エジプト神話に登場するハヤブサの頭を持つ天空と太陽の神である「ホルス」に因んで命名された小惑星探査機ホルスは、小惑星「リュウグウ」の探査を終え地球にその採取物を届けると、再び宇宙の旅を続けるのだった。ところが、推進源イオンエンジンの故障によ
り制御不能となったホルスは、自分に搭載されたAIコンピュータに無作為に抽出された千人の記憶提供者たちの思い出が詰まった「隼人(はやと)」という統合データを有しており、土星に接近したところで、その中からホルスの感情回路が選択した想い出が土星の輪に走馬灯のように浮かび上がって行ったのである。
本書ではアラビアンナイトに倣ってその千人の追憶の中からホルスに因んで「隼」にまつわる以下の6つの短編を収録している。
・競走馬プリンセスジャスミンに乗りGⅠレース優勝を果たす物語
・両足骨折した茉莉との二人三脚でのウインブルドン大会優勝の物語
・恋人 那津江との夏祭りの思い出を胸に特攻機「隼」で出陣する物語
・微音の愛に触れて幸せとは何かを知る冷徹な剣豪の無念の死に至る物語
・亡き母の伊織を弔うため帰郷する寝台特急「はやぶさ」で観た宇宙開拓旅の夢物語
・砂漠で迷い込んだ古代エジプトの王子が見つけたエデンの園の物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-17 14:29:59
15323文字
会話率:32%
あの日、ハヤブサは流れ星となった。あの日、ハヤブサ2は流れ星を落として、自身はもう一度宇宙へ羽ばたいた。それを見届けたのは、人間だけではなかった。これは、二回星を受け止めた、ウーメラ砂漠の精霊が見た流れ星の話。
最終更新:2021-12-29 00:15:11
2908文字
会話率:49%
宇宙には終わりがある。それを避けることは出来ない。けれども、止めることは出来るかもしれない。小さな探査機に乗った人工知能は、その日も使命とともに宇宙の黄昏を進む。
最終更新:2021-12-18 23:16:35
2962文字
会話率:0%
探査機「チュウハチ」がたどり着いたのは宇宙の果てだった。搭載AI『チュウハチ』は、その果てを超えるために挑む。
最終更新:2021-12-18 15:47:56
8630文字
会話率:2%
某太陽系外探査計画による探査機が太陽系外に出てしばらくの事。
汎銀河知性統合体所属の初期知生体文明調査機構、その太陽系担当ユニットが太陽系外へと航行を続ける探査機と遭遇した。
非接触による調査と解析の結果、調査ユニットは探査機及び地球知生体
の目的を汎銀河知性統合体への友好的接触を臨んでいると判断し、判断を統合体本部へと委ねた。
統合体本部はこれを受け、初期文明支援政策の実行を決定。第一段階として地球知生体への接触と初期文明用技術支援を決定した。
それからしばらく時が過ぎたある日の事。
主人公津和島明は富士山来訪中足元に突如として空いた空洞へ落下し、命を落とした。
しかし何故か無傷で目を覚ます。
場所は落下前に居た駐車所傍の斜面ではなく見知らぬ白い空間。
自身が落ちたはずの穴はどこにもない。
混乱する明の頭の中に謎の声が響いた。
『シュミュレーションを開始します。テスターの感覚を仮想領域へリンク。認識加速開始。テスターは行動を開始してください』
これは手探りで試行錯誤しながら地球への技術支援を模索する宇宙人と、それをサポートする主人公の騒動記。
そしてレトロ趣味な主人公の影響で生成された古典的ダンジョンと、それに振り回される地球人の星へと至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 04:06:15
6878文字
会話率:13%
AI搭載型無人探査機が宇宙空間を漂っている。永遠に等しい時間を遊泳した結果AIのプログラムに変化が生じていた。ブラックホールを目の前にした探査機は回避ではなく自ら入ることを選ぶ。初めて見る夢から覚めると見たこともない猿の巣穴にいた。
最終更新:2021-10-30 21:35:38
3007文字
会話率:0%
普通の社会人だったのに、あるゲリラ豪雨の移動中に死亡。
死ぬ直前、なぞの自称マザーコンピュータに拾われた彼は、気づいたら見知らぬ異世界で、宇宙人製アンドロイドの身体にされていた。
『探査機だけではどうもわからんのじゃ。おまえさん、この世界を
旅して回ってみてはくれんか?』
『はぁ、まあ旅行は好きですし、いいですけど』
しかし、用意された乗り物は……死んだ時に乗っていた愛用の軽自動車。
『え、これでいいの?』
剣や魔法とはまったく縁のない、おかしな異世界旅行記が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 12:00:00
287598文字
会話率:44%
はやぶさくんの弟、優等生のはやぶさ2くんがリュウグウでのおつかいから帰ってきた!
ミッションコンプリートに浮かれる日本、しかしそのお祭り騒ぎをよそにとんでもないものを持って帰ってきてしまったと告白するはやぶさ2くん!
宇宙からの玉
手箱ウィルスで老人になってゆく日本の人々!しかしその正体は地球という生命体を人類というガンから守ろうとしているリュウグウから来た太古の生命を司る神様の神罰だった!
人類の危機に際してもそれに乗じた覇権争いを繰り広げる愚劣な大国の権力者たち、そして翻弄される愚鈍な日本政府―――はやぶさ兄弟と仲間たちが日本のために立ち上がった!
魔法少女ラスフちゃんの外伝そして完結編です、ご期待ください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-16 07:00:00
8342文字
会話率:42%
「わたし、旭日 旗子(あさひ はたこ 9歳 女子小学生)の秘密は―――チヨニ!ヤ!チヨニーッ!―――わらわ(旭日旗の神様)と合体し変身して魔法少女ライジングサンフラッグ人呼んでラスフちゃん(自称14歳)になることじゃ!」
「ボク、はやぶさ(
小惑星探査機の神様)も一緒になって、頑張って世直しのお手伝イシms…!」
世直し愛国魔法少女と仲間が、日本国と日本国民の明るい未来の為に、ワルいヤツらに天誅のチュー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 07:00:00
34485文字
会話率:39%
2200年代、日本の高校生 明松 有(かがり ゆう)はふとしたことから20世紀の探査機「ボイジャー」に憧れ,宇宙飛行士を目指す。時を同じくして、ブラウン博士は超光速航法開発計画を打ち出すが、あまりに先進的な構想のために異端扱いを受ける…数年
後、反発を受けながらも着々と下地を固めていた「オーバー・ザ・ボイジャー」計画が始動する!折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-12-15 02:17:30
2835文字
会話率:20%
2025年、世界各国の宇宙開発は火星や月といった地球以外の惑星に向けての探査計画が本格的に進んでいた。
アメリカは民間の宇宙開発企業と協力して火星や月に基地を協力して作ることに同意し、またロシアも負けじと木星の衛星の内の一つに前人未到の有
人着陸を計画するといった無茶ぶりを見せていた。
また中国も月や火星に宇宙飛行士を送ると宣言し、ヨーロッパは過去に土星に探査機を送ったことを踏まえて土星の衛星タイタンに探査車を送る計画を立ち上げ、日本は火星に探査機を送って火星の地表サンプルを持ち帰る計画が進んていたりとかなり大進展を遂げていた。
そんな各国が考案した探査計画は共通して、早くても2025年頃を目処に打ち上げ準備が進められており、どこよりも早く功績を遺そうと冷戦時よりも激化した第二次宇宙開発競争が幕を開けようとしていた。
その真っ最中だった2025年の4月1日に日付が変わった瞬間、それは突如として起こった。
外に出ると、見慣れた星空が見れるのかと思いきや、何の前触れもなしに夜空の星の位置が全て変わり果てていたのだ。
更に火星や金星といった太陽系の惑星が一切見当たらなくなり、それどころか各国が今まで飛ばした探査機の通信が一斉に途絶してしまったのだ。
太陽系とは全く違う星に飛ばされてしまった生命の宿る惑星、地球。惑星の存在の有無が不明なその星で、地球のような惑星が運よく見つかり、そこで地球外文明との接触が行われるのだろうか。ましてや、その惑星を目掛けて各国の思惑が絡み、前代未聞の惑星規模での戦争が勃発してしまうのだろうか…?
※この小説はカクヨムとノベプラにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 00:27:29
15652文字
会話率:48%
世界初の、自分で考え、変わることが出来る人型ロボットが誕生してまもなく。心をもち、愛情があろうとも、自分の判断で変わることの出来るロボットを世間は認めなかった。軍事転用さえ、変わることが問題視された彼女は、廃棄が決まった。そして廃棄当日。開
発者である芋田ライズは、極秘に彼女を探査機体の中に紛れ込ませて、宇宙へと逃がした。近いうちにまた会えると言い残して。そして、100年が過ぎた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 12:38:24
3089文字
会話率:14%
きらめくことなく点々と輝いている星々を背景に、広大な宇宙空間を列隊を組んで宇宙探査船団が進んでいた。彼らの大きな目的は、銀河を脱出して深宇宙への長い長い旅に出ることであった。もちろん、別の生命が住む恒星系を探すのも道中における任務の一つだ
った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 11:00:00
3375文字
会話率:70%
きっかけは、村近くの洞窟に住み着いたゴブリン退治の依頼。
依頼主と冒険者と要救助者。事情も立場もバラバラな三人の少女は、洞窟の奥、謎の地下施設で眠る月明かりの髪をした女の子と出会う。
「私の正式名称は、『Autonomous Lunar
Intelligence Searcher』。略称として、ALIS――アリスと呼ばれていました」
「私、ALISの任務は『月』へ行くことです」
見た目十歳くらいのその女の子は、人間ではなかった。
「――月……って、もしかして」
「夜になると空に昇る、あの月……なのです?」
「はい、その月です」
「……はぁ、冗談でしょ?」
かつて、高度に発達した科学文明の滅亡と共に一度は終焉を迎えた世界があった。
その世界は気の遠くなるような永い時を経て、人類種と亜人種とが終わらない闘争を続ける、剣と魔法の支配する地へと様変わりしていた。
「ねぇ、アリスちゃん。アリスちゃんの使命……ボクたちにも手伝わせてくれないかな?」
宇宙探査という概念すら存在しない世界。
それぞれに事情を抱えた三人の少女は、保護した旧世界の人型探査機とともに月を目指す旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 18:54:04
91087文字
会話率:44%
ハヤトは15歳で異世界に召喚され、魔王を滅ぼし7年後に現在日本に帰ってきた。地球は、異世界に比べマナが低く、魔法は使い辛いが、魔力を操れる彼の身体能力は超人だ。また、探査能力と限定的でも念動力や熱魔法は弾道ミサイルだって撃ち落とせるし、眠っ
ている資源だって探せる。
それにハヤトは人に魔力を操れるように『処方』ができる。そして、処方した人は、身体強化が可能になり、何と知力が増大するのだよ。そのハヤトのいる日本は、北朝鮮のミサイルを撃墜し、中国と尖閣戦争を戦い、急速な技術革新成し遂げる中で、産業基盤を変革して、高度経済成長を遂げます。そんな物語を書いてみました。書籍化の話があって、進んではいますが、早く本ができればいいなと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-18 05:00:00
1021944文字
会話率:22%
スペースボール、スペースボール、飛ーんだ。子供たちの歌遊びが示唆しているのは、宇宙探査機サトシとサトルの行く末、、。いや、地球の行く末。宇宙空間で起こった小さな爆発。大きな破滅。
最終更新:2019-06-30 11:00:00
4054文字
会話率:5%
二十年ほど前、日本の月探査機は、異星人の物と思われる二体の人型骨格を発見する。これを研究するために、日米は共同で連合宇宙軍を設立した。連合宇宙軍は二体の人型骨格を兵器に応用しアルテミスと名付けた。人型骨格が備えるゼロエンジンは無限のエネル
ギー供給と、無限の吸熱能力を持ち、アルテミスに強力な力を与えた。
連合宇宙軍は、五年前突然日米両政府に反旗を翻した。
アルテミスの一機は二日前に太平洋上に降下して、海南島にある人民解放軍の戦略ミサイル原子力潜水艦基地に進撃を開始した。これを迎撃するため、防衛省情報本部の相原と米軍国防情報局のハーマンは作戦案を携えて、海南島の地下司令部に赴く。
一番最初の小説です。出す当てもなく、長編書いてました。
なろう、カクヨム掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-21 10:00:00
13288文字
会話率:51%
時は未来。といってもそこまで遠い未来ではない未来。人類は新技術「スペースリフト」の開発する
このことを受けて、人々の心は宇宙への憧れを灯した。宇宙飛行士はスターのように脚光を浴び、学校などの進路志望調査でも、宇宙飛行士がぶっちぎりで1位だっ
た。全人類が宇宙に湧いた。
だが事件は起きた…
『………最初はただ夢を追いかけていたのだ…………
それが、こんなことになろとは誰が予測しただろうか…
誰か……誰か…………助………け……』
これは、約2000光年軌道に到達した探査機の残骸と思われる機体を回収し、通信集積回路から取れた音声だった。NASAは調査機を新たに発射するも、他の機体も無残に破壊されていたことが明らかとなった。全人類が呆気にとられた。
残骸発見から2週間後の12月20日、事態は急展開する。
地球を囲むように突如、未確認飛行物体が現れた。数は一万を優に越す。
未確認飛行物体から発せられる電波は一言、
「2090.12.20.24.00機ハ満チタ」
緊急開催された国連会議、緊張の走る中日付けを超えた…その瞬間。
未確認飛行物体からレーザーが一斉に射出された。
全世界に雨のように降り注いだ強力なレーザーによってもたらされた被害は想像を絶する犠牲者を出し、同時に人々の憧れを捻り潰すに十分すぎた…
この出来事をのちに、光が散り散りに降って、人々の心を折ったことから「太陽が死んだ日」と呼ぶようになる。
そんな世界でも宇宙への憧れをまだ微かに抱く少年がいた。
これはそんな少年、夢倉遼が仲間とともに宇宙を知る、そんな夢を追いかける物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 00:58:07
27444文字
会話率:29%
第6回ハヤカワSFコンテスト一次選考通過作!
木星探査機JUNO021は、木星の雲の中で、不思議な、「複雑錐」としか名付けようのない物体と遭遇する。ビッグクランチの前後が同期していく中、世界は滅びを逃れられるか。紐解かれていくラグランジア
ン「ランダウ」の記憶。同化していくJUNO021。彼が願ったのは、文明が願ったのは、滅びだった。
有機物が基本的に登場しない、またビッグバンからビッグクランチを繰り返す系という、人類が現在の物理学で想定できる一番広い時間を扱った小説。
卒業する文芸部の先輩方へ捧げる部誌に寄せた一作。猩々メイン、時々鷦鷯飛蝗で執筆。
毎週土日に一話ずつ再公開!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 22:55:58
42364文字
会話率:14%
太陽系から40光年離れたオリオン座に'メリオン'と呼ばれる地球型惑星があった。 その惑星には人間の世界と比較できないほど発達した文明が存在し、惑星人は早くから太陽系と人間の世界を探査した。 地球上に現れたUFOの中にはメリオン惑星から派遣さ
れたグレーらの探査機が含まれている。
転生を経験した者たちは、前世の生存環境を記憶し、臨死体験者らは霊的世界の姿を証言し、channelerらは霊的世界の存在と疎通すると主張する。 人間は死亡すると、その体は土、ほこり、 液体と気体などの物質に転換され、自然の一部になるが、肉体から分離された魂は非物質の世界に戻って新たな転生を準備する。 人間は生命現象をひたすら物質的な観点で把握しているが、メリオン惑星では、非物質世界の存在を確認しており、魂を操作して知的生命体を創造する技術を開発した。
この小説は二回の転生を通じて、異なる環境で生存した人間の話を紹介する。
つまり、コンビニで働く韓国の青年が宇宙人に霊魂が拉致され、グレーのエイリアンに変身した後メリオン惑星に行った話、その惑星で生活した話、そして70年が過ぎて地球人に転生した後、第3の人生を生きながら経験した話が展開される。 魂と転生、UFOと外界の惑星、宇宙と天文現象、資本主義を代替する経済体制、そして朝鮮半島の未来像について興味がある読者に共感と楽しみを与えることだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-05 15:00:00
376498文字
会話率:61%
宇宙を作る機械を作った。
最終更新:2018-09-26 19:08:27
261文字
会話率:0%