かつて世界が「悪魔」と呼ばれる異形の脅威に晒された時代、人々を救った四人の英雄がいた。彼女たちはそれぞれが強大な力を有し、「四大名家」と称えられた。
華宮の当主・牡丹(ぼたん)は、生まれながら『現実改変』という圧倒的な能力を持つ天才的な魔
女だったが、精神は不安定だった。その姉であり鳥宮の当主・連鶴(れんかく)は、四家をまとめる中心的人物であり、「触れられざる者」と呼ばれる結界術の大家だった。
風宮の当主・野分(のわき)は、牡丹に絶対的忠誠を誓う暗殺者であり、彼女の影として敵対者を葬り続けていた。また、月宮の当主・鬼灯(ほおずき)は、魔術や武術の才に恵まれなかったが、類稀なる統率力と組織力で被差別者を束ね、強力な勢力を築き上げた。
悪魔と呼ばれる存在が世界を襲った際、四人は協力して世界を守った。しかし、その最終決戦で中心人物だった連鶴が死亡すると、残された三人の心は次第に崩壊を始める。世界を救った英雄であるにもかかわらず、強すぎる力を恐れた人々から迫害を受け、追われる立場となった彼らの間には、徐々に亀裂が生じていった。
特に姉を失った牡丹は深く精神を病み、期待された役割を果たせないまま堕落していった。その姿に苛立ちを覚えた鬼灯はついに牡丹に反旗を翻し、『華月騒動』と呼ばれる華宮と月宮の衝突が勃発する。
鬼灯は牡丹を倒しその命を奪おうとしたが、その寸前に現れた野分に斬られ死亡した。鬼灯が死に、友人である彼女を守れなかった牡丹は、自らの弱さを呪い絶望する。彼女の精神は崩壊の極みに至り、最終的に野分の刃に貫かれ命を落とした。
主君である牡丹を自らの手で殺めた野分もまた、生きる意味を失い、友人に頼んで自害を遂げる。
かつて世界を救った英雄たちは、その強すぎる才と互いへの感情ゆえに破滅し、歴史の闇へと消えたのだった。
後世の人々はこの悲劇を忘れることなく語り継ぎ、
「天に咲き、散った牡丹」と、「地で咲き散った鬼灯」の対比を、『華月騒動』として語り継いだのだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-11 11:54:04
1974文字
会話率:15%
菊池寛が文芸春秋社を創設して成功したが、彼が若い時に描いた「忠直卿行状記」で越前福井藩2代松平忠直は精神を病みご乱行のはてに異国へ流されるひどい大名としてのレッテルが張られてしまう。越前松平家の末裔である松平慶民は宮内庁に努める高級官僚だっ
たが、調べてみると先祖である忠直が実際には領民のためにいろいろ頑張った名君であったが、家臣団の内紛に巻き込まれ乱心というレッテルを張られ、辞めさせられた不運の大名であったことを知る。そこで大成功して文壇に大きな影響力を持った菊池寛に面談し、松平忠直の名誉回復を図れるような作品の発表を依頼する。菊池はその依頼を一応聞くが、忙しさから作品作成には至らなかった。しかし菊池が何回か不思議な体験をする。その中で松平忠直が菊池に直接訴えかけてくる。悲運の名将、忠直を再評価する作品となっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 09:08:16
27576文字
会話率:44%
戦国大名の武田家の滅亡の遠因となったとされる「義信事件」ですが、最近、新説が提示されているのを知りました。
これまでの通説では、対今川外交政策対立から「義信事件」が起きたとされていましたが、黒田基樹氏等が提唱されている新説では、順序が逆
で、「義信事件」が起きたから、対今川外交政策が転換したとのことです。
その新説は合理性があるのか、私なりに考えてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-08 19:44:05
15968文字
会話率:1%
日本橋田所町の廻船問屋亀甲屋の裏長屋に、香具師の元締め藤吉が住んでいた。藤吉には一人息子藤五郎がいた。藤五郎は幼い時に母を病で亡くした。母は亀甲屋の娘だった。藤五郎は父の商いを見ながら亀甲屋の祖母に可愛がられて育った。
その後、藤五郎の
父藤吉は幼い娘を連れた女を後妻にした。連れ娘は藤五郎より年下だった。藤五郎の父はこの連れ娘の行く末を思って養女にしなかったため、藤五郎はこの娘を義妹と呼んだことはなかった。
藤五郎の父が亡くなると、後妻は父の遺言に従って遺産を受けとり、娘をつれて藤五郎の元を去った。
その後、娘は吉次郎を生んで母になった。母は自分の素性をありのままに語り、吉次郎に、藤五郎は伯父のような存在だ、と話して聞かせた。
父が他界すると藤五郎は香具師の元締の跡目を継いだ。そして廻船問屋亀甲屋を継いだ。藤五郎は廻船問屋の商いをはじめた。藤五郎は日本橋田所町の廻船問屋亀甲屋の主で日本橋界隈の裏世界を牛耳る香具師の元締にのし上がった。
金しか興味が無かった藤五郎だが、吉次郎が新大坂町に廻船問屋吉田屋を開いたと挨拶に来ると、香具師の元締と亀甲屋の跡継ぎを気にしだした、そして、藤五郎の父藤吉の遠縁に当る押上村のお藤を養女にした。
藤五郎は阿片の抜け荷を働いた。そして、阿片を菓子折に偲ばせて江戸市中の大名屋敷へ商った。この事がバレそうになったので、阿片の売人、小舟町の山形屋吉右衛門と大八車引きの六助を殺害したため、鎌鼬に斬殺された。
その後、香具師の藤五郎の跡目争いで新大坂町の廻船問屋吉田屋吉次郎が名乗りを上げるが、あくどい商いと隅田村の百姓の世話人弥助斬殺の咎で処刑される。
その後香具師の藤五郎の跡目を狙って吉次郎一家の残党、福助一味が暗躍する。福助は刺客を雇って、藤五郎の養女、押上村のお藤一味が次々に斬殺するが、お藤一味の協力で福助一味は町方に捕縛される。福助は死罪、一味の香具師は島流しの沙汰が下った。福助一味に潜入していたお藤一味の香具師はお咎め無しになった。
その後。御上は、香具師世界の出来事を逐一報告することを条件に、日本橋の香具師の元締だった亡き藤五郎の跡目を、藤五郎の養女のお藤が継ぐことを認めた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-05 08:00:00
62769文字
会話率:35%
これは黒髪ロングのポンコツ隊長アヤナ(17)たちの物語…
・本製品の登場人物は全員18歳以上です。
「ムショヅメ」(変態)やってます。ムショでなく留置所の話ですが。https://ncode.syosetu.com/n6801in/
「ディ
アの(省略)」勢い&短編集(モニカ&アヤナのもこちらへ移動)
https://ncode.syosetu.com/n1253ip/
Qこれは鉛筆ですか?
Aいいえ、リンゴです。
Q...Yes, yes. OK! ...by the way, is it a pen?
A...Nooooooo!!! F*ck! F*ck!!! It is an apple! Apple!!
Qそうですか。でもこのリンゴ…実は鉛筆ですよね?
Aまさかとは思いますが、その「鉛筆」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
#本製品を使用中に歯が痛くなった場合、多分、歯医者に行った方がいいです。
#本製品は日本国内専用です。日本語が読めない人に見せても、多分、読めません。
#本製品の始まりは江戸時代、有力大名家に作者が献上したものが始まりとされている説が一般的です。当社は代々その伝統と製法を継ぎ、また更なる改良を繰り返してきました。是非ともご賞味ください。
#コレは、一話完結の短編の試みです。うっかりアヤナが前面に出てしまいましたが。
#……本編は『ウェイン・アポカリプス』のほうです。こっちはパラレルワールド。けど、まあ割と投げやり。なおコメディ成分多めです。
・月一(その月の1日に)の更新を目指します(目指す分には、別に……)。
------
バックアップ目的でカクヨムに重複投稿いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 22:13:36
92866文字
会話率:55%
戦国時代の誰もが知る大名、今川義元。この現代でも、彼のファンである女性がいた。幸運にも彼女は、今川義元の分水嶺に立ち会うことができた。
戦国時代屈指の有名な戦(いくさ)、桶狭間の戦いを題材としたSF小説。
最終更新:2025-02-28 07:55:15
20501文字
会話率:48%
大分県警捜査一課の嶽昴は父親のため息が原因で、解離性同一障害、俗に言う多重人格の症状を発症した。嶽の場合、人格が入れ替わるのではなく、別人格の広大と会話をすることができた。嶽は相棒の隈井、そして、抜群の推理力を持つ別人格の広大と共に、過疎化
が進む七軒屋という村で起きた連続殺人事件の捜査を行う。
豊後の戦国大名、大友宗麟は、父、義鑑に疎まれ、廃嫡を画策された。だが、宗麟は先手を打って義鑑と異母弟、塩市丸を攻め殺し、大友家を継いだ。これを「二階崩れの変」と言う。塩市丸は宗麟一派に殺害されたが、七軒屋では乱を逃れて山奥に逃げ込み、六人の配下の武将と村を営んだという伝説があった。
もう一度、横溝正史先生の作品が読みたい!そんなインテリオヤジのための本格長編推理小説
【登場人物】
嶽昴~大分県警の捜査一課・刑事
広大~嶽昴の別人格
隈井尚文~大分県警の捜査一課・刑事
入田孝道~「壱の屋」の主
服部順治~「弐の屋」の主
服部由紀~順治の妻
芦刈喜則~「鍛冶屋」の主
首藤招運~「山守診療所」の村医師
黒枝幹江~「桶屋」の主
恵良良二~恵良家の主
恵良多美子~良二の妻
田口公生~「参の屋」の主
加志崎良生・将生~「馬廻」の兄弟
【注】この作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 07:24:35
116590文字
会話率:39%
あらすじ
タイトル(仮):『享保の影に立つ』
享保八年(1723年)、江戸。旗本・松崎家の次男坊、松崎蔵人は、兄への嫉妬と家の期待から逃れるように剣術に没頭する日々を送っていた。享保の改革が進む中、幕府の厳しい財政政策と大名・旗本への締
め付けが強まり、松崎家も困窮の危機に瀕している。そんな折、蔵人は偶然、町で起きた辻斬りの現場を目撃し、その裏に隠された幕府の陰謀を知ってしまう。剣一本で生きる覚悟を決めた蔵人は、家族の名誉と己の正義を賭け、江戸の闇に立ち向かう。だが、次男坊ゆえの無力さと、時代に翻弄される現実が、彼の前に容赦なく立ちはだかる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 01:20:04
1462文字
会話率:27%
名門・久我家に突如として巻き起こったお家騒動。若き当主・久我左京大夫正親と、対立する叔父・久我玄蕃允正頼。家中は二つに分かれ、争いの火種は日増しに大きくなっていく。
事態を収めるべく、正親は家老・篠原出雲守の助言のもと、幕府へ裁定を仰
ぐ決意をする。しかし、江戸へ向かう道中には玄蕃允の刺客が潜み、すでに幕府へ働きかける動きもあった。
果たして、正親は無事に幕府へ辿り着き、久我家の未来を守ることができるのか――。動乱の世に翻弄される若き大名の決断と覚悟を描く、一編の武家物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 20:14:20
2913文字
会話率:37%
《R3/2/28~ 第十一章「西南の海」開始です(*'ω'*)》
【R2/2/27~R3/2/18 執筆開始から一年。320万pv、評価16,000ポイントを頂きました\( 'ω')/】
皆様のご愛読、温かいご支援に心から感謝申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。
もし、何も持たずに戦国時代の佐渡ヶ島へ転生したら……
そんなifの世界を激しく描いています。
戦国の世の厳しさ、戦場の激しい戦闘に至る道筋。そして、「金」の持つ力……
越後国直江津港での越後屋蔵田五郎佐、天室光育和尚、柿崎景家、虎千代様との出会い。
乱取りにより奴隷となった者達、鬼小島弥太郎との主従の誓い。
「空海屋」を立ち上げ、忍びと共に佐渡に策謀をもたらすも、「死罪」を言い渡された齢六つの主人公「本間照詮」。「天か魔か」と長尾為景との対面では恐れられ、柏崎水軍との駆け引き、そして佐渡平定の戦へ・・・
佐渡国統一。さらに出羽国、陸奥国、そして蝦夷の地を制圧。さらに仇敵との「佐越の戦い」を制し越後国を奪取。そして越中国、能登国、対馬国、薩摩国まで併合。武田晴信、織田信長などを「蟻」と見据え「蛹」の期間に力を蓄え「羽化」を目指す|従四位上《じゅしいのじょう》羽茂本間|左大弁《さだいべん》照詮。
五人の美姫との約束を胸に大船団「南方巡視艦隊」を編成、東南アジアへ南蛮交易の拠点を築くことを目指すが、果たして……?
チート能力なし。技術知識なし。あるのは絶望から這い上がる渇望と「金塊」、そしてゲームで鍛えた知識のみ!
語られない島「佐渡」を舞台にした、戦国乱世の扉をこじ開けていく物語です。ぜひご覧ください。
(参考資料)
wikipedia、歴史関連情報、「家紋と名字」(西東社)、「戦国大名勢力変遷地図」(日本実業出版社)、「イラストでみる戦国時代のくらし図鑑」(宝島社新書)、「図説火砲」(新紀元社)、「佐渡の島」(新潟交通株式会社)、「かくれた佐渡の史跡」(新潟日報事業者)、「佐渡風物誌」(未来社)、「佐渡市歴史文化基本構想」(佐渡市教育委員会)、「余湖くんのホームページ」様、各種ゲーム、漫画、他。
R2.2/27連載開始。R2.3/7 歴史(文芸)ジャンル、日間・週間1位 R2.3/18 月間7位をいただきました。ご愛読、評価、ブックマーク、ありがとうございます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:00:00
828581文字
会話率:48%
豊臣秀吉の晩年から滅亡に至る豊臣家の動向には不思議なところが多い。
あれだけ人を知り尽くした秀吉が、何故に壮年に達している甥秀次を退け、幼児に天下を譲ることにしたのか。
諸大名の誓約など何の役にも立たないことは自分が織田家にしたことを見れ
ば明らかだ。
子飼いの福島正則や石田三成の動きも不可解である。
兄弟内に攻めれど外には共闘すという。
幼児の主君に、徳川のような潜在的な敵がいるのに、何故政権を覆すような内輪揉めをしたのか。
そして大坂の陣では誰が見ても勝ち目がない戦を何故したのか、また、家康は悪名を浴びてまでそこで滅ぼさなくてもいくらでも手段はあったはず。
まして秀吉という見事な乗っ取りを目の当たりして、何故こんな拙劣なことをしたのか。
状況証拠から豊臣家の滅亡の謎を解いてみたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 11:45:29
6022文字
会話率:24%
筆者の妄想&創作を書き記しただけのものです。実際にはいたかも知れないと思いながら書いております。
落書きなので、面白半分に見ていただけると幸いです!
最終更新:2025-02-12 21:10:00
2477文字
会話率:0%
<あらすじ>
大家創一は、父の出身地、都市❶高槻、のキリシタン大名高山右近→隠れキリシタンの、都市❷茨木、で成長したノーベル賞後川端康成の自死→人類の進歩と調和の万博、都市❸吹田、→三領地を統合した、戦国時代、織田信長とキリシタン大名高山右
近と、宣教師Zの目論んだ、世界の理想都市、第三の都〖美善京〗構想に<永久安全安心平和>永住のまちをみた…。旧制茨木中学の同窓、高槻生まれの大宅文庫評論家多才大宅壮一の葬儀も行った自称葬式名人という川端康成の自死は、日本史の転機「本能寺の変」が関係…。キリスト教石破茂宰相が引き継いだ、日本の多くの問題も、安倍元総理の暗殺「大和西大寺の変」にもつながる。1970年の吹田万博テーマ「人類の進歩と調和」は<全ての人・自分人類の進歩と調和>であり日本政財学界が主導「光は西へ」に向かった…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 17:35:38
15398文字
会話率:28%
投稿<参考資料>:織田信長の陰謀と高山右近の祈り
粗筋:別途掲載発表の『〖美善京』でお会いしましょう』との関連調和参考作品。
織田信長は本能寺の変で自身を歴史上から抹殺。キリシタン大名高山右近の導きと援助で右近の領地で余生を全うした。信長
の人生には、高山右近のこの祈りが関係した。
2022年9月27日、日本の元総理の国葬儀で菅前総理の弔辞があった。
それらは、日本国民を二分するものであった。<大和西大寺の変>は今後その弔辞を含め今度どう展開するか。本稿をその予測参考にできる作品…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 14:34:13
3124文字
会話率:10%
<あらすじ1>:<SDGs近未来小説> エレミヤ・ソウル著
<SDGs近未来小説>とは、<文学の新ジャンル> 実在と架空の織り成す2015年国連決議SDGs協働の先を目指す<ユートピア実現小説>です。
実在名(敬称省略)や実在資料の引用
描写で、フェイク・誤報も飛び交い内と外の両面があり「絶対的真理真実はそうでない」「わが心そこにあらず」、内外の完全・完璧の表現は人間に限界がある前提配慮に立ち<絶対真理を求める虚構・小説>です。
従って、引用の既存実在現存の地位名誉権利を尊重しつつ共に<真に安全安心平和《理想の地球社会》>に向け<#宇宙からみればもっとよくみえ賢くされる><#限りなく透明に近い白い人>に変革する主人公たちの登壇小説です。
ITベースの2020年<第二期ルネッサンス><SDGs0学>α<地球は一つ、人種は一つ、法令は一つ宇宙自然の法則《愛》>ω新型コロナウイルスを克服した新しい地球文明の始まりです。
<あらすじ2>
榊原郁生(さかきばらいくお)は、二つの原子爆被害の終戦直後の1945年、昭和20年12月、京都山陰の城下町<三日天下>で汚名を着る明智光秀の築城とされる城跡の実家で生まれた。もう帰省できる実家はない。
従軍記者であったノーベル賞作家川端康成が幼少期に暮らした<川端康成文学館>がある大阪茨木市に住んでいた。茨木市の文化施設にも関心があり市政70周年の川端康成青春文学賞募集応募などとともに、学徒出陣の同志社、立命館の平和文化教育にも調査見学関与する。
茨木で元大地主に孫の同志社大学がいて『孫たちへの証言』の戦争秘話募集に応募を勧める。その後、大阪平和祈願「ピース大阪」で大阪の空襲戦争荒廃の嘆きと再興を見学。傍の何度も炎上し再建されてきた大阪城を訪ねるも「空しく」、豊臣秀吉の先陣をきって明智光秀を成敗した、茨木市の一部も統治した高槻城主キリシタン大名高山右近の生き様に、新しい未来を予感していた。
<#限りなく透明に近い白い人>になる地球人『Passport・New《愛》』のその日の「日曜日国際の日:人類愛・福祉の日」空白頁に、俳句を一句書いた…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-07 09:00:00
15833文字
会話率:3%
その大名行列は姿を見た者を殺して去っていく。
※カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2025-02-11 23:17:06
5780文字
会話率:24%
現在の滋賀県大垣市
そこに伊東家という弱小大名がいた
親が秀吉にたまたま仕えていたというだけで、もらった大名の地位と小さな所領、そして当主は平凡でモテない男な伊藤さん
しかし、時は戦乱の時代
伊藤さんもそこから逃れる術は無かった
関ヶ原
の戦いに巻き込まれていくのである
そうモブ中のモブとして……
そんなモブの中のキング・モブである伊藤さんが歴史を動かしてしまうお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 20:30:00
7104文字
会話率:5%
転生ものでもなければ、鋼な錬金術師な物語でもありません。
ボンクラと言われた今川氏真の不思議な生涯のお話です。
最終更新:2021-09-28 22:37:47
5111文字
会話率:0%
戦国時代、一色龍興という武将がいた。後世には斉藤龍興の名で知られている。
戦国三悪人の一人にして織田信長の岳父として知られる斎藤道三の孫であり、弟と父が病死したことで期せずして美濃50万石を継ぐことになった。
しかし彼の最も有名な逸話は
、「酒色に溺れる龍興を諫めるために竹中半兵衛がたった17人で難攻不落の稲葉山城を乗っ取った」というものである。
そしてその3年後、織田信長は稲葉山城を攻略し龍興は美濃から追われることになった。
ここまでが彼について広く知られる"風説"である。
だが実は、彼は美濃を去った後も戦いを続けていたのだ。
一向一揆の拠点伊勢長島を巡る長島合戦
信長の不在時に将軍足利義昭を襲撃した本国時の変
浅井の裏切りにより信長が窮地に立った金ヶ崎の退き口
信長が摂津で三好・本願寺と戦っている間に浅井・朝倉が京を目指して攻め上がった志賀の陣
浅井・朝倉と織田・徳川が激突した姉川の戦い
彼はこれらの名だたる戦いに信長の敵として参戦し続けた。……負けたけど。
そして武田信玄が上洛の兵を挙げた。誰もが信長の敗北を信じ、あの足利義昭さえもが挙兵した。だが突然信玄は死に、武田軍は撤退してしまった。
それを知った時、龍興は信長の持つ天運を確信した。そして信長に抗うしかないかった自分の生まれを呪った。
――大名など馬鹿らしい。そのような立場に縛られず、曾祖父のように一介の武士として生きたかった。
そして彼は刀根坂の地で奮戦の末に討ち死にした。
……はずであった。
気付けば彼は若返り、父の葬式に参列していた。桶狭間の戦いの翌年、清洲同盟の前年である。
つまり翌年から織田は後顧の憂い無く攻め寄せてくるのだ。このままではまた同じ事になってしまう。
――信長には勝てない。ならば……
こうして龍興は、(10年ちょっとだけの)未来知識を使って新たな歴史を紡ぎ出すのだった。
「弾正殿、なにとぞ教えを賜りたい」
龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、松永弾正が三度も謀反を起こした上に自害(爆死)することを知らない
「荒木殿、謀反など止められよ」
龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、荒木村重が謀反した挙げ句に説得に来た黒田官兵衛を石牢に閉じ込めることを(以下略
「さすが光秀、見事な腕じゃ!」
龍興は(以下略折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 00:00:00
127087文字
会話率:50%
現在を舞台にした日常系の推察ものです。設定には歴史が含まれますが、当分出てくる予定はありません。気軽に読んで頂ければ幸いです。以下は、その設定です。
「名物の声が聞こえる」……不昧公の名で知られる大名茶人、松平治郷。公が生前に遺した
功績は計り知れない。
『古今名物類聚』は日本史上類をみない「名物の巨大カタログ」だ。
古美術鑑定において、不昧公の以前と以降で分かれると言っても過言ではない。
にも関わらず、鑑定士として不昧公が語られることは殆どない。
何故か?
自ら、その能力を隠したのだ。
「鑑定における『絶対の保証』など、命がいくつあっても足りない」
公が宿した『心眼』と呼ばれる能力は、物に残った痕跡を正確に読み取ることが出来た。その能力は、子孫に脈々と受け継がれて現代に至っている。
古美術鑑定の礎を築いた鑑定士の祖。
その功績と能力は、今も隠匿され続けている……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 19:50:00
29044文字
会話率:45%
現代社会に疲れた私が転生した先は…
悪徳大名!?
危険が危ない(大事なことなのでry)
前世で大好物だった暴れ太郎将軍の知識をFull動員で
命を守るため 今日も悪徳大名になりきってやるわ…。
最終更新:2025-01-31 18:16:00
3122文字
会話率:28%
「命を懸けても、必ず守りたい大切なものがある。」
三大名家に属する「ルスフェル」、「アジュール・ヴェル」、「リュミナス」。三家の次期家主たちの競争の果てに待ち受けるものは、いつも悲劇だった。
見習い騎士『アベル・ノルダゲン』を中心とした
仲間たちは、第七世界を脅かす存在から、繰り返される悲劇の連鎖を断ち切り、大切なものを守ることができるのだろうか?
信頼と絆。犠牲と、それぞれにとっての大切なものに関する物語。
---
オムニバス形式の中世ファンタジー。
平行宇宙と光と闇の年代記を背景に繰り広げられる、誰にも予測できない物語。
エルチャシンオリジナルユニバース
「第七世界:メノラ」
---
※注意事項
作者本人は韓国人です。
日本語は話せません。
韓国語テキストを基に翻訳ツールを使用しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 12:11:16
6170文字
会話率:25%
前書き
主人公の名前は進士明政、日本料理の板前である。
しかしただの板前ではない何と時の流れをさかのぼり過去へ行ったり、未来に行ったりとタイムトラベルの出来る板前なのである。
しかし板前がタイムトラベルして地球の歴史を変えたり戦争を止めたり
するような大それた話では無い。
単なる料理に関わる話なのである。
料理の話だからと言っておいし料理の作り方やレシピを伝えるわけでも無い。
日本料理が始まった時から昭和の時代をへて平成、令和、それよりも未来の日本料理の記録、作法、決まり事の話なのである。
進士明政と言う青年がひよんな事からタイムトラベルが出来る様になり過去未来へと料理を食べに行く、そこで事件に巻き込まれたり、歴史的な事件の真相を探るためにタイムトラベルする話なのである。
最後には、アップタイムぺーパーと言うタイムマシンを使い未来の日本料理の在り方等々を見る事となる。
果たして未来の日本と日本料理どうなっているだろうか?作者私の経験と知識から進士明政を通して伝えていこう。
本文に入る前に話しの整理をしておく。
誰もが食べる料理、日本料理は作り方、味付、盛り付けに他国にはない独特の作法決まりごとがある、それを昔から守りつずけて来た家を包丁家と言う。
包丁家は、大名や大きな武家屋敷で、毎日食べる料理や法事お祝などの儀式時の料理や作法を提供して生計を立てきた家で有る。
日本料理の作法それ何?と思われるが
ここでは、包丁式の事を指す。
話が難しくなるので本題の中で説明していくとしょう。
主人公で有る進士明政にバトンを渡し説明不足を筆者で有る私が補うこととしょう。
物語の時代は、日本が経済成長期の昭和六〇年頃で有る。
それでは進士明政の体験する料理とタイムトラベルの世界へ・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 17:34:52
67275文字
会話率:11%