毎日家族の食事を作る。
不満はない。
それが幸せだとも理解している。
ただ。
少しだけ、確かめたいことがある。
最終更新:2023-03-03 00:34:46
4895文字
会話率:14%
「永遠に咲く花があったらいいのに」
名前も知らない人から差し出された一輪の花。瑞希はその花から目をそらし、駅構内の黒っぽい石質の床を見ながら、ぽとりと言葉を落とした。
日常生活にこれといった不満はない。けれども三十歳を前にして、知れず言いよ
うのない気持ちが瑞希の心を占める。
「切り取りたいと思う一瞬があったなら、それは永遠なんですよ」
彼はそう言うけれど、自分の人生に、切り取りたい瞬間なんてあっただろうか。
新年らしいお話が書けたかなあと思っています。楽しんでいだけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 16:14:17
8154文字
会話率:29%
裕福な人々が暮らす「街」。それは富と幸福の象徴であり、ゆとりあるファミリーが暮らす「城」であった。彼はそんな「街」で、ひとり孤独に生きていた。決して不満はない。例え配偶者の姿も見えない怪しい中年の男と奇異の目を向けられたとしても、彼にとって
はそれが彼の人生なのだ。彼を認める人々がいて、彼の青春を凝縮したバイクであって、彼の言葉の代わりに歌うギターがある。それ以上の幸せなど、どうして望むというのだろう。
だがそんな彼の日々は、一人の幼子との出会いから変わってゆく。もし本当に彼女が恋心を抱いていたとして、彼女が青春を迎える頃には老いていく彼はなにをすればよいのだろうか――
※ 本作品は同一題材を扱った複数の中長編からなる作品集です
※ 本作品は途中までカクヨムにて連載していたものです
※ 完結後、「はるかのおはなしのおはなし」にも掲載します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 18:00:00
28287文字
会話率:33%
実家暮らしの麻田まりは、今の生活にも、仕事にも大きな不満はない。
母の愚痴を聞く毎日には少しうんざりしているけれど、実家にいる限りお金はたまるし、家事もしなくていい。
仕事もなんとなく慣れてきて、それなりに評価されていて、職場の人間関係にも
大きな不満はない。
だけど、なんとなく胸のあたりがモヤモヤするのはなぜだろう。
そんなまりが小さな一歩を踏み出して、見える世界がちょっぴり変わっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 10:33:28
6881文字
会話率:30%
目覚めると見知らぬ部屋。そして、自分が記憶喪失だと気付いた剛田 巴(女)。
そして、急についたテレビの中のイケメン天気予報士から
「君はこの世界の人間じゃない。そして俺はこの世界の神だ」と言われる始末。
天気予報士(自称 神)によると、
剛田巴のいる今の世界は彼が作った世界で、そしてこの世界の主人公である桜坂 日奈子のために作られたらしい。そして、巴がこの世界から抜けるためには日奈子の恋愛成就が条件。しかも高校卒業までに成就しないと、時間が巻き戻って永遠モラトリウムフラグ。
この世界に不満はないけど、永遠モラトリウムは困る。大人になりたい。
剛田 巴が、主人公のために恋のキューピッドやりましょう。
しかし、候補者は、覆面が趣味のお掃除&節約狂い、初恋拗らせ系男、沸点の低い爽やかヤクザに、コミュ障御曹司、バカなふりをする腹グロ男。
神様よ、もっとまともな男はいなかったのか。
よし、今から恋のキューピットするからお前ら大人しくしていろ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 23:57:10
71821文字
会話率:42%
好きになっては冷めての繰り返しで
付き合っても長続きしたことがない
橋本優(はしもとゆう)25歳
とりあえず働かなきゃとなんとなく決めた
アパレル企業に務め毎日をなんとなく過ごしていた
変わらない日々に不満はないが
何かものたりない…
そんな時会社で長期出張を言い渡され
出張先で出会った人は、、、
いわゆる3Bといわれる職業の男
振り回されつつも楽しんでいる自分がいて…?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 16:13:07
1050文字
会話率:28%
佐藤翔太(さとうしょうた)は30歳独身、大手証券会社勤務というごく普通の男である。
両親は去年事故でなくなり、3年付き合った彼女とは1か月前に別れた。特に不満はないがつまらない日常を送っていた。そんな男が異世界へ行き、チートを得た。
ウィ
ンバルド・スフィンドールとして新しい生を受け、冒険者になり、チートを駆使して無双していき、最強への道を歩んでいく。
そしてついには神になる。
※シリアス展開とギャグ展開が交互に来ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 17:35:06
187354文字
会話率:40%
やる気スイッチオフの窓際刑事が異世界からやってきたやる気空回り近衛師団長な自分と奇妙な同居生活スタート!
窓際刑事、異世界の自分と同居中
俺は白波薩摩31歳。
静玉県警察川岸警察署刑事課特別捜査係所属。巡査長。特技は剣道。
安定とアフター
ファイブの充実を求めて公務員試験を受験したけれど、受験期間に麻疹に感染し、県庁も国家公務員も全滅してたどり着いたのがこの職場。
体育会系な組織風土に逆らい続け、上司に持て余され、先輩に嫌われ、同期から浮き、後輩には腫れ物のように扱われる。
超絶田舎の小さな所轄警察署の部署名だけはやたらカッコいい閑職に追いやられたものの、不満はない。
だって楽だし定時で帰れるから。
そんなある日、不本意にも駆り出された連続公然わいせつ事件の捜査応援の帰り、疲労で朦朧とした頭で横断歩道を渡っていると、大型トラックがみるみる迫ってきて……。
この作品はカクヨム、エブリスタ、ノベルデイズ にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-15 07:24:34
134763文字
会話率:33%
俺・辰巳壮太郎は高校二年生。高校生を平均したらニアピンにはなっていると思う。いつもの生活に不満はない。だが、どこかかんじでいた虚無感。将来のことを考えているやつもいれば目の前のことに一生懸命な奴もいる。それを羨ましくも遠くに見ていた俺は、転
校生の櫻尾つむぎと出会い、変わっていく。
カクヨムにて連載中https://kakuyomu.jp/works/1177354054892257633折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 16:19:46
12253文字
会話率:58%
ぼっち高校生、芦田武流。
彼は小さい頃から陰キャでぼっちである。だが、芦田の周りに居る人間は彼とはほとんど正反対である。同じ親なのに容姿が似ても似つかない美少女の妹。因縁の2人の幼馴染。同類の女の子。そして・・・・・
ぼっちに不満
はない。彼本人は強がりとかではなく、本心でぼっちは楽で良いと思っている。だがなんか噛み合わない。自分にはもっと何か出来る。そんな感じ。
そしてある日、一人の少女が彼の自宅の前に立っていた・・・
「あの、、家に何か用ですか?」
不審者少女とボッチ高校生が今、出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 21:00:00
213914文字
会話率:53%
生活に特に不満はない。
休日に遊ぶような友達も多いし、趣味も充実。
そんな大室亨(24歳独身)がある日、拉致同然に異世界へ行く羽目になり、しかも目標は魔王に脅かされた世界の救済と言われる。
だが、んなもん知るか!帰らせろ!ってなお話。
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かなり不定期&ゆっくり更新になるかと思いますが、それでも読んでいただける方はよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-29 23:38:31
127013文字
会話率:55%
私は洞窟の奥にある御堂で祀られている。毎日毎日訪れる不幸にあった村人達の願いを叶え、見返りに貢ぎ物を貰っていた。この暮らしに不満はない。だけど、だけど…もう私は我慢できないのだ。
※※※※※
恋愛要素皆無、後に恋愛になるらしい。
ふわ
っと設定。暖かい目で見てくださると嬉しいです。
この小説はアルファポリスにも乗せております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 09:40:54
3342文字
会話率:49%
中学二年生の井立夏月(イダチナツキ)は眉目秀麗で文武両道。不満はないが、喜びも楽しみもない───そんな毎日を過ごしていた。父親であり、弁護士である井立伸弥(イダチシンヤ)を尊敬しているが一線を引いていた夏月は、担任教師である早乙女貴義(サオ
トメタカヨシ)との接触を機に、日々が彩りに充ちていく───
学園&家族モノの青春ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-26 10:36:56
56433文字
会話率:40%
十六才の少女・サシャは学校に通う傍ら、場末のバーで歌姫をしている。庶民という身分、おまけに高級とは言いがたいバーでの仕事であったが、生活に不満はない。歌うことを楽しんで仕事としていた。
バーには、たまに近くのカフェで働く『シャイ』という名の
青年がおつかいにやってきていた。彼はサシャと顔見知りで、人好きのする明るい性格。会うたびにサシャと軽い会話をしてくれた。『友人』といえるくらいには親しい存在であったが、サシャは彼にほんのりとした恋心を抱いていた。
ある日、サシャはバーからのおつかいとして隣街まで出かける。そこで偶然、海の向こうの王国の馬車に行きあった。好奇心で見物人に混ざったサシャだったが、馬車に乗っていた人物を見て、違和感を覚えた。
そこにいた『王子様』は、バーやカフェでよく話をする『シャイ』によく似ていたのだから……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 22:36:22
80743文字
会話率:31%
ルシアという名を持つ妙齢の麗人は、辺境の港街のいささか複雑な事情を持つ娼館という状況の屋敷群の用心棒としての地位に甘んじていた。
不満はない。
その日々の生活は、以前からの血塗られた戦場や、人を人とも思わぬ横暴な領主、金にモノを言わせて買い
叩く商人も、欲に目がくらみその持つ権力を振るいまくる王族もいない。
少しだけ欲を言えば、あまりにも平穏で刺激がほぼないことか。
それですら、港街で巻き起きる様々な出来事を解決というか、中取り的な行為をこなすことで、充分に忙しい日々は送れていた。
だが、未だ全てを理解することすら許すことのないこの謎の大陸は、じわりじわりとルシアや仲間たちを混乱に巻き込みつつあった。
はたしてルシアは、どう動くのか、どう動かしていくのか、そしてこの謎大陸の真実とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 23:40:33
14871文字
会話率:14%
俺、大橋和樹(オオハシカズキ)は地方知事をやっている。もっとも立候補したわけでは無いのだがな。
生活には特に不満はない。給料も普通の人よりも貰っていると思うし、別に仕事が辛いという訳でもない。
結婚はしてないが、特にしたいという訳では
なく、一人で毎日楽しくいろいろしている。
だから、俺はいまの生活をしていて良かったと思っている。
「ーーただ、一つのことを除いてはーー」な?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-10 00:03:13
43527文字
会話率:63%
なんの不自由もない生活。普通に学校に行って、普通に友達と話し、普通に部活をし、普通に夕飯を食べる。そんな毎日に、不満はない。むしろ、幸せと言ってもいいくらいだろう。それでも漠然とした違和感を感じながら生活する、どこにでもいる、普通の高校生
の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 23:19:33
285文字
会話率:0%
どこにでもいる冒険者だった俺は、どこにでもいるスケルトンになった。
スケルトンになったことには大した不満はない、ただ一点を除けば。
そう、食べ物が食べたい!
え?食べられるようになるには国の官僚を100人暗殺してこい?
スケルトンが我欲を
満たすために暗殺を頑張る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 19:59:57
1426文字
会話率:6%
ある男の名前、ナツム、そしてある男の娘の名前、ホマレは高校二年、魔法やら魔術やら使う学校に通っている男子生徒、ナツムは何の才能もない、平凡以下の最下位の成績を収めている、に対してホマレは見た目女、だが男の生徒、ナツムと同じく得に飛び抜けた才
能もなく、成績も低く最下位、だが男の娘という事で人気はある、そして二人は幼馴染だ、ナツムの方は最下位に少し不満がる一方でホマレは得に不満はないらしい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-14 18:42:54
25712文字
会話率:63%
決して退屈ではないし、不満はない日常。
だけど、気が付いた。
自分のすぐ近くに天使がいたこと――。
一歩進んで、友達と語らって、たった一つのことで舞い上がって。
恋をしたら世界が更に色づいて見えた。
中学生の恋は、小学生とは違うの。
だ
けど高校生とも違う。
少しだけ真っ直ぐで、臆病で、怖がり。
ね、恋ってどんなものなの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 01:31:48
12425文字
会話率:39%