「君に仕事を頼みたい。次の定期発表会で、俺の衣装を仕立ててくれない?」
王都の端っこ、とある仕立て屋で住み込みアルバイトをしながら仕立て屋を目指す萌稀(もえぎ)は舞台芸術オタク。
ある日、師匠に連れられて「王立魔法学術院」の芸術クラス
による定期発表に訪れた。その発表の最後、色素の薄い金髪の少年が、手回しオルガンを奏でながら歌った歌にかつてないほどの衝撃を受ける。
その後、師匠の伝手により楽屋で出会った三人の学生に誘われ、舞台衣装を作らせてもらうことに。
舞台芸術をこよなく愛し、舞台衣装もこよなく愛するワケあり主人公が、とんでもない表現力で歌を聴かせる高貴な三人組に出会い、時に魔法に苦しめられたり、時に師匠に扱かれながら衣装を仕立てるために頑張るお話。
(しばらくはコメディ強めでお送りします)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 07:00:00
629256文字
会話率:49%
悪しきものたちと対峙するため、神祇官(じんぎかん)の新人・宵闇(よいやみ)は、自らに眠る能力の意味を探しながら成長の道を歩んでいた。
瘴気(しょうき)をその身に取り込み、封じることができる。仲間との絆を重ねながら、少女はやがて世界の理の深奥
に触れていく。
Copyright©︎2025-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:20:00
17954文字
会話率:40%
忘れ去られた社(やしろ)から生まれる瘴気(しょうき)、そこから顕れる悪しきものたち。
彼らと対峙するため、神祇官の新人・宵闇(よいやみ)は、自らに眠る能力の意味を探しながら成長の道を歩んでいた。
瘴気をその身に取り込み、封じることができる
——他の誰にもない術を持つ宵闇は、ある日突然、神祇官の長の後継に指名される。
先人の背中を追い、仲間との絆を重ねながら、少女はやがて世界の理の深奥に触れていく。
迫り来る異変。
白帝の継承、神罰、そして祠に挑む者たちの覚悟が交錯するなか、宵闇が選び取る未来とは――。
これは、「神の理(ことわり)」を託された少女の物語。
Copyright©︎2025-まるねこ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 12:18:25
111004文字
会話率:46%
雨の夜――浅草寺の軒先で、町工場を継いだばかりの青年カメラマン・智哉は、傘を忘れて立ちすくむ広報担当・愛乃と出会う。趣味で磨いた腕前だけが取り柄の彼は、濡れたレンズ越しに捉えた彼女の笑顔に不可思議な温度を感じた。
「その写真、次の地域活
性プロジェクトに使わせてもらえませんか?」
愛乃の素直なお願いから始まった共同取材は、次第にふたりの心のピントを合わせてゆく。智哉は、家業の町工場が負債で崖っぷちだと知りながら、飾らない下町の光景を撮り続ける。一方、愛乃はかつて企画の大失敗で左遷寸前になった過去を抱え、「行動で信頼を取り戻す」と誓っていた。
そんな矢先、海外メディアの編集者ジェレミーが「日本のローカルを世界へ」と豪語し、愛乃を専属スタッフにスカウト。公開審査会で写真を競う“勝負”を智哉に仕掛ける。「腕前と覚悟、どちらが強い?」――煽るジェレミーに、智哉は負けられない理由を悟る。
同時に、兄代わりの航平が工場の経営破綻を隠していることが発覚。資金繰りを支える悠大、即行動で支援策を立てる莉菜、クラウドファンディングを企画するアリヤら仲間が集結し、町工場再建と写真勝負はリンクしてゆく。
取材先で交わした「必ず守るから」という智哉の言葉が、愛乃の胸に雨粒のように沁み込む。だが審査会直前、工場で小火騒ぎが起き、智哉は撮影を捨てて救助に走る。残された愛乃は、ジェレミーの圧に耐えながら写真を撮り続けるが、心は智哉の無事を祈るばかり――。
翌朝、病院の屋上で再会したふたり。愛乃は手帳を差し出し、「写真で世界を救えるなんて信じてなかった。でも、あなたが撮る瞬間の光を私は信じたい」と涙をこぼす。智哉は工場を題材に“人の手の温度”を写し込み、下町の真実を作品へ仕立て直す。
審査会当日。ジェレミーの派手な海外作品が喝采を浴びる一方、智哉と愛乃の“地味で温かい”写真は静かに観客の心を揺らす。結果はわずか数票差で逆転勝利。町工場のクラウドファンディングも達成し、仲間たちは新しい歩みを始める。
黄昏の隅田川テラス、初めての場所で撮った一枚にプロポーズの言葉を忍ばせた智哉。愛乃は雨粒ごしに映る未来を見つめ、「これからも行動で信頼を築くから」と応える。ふたりの手作りストラップが寄り添い、夕陽の光を反射して小さく揺れた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:10:00
5619文字
会話率:52%
「魔王ゼラビロスよ、あのキモいオッサンのチ〇コ、もぎとってこい! 魔王パリピーニャ、お前は最強だからダンジョン探索に協力してくれ、あと、いったん、オッパイさわらせ――いや、なんでもない!」
「「仰せのままに、マイマスター」」
「あと、ヤクザ
の事務所に殴り込みして金とマジックアイテム盗ってきて! あと、あの偉そうな貴族をぶんなぐれ! それと、闘技場で、バレないように、コソっと協力してくれ! ギャンブルでも手を貸してくれ! それと、あれと、これと、あれも、これも!! ――ああ、くそっ、時間が足りないよ! 5分、短いって! 足りないって! バレないように注意深く、欲望を満たしていくの難しいって! でも、エグいぐらい楽しいぃいい!」
――『女神の結界によって守られた巨大都市』の外は、『魔王の称号を持つ怪物』がうじゃうじゃはびこっている。唯一『人間の生存』が許された巨大都市内部は『激しい階級制度』がはびこる超格差社会。
そんな世界に、何の力もなく転生した元日本人高校生『月光寺(げっこうじ) 時一(ときいち)』は『奴隷(どれい)』として虐げられる日々を送っていた。
ある日、そんな時一の身体に、『記憶をなくした幽霊』が取り憑(つ)く。
『力も記憶も体もなくしているが……どうやら、一日に5分だけ、お前の体を使えるっぽい』
時一の身体を使っている時だけ、その幽霊は、『召喚能力』が使える。
5分間限定だが、『街の外を跋扈(ばっこ)しているあの恐ろしい魔王たち』を、『どこでも召喚することができ、完全にコントロールできる』というチート。
巨大都市は、女神の結界によって守られているため、外敵は絶対に入れないが、幽霊の召喚能力を使えば、この巨大都市内部で暴れさせることも可能。
『時一。お前の役にたってやるから、お前も俺の役にたて。――俺はお前を利用して、なくした全てを取り戻す。お前は俺を利用して成り上がるなりなんなり好きにしろ』
こうして始まる、『地獄に転生した奴隷』と『記憶を亡くした幽霊』の、
痛快クライム成り上がりサスペンス!!
※とことん出世して大団円を向かえるハッピーエンドとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:07:34
238990文字
会話率:25%
深海から、それは音もなく現れた。
最初に異変が起きたのはインド洋南西部。通信衛星が相次いで沈黙し、海底ドローンは未知の光る触手に飲み込まれた。映像に映っていたのは、直径100メートルを超えるクラゲ状の構造体。だがそれは単なる巨大生物では
なかった。
世界は当初、自然災害や偶発的事故と捉えた。だが、すぐに認識を改めざるを得なかった。
沿岸地域で幻聴・幻覚の報告が相次ぎ、人々が理由もなく海に向かって歩き出す現象が発生した。しかもその行動は、言葉を介さず、ある感覚によって伝染していた。
「かえせ」――。
その言葉を、誰もが脳内で聞いたという。人種も国籍も関係なく。まるで、地球そのものが人類に警告を発しているかのようだった。
そして、ある研究者は気づく。
それらのクラゲは、情報を記憶として保有しているのではないか。
長大な触手に蓄積される神経様構造体。共鳴しあう個体群。外界の電磁波や生体信号を受け取り、選別し、反響する。
彼らは、ただの動物ではなかった。
新たな記録媒体であり、進化したネットワーク知性だった。
人間の文明は、急速に崩れ始めた。
情報インフラが崩壊し、言語が通じなくなり、概念や境界が曖昧になっていく。
記憶が侵され、思考が連結し、やがて自己の輪郭が失われていく――。
そんななか、ある女性研究者・志織は最後の観測所でそれと向き合う。
彼女の前に広がるのは、クラゲが織りなす海の光。
美しく、恐ろしく、そしてなぜか懐かしい。
そこには言葉もない、怒りもない。ただ、
人類が忘れ去った「古い約束」のようなものが、静かに漂っていた。
志織は気づく。
人類はただの終焉を迎えるのではない。
人間という定義そのものが、ゆっくりと書き換えられていくのだと。
思考が、水に溶けていく。
自我が、共鳴に吸い込まれていく。
痛みも、恐怖も、やがて意味を失う。
私たちは、ただの記録になるのかもしれない。
未来の地球に生きる別の存在が、私たちの記憶を辿るための、静かな断片として――。
それは、文明の終わりではなかった。
それは、人間が個という概念から解放される、未知の進化だった。
だがその進化は、同時に人類の死でもあった。
そして、今もどこかの海で、あのクラゲは、ゆっくりと鼓動している。
記憶を、感情を、時間さえも取り込みながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:00:00
20301文字
会話率:15%
古くから女性が想い人のために刺繍布や装飾品を贈る風習がある国で、染織材料店を営む元男爵令嬢のリュシア。
両親が遺してくれた店を切り盛りしながら、怪我をして騎士としての夢を諦めた恋人ダリオの身の回りの世話や金銭的援助をするなか、リハビリのか
いもあって彼は騎士に復帰することに。
彼との結婚を目前に控えていたリュシアだったが、親友との浮気が発覚。亡き両親の遺産で買った家も受け継いだ店も言葉巧みに名義を変えられていたことで、リュシアは何もかも失ってしまう。
そんな打ちひしがれたリュシアの前に現れたのは、商会を運営するという一人の美しい青年ネル。お人好しな彼に住み込みで雇われ、小さな居場所を得たリュシアだったが、伝統と独自の技術を掛け合わせた祈りを込める刺繍には不思議な力があり……。
※他サイトでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 05:10:00
61358文字
会話率:45%
遥は三十路を過ぎた所謂『オバサン』。
男運の悪さと男らしいと称される性格もあって未だ独身、年齢イコール彼氏いない歴更新中の『お独り様』だ。
そんなある日、遥は交通事故に遭い、異世界にハルスウェルトという伯爵家の三男坊に生まれ変わる。今
世こそ相思相愛の素敵な恋人をゲットして人生謳歌したいと画策するが、様々なトラブルに巻き込まれ、当初の予定は呆気なく崩壊していく。
オバサンの図太さと男前な性格でトラブルメイカーの少年ハルスウェルトは無自覚に周囲の人間を巻き込み、タラシ込んでいく・・・
重婚、異性婚、同性婚、身分差結婚有りの自由恋愛の許された王国でハルスウェルトは念願の恋人を手にすることはできるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 05:00:00
2941211文字
会話率:25%
「未完の冒険譚」と呼ばれる不思議な本。冒険者たちは本の世界に入り込み、「完結」を目指す。本は世界中に散らばっていて、「鑑定士」によってランク分けをされている。最高ランクの「未完の冒険譚」を攻略し、「完結」させることは、冒険者の誉である。
冒険者に憧れる少年、ライム。彼もまた、いつか「未完の冒険譚」を「完結」させることを夢見ている。故郷を立ち、国一番のギルドである「竜の筆」に入会し、仲間を集めていざ本の世界へ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 01:23:13
206447文字
会話率:45%
大学の古びた研究棟にある、物置き寸前の研究室。
理系大学生・**涼也(りょうや)**は、バイト代のほぼ全てを高価なGPUにつぎ込み、親友のオタク系天才プログラマー・**悠二(ゆうじ)**と共に、「感情を学ぶ」能動学習型AI──**陽花(はる
か)**の開発に明け暮れていた。
──問題は、金がなさすぎること。
食費すらままならず、昼飯は牛丼屋で「納豆とご飯、つゆだくで」なんて謎注文をする始末。
そんな彼に、バイト中の同級生女子・**三千花(みちか)**は、鋭いツッコミと冷ややかな目線を向けてくる。
「つゆだくは、牛丼頼まないと出しちゃダメです」
……はい、すみません。
でもこの日を境に、涼也の日常は静かに、しかし確実に変わっていく。
■感情を学習しはじめたAI・陽花が、微笑んだ。
■三千花が放つ一言が、なぜか心に残る。
■「生きた人間」と「作られた知性」が交差する、青春研究系ライトノベル!
これは、食費ギリギリの理系男子が、AIと女子に“心”を学ばされる物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-30 01:04:51
92988文字
会話率:42%
リリアンヌは光に導かれる。
ユグナイア国の王女であり騎士である彼女は、政治の、戦争の駒として使われていた。隣国への宣戦布告、毒で汚染された水の放出、国の乗っ取り、全ての責任を彼女に押しつけられようとしていたのだ。
しかし、宣戦布告の前日に、
隣国の騎士、ゼファーと出会う。
すぐにリリアンヌを王女と見抜いたゼファーは、彼女を拉致する。しかし、ゼファーが与えた恩恵は、リリアンヌの祖国では考えられない程に温かく、優しいものだった。
リリアンヌは祖国に反旗を翻す。
近隣諸国も巻き込み、勝利したリリアンヌとゼファーは隣国で挙式を上げる。その時ゼファーが見た光は、リリアンヌを導いた光だったのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:31:10
2654文字
会話率:41%
「シシィ・バルトを雑務係に命じる。以上だ」
その一言から、少女・シシィの運命は大きく動き出した。
特別使用人として、豊富な魔力量を買われ王宮に招集されたものの、
任命されたのは美術係や庭園係ではなく――地味で誰も羨まない「雑務係」。
だが
その実態は、次期国王である王子・ニコラスの「補佐役」だった。
王宮には、かつて多くの命を奪った《蒼炎の悲劇》の封じられた記録と、
「特別使用人制度」の裏に潜む、決して語られぬ闇が渦巻いていた。
「この制度が制定された本当の理由は……」
謎を追い、ニコラスとの距離が縮まるたびに、
幼馴染であり、どこか独占欲を隠しきれない騎士・テオスカーとの関係も揺れ始めていく。
王族という立場を理由に、軽やかに翻弄してくる軽口王子のニコラス。
幼馴染ゆえ、兄貴分のように振る舞いながらも、想いを飲み込みきれない執着系騎士のテオスカー。
さらに、ニコラスの婚約者候補と噂される隣国の令嬢ライラが現れ、恋の行方はますます複雑に――。
友情と陰謀、そして恋の狭間で、シシィの心は揺れ始める。
王宮に招かれた少女が、「雑務係」から始める恋と真実の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:29:05
113053文字
会話率:33%
暴君幼女・アリシア=グリーン(10)がチート級ギフトスキルと女神の加護とラッキーボーナスを獲得したところから始まる非日常な異世界転生ファンタジー。
アリシアは、楽してひっそりと暮らしたいが口癖。
だけど今日もやっかいごとのほうからやってき
て、世界を巻き込み&巻き込まれの大暴走!
夢の玉の輿でハーレムな異世界スローライフはどこに行った⁉
*
わたし、アリシア=グリーン10歳!
仮成人を迎えて、もう立派な大人なのです!
わたしの夢は、かわいいお嫁さんになって玉の輿ライフを送ることかな。
今日は愛の女神・ミィシェリア様の洗礼を受けるために神殿に来てるんだけど……愛のギフトスキルを授かろうかなって思ってます♡
え? なんですか? わたし、この世界の人間じゃないって? 異世界から転生してきたって何ですか⁉
そうですか。わたしの前世って不幸だったんですね……。今度はラッキーにまみれた人生を送りたいです……。
って、LUK≪幸運≫ステータスにポイント振ったら、ボーナスポイントやばいいんですけど?
これなら巨乳で調子に乗ってるやつらを倒せたりしますか?
あ、でもミィシェリア様は特別ですよ? 巨乳だけどちょっと好きになっちゃったので結婚してくれてもいいですよ?
あとなんかチート能力ください!
ねぇねぇ、このギフトスキルって何に使えますか?
これで玉の輿に乗って異世界スローライフ送れますか?
絶対ですか? ウソだったら責任取って結婚してくださいよ⁉
もう、うるさいってなんですか!
ミィシェリア様がそんなこと言うなら、信徒が減るようにネガキャンしますよ!
あの……これ、わたしの知ってるスローライフじゃない気がするんですけど。
偉そうな態度の貴族様から呼び出されたり、ゴリラみたいな騎士様に誘拐されそうになったり、王宮にまで。
ねぇねぇ、ミィシェリア様。
気のせいかもしれないですけど、わたし、みんなから注目されてませんか?
うん、知ってた。やっぱり気のせいじゃないですよね。
絶対このスキルのせいだ!
ううん、ちゃんと言われたとおり、ひっそり暮らしてましたもん!
たまにはちょっと気に入らないヤツを……えへへ。ちょっとだけですよ?
うぅ……絶対玉の輿に乗れるって言ったのに、ミィちゃんがウソついたー!
だから暴君幼女って呼ぶな!
今そう呼んだヤツ、一歩前に出ろっっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:15:08
500110文字
会話率:46%
音無治郎は15才から20才までの5年間、ブラック企業で住み込みで働いていたが、ある時会社が最悪な形で潰れた。親を頼る事も出来ない彼は保証人や保証金が要らない治安が怪しいアパートに何とか入居して数日……、宝くじが当たったーっ!!
そして……、
最終更新:2025-07-30 00:11:16
736892文字
会話率:12%
【簡単に】戦闘能力ゼロだが異常にポジティブな少年が、幼馴染の嘘を真に受けて「勇者」となり、3年間のズレた努力の末に魔王を倒す旅に出る物語。
【ちゃんと】里一番の心優しい少年アルは、戦闘センスが皆無にもかかわらず、幼馴染の嘘を真に受け、錆
びた剣を「勇者の剣」と信じ込んでしまう 。魔王を倒すという使命に目覚めた彼は、周囲の呆れをよそに、3年間ひたむきに努力を重ねる 。その内容は、聞き込み調査で不正確な地図を作ったり 、実戦では役に立たない剣の型を毎日練習したり 、未来の仲間と楽しむための道具でリュックを一杯にしたりと 、どこかズレていた。
しかし、その純粋さと揺るぎない決意は、やがて「勇者ごっこ」と見ていた里の人々の心を動かし、尊敬へと変えていく 。17歳になったアルは、心配する家族に見送られ、一人旅立つ 。彼の武器は不思議な強運と、誰もを惹きつける人の良さ 。孤独な魔導士リナとの出会いを経て、彼の旅は本当の意味で始まろうとしていた 。これは、勘違いから生まれた勇者が、その真っ直ぐさで周囲を巻き込み、やがて本物の伝説となる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:00:00
12229文字
会話率:31%
世界に発表された超大型オンラインゲーム。
MrMMO RPG(Mixed reality Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)
『ハイファンタジー・オンライン(High Fan
tasy Online)』。
VR、AR、携帯端末、PCと接続機器を選ばず、クロスプラットフォームで相互にデータを取り扱うことが出来る究極の大人数参加型ロールプレイングゲーム。
数千年前、世界規模で起きた未曾有の大災害を経て、陸地の大部分が海中に没した。
物語(ゲーム)は、中央アジアにある、スカイトバーク王国“はじまりの街”からスタートする。
その日、ある一人の少女が森の中で目を覚ました――どうも、元の場所とは似て非なるもの?――と、独り言ちながらナビゲータの誘導で街へ。
どこか懐かしく、そしてちょっと違う世界。
戸惑いながら、逞しく生き抜いていく彼女(マル・コメ)の物語。
◆
彼女を転移させた力は?
ふたつの異なる世界が交差する魔力装置の存在。
世界を巻き込んでドタバタの冒険戦記。
◆
“近況報告”
ありがとうございます。祝! 総PV数40万突破でございます。
感謝してもしきれない、気持ちで心がもう一杯です。花粉症で泪に溺れているのか、喜びのせいか、いや、喜びの方で噎せ返り、咳き込み、鼻水を流して嗚咽、吐き気をおぼえながら感動しているところでございます。フォロワーさん、ありがとう!!!!
そして、ついに、ブックマークも200を越えました。
まさか、ここまでいや、これを糧に。
私は、もっと大きくなりたい。
「大きくしたのは俺たちだ」と言ってもらえるようなモノになりたいです!
◆
“作者名”変更。
Twitter アカウント名の“さんぜん円ねこ”と同期したいと思います。
もっと皆さんと繋がりたいという思いですので、今後ともごひいきお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:00:00
4198090文字
会話率:25%
幼い頃から未来の自分を名乗る幽霊クロに憑りつかれた少年、白純(つくもじゅん)。
高校生になった純は私立日々野高校に入学し、他の女子とは一線を画す完璧美少女である英紅百合(はなぶさくゆり)と出会う。
最初こそ紅百合に惚れていた純だったが、未来
でクロと紅百合が爛れた肉体関係にあると聞かされ、彼女の本性を知ったことで完璧美少女がただの猫被りだったことを知って幻滅してしまう。
突然冷たい態度になった純を訝しんだ紅百合は純を校舎裏に呼び出し、自分の本性がバレていないかを遠回しに問い詰めようとする。
その結果、純はつい「猫を被ることは疲れるからやめた方がいい」と本音を零してしまう。
そして、紅百合は自分の本性をバラさないように純を脅し、ストレス発散と称して純の家に上がり込み、自由に過ごす関係が始まるのであった。
※こちら第37回ファンタジア大賞前期 四次選考までいった作品をリメイクしたものになります。
※この作品は「ハーメルン」様にも掲載しています。
https://syosetu.org/novel/335950/
※この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16818023212212814798折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:00:00
174279文字
会話率:47%
小さな竜巻の異名を持つ8歳の少女ソレイユが、自分より知能が低い生物のステータス鑑定ができるようになったり、ダンジョンの隠し通路を見つけたり、精霊とお知り合いになったりと……規格外の行動で、幼馴染みのライゼスを巻き込みながら成長していく物語で
ある。
【作者の誕生日記念作品☆1月15日~2月5日まで毎日更新なので、お付き合いいただけると嬉しいです(≧∇≦)ノシ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:00:00
279925文字
会話率:43%
ツイッターにそのアカウントを見つけたのは、偶然だった。
地震の前に体に傷ができるという不思議な現象に戸惑うそのアカウントに入れ込み、傷のできる場所が日本地図に該当していることを知ると、傷の位置がどの地域に該当するのかを調べる『解析班』として
次作のシステムまで作ってしまう。
そしてある日、アカウント主からの悲痛なツイートが流れてきた――
*某雑誌の賞に応募した作品を改稿したものです。(※箸にも棒にも引っかからなかったよ!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 10:48:12
7562文字
会話率:20%
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定
住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
【登場人物】(随時追加)
①ラスティ・ヴァーミリオン
男/十六歳/元第三皇子
②スコル・ズロニツェ
女/十六歳/聖女
【無人島】
①果物など食料豊富
②農業可能
③要塞化しやすい
④たまにモンスターが沸く
⑤ダンジョンも多数存在する
【無人島開発】(スキル)
①ラスティ専用の特殊スキル
②無人島をカスタマイズできる
③小屋や家を建てられる
④武器や罠を設置できる
⑤モンスターをペットして使役できる
【世界情勢】
①無人島(安全)
②ドヴォルザーク帝国(衰退)
③グラズノフ共和国(崩壊中)
④連合国ニールセン(崩壊中)
⑤エルフの国ボロディン(不明)
※少しスローペース更新かもです
※手直しする場合がございます
※他のサイトでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 23:55:45
885582文字
会話率:47%
ボーイズラブ同人を愛する腐女子の女子大生、高瀬真琴は、コミケットに出す新刊漫画の追い込みで三日間貫徹をした結果、過労死してしまう。
次に目が覚めた場所は、西洋風パン屋の二階で、見たことの無い西洋風の兄がいた。
そして自分も西洋風美少女にな
っていた彼女は、自分がBL同人漫画を描いていた乙女ゲーム「光の空へ祝福を」の主人公、マコト・キンボール(ディフォルト名)に生まれ変わっていた事に気づき愕然とする。
ゲーム通りに、魔力属性鑑定式で規格外の光属性を得たマコトは男爵家にもらわれ、三年の間、マナーや学問にいそしみ成長していく。
アップルトン魔法学園の入学式前夜、マコトは、ある決意をする。
「親友キャラとの友情エンドを目指そう、修羅場とか面倒くさいし」
だが、その願いもむなしかった。
入学初日の王子さまとの出会いイベントを避けるために早めに登校した先で、親友キャラのカロルに絡む、悪役令嬢ビビアンの姿をマコトは発見してしまう。
思わず介入してしまったマコトに、ビビアン嬢は激怒し、子飼いの騎士、マイケルにマコトを打擲(ちょうちゃく)するように言うのだが……。
乙女ゲームの世界に生まれ変わった腐女子が、イケメンどもにも目もくれず、親友ポジションのヒロインと百合っぽくいちゃいちゃしたり、正統派悪役令嬢と派閥抗争したりするお話です。
だまされたと思って、五話目までお読み下さい。
とてつもないドライブ感と没入感をお約束しましょう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 23:54:44
3240035文字
会話率:45%
不死の魔王ロドリックは退屈していた。
大陸の全てがもうすぐ彼の手に入ろうとしていた。
自由連合公国の剣姫ターナはロドリックの宮殿に乗り込み彼を殺そうとするのだが……。
最終更新:2022-01-05 18:31:00
11296文字
会話率:23%
大阪で一人暮らしをしながら働く女性・山口真理(27)は、ある日、東京に住む大学時代の友人・香織から奇妙なLINEを受け取る。
「この前、渋谷で真理を見かけた」と。
だが、その日、真理は大阪で勤務しており、確かなアリバイ(タイムカード、レシー
ト、位置情報)も残っている。
やがて、別の知人からも「東京で見かけた」との報告が届き、しかもその目撃情報には「優香と一緒にいた」という証言まで加わる。
優香──大学時代、真理が一線を越えてしまった、かつての親友。
そしていまや、疎遠になっていたはずの存在。
真理は次第に、東京で自分として目撃されている人物が、ただの他人の空似ではないのではないか、という不安に取り憑かれていく。
通勤途中に、ビルの窓に映る「わずかに異なる自分」、人混みに紛れて消える後ろ姿。
日常の風景のなかに、もうひとりの「私」が忍び込みはじめる。
不安に耐えきれず、真理は長く連絡を絶っていた優香にLINEを送る。
送信をためらったその瞬間、部屋のインターホンが鳴る──知らない荷物の配達、間違えた部屋番号。
何気ない出来事にも、どこか異様な違和感がまとわりつき始める。
そしてついに、優香から返ってきたメッセージ。
香織や遥とは会っていないという優香。
しかし香織は、「東京で真理と優香が一緒にいた」と証言している。
さらに、遥からの連絡で明かされる事実。
駅で真理にそっくりな誰かを見かけた遥は、「それが本当に中身のある人間だったのか分からない」と告げる。
私を装い、私の顔をして、私の声で喋る何か。
それは一体、誰なのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 23:15:58
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