成功の影には失敗あり。その言葉通り、世の中には失敗談が溢れてるほどある。それらは常に生み出され、そして人知れず消えてゆくのが常だ。
冒険者という職業についてもそれは同じである。一攫千金を夢見てこの職業になる者達は常に夢見がちだ。それだ
けに数多くの失敗を誰もが積み重ねてゆく。
故郷の農村で食い詰めた戦士のボブ、手先が割と不器用で失敗を繰り返す盗賊のトム、そして師匠に見込みなしと見做されて追放同然の扱いで修行の旅に出された魔法使いのジムもそんな冒険者達だ。とある冒険者ギルドで出会った3人は仕方なしにパーティを組んで冒険を繰り返す。当然、思うような成果は出せない。
初めて引き受けた依頼であるゴブリン退治で散々な目に遭い、引き受けた依頼先で騙され、儚い一攫千金を追い求めて空しい思いをし、せっかく手に入れた戦利品の価値がわからず損をし、そして名誉を求めて返り討ちにあう。
この冒険譚は、そんな平均より下の冒険者が織りなす失敗談である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-03 00:00:00
84851文字
会話率:56%
「生きるという事は目的ではない。生きるという事は目的を成すための手段だ。よって目的の無い人生は無意味だ。空しいだけだ」
生きる目的を渇望する男子が、異宇宙から来襲してくると脅威と、それに抗う少女達の500年にわたる闘争の存在を知り、「これだ
!」と戦いへ身を投じていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-26 19:25:32
104572文字
会話率:28%
あらゆる者が行き交う辻の上に、古き時代から在り続ける旅籠屋。
竹の垣根に囲まれた辻堂と呼ばれる旅籠屋には、人に迷い己に迷った者達が訪れては去っていく。
チリンと鳴るしか能のない、鈴の一人語り。
それは誰にも知られずに闇に埋もれる者達
への、弔いの語り。
物言わぬ鈴の、空しい独り言にすぎない。
ハーメルン様にもこの作品を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-12 19:09:46
102795文字
会話率:32%
ある小説を読み終わって、何だかすごい空しい気分になったので勢いで書きました。
最終更新:2013-05-17 12:20:50
238文字
会話率:0%
世界が空しいなんて、自明だろう?
最終更新:2013-05-03 18:52:50
206文字
会話率:0%
昼休みを教室で過ごすことに窮屈さを感じていた竹村は外に出ることにした。しかし校内に設けられたベンチは既に誰かのスペースになっている。このまま教室に戻って食事にするのも空しい。そう思った彼は一人でお弁当を食べていた少女に声をかけることにする。
最終更新:2012-04-25 19:06:41
18540文字
会話率:54%
100均で買った箱の中に 人形が入っていた
その人形は動きだし「世話になる」と 驚く私にこう言った
怖い存在ではなさそうだが 一体どうして こんなことになったのだろう
それから この人形との不思議な共同生活が始まった
最終更新:2010-09-11 01:13:32
87519文字
会話率:82%
「月の子」と呼ばれる子供達。その特異な能力ゆえの苦悩と悲しみ。
大きな力と対峙し、散ってゆく幼い命。しかし、魂は再び故郷へと集う。
*このお話はとある企画に参加するための作品のプロットでした。長編になるため期間内に完結できないという理由か
ら企画に参加できない作品でした。いつか完成させようと思いつつ月日だけが経ってしまいました。
ということでプロットですので、ご了承くださいませ。
いつか、いつか完成させたい!!という空しい願いだけを抱いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-24 00:01:56
6651文字
会話率:9%
悪魔の空しい話。短編。
最終更新:2010-02-19 09:40:31
981文字
会話率:20%
いつの間にか、空は黒に落ちていた。まるで、星の消えた宇宙のような暗闇が窓の外に広がっていた。そこには何もかもが存在し、また何もかもがなかった。その闇に潜んでいるものがいるとすれば、そいつは何を望んでいるのだろうか。
舞の顔からは血の気が
失せ、白というよりはそのまま霞んで消えてしまいそうな色をしていた。舞の後ろに拡がる漆黒とその色の不思議なコントラストが僕を我に返らせた。
「ごめん」と言い、僕は舞の手首を放した。
舞は放心したかのように、血に染まった包帯を見つめていた。まるで、今まで生きていると思っていた友達が、実はぬいぐるみだと気付いた子供のように。
僕がナースコールに手を伸ばそうとすると、舞がその腕にそっと触れた。
舞は造形美を目的に作られたような、ぞっとするほど優しい笑顔を顔に張り付け、綺麗な涙を一滴、僕の腕に落とした。その涙はまるで生きているみたいに僕の体に入ってきた。
僕も舞と同じように、涙を流すという行為をしたかった。でも、僕に涙を流す資格は無いらしい。たまらなく悲しく、空しいのに涙は一滴も流れてくれなかった。
<本文より>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-06 03:06:14
12881文字
会話率:7%
思春期のラストスパート。たいていは考えるだけ。空しい心。を表現してみました。
最終更新:2009-07-28 22:11:43
958文字
会話率:2%
夜道の中人知れず再開する二人の男。一人は追いかけ、一人は逃げる。それは、あまりにも空しい出会いだった。
最終更新:2007-11-18 18:48:55
2033文字
会話率:41%
勢力を盛り返した平家。一方、保元の乱とはうってかわって、大敗を期した源氏。赤い平家と、白い源氏の空しい戦いは、果てしなく続く……。
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最終更新:2005-11-12 13:30:00
1071文字
会話率:21%