魔法や獣人が過去に存在していたが、源となるマナが減少し、希少となった世界。
獣人の祖を持つ島国シャムールの王女フランは、王家の中で厄介者として扱われていた。今や獣人としての血は薄れ、誰もが普通の人間と変わりない存在となる中、フランだけが先
祖返りで獣に変身する力を持っていたからだ。
先祖返りは国に災いをもたらす存在として疎まれている。その上、両親によく似た妹王女と比べ、個性的なピンクゴールドの髪と金色の瞳を持つフランは、明らかな差別をされて育った。それでも慎ましやかな幸せを夢見て、身の回りで唯一優しくしてくれる騎士団長にほのかな恋心を寄せていたが……。
ある日、海の向こうの軍事大国による侵略が島国を襲う。シャムールを支配下に置いたヴォルカノ帝国は、従属の証として王女のひとりを差し出すよう命じた。
行き先は冷徹で恐ろしいと噂の皇帝の妃候補が集められる「花離宮」。そんなところに送られれば、末は慰み者にされるか、孤独に心を壊されるかわからない。
騎士団長への思いが国に残りたいという気持ちを強くしたが、妹王女が彼と恋仲だと知ったフランは絶望する。心を押し殺し、自らが貢ぎ物となることを決めるのだった。
孤高の皇帝の寵を奪い合う女の園で、フランの運命は動きだす――。
※ベリーズカフェ、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 10:16:45
120349文字
会話率:27%
広大な魔境とも言える大森林……『魔女の森』に一人の少女が住んでいた。
彼女の名はメリア。
まだ赤子だった頃に森に捨てられたメリアは、その森に住む魔女に拾われて彼女の孫として育つ。
メリアの育ての親である魔女は、近隣諸国にも伝説として
語り継がれるほどの薬師にして魔導士であった。
だが……やがて魔女はその長い生涯に幕を下ろす。
そして、その知識や技の全てをメリアは受け継ぎ、それを駆使しながらも、ひとり細々と森の中で慎ましやかな生活を送っていた。
しかし、ある日、ある出会いによってメリアの運命は一変することになる。
それは彼女にとって、ある意味では予想していた事態であり、彼女が抱える人には話すことのできない秘密に関わるものでもあった。
そして、行き着く先は……望むと望まざると訪れるであろう破滅の未来。
運命に立ち向かうのか。
それとも、どうにかして逃れようとするのか。
メリア選び取る未来。
その行く先に待ち受けるものは何か。
いま、その運命の物語が幕を開けるのだった。
※不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 18:00:00
71213文字
会話率:33%
◼️予約投稿をしておりますので、総文字数が多く表示されるかと思いますが、一話あたり3000程度です。
人里離れた山陵の中で、慎ましやかに暮らす少女がいました。その名はミミリ。見習い錬金術士です。彼女の家族は機械人形(オートマタ)とうさぎの
ぬいぐるみ。
まだ見ぬ世界へ想いを馳せるミミリは、ある人との出会いをキッカケに、勇気を出して冒険を始めます。
これは、一人では何もできなかった少女が、仲間と出会い、新たな錬成レシピを得て、錬成アイテムを駆使してモンスターと闘いながら少しずつ成長していく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 19:08:48
664264文字
会話率:42%
平々凡々が取柄で、慎ましやかに暮らしている、私こと苅部まゆり、21歳。
のに、私のパート先である大手の会社は割とトラブルだらけ。
そんな日々の中で、この度わたくし、超絶美形の殺人甘党男性とお知り合いになりました。
え? それはスイーツ
男子ではないのかって?
あんな罰ゲームにできる代物の紅茶や甘い物を常に食べてる人間、そんな可愛らしい言葉で片付けられっかっ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 00:55:54
17631文字
会話率:32%
男爵家令嬢のルイ―セは、双子の病弱な兄と共に、領地に籠って慎ましやかに暮らしていた。
ある日、アーデルハイド王家から兄のカールを王宮へ呼びつける書簡が届く。
しかし、病弱な兄を王都へ向かわせることは困難だと思ったルイ―セは、自分が兄の身代わ
りになろうと、男装して王宮舞踏会へと乗り込んでいった。
「私がカール・ティーセルです」兄の名を名乗り、男装してワルツを踊れば元の生活へ戻れると信じていた彼女の元に、今度は王太子殿下からの書簡が届く。
どうにも断れない状況へと追い込まれ、男装したまま王太子殿下の側近として働くことになった彼女は、王妃殿下と一晩だけの約束でドレス姿を披露することになった。
その姿を王太子殿下に見られたことで、彼から一目惚れされたルイ―セは王太子殿下との婚約を回避しようと国外逃亡を決意する――。
※主人公ルイ―セは男装し兄の名前を名乗ります。
〇主人公ルイーセ・ティーセル →カール・ティーセル(男装時)
〇双子の兄 カール・ティーセル→ルイス・ティーセル
※乙女ゲーム世界の話ですが、主人公はゲームヒロインではありません。あくまでも脇役です。
※ゲームヒロインは転生者ですが、作者の力量不足によりその設定があまり生かせておりません。
※主人公のハーレム状態になりますが、これにも一応設定があるため、最後には理由が明かされます。
※乙女ゲームの世界は【王立学術院】入学後の三年間になります。36話からがゲーム本編になるとお考え下さい。
※幼い子供に性的な描写が後半で薄っすらあります。嫌悪感のある方は読むのをお止めください。
※この作品は同時にアルファポリス様にも掲載する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 15:50:28
459834文字
会話率:33%
何不自由なく暮らしていた少年王子。ある日、魔族の急襲を受け、堅固なはずの王城はあっさりと陥落。王族は散り散りばらばらになり、少年王子は人気のない山に落ち延びますが、そこで空腹と疲労で倒れてしまいます。
そこを助けたのはぽつんとした一軒家で
ひとりで慎ましやかな生活をしていた少女。
実は彼女は聖職者でありながら、肉食をしたと密告され、追放された先代聖女の忘れ形見。
贅沢に慣れ、不満ばかりの王子と王子にも情け容赦なく厳しく当たる少女との奇妙な生活。
でも、少しづつ心も通い始めます。
そんな時、魔物がそこにも現れて……
十五歳の少年少女。ボーイミーツガール。初々しい初恋もの。ハピエンです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 19:00:00
14000文字
会話率:55%
百合には前世の記憶がある。
前世はノエル=ゾラ公爵令嬢。優しく、誰にでも愛される様な愛らしいご令嬢だった。彼女は予知夢という特殊な力があり、人助けにも役立てていた。
そんなある時、予知夢で“とある少女”が学園に入学してくることで自分は何も
していないのに誰からも疎まれる存在にされてしまう自分の未来を知る。心の繋がりが最も強い双子の弟ノアに泣きながら相談していた。しかし、そのノアもその時が来ると他の者達と共にノエルの話を一切聞かずに一方的にノエルを責め立てた。全てを話していたノアだけは、と思っていたのに……。
味方などおらずたった一人となったノエルは絶望した。絶望して、死という形でその世界に別れを告げた。
そして、百合として生まれ代わり幸せに暮らしていた。そんな中で、思い出してしまい気分は最悪!
もうあんた達にも似たような騒動にも私の人生を左右されたりしない!!
百合は徹底的に地味に?慎ましやかに?過ごす。
けれど、馬鹿共に絡まれてしまった。
はあっ!?寝言は寝てから言え!!!
※シリーズ【乙女ゲーム】は、息抜き用に書いていますので評価の多いものを優先的に更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 20:20:56
70915文字
会話率:19%
母が亡くなり、父である男爵に引き取られた平民育ちのケリー。
彼女は父の命令により、貴族の子女が通う学園に放り込まれてしまう。結婚相手を見つけられなければ、卒業後すぐに好色な金持ち老人に後妻として売り飛ばすと脅された上で。
そんな彼女が目
をつけたのは、婚約者の公爵令嬢とは不仲という噂の第二王子。正妃である必要はない。殿下の妾になればきっと今より幸せになれるはず。
必死にアプローチする彼女だったが、ある日公爵令嬢と第二王子、それぞれの本音を知ってしまう。
バカらしくなった彼女は慎ましやかな幸せを手に入れるため心を入れ換えるのだが……。
悪人になれないお人好しヒロインと、一目惚れしたヒロインを一途に追いかけた策士なヒーローのお話。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 20:01:06
8027文字
会話率:50%
侯爵令嬢であるシャーロットには、双子の姉がいた。
慎ましやかなシャーロットとは違い、姉のアンジェリカは気に入ったモノは手に入れないと気が済まない強欲な性格の持ち主。気に入った男は家に囲い込み、毎日のように遊び呆けていた。
「王子と婚約した
し、飼っていた男たちはもう要らないわ。だからシャーロットに譲ってあげる」
ある日シャーロットは、姉が屋敷で囲っていた四人の男たちを預かることになってしまう。
幼い頃から姉のお下がりをばかり受け取っていたシャーロットも、今回ばかりは怒りをあらわにする。
「お姉様、これはあんまりです!」
「これからわたくしは殿下の妻になるのよ? お古相手に構ってなんかいられないわよ」
ただでさえ今の侯爵家は経営難で家計は火の車。当主である父は姉を溺愛していて話を聞かず、シャーロットの味方になってくれる人間はいない。
しかも譲られた男たちの中にはシャーロットが一目惚れした人物もいて……。
「お前には従うが、心まで許すつもりはない」
しかしその人物であるリオンは家族を人質に取られ、侯爵家の一員であるシャーロットに激しい嫌悪感を示す。
だが姉とは正反対に真面目な彼女の生き方を見て、リオンの態度は次第に軟化していき……?
全6話。完結まで1/27中に投稿いたします。
この作品はアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 20:37:59
15751文字
会話率:43%
D級冒険者チームのリーダーであるリチャードは、兵士の採用試験を受けていた。
その理由は、部下が誰一人としてパーティーにはおらず、新しくスカウトしようにもすぐに同じギルドの先輩たちに引き抜かれてしまうからである。
このままでは未来はない
中での一発逆転をかけた転職だったが、面接を担当した騎士からはバカにしたような態度で応対されてしまった。
「はっきり言って、君程度の使い手が入り込む余地はないんだよね」
不合格を受けた後に日課となっている修練を行うも、あまり身が入らなかった。
持っている主人公補正というスキルも決して珍しいモノではなく、これと言った才能もない。自分は剣の腕も冒険者としてもこれ以上は成長しないような気がする。
冒険者を引退して、地方の寒村にでも行って慎ましやかに暮そうと思ったとき、森の中に妙な光が見えた。それは青緑色に光るユニコーンの角だったのである。
ユニコーンはリチャードの前に立つと、自らをシャムシールと名乗った後で言った。
「単刀直入に言うよ。小生を仲間に入れて欲しい」
この出会いによって、うだつの上がらなかった主人公の運命は大きく変わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 12:13:44
74436文字
会話率:48%
ソラビア王国は結界で守られた魔法王国だ。
気象を操る第一王子レオポルド、時間を操る第二王子ウォレス、空間を操る第三王子コンラッド。三王子とも優秀で、自然を凌駕する王国は未来永劫安泰だと思われていた。
王国には固有魔法を使用するにあたって
厳しい掟がある。その魔力と魔法を個人の欲のために使ってはならない。全ては国民のため、国のために善行としてのみ、そしてどうしても避けられない国の危機の時のみ使わなければならない。
天の恵みを自分の望む通りに変えては自然災害につながるかもしれないし、時間を勝手に巻き戻しては歴史を大きく変えてしまう可能性もある。空間魔法もまた然り。聖女が守るこの国は、慎ましやかに生きる事を美徳とする。
それは何百年と続いており、未来永劫続くはずだった。
第二王子のウォレスが、一人の女の子を助けようとして使った逆行の魔法から全てが狂っていく。
全5話で完結です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-02 09:00:00
28407文字
会話率:53%
クライン公爵家の令嬢ライラは、ウリザーグ王国の第一王子ハリソンに一方的に婚約破棄を言い渡された。
さらに、領民を虐げたなどというあらぬ罪でクライン家の領地を接収された挙句、ライラは家族ともども国外追放されるという重罰を受けることとなった。
幸いなことに財産までは接収されなかったため、隣国で慎ましやかながらも不自由のない生活を送ることができたものの、ライラの父であるクライン家当主は勿論、ライラ自身も、ハリソンを含めたウリザーグ王族に対して腸が煮えくり返っていた。
煮えくり返っていたから、ついハリソンに恨み辛みを綴った手紙を送ってしまった。
※全7話。短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 00:17:27
5851文字
会話率:6%
婚約者クロシュラに突如として婚約破棄を告げられたダイナ。悲しみに暮れるダイナは手持ちの靴とドレスを全て焼き払い、単身国家の中心地である神都を目指す。
どうにか手にしたカフェ店員としての職、小さな住まい。慎ましやかな生活を送るダイナの元に、あ
る日一風変わった客人が現れる。
紫紺の髪の、無表情で偉そうな客。
それがその客人の第一印象だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 20:43:59
53764文字
会話率:58%
時代はいつ頃か。明治時代の片田舎に住んでいる林 秋継と紅時夫妻は、奉公している婆と次男の終一と共に、慎ましやかにも暮らしていた。隣に住む伊藤継一の嫡男、啓之助と稲の品種改良をしている。ある日、玄関の引戸の前に桜ノ木が置かれていた。近隣ではま
だ、満開の桜はなく、秋継が燻かしがる。同時に、黒い子猫が家に入って来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 22:19:37
19360文字
会話率:48%
悪役令嬢として名を馳せた公爵令嬢——マルテ・ガラクシアは、コンスタンシオン王立刑務所にいた。
断罪、婚約破棄、冤罪、そして強制収監——。
そんな不幸な運命に逆らうことも出来ず、牢の中で慎ましやかな生活を送るマルテ。
そこへ、ひとりの令
嬢が現れる。
じっとりと濡れた黒髪——。
業火のように燃える赤い瞳——。
幼さも可愛げも見当たらない醜い顔——。
そして、誰もを見下ろしてしまうほどの長身——。
彼女の名は、トリエノ・ベンティスカ。
「マルテ様の為に、この世界を変えてみせますわ……」
——後に、《落雷の令嬢》と呼ばれるようになる女。
果たして《落雷の令嬢》は、親友である《悪役令嬢》の身に降り掛かる数多な不幸を取り除く為、この世界を変えることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 18:00:00
42725文字
会話率:51%
公爵令嬢エリス・カルマートは、十三歳の誕生日に『人の本音を聞き出す魔法』を妖精からプレゼントされる。
これで恋も人生も思い通りのはずなのに、嫉妬から子爵令嬢をいじめ、そのことで婚約者である第一王子アルウィンに婚約破棄される。
エリスは家族
にも一族の恥と見捨てられ、最後は幽閉されて孤独に死んでしまう。
しかし目覚めれば再び十三歳の朝に戻っていた。
今度は幽閉されないために、エリスは魔法を使わず慎ましやかな人生を送ろうとするのだが、その先に待っていたのは王子の毒殺と、その冤罪でエリスと公爵家全員が処刑されるという悲惨な結末だった。
三回目の人生を迎えたエリスは決意する。
「このままなんて、いや……! 戦って、戦って、戦って戦って戦って、絶対に生き延びてみせますわ……!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 12:15:26
83466文字
会話率:36%
出会った人がおどろくほどの不細工な顔を持って生まれたわたし。それを開き直れるほどの度胸もなく、苛烈なイジメに遭いあっという間にドロップアウトコース一直線。デブス引きニートな自分に嫌気が差して自殺すれば、望んでないのに生まれ変わる。しかも顔も
体型も前世と同じ。ちょっとこれ、どういうことよ神様――。そう思っていたらなにやら様子がおかしい。この世界においてわたしの容姿は周囲にはおどろくほどの美少女に見えるらしいのだ。それでも美少女として生きる度胸のないわたしは、慎ましやかに生活しようとする。そんなときに「だれもがおどろくほどの不細工」と評される王子様とのお見合いパーティーに引っぱり出されて……。
※他投稿サイトと重複掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 00:00:00
16393文字
会話率:23%
「私は君といれるならどんな犠牲も厭わない」
帝都でも有数の名門貴族の嫡男であるイーヴリースは身分違いのイヴに恋をした。
貴族の地位も何もかも捨て、イヴと2人穏やかに過ごすことを夢みて慎ましやかに暮らしていたがある日悲劇がおきる。
最愛
の人であるイヴが殺されたのだ。
これはある男の悲劇の物語。
最愛の人との再会を願い悪魔に全てを捧げた男のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 21:35:53
23215文字
会話率:33%
この世界には、神の声を聴くことができる清らかな身体をもった女性たちがいた。
その女性たちは聖女と呼ばれ、各地の教会で慎ましやかに暮らしている。
彼女たちは聖女の務めとして、祈りを捧げ、神の声に、民の声に耳を傾け、神と民の橋渡しを行っていた。
聖女を巡って国が亡んだり戦争を起こしたという歴史も残っているくらい、彼女たちは各国にとって重要なな存在であった。
中でも特に神々の声を聴く力が強い女性は、大聖女と呼ばれており、現在は世界では1人しかいない。
そんな、大聖女のエリスは、大聖女の名に恥じない豪華絢爛な大聖堂で暮らしていた。しかし彼女は、聖女らしく、慎ましやかに日々を送っていた。そう、今日までは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 23:03:02
8454文字
会話率:54%
壊れかけた鳥籠。
その中に閉じ込められた魂。
その魂の願いは、ただ一つだけだった___………。
資産家・国会議員の娘として何不自由なく育った美岬。
ある傷痕を抱え、母と二人慎ましやかに暮らす和歌。
和歌の従兄であり、あるレッテルを抱える廉
。
それぞれが抱える闇から生まれた
複雑な思いが織り成す、複雑で滑稽な、それぞれの物語が動き始める………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 12:47:38
273553文字
会話率:11%