「悪いが、君を愛することはない」
フェリシア・リズ・デュヴィラール王女は結婚式後の初夜に、夫の第一王子オリヴァー・ローゼクラインからそう言われた。
この結婚はいわゆる政略結婚の一環でなされたもので、二国間の友好の証として王女と王子の結婚が
おこなわれた。
結婚から半年、オリヴァーの戦地入りが決まる。
そして、無事に一年後に彼は帰還した。
フェリシアの秘密を持って──。
※「短編」をベースに連載しておりますが、短編のみ、連載のみでも大丈夫なようにしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-24 11:53:11
19976文字
会話率:39%