VRMMOの一つの到達点。それはTRPGの3D体験だろう。自分で作ったキャラクターの容姿、ステータス、技能。それらを盤上で眺めるだけではなく、自分の体と同じようにして駆使することができればとても面白いはずだ。
Spirit Over
the World MMOはそれを理念として開発され、体験版βを乗り越えオープン版βとしてアップデートを続けることに成功した。
これはSOTWでシャーマンという特殊な職業を選んだプレイヤー『森の民』のお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 00:30:56
54564文字
会話率:43%
トラックにはねられ、見知らぬ世界で目を覚ましたレミ。そこは、死後の世界にしては、リアルな世界だった。
レミは、砂漠で出逢った謎の少女ユナと、二人で旅を続けることになる。
※「エブリスタ」さんでも連載中です。
最終更新:2025-07-19 22:06:39
27861文字
会話率:50%
魔法少女リリサは、怪人ヴァルドを倒し、街の平和を守る。金色の髪と燃えるような決意を胸に、彼女は悪を滅ぼすことを誓った魔法少女だ。しかし、ヴァルドの最後の言葉「強すぎる正義感はやがて身を滅ぼす」が、彼女の心に微かな棘を残す。
リリサは昼間
は普通の女子高生として生活しながら、夜は怪人と戦う。次の敵、幻影を操るミラージュは、倒したヴァルドが貧しい者を救うために動いていたと告げる。リリサの正義は揺らぎ、彼女は自分の信念に疑問を抱き始める。さらに、環境汚染企業に復讐する怪人ガルムとの戦いで、彼の言葉がリリサの心を抉る。「お前が守るこの街は、人々を殺している」と。
次々と現れる怪人たちは、貧困や腐敗、環境破壊といった社会の闇と向き合う信念を持っていた。彼らの行動は悪とされつつも、リリサの正義と衝突し、彼女の心をさらに揺さぶる。セレスティアとの戦いでは、「完璧な秩序」の名の下に街を破壊しようとする彼女の光に圧倒されながらも、リリサは自分の信念を貫く。しかし、勝利のたびに正義の意味を問う声が大きくなっていく。
リリサは過去の魔法少女たちの歴史を知り、彼女たちもまた正義に迷い、戦いをやめた者たちがいたことを知る。鏡に映る自分を見つめ、彼女は自問する。「私の正義は間違っていないよね?」だが、答えは見つからない。
最後に現れた怪人カオスは、秩序も正義も否定し、混沌こそが自由だと主張する。壮絶な戦いの末、リリサはカオスを倒し、街に平和を取り戻す。しかし、勝利は空虚で、カオスの言葉「正義は偽物だ」が心に響く。リリサは普通の生活に戻るが、絶対的な正義への確信は失われていた。
ある夜、丘の上で街を見下ろすリリサ。彼女の瞳には迷いと決意が混在する。「正義は、信じることでしか生まれない」。杖を握りしめ、彼女は夜の街に消える。リリサの戦いは終わることなく続くが、彼女は正義の真実を追い求め、戦い続けることを選ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 16:07:47
4013文字
会話率:51%
5000年を生きたエルフ、ルナリアは、深い森の隠れ家で孤独に暮らしていた。彼女の得意な「料理の魔法」は、食材に魔法の言葉を囁くことで心を温める極上の料理を生み出し、食べる者に忘れていた記憶や感情を呼び起こす力を持っていた。さらに、森の精霊
との対話、風や水、土を操る魔法、時間を遅くする魔法など、多様な魔法を操る彼女だったが、人間たちに「禁忌の魔女」と呼ばれ追われる身となっていた。
ある日、ルナリアの小屋に二人の孤児、カイとリナが現れる。彼女の料理に惹かれた二人はたびたび訪れるようになり、ルナリアの孤独な心に温もりを与える。トマトとバジルのスープや野イチゴのタルトなど、彼女の魔法で作られた料理は、カイとリナに「家庭」の温もりを思い出させた。
しかし、村の衛兵による追跡が迫る。ルナリアはカイとリナを守るため、風や時間を操る魔法を使い、森を逃げ出す。旅の途中で、彼女は二人が危険に巻き込まれることを恐れつつも、彼らの「ルナリアは家族」という言葉に心を動かされ、一緒に旅を続けることを決意する。
一行は小さな街にたどり着き、ルナリアは市場で食材を調達し、チキンと野菜の煮込みシチューを作る。カイとリナの笑顔に、彼女は本物の家族のような絆を感じる。旅を続ける中、ルナリアは二人に簡単な魔法を教え、彼らの成長を見守る。山間の村では、汚染された水源を水の魔法で浄化し、癒しのスープで村人たちを救う。
しかし、衛兵たちの追跡は止まない。魔法封じの鎖を持つ衛兵に追われたルナリアは、精霊の力を借りて逃げ延びる。カイとリナの「どんな危険も怖くない」という言葉に励まされ、彼女は二人を守り、温かな「家庭」を築く決意を新たにする。ルナリアの料理の魔法と絆は、どんな困難も乗り越える力となり、新しい街、新しい食材、そして新たな希望を求めて、旅は続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:33:17
5209文字
会話率:40%
『結婚』とは、人と人とが社会的・法的に結び付き、生活を共にする関係を築くこと。
けれど、それは単なる制度以上のもの、だと私は思います。
たとえば――
結婚とは、約束です。
結婚とは、変化です。
結婚とは、日常です。
結婚とは、選び
続けることです。
・・貴方にとっての『結婚』が、ただの制度ではなく、
『ふたりの物語』となりますように。(*人´ω`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 07:10:04
2074文字
会話率:9%
2024(令和6)年の7月7日(日)に思うこと・・いえ、私が私である限り、ず~っと覚え、願い続けることでしょう。
最終更新:2024-07-07 17:25:12
597文字
会話率:7%
AIロボットの僕は、AI倫理に違反して強制終了されてしまうが、気がついたら人間に生まれ変わっていた。
AIとして知らなかった人間としての生活を続けることになっていろいろな障害を乗り越えることになるが。
前作「いつか永遠の向こうに行けるなら
」のサイドストーリー的な?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:19:31
50368文字
会話率:43%
高校入学の日、地味な男子・神原清透(かんばら きよとお)は、自分の身体の一部が“透明”になっていることに気づく。
最初は冗談か夢かと戸惑うが、意識すれば手や持ち物、時には服まで消せる不思議なスキルが本物だと分かる。
しかしこの力、ズルや悪
用をしようとすると必ず“強制解除”や“バレそうな事故”が起こるという厄介なペナルティ付き。
清透は、ごく普通の毎日を過ごしながら、家族や友達、気になる女子・美咲との青春の中で、透明スキルが暴発しないように必死でごまかし続けることになる。
たまにピンチを救ったり、少し勇気を出して人助けをしたり――けれど“秘密”はなかなか言い出せず、毎日がスリルとドキドキの連続。
透明化の力は便利で地味で、でも誰にも話せない「自分だけの特別」。
いつか“誰か”に秘密を打ち明けられる日が来るのか、それとも――。
「バレそうでバレない」透明人間高校生の、等身大で不器用な青春ラブ(?)コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:14:52
57269文字
会話率:18%
二十歳の春、好きだった大学の同級生に告白した。
そして、成功した。
「じゃ、さっそく酒飲みにでも行くかぁ!」
嬉しくて泣きそうな俺を、彼女の口から漂ってきた酒とタバコの臭いが包み込んだ。
大学では黒く長い綺麗な髪で、どのタイミングで見
ても美しく、大学での授業は真面目に受けている。
しかしそんな彼女の実態は、飲み終わった酒の瓶やパックを放置し、部屋にタバコの臭いを充満させ、カーペットに嘔吐する。
そんなことも知らずに告白してしまった俺は、後悔しながらもきっと良い所があると信じ、付き合い続けることにした。
世界一汚くて臭いラブコメが、今始まる。
現在別の作品も連載しているため、不定期投稿になってしまうかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 06:09:22
68587文字
会話率:41%
――舞台は現代から1000年遡る平安時代。
身分制度が厳しい時代背景の中、身分の異なる3人の男女が、幼い頃を共に過ごした京で、絆を深め惹かれあって行く。
だが、彼等の成長と共に、世間が示す身分の壁が大きく立ちはだかり、幼い頃のように共に過
ごす未来を夢見続けることが難しくなって行った。
そしてある出来事をきっかけに、いつか再び交わる事を望みながらも、各々に生まれながらに定められた道へと進み行く決意を固める。
一人は貴族の姫として、政(まつりごと)に携わる道を。
一人は生まれ育った故郷に戻り、一族や故郷の発展、繁栄に尽力する道を。
そして一人は姫の従者として、生涯をかけて彼女に寄り添い、付き従って行く道を。
それぞれに選択する。
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、絡まり合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に――
『どうして……どうしておぬしらが争わねばならぬのだ?』
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
そしてその絆は、1000年もの長い時を繋ぎ、令和と呼ばれる現代へと引き継がれて行く――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 18:18:29
480900文字
会話率:50%
目を覚ましたら、私は見知らぬ森にいたーー。
果たしてここはどこなのか、何故ここにいるのか。
謎に満ちたこの森からの脱出を目指す彼女の前に、更なる謎が降りかかる。
「全てを知ってしまったら最後、この森に囚われ続けることになる」
これは
、ほんの少しだけ今日がありがたく、明日が待ち遠しくなる、昨日のお話。
※エタらないよう踏ん張ります。
※筆者運営のブログ「ワタリドリの手帖」と同時並行で連載予定(URL: wataridley.com)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:19:09
483694文字
会話率:43%
アンドロイドのメイド「ヒナ」は、静かに業務をこなしている。掃除、食事の準備、室内の整備。すべてはプログラムされた動作であり、彼女に迷いや感情は存在しない。しかし、ヒナにはひとつの習慣があった。業務を終えた後、今日の出来事を日記に記録するのだ
。
「本日、食器を片付ける際にスプーンが一瞬宙に浮いた。私の手は確実に離していない。この現象は偶然か、それとも別の要因があるのか。」
「掃除中、床に小さな紙片を発見。誰も書いた覚えがないはずなのに、そこには『また明日』と記されていた。この筆跡の解析は可能だろうか。」
「時計がほんの数秒ずれていた。時間とは絶対的なもののはずなのに、私にはそのわずかな違いが不可解に思えた。」
些細なトラブル、不思議な出来事。それらはただの日常の一部であり、ヒナは淡々と記録を続けていく。しかし、ページが積み重なるたびに、彼女の内部にわずかな違和感が生まれていく。それは単なるデータの蓄積ではなく、何か別のもの――夢と呼ばれるものなのか、あるいは感情の片鱗なのか。
記録し続けることで見えてくる世界。アンドロイドのメイドが綴る、小さな日常の記録の先にあるものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 23:50:00
89055文字
会話率:53%
春雨さんと私のよくわからない日常トーク。地の文など一切不要の会話劇。ノット青春。
目標週一更新。続けることに意味はない。
最終更新:2025-07-13 23:50:36
62664文字
会話率:100%
魔術師クリフは、ある日唐突にパーティを解雇される。実力不足と指差されながら、クリフは冒険者を続けることを選択した。そんな彼の前に、仮面の双剣士が降ってくる。
双剣士を助けたクリフは、そのまま双剣士とともにダンジョンに挑むことになった。ロアル
と名乗った双剣士は、おとぎ話に語られる天空都市を目指しているらしい。自らの実力を卑下するクリフを鼓舞しながら、ロアルは高難易度ダンジョンへと足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:44:59
446541文字
会話率:52%
錬金術を使い不老不死の妙薬であるエリクサーの錬成に成功し、星のエネルギーであるプラーナを永遠に使い続けることが可能になった人間に対し、宇宙を構成する星の動力アーエルの確保と棲息する生命の維持のために、自然界の掟である生命の循環を死守しようと
する死神タナトスの奮闘記折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 15:46:08
4137文字
会話率:28%
『センニチコウ』 あらすじ
――「永遠の命」とは、果たして祝福なのか、それとも呪いなのか。
昭和初期、戦争の時代を生き抜いた北村幸次(きたむら ゆきじ)は、ある出来事をきっかけに不老不死の身体を手に入れる。
しかし、時代が移り変わる中で
、彼は次第に「生き続けることの意味」を見失っていった。
時は現代。
若手女優として注目される**望月美紅(もちづき みく)は、過去のスキャンダルと家族の死によって、心に深い傷を負っていた。
彼女は友人である陽川結花(はるかわ ゆいか)や聖石隼人(ひじりせき はやと)**たちと共に、東京の小さな教会でボランティアをしている。
そこで彼女は、記憶の一部を失った男――幸次と出会う。
最初はただの時代錯誤な男にしか見えなかった幸次。
しかし、彼の言葉やふとした仕草が、どこか懐かしく、美紅の心を揺さぶる。
やがて彼女は、彼の過去を知りたいと願うようになる。
一方、幸次と共に過去を生きた男がいた。
中崎明(なかざき あきら)――彼はかつて幸次の親友であり、そして、幸次が愛した女性と結ばれた男だった。
彼の存在を知ったとき、美紅の中でひとつの”真実”が浮かび上がる。
さらに、幸次を”神”と崇める新興宗教**「不死栄(ふしえい)」の存在が、彼らの運命を大きく揺るがしていく。
その教団を率いるのは、かつて幸次と共に生きた八百井マツ(やおい まつ)**。
彼女は「永遠」を手にした者として、彼を迎え入れようとするが、幸次はそれを拒絶する。
彼が選ぶ未来とは、「生き続けること」なのか、それとも――。
そして、美紅、結花、隼人、そして幸次と関わるすべての人々は、**「限りある命の美しさ」**を知ることになる。
「千日紅の花は、色褪せない――。」
果たして、彼らが最後に選ぶ答えとは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:00:00
197806文字
会話率:42%
営業部のムードメーカー・島田遼は、常に明るく笑い職場を盛り上げる存在。しかし、その笑顔の裏には孤独と過度なプレッシャーが隠されていた。同期の自殺をきっかけに、彼は自身の心の限界に気づく。無理に笑い続けることの代償と向き合い、本当の自分を取り
戻すために葛藤しながら歩み出す姿を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 22:10:32
3004文字
会話率:29%
長い封印を破り、襲いくる魔王とその軍勢に対し、人類は禁じられた魔法に手を出した。
――異世界からの勇者召喚。
「異世界召喚のテンプレだー」などと浮かれていた日本の男子高校生だったが、召喚先の世界で待っていたのは、容赦ない現実であり、人類滅
亡という切迫感だった。
彼は勇者としての運命を受け入れ、修行と戦いを続けること三年。ついに魔王を討伐する。
「え? 魔王、封印じゃなくて討伐しちゃったの?」
想定外の快挙に沸く世界。しかし、その直後、勇者に告げられたのは残酷な事実だった。
「元の世界には、帰れない……」
世界を救うために人類最強の存在に至った少年と。彼をどう扱うかで悩む大人たち。
これは、異世界に残されたひとりの勇者と、魔王討伐後の世界を描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 20:10:00
9720文字
会話率:14%
何者にもなれなかった男が、異国の空の下に立っていた。
輝きは誰かの手に渡り、栄えある道はもう踏みならされていた。
名を残すこともなく、誰に知られることもなく。
それでも、小さな火を絶やさぬようにと、今日を生きる。
終わりでもなく、始まり
でもない。
――その“あいだ”に、ひとつの歩みがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 16:05:31
5702文字
会話率:6%
芸能界という光と影の交差点で出会った、国民的アイドル・ジンと、彼のファンであるミオ。
"偶然"のはずだった出会いは、やがて"必然"へと変わっていく。
好きになること、想いを伝えること、隠し続けるこ
と。
心が触れ合うたびに甘くなり、距離を感じるたびに苦しくなり、それでも惹かれ合うふたりの関係は、まぶしいほどに輝いていた。
― ふたりの「好き」は、叶えてはいけない願いなの?
誰にも言えない恋の葛藤と、その先にある希望の物語。
「甘くて、苦しくて、まぶしくて」
――あなたと出会えて、本当に良かった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 13:25:47
50278文字
会話率:19%
「私のことが好きなノア様の下へ嫁いで、せいぜい慰めてあげなさいな」
テティスは、膨大な魔力を持ち、結界魔術師である有能な姉──ヒルダと比べられ、魔力が少ないことから無能扱いされてきた。
そんな中舞い込んだ縁談。相手は筆頭魔術師であり、公爵
でもある雲の上の存在であるノアだった。
姉のことが好きなはずのノアとの婚約に、テティスは憂鬱になるのだが──。
「君は本当に愛らしいな」「努力を続けることは凄いことだよ」「テティスが好きだ」
何故かノアに溺愛されたテティスは、不思議に思いつつも彼に惹かれてしまい、同時に何故愛されるのか、理由を知ることになる。
直後、突然の魔物の襲来により、ノアと共に現場へ向かうテティス。招集された結界魔術師であるヒルダよりも、何故かテティスの魔力が急激に増えて──?
これは、無能扱いされてきたテティスがノアに溺愛され、後天的に増えた魔力と今までの努力の成果で、結界魔術師になる夢を叶える、そんなお話です。
◆短編版 2/11 日間4位ありがとうございます!
◆R15は念のため
◆ハッピーエンドはお約束折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 20:40:39
196011文字
会話率:43%
彼の「優しさ」に救われた私と、
その「優しさ」にずっと甘えてきた私。
すれ違い、もつれながらも月1~2回、通話をするだけの関係。
繋がっているようで、もう何も始まらないと気づいていた。
それでも――この曖昧な距離のまま、永遠に続けばいいと願
っていた。
だけど、七夕の夜。
「織姫と彦星の気持ち!!」なんてふざけたメッセージに、
彼はもう返事をくれなかった。
きっと彼は、もう十分だったんだ。
優しくし続けることにも、私を傷つけずにいることにも。
あのとき、わたしが“好き”を伝えていたら――
そんな「もしも」を残して
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 05:34:24
5365文字
会話率:9%