もともと、シアレーゼは従兄のクロムと婚約をするはずだった。
だが、シアレーゼの父であるファイウッドは、一族のしきたりに反して、シアレーゼをアレンと婚約させた。そして、シアレーゼは婚約を交わしたアレンに恋をした。が、婚約直後、アレンは勇者とな
り、魔王討伐の旅に出なくてはならなくなった。
「魔王を倒したら結婚しよう」というアレンの言葉を信じ、シアレーゼは七年の間、祈りながら待った。
しかし、勇者となり魔王を倒したアレンは、シアレーゼとの婚約を破棄も解消もしないまま、第三王女キャサリエナとの結婚式に臨む。
ショックを受けたシアレーゼ
……七年も、待ち続けたのに。
……貴方の、身代わりにさえ、なったのに。
左手の婚約指輪。
シアレーゼはそれを抜き取る。そして、思い切りアレンに投げつけた。
「もう要らない。愛も呪いも全て、貴方から受け取ったものは貴方にお返しします」
崩れ落ちるアレンに、シアレーゼは背を向ける。泣きじゃくるシアレーゼを優しく抱き止めてくれたのは、ずっとシアレーゼを思い続けていたクロムだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 06:00:00
45103文字
会話率:38%
依巫、神の器、人柱。妹はそれに選ばれたのだという。その身に神を降ろしてしまえば、妹はもう神殿から出ることは叶わない。泣きじゃくる妹を胸にきつく抱いて、僕はこの村から逃げることを決意した。(4.宿主)
全球を巻き込んだ大戦が終結し、役目を終
えた機械兵器は一斉にスクラップにされることとなった。しかしわたしは特別な思い入れから、彼をなかなか政府に届け出ないでいた。(5.わたしの大型兵器)
どれも500〜900文字程度の、ちょっと不思議な短編集。様々な世界における様々な人の拠り所を描いたり描かなかったりする。童話風やファンタジーから現代物、近未来まで。
(SNSで公開していたものの再録。1日1話更新、ストックが尽きたら完結表示にします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:42:43
15304文字
会話率:15%
12月、世間はクリスマスムードに包まれていました。ある日、愛香は商店街のショーウィンドウに飾られたクマのぬいぐるみをじっと見つめる女の子に出会いました。人見知りなその子は愛香に心を開こうとしません。クリスマスイブの夕方、愛香はショーウィンド
ウの前で泣きじゃくるその子に再び出会いました。クマのぬいぐるみがなくなっていたのです。愛香はその子を抱きしめ、共に悲しみました。その晩、愛香のもとにクマのぬいぐるみが届きます。女の子へのプレゼントを宅配屋が間違って届けたのです。愛香はそれを女の子の家まで届けました。満面の笑みで喜ぶ女の子に愛香は心を癒され、聖夜が過ぎていくのでした。
(この作品はpixivにも掲載予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 17:29:40
6493文字
会話率:47%
「おばば様~!」
王子に馬鹿にされたと泣きじゃくる婚約者の少女。見返してやりたいという彼女に、魔女の婆さんが渡した薬とは?
最終更新:2022-11-05 14:04:31
6621文字
会話率:68%
ロリの姿をした神と一緒に暮らしている主人公は、そのロリ神との出会いを語り始める。
主人公は好きな歌い手の生配信を視聴後、主人公の見ていた配信が急上昇一位から二位に落ちていて、生配信を差し置いて、一位を取った生配信を見てみると、自称神を名乗
るⅤチューバ―らしき幼女が映っており、雑談をしていたが、つまらな過ぎて、視聴者は消え、主人公が最後の視聴者へとなっていた。
そこで主人公は、自称神のロリⅤに一言コメントを打った。
すると、その日の夜から、悪夢を三日三晩見続けた。
最後の悪夢の時には、ロリが泣いており、主人公はそこで目が覚めた。
目を覚ましても、幼い少女の泣く声が聞こえ、ベッドから起き上がり、見てみるとそこには泣きじゃくる幼女がおり、主人公は幼女を抱きしめ、言葉をかけた。
幼女は主人公に「寂しかった」と言うと、主人公に笑顔を向け、強く抱きしめ返したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-17 12:00:00
3650文字
会話率:22%
父親が亡くなるや否や、とくに悲しくはない。
ただーー、泣きじゃくる姪っ子の姿をみて今日も仏壇に線香をあげます。
最終更新:2022-08-02 23:55:01
200文字
会話率:0%
生きる。泣きじゃくるのは皆、同じ。
最終更新:2022-08-02 14:41:23
394文字
会話率:0%
伯爵夫人のフランシールは、気が付いたら実体のない体で空中に浮いていた。さっきまで、段々と呼吸が浅くなって自分の体温が下がるのを感じながら、泣きじゃくる娘の顔を見ていたのに……。娘の顔がぼんやりとしだして、ああもう見えない……そう思ったら魂だ
けの存在になっていた。神様の使いだと言う男性に連れられて、天界へ足を踏み入れる。そこで見たのは、夫の愛人から虐げられたフランシールの娘の姿だった。フランシールは、今まで味わったことがない憤りを覚える。このまま、生まれ変わることなんてできない。もう一度、現世に戻して欲しいと神様に訴えた。神様は、生まれ変わることと引き換えに、三カ月間だけ誰かに憑依することで時間をくれる。彼女は、決意する。自分の大切な唯一の宝である娘を、幸せへと導くのだと。娘を幸せにするための計画が、今始まる――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 11:38:23
42948文字
会話率:24%
命を狙われた佐倉マコトが見つけた逆転の一手。
それは女神様の恥ずかしい日記を読み上げることで
女神様の方から来てもらう日記召喚だった!!
『今日の天気は雨模様☆わたしの元気はハレ模様☆ ベランダのユグドラシル、わたしにささやいてる
「ルミナスティア様は神界一カワイイよ♥」夜露もキラキラ後光もKIRA☆KIRA☆ ほめ言葉はメイク要らずの魔法──』
「やめてくださぁぁぁぁぁい!!」
泣きじゃくる女神様をなだめて契約したマコト。
その結果、女神様の魔力がマコトの体に宿ってしまう。
契約に従い日記を隠す旅に出るが、
女神様の力で無双と大規模破壊を繰り返す!
旅の中で沢山の女の子と仲良くなってしまい
ハーレム構築!?日記の行方はどうなる!?
これはそんな彼の日記の一篇である。
※一話~三話が設定語り要素が多いので、
サクサク行きたい人はダイジェスト→四話→五話→六話を見てください
※大変っぽく書いてますがストレス少な目のお話です
※女の子比率がおおいですなぜなら私がたのしいので
※6話あたりまで読むとやりたいことがわかるのでどうか読んでください。
※なろうに合わせた文体は模索中ですので、こういうところの描写が読みたいとかあれば感想頂けると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 18:00:00
161347文字
会話率:40%
ワーカーホリックだった有馬健太郎(35歳)は飲み会の料理にあたり、腹痛に苦しみながら死んでしまう。
目を覚ますとそこには神様。間違ってスライムに転生させてしまったという。
お詫びとして【この世界の解説資料(神様のカンニングペーパー)】を貰
う事になった健太郎。
この世界は、人間達が生涯のパートナーとなる魔物を召喚して仲良く暮らす世界。
スライムとなった健太郎も当然召喚される事になったのだが、目の前には泣きじゃくる幼い少女。
「ヤダヤダヤダーッ! こんなのヤダーッ!」
こうしてほのぼの世界での生活は好感度最低から始まる事となる。
少女に降りかかる災いは貰った【神カンペ】の知識で乗り越える!
少女のためならスパルタ美人お姉さんに飼われることもやむなし!
このお話は、泣きじゃくる少女の成長を見守るおじさんスライムのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 20:00:00
647751文字
会話率:24%
クリスマスイブの真夜中。
オレはこの日、一人の命を奪った………。
クリスマスなんて家族と過ごしたり、男女が乳繰りあう大嫌いな日だ。
そんなムカムカする日は殺人するのが楽しい。
もちろん、殺人と言ってもオレは正義の味方として殺人するんだ。
悪
人をぶっ殺し、苦しんでるやつを助ける。
今まで殺してきた人間は数え切れないほどだが、奴らの顔は全員覚えている。
怯えた顔、怒り狂う顔、精神がおかしくなって笑った顔、泣きじゃくる顔。
今までそんな顔を何度も見てきたぐらい飽きていたその時、オレは初めて見た死に顔を目にする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 00:03:32
4397文字
会話率:44%
その日はやけに静かだった。
セミは鳴き止み、水の音さえ聞こえず、そしてアキアカネが見当たらなかった。
ただただ少女の泣きじゃくる声が、雲を突き抜け、時を越え、私の耳に届くだけだった。
『夏暁郷百鬼夜行事件』を題材とし主人公が幾多もの謎に挑
むホラー・サスペンス小説。
あなたは自分が見たものすべてが真実だと思いますか?
【注意事項】
本作はどうせ幻想に決まってます。
登場する団体、人物は実在するすべてのものと何ら関係ありません。
本作には残酷な描写がかなり含まれています。
苦手な方は注意してください。
Are you oK?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 14:59:53
15509文字
会話率:43%
「……ッ、グ、ゴフッ……!」
仰向けに倒れる男は薄れゆく意識の中、自分にしがみつきながら泣きじゃくる子供の頭をつむじから優しくなでる。
「泣くなよなぁ……ハル。ほんと、お前は泣き虫だから困るぜ、まったくよぉ……」
倒れる男の横腹は大き
く抉れ、そこから内臓が飛び出てしとどに赤黒い血が流れ続ける。
傍から見れば、そんな状態で言葉を発していること自体が不思議なくらいだった。
だが、男は不死身などではない。
男の顔は見る見るうちに青白く変色し、生気を失ってゆく。
しかし、それに反して男の顔は酷く穏やかな表情をしている。
「なぁ……ハル、聞け……」
男は泣きじゃくる子供に向けてわずかに口角を上げて見せる。
本人は満面の笑みをしたつもりだったが、これが男にできる最大限の笑みだった。
子供は男の言葉を聞いて、何とか泣きじゃくるのを止める。
子供はまだ幼い齢ではあるが、もう男の命がもたないことを察し、何とか男の最後の言葉を聞き入れようと、奥歯を強く食いしばりながら、嗚咽を必死に噛み殺す。
「お前は……これから一人になるかもしれない……。でもそれは、お前を縛るものがもう何もないってことだ……。自由に生きろ。友達作って……彼女作って……、社長でも……プロ野球選手でもなんでも目指せ……。案外、人生って面白いからよ……」
子供は両目から大粒の涙をこぼしながら、悔しそうに男の衣服を掴む。
何かを言いたげだったが、今は何かを言葉にできる程感情の整理がままならなかった。
男はそんな子供の頭を愛おしそうに撫で、そして最後の力を振り絞って、一言、こう発する。
「……ハル、愛される……人生を送れ……よ……」
男はそう言うと、子供の頭に置かれた彼の手はだらりと地面に打ち付けられる。
子供は下唇を噛み締め、噛み切ったところからジワリと血の味が子供の口の中に広がっていく。
そして、雲一つない数々の星明りが照らす夜空を仰いで、少年は声が枯れるまで泣き続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 22:32:09
60693文字
会話率:32%
「私の事を忘れてください」 そう言い残して先立って逝った、最愛の人。
泣きじゃくる貴方に、そっと寄り添えない私。
私が最後に残した言葉の意味。
そして私と貴方が愛した花の時期が来る度に、どうか───────。
※短編『忘レ
慰 ━ ワスレナグサ ━』の改良版。こちらは残された側の気持ちも綴っております。同話をカクヨムにも載せております。※ 【カクヨム版】 (https://kakuyomu.jp/works/1177354055302289271)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-03 15:40:02
3841文字
会話率:5%
「私の事を忘れてください」
そう言い残して先立って逝った、最愛の人。
泣きじゃくる貴方に、そっと寄り添えない私。
私が最後に残した言葉の意味。
そして私と貴方が愛した花の時期が来る度に、どうか───────。
最終更新:2020-12-17 20:49:46
1000文字
会話率:5%
自分の育ての親を失ったと同時に将来の夢と生きる目的を失ってしまった俺、根付陽太(ねつきようた)は自分で自分の命を断つため山の中の吊り橋を死に場所に選ぶ。
俺が吊り橋に着いた時、そこには今まさに飛び降りようとしている後輩、水面 陽姫(みなも
ひめ)に出会う。
「止めようとしたって無駄ですよ?」
と、水面は言うが別に止めるつもりは無い。
だって俺も死にに来たのだから。
だが、いつまで経っても水面は飛ぶ気配がない。
どうやら死ぬことを躊躇っているらしい。
しょうがないので話を聞くと、どうやら彼氏に振られ、両親に呆れられ、生きる意味を見失ったから勢いで死のうとしていたらしい。
泣きじゃくる水面を
「まぁ、どうせ死ぬしな」
と軽いノリで抱き締めてしまったら、どうやら少し好かれてしまったらしい。
俺に死んで欲しくない水面は、生きる意味を無くした俺にある提案をする。
その内容は
「私が先輩の生きる意味になります!だから先輩は私の生きる意味になってください!」
と言うものだった。
誰かの為に生きて来た俺にとって誰かの為に生きろと言われたのは初だった俺は少しだけ、
「この子為に生きてみたい」
と思い、自殺をせずに彼女と生きることを決意する。
これは自殺をきっかけに不器用な2人がお互いの為に生きるうちに恋に落ちてしまう。
そんな、少しだけ変わったお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 18:26:14
59863文字
会話率:54%
「君はあと一年しか生きられない」
ある日、医者にそう言われてしまった病弱少年の主人公優は、泣きじゃくる両親を煩わしく感じ、近所の裏山に散歩に来ていた。
暫く散策していると、黄色く輝くおてんばな光の妖精「フリージア」と出会い、妖精の住む世
界に案内される。
不思議な国に心を躍らせていると、白亜の城にて妖精女王と出会う。
優はそんな女王に惹かれていきーーーーー
365日の終わりが決まった恋が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-06 01:19:36
6313文字
会話率:47%
あたしが隣に立ってても、あいつが笑いかけるのは別のひと。
好きだって気づいたのはあたしが先。
だけど、早い者勝ちじゃないんだって知った。
泣きじゃくる姿なんて見せられなくて、今日もあたしはあいつのそばで笑うの。馬鹿みたいに。
最終更新:2020-09-05 12:00:00
2031文字
会話率:27%
数年前、大好きな爺ちゃんが死んだ。
セイ、男なら伝説の一つや二つ打ち立ててなんぼのもんじゃ……
爺ちゃんは、泣きじゃくる俺の頭を撫でながらそう口にして安らかに息を引き取った。
それからの俺は、爺さんの人生に負けないよう 【伝説】
を残せる男になるようがむしゃらに生を全うした。
その結果、【現世】で俺は、じいさんを超えるような伝説を打ち立てることなく、あっけなく死んだ。
いや、我ながら無茶だったとは思う。むしろ、冷静に考えてみると今日まで、あんな事やこんな事を繰り返して死ななかった事が 【伝説】 と言って過言ではないはず……
どちらにしても、死んだ今となっては……
「こんにちは、武藤タケフジ 聖セイ」
と、思っていたところに舞い込んできた一筋の光明
「異世界で第2の人生やり直してみませんか?」
きたぁぁぁ!! これが、噂の異世界転生!!
俺の伝説は今始まったばかりだったのか!!
『…………、と思っていた時期が俺にもありました』
確かに、俺は言いました。
「チートとか、そういうのいいんで、伝説が残せる様な存在になりたいです!!」
えぇ、言いましたけれども
「【聖剣】さま、今日も1日無事皆が平和に暮らすことができました。有難うございます」
『…………えぇ、良かったね』
目の前で祈りを捧げる少女。そして祈りを捧げられる伝説の聖剣である俺……
ここはかつて、恐怖の魔王が支配していた異世界ユグドラシラ
そう、この物語は恐怖の魔王から世界を救った勇者が使用した【聖剣】に転生してしまった俺の余生を記す生まれながらにしてすでに伝説となった物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 20:24:38
645文字
会話率:29%
僕をいじめていた幼馴染が取り返しがつかなくなった後で、ただ泣きじゃくるだけのおはなし
最終更新:2020-08-23 07:00:00
7777文字
会話率:18%
僕らはいつだって夢の申し子
最終更新:2020-02-15 06:56:14
307文字
会話率:0%