桃色の髪がチャームポイント、ちょっとおちゃめなわたし――エリーゼ・バンダームは、ルマンド王国魔法学院の卒業式に出席していた。晴れやかな陽射し、着飾った仲間たち、別れの涙。今日という日は、感動の嵐になる……はずだったのに。
「エリーゼ、お
前との婚約を破棄する!」
……うん、そう来たか。
壇上に立つのは、筋肉もりもりで頭がちょっと残念な元婚約者、レンブランド様。どう見ても空気読んでないその宣言に、場内は騒然。いやいや、卒業式ですよ? 一生に一度の感動イベントなんですよ?
そして追い打ちをかけるように、会場の奥から立ち上がったのは――セザンヌ・アルフォード王女。お隣の国の超重要人物でありながら、満面の笑みで壇上へ。
「わたくし、レンブランド様の子を授かりましたの」
……卒業式って、こういう暴露大会だったっけ?
まさかの国際ロマンス劇場開幕に、場内は悲鳴とざわめきの嵐。あっちでは気絶、こっちでは嗚咽、わたしは咳き込み中。
そして現れたのは、ナルシスト全開の第三王子ウイリアム様は、実は王女の婚約者。「本当なのか!?」なんて問いかけに、王女は恥じらいつつ「はい♡」とお返事。
……ねぇ、これマジで戦争始まらない?
と、その場をキリッと締めたのが第一王子、シャルル殿下。イケボで「卒業式は中止。関係者、会議室に移動せよ」。いや、命令が軍隊。
というわけで、わたしたち四人は騎士たちに囲まれて、会議室に連行されました。はい、もうドナドナです。
――静かに卒業したかったなぁ。でも、これはまだ序章。
このあと始まる、王族たちの怒り、浮気男の言い訳、そしてわたしの反撃。
さあ、スキャンダルの舞台はこれから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 13:20:00
44624文字
会話率:23%
神様のミスでひとりぼっちの赤子として異世界転生したライラ。お詫びにと規格外の魔力を開花させてもらい、レッサーパンダの従魔・モーニャと4歳まで何不自由なく暮らしていた。ライラが「森の魔女」「破壊の幼女」と巷で噂のちびっこ冒険者として活躍してい
たある日。
ライラは生き別れた父と再会する。しかも彼は「氷の魔術王」と恐れられる国王アシュレイだった!?
突然王女になってしまうも、そんなことはおかまいなし。とっておきの爆裂薬でS級魔物をあっさり討伐したり、世にもおいしい魔物料理を振舞ったり、お手製エリクサーで隣国の竜騎士団長を救ったり。
自由で規格外なライラに、アシュレイは次第に絆されていく。アシュレイの卓越した魔術×ライラの魔法薬のコンビ技で国の問題を次々解決していき、王国の闇に立ち向かう!
【魔法薬オタクな天才幼女×クールで親バカな天才魔術王】な最強の父娘、異世界で無双しちゃいます!!
【カクヨム様・ノベマ!様でも公開中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 09:06:05
97767文字
会話率:48%
庶子だと思っていたら、実は王女だった!?
王子様とハッピーエンドを目指しますっ!
※章タイトルは佐藤春夫先生の作品から頂いてます。
最終更新:2025-03-26 22:35:40
39915文字
会話率:45%
月光に照らされる銀髪の王太子クラウス殿下。その美しい姿に憧れる平民の少女セリアは、ある夜、驚くべき秘密を目撃する。クラウス殿下が実は王女クラウディアであり、王家の事情で二重生活を送っていることを知ってしまったのだ。
セリアはクラウディ
ア殿下の秘密を守ることを誓い、彼女の側近として学院生活を送ることになるのだが、やがてクラウスの心に変化が訪れて――?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 01:34:37
16321文字
会話率:29%
14歳の時に対魔組織ウィザードの警部補として働く風の杖の神器使いで風の王国の王女カザナは、異世界ウィル神聖王国の第二王子オスカーの警護につかされる。本来の姿を隠して目立たないメイドアンとして、4歳年下のオスカーと兄妹のように仲良くなっていく
。二年後、成長したオスカーが西の魔王に襲われて、本来の姿を解いて、神器を使い魔王と対峙する。その際にオスカーの定められた番と判明するが、男性嫌いのカザナは、それを拒否する。ニ年後、天空界にカザナを追いかけて留学してきたオスカー。オスカーに振り回されてばかりのカザナはオスカーを意識するようになっていくが……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 20:36:29
53184文字
会話率:40%
王女の弟の家庭教師として招かれたコナン。 実は王女の結婚相手にと思われていることに気づいていたが――
こちらは「借金令嬢は異世界でカフェを開きます」よりも20年以上前の世界。
エミリアの馴れ初めの物語です。
カクヨムにも掲載しています(公式
企画内で「走る」をテーマに書いた作品です)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 00:01:09
4842文字
会話率:30%
RPG風ファンタジー世界のに迷い込んでしまった主人公は街中で身綺麗なドレスを着飾った美人(実は王女)の落とし物を拾った。
そしてそれを届けてあげようと思った主人公は美人に盗賊と間違われて牢獄に入れられた。
何が何やら分からぬままの主人公は、
勇者が盾職とシーフを求めているとの噂を聞き付けた美人によって牢獄から出され教会に連れて行かれた。
そこで神官に”奴隷”という呪職を押し付けられた主人公は美人のポイント稼ぎの為に勇者に肉壁として捧げられた。
そのまま勇者パーティーの一員(奴隷)となった主人公だったが、魔王討伐の最中に見つけたダンジョンにあった『聖なる泉』で呪職を解除することに成功した。
そのことを勇者パーティーの誰にも教えなかった主人公は、魔王を討伐した後も来襲イベントをこなした後も奴隷と勘違いしている勇者たちによって扱き使われていた。
そんな日々が続いていたある日、教会から来週にまた襲来イベントがあるということを知った主人公は件のダンジョンに物乞いに行った。
ただその所為で襲来イベントに出遅れることになった主人公だったが、なんだかんだで今回も裏ボスを倒すことが出来、件のダンジョンマスターと共に日本に帰還した。
…この物語はそんな主人公が日本に帰還した後に趣味に生きることにした話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 04:17:06
15645文字
会話率:37%
1編あたり30秒ほどで読める文章量になっています。
R15としているのは、殺人事件などを扱っているので、念のためです。
第0話、第1話も公開しています。事前に読んでいただけると幸いです。
よろしくお願いします。
空の魔王ルデルに座《く
ら》とされてしまった孕石泰地は、
シェビエツァ王国での初任務を無難に(?)終了することができた。
しかし、その代償として魔王サマの「花婿」として
シェビエツァ王国第一王子であるゲアハルト(実は王女ゲアリンデ)を
日本へ亡命させる羽目に陥り、泰地の頭痛はさらに深刻さを増す。
波乱はこれだけに留まらない。
親睦会での不可解な時間。
転校生として現れたゲアリンデ。
芸能界デビューを余儀なくされた魔王サマと泰地とゲアハルト。
そして、公安ウン課から与えられた次なる任務……
現代に生まれた魔王サマに振り回される不運な少年の受難だらけの物語は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 19:00:00
104090文字
会話率:37%
主人公ルクシスの国では成人は強制的に戦へ出される。その中で珍しく志願した彼女は騎士団へ所属する。
■キャラ:十字騎士団の幼馴染〔パテュヴァス〕、南騎士団長〔サウル〕、北騎士団長〔ノエーズ〕、西騎士団長〔ヴェーツ〕、東騎士団長〔イールスト〕、
法皇〔ラトリック〕、迫害者〔ア・デケ〕
【GOERgirl(ゴイルガール)~姫と魔法使いは忙しい】主人公アロンティーヌは城を飛び出した。◆個別分岐end予定キャラ・魔法使い[ゼネラル]、蝙蝠[ポペリン]、[?][?][?]
【戦機コウカの心】主人公コウカは別の星から漂流し、以前の記憶がなく空気に適応出来ず瀕死のところを長に保護される。彼女は特異の力から彼の専属兵となったが、主な仕事は戦闘ではなく広報の部隊コエマドゲルポの活動だった。
■キャラ:兄系〔マネッセントギルグ〕、医者〔ドルジペッソ〕、王子〔ルピイド〕、エンジニア〔ポンドガブ〕、通訳〔エンゴ〕、歌手〔ゲンゼン〕、保護者〔ゼニクラーウ〕
【王女は指輪を叩きつけた】主人公プレイセスは敵国の侵略で敗戦し王に嫁がされそうになる。彼女は名を隠し教会へ身を潜めて貴族に雇われながら後に司祭を目指すのだった。
【オカルティオン古書屋娘はホラーハウスで冒険がしたい!】主人公マハラァナ古本屋の店長をやっていたが銀行の闇に遭遇する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-08 10:06:20
7538文字
会話率:49%
王子として育てられたが実は王女であった。
国のためとして男として育てられたノエルは14歳になった時に事件に巻き込まれる。
最終更新:2018-10-10 13:55:46
5115文字
会話率:50%
天使の末裔である、翼ある王族の治めるエスライン王国の王宮図書館司書、王司書であるユーリアに、王宮騎士のバルトーが護衛としてつけられた。ユーリアは、人の感情を、頭上に浮かぶ王冠状の存在『クラウン』から読み取り、害意を物理攻撃にして跳ね返す事の
出来る異能者である為、バルトーを追い返してしまう。しかし王太子の強制によって、バルトーと王宮図書館で暮らさなくてはならなくなり、二人は親睦を深めていく事になる。ある日、悪魔の手先である半魔が現れ、ユーリアが狙われる。ユーリアの能力も役に立たず、バルトーは何も出来ずに、国王によって窮地を救われる。そして、ユーリアが実は王女で、太古に途絶えた『聖女』である事を説明される事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 07:00:00
104134文字
会話率:38%
コーストリナ王国の王子、ルグリオ・レジュールは、ある日突然、父親である国王に「明日、婚約者がくる」と伝えられる。心の準備もままならないまま、迎えた翌日、現れたのは美貌の少女だった。
「はじめまして。アースヘルム王国から参りました、ルーナ
・リヴァーニャです」
サラサラの流れるような銀髪と綺麗な紫の双眸、その美貌に圧倒されるルグリオだったが、実は王女にはある秘密があって……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 19:28:59
790224文字
会話率:51%
例えば、絶対絶命のピンチにヒーローが颯爽と現れる。
例えば、探偵が追い詰められたと見せかけて逆に犯人を罠にはめる。
例えば、ただの街娘だと思っていたヒロインが実は王女様。
そんなお約束が蔓延した世界で、退屈しのぎにお約束を崩そうとする天使
のお話―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-27 17:25:07
5961文字
会話率:31%