郊外のマンションで独り暮らす三十代のサラリーマン。正月の帰省で、高校時代の親友から誘われた集まりは、どうやら新興宗教の例会らしい。そこで出会った講師の女性は、学生時代に好きだった人に似ていた。バレンタインデーの歴史を語る彼女の言葉に、次第に
引き込まれていく。「月があるかどうかはどちらでもいい」――その言葉は、彼の現実を少しずつ塗り変えていった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 18:12:49
9658文字
会話率:61%
これは演劇の舞台用に書いたシナリオです。時は現代で場所はあの「矢切の渡し」で有名な葛飾・柴又となります。ヒロインは和子。チャキチャキの江戸っ子娘で、某商事会社のOLです。一方で和子はお米という名の年配の女性が起こした某新興宗教にかぶれていて
その教団の熱心な信者でもあります。50年配の父・良夫と母・為子がおり和子はその一人娘です。教団の教え通りにまっすぐ生きようと常日頃から努力しているのですが、何しろ江戸っ子なものですから自分を云うのに「あちし」とか云い、どうかすると「べらんめえ」調子までもが出てしまいます。ところで、いきなりの設定で恐縮ですがこの正しいことに生一本な和子を何とか鬱屈させよう、悪の道に誘い込もうとする〝悪魔〟がなぜか登場致します。和子のような純な魂は悪魔にとっては非常に垂涎を誘われるようで、色々な仕掛けをしては何とか悪の道に誘おうと躍起になる分けです。ところが…です。この悪魔を常日頃から監視し、もし和子のような善なる、光指向の人間を悪魔がたぶらかそうとするならば、その事あるごとに〝天使〟が現れてこれを邪魔(邪天?)致します。天使、悪魔とも年齢は4、50ぐらいですがなぜか悪魔が都会風で、天使はかっぺ丸出しの田舎者という設定となります。あ、そうだ。申し遅れましたがこれは「喜劇」です。随所に笑いを誘うような趣向を凝らしており、お楽しみいただけると思いますが、しかし作者の指向としましては単なる喜劇に留まらず、現代社会における諸々の問題点とシビアなる諸相をそこに込めて、これを弾劾し、正してみようと、大それたことを考えてもいるのです。さあ、それでは「喜劇・魔霧の渡し」をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 19:37:36
22703文字
会話率:86%
北方の王国「ノルディア」を治める王国では、厳しい冬が終わりを告げようとしていた。だがその静かな日常を引き裂くように、神聖都市が堕落したという報せが届く。その影響は王国にも波及し、新興宗教の台頭とともに国の安定が揺らぎ始めていた。そんな中、神
聖都市に拠点を置くエリオン司祭から王に一通の密書が届く。そこには「天啓の加護を持つ者」が間もなく生まれると記され、その命を悪の勢力から守るよう訴えていた。
王はこの使命を国の未来を左右するものと判断し、第三王子エドラン・カインに命を下す。かつて冒険者としての経験を持つ彼は、この任務を果たすため、信頼する仲間とともにこの使命に立ち向かうのだった。
※王道の読みやすいファンタジーを描ければなと思っています。
※俺TUEE!は大好物なのですが、ここでは控えめにする予定です。
※スキルとかも大好物なので、ちょっとづつ混ぜていく予定です。
※異世界ですが、転生系ではないです。
よろしくお願いいたします。mm折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 22:42:48
27561文字
会話率:47%
佐伯琢磨(さえきたくま)はヒキコモリ歴12年のニートだった。
ある日、新興宗教にハマっていた母がガチの女神を召喚する
母の願いは一つ
息子が真人間になる事
その願いを受けた女神だったが、佐伯琢磨の実力年齢性格から、二十一世紀の日本ではその願
いが叶えられないと判断し、彼を異世界に送り込む
そして女神から佐伯琢磨にある条件が課せられる
「月に十万円を仕送りしなさい」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-25 22:21:25
994826文字
会話率:26%
異世界に転生して、チートの代わりにとある物を神から授かった主人公、ガルムードは、悪漢に追われる三つ編みの少女と邂逅する。悪漢を追っ払い、そのお礼に、と彼女の家に招待を受けたのだったが……、しかし彼女たちの一家は、どうやら、《平和の会》とかい
う、胡散臭い新興宗教にハマっていて……? 本格ミステリ……、と言うにはクオリティを保証できないにせよ、作者が無い頭を必死に捻って考えた、長編迷作ミステリー! ──キミにこの謎が解けるか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 16:10:00
101863文字
会話率:40%
高校生の茉莉(まつり)は17歳の夏、地元を離れて関東の北部にある安神沢市へやってきた。SNSで知り合った女子大生の花咲里(かざり)に誘われて連れて行ってもらった喫茶店で初めてコーヒーを飲んだ茉莉はその味に感動し、喫茶店のマスターの少女、有栖
(ありす)とも親しくなる。有栖は「フリティラリアの柩」という新興宗教団体の村で生まれ育ったという。そして茉莉が街に来てから、失踪事件や変死事件が相次いで発生するようになる。教団が研究していた幻の花「リリィ・ブロッサム」の種子が飛散し、その花は強い欲望や願いを抱く人に寄生し願いを叶えるが、吐いた花に触れた人々を次々と狂気に感染させていく呪いの花であった。茉莉は喫茶店で働きながら、この街の様々な人と関わり、街に潜む闇や怪異にも触れていく―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 12:03:47
4239文字
会話率:6%
売れないドキュメンタリー作家、月影澪。彼女は、地方都市かげみ町で起きた不可解な失踪事件の取材に乗り出す。しかし、その町に足を踏み入れた瞬間から、彼女の周りで奇妙な出来事が次々と起こり始める。
証拠写真が消える。インタビューの録音が歪む。そ
して、町の人々の態度が急変する。
澪は、町を覆う不自然な霧の中で、30年前の未解決事件と現在の怪異現象が繋がっていることに気付く。しかし、真相に近づくほど、彼女自身の存在が危険に晒されていく。
町長、新興宗教団体、そして正体不明の情報提供者。彼らは真実を語るのか、それとも隠蔽しようとしているのか。
澪の取材は、人知を超えた「影」の存在へと導かれていく。そして彼女は、自らの命と引き換えに、町の闇を暴く決意をする。
かげみ町の秘密とは何か。そして、真実を追い求めた者たちの運命は――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 22:49:34
63825文字
会話率:29%
とある新興宗教・公正世界仮説教の噂を聞いたT男。ライターとしてこの奇妙な宗教の考案者に取材に向かったが……。夏のホラー2024参加作品。
最終更新:2024-08-29 06:12:15
1328文字
会話率:36%
ある日、会社員山田は、中学校の時の同級生八木に出会う。
近所の矢田さんという女性に、絶対に近づくな。とキツい言葉で警告される。
矢田さんとは町内会の行事で顔見知り程度である。
八木は新興宗教の信者だ。
敵の敵は味方
なら、会いに行くし
かないよな。
と義姉と一緒に、訪ねに行って、聞いた話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 19:12:29
3107文字
会話率:36%
誕生したばかりの神ハピアは、王都の新興宗教を潰していたら、いつのまにかに、自分の教団が出来ていた。
おかしい。勝手に、名前を使って、金儲けに走っていると、まだ、鑑定を受けてない聖女をつれて、自分の教団員を説得して、浄化しようとするが、
その時に教団員がとった行動は・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 21:15:03
3346文字
会話率:58%
2039年。七柱の超巨大ロボット「機神」が地球各地に降臨した。
そのうちの一柱「第三機神:素戔嗚尊(スサノヲ)」と命名されたソレが日本に出現すると、特殊能力者「共鳴者」と謎の新興宗教「神械結社(ジンカイケッシャ)」が突如として現れる。神械
結社は素戔嗚尊によって下賜された神械兵を操ることで、瞬く間に日本を支配下へと置き、独裁を敷いた。
そして4年後、2043年。
主人公・伊野穹 殻人は目覚めたチカラによって、そして自分の両親を殺した幼馴染にして神械結社の創立者・美空 カイに復讐するため、共鳴者組織「神籬(ヒモロギ)」と協力し、神械結社と戦っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-28 10:23:58
11045文字
会話率:53%
古王国では何も明かされない。
悪が正義を凌駕して、人びとはそれを黙認する。
〈石の君主〉市で新興宗教の指導者が射殺された。
調査のために派遣された異端調査官ピッコロミニは裕福な地主の家に招待され、調査にあたるが、非協力的な町民、驕る司祭、
そして、調査官の行くところならどこにでもついていく、銃を持った男たち——
ピッコロミニはそんななか、あるものを見る。
それは——
***********
本作は拙作『百科事典のコンツェッタ』から『ダレッサンドリ=ピオスコ事件』の一年後の話になります。
単品でも楽しめるようにしたつもりですが、前作から楽しんでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 11:38:08
18107文字
会話率:65%
辺境伯家令嬢レーツェル・ハイリッシュである私は、神様に与えられた力で女神へと昇格した。
自分でも信じられない話だ。
そんな私の婚約相手であるイケメン王太子様からこんな事を言われた。
「お前が女神を名乗り、新興宗教の教祖などとふざ
けたものになったせいで多くの民が惑わされてしまったではないか。
お前にとってはただの冗談かもしれないが、国にとっては大きな問題だ」
いやいやいや、違うよ!ただの人助けだよっっ!?
しかも『この世界では珍しい黒髪ロングの美女とイチャイチャしだすし……。
そんな時だった。
謎の集団が婚約会場に侵入し、ドラゴンを召喚した。
さらには王太子様の首元にに剣を突き付けたのだ。
貴族の絶叫が響き渡った地獄の空間。
この時、私は初めて激怒した。
私の大好きな王太子様を何処の馬の骨かも知らない奴に殺されてたまるか。
バチバチッ
《神にしか使用を許されていない幻の魔法》を使った私に対して、皆んなの態度が激変し……。
ちょっと強すぎる神の力で人を助け、悪者を思いもよらぬ方法でざまぁしていく。
そんな気持ちのいい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 20:07:08
34037文字
会話率:34%
ある日息子の部屋を掃除していると、押し入れから物音がした。
ネズミ? それともG?
一人で開けるのが怖くて急いで居間から旦那を呼び、開けてみるが何もいない。
しかしその夜、息子が部屋で誰かと話している声を聞いてしまった。
電話で話し
ているのだろう。そう思ったのに、相手の声も息子の部屋から聞こえるのだ。
息子の妄想か、新興宗教に騙されているのか、家にいたくないお友達を連れて来ているのか。
探る母とあっけらかんとした息子の攻防(?)。
そして正体の明らかになったそれと息子の交流を、知らないふりをしながら生暖かく見守る母の目線でお送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:31:12
103563文字
会話率:28%
15歳の少年篤弘はある日、夏朗と名乗る17歳の少年と出会う。
彼は篤弘の初恋の少女が入信を望み続けた宗教団体・李凰国(りおうこく)の男だった。
亡くなった少女の想いを受け継ぎ篤弘は李凰国に入信するが、そこは想像を絶する世界である。
罪人の
公開処刑、抗争する新興宗教団体に属する少女の殺害、
そして十数年前に親元から拉致され李凰国に迎え入れられた少年少女達の運命。
「愛する男に斬られるのもまた甘美か?」
李凰国に正義は存在しない。それでも彼は李凰国を愛した。
「おまえの愛の中に散りゆくことができるのを嬉しく思う。」
李凰国に生きる少年少女達の魂、信念、孤独、そして愛を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 12:27:30
143646文字
会話率:29%
大陸の東にある大国稜の皇都、永春。東西交易で栄えたこの都には、多くの異類が人に紛れて暮らしている。高級青楼、金繡楼の主人である双月祥は、西域から来た青年だが、普段は永春一の美貌の妓女宵娥として振舞っている。その正体は、二百年を生きる吸血鬼
であり、金繡楼の妓女もみな同族だった。
名門白家の養子で道楽息子と評判の青年暁賢は、月祥が吸血鬼であることを知る数少ない人間のひとりで、飲み友達として付き合っている。
ある日、若い女の死体が発見される事件が立て続けに起こる。いずれも血を抜かれた痕跡があったため、他の異類から月祥ら吸血鬼が犯人として疑われる。濡れ衣を晴らすために調べ始めた月祥と、友達だからと言いながら好奇心満々で協力する暁賢は、被害者たちが新興宗教〈精魄道〉に関りがあることを突き止める。これ以上被害者を出さないため、また月祥は自分たちの濡れ衣を晴らすため、〈精魄道〉の秘儀への潜入を計画する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 12:13:35
50784文字
会話率:45%
『分かりました。明日世界が終わるように神様にお願いしてきます』
俺はシンジ。コクリコという偽名の元配信者の女と同棲している。
彼女はいわゆる社会不適合者で、メンヘラで、かまってちゃんで、うつ病で、精神的に病んでいる。
いつものように彼女の
愚痴や辛い過去を聞いている時、ふとコクリコは言った。
「――私はね……神様だったんだ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:10:00
3850文字
会話率:66%
東京は落ちていく、徐々に混沌の巷へ。
まじめな会社員がホストクラブに耽溺し、妻は見知らぬだれかの子を産んで口をつぐみ、神の子がいるシェアハウスには底辺の女が集い、狂信者が集う新興宗教の界隈では猟奇殺人事件が横行する。
すべての混乱は、異世界
線の悪魔たちを契機としてはじまった。だが、やられっぱなしでは済まさない。いよいよ「反攻」を開始するときがきた──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 01:24:31
441963文字
会話率:33%
網島舞香は、新興宗教団体の施設で暮らす友人を助けるために教団に潜入するが、逆に拉致されてしまう。舞香の恋人である浜城彰は、教団に乗り込んで舞香を奪還しようとするが、舞香とともに拉致され、抵抗分子を“処分(処刑)”するための部屋に送り込まれる
。そこには、チンピラの清水康介とその愛人である高柳瑠理、カジノの雇われ店長だった榊原洋平とディーラーの坂沼亜紀、そしてすべての財産を奪われた宗教二世の一卵性双生児・屋舗翔太と翔次という六人の先客がいた。
一度は死を覚悟した八人だったが、教祖の子どもが生まれたことから、恩赦がおこなわれることが明らかになる。その内容は、「奇数番目に部屋を立た人物は助かり、偶数番目に部屋を出た人物は“処分”される」というものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 18:00:00
59324文字
会話率:17%
とまりぎ会という宗教団体の施設に行って教祖の方にインタビューしてきました。
※このインタビューはフィクションです。
最終更新:2023-10-06 17:04:48
4887文字
会話率:0%
デリバリー新興宗教の人にお悩み相談する酔っ払いの話
最終更新:2022-01-18 20:05:08
5143文字
会話率:0%
新興宗教にハマり、死後の世界に希望を見出す真田太郎丸は不慮の事故で命を落とす。
冥界でのハーレムライフに期待を膨らませる太郎丸だったが、冥界の類は別に無かった。
激昂して世界を滅ぼそうとする太郎丸に、心霊交渉人《ゴースト・ネゴシエイター》真
壁順子が立ちはだかる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 11:53:43
3756文字
会話率:63%
舞台は現代日本。
守護精と呼ばれる存在が信じられている時代で。
連絡の途絶えた姉を探して都会へと繰り出した少女と、
新生活早々その下敷きになった青年を中心にして、一つの物語が動き出す。
初めは何てことのなかった人探しが、次第に世界の
秘密へと彼らを導いて行く。
多発する行方不明者と急に力をつけ始めた新興宗教。
全ての人間に恩恵を与える守護精とは一体何なのか。
突拍子もない出逢いから始まった二人は時に助け合い、時に口論しながら、共に様々な障害に立ち向かう。
その先で彼らを待っているものとは……。
エブリスタ様の方にも投稿しております。
のんびり更新予定です。
初投稿ということで至らぬ点が多々あるとは思いますが、是非ご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 02:02:53
12803文字
会話率:36%