――舞台は現代から1000年遡る平安時代。
身分制度が厳しい時代背景の中、身分の異なる3人の男女が、幼い頃を共に過ごした京で、絆を深め惹かれあって行く。
だが、彼等の成長と共に、世間が示す身分の壁が大きく立ちはだかり、幼い頃のように共に過
ごす未来を夢見続けることが難しくなって行った。
そしてある出来事をきっかけに、いつか再び交わる事を望みながらも、各々に生まれながらに定められた道へと進み行く決意を固める。
一人は貴族の姫として、政(まつりごと)に携わる道を。
一人は生まれ育った故郷に戻り、一族や故郷の発展、繁栄に尽力する道を。
そして一人は姫の従者として、生涯をかけて彼女に寄り添い、付き従って行く道を。
それぞれに選択する。
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、絡まり合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に――
『どうして……どうしておぬしらが争わねばならぬのだ?』
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
そしてその絆は、1000年もの長い時を繋ぎ、令和と呼ばれる現代へと引き継がれて行く――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 23:24:19
446640文字
会話率:50%
藤原純友の乱(承平天慶の乱)前夜の純友と弟純乗の会話です。史実として歴史の転機、分水嶺に当たると思うので。平将門の乱も合わせ、武士が力を持ってくること、中央から落ちこぼれた貴族たちが地方で力を持っていく経緯を表していると思います。瀬戸内生ま
れの作者にとっては、純友は水軍、船で戦う強さを見せつけた憧れの対象のようなところがあります。
* 公式秋の歴史企画2024「分水嶺」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-26 12:33:40
4997文字
会話率:57%
平将門の乱が何故おきたのか。
将門は何故、怨霊になったのか。
最終更新:2022-06-28 21:55:20
3521文字
会話率:15%
男は神様によって転生させられた。
しかし、異世界ではなく縄文時代で種族は杉。
ス○イツリーよりも高くならなくては人間に戻してもらえないらしい。
彼は慣れない種族に苦しみながらもなんとか200m強まで育て上げる。
だが、戦争(平将門の乱)に
より火をつけられ、燃え落ちてしまうのだった。
気がついたら二周目をさせられることになっていた。
二周目も縄文時代(最初から200m)からスタート。
これならいける。
葉っぱを飛ばして経絡秘孔をつき、耐熱性を上げ、200度の温度に耐えられる樹皮を手に入れた杉(?)。
彼はいつしか日本を代表する杉、大和杉と呼ばれるようになっていた。
*ヒロイン出ます。*種族は最後まで杉のままです
*書籍版は二千二十年七月十三日発売予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 18:00:00
281983文字
会話率:19%
寝ながら戦国時代の生活が体験できる新感覚体験型ゲーム
『GAME OF SENGOKU』
いつものように、ゲームを始めると時代設定がどうもおかしい。
一騎打ち!?
笛の音が鳴り響く戦場。
いつもとは違う動きづらい装備。
よく分か
らないけど、いつも通り天下統一を目指せばいい…。
…え!?
天下統一はできない!?
何を目標にすれば良いかもわからない…。
ひとまず目の前の戦場をまず生き残ることが大事。
時代に沿ってるかすらわからない世界で生き抜いていこう。
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この作品は、おおまかな史実には沿っています。
沿ってはいますが、ものすごく調査研究考察等しているわけではありませんので想像の部分も多くあります。
リアルでの本職の勤務状況が変わった関係で2019/6/5より投稿時間が不定期に変わりました。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-17 02:50:46
10159文字
会話率:31%
上は王という身分を有する者から、下は地方国司、土豪、運輸業者に至るまで、盗賊を働く者が多数あり、高級貴族は賄賂と収奪で栄華を謳歌し、下級貴族は搾取に明け暮れ、その財を高級貴族に貢いで出世を図ろうとする。
平安という名とは裏腹に、これほ
ど人心が荒廃していた時代が他にあるだろうか。そこにはもはや、現在の目から見る善悪などは存在しなくなっていた。自ら自分の身を守らなければ、誰も助けてくれない。正に自力救済の世界である。
藤原秀郷の落とし種、六郎千方は、相模の山中で自家の荷駄の列を襲おうと待ち構えていた15人の男達を逆に急襲し、皆殺しにしてしまう。
男達の正体は、武蔵権守・源満仲の弟・満季の郎党と手の者達だった。
源満仲は、都では、千方の長兄・千晴と勢力を2分する下級軍事貴族。共に源高明を私君と仰ぐ兵(つわもの)である。
話は一旦、千方らの少年時代に飛ぶ。兄千常に連れて行かれた下野の山郷。千方の父秀郷とは何者か? そして、この山郷の秘密が明らかになって行く。
平将門の乱での将門と秀郷、アテルイの血を引く蝦夷の郷長・祖真紀、その息子で、将門の最期に深く関わりを持つ古能代らのエピソードが錯綜しながら物語は進んで行く。
そして、古能代の義弟であり、後の奥州藤原氏に繋がる安倍氏の祖、安倍忠頼は何を目指しているのか?
伊賀の青山に伝わる、四鬼を操る伝説の悪の将軍とこの物語の主人公との関係は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-09 12:47:03
730448文字
会話率:46%