにローゼマリーが嫁ぐ為にペデュール王国にやってくる日がやってきて……。 / 話の設定上、ブサイクという単語が凄い飛び交います。 / とてもとても軽いざまぁがありますが、本当にちょびっとやり返す程度です。 / 完結済み、各話順次投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:00:00
33785文字
会話率:28%
男爵家の嫡男であるオーディロには、妹がいる。名前はモーニカ。妹は政略的な事情により、隣の領主である子爵の嫡男ガーティと婚約している。今日はそんなモーニカのデビュタントの日なのだが、エスコートするはずだったガーティはいつまで経っても来ずに…
…。 / 頭空っぽでパッと思いついたネタの話です。ところどころ穴があるかもしれませんが、軽くお読みいただければ幸いです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 20:40:19
29643文字
会話率:22%
孤児として奴隷扱いを受けていた少女が、貴族の娘との入れ替わり・政略結婚を契機に、その知恵と勇気で人生を切り開いていく物語。
最終更新:2025-05-16 21:10:00
24780文字
会話率:42%
伯爵家の双子姫の姉として生まれたルイ―サは、侯爵である夫との離縁を画策していた。
両家の架け橋となるべく政略結婚したものの、冷酷な軍人として名高い夫は結婚式以来屋敷に寄りつかず、たまに顔を合せても会話すらない。
白い結婚として諦めていたル
イーサだったが、夫に伴われて渋々出席した王家の夜会で驚くべき事態に遭遇する。
なんと夫が双子の妹に熱い視線を送り、妹の方も同じように熱い視線を夫に向けていたのだ。
夫の興味が自分に無いことは残念だったけれど、可愛い妹の恋路は応援したい!
ならば妻の座を妹と交代し、自分はひっそりと、しかし自由に生きていこうではないか。
そうひっそりと決心したルイーサは、一通の書置きと妹に充てた書簡を残し姿を消そうと試みた。
幸いにも自分には相続した領地があり、そこに引きこもれば食うに困ることはないだろう。
いざとなれば畑でも耕して野菜でも作り、狩りをして暮らそう。
しかしいざ屋敷を抜け出そうとすると、屋敷の主である侯爵が追いかけてくる。
自分に興味もなく忙しいくせになんで邪魔をするのかと怒るルイーサ。
あの手この手で脱走を試みるルイーサだったが、次第に侯爵の不器用さに気づき始め――。
果たしてルイーサは脱走を成功させることができるのか。
じれじれ両片思いの行方はどうなるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:27:55
7944文字
会話率:35%
1度目の人生で度重なる邪悪な行動をとったことにより残酷な死を遂げたメルティ・シャルロット。彼女の人生はまさに悪名高い令嬢として幕を閉じた。
...はずだった。
メルティが次に目を覚ますとそこはメルティが死ぬ5年前に戻っていた。
政略結
婚の末に相手の冷徹侯爵に殺される未来のバッドエンドを避けるためにメルティは改心して、死なないために計画を立てることにした...。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 22:30:39
32664文字
会話率:40%
薄幸の姫君、ルイーズ王女殿下は母国が戦争に負けたことにより単身で敵国の狂血王の元に嫁ぐこととなった。
────が、しかし彼女は強かった。
最終更新:2025-05-15 07:03:38
3173文字
会話率:46%
この匂いは……まさか。
カリーナ・ブランシェット伯爵令嬢は王立魔法学園に通う普通の学生だった……ただ一つ、犬並みに鼻が利くことを除けば。
ある日の午後、廊下ですれ違った時、彼女は婚約者から二つの香水の匂いを嗅ぎ取った。
「一つは
今話題の恋人との時間につけると良いといわれる男性向け香水。もう一つはあのリリーさんがよくつけている香水」
それは婚約者が平民出身の特待生と浮気していることの証拠だった。
「婚約破棄の手続きってどうすればいいの?」
しかし恋や愛などない政略結婚相手ということで、色恋に興味がなく平和主義な彼女は普通に白紙にしようとしていた。
そんなことを相談された婚約者の弟、アーサーはある提案をする。
「こちらの証拠集めや断罪を手伝ってくれれば、我が家のパティシエのスイーツを献上しよう」
どうせ家名が落ちるなら廃嫡に追い込もうとカリーナに協力を仰ぐことにしたのだった。
恋より食い気のカリーナは言いくるめられてしまい、二人は証拠集めをすることになる。
「俺は姉だと思ったことはない」
無事に婚約破棄をした後……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 07:14:25
5677文字
会話率:58%
見てしまった。聞いてしまった。
婚約者が、王女に愛を囁くところを。
だけど、彼は私との婚約を解消するつもりは無いみたい。
貴族の責務だから政略結婚に甘んじるのですって。
それなら、私は私で貴族令嬢としての責務を果たすまで。
最終更新:2025-05-14 14:51:19
98965文字
会話率:26%
「これは白い結婚だ」
夫となったばかりの彼がそう言った瞬間、私は前世の記憶を取り戻した──。
"カーター家の出戻り娘カレンは、貴族でありながら離婚歴がある。よっぽど性格に難がある、厄介な女に違いない"
「……なーん
て言われているのは知っているけど、もういいわ!だって、これからの私の人生に関係ないもの」
白魔術師カレンとして、ポーション作り頑張って、愛猫とハッピーライフを楽しみます!
そう意気込んでいたところ、ある依頼が舞い込んできた。
「貴族女性失踪事件?」
「きみの力が必要なんだ、カレン」
依頼してきたのは隣国の第二王子。
カレンより三つ年下の彼は、彼女に偽装婚約の提案をした。
「きみのことは、必ず私が守る。だから、力を貸してほしい」
2度の白い結婚を経て強かになったカレンはその依頼を受け入れた、のだけど──。
「きみと一緒にいられるのは、幸せだね」
……この溺愛は、罠ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 18:10:00
37055文字
会話率:24%
『僕らは、恋をするんだ。お互いに』
彼がそう言ったから。
アマレッタは彼に恋をした。厳しい王太子妃教育にも耐え、誰もが認める妃になろうと励んだ。
だけどある日、婚約者に呼び出されて言われた言葉は、彼女の想像を裏切るものだった。
「きみは
第二妃となって、エミリアを支えてやって欲しい」
その瞬間、アマレッタは思い出した。
この世界が、恋愛小説の世界であること。
そこで彼女は、悪役として処刑されてしまうこと──。
アマレッタの恋心を、彼は利用しようと言うのだ。誰からの理解も得られず、深い裏切りを受けた彼女は、国を出ることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 14:18:35
95711文字
会話率:25%
芸術国として名高いアールエッティ王国の第一王子は、ある日高熱を出してΩだということが判明する。二十四歳でΩになった自分を娶ってくれる王族αがいるだろうか――そんな心配をしながら各国に婚姻の打診をするも、よい返事がもらえない。そんななか、大金
持ちの大国ビジュオールから王太子妃候補にならないかという親書が届いた。国のため喜んで大国の後宮に向かう王子だが、妃になるには問題が山積みで……。※他サイトにも掲載
[αの王太子 × Ωの王子 / BL]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 10:00:00
249484文字
会話率:44%
両親が立て続けに亡くなったロミアの元に『伯爵』と名乗る男から手紙が届く。その伯爵は、何とロミアの実の父親であると名乗り出た。
自身が養子に出されていた事実を知ったロミアが伯爵家に戻ると、公爵家長男レドの誕生パーティーへの参加を提案されたロミ
アだったが……。
「おい、誰かこの娘を摘み出せ!」
なんとレドに不審者扱いされ、追い出されてしまう。
屋敷の外に放り出されたロミアが夜風に震えて呆然としていると、そこに一台の馬車が遅れて到着した。
ロミアを心配し手を差し伸べたジュリと名乗る彼は、不審者だと誤解されたロミアから事情を聞き、彼女を伯爵家の屋敷まで送っていったのだが……。
──俺の初恋の人が、何故こんな扱いを受けているんだ……?
……素性を隠していたジュリが、幼い頃にロミアと出会っていた隣国の皇帝【氷獣の帝王】ジュリウスである事を、彼女はまだ知らない。
これは三姉妹の【いらない子】として養子に出され親に捨てられたはずの貴族の次女が、長年の初恋を拗らせたイケメン皇帝に全力で溺愛されながら、互いに支え合って生きていく恋物語です。
どこまでも顔が良く、物理的に強く、誰よりも愛が重く、一族の宿命がしんどい系の男がお好きな方の心に刺されば嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で先行公開していた作品を、大幅に改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 07:13:59
113079文字
会話率:37%
リュミエール王国の姫シャルミアは、とある選択を迫られていた。
『魔王と結婚するならば、祖国だけは見逃してやる』
勇者達は魔王討伐に失敗し、世界はもうじき魔王の手に落ちる。
シャルミアが魔王との結婚を望むだけで、リュミエールの国
民達だけは生き長らえる──そう言われてしまえば、彼女はそれを選び取るしかなかった。
何故なら、姫を助けてくれる勇者はもう居ないのだから……。
しかし、そんな彼女の為に立ち上がった若者が二人居た。
一人は輝く黄金の髪。
もう一人は光沢のある銀糸の髪の青年だった。
けれども、彼らはシャルミアにこう名乗ったのだ。
自分達は『魔王の息子』だ──と。
※この作品は短編「勇者の村が焼けまして、姫は魔王に嫁ぐ事になったのですが。」のタイトルを変更し、連載化したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-18 07:00:00
27424文字
会話率:41%
魔王を倒すはずだった勇者は、生きて帰っては来なかった。
絶望に包まれた世界の中で、リュミエール王国に魔王から使者が送られた。
「姫を魔王の嫁として差し出せば、この国だけは見逃してやろう」
そんな取引によって姫であるシャルミアは、祖
国の為に魔王に嫁ぐ事になる。
彼女が望んだ結婚ではない。しかし勇者亡き今、こうする事でしか魔王による支配を逃れる術は無かったのだ。
シャルミア一人を犠牲にして、リュミエール王国は救われる……誰もがそんなわずかな望みに賭けていた。
けれども、幸せな未来を諦めた少女を救うべく、二人の青年が剣を握った。
これは少女と青年達の、生きる事を諦めない物語──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-18 07:00:00
9334文字
会話率:46%