注)この作品は「罪深き町に鉄槌を」の続編です。
1972年、夏。
前田千尋は、北海道にある漁師町「日向町」に巣食う暗部を掃討し、平穏な日常を取り戻した。
だが、それは彼女の知らぬ間に、街全体に掛かる「呪い」を解き放つ結果を招いてしまう。
突如として「日向町」を襲った未曾有の大地震。
それにより発生した大津波は瞬く間に町を覆いつくし、「日向町」は1日にして地図から消えることとなってしまった。
時は流れ1998年。
26年前の大災害で海の底に消えた街の痕跡を取材する為に、地方テレビ局のクルーが現地付近までやってきた。
普段と変わりない、ただの1日になるはずだった彼らの運命は、取材活動中に起きた謎の出来事を切欠に急変してしまう…
それぞれの過去を背負い、まだ「生がある者」がそこで目を覚ました時。
彼らの目に映った光景は、真っ赤な空と赤黒い霧に包まれた、異質な「日向町」…
そして、「生を失った者」の成れの果てが蠢く異界の姿だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 14:00:00
66810文字
会話率:31%
日本本島から遥か南の海、そこには人知れず存在する『限外島』と呼ばれる島がる。そこは、一人の魔女と洞窟にすむ悪しき存在の塊、そして僅かばかりの特別な力を持つ人間が住んでいる。今、この島へと新たな住人になるべく蒼い目を持った少年が一人たどり着く
。少年がこの島に来た目的、そう彼は巫女であり穢れを祓うため、『黒き化け物』という存在から島を守るために。ゆっくりと流れる時間の中、渦巻く黒い霧と影が島を蠢き、最強の魔女、大鎌を背負う不眠の少年……彼等との絶海の島での殺伐でほのぼのとした、無人島生活がここに始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 22:38:46
69188文字
会話率:45%
誰かは言った。
「この世界は滅ぶ」
別の誰かは言った。
「この世界は滅ばない」
いずれにせよ、世界はどうにかなり始めていた。
過日、青黒い霧が世界を覆い尽くした。
霧が晴れると、人類の大半が消え去っていた。
数日後、人々はラッパの音を
聞いた。
そして青黒い霧が、ヒトの姿となって襲いかかってくるのを見た。
人々は逃げるしかなかった。
つかまった人間は、霧にされて消えてしまった。
神の怒りだ。
地球の怒りだ。
宇宙の怒りだ。
根拠のない憶測が飛び交った。
各国政府は慌てて対応を始めた。
だが、打つ手はなかった。
人々は霧におびえながら生活するしかなかった。
そんな中、ある運び屋のもとへ配達の仕事が舞い込んだ。
特におかしな点はなかった。
彼はいつものようにオフィスを出て、荷物を受け取るため現地へ向かった。
現地へつくと、依頼人の死体が転がっていた。
ちょうど犯人らしき人物が逃走するところであった。
男はそれを見逃すことにした。
ガンファイトするほどの金はもらっていない。
すると逃走を始めた人物が、突如として爆死した。
持ち去られた荷物が爆発し、周囲に青い霧を噴出し始めたのだ。
あきらかに異常な荷物だ。
それはさておき、全力で逃げなければ消されてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 20:00:00
161395文字
会話率:37%
鹿児島県鹿屋市を舞台にした「Boy Meets Girl」の物語
イメージ画⤵︎ ︎
https://kakuyomu.jp/users/Wolf_kk/news/16817330653426656395
日本列島の西の端、鹿児島県の
大隅半島の鹿屋(かのや)市に住む大学三年生の園田友紀(ゆき)
彼は桜島の灰に埋もれた様な、中途半端なこの街で鬱屈しつつも、一応プロサッカー選手を目指している。
しかし自身の能力に道半ばで、諦めつつあった。
さらに自らの命を投げ打って、多感な少年時代に自分を助けて、この世を去った最愛の母に活躍する姿を見せられない事も、彼の人生に深い闇を落としていた。
そんな友紀は、有り得ない場所で、自分の人生において有り得ないと思える程の、銀髪の女性『里菜』と邂逅する。
むしろ彼女の方こそ、誰にも語れぬ深い闇と隠し事を抱えていた。
元気が取り柄な姉の瑠里(るり)、不思議な力で相手を見抜く祖母の晴香(はるか)も巻き込んで、桜島の火山灰の様に、灰色だった彼と彼女の世界に、珊瑚礁の様な色が付いてゆく。
手つかずの自然が残る南国・鹿児島の大隅半島を舞台に、二人の純愛と互いに感じる不思議な力が織り交ざるラブストーリー。
田舎という閉じられた場所に、幸せを見いだせない青年と、正反対の孤独な都会から寂しさを忘れたくてやってきた女性。
昨今の若者が抱える"黒い霧"を語るのかと思いきやからの、最後の展開にちょっとだけ御期待下さい。
”ゆき”の様に白いオープンカーに乗せて、アナタの知らない鹿児島をお届けに上がります。
それぞれが流れ着いた先にある”もの”とは一体何か?
半ばの夢は果たして叶えられるのか?
※一部、実際の出来事と、フィクションが混在しております。
ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 07:00:00
39928文字
会話率:42%
普通?の高校生、宇土原明羽(うどはら あげは)
ある日、天気がいいからと屋上で食事をしていた彼は、黒い霧を全身に被った怪奇な生物に遭遇した…途端、意識を失い。目が覚めると高貴さを残しつつも廃れ、植物に犯された劇場、アサイラム座に居た。
そ
して宇土原含む個性豊かな11人の学生達、彼らも宇土原と同じく、突然ここに連れてこられたらしい。
そんな時、ブザーが鳴る……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 16:00:00
7175文字
会話率:39%
精神異常者と認識された少年は、とある施設に送還されることになるが、そこには得体の知れない何かが存在し、少年たちどころか、施設の教員達にも襲い掛かってる。
静かに誰にも知れずに、得体の知れない黒い霧が住む施設での出来事。
最終更新:2023-08-27 11:53:18
13652文字
会話率:5%
世界を救う『魔法少女』であるミリールは孤独を感じていた。そんなところに現れた同業者リシュと旅をすることになった。二人旅で深まる絆は黒い霧を晴らし、やがて眩く愛おしくなる。
最終更新:2023-07-18 22:42:47
5621文字
会話率:61%
「遥かなる北方の大地、険峻な山脈を超えた先に天にも勝る楽土があるという。そこに実る麦や果実はまるで草原のように広がり、戦の火が灯ることのない暖かい土地である」
世界の果てにあるといわれる、そんな楽園の伝説があった。
奴隷の身であった記憶喪失
の少女ルノは、飼い主である貴族の元から逃亡を図り、その最中に楽園を目指す旅人と出会う。
その姿は亜麻色の羽根、獣人の両足、黒い霧を纏った右手、深緑と瑠璃色の瞳を持ち、まるでバラバラになった人形に誤った部位をつなぎ合わせたような奇妙なものだった。
旅人に助けられ自由の身になったものの行く先のないルノは自身の記憶を取り戻すため旅人に追従することにした。その旅の中で、多くの人々と出会い、ルノは記憶の断片を拾い集めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 20:24:29
3448文字
会話率:19%
『負霧』
それは、じめじめと湿っぽい黒い霧のようなもので、心の内の黒い感情や想い…ストレスなど、目に見えない不快なものが、心や体内に溜まりすぎると黒い霧状となり、それらが体の外に溢れ出て見えるもの。
今年から高校生になる藤堂永久は、そ
の『負霧』が見えたり、人々の心の声が聞こえる『力』のある不思議な女子高生で。
だが、その力は不十分で、永久は日々修行をしながら、永久の祖母が話していた『悠久欠片(ユウキュウノカタワレ)』と呼ばれる、もうひとりの力を持つもの─永久の片割れを探す。
そんなある日、同級生の浅桜絆という男子に出会い、絆の書いた詩に触れた瞬間────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 11:52:52
13191文字
会話率:51%
神の1柱『アルジンネード様』の『神の御寵愛』を受けて 愛メーターも瞳も髪も真っ黒になり 黒い霧まで発生する事態となってしまった貴族令嬢『ルナマリア ハウライト』は この世界で唯一 愛メーターが一色。 神の加護もわかり 魔法を得る為に行った『
従魔獣契約』も この世界でたった1人契約出来無かった。愛メーターも真っ黒で 黒い霧を発生させて 従魔獣も居ない!『なんでーー私だけーー』と多少悩みつつも 明るいルナマリアだったが 同じく黒い霧を発生させていた女性『シュリー』と強引に知り合う。しかし 彼女の黒い霧は自分と違って『神の御怒り』つまり『呪い』だという事を知る。シュリーの黒い霧 呪いを僅かだが浄化させ 仲良くなった2人。この黒い霧を巡って 世界の陰謀に巻き込まれて行く ルナマリア! どうなる? この世界ーー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 18:10:41
110104文字
会話率:69%
どこにでもいる普通の高校生だった俺は、自分の名前をふくんだ記憶のほとんどを失い、見知らぬ手術室で目覚めた。
そこに現れた黒い霧の化け物―――牙獣に襲われた俺は、オセロットと名乗る女に助けられ、ファングという名をもらった。
俺は牙獣
を狩るハンターとなり、激しい戦いに身を投じる。
ハンターとしての日々を送るうち、俺はここが異世界であること知った。
失われた記憶を取り戻し、元の世界に戻るため、俺は今日もこの街で生き延びていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 16:00:00
225122文字
会話率:40%
大学生の葛木圭は地獄を見た。
3年前に突如現れた黒い霧は街を覆い尽くし、この街を恐怖と絶望のどん底に引き摺り落とした。
誰も彼もが死に絶え、彼だけがただ一人生き残ってしまった。 霧が現れた後は外界との連絡は取れなくなり霧の外はどうなっ
ているかそれを窺い知ることはできなかった。
たった一人なってしまった圭は覚悟を決め遂に霧を抜ける。 そしてその先には異世界が広がっていた。
これは異世界に行く前のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 10:11:33
13625文字
会話率:13%
「僕はなぜ、生まれてきたんだろう…」
様々な困難に疲れ果てた少年は…
「自由」を目指して最悪のシナリオを選択する。
目が覚めると、そこで出会った一人の男に問われる。
「君は本当に死にたいのかい?」
少年は迷わず「死にたい」と答えるが…
その
男によって再び連れて行かれた先は、辺り一面黒い霧に包まれた薄暗い空間だった…
少年が思い描いていた「自由」とは程遠い世界を目の当たりにした少年は、再び生きることを誓うが、一度この世界に踏み込んだ代償は計り知れないと知る。
この物語は、生きて行くということ、死ぬということ…
永遠に大切な…そして重いテーマをまだ10歳の少年の視点を通して成長していく過程を綴っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-16 22:46:23
54346文字
会話率:43%
平和な日常、平和な世界。
そんな国から異世界に転移した少年。
幼い頃の友人と再会した少年が、異変に気が付いた直後、黒い霧に身体を飲み込まれてしまう。
目が覚めた場所は異世界。
転移する直前に、太古の勇者自らが創り上げた二つの武器、原初の魔
導具を受け取った。
勇者とは勇気を与える者、そう信じた新たな勇者が旅立った。
ロストフラグメント。
形だけ取り繕った平和な日常にも、失ってしまった断片は確かに存在する。
その断片を拾い集めて、束ね上げ、新たな形を創り上げる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-26 05:13:37
37294文字
会話率:21%
産業革命を迎えたブリタニア王国。作家志望の少女マリーは地方都市の新聞社で働いていたのだが、ある日突然、皇太子暗殺未遂事件の容疑者とされ警察から追われるはめになる。そこを救ってくれたのが、下水道に住んでいて泥棒を生業とする少女のノエル。二人は
警察から逃れるためノエルの生まれ故郷である首都ローディニアへ逃げ込んだのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 07:01:27
91759文字
会話率:41%
世界は二つ存在する。人間が生きる世界と、死者が闊歩する世界。星の大地から無限に発生する黒い霧、そこから生まれた〝魔毒〟を倒す兵士となったアテルの夢は、事務課への転属だった。
そんな平和な願いを踏み躙り、二つの世界がアテルを振り回す事になろう
とは。
この物語が終わる時、アテルは国家に反逆する!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 01:06:10
31307文字
会話率:40%
題名を「おとぎの国 〜光の巫女編〜」から変えました。名前も7/3となっております。急に変えてしまい、申し訳ありませんが、どうぞお気になさらず。
今よりずっと昔、新しい世界が生まれた。
その名も魔法界。二人の神様見習いによって、作られ
た世界だ。
東に自然をつかさどる大陸(正式名称は植物の国の女王しか知らない)があり、植物、水、地、風、天候の国がある。南には、光、火、時、妖精、生命の国のある、ブルースター大陸。北には、黒い霧に囲まれていると
言われている、闇の国。西は未知なる領域だと言われ、魔法界を作った二人の神様見習い…『太陽の神』と
『月の神』が、かつて治めていたとされる“太陽の国“と“月の国”があると語り継がれている。
その世界の住人は、とても喜び、魔法を作ってくださった、二人の神様を崇めた。
そう、この世界には魔法があるのだ。これも、太陽の神と月の神が民のために創ったものだ。
…さて、長話はこれでおしまい。今日も神様は、顔を寄せ合い、大きな水晶を覗き込んで、
人間界と、魔法界…二つの世界を見ては笑い合っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 10:45:49
93995文字
会話率:52%
突如として世界が黒い霧に包まれ、デミウルゴスと呼ばれる巨大な怪物が猛威を振るって世界人口のほとんどが失われたデミウルゴス・ショック。
7年が過ぎ、更地になった東京に政府主導で作られた計画都市、七竅市(しちきょう)市。
そこに住む十七歳の二人
の少年、八路見(やみちあきら)、流戸微(ながれどかすか)はある日、街に現れたデミウルゴスに殺されそうになる。
目前で倒れる巨体。二人の前に立っていた一人の少女。
それは同じ日に高校に転校してきた、残火羅愛(のこりびらら)だった……。
私たちは古来から真理を探究してきた生き物である。しかし、形をもった真理など果たしてあるのだろうか?
どこまでも曖昧な世界で、真理を見つけようともがき、井戸よりも深く進んでいった先に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 21:17:55
141603文字
会話率:56%
いじめられ不登校になった一人の女の子が自殺をはかるお話です
最終更新:2021-04-12 15:47:56
2234文字
会話率:88%
青碧の国。
大陸の南側に位置するこの国には不穏な噂が流れている。
闇に紛れ、人を殺す幽霊の存在。
神出鬼没、一切の目的は不明。
目撃者達の記憶に残るのは…
黒い霧。
閃光を放つ剣。
転がる死体。
いつしかそれはWrai
th(レイス)と呼ばれ、恐れられた。
付いた尾ひれは数知れず。
殺し屋達が作り上げた免罪符。
政府が用意した犯罪への抑止力。
幽霊を模した新種の魔物。
一部にはこう言った者達もいた。
『あれは人を憐れむからこそ、人を殺すのだ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 23:18:42
118926文字
会話率:42%