初めて私の店を訪れた日、彼は言った。
愛する人の記憶を消す薬が欲しいとーーーーーーーーーーーー
私は5年前にこの国に移り住んでから、山奥で魔法薬の店を営んでいる魔導師、通称魔女だ。
記憶を消す薬は作れるけれど、売ることを禁止されている薬なの
で、彼には当然お断りした。
でもその日から彼は毎週のように店に通うようになり、半年が過ぎる頃には私たちは親しい友人になっていた。
それから色々とあって、私たちは王都で同居することになったのだけれど。
彼と過ごす日々は穏やかで楽しくて、私は少しずつ彼に惹かれていった。
でもそんな折、船の事故で亡くなったと思っていた彼の婚約者が生きて戻った。
彼はまだ彼女を愛しているに違いない。
でも優しい人だから、私に同居の解消を言い出せないのだろう。
そう思った私は、彼から私の記憶を消して、この国を去ることにした。
※ざまぁではありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 06:34:31
38857文字
会話率:50%
魔法薬作りの天才であるディアナ・レーアン子爵令嬢は、18歳の時にイーサン・ミーティア伯爵令息のもとへ嫁いだ。彼女のおかげて伯爵家の経済は潤い、イーサンの父は早々に爵位を息子に譲って領地で夫婦仲よく悠々自適に暮らしている。
なのにイーサン
は、浮気三昧でディアナとは白い結婚のままだ。
「どうでもよくない? あんな男……」
突然冷めてしまったディアナはイーサンとの別れを決める。
その後、ミーティア伯爵家は没落の一途を辿り、ディアナは取引相手であり同級生のサミエルといい雰囲気になるのだが――――
※他サイトにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 20:10:00
30401文字
会話率:37%
クロエがなんでも屋を営む魔法使いの店主の元に出勤すると、そこには見知らぬ女性がいた。
この女性は、性転換の薬を飲んで女性化した店主のサミュエルだという。
薬の治験を頼まれたクロエも、同じ薬を飲んで男性化してしまう。
これは世話焼きな彼女と
、明後日な思考をもつ彼の、両片思いが成就するまでのお話。
※BLでもGLでもありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 06:10:00
16490文字
会話率:46%
「ヘロイーゼ・プランゲ公爵令嬢! 私は令嬢との婚約を破棄することを宣言する!!」王太子の言葉が夜会で賑わうホールに響き渡る。ヘロイーゼはため息を一つついてホール中央に進み出た。こうなることは事前にわかっていた。一週間前、アーベル王太子と〝真
実の愛〟の相手ベティーナとの密談を偶然聞いてしまったのだから。こちらの反撃の用意は整っている。ーーしかし事態はヘロイーゼが思っていた方向とは別の方向に転がっていく。夜会での婚約破棄という茶番劇の真相は?
六話完結です。魔術、魔道具、魔法薬など出てきますが設定に甘い部分があってもご容赦ください。
他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 14:10:00
30655文字
会話率:52%
リタ・ルードヴィング伯爵令嬢(18)の代役を務めるステラ(19)は契約満了の条件である、皇太子ロイ(20)との婚約式の夜、契約相手であるルードヴィング伯爵に裏切られ、命を狙われてしまう。助かる為に最終手段として用意していた〝時間を戻す魔法薬
〟の試作品を飲んだステラ。しかし時間は戻らず、ステラは何故か12歳の姿になってしまう。
そんなステラを保護したのはリタと同じ学院に通い、リタと犬猿の仲でもある次期公爵ユリウス(18)だった。
命を狙われているステラは今すぐ帝国から逃げたいのだが、周りの人々に気に入られてしまい、逃げられない。
一方、ロイは婚約して以来どこか様子のおかしいリタを見て、自分が婚約したのは今目の前にいるリタではないと勘づく。
ユリウスもまたロイと同じように今のリタは自分の知っているリタではないと勘づき、2人は本物のリタ(ステラ)を探し始める。
逃げ出したいステラと、見つけ出したい、逃したくないユリウスとロイ。
悪女の代役ステラは無事に逃げ切り、生き延びることはできるのか?
*****
趣味全開好き勝手に書いております!
ヤンデレ、執着、溺愛要素ありです!
よろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 00:30:00
153222文字
会話率:29%
魔物退治で栄える街の、小さな薬屋。
魔法薬を作れないエルナは、祖母から譲り受けた店を細々と営み、自分の庭と裏の魔の森から素材を手に入れて普通の薬を作っている。
ある日、森の中で行き倒れた人を助けたが、実費請求にいちゃもんをつけてきた。
その上助けた恩を売って警備隊に薬を納品させていると中傷を受け、助けた男に恋する令嬢に絡まれることに…。
人助けで胃が痛くなる薬師エルナの物語
ちょっとだけ痛そうな表現があるのでR15をつけましたが、大したことはないです。魔物に引っかかれて死にかけた程度。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 01:00:00
15816文字
会話率:33%
神様のミスでひとりぼっちの赤子として異世界転生したライラ。お詫びにと規格外の魔力を開花させてもらい、レッサーパンダの従魔・モーニャと4歳まで何不自由なく暮らしていた。ライラが「森の魔女」「破壊の幼女」と巷で噂のちびっこ冒険者として活躍してい
たある日。
ライラは生き別れた父と再会する。しかも彼は「氷の魔術王」と恐れられる国王アシュレイだった!?
突然王女になってしまうも、そんなことはおかまいなし。とっておきの爆裂薬でS級魔物をあっさり討伐したり、世にもおいしい魔物料理を振舞ったり、お手製エリクサーで隣国の竜騎士団長を救ったり。
自由で規格外なライラに、アシュレイは次第に絆されていく。アシュレイの卓越した魔術×ライラの魔法薬のコンビ技で国の問題を次々解決していき、王国の闇に立ち向かう!
【魔法薬オタクな天才幼女×クールで親バカな天才魔術王】な最強の父娘、異世界で無双しちゃいます!!
【カクヨム様・ノベマ!様でも公開中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 09:06:05
97767文字
会話率:48%
~隠し子がいた?離婚して出て行くので虐げられる結婚生活はもうおしまいです~
見習い魔法薬師のシェリー=グリーンは、唯一の肉親である魔法薬師の父のもとで修行していた。しかし十五歳の時に父が亡くなってしまう。
悲しみに沈むシェリーは、その後
、年上の幼馴染みエレズの家に身を寄せることになった。そこで彼女は血の滲むような努力をし、幼馴染み一家に献身的に支えられ、優秀な魔法薬師となる。
信頼できる年上の幼馴染みにプロポーズされ、シェリーは彼と結婚した。それが自身を踏みつけられるような生活になるとは、夢にも思わずに――
――虐げられ、尊厳を奪われること、三年。夫のエレズは愛人と、彼女との間にできた子供をつれて来た。
吹っ切れたシェリーは離婚を決めて、婚家を出た。
そして移住した街で、彼女は休職中の冒険者ヴァル=クラム(42才)と、彼の息子で見習い冒険者のライル(11歳)と出会い、新たな人生を始めるのだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 21:00:00
142145文字
会話率:47%
300年以上前から存在する魔女の命命。
彼女の母親は美しいが落ちこぼれの魔女だった。
そんな母親から生まれたのは美しくて優秀な魔女だ。
魔法道具も魔法薬も呪文も何もかもが完璧にこなせる魔女だった。
そんな彼女に誰も寄り付かなかった。
魔女は
口を揃えて
「命命は…壊(あい)してしまうから」
命命は何を愛してしまうのか?
本当にそれだけなのだろうか?
孤独な魔女、命命の物語が幕をあける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 09:56:21
55999文字
会話率:41%
魔法を愛する全ての人たちへ……
──魔法が使えないのに、魔法学校に入学しました。
第一志望の高校に落ちた僕に、中学の先生が勧めてきたのは
「湖のほとりにある、全寮制の無料公立高校」 だった。
「なんか怪しくないですか?」と聞いた僕に、先
生はこう言った。
「君は、魔法が得意だったよね?」
魔法? 得意? いやいや、魔法なんてあるわけが——
「洞爺公立ウィンザード魔法学校」
——魔法学校????
かくして、僕は魔法が使えないまま魔法学校に入学することになった。
杖は木工店のただの木の棒。
魔法薬は、漢方薬店のただの生薬。
開門の呪文を唱えれば、普通に自動ドアが開く。
しかし、誰もそれを「魔法じゃない」とは言わない。
——なぜなら、全員が「自分だけが魔法を使えないのでは?」と疑っているから。
誰も魔法を使えないのに、誰もそれを指摘できない魔法学校。
この不可解な環境で、僕は“魔法使い”として生き延びなければならない。
「……これ、魔法がバレるとかじゃなくて、魔法がないことがバレたら終わるのでは?」
魔法がないのに魔法を極める。
“魔法のない魔法学校”でのサバイバル生活が、今始まる——!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-16 16:51:03
7934文字
会話率:32%
★カクヨム様にて先行公開中です。
ある日突然、乙女ゲーム『聖なる花乙女の祝福を』に登場する伯爵令嬢アンリエッタ・リージャスに転生してしまった私。
暫定・花乙女と揶揄されるアンリエッタはゲームの序盤も超序盤、チュートリアルで魔力を暴走させて
死んでしまう令嬢である。
だけどせっかく転生したならと、意気込んで推しキャラのもとに向かってみるけど――私のせいで魔法薬の調合に失敗してしまったエルヴィス(推し)は、ゲーム通りの天使ではなく悪魔に豹変!?
「私のエルヴィス様を返せ~!」
「そもそもオレ、お前のじゃねぇし」
こうなったら絶対に魔法薬を完成させて、推しに会ってみせる! そのためならチュートリアルでもなんでも生き残ってやるから!
寝ている間にキスしようとしてくるお色気校医や、冷酷無慈悲な義兄、抱きつき癖のある従者、喧嘩腰の王太子、悪魔と化した意地悪なクラスメイトなどなど、顔面凶器な攻略対象たちに翻弄されつつも必死に授業や特訓に励んでいると、私を見る周囲の目が次第に変わってきて……?
え? 『魔力量が尋常じゃない』? 『あなたこそ花乙女に相応しい』ですって?
いやいや、私、もうすぐ死ぬ予定の暫定・花乙女ですから。花乙女に選ばれるのは、異世界から召喚されてくるヒロインですからね。
チュートリアル開始まで残り1か月。崖っぷち令嬢の奮闘劇、始まります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 22:21:21
148588文字
会話率:36%
「五月の雨はエメラルドになるのよ!」
魔法使い見習いが、初めて一人で魔法薬をつくります。
最終更新:2025-03-15 15:45:23
3499文字
会話率:62%
人魚の少女ジゼルは、人間の世界に憧れている。幼なじみの蛸の人魚ルイスは、ジゼルが陸に近づくことを禁止していた。
そんなある日、ジゼルは嵐の夜に人間の青年を助ける。
彼にもう一度会いたいと思ったジゼルは、ルイスから人間の姿になる魔法薬
を盗み、一人で人間の街に行ってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 21:17:28
2691文字
会話率:32%
流行り病で両親を立て続けに亡くしてしまった平民のマリーナ。路頭に迷うマリーナは不意に現れたノルマン男爵の口車に乗せられて、男爵の庶子として王立学園に編入することに。ただし高位貴族の令息を籠絡して婚約まで持っていくか、それができなければ男爵の
愛人になるという過酷な条件付きだった。なんとか演技力を磨いて運よく第一王子ハルラスを籠絡できたと思ったのに、あっという間に捨てられて万事休す、四面楚歌、絶体絶命の大ピンチに! 人生に詰んだマリーナは、男爵の魔の手から逃れて幸せをつかむことができるのか? ◇この作品は、前作「優しい恋の咲かせ方~放置令嬢は魔法薬学の研究室にて花開く~」のスピンオフ作品です。ただ、前作を読まなくてもお楽しみいただけると思います(むしろ前作前半のマリーナは救いようがないので、読まないほうがいいかもしれません汗)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 08:25:20
60452文字
会話率:49%
婚約者である第一王子ハルラスの決定的な浮気現場を目撃してしまった侯爵令嬢ルーシェル。ハルラスに放置されても一途な恋心を捨てきれないルーシェルは、たまたま居合わせた魔法薬学教師ディーン・ラウリエに忘却薬の調合を持ちかける。「ほしいんだろ? な
ら自分で作ってみればいい」ダサくて冴えない教師ディーンの言葉に導かれ、ルーシェルは次第にその類まれなる才能を開花させていく。これは、後に『奇跡の魔女』と称賛を浴びるルーシェルと人知れず闇を抱えて孤独に生きるディーンが、唯一の最愛に出会う物語。そして二人が生み出す、個性豊かな魔法薬にまつわる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 11:45:12
207754文字
会話率:57%
地球に似ているが、ちょっと魔法の要素が混じる産業革命時代の頃の話。
特別な力を持たず異世界転生した男主人公は、前世の経験から魔法を混ぜた薬を扱う薬師となった。
その主人公はある日、運命的な出会いを果たす。
最終更新:2025-02-05 01:00:00
1974文字
会話率:27%
ゾイは天才である。天才なので相手を魅了する魔法薬も作れちゃうのである。さっそく惚れられ薬を服用したゾイは勇んで恋する相手の元へ向かおうとするのだが――?
※他投稿サイトにも掲載。
最終更新:2025-01-22 00:00:00
10600文字
会話率:28%
嵐の夜、魔術師ラディは精霊王から「我が花嫁を助けてほしい」と依頼される。
花嫁とは大いなる力を宿し、代々生まれてくる赤ん坊だ。
この力が目的の魔物や人間から、精霊王が護り育て、今まで婚姻を繰り返してきた。
しかしある事情から、『今回助ける
花嫁、つまり赤ん坊は、ラディが20年間、娘として養育し、人として一人前になってから、精霊王の花嫁になるかならないか、娘自身が選ぶ』と“約束”を交わす。
それから、4年後——
ラディ親子は、王都の外れで、魔法薬局を経営していた。
ミーナと名付けられた娘は、大いなる力を封印され、自分の秘密もまだ知らず、すくすく育っている。
今は魔術師に憧れているが、精霊王も諦めてはいない。
穏やかに暮らしつつ、さまざまなことに巻き込まれるラディとミーナ。
花嫁か否か、選択する運命の日を無事に迎えられるのか。
〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜
ゆるふわ設定、R15は保険です。矛盾はお見逃しを。誤字報告、感謝です。参考にさせていただきます。
ご訪問、ありがとうございます。
ファンタジー(?)とコメディに挑戦してみたいと書き出した今作です。お気軽にどうぞ。
ブックマーク、★評価、いいね、感想など、とても励みになります。
よかったらお願いします(*´人`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 19:03:18
126297文字
会話率:38%
第二王子スカタローの婚約者を見繕うための舞踏会で、貴族令嬢ルーシーはおしっこを我慢して挙動不審である。
そのほかの令嬢とはひと味違う様子を良い意味で受け取ってしまった王子に、ルーシーは興味を抱かれる。
結果としてトイレに行く暇がなくなってし
まった!
完全に人生終わった。ルーシーはそう思った。
そう思ったのだが、スカタロー王子は全然気にしてなかった。
そんな純愛ストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 07:49:31
6399文字
会話率:24%
魔法界最古の名門校アルカナ魔法学校に通うエマは、人間として初めて入学を果たした特異な存在。幼馴染で天才魔法使いのルイから託されたネックレス「ソルヴィール」を身に着け、彼女は魔法の世界で奮闘している。
ある日、エマは魔法薬学の授業で「奇跡の
魔法薬」という課題に挑むことになる。この薬は願いを一つだけ叶える力を持つが、その材料となる「星涙の花」を採取するには、花が宿す悲しみの試練を乗り越えなければならない。
エマはルイの助けを借りて、星涙の花が咲く場所を探し出すが、同級生クリスの妨害や花を守る精霊との戦いに直面する。それでもエマは揺るがない決意と信念で試練を突破し、ついに星涙の花を手に入れることに成功する。
薬を完成させたエマは、自らの願いを叶える瞬間を迎える。しかし、それは自分のためのものではなかった。彼女が願ったのは、幼馴染であり支え続けてくれたルイが「これからも強く、優しくいられるように」という純粋な想いだった。
星涙の花の魔法は確かにルイの心に届き、彼はその想いに応えるようにさらに強さを増していく。エマとルイの絆は、魔法の試練を通じてより一層深まり、彼らは互いの存在が支え合う力であることを改めて実感するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 22:38:27
2903文字
会話率:41%
侯爵家の跡取り娘のわたくしは、家のためにも浮気者の彼との婚約を解消しなければならないのに、幸せだった頃の記憶に振り回されて、なかなか諦めきれずにいた。
踏みだすための勇気が欲しい。
そんな時に縋ったのが、怪しげな魔法薬の薬屋さん。
恋心
を消す薬って何だかちょっと乙女チックよね……。
甘くてほろ苦い、どこか切ないような柔らかい口溶けの大人の味。
ちょっぴりビターな、ホットチョコレイトのような、そんなものを想像しておりましたの。
だけど、まさかこんなにもクソマズイだなんてっ!!
何だかいろいろと思っていたのと違うことばかり。
浮気者なんて、どうでもよくなりましてよ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 01:43:42
12413文字
会話率:15%