天樹全能院宝稀は世界的に有名な小説家の父を持ち、才女だけが集められた特別な学院に通っている。
成績優秀なうえその容姿はあまりにも完璧で、自分でもドン引きするほどだが、ある日、両親から「不出来」の烙印を押されてしまい処分されることが決定してし
まった。
不出来な子は、作った親が責任をもって食べるのよ―――。
突然両親にそう言われ、16歳の誕生日に食べられてしまうことが決まってしまった宝稀は、あと数日に迫る誕生日を前に不安とささやかな冒険に出ることを決意する。
平々凡々を望む、平凡らしからぬ少女のささやかな冒険の物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 13:50:51
17705文字
会話率:35%
昨日書いた小説を兄さんに渡すと、変わらず鋭い指摘が飛んでくる。
中でも気になったのは、作者の都合の良い様に事実を捻じ曲げようとしている事。
『まぁでも、過度に神経質になる必要はないよ』
注意事項か1
起承転結はありません。
短編詐欺に思
われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部の二人。
という訳で、次回から漸く長編の書き方に移行します。
これまだプロットの段階なんですけど、誰かの礎になってんのかな〜。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 09:45:46
935文字
会話率:39%
物語の着地点というのは、様々である。
起承転結、伏線の回収等々、言われているが、ベースとなるのはやはり、起に戻れるか。という議題だと思う。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
でも結
局分かりません!!
起に戻った時、整合性が取れるかはちょっと気にしてるんですよ。
ダメな場合が多いですがね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 18:03:57
624文字
会話率:17%
朝起きると、体の乾きを覚えた。
絞れる程の寝間着と、身体中の痛み。
だから、無味の甘露を得ることにした。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
いつもの半分くらいしかない、『短い小説』
です。
自分でもびっくりしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 07:37:27
490文字
会話率:0%
1939年12月31日UTC1500、第二次世界大戦中の世界。突如として世界各地に謎の穴が出現。ダンジョンと名付けられたその穴の中には未知の世界と尽きぬ資源が眠っていた!それと同時に様々な異形の怪物たちも、、、
時は流れ西暦2048年、
皇紀2698年の大日本帝国。紀伊型戦艦の後継艦が海に浮かび、空はレシプロ戦闘機が舞う。但し内燃機関では無く魔力によって。そんな中で主人公はまだ見ぬ世界を求めて配信用カメラを片手にダンジョン探索!
第二次世界大戦がダンジョンの出現によって100年以上だらだらと続いているこの世界で果たして主人公は何を成すのか。
架空戦記よりはダンジョン探索がメインです。そしてダイスによって行き先を決めたりするので唐突に主人公が死ぬ可能性もあります。
【P】は過去、或いは回想です。
今日(1月1日)から365日連続で話を投稿します!(唐突)
自分でもやり切れると思っていないし、何なら今年に大学受験を控えていて、更に(このお話の構想自体は前々からあったとはいえ)プロットもストックも何にも無い、完全見切り発車の状況なので正直言ってあほな試みではあるけどそれでもいいよっていう方は応援お願いします。
そして今回書くにあたって1つ縛りを設けます(⁉) 完成した話はその日にすでに投稿していようとその場で投稿しなければならない。つまりストックを作れません。
なので絶対に毎日書かなければならなくなるので一話一話が1000文字も切る場合があると思いますがご了承ください。
さすがに体調不良やその他の事情があった場合にのみ投稿されなくなりますので投稿されなかった場合には魚に何かあったものだと思ってください。
この話はカクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 20:46:11
7343文字
会話率:39%
一般人がゲームに閉じ込められて脱出を目指す奴ですはい
完走出来ることを自分でも祈ってます
最終更新:2025-01-06 12:41:54
7831文字
会話率:49%
自分でも気付いていなかった想い、あることがきっかけでその恋心は溢れ出す。ありそうでない出会いや憧れのシチュエーションなどなど~
『さまざまな恋のはじまり――』を描いた、ショートショート短編集です。
※こちらの作品はアルファポリス様で
も掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 04:52:03
44911文字
会話率:46%
恒星間時代からのエール、太陽系レッドホット、星間戦争を阻止せよラブで!
作品解説 BY Edy https://kakuyomu.jp/users/wizmina
史実のキューバ危機を範とする作品世界背景を舞台に、現代社会延長での、
火星、月、地球、宇宙艦内で展開する群像劇。
アフターコロナ、地球連合太陽系時代来るべき『中未来時間軸現代ドラマ』 危機と対峙する男女三組恋愛同盟。
主要登場人物一覧:
タロウ・サクライ(外宇宙艦隊所属、実験艦艦長、大佐)
林麗婭(リン・リーヤー 水星基地マリナー11研究員)
モッラー・サドラー(同、マリナー11勤務、死亡確認)
ジジ・ウィンスレイ(NPO火星教室代表、通称教授)
シビル・ハイヤード(ジジ所有のメイロイド)
テルオ・トウドウ(内宇宙艦隊所属、准将)
アレクサンドラ・スターナ・コンドラチェンコ(月航宙保安局大佐)
マリー・ランデン(テルオの元カノ、火星開発本部副部長)
ラマナ・ヨガナン(航宙保安局情報室次長)
ヴィクラム・サラバイ(第一期月入植指揮官、初代月市長)
ここだけのハナシ、自分でもこんなこと初めてなんだがマリ姉はスーパー女優、デキて華麗で可愛くてちょっとお茶目な天海祐希さまをイメージして貰えるといい、なんか誰かっぽいと思ってたら畏れ多くもそれが一番しっくりきた。
他ネームドは作者実在知人例外のぞき特にモデルなし。
原型オリジナルはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816452219176085964
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-03 20:58:56
81370文字
会話率:28%
王都から逃げ出したマルスは、道中同じく行き倒れ寸前になっていたアケミヤスグルと出会う。彼には音楽の才能があった。彼のトランペットの音色にマルスは惹き付けられ、彼と同じ旅路を選ぶ。
王都に着いた2人は彼のステージを見繕う。スケルッツの酒場で演
奏するようになるが、初め理解してもらえない。しかし、ウェイターのユウカは感銘を受け、二度と音楽には関わらないとの誓いを破り彼と演奏するようになる。二人の演奏は客の心を揺さぶり、有名になっていく。
彼らは転生者だった。マルスもまた、転生した者だった。彼は元王様だったが、役目を果たすことができず逃げてしまった過去があった。彼は二人の演奏を聴いて自分でもよくわからぬままに城に戻るが、現国王に攻撃される。命からがらに逃げ出すが、すでにここに自分の居場所はないことを悟る。
アケミヤスグルが彼がいない中で過ごしているなか、大規模な魔物の襲来が訪れるーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 10:20:42
70820文字
会話率:51%
新しい年の記念として、頭にあった「男は不幸であった。なぜなら〜」から始まる短編をアップしました。
よろしくお願いします。
最終更新:2025-01-01 07:59:02
2399文字
会話率:34%
※カクヨムにも投稿しています。
皆さんは三国志はお好きですか?私は正史が大好きなので自分でも変化球を投げたくなってしまいました。
とはいえ、本当はめっちゃ知識が無いと書きはじめること自体に躊躇するテーマなのです。でもいくら勉強してもどうせ尽
きることがないので、とにかく書きはじめてみます。なので間違いを見付けたらさらっと直すか、「俺の後漢ではそうなんだよ」と開き直るつもりです(ズル)。
以下、方針です。
人称:朕とか明公とか卿とかの当時の人称をなるべく使いたいが、吾汝では文章がのみこみにくくなるので私とか貴方みたいなも許容する
人物:史料に全く出て来ない完全な架空の人物は出さない。史料で全く姓名等が無い人物はしかたないので便宜上付けても良い。特に女性。 史料で名前の一部しか判らない場合は勝手に付けてはいけない
旧字:本文は新字。人名、地名、役職の旧字は極力そのままにする。ただ孫権を孫權と書くとしっくり来ないだろうから例外はありで
熟語:仏教起源日本起源のものはある程度許容。同時代はネタでない限り原則不許可(絵に描いた餅とか)
捏造:面白ければこじつけで。
修正:無限に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 17:45:35
412966文字
会話率:32%
魔女に育てられた魔女の弟子だが魔力が0で全く魔法が使えない少女アリアは、師匠が突然旅に出てしまったことで、魔女の振りをしながら師匠の代わりに魔女の秘薬作りをして暮らしていた。
だがそんなアリアのもとに、物理攻撃の効かない危険な魔物が出たか
ら倒してほしい…と頼みに来る者が。
そこでアリアは師匠が集めていた魔導具の中から自分でも扱える魔導具を見つけ出してその魔物に挑むのだが、実はその魔導具が魔力0の人間にしか真の力を引き出せない魔導具で、とんでもない大魔法が発動し、アリアは伝説の大魔女と呼ばれてしまうことに。
静かに暮らしたいのに伝説の大魔女と称えられて、次々と面倒ごとに巻き込まれてしまうアリアは、はたして平穏な日々を取り戻すことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 15:20:00
68062文字
会話率:50%
よく分からん短編。自分でも何を書いているのか、途中から分からなくなった迷作。
最終更新:2024-12-27 22:16:22
887文字
会話率:0%
これは眠すぎて頭が働かず、途中から自分でも何書いてるか分かんなくなっている時にできた怪作である。うん、読む価値なし! 話の中に作者が登場しているので、見ない方がいいです。ほぼ悪ノリですので。
最終更新:2024-12-24 00:10:46
4886文字
会話率:54%
処女作です。筆者は適当な性格なので
文章や設定の粗があれば教えて下さい。
よろぴく★
「8割の女たちとクズの~異世界幸福論~」
女性が人口の8割を占める世界。魔法も魔物も当たり前に存在し、そして――女性優位の価値観が支配するこの社会では
、男性は稀少な存在……いや、正直に言おう。「稀少」なんて高貴な響きとは無縁で、実際は「娯楽と繁殖用の道具」扱いだ。
そんな社会で転生してしまったのが主人公、アレン。
彼は「まあまあクズ」――いや、やっぱり素直に言おう。「かなりクズ」である。自分でも「クズっぷり」に多少の自覚はあるが、謎の自信と前世の知識を武器に、この女性優位社会をちゃっかり楽しんでいる。
彼の周囲には、愛情深い――と言えば聞こえはいいが、実際はメンヘラ気味の女性たちが集まる。甘い言葉をささやく貴婦人、やたらと暴力的な幼馴染、涙ながらに崇拝してくる村娘。彼女たちの愛や執着を器用にかわしながらも、時々つまずき、時にはその場のノリでとんでもない状況に飛び込んでしまう。
「女たちの幸せ」と「男としての幸せ」――この世界ではそれがこんなにも違うなんて、アレンは夢にも思わなかった(いや、実際そこまで深く考えてない)。
果たして、アレンがたどり着く「幸福」とは?
「女たちに振り回されるのも悪くないな……なんて思っちゃうのもクズの証拠だよな」とか言いつつ、ちょっとえっちな展開にひやひやしながらも突き進むアレンの異世界奮闘記、開幕!
誰が誰のために笑い、泣き、愛するのか。
――それは、彼のクズっぷり次第!
というのが構想ですね(笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 12:36:10
5490文字
会話率:35%
人々の「存在感」が光によって可視化される世界。普段の生活の中での存在感によって光の色が変化し、自分でも他人からも確認できてしまう。
主人公の宵月灯音(よいつきあかね)は高校卒業を控えたごく普通の少女。
ある日突然彼女の光が消えてしまい、周囲
の人たちから見えなくなってしまう。焦りと絶望で元に戻る方法を考えることさえ諦めかけていた。そんなとき、1人の少年に出会う。彼もまた、光が消えていた。
自分たちの存在感を取り戻すため。はたまた、誰がどのような目的で存在感を光で可視化できる世界へと変えていったのかを知るため、2人で互いに支え合いながら「存在」の意味を問い直していく。現代のSNS社会を風刺した、ミステリー要素も含んだラブストーリー。
―――果たして、2人の結末は…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 22:52:41
851文字
会話率:7%
「クラリス、お前に聖女の力はない。侯爵領へ帰りなさい」
大司教に大聖堂を追い出された聖女は、クマのような辺境伯に拾われ、辺境伯領へ行って瘴気を浄化する修行をする。
憧れの王弟殿下を救うために、なんとしても聖女の力を取り戻したいクラリス。
けれど、自分でも気づかないうちに、優しく頼りがいのあるクマのような辺境伯に惹かれてしまう。
そんな中、クマのような辺境伯がクラリスをかばって怪我をしてしまい、王都でも大規模な瘴気が発生して……。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 20:07:37
14131文字
会話率:28%
目的のアパートに向けて駐車場横の路地を曲がった途端、後ろからむんずと襟首を引っ張られた。思わずよろめく。身体のバランスが崩れ、倒れそうになった体勢を利用して首だけまわし、振り向こうとすると、
「おっと、こちらを向かないでください」
声が
かかった。
醒めた口調だ。襟元を押さえた手の力は強い。まるで空気がそのまま人の形になり、固化したような力強さだった。
「高久(たかく)さんですね? 塚本保険事務所、調査員の……」
「さあ」おれは答えた。なぜなら、ときどき自分でも確信がなくなるからだ。
「例の調査依頼から手を引いていただきたいのですが……」
相手はいった。きっと、おれの返事が聞こえなかったのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 12:23:57
30270文字
会話率:45%
すると、キッチンテ-ブルに見知らぬ女性が座っている。
若い女性だ。
丸くて大きな眼鏡をかけている。
髪は長い。
「あっ、やっと帰って来ましたね」
ぼくの顔を見るなり、彼女が言う。
「暫く、ご厄介になります」
ペコリと頭を下げ、彼
女が言う。
「……」
当然、ぼくには返すべき言葉がない。
が、そんな様子のぼくを完全に無視し、彼女が続ける。
「名前は業平桜子(なりひら・さくらこ)といいます。自分でも思いますが、字余りですよね」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-07-31 12:24:17
18379文字
会話率:57%
■短いあらすじ
アプロという17歳の青年が適当にダンジョンを巡りながら、これまた適当な理由で仲間となった者達を引き連れ、のんびりまったりと暮らすお話。
■長いあらすじ
「いや、もうこの暮らしが気に入ってるからいいや」
17歳の青年、
アプロは999人の大所帯パーティ、『円卓の卓が無くなるほどもの凄い多い騎士団』に所属していた。
「うちのパーティは強い者が前を歩く方針でね、君はその最後尾になるけどいいかな?」
「いいですよ別に」
面接に合格した事を両親に伝えたアプロは、まるで厄介払いされたかのように家を追い出されてしまう。
そして活動中のある時、前を歩いていたメンバーが「お前やる気ないなら消えろ」と言われ、面倒臭くなったアプロはあっさりとパーティを抜けてしまい。
1人の女性と駆け出し冒険者が集うダンジョンを目指す事にする。
訪れたダンジョン内で、アプロは魔物と出会い、自身初となる戦闘を行おうとするのだが……。
「……あれ?」
自分でも想像出来ないほどの最速の剣が放たれ、魔物を真っ二つにする。
そう、身体能力が全て常人を越えていたのだった。
「え、ええ!? アプロさん、なんかやたら強くないですか!? そんな人がどうして最後尾なんかに?」
「うーん……わからん」
試しにダンジョン内にいた駆け出し冒険者達に頼み。
パーティを500人ほど組んだ状態でアプロは剣を振るうと――。
「……なんか、さっきの速さも消えてヘナヘナな剣捌きに戻っちゃいましたね」
冒険者の中でも最弱に近い状態へと戻ってしまっていた。
このお話はアプロという青年が仲間を集め、『円卓の卓が無くなるほどもの凄い多い騎士団』の団長やそのメンバーに戻ってくるよう言われつつ。
アプロがのんびりとスローライフする物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 10:04:27
219749文字
会話率:57%
ーー夏休み最終日、先輩は僕の前からいなくなった。
伝えたい事は山程浮かんでくるのに、言葉にしようとすると上手に話せない透真は、廃部寸前の文芸部で一人、変わらない日々を過ごしていた。
ある日、誰もいないはずの部室に行くと、長い黒髪を靡
かせた一人の少女が窓際の席に座っていた。
「私、日向 千夏! よろしく。後輩くん!」
いきなり現れた先輩は、どこまでも明るくて自信に溢れていた。
そんな先輩に振り回されて過ごすのにも慣れた頃、口下手であることにコンプレックスを感じていることを打ち明けると、先輩は意外な提案をした。
「小説を書いてみない?」
言葉が出なくて黙ってしまうなら、文章にしてしまえばいい。そう言った先輩に背中を押されて、小説と向き合うことで透真は段々と自身の問題へと向き合っていく。
尊敬か、恋愛感情か自分でも分からないまま、先輩に惹かれていく透真。先輩と過ごす時間が、かけがえのない大切な時間へと変わっていく。
「……このまま時間が止まっちゃえばいいのに」
そう言った先輩は、夏の終わりに姿を消した。
※12/5までに完結する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:15:52
64324文字
会話率:55%
タイトル通り。それなりの経験や発想力の自分でも、耳は広い世界から超えてる話を受信できます。基本はそれを紹介するということですが、リツィートするんじゃなくて、自分自身に云い聞かせるよう、再構成しました。
最終更新:2024-11-25 20:18:22
26657文字
会話率:10%
「ねえ、そろそろ七夕でしょ」
友人の沙良に唐突に突きつけられた提案は、どこか横暴なところがあり、なかば無理矢理に手渡されたのは短冊。
若林智也は、そのせいで気の重い日々が待ち構えていた。
高校生にもなって七夕なんて……。
日々を重ねるごとに急かす沙良。
無邪気な圧力に耐えながらも、気恥ずかしさを隠せない智也は、願いを書くことに躊躇してしまう。
誰かに相談するわけにもいかないなか、思いがけない人物に、智也はその不満を吐露してしまう。
氷姫。
クラスでも目立たず、冷めた反応でしかない愛未と話すことになった。
陰口の印象と違い、普通に喋れることに自分でも困惑していく智也。
彼女に惹かれているのか、正直智也にもわからない。
それでも、拒んでいたはずの願いが、微かに浮かんでいった。
夢なら覚めないでほしい。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 14:40:18
58691文字
会話率:33%