水害の多い村で人柱に立った九つの少女、千夜は、三人の人魚に導かれて、海の底にある「わだつみの都」に迎えられる。都を代々おさめてきたのは龍王の子孫である姫巫女であり、千夜はその唯一の末裔だった。人魚や魚や貝、あらゆる水の生き物が住む、豊かな美
しい都。無邪気な少女、千夜の新しい日常がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 17:10:58
36150文字
会話率:53%
緋色は幼い頃から死にたがりだった。けれど、ただの自殺では残された家族の人生を破壊してしまう。緋色は考えた末に、迷宮探索者の人命救助へ従事することにした。
評価を高め、名声を得て、高難度の迷宮での救命活動を行えるようになれば、殉職の可能性も
高まっていく。
緋色は死に物狂いの努力を重ねて、世界最年少の医療探索者となり、とうとう望んだ通りの殉職を迎える。
けれど、その迷宮は死にたがりに死を与えなかった。生き返った緋色は迷宮に閉じ込められた上に「生を望むまで決して死ねない」状態となってしまう。
脱出は不可能。生を渇望できる気はしない。緋色は考えた末に、死ねない身体を利用して世界最高難度迷宮の攻略へ挑むことにした。
すべては幼い頃からの夢を叶えるために。
カクヨム様にも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 23:48:38
13614文字
会話率:32%
『…………すべて、滅んでしまえばいい』――――大昔に封印された魔王が、数年後に復活する。
顔のアザのせいで人々から忌み嫌われるギルが、王の神託により勇者という名の人柱に選ばれた。神までも自分を貶めるのかと失望し、憎しみを募らせた勇者は、数年
後突然姿を消してしまう。
やさぐれて失意のまま彷徨い、ボロボロの姿で行き倒れていたギルに声を掛けたのは、貧民街のシスター、ロゼだった。
「あの、大丈夫です?」
「アザだ……気味が悪いだろ? 放っておいてくれ」
「いやそれよりも、すごくきれいな緑の瞳をしているから見惚れちゃって」
「は?」
「あぁ、これから朝ごはんなんで、一緒にどうですか?」
「は?」
「よかったらうちで働きません? ちょうど若い男の人足りてないんですよね」
強引なおせっかいのロゼとやさぐれた人間不信のギルとのお話
※R15は念のためです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 07:08:43
17539文字
会話率:49%
とある時代の、とある地方の、とある村。
一人の少女が、疫病を封じる人柱として、社の下に埋められていた。
そんな少女を救い出したのは、山本玉葉と名乗る美青年の姿をしたあやかしだった。
玉葉は少女に明と名付け、行き場所がないなら、自分の
元に来ればいいと提案し、二人の生活が始まったのだった。
※本作品は「【R-18】あやかしの長に執着される退治人と、人工ドッペルゲンガー」の前日譚となりますが、前作を読まなくても問題はありません。
※アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-21 19:15:39
130118文字
会話率:64%
ストリートファイター6を始めるに辺り、アーケードコントローラーを自作することに!
しかし、その工程は思ったほど単純ではなくて!?
……色々あったのです!(^q^)アウー
という訳で人柱的なDIYレポート! 自作を検討されている方
は御参考に!
eスポーツなどを題材に考えられてる方は、業界の内情?ネタとして!
★ 宣伝! ★
連載中の――
『中世ヨーロッパそっくりな世界で銀髪ショタに転生!? 色々疑問は尽きないけど幸運に感謝しつつ人生やり直し! でも、やっぱり昔は何かと不便だったりで……ちょっとだけ現代科学チートを使わざるを得ない!?』
も、よろしければ御一読を願います!
twitter https://twitter.com/@CurussOfficial
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 18:12:16
10500文字
会話率:1%
自死した多鎖は、他世界の管理者により、“殺戮の人柱(テンシ)”として再誕させられる。
管理者の思惑は多鎖に伝えられないまま、しかし、その躯体には刻まれて、降り立った先の世界で彼は戦乱の渦に巻き込まれた幼い姉弟に出会う。
多鎖はその姉弟
を両親に逢わせるための旅を始めるが……。
題名は(仮称)です。
本作品は2部構成です。物語は連続しますが、第1部と第2部で主人公が変わります。ご承知おき下さいませ。
救われない子らに僅かでも愛が届きますように。
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体及び法律等とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 17:00:00
62213文字
会話率:21%
龍神様が、お怒りになっている。怒りを鎮めるには人柱を立てるしかない。
村の巫女として、龍神様を祀っている主人公細波は、日照りが続いた村を救うべく生贄になることを申し出る。
夢の中に出てきた龍神様は、寂しがり屋だったので、村人達が恐れるよ
うな酷い神様だとは思って居なかった。
出会った龍神様は、数百年前に細波と同じように人柱として来た少女に心を奪われ、ていた。
神様の凍った心を細波は、溶かすことができるのか?
アルファポリス、noteにも、掲載しております。
以前も掲載していたことがあります!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 16:59:56
38293文字
会話率:37%
大陸のほとんどは魔獣によって支配されている。
かつて存在した多くの国は魔獣王率いる魔獣の軍勢によって滅ぼされ、唯一残ったのが聖地である。
その聖地を魔物の脅威から守るために必要な犠牲こそ聖女である。
聖女という人柱を捧げることで聖地は
人類最後の安息の地として平穏を維持している。それは第七十二代聖女アイリアも同じだった。
だから今日もまた聖女は生贄に捧げられる。
人類を救うために。それが正義だと強制的に押しつけられて。
「……だれか……たすけてよ……」
「そこは俺の名前を呼んで欲しかったな」
これは聖女に人類は救えない物語。
そんな犠牲は決して認めない男の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 18:02:42
7506文字
会話率:42%
突然異世界に召喚された琉菜。
どうやら聖女らしくかなりの好待遇を受ける。
しかし実際は人柱だったようで……
最終更新:2023-05-02 22:47:46
1301文字
会話率:36%
依巫、神の器、人柱。妹はそれに選ばれたのだという。その身に神を降ろしてしまえば、妹はもう神殿から出ることは叶わない。泣きじゃくる妹を胸にきつく抱いて、僕はこの村から逃げることを決意した。(4.宿主)
全球を巻き込んだ大戦が終結し、役目を終
えた機械兵器は一斉にスクラップにされることとなった。しかしわたしは特別な思い入れから、彼をなかなか政府に届け出ないでいた。(5.わたしの大型兵器)
どれも500〜900文字程度の、ちょっと不思議な短編集。様々な世界における様々な人の拠り所を描いたり描かなかったりする。童話風やファンタジーから現代物、近未来まで。
(SNSで公開していたものの再録。1日1話更新、ストックが尽きたら完結表示にします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:42:43
15304文字
会話率:15%
孤児であることを蔑まれながらも健気に働いてきた聖女のアンナ。しかし、みんなから愛されるもう一人の聖女ノエミを差し置いて王子の婚約者に選ばれたことで、周りからの視線はさらに冷たくなる。
そんな中、アンナは司教様に国を守るため「神の儀」を受け
て欲しいと頼まれる。神の儀とは、生きたまま棺桶に入れられ祀られる儀式。嫌がるアンナだが、結局周りからの圧力で応じてしまう。
棺桶の中で儀式が行われた本当の理由を聞いてしまったアンナは、自分の選択を強く後悔する。するとそこに精霊が現れ、助けてあげると言ってきた。精霊の力を借りて逃げたアンナは、別人の姿で再び教会に戻る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 00:25:30
41964文字
会話率:36%
海上を自由に行き交う無数の島々
これら島国は船と港の如く
たがいに接岸離岸し徒歩で渡ることができる
もしも その接岸を永遠のものとしたいのならば
王の首ひとつ
あるいは民すべての命を人柱として捧げよ
これは そんな世界に生まれた蛇女と
廃太子と盗賊王子と毒舌執事たちのおはなし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 21:00:00
72708文字
会話率:55%
未曾有の死霊術師ハルモニア・グレザリーを封じた戦士団は、長きに渡る邪教団との戦に終止符を打つ。
だが秘術の祖たる彼女が、いつまた復活するとも限らない。
巨悪の再来を阻むべく、死後も封印を守り続けた“人柱”の眠りが妨げられた時。
目で話し
、耳で見つめ、口で聞く物語が紡がれる。
※日記調につき、投稿ペースは“1日1話”の予定です。
例;1話で3日分が記載された場合、次話投稿まで3日空きます。
本サイトの最低字数制限の関係に伴い、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 14:39:36
179090文字
会話率:1%
九州大学文藝部2022年度学祭号の作品です。
キーワード:
最終更新:2022-12-22 17:45:58
3708文字
会話率:20%
地球には16年周期で彗星が衝突する。
直系五十キロを超える彗星は人類を滅亡させるものだ。しかし、その悲劇は16年周期で誕生する人柱によって回避されていた。
そしてその人柱だったのが吉田篤史(よしだあつし)、16歳。
篤史は人柱と
して人類の命運を背負うが、一人の少女に出会ってしまう。
地球最後の日、迫るタイムリミットの中で篤史は決断する。
※コバルト文庫の短編賞で『もう一歩の作品』に入った作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 22:09:06
9778文字
会話率:38%
こちらの作品は、書式、及び、軽微な内容の変更以外は、小説投稿サイト『エブリスタ』・『アルファポリス』、及び『カクヨム』(掲載順)にて公開中の『人柱奇譚』と、同一の内容です。
キーワード:
最終更新:2022-11-07 17:11:37
553文字
会話率:0%
こちらの作品は、違う書式で、同じく「木ノ下 朝陽」名義にて、小説投稿サイトサイト『エブリスタ』、『アルファポリス』、及び『カクヨム』に掲載しております。(掲載順)
最終更新:2022-11-07 16:58:03
553文字
会話率:0%
聖女として異世界に召喚された。
世界を救うために私の力が必要らしい。
勝手な事を抜かす目の前の権力者、召喚したこの世界を統べる女神が私に一方的な要求を突きつける。
一応世界は救ってやろう。
だが世界が救われた時、彼女の真の力が発揮される。
私は断じて許さない。
無知な奴らに鉄槌を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-11 22:33:55
10387文字
会話率:6%
人柱って知ってる?昔本当に行われていた、怪異が現世に出てこないように生きた若い娘を供物にするという恐ろしいもの。
ではなぜ今行われていないのか教えてあげる。
最終更新:2022-10-09 14:10:36
227文字
会話率:0%
うちのパパは、娘に
「門扉から入り口まで、3メートル以上ある家には嫁に行くな!家が人間を食ってしまうから。」
と言う。
パパが子供の時に、パパのお父さんに聞いたんだって。
「家の名誉ために人間が人柱(ひとばしら)になるのは変だよね。家は人を
雨風から守るためのものでしょう?」
疑問を口にしたら、ぶん殴られて庭の木に吊るされちゃったんだって。一昼夜。
今でも、命懸けで意地を張るのに変わりないパパ。
なのに、結局自由をほっぽり出して軍服を着ることになって、なぜ帝国で四苦八苦して働いているのかな?
パパなら、宇宙海賊くらい楽しくやっていきそうだし、向いてそう。
パパが偉くなったのは、《皇帝陛下の愛人?》って言う噂があるらしい。
身近でパパを知ってる人間は大笑いのネタだけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 01:35:27
446224文字
会話率:18%
バイクに一切興味が無かった私が、あろうことか普通自動二輪の免許取得を目指す事に。
本当は車を運転したいんだよ。仕方なくバイクなんだよ。……あれ、でも案外バイクも悪くないかも……と徐々に魅力を感じながら教習所へ。
弱々しい根暗な陰キャでもバ
イク免許は取れるのか。人柱になったつもりでリポートしていきます。
免許取得できたら当エッセイは完結します。もしエタったら……お察しください(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 19:16:03
22453文字
会話率:8%