*第2回ファミ通文庫大賞特別賞を受賞し、書籍版1巻が2021年9月30日に発売します!
*さらにコミカライズも決定! 電撃コミックレグルスにて書籍に先駆け2021年9月24日に月刊連載スタートです!
「兄に言われ、借金のカタとして参じまし
た。これからよろしくお願いいたします」
大学1年の夏、白木求の1人暮らしのアパートに突然押しかけてきたのは、彼の友人である宮前昴の妹、宮前朱莉だった。
求にとって朱莉は同じ高校の後輩にあたるが、高校時代殆ど話したことがなかった。
抱いていた印象も、学年を越えて話題にもなるどこか浮世離れした美少女という外見と、兄思いの良い子というフワッとしたものくらいしかない。
そんな朱莉が突然、兄・昴の借金のカタとして身を差し出してきた――それも、たかだか500円の借金の為に。
あまりに突飛な展開に戸惑う求だったが、そんな彼を強引に言いくるめ、着々と居候の準備を進めていく朱莉。
しかし、当然この借金のカタ云々には裏があった。
実は朱莉は以前から、求に対して特別な感情を抱いていて――
少し残念な一面も見え隠れする債務者の妹と、そんな彼女の好意に気が付かない兄の債権者との、奇妙な同居生活が始まる。
「これは本気で取り立てた方がいいな……」
「ふふふ、気長に行きましょう」
時には理路整然と、時には勢い任せに、時に空回りしながら、2人は少しずつ互いを理解し、距離を詰めていく。
これは、そんな2人を描いたひと夏の物語である。
※同タイトルの短編の連載版です
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-29 12:00:00
107844文字
会話率:56%
青年・愛原白木は、突如真っ白な空間で女神様から頼み事をされます。
世界が迎える終末、その阻止を。
彼は女神様の小柄な娘と共に、ダンジョンを運営し、成長し、終末を生き延びます。しかし出会う相手は敵も味方も様々な面で格上ばかり。無双どころかオプ
ション多数でようやく互角です。
また、人間とはほとんど戦いません。魔族とも。それほどシリアスでもないし、みんなのんきに生きてます。
最初の内は主人公が浮ついてますが、その後はそんな雰囲気も減って落ち着きます。
内容的には魔物達との交流と、ダンジョンの創造と戦闘がメインになります。主人公が無双できない、目立たない、恋愛が薄いとなろう感が少ないです。ダンジョンも即死トラップとか無くて、普通に敵味方で殴り合ってます(直接戦闘)。先頭に立って世界を救うような話ではありませんが、貢献はします。キャラクターは善良な者、人格の成熟した人物が多めです。
試し読みしてみる方は、第一話はプロローグ(ありふれた神様と話すだけ)なので二話から見ても問題ありません。てかそのために二話前書きにあらすじ書きました。
プロットとか無いので、話に矛盾があります、すみません。
誤字脱字、日本語のミスなどは結構な数存在するので、指摘していただけたら助かります。と言うか作者が喜びます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 17:45:55
626489文字
会話率:20%
【弟が嫌いな姉なんていません!】
白木賢兎<しらき・けんと>高校二年生は母を幼い頃に亡くして以来、父と二人暮らしであり、可も無く不可もない当たり障りのない高校生活を送っていた。
そんな賢兎にとって、学年一どころか高校で一番の美少女でイギ
リス人とのハーフで金髪碧眼、背が高くグラビアアイドルのようなスタイルを誇る姉崎アリスは、恋をする以前に高嶺の花すぎて、遠巻きから見つめるだけの存在だった。
しかし賢兎の父が再婚するとなった時に、再婚相手とその連れ子との顔合わせの場所に現れたのは――アリスとその母だった。
最初はそっけない態度だったアリスだが――
「アリスが四月生まれで、賢兎君が三月生まれだから、アリスがお姉さんで賢兎君が弟ね」
その一言で、彼女の態度が豹変した。
「わ、私がお姉さんなんだから、なんでも言ってね!」
長い新婚旅行に出掛けた両親に残された二人は、周りに内緒の同棲生活を始めることに――
「ご飯? 私が作ってあげる! だってお姉さんだから!」
「勉強教えてあげよっか? だってお姉さんだもの!」
「寝れないなら……添い寝、しよっか」
こうしてアリスとのドキドキ甘々な日々を賢兎は送ることになったのだった
これは、ひたすら義理姉のクラスメイトに甘やかされる一人の高校生の日常を描いた物語だ。
【注意事項】
*他所にも投稿しています
*ラブ甘日常もの
*ハッピーエンド
*NTR等の要素は一切なし
*糖度高め、辛要素ゼロ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 18:00:00
17337文字
会話率:51%
世界のはずれのそのまたはずれ、人間が想像できないくらいの世界のはずれ。
そこにはいろんな種族が暮らす小さな村があった。
小さな村で起こるのは「胸躍るような冒険」でも、「熱く胸を焦がすロマンス」でもなく、「普通の日常」だけ。
でも、人間以
外にとっての「普通」って……?
人間以外なら誰でも歓迎。
小さな村で暮らす住人たちの物語が今、はじまります。
※一話完結を基本としています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 20:00:00
6668文字
会話率:33%
記憶を失った少女を引き取ったのは、悪魔のように美しい軍人だった。
――いかにして、少女は帝国に亡びを齎したのか。
レナ・ダールベルク。
マグノリア帝国史上、最も陰惨な時代の元凶であり、亡びのきっかけとなった娘。
彼女が火刑に処されたのは
、白木蓮の花咲く、美しい春のことだった。
これは後世において、傾国の娼婦と呼ばれた少女をめぐる歴史の一幕。
ふたりの過ごした幸福な10年間と、その幕引きの物語。
※完結後、改題しています。(変更前:『忘却令嬢は、悪魔な軍人に溺愛される ~なお、18歳の春、火刑に処されることとする~』)
※テーマは『血みどろプラトニックラブ』/最初から最後までシリアス。
※個人サイト「http://snowsheep.sakura.ne.jp/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 11:15:55
92726文字
会話率:40%
N中学の野球部に所属している陽太は監督の白木に差別的な扱いを受けている。陽太の事を心配し、寄り添おうとする同じ野球部の矢一であったが、陽太は気にしている様子を見せない。ある日、陽太はSNS上で知り合った一人の若い女性・美鈴を呼び寄せて、母親
・美鈴の経営するクリーニング屋でアルバイトとして紹介する。陽太が野球部の練習試合に出掛けている間に、美弥子と美鈴は打ち解けていく。美弥子は試合に一度も出なかったため汚れていない陽太のユニフォームを、美鈴に業務の流れを教えるために練習用として洗濯から梱包まで使用する。美鈴と陽太もSNSでのやり取りのように、プロ野球の話で親交を深めるが、美鈴に自分をここに呼んだ本当の理由を教えてと言われた陽太は動揺をみせる。その後、野球部員に「自主練をするから」と河川敷に呼び出された陽太はそこで白木に遭遇する。白木は試合に出す代わりに一発だけ殴らせて欲しいと陽太に懇願する。受諾した陽太が白木に殴られ、苦悶しているところに矢一が駆けつけて警察を呼ぼうとするが、陽太はそれを拒否する。矢一とともに家に帰った陽太は腫れあがった頬を美弥子に心配されるも「デッドボール」での怪我だと、矢一に嘘をつかせて納得させる。矢一は本当の事を話した方が良いと陽太を説得するが、陽太は拒否し続ける。そこへやってくる美鈴は、陽太の怪我が「デッドボール」でないことを見抜き、自分が白木の娘であることを陽太に訴求し、君が企んでいたように自分を殴って復讐すればいいと言う。しかし、美鈴をただ友達だと公言する陽太。曖昧な関係のまま、三人は夜の公園に野球をしに出掛ける。おなじ夜、クリーニング屋で閉店後の作業をしている美弥子の元に白木が訪れる。白木は陽太を殴ったのは自分であることと、昔、美弥子の亡き夫・富雄の部下で富雄に差別的な扱いを受けていたことを話す。美弥子に迫る白木。そこへ帰ってきた陽太が白木をバットで殴り白木は倒れる。矢一、美鈴、配達業者も駆けつけ騒ぎになる中、陽太は一人和室に戻って自分のグローブを黙々と磨き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-27 12:59:30
8506文字
会話率:55%
最愛の妹を庇って異世界転生を果たした白木 春(しらき しゅん)は、厳しい異世界を生き抜くべく、理想のパーティーを目指して仲間を探す。
ただし、集まった仲間は実力者ではあるものの、一癖も二癖もある変人ばかり。
例えば、シリアスが続くとギャグ展
開を呼び寄せるポンコツ女神。
例えば、やらたと気が利く良妻賢母なスライム。
例えば、語尾がおかしい保護者気質のロリドワーフ。
他にも、関西弁なガラクタ発明家や、守銭奴シスター、経歴不明で実力未知な年齢不詳の謎の美女など、バラエティー豊か。
ついでに、キザなドジ野郎とドM盗賊が男友達として参戦。
そんな愉快な仲間たちと異世界を満喫……できるかどうかは、これからの頑張り次第である。
★色々と手探りで試行錯誤していくので、温かく見守って頂けると幸いです。
★この作品は「ノベルバ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 22:01:33
136668文字
会話率:44%
気が付くと、田中陸太は悪党だらけの海賊船の甲板にいた。
凶悪な面相な男どもに銃を突き付けられ、いきなり大ピンチ。
もはやこれまでと観念したとき、突然、船内に海賊どもの怯えた声音が響き渡った。
――海賊狩りだ!
現れたのは3
人の女たち。
圧倒的な戦闘能力を持つ彼女たちはあっという間に海賊どもを制圧し、陸太を助けてくれた。
しかし、安堵したのもつかの間。
実は彼女たちもまた、世界一危険な海に生きる少数精鋭の女海賊だった。
海賊を狩る海賊。
船長のミスティエ率いる、通称『白木綿(キャラコ)海賊団』である。
白木綿海賊団は政府や企業などから報酬をもらって犯罪者を退治する、いわゆる“傭兵”であった。
陸太は“ポチ”と名付けられ、下っ端として働き始めることに。
彼女たちの根城は世界貿易の入口「エブエ運河」の南端に位置する“フリジア”。
そこは急激な経済発展を遂げ、経済特区に指定された悪党だらけの都市だった。
あらゆる犯罪が横行するその街で、陸太は、白木綿の一員として生きていくことになるのだが――
様々な運命に翻弄されつつも、たくましく生き抜いていく少年のピカレスク浪漫。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-11 07:05:53
575025文字
会話率:42%
全力でぶつかって全力で崩れる男である哀昏明は、友人の魔法使い(哀昏明は一切信じてはいない。なぜなら哀昏明の方が強いからである。)の天野雪を救うべく異次元に飛んで行く。飛んで行った先は魔法を使うのが当たり前な世界。哀昏明に半強制的に連れてこ
られた友人の伊藤仁と佐藤瀬里と白木美優とニュークリエルは目の前の光景を見て唖然としてしまう。正確には唖然としていたのは白木と佐藤で、伊藤とニュークリエルはため息。問題はこの哀昏明という男、魔法が見えない!哀昏明にはこの次元の人が全員「パントマイム」を披露しているようにしか見えなかった。だが、哀昏自身自分が魔法を見ることができないことはすでに把握していた。なので「やっぱり・・・」という感覚だった。
伊藤仁という物知りな男はこの状況に不安を抱いていた。哀昏明は「天野を連れ戻す!」と言っていたが、天野は魔女。つまり、どちらかというと「天野は今現在を持って連れ戻されている。」と考える方があっているからである。哀昏明にこの真実を言うべきかどうか。どちらにせよよくない状況というのだけは間違いない。伊藤は悩みまくっている。この男、魔力はスズメの涙程度しかないくせに一応魔法が使える。使える魔法は「間接出力型ブラスター」というビーム。誰かに教わったこのビームは少ない魔力でもかなりの破壊力が期待できるビームなのだが、物騒なものに変わりはない。なので、日常生活では絶対に使えないのが悩み。哀昏明の師匠をやっているが、かなりスパルタ修行をさせるようななかなか怖い男。まあ、これには少々理由があるのだが・・・。
ニュークリエルという女は伊藤の不安に気付いている。この女、伊藤仁の師匠で無茶ぶりばっかりするなかなか困った人。手足を無くし義足義手を使って生活をしていたが今は哀昏の家で哀昏に甘えまくっている。弟子の弟子を子機使ってやろうとか考えていたのだが、思ったより哀昏がいいやつだったので、子機使うから甘えさせていただくになってしまったのだ。伊藤に魔法を物理攻撃方法を教えまくった女だが、「間接出力型ブラスター」の考案者ではない。というかブラスターを使うこと自体できない。ちなみに、伊藤には「もう大丈夫」と言って修行拒否されたままになってしまっている。その分哀昏明をしごきまくったいる。これは八つ当たりと言っていいほど。それでも絶望しない哀昏明に期待している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 17:32:21
1062文字
会話率:25%
今、世界中で起こっているパンデミック。
これはひょっとしてファティマの予言書の第三の予言なのか。
わずか数人でスタートしたプロジェクトがやがて世界を救うストーリー。
この物語はフィクションであり、実在する団体や名称とは一切関係がありません。
参考・Wikipedia、白木公康教授各種論文。
カクヨム、ステキブンゲイでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 20:02:11
33081文字
会話率:33%
20xx年、義務教育が終了さえすれば、大富豪での賭け事が許された現代日本。大富豪は日本の国民的競技でプロまで存在する。子供たちの憧れの職業ランキングで常に上位に位置するプロの大富豪プレイヤー。通称『ランカー』と呼ばれる。その中にも、勿論だが
、階級が存在する。S、A、B、C、Dと五段階級である。
家庭を顧みずに『大富豪』に全てを捧げてS級ランカーになった父。病弱の母は死の寸前でも父に対する愚痴の一つすら溢さずにいたが、幼い娘の華凛(かりん)には、父に対する嫌悪感しか抱いていない。
そして、母の葬儀にも顔を出す事もしない父。そして、叔母に引き取られた華凛は父に復讐する事を決意する。
大富豪に人生を費やしている父に敗北を与える事を目標に生きる青野華凛(あおのかりん)の奮闘記である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 00:00:00
757文字
会話率:0%
大学生だった俺はバイト先のコンビニで勤務してたら、コンビニ強盗が現れ、なんやかんやとしていたら、死んでしまった俺が異世界で蟷螂(カマキリ)に転生していたお話。異世界で蟷螂として生きて行く決意を決めて、異世界ライフを満喫していたら死神と呼ばれ
る存在になった一人じゃない、一匹のお話。
主人公はチートです。ゆくゆくは、魔王となり、他の魔王を滅ぼしたり、仲間にしたり、さらには神とも戦ったりするお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 00:00:00
183587文字
会話率:40%
とある森の中に最高級食材の一つに数えられるキノコがありました。そのキノコに何の因果か知らないが大地の精霊―――ノームが宿ってしまった。その結果、自我のあるキノコが誕生したのであった。そんなキノコの精霊が繰り広げるドタバタコメディである。『キ
ノコの精霊だっ!』……略して『気のせいだ』を宜しくお願いします。
『oso的 キノコ擬人化図鑑』の二次創作作品/『キノコの娘大賞』応募作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-26 00:00:23
2459文字
会話率:36%
白木秋人は21歳。成績も運動もいたって平凡、就職浪人一歩手前の大学4年生だ。
実家の仕送りに釣られ、夏休暇を利用して、無人の祖父母宅の後片付けを請け負うことになった。
そんなとき、15年前に失踪したはずの叔父の征司が、押入れから鎧姿でいきな
り帰ってきた!
異世界に行っていたという叔父に連れられ、秋人もまた異世界に行ってみることに。
そこで発覚する、半獣人族の征司の妻と娘の存在――
家族の生活を守るため奮闘する征司に協力し、秋人は叔父の下で就職することに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-25 13:00:00
426140文字
会話率:28%
シオンと『勇者』ルークは親友だった。
同じ村で生まれ育ち、同じ日に冒険者となるべく村を出た。
『勇者』となった親友と冒険を続けるシオンだったが、ルークを初めとした勇者の仲間達との実力差を感じずにはいられなかった。
そしてある時、ルー
クの剣がシオンを斬った。
戦闘中の事故だったが、シオンは聞いてしまった。
親友の「目障りだった」という呟きを。
自分が足手まといと思ったシオンは勇者の仲間から離脱する事を決意する。
一人、街へと戻るシオン。
それを襲撃する冒険者達。
『勇者』の攻撃の対象になったシオンを魔物と誤解する者たちによって窮地に陥るシオン。
その彼を救ったのは、賞金稼ぎの少女ラフィ。
ラフィは、強力な力を持つ冒険者を容易く倒す。
それは、彼女の持つ冒険者殺しの技術だった。
助けられたシオンは、そのまま賞金稼ぎ達の元で保護される事になる。
森小人のラフィ。
ウルク=ハイの大剣使いレオナ
白木のフレイルを操るエルフのドナと鬼族のミケラ。
美しい女性賞金稼ぎ達に守られ、修行をつけられ、襲撃者を倒し、シオンは強くなっていく。
一方『勇者』ルークは勇者に与えられた能力を制御しきれずにいた。
親友のシオンを傷つけ、失った事も彼の苛立ちを加速させた。
そんな中、「完全に服従した相手には勇者の能力は自動発動しない」事にルークは気付く。
周囲への被害を防ぐため、自分に平伏させるルークに、反感を覚える人々。
徐々に孤立するルークを知ったシオンは決意する。
『勇者』から親友のルークを取り戻そうと。
これは一人の少年が勇者(しんゆう)を倒す(すくう)物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-09 19:52:22
77311文字
会話率:27%
正直、生きている実感が湧かない。
いつからだったかな。そんな風に感じるようになったのは。
まだ二十にもなっていないのに人生を悲観するは早すぎる気もする。だけど、ただ学校に行って勉強して、家に帰って家族と過ごす――そんな一定に刻まれてい
く時間の中で繰り返される日常。
もちろん全部が全部退屈で仕方がないってわけじゃない。友達といる時間は楽しいし、むしろもう二度と戻らない今は大切にしたいとは思う。
ただ……そうは思っても、完全に型にはまってしまった毎日を過ごすだけでわたしは本当に幸せなんだろうか。
そりゃあ、このまま大学に行って、就職して、結婚をして……普通に生きていればそれなりの幸せは味わえるだろうけど、それ以上の幸せは絶対に味わえない。「じゃあ、それ以上の幸せってなんだ?」って自問してみてもその問いに答えることができるわけじゃないし……。
ちょっと背伸びをしてみればまた変わった世界が見えてくるのかもしれないけど。でも、その背伸びが過去さえ変えてしまう博打になるんじゃないかと、怖くてそれすらままならない。
まったく、どうしたいものだか。自分自身のことなのに、一体全体何をしたいのか皆目見当もつかない。
変化に希望を抱きつつも結局は消極的な性格……それがわたしの傾向――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-30 01:13:57
10335文字
会話率:28%
〝つぎに会うときは結婚しよう″
〝うん……約束だよ!″
いつかの放課後交わしたあの約束……それは後先なんて何一つ考えないで、その場の流れや一時の感情だけで交わしてしまった――――最悪の約束だ。
最終更新:2018-03-18 22:16:24
8218文字
会話率:40%
某都内に立地する、私立鳳凛高校。
その学校には、絶対的“高嶺の花”がいた。
彼女の名前は白木院純。お嬢様で、何でもできる超完璧人間―――のはず。
そんな彼女には、誰にも言えない、ある秘密があった!
そしてこの物語は、もう一人重要な人物
がいる。
彼の名は一条薫。彼の家も名家で、そして彼も何でもできる完璧人間である。
そして、そんな彼にも秘密があって――⁉
そんなお互いの“秘密”を巡り、振り回し、振り回されながらやがて二人の間に恋愛感情が―――芽生える予定である。
笑いあり、涙あ…もしかしたら出ないかもしれないが、多分笑いはあるはず。
不器用な二人が描く、学園コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 21:02:07
18711文字
会話率:30%
松木一郎は祖母が住む掃晴村に父と共に帰省していた。だが、あいにく天気は雨。特にすることも無く、祖母の家でダラダラしているだけの一郎だったが、祖母にかかってきた一本の電話から、長い長い夜が始まる……。
最終更新:2018-10-03 23:31:18
49631文字
会話率:24%
《お詫び 2018年9月15日》
一年も放置してすみません…。
でも、また頑張って連載を続けていきたいと思いますので、応援して貰えると嬉しいです…。
第一部が完結しました。
《あらすじ》
恋愛歴なしの三十五歳の無職
の男、白木直也は脳梗塞で倒れた父親の介護に追われていた。
どう考えても、逆転できそうにない人生を送っていた直也だが、それでもまだ絶望はしていなかった。
そんなある日、直也は急に意識が朦朧として、視界がブラックアウトしてしまう。
そして、次の瞬間、直也はゲームのラスト・ブレイブ・ファンタジアの世界に似た世界にいた。
しかも、自分の姿も十五歳の少年に変わっていて、腰には剣まで下げていたのだった。
いきなり異世界に放り込まれた直也は、ゲームの知識を頼りに危険な冒険に挑もうとする。
これは、例えどんなに不幸でも、自分の人生を決して諦めない男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-29 17:56:52
206232文字
会話率:33%
そこは鬼と神とに見出された人間によって構成された怪異討伐専門組織、白木派一門。
彼らの日常と、彼らがここに辿り着くまでの話を『語り手』である僕が君に話してあげる。
これは運命を決めた神様と、それに抗わない彼らの物語さ。
さて、質問な
んだけど、僕は誰だ?
################
暴力表現
BL表現あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 03:15:58
9281文字
会話率:16%
大陸でも一、二を争う大国、リーゼンハイム王国は滅亡の危機に瀕していた
それはたった一人の女によって引き起こされ、その傾国の美女とも呼ぶべき魔性の女は国の中枢を惑わし、多くの男性を虜とした。
この出来事は後に王国の恥として歴史の闇に葬り
去られ、後世には語り継がれることもなく消された物語である
繰り返します、この小説は文章はめちゃくちゃです、モチベーションのため投稿はしますが推敲どころか読み物ですらないです、お読みにならないで下さい
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-19 14:20:37
29506文字
会話率:50%
高校一年生で芸能界デビューした男と当時付き合っていた女。
男はまだ心のどこかで彼女を思っていたが彼女には子供がいた。その嫉妬で女を監禁してしまう。
監禁生活で見えてくる女の秘密とは、、
最終更新:2018-05-31 14:59:19
228文字
会話率:0%