勇者パーティ。それは大昔に魔災と呼ばれる大災害を退けた功労者たちを賞賛する言葉だ。転じて、勇者を輩出した国における“当代最強の冒険者たち”に贈られる称号でもあった。
主人公“リル”も栄えある勇者パーティの一人だった。その異名を“最強の馬車番
”彼は勇者パーティでありながら、一度も馬車から出たことがなかったのだ。リルの持つスキル【取得経験値UP】は、契約を結んだ相手の学習能力を促進することができるという【SSランク】の超レアスキルだったが、一方で所有者であるリルには何の見返りもないゴミスキルだった。
勇者パーティとして名声も、富も、煌びやかな生活だって保証されたリルだが、何故か満足できない。そんなリルの前に現れるのは【魔力0】のデバフスキルを持つ女性。自分のスキルに左右されず、生きたいように生きる彼女に感化されたリルは冒険者として一からやり直すことを決意する。
そうして、勇者パーティと決別するのだが……。
【取得経験値UP】を持つ男がフリーになったということで、動き始める様々な勢力、オマケに勇者パーティにも不穏な空気が流れ始めて……?
これは、神から授けられたスキルによって生き方を定められる世界で、そんな運命に抗う人間たちの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 00:05:05
8096文字
会話率:49%
魔法使いが最も尊ばれる魔法至上主義の世界で、魔力0という烙印を押されてしまった男――メノス。彼は無能と罵られ、唯一の肉親である母親からも疎まれていた。
自分は魔法使いになれない。そう諦めた彼は平凡な生活を送っていた。そんな中、ひょんなこと
から怪しい女性と出会ったことにより彼の生活は一変。全てを諦めたメノスがもう一度立ち上がり、最高の魔法使いを志すまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 16:31:36
19352文字
会話率:38%
裏社会に片足突っ込んでた女の子が異世界転生してしまった話。人生勝ち確ウハウハライフが送れるのかと思っていた時もあったが、魔力0、容姿も頭脳も平均とかいう、ただのモブだった。
父親は異世界転移してきた日本人らしく、容姿も頭脳も平均だが、
圧倒的な魔力量を誇る。その魔力量で人生というゲームを攻略し、絶世の美女と結婚し、安定、高収入、残業無しの超ホワイト魔法省に就職した圧倒的主人公。
魔法使えないし、美貌を持っているわけでも、頭がいい訳でもない女の子が、たまにトラブルに巻き込まれたり、友達と遊んだり、文化祭したりするだけのお話。
※作者の気まぐれで更新したりしなかったり。息抜きで書いてるだけなのであんまり設定練ってない。だから矛盾があると思う。暇潰しにでもどうぞ〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 09:00:00
2267文字
会話率:10%
習字教室の生徒が、公園で妙な模様を見つけた。
バランスが微妙に気に入らなくて添削したら、魔法陣が発動して異世界転移してしまった。
召喚したのは勇者パーティ。週明けに魔王討伐に挑むから一緒に来てくれと頼まれた。
でも戦えないし、魔力も持ってな
いし……。
そしたら勇者に、〝ローラー〟という底辺職に就くように言われた。
ローラーの役割は、主に荷物持ちや食事、寝床の準備。……ただの使いっぱしりじゃないか。
でも、魔王討伐に付き合ったら元の世界に戻してくれると約束してくれたので、仕方なく同行することにした。
……裏切られたけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 18:00:00
14246文字
会話率:46%
5年前に異世界に転移してしまった青年、オオガミ・カズヒト25歳。
15歳の時に転移してきたカズヒトと出会い一目惚れしてしまう王女オーガ・ヒメカ20歳。
彼女は彼と出会ってから傍にいて王国の言語や文字、そして歴史などを教え続け、そんな二人がお
互いにに惹かれ合うのに時間はかからなかった。愛し合う二人……しかし彼等のいる国、いや大陸全体に未だかつてない危機が迫っていることに誰も気づいていない。
ただ一人を除いては……
魔力値は『0』身体能力値は破格の『999』
偏った能力のカズヒトは愛するヒメカを危機から守ることができるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 10:18:28
56785文字
会話率:41%
聖剣の騎士召喚に巻き込まれた侍 与太丸。
見た目は騎士から程遠い着物にお粗末な刀。鑑定されれば、レベルは3? 魔力0と判明してしまう。しかし、実際は召喚神のイタズラで反則級のレアアイテムを沢山持たされ、レベルもただの3?ではなかった!
魔
力至上主義の国において魔力0はゴミ同然!と斬首されそうになるも、囚われていた妖精族によって何とか逃げ延びる。
そこから侍と妖精族、正反対な二人のあれよあれよな珍道中『異世界旅』が始まっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 12:06:50
38740文字
会話率:41%
生まれ持った魔力がすべてを決定づけるダンジョンが溢れる現代。
そんな中で最底辺である未覚醒者であり、魔力0の俺。
しかし俺は聖杯を手に入れてしまった。
敵を倒せば無限に成長する魔力、さらにスキルすらも成長する。
聖杯からは聖水
が湧き出るが、それは治癒のポーションとして破格の値段で求められた。
でも俺はまだ聖杯が導く俺と世界の運命を何も知らなかった。
これは未覚醒者として社会の底辺でくすぶっていた俺が、聖剣を抜いたら運命が変わった物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 21:13:28
102152文字
会話率:28%
※旧第1話~第4話は新第1話に改変されました
――――――
死んで転生させて貰ったのはいいけど、蘇生させるときに手違いでスマホと身体が融合しちゃった主人公は、サポートA.I.少女と供に魔力世界へ飛ばされた
そこは魔力が無ければ扉も開けら
れない、トイレも流せない、シャワーも浴びられない世界だった
魔力を持たない主人公は、飛ばされた先で出会った少女にモル……丁重にもてなされるお陰で、扉は開けてもらえるし、トイレも流してもらえるし、シャワーも浴びさせてもらえるようになった
そして主人公は魔力が無い代わりに、スマホアプリで世を渡っていけるようになる
……え? 実質アプリの実行権はA.I.少女にある?
A.I.少女にアプリを使って操作される主人公
それはさながらプレイヤーとキャラクターのようなもの?
しかもA.I.少女最強ってどういうことだ
A.I.少女の周りだけ、世界観が変わっていく
主人公の存在意義は一体何処へ……
ヒロインたちは何故主人公の元へ集まったのか
役割とはなんなのか
世界は何故崩壊してしまったのか
世界を崩壊させた者とヒロインの関係とは
主人公とA.I.少女が本当の2人の姿を取り戻す為の冒険譚
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 11:05:20
334159文字
会話率:41%
時子が魔法をまともに使えるようになったことが原因で、中央省の手伝いをする羽目になった一行。
それは、とある人物と接触して中央省に連れてくることだった。
話を聞いてみると、1人が行方不明になっているという。
行方不明の人物を探す為、新
たな仲間を得て旅に出ることになった一行。
危険をくぐり抜け、なんとか見つけ出すことに成功する。
連れて帰ろうとすると、さらなる危険に見舞われることになってしまった。
力を合わせ、なんとか帰還に成功するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 21:09:46
551175文字
会話率:44%
ある事件をきっかけに神官として務めていた神社を追放された千松は、山奥で一人でひっそりと暮らしていた。
……はずが、ある日目覚めると魔力皆無の判定を受け兄弟に不当にいじめられているデウスに憑依転生していた。
そして本物のデウスは兄弟のい
じめにより死んだのだと理解した千松は、そのままデウスとして生き抜くことを決意する。
唯一の味方であるフィリアと共に屋敷を抜け出し、魔法の才能に溢れたフィリアと、魔力0だが前世からの権能=言霊の力や神々の力を駆使し無双する擬似魔法使いのデウスは、2人で0から新しい生活をスタートするのだった。
※読み始める前に序盤にでてくる登場人物や主人公の能力について知りたい方は、ネタバレを含みますが19話と20話の間の「ここまでの人物、権能のおさらい」をご覧下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 20:08:51
648468文字
会話率:58%
主人公が異世界に転移します。
魔力0の主人公は、異世界に旅立つ前の準備として、神様からショッピングモールで限られたお金の中、必要だと思う物を購入する権限を得ます。
この小説は、主人公が、冒険者(旅人)、商人(経営者)貴族(準男爵)
として活動しながら、異世界の料理を堪能したりするストーリーです。
途中、半分人間やめちゃいますっ笑
誤字脱字、抜文、説明不足、言葉の使い間違いが目立つと思います。
それでもお読み頂ければ幸いです。
ストーリーはほのぼのと進んでいきます。
あらすじを見ていただきありがとうございました。
このまま本編をお読みいただけると嬉しいです!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:36:36
272544文字
会話率:28%
アリシアは祖先に救国の英雄の魔法騎士を持つ「聖騎士伯家」の娘だが、一族の中で一人だけ魔力の才能がなかった。それでも、「聖騎士伯家」と提携をしたい王家の願いで、アリシアは王子の婚約者とされた。
しかし、情勢が変化し、王家が「聖騎士伯家」を
必要としなくなると、王を守るのが職務の家の者なのに魔力が乏しいことを問題視されて婚約を破棄されてしまう。
結局、同じく魔力がないのに、兄の死で突然家を継ぐことになった、若き辺境伯バーティスの元に嫁いだアリシア。二人は魔力がない者の立場の弱さをよく知っていて、いい夫婦になれそうだった。
だが、ふとした時、アリシアもバーティスも自分たちの魔力が激増していることを知る。
二人は聖女・聖騎士という、それぞれ守るべき者がいると、真の力が発現する存在だったのだ。二人は独立国を平然と構えられるほどの力を持った夫婦になった。アリシアは夫のバーティスに溺愛されながら、幸せに暮らすのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 12:00:00
40283文字
会話率:37%
元地球人の異世界転生者、大賢者ラーナハイドは、ある日2度目の転生をした。
2度目の転生も無双する気満々だったが、生まれ変わった体は魔力0であった。
スキルはただ一つ、現世、前世、前前世で体験したことについて思い出したいことを任意に完璧
に思い出せる、『記憶サーチ』のみ。
果たしてラーナハイドは3回目の人生を無双することはできるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 12:20:36
105227文字
会話率:46%
伝説の日本人ボディビルダー中村 武志。
通称マッスル中村(26歳)は、全日本ボディビル選手権を優勝し、3度目のミスターオリンピアンに挑むべく追い込みを開始したが、減量の追い込み過ぎで餓死してしまう。
そして気が付いたら剣と魔法の異
世界に赤ん坊の姿で転生していた…
剣にも魔法にも全く興味を持たず、ひたすら転生しても筋肉を追い求め続ける中村は、この異世界でフィットネスジムを作ろうと魔力0エルフのシャルロットと筋トレ布教の旅に出るのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:40:45
332510文字
会話率:38%
高校生3年生、黒野霊司は訪れた雪山で不運にも命を落とした……はずだった。
どういう訳か再び意識を取り戻した彼が見たのは自分が知っている世界とは似ているがどこかが違う世界。その世界には魔法が存在したのだ。
自身に何が起きたか分からないまま、呆
然とする彼の前に突如現れたのは神と畏れられる異形の存在。
そしてその神は不定期に現れてはその世界の人間達を抹殺して回るのだった。
突如として襲われた災難に逃げ惑う霊司だったが、間一髪のところで何者かに命を救われる。
安堵した彼が顔を上げるとそこには死んだはずの幼馴染み、結花と同じ姿をした少女が立っていたのだった。
そして命を救われた直後、霊司は突然助けられたはずの少女に刃を向けられ問われる。
「どうして死人が動いているんだ!?」
はたして少女の発言の意味とは。
神と畏れられる異形の正体。
似ているがどこか違う世界。
人々から死人だと認識される自分。
これは魔法が存在する世界でただ一人、魔法が使えない彼が、とある約束を胸に神に立ち向かい、そして世界を救うまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 18:08:42
437文字
会話率:13%
「魔力0のお前を追放する!」
魔力0の貴族の三男ノアは家族から『無能』と蔑まれていた。そして16歳の時に授かった女神様からの祝福である能力は『空気が読める』だった。
魔法が全てであるこの国において魔力0の上、魔法とは全く関係がない能
力を授かったノア。ノアの父親は冷たくノアに追放を宣言する。
だが、彼の幼馴染のリリーは彼と一緒についていくとノアに希望を与えてくれた。貧しくとも幸せな未来がある筈だった。しかし、外道のノアの兄2人はそれを知りリリーを目の前で穢した上、殺してしまう。そして、その罪まで着せられて最果てのダンジョンの奥地への追放刑にされる。
憎い。憎い。憎い! リリーを殺した上、冤罪まで押し付けた家族をこの手で殺してやりたい!
しかし、魔法を使えないノアに待っているのは死しかない。
だが、
『力が欲しいか?』
突然目の前の空気に文字が現れた。そして宙に現れた文字を読むと。
『我が剣は無限なり、我が剣は輝く閃光、我が剣に勝るものなし!』
空気を読むと身体能力が爆発的に上がった。そして最果てのダンジョンを次々と踏破してい行きレベルやスキルをサクサク上げていく。
もちろん、ダンジョンを出た後のノアの善行によって、勝手に実家は没落し、ついに兄と父親への復讐を果たすこともできる。
これは剣が無い魔法の世界で主人公がサクサク強くなっていく、爽快感あふれる追放、復讐ストーリーです。
ざまぁ回はエピソード40話以降です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 12:13:41
159049文字
会話率:33%
魔力がなく王国を追放されたリエン姫。
彼女は以前の食べては飲んで本を読み寝るという怠惰な生活を取り戻す事を目的に産まれて初めての努力をする事に決めた。
世間知らずで無鉄砲なお姫様は空回りばかりだったが、初めて経験する沢山の事に楽しさを
見出し、やがて大きく成長する事となる。
そしてそこには一人の人物が大きく関わる事になり、世界を大きく変えていく事になるのだが、そんな事はどうでもいいと彼女はひたすら目的に向かって突き進むのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 22:00:00
36118文字
会話率:20%
この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」
この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千年以上続く歴史の中で過去最大のピンチにぶつかっていた。
「―
このロックロス家からこんな奴が生まれるとは…!!この歳まで本当に魔力0とは…貴様なんぞ一族の恥だ!出ていけッ!」
ソウルエンドの王でもある父親にそう言われた青年“レイ・ロックロス”。
十六歳の彼はロックロス家の歴史上……いや、人類が初めて魔力を生み出してから初の“魔力0”の人間だった―。
森羅万象、命ある全てのものに魔力が流れている。その魔力の大きさや強さに変化はあれど魔力0はあり得なかったのだ。
レイの父親は、面子も権力も失ってはならぬと極秘に“養子”を迎えた―。
成績優秀、魔力レベルも高い。見捨てた我が子よりも優秀な養子を存分に可愛がった父。
そして――。
魔力“0”と名前の“レイ”を掛けて魔法学校でも馬鹿にされ成績も一番下の“本当の息子”だったはずのレイ・ロックロスは十六歳になったこの日……遂に家から追放された―。
絶望と悲しみに打ちひしがれる………
事はなく、レイ・ロックロスは清々しい顔で家を出て行った。
「ああ~~~めちゃくちゃいい天気!やっと自由を手に入れたぜ俺は!」
十六年の人生の中で一番解放感を得たこの日。
実はレイには昔から一つ気になっていたことがあった。その真実を探る為レイはある場所へと向かっていたのだが、道中お腹が減ったレイは子供の頃から仲が良い近くの農場でご飯を貰った。
「うめぇ~~!ここの卵かけご飯は最高だぜ!」
しかし、レイが食べたその卵は何と“伝説の古代竜の卵”だった――。
レイの気になっている事とは―?
食べた卵のせいでドラゴンが棲みついた―⁉
縁を切ったはずのロックロス家に隠された秘密とは―。
全ての真相に辿り着く為、レイとドラゴンはほのぼのダンジョンを攻略するつもりがどんどん仲間が増えて力も手にし異世界を脅かす程の最強パーティになっちゃいました。
あまりに強大な力を手にしたレイ達の前に、最高権力のロックロス家が次々と刺客を送り込む。
様々な展開が繰り広げられるファンタジー物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 16:18:47
217075文字
会話率:40%
フィラデルフ国は、世界で最も魔法で栄えた国だ。
魔法学校に通うエリート中のエリート『ネリ』は、魔術師の名門一族フランダール家の末っ子。
両親、双子の姉たち同様に、優れた魔術師になるべく奮闘していた。
進学か卒業か、はたまた留年か。
ネリは
期末試験の結果発表を前に、幼馴染みのマルクと優雅なモーニングを取っていた。
当たり前に、進学できる。誰もがそう確信していた。
いつものように箒に跨るが、ビクともしない。
「ネリちゃん、はやく〜」
「ま、待ちなさいマルク!」
初級魔法である飛行もできず、人生で初めて走って学校へ向かったネリは、信じられない結果に、掲示板の前で崩れ落ちた。
魔力0と認定され、大指導主の命令により卒業でもなく、留年でもなく・・・・・・退学させられることに。
家族にも見放され、魔力が戻るまで親戚である西の魔女の所へ身を寄せることになった。
そこで出逢った絶滅危惧種である幻狼族の少年、ウルルク。
『道を切り開くチカラ』があるといわれる狼の血を求め『マルバノ』と名乗った魔術師は、西の魔女が留守の隙をつき屋敷に火を放つ。
狼は氷属性であり炎に弱いのを知っていて、犯行に及んだのだ。
屋敷が燃え朽ちる中、必死に彼を守り通したネリはあることに気づく。
「狙われているのは、ウルルクだけじゃないのね」
マルバノは、ネリの中に眠った膨大な魔力と彼の狼の血を手に入れ、魔法使いの純血を汚す人間、そして彼らと共存しようとする大指導主を亡き者にしようとしていたのだ。
少年と少女は手を取り合う。
――彼女たちに架せられたものを確かめるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 18:00:00
1740文字
会話率:25%
公爵令嬢アメリアは魔法大国に生まれながら【魔力を持たない無能令嬢】として誹られてきた。
ある日、彼女は王子の魔力暴走に巻き込まれ死にそうになっていた。
「もう、これで死ぬのね…」アメリアがそう思ったとき、精霊エインセルが現れ、彼女に【世界樹
】を植え付ける。
世界樹が彼女を苦しめていた魔力を吸い上げたおかげでアメリアは一命を取り留めるが何故か手元には「…卵⁇」さらに、王子が「責任を取ってぜひアメリアと婚約したい」と言い出したのだ。
断れない状況の中で卵から生まれた精霊が更に事態を悪化させていく…
※全年齢対象のため、糖度は低めです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-10 12:26:24
187372文字
会話率:28%
魔力0の少女、サラと、その双子の兄にして魔導の天才、レイ。そして二人の友人のナナは、伝説の存在である魔法使いになることを夢見ていた。
そんなある日、サラの住む魔導帝国に対し、隣国のユースティア王国が襲撃を仕掛ける。冷戦が終わり、全面的な戦争
が始まった。
サラとレイとナナは、彼女らの教師であるアラスターに連れられ、戦争を終わらせる戦争に参加する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 16:51:42
143881文字
会話率:46%
遥か昔、魔物や魔族を率いた魔王と人間が戦っていた。
そんな中、五人の戦士達が魔王を倒した。
五人の戦士は魔王を倒した功績により、王様から五大貴族という栄光を与えられる。
それからずっと、五大貴族は王国の権威として崇められてきた。
五大貴
族・火属性のフレイル家に生まれた双子の長男パワーは、歴史上ただ一人の黒い髪であった。
幼いながらも神童と呼ばれ誰もが期待していたが、五歳の時に行われる『神託の儀』で、神から魔力を与えられず、ギフトも『不屈の体』という魔術に全く関係ないものであった。
パワーはその日の夜に父のボイラーから追放を言い渡されてしまい、弟のバーナーからはボロカスに殴れられてしまう。
そして目覚めたら、知らない森の中だった。神から愛されなかった自分は、この世に生まれてきてはいけなかったと絶望する。
野生の熊に襲われそうになった時、旅をしていた武神老師という老人と少女の雷華に命を救われる。子供が一人で森にいる理由を尋ねられたパワーは経緯を話すと、弟子にならないかと誘われた。
パワーは武神老師の弟子になり、生きる決意を抱く。
そして十年後。
パワーは、自分の価値を証明するために魔術学院に入学することになったのだった。
この作品は本日と明日の投稿で完結いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 21:00:00
47157文字
会話率:37%