「前世は犬だけれど、今世は人間ですもの。待てなんて出来っこないですわ!」
北の大地アルベロンドを治めるノヴァリス伯爵家の若き当主、ジルベルト・ノヴァリスに、突然の縁談が舞い込んだ。
相手は侯爵令嬢フィオレンティナ・エルミーニ。王都では『エル
ミーニの薔薇』とまで謳われる絶世の美少女だ。
そんな雲の上の人物が、なぜこのような田舎貴族に嫁ごうというのだろうか。しかし謎の令嬢フィオレンティナは、どうやら訳ありのようで……
北国で生真面目に生きてきたジルベルトと、そんな彼が好きで好きでたまらないフィオレンティナのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 08:11:47
92084文字
会話率:39%
いつの頃からか前世というものを思い出していた。思い出していたけれど特に使えもせず、普通に田舎貴族の子どもとして生まれ、学校へ行くことになった。そこで出会った同じ転生者の面々と、実は乙女ゲームの世界だったという事実。だけどそんなことはあまり関
係ないかも。ヒロインと攻略対象をこっそり調査しながらのほほんと過ごす。そんな日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 06:00:00
66519文字
会話率:46%
とんでもない婚約話が来てしまった。政略結婚のお相手は好条件過ぎる上に、なんと"氷雪の翼獅子"なんていう仰々しいあだ名のお方らしい。田舎貴族の三女には正直荷が重い。
とはいえ「よいな! 何がなんでも気に入られろ!!」と父上
に厳命された以上は、しっかり努めを果たさねばならない。お家のために絶対に落としてみせます。
兎は獅子を狩るにも全力を尽く……あれ?婚約者様、意外に普通の人?
ーーー
田舎から王都にでてきた主人公令嬢と、クール系銀髪美形婚約者のお話です。
主人公、恋愛要素全然ダメなポンコツですが、婚約破棄はありません。なぜかハッピーエンド(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 18:00:00
12668文字
会話率:31%
領地が隣の田舎貴族同士で爵位も釣り合うからと親が決めた婚約者レオン。
学園を卒業したら幼馴染みでもある彼と結婚するのだとローラは素直に受け入れていた。
しかし、ふたりで王都の学園に通うようになったある日、『王都に居られるのは学生の間だけだ。
その間だけでも、お互い自由に、世界を広げておくべきだと思う』と距離を置かれてしまう。
挙句、学園内のパーティの席で、彼の隣にはローラではない令嬢が立ち、エスコートをする始末。
パーティの度に次々とエスコートする令嬢を替え、浮名を流すようになっていく婚約者に、ローラはひとり胸を痛める。
そうしてついに、恐れていた自体が起きた。
婚約者が同じ令嬢を連れて歩くようになったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 19:00:00
21152文字
会話率:31%
生まれも育ちも王国東端ロイヤー領の田舎貴族の娘、リリアーヌ・ロイヤー子爵家令嬢の物語。
リリアーヌは、絶世の美女なお母様とその口から発せられる至言の数々を生きる目標としながら、なんとか楽して世の中を渡りたいと奮闘する脇役精神あふれるご令嬢
。
そんなリリアーヌに振り回されながらも彼女を愛してやまない家族と(一部)領民たち。
安定した老後のために念願の商売を始めたのに、リリアーヌの知らないところで進んでいた陰謀(リリアーヌ目線)で急遽王立学園に通うことが決まってしまう。
学園では美少女なリリアーヌを狙う意地悪なイケメンたちに囲まれて、四苦八苦することもしばしば(あくまでリリアーヌの個人的な感想です)。
そんな疲れたリリアーヌを癒やしてくれるのは、人生で初めてのお友だちたちとの素敵なスクールライフの数々。
これは、お友だちとの交友を楽しみつつ、いかに早く学園を卒業してお店に戻るかを賭けた、リリアーヌの王立学園卒業RTA物語です。
※RTA=リアルタイムアタック。ゲームなどでクリアまでの最短時間を競う競技の一形態。
※恋愛成分はきっと極薄です。
※百合成分もたぶん意識して書けません。
※ざまぁは物語のはるか先にある予定です。
※意識してガバ設定にしてるのでお気楽に読んで貰えるとありがたいです。
※あらすじは嘘は言ってません。
※リリアーヌは乙女ゲームのヒロインです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:17:34
27240文字
会話率:19%
ある日の舞踏会でのこと、弱小田舎貴族であるサイハーテ男爵は皇太子殿下の突然の“新”婚約者発表によってなんの前触れもなく将来の皇太子義父にされてしまった。
大慌てて所領に逃げ戻ろうとする男爵だったが、敢えなく捕縛され、皇太子殿下の“元”婚約者
の実家であるスゴイチイノタカイ公爵邸へと連行されてしまう。
果たしてサイハーテ男爵は生きて所領に帰ることができるのだろうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 15:44:50
6639文字
会話率:28%
魔術がある世界。
その大国の田舎貴族の娘として生を受けたナナリエーラ・アルボンドゥルグは家族からも領民からも愛されて暮らしていた。
しかし、召喚術の研究の事故で炎の魔人が召喚される。
領地を襲う炎の魔人。領地が、領民が、父親が、魔人
に燃え殺され、ナナリエーラの日常は終わりを迎えた。
・・・・・・わたしのせいで村が。わたしのせいでみんなが。わたしのせいでお父さまが。
絶望するナナリエーラ。
そこへ世界中から恐れられる化け物を自称する少年が現れ魔人を撃退する。
助けられたナナリエーラは生きていくためもうこんな事故は起こらないように少年の弟子となり旅について行く。
それぞれ異なる目的を持った2人は時勢に翻弄されながらも世界を冒険する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 06:00:00
190830文字
会話率:57%
目を覚ますと、魔術が使えずバカにされる田舎貴族の赤ちゃんに転生していた。
名前はリッドという。
転生先のスプリングフィールド家という子爵貴族は、百年間も魔力を持つ人材を輩出できず、没落しっぱなし。
そのため他の貴族たちからバカにされていた
。
だがリッドには、極めて強大な魔力が秘められていたのである。
彼は赤ちゃんの頃から努力し、次第に自らの魔力をコントロールできるようになっていく。
「両親をこれ以上バカにされないよう、魔術でお家を再興しよう」
そう決意するリッド。
しかし――修練の末に【呪言使い】となった彼の実力は、規格外だった。
「ちょっと待って? 呪言って強すぎない?」
これは実家を救うべく努力した結果、図らずも無双状態になってしまった少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 12:22:11
115053文字
会話率:38%
シアラは、田舎貴族のファニング家の長女。父を亡くして以降、使用人を解雇した継母によって小間使いの様に働くことを余儀なくされていた。自分では何もやらず、シアラ一人に仕事を押し付ける継母のドルエラと妹のリリアーナ。この女三人の家庭を支えるため、
シアラは一考し、跡継ぎである自分が婿を取る事を考えた。
—―しかしそれは、シアラに家を継がせたくないドルエラに阻止される。彼女はシアラが進めていた縁談の内容を勝手に変え、自分が可愛がっているリリアーナに婿を取ってもらう事にしたのだった。
—―この一件で家に居場所が無いと思い知らされたシアラ。そんな失意のシアラの元に、一羽の鳩が訪れる。それは、かつてファニング家で執事見習いとして働いていた青年から送られた伝書鳩だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 22:07:50
20933文字
会話率:35%
~田舎貴族の四姉妹が織りなす、日常と恋愛ストーリー~
長女、真面目でしっかり者のソフィア。妹たちの面倒を見るのが趣味。
二女、美人で気立てが良く優しいフローラ。刺繍がとっても上手。
末娘、人形のようなかわいらしい見た目だが大人しい性格のリ
リー。絵を描いたりピアノを弾くのが好き。
そして主人公である三女のエマ。本と家族と親友のメアリーが好き。
そんな四姉妹家族とそれを取り巻く人間関係を綴った日常の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 10:59:52
526文字
会話率:31%
最初の生は大賢者、次は田舎貴族の三男坊、そして三回目の転生は魔王として生きた。
大賢者の生涯は人の崇める視線から逃げて森の奥、隠居生活で一人寂しく終えた。
二回目は優しい家族のに囲まれて、普通の人族としてのびのび過ごしていたのに、家族が貴族
の罠にかかり処刑された。
――人なんて嫌いだ。大嫌いだ。もう、醜い心は見たくない。
なのに、迎えた三回目の転生。
卵から産まれた自分は魔界を統べる魔王だった。
絶対的な存在として君臨している魔王の元へ、討伐するため勇者パーティーがやって来て……。
ほんの少しの期待で眺める魔王を封印した勇者の人生。
ああ……でも、やっぱり、人はなんて醜いのだろう……。
勇者とともに命を終えた元大賢者で元魔王。
果たして四回目の転生はあるのだろうか?
連載の新章に行き詰って書いた作品です。
※書きたい所だけ書いたクオリティです。
※ご都合主義ファンタジーです。辻褄合わなくてもお許しください。
※タグ迷子。地雷があったらごめんなさい。
アルファポリス様、カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 22:00:00
6045文字
会話率:18%
田舎貴族である、子爵家のユリアナとマリアナ。
頭をぶつけた二人は転生をしていて前世も双子だったと思い出す。
前世でゲームや小説が好きだった二人は何が起きるのかとワクワクしながら過ごすも、ヒロインが転校してくるでもなく、悪役令嬢がいるわけで
もなく、それはそれは平和な生活を送っていた。
ある休日の午後、兄のユーリックが突然変なことを言い出した。
「すまない……二人とも、嫁に行ってくれ!」
「「え?」」
どこかの歳の離れた男爵に売り飛ばされると勘違いした双子は家から抜け出そうとするも、なぜか兄の友人ライアスとその弟マティアスがそこにいた。
二人の婚約相手とは……?
ーーーーーー
短編で書いていたものですが、思ったより文字数が多かったので連載にしました。
全7部と連載にしては短いですのでお手軽に読んでいただけると思います。
誤字脱字を修正しながらになりますが、完結に向けて投稿予定です。
もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。
★ブックマーク、評価等もお待ちしております!★
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 12:22:39
17988文字
会話率:47%
目の前で燃え広がる炎。足下に見える黒い影。
その先に見えたのはかつて、自分の悪夢を見せた城の変わり果てた姿だった――
かつては田舎貴族の子爵令嬢として生まれたエミリア・ハールトネン。牧草に塗れながら大口を開けて笑う日々。貧しいながらも幸せ
な日々だった。優しい兄と幼馴染の少年と愛馬のハミル、厳しいけれど優しい母と、蜂蜜のように甘いけど芯の通った賢い父。エミリアは貧しくても健やかに活発に育っていた。
そんな幸せな日々は、突然崩れていった。
母が何者かに殺され、エミリアはルター公爵に拐かされた。目的はエミリアの父への復讐。エミリアは光も届かない地下室で少ない食糧で労働を強いられた。女がやらないような仕事まで強いられていたが、味方のいない場所では助けは期待できなかった。
このまま、生きるか死ぬかの瀬戸際で苦しみ続けなくてはいけないのだろうか。生きる希望も見出せないまま生きていると、ある日突然隣国の軍が攻めてきた。混乱に乗じて地下室から出ると、城は原型を留めないほどに壊されていた。
どこに行くことも出来ずにいると、ルター公爵に見つかり捕まってしまった。
敗戦国として金、土地、糧、武器、あらゆるものを取り上げられ、王家や公爵家から娘を差し出すことも求められた。愛娘を差し出したくないルター公爵はエミリアを娘だと偽って差し出した。
その時、彼の男の心を揺さぶった。
「まさかお前が献上されるとは夢にも思わなかった」
エミリアの目の前にいるのは、幼馴染の少年の面影を残した青年ルドヴィク・ガルデッラだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 19:00:00
6059文字
会話率:49%
オーブリーはおしゃれより読書好き、薬作りや土いじりに癒やしを感じる伯爵令嬢。家族そろって領地に籠もって研究に勤しんでいる田舎貴族だ。そのせいかついたあだ名が『貧乏草令嬢』。家でハルジオンを育てているのは理由があるのに······。そんな彼女
ももうすぐ学院卒業。そうしたらすぐに2歳上の婚約者ケインと結婚することになっているはずなのだが、この頃侯爵家の仕事が忙しいとさっぱり会おうとしない。これは何かあるかと思っていたら、呼び出された流行りの喫茶室で、ケインは私の目の前で公爵令嬢アレクサンドラとイチャイチャしながら『真実の愛』に目覚めた結果『愛の結晶』を授かったから婚約破棄すると言い出した。『貧乏草令嬢』は弁えて身を引け? 『真実の愛』って要するに浮気でしょ? こんな男いらないけど腹が立つから反撃してやる! 『真実の愛』と正々堂々戦って勝ち逃げします!
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 19:58:27
13805文字
会話率:44%
帝国領の田舎に住む辺境伯令嬢アザレア・グラジオラスは、父親の紹介で知らない田舎貴族と婚約させられそうになった。けれど、アザレアは宮廷錬金術師に憧れていた。
こっそりと家出をしたアザレアは、右も左も分からないままポインセチア帝国を目指す。
SSS級宮廷錬金術師になるべく、他の錬金術師とは違う独自のポーションを開発していく。
やがて帝国から目をつけられたアザレアは、念願が叶う!?
人生逆転して、のんびりスローライフ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 18:00:39
66827文字
会話率:49%
僕はティモシー・ダルトン。伯爵家次男で、将来の夢は音楽家。王立学園で同じクラスに転入してきた田舎貴族令嬢のビビアンが気にかかってる。彼女は美少女の自覚があるくせに、なぜかその風貌も天性の小悪魔しぐさも隠してあえて地味に過ごそうとしてるんだ
。
ついついちょっかいを出してるうちに、僕らは秘密を共有するようになった。彼女も僕を好きだと思っていたのに、意外過ぎる理由で拒まれ…?
何度も別れては再会を繰り返す二人の、ビターな恋愛ストーリー。
この作品は、『千の箱庭〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』のスピンオフです。ほぼ独立した作品として、本編未読でも支障なくお読みいただけます(ただし本編の方は壮大にネタバレするかも…)。また、作品の雰囲気はかなり違いますのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 19:00:00
151504文字
会話率:47%
物語かゲームの中のようなファンタジーな世界に転生した男ブルース。 彼の前世はありふれた日本人だ。 田舎貴族の長男に生まれた彼は気負うことなく、今世の人生を紡いできた。
・・一方。
物語の登場人物には役割がある。 ブルースにも果たすべき役が
あった。
彼に与えられた役回りは『ざまぁ』執行人。 好色卿と揶揄されるブルース・マスタング辺土伯は断罪された悪役令嬢を娶って無体を働く変態貴族なのだ。
そうとは知らず、転がり込んだ麗しの花嫁に浮き足立つブルース。
断罪された・・追放された・・仲間に裏切られた・・。
不遇な物語の登場人物を嫁に迎え、ブルースの物語が動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 03:00:00
207893文字
会話率:64%
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、ハズレスキルだと思ってた大工ス
キルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 12:00:00
455258文字
会話率:39%
辺境の田舎惑星の貴族、ユルグ・ノンヴィ・イナーカスに結婚の話が持ち込まれた。
結婚相手は、銀河帝国の公爵令嬢フェリシアーデ・フィン・ローエンドルフ。
彼女は皇太子オルトリタールの婚約者だったが、帝国の学園にて、皇太子が特待生の少女アリ
シアと恋仲になったことに嫉妬し、彼女を迫害し追放しようとした所、その悪事が明るみになり、断罪され婚約破棄された。
そしてその罰として、田舎貴族の元に嫁ぐことになったのだ。
「超不良物件の罰ゲームじゃねーーーか!!」
逃げ出そうとしても撃墜され、星から出られないユルグ。もはや逃げられない。
失脚した悪役令嬢を押しつけられることになった貴族の少年、ユルグのスローライフ結婚生活が今、始まる。
※この作品はカクヨムにも掲載しております。
※短編版は日間ランキング46位いただきました。
※短編版を読まれていない方は、ネタバレを含むので短編を和まない事をお勧めいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 08:41:17
146035文字
会話率:36%
辺境の田舎惑星の貴族、ユルグ・イナーカスに結婚の話が持ち込まれた。
結婚相手は、銀河帝国の公爵令嬢フェリシアーデ・フィン・ローエンドルフ。
彼女は皇太子の婚約者だったが、帝国の学園にて、皇太子が特待生の少女と恋仲になったことに嫉妬し、彼女を
迫害し追放しようとした所、その悪事が明るみになり、断罪され婚約破棄された。
そしてその罰として、田舎貴族の元に嫁ぐことになったのだ。
「超不良物件の罰ゲームじゃねーーーか!!」
失脚した悪役令嬢を押しつけられることになった貴族の少年、ユルグのスローライフが今、始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 21:26:05
19505文字
会話率:22%
エルフからなる王国、法国とヒュームからなる帝国。古くより争って来た三国は時代の流れと共に闘争から宥和に変遷していた。思想主義の異なる三国が平和の建前のもと集う場所『ポルケピ』。各国の政治機関が集まるその場所は明日の天気を言い争うほどに殺伐
としていた。
帝国と王国の間にあるヒュームの国、帝国の属国である公国の騎士団長であるマールベルク・フォン・バッセンハイムは、ポルケピ帝国大使の留守を預かる為にローエル公爵の勅令によりポルケピへの出向を命じられる。
田舎貴族の世間知らずな彼を待ち受けるのは社会の息苦しさや人間関係のしがらみだった。帝国大使の席を飾りとして預かる日々の中で彼は各国の思惑、世界の真実に触れてゆく。
無関心、不干渉をポリシーに世情に流されるまま生きて来た彼は出会いと別れの中で今まで触れる事のなかった感情に出会い、自ら物語の渦に足を踏み入れて行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 22:50:20
19045文字
会話率:27%