私の友人は高名な昆虫学者である。彼にいざなわれ、その研究室に赴くと、この世のものとも思えぬほど美しい蝶が舞っていた。
最終更新:2017-05-31 15:10:15
1361文字
会話率:40%
煉瓦工場で働くわたしは、錆びついたバルコニーの手摺の上にジャコウアゲハの幼虫を見つける。わたしは彼女にエマと名付けた。きっと美しい蝶になるだろう。
夢と現実の融け合う幻想掌編。
最終更新:2017-01-05 13:40:50
8954文字
会話率:53%
蜘蛛の少女は機織りをして布帛を作り、人間たちに食べ物を貰っていました。けれど、ある時から人間たちはいなくなり、少女は困り果て、食糧が尽きる前に蜘蛛らしく罠を仕掛けて狩りをしました。数日後、その罠には美しい蝶々がかかっていて――。
最終更新:2016-01-01 15:20:03
19192文字
会話率:27%
花と蝶は愛し合うけれど…
最終更新:2014-02-24 17:27:09
1898文字
会話率:59%
青々と茂った万年青(おもと)の梢に、皆から「射干玉彦(ぬばたまひこ)」と呼ばれ恐れられている、一匹の蜘蛛が住んでいた。
油虫の「長っ翅(ぱ)」を時に共犯者にしながら、虫達を狩って暮らしていた彼は、虫を食らわなければ生きていけない己の性を、心
の底では嫌悪していた。
そんなある日、彼の見事な巣に一匹の美しい蝶がかかる。そのあまりの美しさから、彼はしばらくその蝶を生かしておこうと考えるが……
命を喰らって命を繋ぐ、罪深き宿業を背負った「射干玉彦」が知った、愛と恩寵とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-28 01:39:46
32330文字
会話率:39%
体調が悪く、会社を早退した男が列車に乗る。ふと窓辺を見ると、そこには見たこともないような美しい蝶が止まっていた。やがて蝶は自分の周りを飛び回り……。 ●ブログにも掲載しています。
最終更新:2013-08-29 16:34:49
2185文字
会話率:26%
夏休みに田舎の親戚の家に遊びに来たたかし。昆虫好きのたかしはそこで世にも美しい蝶と出会う。
少年は、その蝶に魅入られてしまうのだが。
エブリスタにも投稿しています。
最終更新:2013-05-11 15:46:38
7785文字
会話率:14%
大きく、美しい蝶々の羽、
僕にはそれがあまりにも眩しく思えて、
君が泣いているのを言い訳にしようとした。
でも、君は僕が思っているよりずっとずっと強い羽を持っていたね
――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-19 16:29:04
4337文字
会話率:41%
美しい蝶になるためには一度死ななければなりません。
這う母と糸を吐く娘の話。
最終更新:2011-12-14 13:50:35
2411文字
会話率:45%