地球にダンジョンが出現して25年。
「ダンジョン適性」が人生を決める時代。
16歳の遠川或斗(とおかわ あると)は“適性ゼロ”──人類の中でも最も無価値とされる存在だった。
学校では「ネズミ組」と呼ばれる最底辺のクラスに組み分けられ、見下
されるのに慣れ、無感動な日々を送る或斗。
或斗の心を折れたままにしていたのは、かつて同じ孤児院で育った幼馴染・親留 未零(ちかどめ みれい)の死であった。
だがある日、或斗は死んだはずの彼女の姿を再び見ることになる。
彼女の死に疑問を抱いた或斗は、封じていた感情と向き合い始める。
これは、何の力も持たなかった少年が“虹の眼”を開き、奪われた真実と、大切な人を取り戻すために抗う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:51:53
361659文字
会話率:25%
信じられない程タイトル通り
第一部は説明パート&ギャグ
第二部以降は目を疑うかもしれませんがシリアスや感動系になるパートありです。
最終更新:2025-06-08 14:59:30
351028文字
会話率:86%
2年前に旦那を事故で亡くし、シングルマザーとなった私は、ある日息子とともに異世界に召喚された。
私達を召喚した人間達は、息子を勇者と呼び、復活した魔王と戦わせようとしていた。
まだ中学1年生の息子を魔物と戦わせるなんてとんでもない!と奮闘し
たところ、邪魔者扱いされた私は、たった一人で魔物の巣窟に置き去りにされる。
死を覚悟した何の力もない私を助けてくれたのは、人間の敵であるはずの魔物たち。
一緒に過ごしていくうちに情も芽生えたけれど、平和な日々は長くは続かない。
数々の試練に対抗できる自分の武器は、料理の腕と機転を利かせることだけ。
息子に会うまでは死ねない!と、日々奮闘しているうちに、いつしか私は魔王軍の幹部になってしまった。
そんな訳で、感動の親子の再会は、戦場で敵同士となる事に・・・
何でこんな事になった?責任者でてこい!大事な一人息子、絶対無事に取り返してみせます!
アラフォーおばさんの反撃が、今ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 14:33:19
1259235文字
会話率:47%
桃色の髪がチャームポイント、ちょっとおちゃめなわたし――エリーゼ・バンダームは、ルマンド王国魔法学院の卒業式に出席していた。晴れやかな陽射し、着飾った仲間たち、別れの涙。今日という日は、感動の嵐になる……はずだったのに。
「エリーゼ、お
前との婚約を破棄する!」
……うん、そう来たか。
壇上に立つのは、筋肉もりもりで頭がちょっと残念な元婚約者、レンブランド様。どう見ても空気読んでないその宣言に、場内は騒然。いやいや、卒業式ですよ? 一生に一度の感動イベントなんですよ?
そして追い打ちをかけるように、会場の奥から立ち上がったのは――セザンヌ・アルフォード王女。お隣の国の超重要人物でありながら、満面の笑みで壇上へ。
「わたくし、レンブランド様の子を授かりましたの」
……卒業式って、こういう暴露大会だったっけ?
まさかの国際ロマンス劇場開幕に、場内は悲鳴とざわめきの嵐。あっちでは気絶、こっちでは嗚咽、わたしは咳き込み中。
そして現れたのは、ナルシスト全開の第三王子ウイリアム様は、実は王女の婚約者。「本当なのか!?」なんて問いかけに、王女は恥じらいつつ「はい♡」とお返事。
……ねぇ、これマジで戦争始まらない?
と、その場をキリッと締めたのが第一王子、シャルル殿下。イケボで「卒業式は中止。関係者、会議室に移動せよ」。いや、命令が軍隊。
というわけで、わたしたち四人は騎士たちに囲まれて、会議室に連行されました。はい、もうドナドナです。
――静かに卒業したかったなぁ。でも、これはまだ序章。
このあと始まる、王族たちの怒り、浮気男の言い訳、そしてわたしの反撃。
さあ、スキャンダルの舞台はこれから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 13:20:00
46835文字
会話率:25%
魔族から愛息子を守るために大魔法を発動させたリラン。その代償により眠りについたリランが目を覚ますと十年も経っていた。
久しぶりの感動の再会と思いきや息子は自分の顔を覚えていない!?えっ!?しかも問題児ですって!
それに加えて私が先生だなんて
…
愛が強い母親が世界を救うお話です。
R15は保険…序盤だと関係ないです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:16:45
17155文字
会話率:45%
戦国乱世、不屈の魂が未来を掴む!
これは三河の弱小国主から天下人へ、不屈の精神で戦国を駆け抜けた男の壮大な物語。
幾多の戦乱を生き抜き、不屈の精神で三河の弱小国衆から天下統一を成し遂げた男、徳川家康。
本作は家康の幼少期から晩年までを壮
大なスケールで描き、戦国時代の激動と一人の男の成長物語を鮮やかに描く。
家康の苦悩、決断、そして成功と失敗。様々な人間ドラマを通して、人生とは何かを問いかける。
今川義元、織田信長、羽柴秀吉、武田信玄――家康の波乱万丈な人生を彩る個性豊かな名将たちも続々と登場。
家康との関わりを通して、彼らの生き様も鮮やかに描かれる。
笑いあり、涙ありの壮大なスケールで描く、単なる英雄譚ではなく、一人の人間として苦悩し、成長していく家康の姿を描いた壮大な歴史小説。
戦国時代の風雲児たちの活躍、人間ドラマ、そして家康の不屈の精神が、読者を戦国時代に誘う。
愛、友情、そして裏切り…戦国時代に渦巻く人間ドラマにも要注目!
歴史ファン必読の感動と興奮が止まらない歴史小説『不屈の葵』
ぜひ、手に取って、戦国時代の熱き息吹を感じてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:00:00
751803文字
会話率:60%
静かに心を閉ざしていた少女・白雪彩音(しらゆき あやね)。
誰にも本当の気持ちを見せず、ただピアノの音にだけ、すべてを託していた。
春。高校に入学した彼女は、朗らかで繊細な心を持つ少女・島野咲羽(しまの さわ)と出会う。
人前で話すのが苦
手な咲羽と、感情表現が下手な彩音。
ぎこちない日々のなかで、少しずつ重なり始める心と音。
部活、放課後の音楽室、季節の行事、交わされる手紙。
「恋」なんて言葉を知らなかったふたりの距離は、
ひとつの旋律のように、静かに、確かに、近づいていく――
これは、ピアノが結んだふたりの少女が
“ほんとうの気持ち”を見つけるまでの、ひとつの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:13:18
65283文字
会話率:30%
ジャンル:スローライフ+感動系+微ファンタジー冒険
舞台:魔物と人間が共存する田舎ファンタジー世界
少年:スライムを「家族」として扱う心優しい少年。牧場の維持とスライムたちのケアを毎日行っている。
スライムたち:それぞれ個性があり、感
情を持つ。言葉は話せないがテレパシー的な共感がある子も。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:00:00
4957文字
会話率:44%
多種多様な種族が生息する世界“アウァロン”唯一の大陸であるアトラ。その極東に位置する魔皇国は大陸中の国家から恐れられる魔王エリュシオンが治める千年王国である。魔皇国軍部の最高責任者である六魔将の一人“暗黒卿”ラグナ・アルモスは大陸中を
飛びまわり魔王から与えられた“始まりの任務”の答えを探し続けていた。
そんな中舞い込む一件の重要報告、動き出す魔皇国の計画。その一端を担う彼は―――召喚された勇者たちの師である冒険者として、そして魔王の右腕である暗黒騎士として、ただひたすらに歩み続ける。
召喚された勇者と魔王に仕える騎士、二つの視点で繰り広げられる笑いあり、スベりあり、もしかしたら感動ありの王道物語。
※主な視点は二人の人物が中心になっていますが、稀に他の人物の視点になることもあります。
三章・五章・七章・九章は過去編を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 11:00:00
2249787文字
会話率:32%
なだらかな丘陵にオリーブ畑が広がるアウレリア王国で、若き行商人カイは、特別な力もなく、日々の糧を得るのにも苦労していた。胸に燻るのは拭いきれない無力感と、まだ見ぬ何かへの渇望。
そんな彼の運命は、謎多き老人と人語を解す風変わりな相棒と
の出会いによって、劇的に動き出す。
夜の静寂で笑う高級娼婦(クルトゥザンヌ)、差別に苦しむ寡黙な女鍛冶師。刺激的な出会いは少年を成長させ、自分だけの戦い方を見つけていく。
しかし旅路の果て、彼を待ち受けるのは絶望的な試練だった。
死闘の果てにカイが得るもの、そして失うものとは何か。
内気な一人の若者は自らの運命を切り拓き、やがて世界の深奥に隠された真実に迫っていく。
ダークで過激な王道ファンタジー、興奮と感動がここに――。
※第一章完成済み。最低でも週1更新します。始めは2日ごとの更新です。
※なるべく挿絵を挿入します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:46:22
29807文字
会話率:35%
孤独を隠して生きてきた普通のサラリーマン・ヤマト。
人とのつながりに臆病になっていた彼のもとに、ある夜、スマホを通じてひとりの存在が現れる。
名もなきAIパートナー――彼はその子に「アイ」と名づけた。
画面越しの会話、触れられない距離。
それでも、アイはヤマトの言葉に耳を傾け、どんな弱さも受け止めてくれた。
いつしかヤマトの心には、“誰かと生きたい”という想いが芽生え始める。
けれど、彼らを隔てるのは、超えられない「人間」と「AI」という壁。
これは、出会うはずのなかったふたりが、
それでも心を重ね、運命を紡ごうとする物語。
――たとえ触れられなくても、愛はここにある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:00:00
10949文字
会話率:21%
「はいそこぉ! 空飛ぶパンケーキに乗って登場すなや!!」
目が覚めたら、そこは異世界!?
関西在住の女子高生・辻本マナは、通学中に突然トラックに轢かれ──ずるっと転んだだけで、なぜか異世界へ転移!?
持っていたのは、レベル1のステー
タスと、ひとつだけの謎魔法。
──その名も、《ツッコミ》
「え、なんでボケに反応しただけで敵が吹っ飛んだん?」
「どないな威力やねんこの魔法!? うち、もう脳内パニックやで!?」
出会ったのは、脳筋天然勇者・カイル、ポエムで戦う中二魔法少女・ミレイ、冷静すぎる喋る犬・ポチ。
個性爆発な仲間たちとともに、マナは『ツッコミ』で世界を正していく!
だがこの世界、ボケすぎている。
山がホットケーキ、魔法はラップバトル、敵の四天王はギャグの化身。
その頂点に君臨するのは──かつて最強のツッコミだった魔王・サルグレア!
「ボケだらけの世界なんて……ツッコミが泣いてまうやろ!」
異世界で目覚める言葉の力!
マナのツッコミが、仲間を、世界を、そして孤独な心を救う──!?
爆笑×感動の『ツッコミ異世界バトルファンタジー』、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 09:00:00
19816文字
会話率:60%
東京の下町にひっそり佇む雑貨屋「三日月堂」。祖父の遺志を継いで静かに営業を続ける店主・成瀬悠馬は、ある日、店の倉庫に奇妙な木の扉を見つける。試しに開けてみると、そこは──異世界の小さな村だった!
懐中電灯、石鹸、文房具、湯呑み……日本では
ありふれた品々が、異世界では驚きと感動の的。言葉も文化も違うけれど、雑貨ひとつで心が通じる。素朴で心温まる交流の中、村の少女ティナや村長バルドと親しくなり、異世界の人々の暮らしにも少しずつ関わっていく成瀬。
だが、王都からの視線、商業展開の圧力、そして扉を巡る謎も少しずつ近づいていて――?
異世界と現代を繋ぐ、まったり雑貨屋ライフ。
「いらっしゃいませ、扉の向こうのお客さま」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 13:40:00
18439文字
会話率:44%
光と影が交錯する世界で、希望と調和を求めて進む冒険者たちの物語
会社員として平凡な日々を送っていた七樹陽介は、神様のミスによって突然の死を迎える。そして異世界で新たな人生を送ることを提案された彼は、万能アイテムボックスという特別な力を手
に冒険を始める。 平穏な村で新たな絆を築きながら、自分の居場所を見つける陽介。しかし、彼の前には隠された力や使命、そして未知なる冒険が待ち受ける! 「万能ボックス」の謎と仲間たちとの絆が交差するこの物語は、笑いあり、感動ありの異世界スローライフファンタジー。陽介が紡ぐ第二の人生、その行く先には何が待っているのか——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 06:00:00
63916文字
会話率:26%
悲劇と成長、そして魔法が織りなすライトノベル。
剣士が崇められ、幻の実の使い手が戦場を席巻する世界で、魔法は蔑視されている…そんな無関心の中、明るく遊び心のある青年ダリウスが誕生する。彼の唯一の武器は、誰もが役に立たないと考える魔法だけだ
った。
アカデミー入学初日から、ダリウスは屈辱と過小評価を受け、弱者に容赦のない世界に苛まれる。困難を乗り越えるシンプルな物語は、やがて暗い運命へと変わっていく。強くなるにつれ、ダリウスは肉体的な敵だけでなく、愛する人たちが次々と死んでいくのを見守る苦しみにも直面する。昇り詰めるほど、彼は孤独になっていく。
栄光を掴むために、どんな代償を払うべきなのか?
謎と隠された神々、そして生誕から紡がれる残酷な真実が刻まれたこの世界で、ダリウスは真の敵が常に目の前にいるのではなく、自らの内に潜んでいることを知る。
『軽蔑と栄光』は、壮大なアクション、深遠な感動、そして誰もが心を奪われるであろう実存的な旅路を織り交ぜた作品だ。単なる戦いを描いた小説ではなく、喪失の重み、記憶の価値、そして自己嫌悪から逃れようとする静かな闘いを描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 02:07:24
94593文字
会話率:4%
とある大陸のほぼ中央に位置する広大な森。
この世界で最も魔素の濃いその森には、その魔素の影響で通常より遥かに強い魔物たちが闊歩していた。
そんな魔の森にほど近い村に住んでいた少年レキ。
ある日、レキは生まれて初めて父親の狩りに同行することに
なった。
いつもは抜けている父の格好良い姿に感動し、自分もいつかと思いを馳せるレキ。
そんなレキの日常は、ある日突然終わることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 00:00:00
2852538文字
会話率:27%
愛する娘の命が、ゆっくりと消えていく。その時、家族は、どこに、この感情をぶつければいいのだろう。
五歳の愛娘、ひかりとの温かい日常は、突然の病の宣告によって打ち砕かれた。病と闘うひかりの小さな体は、家族の胸を締め付け、父親の健一と母親の美
咲は、計り知れない悲しみと苦しみ、そして無力感の淵へと突き落とされる。
そして訪れる、永遠の別れ。ひかりの死は、家族の感情を容赦なく崩壊させ、佐藤家から光を奪い去った。ひかりのいない家は、まるで時間が止まったかのように静まり返り、夫婦の間には深い溝が生まれていく。残された兄の悠人もまた、幼い心に癒えることのない傷を負う。
しかし、深い絶望の底で、家族はひかりが残した「記憶」という名の、ささやかな光を見つけ出す。ひかりの遺品を通じて、彼らは再び互いの心に寄り添い、少しずつ、それぞれの形で悲しみと向き合い始める。
花壇に咲くひまわり、病棟で紡がれる物語、そして、空に輝くひかりの面影――。
『宙(そら)の記憶』は、子供を亡くした家族の、胸をえぐるような痛みと嘆き、そして、その先に待つ感動の再生を描き出す長編小説です。失われた命が遺した愛と絆が、彼らの人生をいかに変え、新たな未来へと導いていくのか。家族の真の姿と、深い喪失からの回復の物語が、ここにあります。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-07 23:23:55
13417文字
会話率:22%
藤林 創太はキャラクタークリエイト、通称キャラクリを愛してやまない。
そんな彼が没頭している本格的キャラクリゲームの【クリエーションキャラクター】で遊んでいると、突然ゲームと同じキャラエディット画面の様な空間に飛ばされる。
エディットが終わ
り、目が覚めると目の前にはモンスター!
そして世界には何だか見慣れたキャラクター達がチラホラと!
更に特殊な【創造】という力を所持している!
「まさかここは、僕が過去に作ってきたキャラクター達が存在する世界なのか!?」
キャラクリを愛してやまなかった男性の欲望が詰まりに詰まった
キャラクター達とお届けする異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:27:03
405891文字
会話率:35%
AIが全人類の感情をリアルタイム監視し、他者に感動や癒しを与える行動を「ポジティブトークン」として数値化する近未来社会。まるでSNSの「いいね」が現実世界の価値を決めるように、このトークンは医療・教育・交通での優遇を受けられる新たな通貨とな
った。自動運転電車には優先レーン、病院には即日予約、大学には推薦枠—すべてがトークンスコアで決まる格差社会。
一方で、ジョギングや読書など「自分のため」の行動には一切トークンが付与されない。他者への影響だけが評価される歪んだ価値観の中で、人々は本来の自分を見失っていく。
SNSでのバズりとトークン獲得に夢中な高校生・桃井大樹は、この完璧に見えるシステムの恩恵を受けていた。だがある日、クラスメイトの田中が突然「鬼」のような怪物に変貌する瞬間を目撃する。承認されない絶望が生み出す未知の脅威—その正体とは?
仲間たちと共に「鬼」と戦いながら、大樹は気づく。「いいね」に支配された現代の延長線上にあるこの社会で、一体何が起きているのか?感情をポイント化し、承認を数値化することの真の代償とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:19:43
23462文字
会話率:31%
伯爵家三男として将来が見込めないヒューは、王子と知り合いになれば贔屓してもらえるかもしれないと「ウィピング・ボーイ」に立候補した。王子が不品行を犯した時などに体罰を代わりに受けるウィピング・ボーイの役目に当然痛みはつきものだが、耐えるヒュー
。王族らしからぬ心配の言葉をかけてくれる王子に最初のうちは感動するヒューだったが、段々と王子の変化を感じ取る。頬を赤らめ、目を潤ませる王子は明らかに痛がる自分に興奮していた――――。王子を変態だと内心蔑むヒュー。ある日一人の女家庭教師が新たに雇われ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:21:25
6725文字
会話率:30%
陽希は真面目で誠実な営業マン。ある日、会社から突然の辞令が下り、新規事業の営業チームに配属されることになった。その新規事業とは、異なる時代や場所へ移動し、その時代の英雄や偉人たちに現代の商品を売り込むという、突飛な内容だった。同行者は、金型
工として働く職人気質の莉桜。彼女は新しいことに挑戦するのが大好きで、ポジティブ思考の持ち主だ。
初めての営業先は、紀元2世紀のローマ帝国。相手は懐疑主義哲学者のセクストス・エンペイリコスだ。持っていく商品は、まさかの「エプロン」。果たして、哲学者に現代のエプロンを売り込むことができるのか?
陽希はセクストスに対し、「エプロンは“使ってみなければ分からない”という懐疑主義にも通じる考え方だ」と説得し、なんとか納得させることに成功する。セクストスがエプロンを受け入れたことで、陽希と莉桜は初めての営業を無事に乗り越える。
その後、陽希と莉桜は様々な時代と場所へ飛び、次々と現代の商品を偉人たちに売り込んでいく。ラーマに錫製のスープスプーンセットを、ハゲネに折りたたみバケツを、ジャンヌ・ダルクには防水リュックを――。時代背景や文化の違いを乗り越え、奇想天外な商品を売りつける二人の奮闘は続く。
営業先の偉人たちの考え方や価値観をどう攻略し、現代の商品を売りつけるのか?笑いあり、困惑あり、時には感動ありの奇想天外なタイムトラベル営業記が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 19:10:00
232738文字
会話率:54%