帝国の片隅にあるヘドロのような川に捨てられた赤子は、汚水や毒物をすすって生き延び、体に毒を宿す少女となった。
少女は公爵ムゾンに拾われ、“ニーシャ”と名付けられ、毒物を食べさせられ、猛獣と戦わされ、毒を操る力を身につける。
大きくなったニー
シャに父ムゾンから命令が下る。
「夜会に出席して、皇帝を暗殺しろ」
ニーシャは若き帝国皇帝ジェラルドを暗殺しようとするが、ジェラルドの優しさに触れ、暗殺することはできなかった。そして――
「私の侍女にならないか?」
誘いを受け入れ侍女となったニーシャはジェラルドによって厚遇され、幸せな日々を送る。
しかし、ムゾンの魔の手は彼女らに迫っていた。
ニーシャは愛するジェラルドと共に父ムゾンと対決し、そして国の危機に立ち向かうこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 19:35:07
51750文字
会話率:37%
――この世界は〈人喰い〉に侵されている。
人類は猛獣に襲われる子羊とほとんど変わりない。
もし、同じ檻に子羊と猛獣がいたら、子羊は逃げることもできず猛獣に食われるだろう。けれど、十分な生肉が餌として与えられ、猛獣の腹が満たせるのであ
れば、彼らは哀れな子羊を襲う理由がなくなる。
人間たち子羊は〈人喰い〉という猛獣のために隣人の死体を餌として提供する。そうすることでなんとか自分たちの身を守っている。
人間が生きる檻は不健全な造りをしているのだろう。でも、そうすることでしか生きられない。人々のその「仕方ない」という気持ちにつけ込んで商売するのが〈死体拾い〉だ。
私(ケイト)は姉と共に家出をした際、異世界に迷い込んでしまう。
生き別れた姉を探すため旅をしているところ、私は銀色の少女……〈死体拾い〉のエマと出会う。
エマは酷く変わった少女だった。エマは死体を愛している。エマは死体の絵を見るとき、咲いたばかりのシクラメンの花に目を細める町娘のような笑みを浮かべる。生まれたばかりの子犬の頭を撫でるような優しい手つきで、エマは死体に触れる。
私少しずつエマに惹かれ、彼女と死体を通して再生を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 17:22:45
146661文字
会話率:23%
僕のお嬢様は、悪役令嬢である。
僕のお嬢様は、前世の記憶がある。
僕のお嬢様は、宿敵を皆殺しにするらしい。
僕はそんなお嬢様を、愛している――――。
野生動物や猛獣さえもおびき寄せ手懐けてしまうという能力を持った令嬢がいた。
前世での
彼女は、嵌められ殺された。
逆行転生した彼女は、自身の能力を使い、前世での恨みを晴らすと心に誓っていた。
そのためには、未来を大きく変えてはいけない。
しかし、彼女はひとつだけ、大きく未来を変えることにする。
とある男の子を自分の側に置くために――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などしていただけますと、励みになりますです。そして笛路が小躍りするですヽ(=´▽`=)ノわはーぃ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 07:14:28
7636文字
会話率:41%
王国近くの鉱山に住み着く猛獣を討伐するために向かうが、討伐までの道のりには何があったのかを、主人公は思い出す。
最終更新:2023-11-11 20:10:05
3731文字
会話率:59%
「【鑑定】しか使えない王子などいらぬ。貴様は森の中で惨めに死ね」
鑑定。
それは物の名前が見ることのできるだけの平凡な能力。
王族にふさわしくないその能力を手に入れた王子リックは父親から絶縁を言い渡され、猛獣がはびこる大森林の中に捨てられ
てしまった。
モンスターから逃げ惑い、【鑑定】で食べる物を探しなんとか生き延びようとするリック。
このまま死ぬしかないのかと思ったその時、彼の瞳は覚醒し【神の目】の力を発揮する。
「この道が安全だっていうのか……!?」
瞳に導かれるまま辿り着いたのは一軒のボロ屋。なんとそこには伝説級の素材と古ぼけた武器が転がっていた。
【神の目】の力で過去を視て、武器の直し方を知ったリックは、その後も瞳の力でどんどん強くなっていく!
――過去、現在、そして未来。
全てを見通す力を得た少年の痛快無双ファンタジーが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 11:39:22
149944文字
会話率:36%
猛獣に悩まされるほとんど開拓されていない土地の遥か北方の人里離れた村で、ケイリンという名の若くて熟練した戦士は記憶喪失に苦しみ、自分が体験したことや経験した出来事、そして自分ができることすべてを常に忘れてしまう傾向にあります。 , 彼は弟子
の保護者としてこの村で長年暮らしてきました。 奇妙な医師による彼のために特別に施された治療により、ケーリンの記憶力は少しずつ改善し始めます。状況が改善し始めたとき、奇妙で変形した鎧を着た兵士によって村が襲撃され、ケーリンは自分の能力の一部を記憶することを余儀なくされます。彼の記憶がもたらす痛みと闘い、彼の過去、村、そして彼を世話する人々の謎を発見しようとする。
このダーク ファンタジー小説でミステリー、アクション、愛に満ちたプロットに乗り出し、ケイリン、アルヴィス、グリフィン、ナナオと一緒にこの物語に参加してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 11:57:38
9728文字
会話率:59%
獰猛で冷酷。無愛想で何を考えているかわからない。
そんなふうに噂される帝国の皇子ギルベルトのもとに嫁ぐことになった、花の王国セパヌイールの王女イリス。
結婚式では睨まれ、何故かよくわからないけど嫌われているらしい。かと思えば怪我を治療してく
れる優しさを見せられ、イリスは混乱するばかり。
優秀な剣士でもあるイリスだが、根は人見知りで寂しがり屋な少女である。
そんなイリスの友達になったのは言葉を話す狼だったが――その狼の正体はギルベルトであった。
ある出来事をきっかけに、ギルベルトは以前からイリスに惚れ込んでいた。しかし口下手すぎて気持ちはまったく伝わらない。
イリスは狼の正体を知らぬまま、ギルベルトは彼女がすべてわかっていると思い込んだまま、昼は仮面夫婦で夜は初々しいお友達という関係になる二人。
すれ違いと勘違いと不器用によるロマンティック・コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 20:16:14
137749文字
会話率:34%
ディトレッティ・ジ・アンパルケからジルランダスの遠縁のアロイトス家の婿に迎えられようと旅をしているロシェは、途中の列車で猛獣使いに襲われてしまう。
命からがら逃げ出したロシェは流れ着いたジューテの街にて、大賢者を自称するシンノスケと出会う。
凸凹コンビが解き明かす、様々な謎と大陸全土を揺るがす陰謀とは。
この小説は、作者が5年前に書き始めて未完となっているものの供養です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 00:00:00
55653文字
会話率:34%
逃亡、出会い、そして幸せについて
最終更新:2023-07-28 23:59:19
4305文字
会話率:34%
先祖返りをした狼王の治める国では、五人の子供まで先祖返りをしており、それぞれが人と狼の姿をとる事が出来た。
その中の一人、ヴァーリアは昼間は狼、夜に人型になる第一王女。仲の良い両親の様に恋愛結婚をしたいとこっそり思ってはいるものの、自分に
まとわりつくのは子供の時に命を助けた、国随一の猛獣調教師であるエーベルハルトだけで……?
妄信的にヴァーリアを慕う変態イケメンストーカー×変態でさえなければなぁ、と思いつつ絆される狼王女
※ヒロインが人外です。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 21:00:00
134134文字
会話率:34%
猛獣と呼ばれた女傭兵のシューカは、冒険者に憧れていた。強さを極めた彼女が求めたものは金と名声。チヤホヤされたいという下心丸出しの彼女は決意する。誰の命令も受けずに好きなだけ暴れて英雄と呼ばれようと。
シューカはまだ知らない。彼女がどれほ
ど規格外かを、彼女の甘い考えがどれほど世界を危機に追いやるかを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 03:14:56
3151文字
会話率:40%
遥か昔、“チキュー”と呼ばれた惑星で生まれた人類は、数百万年かけて文明を発展させてきた。
しかしその文明が発展していく過程で食料、土地、大気――ありとあらゆる資源は底を尽き、貧困に苦しむ国々による第3次世界大戦が勃発。多くの血が流れる
事となる。
結果、大戦で使用された兵器による環境汚染等が原因で、住む事すら困難となったチキューは放棄され、人類はそれぞれ宇宙船で各惑星を転々とするようになった。
この時、宇宙を旅する人類の前に現れたのが宇宙生物『アヤカシ』である。これまで人類に存在のみ認知され、“UMA(ユーマ)”や“宇宙人”と呼ばれていた生命体だ。
アヤカシの姿形は多種多様。完全な獣型や人型、両方を合わせた人獣型まで発見されている。加えて知性を持った個体もいるようだ。そして彼らは高エネルギーの放射線が飛び交う宇宙空間で平然と活動可能。あらゆる毒に完全な耐性を持っている。当然ながら膂力は人類より遥かに上だ。
要するに最強の猛獣。
――そんな危機に、怯えず戦おうと立ち上がった者達がいた。
人は彼らを『ヒーロー』と呼んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 22:00:00
39641文字
会話率:40%
「千木良きい」は念願だった県立農業高校獣医科に入学した。
そこは将来の獣医を目指すためのコースであるのだが、同時に動物使いを目指す学科でもあったのだ。
「きい」はルームメイトとなった少女の「三ケ木ゆう」と親友になり学校生活を満喫する予定だ
った。
だが、生徒に義務付けられている相棒(動物)をすぐさまに用意しないといけない決まりがあった。
「ゆう」は小型のサルを相棒にすでに相棒にしていた。だが小さいときからペットが飼えなかった「きい」には相棒がいない。
そのため街のペットショップ巡りをするなどの相棒探しの毎日を送っていた。
学校には高見澤ヨウコと言う孤高の美少女がいた。ヨウコは鷹匠で大型の鷲を相棒にしている。
「きい」はヨウコと親しくなりたいと接近するのだが、まったく相手にされていない。
そんな中、「きい」は馬や牛ほどの大きさもある巨大なイヌと出会う。
そのイヌは、謎多きヨウコが過去に見知ったイヌであり、伝説の狼ワヒーラとの噂もあるイヌだった。
そしてある日、「きい」は学校の敷地の中でボロボロの廃墟を見かける。
そこはかつて存在した部活動「生忌物倶楽部」の部室だった。
そして生忌物倶楽部とは、世を脅かす異能の獣「生忌物」を狩る部活だったのであった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 12:00:00
123227文字
会話率:28%
俺の名は相堂幸正(しょうどうゆきまさ)。惑星探査船コーネリアス号で移住可能な惑星を探す任務に就いてたんだが、どうやら遭難しちまったらしい。しかもそこは地球にそっくりな<特A>と分類される惑星だったものの、得体のしれない透明な化け物に襲われて
、俺は呆気なく命を落としたみてえだな。
落としたらしいはずなんだが、気が付いたら裸で河の中にいた。そこでも猛獣だかなんだかに襲われたもののこっちについては返り討ちにしてやった。
しかし俺以外のメンバーは見当たらず、不時着したはずのコーネリアス号もねえ。
仕方なく俺はそこで生きることにしたんだが、でも、悪くねえ。俺にはこっちの生き方の方が合ってたようだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 06:00:00
108490文字
会話率:14%
オオカミ竜のジャックは、恵まれた体を持つ個体だった。兄弟達よりも早く卵から孵った彼は、真っ先に昆虫などを食い漁り、みるみる体を大きくした。また彼は狩りも上手く、兄弟達が群れで襲い掛かっても敵わなかった猪竜(シシ)を一頭で倒してみせた。
し
かし、彼は本当は血生臭いことはあまり好きではなかった。本当はただゴロゴロぐうたらしていたかったのだ。なのにこの世界は彼をのんびりとはさせてくれなかった。恵まれた体を持ち狩りも上手かったかれは仲間達から頼りにされ、いつしか頼られる存在になっていく。
さらには、ボスにも勝ててしまい、その瞬間、彼がオオカミ竜の群れのボスとなってしまった。
ことここに至り、彼も観念したかのようにボスとして群れを率いていく。
なのに、過酷なこの世界は、彼を休ませてはくれなかった。彼らが生きている草原に生息していた草食動物達の間で疫病が広まり、数が激減。同じオオカミ竜の別の群れや、他の肉食獣らと餌の奪い合いが始まり、それに伴っての衝突も増えていく。
それでも十分な餌が確保できなくなったことで雌は卵を産まなくなり、老いた仲間は耐えずに飢えて死んでいく。
こうしてジャックは、決断を迫られるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 06:00:00
100053文字
会話率:19%
人間である僕――歩汰と、ホ■■■ライオンの獣人である愛理は今日、猛獣使いと猛獣として勤めていたサーカスを辞める事になった。動物虐待とかなんとか言われる時代が来た事が原因だ。仕方なく僕達は給料や退職金を多めに貰った後で、次の仕事を見つけよう
と、したんだけど……?
※本作は猫じゃらしさん主催の『獣人春の恋祭り』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 16:00:00
16765文字
会話率:21%
魔王軍幹部である、魔将軍ウォーケン。
生まれてから長い間、たったひとりで山籠もり生活を行っていた彼は、ある日それまで見たことも無かった『魔法』を使う美女に出会う。
その美女こそ、魔族たちの王『魔王』だった。
この出会いをきっかけ
にウォーケンは下山し、魔王の部下となる。
長い間、山で猛獣や魔獣を素手で狩っていたウォーケンは、魔王軍において接近戦は最強。
だが彼は魔法ついてはとことん無知。
「ほう、俺を倒すとは⋯⋯今のは強力な魔法だな?」
「いえ、初級魔法です」
なんと、初級の魔法でさえ当たると気絶してしまうほど魔法が苦手だった!
魔王軍の幹部である『魔将軍』に抜擢されたウォーケンだったが、他の魔将軍たちは魔法も得意で攻守のバランスが取れているため、ウォーケンが自分に下した評価は「魔将軍最弱」だった。
ある日ウォーケンは魔王から、人間たちとの戦争のきっかけになるという『勇者』を捜してこい、と命令され、人間たちの住む大陸へと派遣される。
見つけるだけで良い、と念を押されたにもかかわらず、遠出が嫌いな彼は勇者を殺してさっさと魔王城へ帰りたいと願っていた。
しかしその勇者捜索の旅の中で、偶然に偶然が重なって⋯⋯?
「相手は魔王だ! 魔法は盗まれて倍返しされるぞ、使うな!」
「いや、そんなんできないけど⋯⋯」
これは魔王軍において近接戦闘最強の男が、旅先で出会った気に食わない奴をぶっ飛ばす──本来はただ、それだけだったハズの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:34:25
129099文字
会話率:28%
北ヨーロッパに似たファンタジー世界。辺境の山村に住む羊飼いの少年ラジュエルを突然巻き込んだ魔法戦争。彼は行方不明の少女を探し、雪山で道に迷い命を落としかける。そこで助けてくれた巨大な狼はある老人の所に導いてくれたのだが、彼は狼をラジュエルに
託して死を選ぶ。
『わしはこのあとも幾たびかおまえに出会うだろう。導きは訪れる』と不思議な言葉を残して。
狼を連れて羊飼いは続けられない。仕方なく村を追われたラジュエルは長い旅に出る。行く先で出会う魔物や魔法使いたち。やがてラジュエルは魔法使いの養成所『学びの塔』で修行することになる。
厳しい獣使いに鍛えられだんだんと魔法をマスターしていくラジュエルに、反逆者魔法集団の『荒野の魔法使い』が接近する。
『学びの塔』の政治的なごたごたに嫌気のさすラジュエルは『荒野』の仲間になる道を選ぶのか。彼の選んでいく道とは……。
猛獣などが出てくるのでちょこっと残酷な描写のある部分がありますが、それほどひどくないと思います。恋愛はありますがエロはありません。
漫画家のiwajun様からいただいたイラストのイメージから生まれた狼と少年のファンタジーです。
途中にもiwajun様の美しいイラストがたくさんあり、ご堪能いただけたら嬉しいです٩( 'ω' )۶
打ち合わせ上、物語の発表後に挿し絵が追加されることもありますので、ご了承お願いいたします。
毎週日曜日昼頃、最新話アップします♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 12:23:12
671556文字
会話率:44%
大学受験に向けた勉強に疲れてしまった高校三年生の女の子が小麦粉を飲んで異世界転移するとそこは辺り一面雪景色。避難する途中で雪山の猛獣に襲われピンチだったところを救ってくれたのは元勇者だという男の娘だった!?
そんな元勇者の元に多くの手紙が
迷い込む。それらは全てが魔王の復活による厄災についてが書かれていた。
『魔王が復活し、今度こそ世界中に災いを降りかかせようとしております。勇者様である貴方しか魔王を倒せる人は居ません。再び立ち上がり、我々を救っては頂けないでしょうか』
そんな悲痛な声を聞いた元勇者はこう言ったのだ。
「世界を救う……? 嫌だけど?」
美少女(年下&まな板派)をこよなく愛する主人公と勇者の旅を嫌がる無気力元凄腕勇者が逃亡した先に出会うのは元勇者の仲間で大賢者の息子の自称名探偵、無期禁錮を言い渡された五年後に脱獄してしまった元魔王の幹部の爆弾魔の獣人少年、縁談を断りまくって十八年の第一王国の箱入り自由人な王子様という誰も本気で世界を救おうと思っていないが実力は申し分無し、協力性はポンコツ、悲しきかな女の子はいない! そんな濃いメンツでなんだかんだ言いくるめられて重い腰を上げ、渋々渋々魔王再退治に行かせられてしまう。
魔力値が彼らと比較すると月とスッポン以下な主人公は果たして彼らと過ごしていく中で本当にただのヒモとなってしまうのかそれとも結束バンドぐらいは役に立つのか……?
そんなお話。
※R15、残酷な描写、ボーイズラブ、ガールズラブは念の為入れている程度なのでこれらの直接的な描写は恐らくありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-09 10:00:00
42032文字
会話率:50%
「猛獣のお世話係、ですか?」
父は頷き、王家からの手紙を寄越す。
国王が大事にしている猛獣の世話をしてくれる令嬢を探している。
条件は結婚適齢期の女性で未婚のもの。
猛獣のお世話係になったものはとある領地をあげるので、そこで住み込みで働い
てもらいたい。
猛獣が満足したら充分な謝礼を渡す…
「なぜ、私が?私は家督を継ぐものではなかったのですか?万が一選ばれたらしばらく戻ってこれませんが」
「その必要がなくなったからよ、お義姉さま。私とユミル様の婚約が決まったのよ」
婚約者候補も家督も義妹に取られ、猛獣のお世話係になるべくメイドと二人、王宮へ向かったが…ふさふさの猛獣は超好み!
いつまでもモフっていたい。
動物好き令嬢のまったりお世話ライフ。
もふもふはいいなぁ。
イヤな家族も仕事もない、幸せブラッシング生活が始まった。
ハピエンです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 19:19:31
76277文字
会話率:30%
マオは穏やかな日常に満足していた。
脳筋まっちょな主がようやく結婚をし、怒涛だったあれやこれが終わり、まったり従者生活をするつもりだった。
それなのに、降って湧いた話に開いた口が塞がらない。
えっ?養子先の伯爵家がなくなる?
跡継ぎの
義兄はどこへ?
真実の愛を見つけて海外へ?
お家取り潰しを避けるため、独身貴族を目指すつもりが急遽婚活をすることになった。
自作小説に登場する、従者マオのスピンオフ作品です。
他の作品を読んでなくてもわかるような仕様に一応なっておりますが、他作品を読んでからだともっと楽しく読めると思います。
猛獣のお世話係がシンプルで読みやすいかと思います。
他作品は若干キャラの立場が違うアナザーワールド方式で書かれておりますが、どの話でもおおよそ繋がるかなと思ってます。
どれが本筋とかは決めていません。
※残酷表現や一部差別的表現、不適切な表現があるかと思います。
苦手な方や不快に思う方もいるかと思いますので、ご了承の上でお読み頂ければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 07:26:21
26585文字
会話率:36%
少女には、何もない。
剛剣を振るう腕力も、火炎を降らす魔力も、猛獣を従えるスキルもない。
唯一あるのは、「自分自身を殺した経験」だけ。
それでも、少女は勇者となる ――。
高校生・噯田夕子は飛び降り自殺を図ったところ、なぜか異世界・アンラ
に転移する。
アンラでは、魔王を打ち倒す使命を負った勇者が、その使命を果たすことなく病死していた。そして、空白になった勇者の席を巡って、冒険家たちが争っていた。
夕子はその無謀とも呼べる勇気をもって強者に認められ、共に勇者を目指す冒険にかり出す。
そして、夕子は、やがて生きる意味を見つける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 17:19:58
109050文字
会話率:45%