雨の日は、決まって図書室にいる。
そこは僕にとって、静けさと安心をくれる場所だった。
けれど、ある日突然、
「ねぇ、それ面白い?」
黒髪ロングの、ちょっと失礼で、でもどこか気になる後輩・澪が現れた。
本の趣味が合うのに、音楽の趣味はまるで
真逆。
そんな彼女と少しずつ交わす会話は、雨音のように静かで、でも心の奥に響いた。
けれど、楽しかった日々は、ある言葉で終わりを告げる。
「私、引っ越すんだ」
何気ない雨の日、何気ない別れ。
それでも残ったのは、一冊の本と、あの図書室の記憶。
静かな日常にそっと降り注ぐ、優しい別れの話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 13:43:39
1221文字
会話率:26%
両親から海外旅行のお土産で送られてきていた《Magic or Sword ; β》という一冊の本。
表紙を開くと、元々の送り主からのメッセージが印字されていた。
――愛するこどもたちへ
一つ、チュートリアルは飛ばすな!
一つ、火気厳禁!
一つ、存分に楽しめ!
「……本なのにチュートリアル?」と疑問のまま進めると、出入り可能な本の世界への入口だった。
ネット検索すると本の情報はないが、Magic or Sword ; β1.0という名前で十年前にネットゲームで公開されていた。また、近日中に大手ゲーム会社よりVRMMOとしてβ4.0へ大型アップデート&イベントスタートするらしい。
勝手に設定されたアバターのうさぎは何を意味しているのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 10:49:14
35880文字
会話率:40%
世界は、あまりにも残酷だった。
異世界から、無理やりこの世界へと転生させられた男がいた。
だが、彼は何も成し遂げることなく、この地で無念のまま命を落とした。
彼は、この世界を恨んだ。
この歪んだ世界を変えられぬまま、ただ消えていった。
主人公もまた、この世界に疑問を抱いていた。
だが、彼以外の誰もが、この世界を「当たり前」として受け入れていた。
理不尽な階級制度も、虐げられる者の絶望も――すべては「当然」だった。
その異端の思想が許されるはずもなく、彼はついに“排除”される。
突き落とされた崖の下に広がる、果てしない森。
死の予感に包まれる中、彼は“声”に導かれる。
たどり着いたその先には、一人の男の亡骸があった。
そして、彼が残した一冊の本。
それを手にした瞬間――
彼の運命は、大いなる嵐へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
108782文字
会話率:50%
護衛の仕事を受け持っているエドワードは、今日も依頼された仕事をこなそうと依頼人の所へ赴いた。しかしその依頼人は自身を医者だと名乗り、護衛ではなく別の仕事を頼もうとした。それは一冊の本をある人に手渡ししてほしいと。そのある人は、かつてエドワー
ドが偶然出会い、寄り添い、言葉を交わし、幸福を与えてくれ、自らが見捨てた会いたくない人だった。
エドワードは苦悶しながらも、再び会うことを決意して、一緒に過ごした過去を思い出す────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:36:07
135523文字
会話率:56%
その図書館には、奇妙なうわさがあった。※
ミーミル図書館の壁が人を飲み込むという。
終末へと向かう世界に違和感を覚えたヨルはミーミル図書館に何かあるのではと考える。そこには歪んだ景色が広がり、歪みの中から書記官と名乗る人物が手を伸ばして
一冊の本をヨルに渡す。そして、ヨルに『書き換え』権限を委譲するという。
本をめくると突然声がする。
「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。※
意味がわからないまま本を読んでみると書記官HAL9001の日記と論文だった。そこにはHAL9001の過去も書かれている。
「そうして人類は永遠の眠りについた。※」と。
HAL9001は過去に終末を迎えた世界の住人で、この世界が終焉を迎えないために『書き換え』を行っている。その書き換え権限をヨルに渡したのだった。
ヨルは終末回避のための書き換えに、日記の読めない部分に書かれている本のタイトルを見つける必要がある。悩んでいるところで、バンド仲間のイギルが情報を持ってきた。
「グラムロックシティの廃図書館で、鏡の向こう側にいるやつと話せる」
ヨルはそこにヒントがあると考えた。
そして、翌朝。
朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。※
二人はグラムロックシティに向けて出発した。しかし、怪しい宗教団体「永遠の眠り」の本拠地となったグラムロックシティは厚い防壁と警備兵で固められている。潜入しあぐねているところに、終末回避を目指す秘密結社「不眠享楽」のスュンとナリが現れる。彼らのアジトで情報を共有し合い、ヨルは再び日記の確認をする。だが――。
見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある。※
それはどこかヘンテコな物語。果たして、ヨルたちは謎を解き終末を回避できるのか?
●この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト第1~5回の共通文章に着想を得て創作したものです。(コンテストはpixivにて2020から開催)あらすじの※は共通書き出し文。
●本作はpixivとエブリスタでも公開しています。
●執筆時にGeminiとCopilotを使用しています。
物語の構造整理とアイデアの補強、演出強化、作中の文作成、作詞原案、作中作あらすじ原案、専門用語に関する表現の調整折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:53:11
41362文字
会話率:47%
藤堂雄也(とうどうゆうや)は、ある日祖父の遺言に従い蔵へと赴く。
そこで一冊の本と祖父が残した最後の言葉に出会う。
本の名はーー『英雄の記憶』
様々な英雄の記憶が封じられた本は、青白い光と共に雄也を異世界へと誘うのであった。
最終更新:2025-05-28 19:08:46
231711文字
会話率:43%
十歳の頃、初めて異世界の恋愛小説を買った。
その小説は読んでみるととても面白く、泣けたことを覚えている。
初めて出会ったロマンチックな場面もあれば、時にはすれ違い、甘い場面もあり、それに胸を高鳴らせた。
その中でもう一つ面白かった要素がある
。
——それは、『悲劇のヒロイン』
今でもヒロインが言った言葉は覚えている。
『何でみんな、私にばかり意地悪するの?』
『私が可愛くないから? ……そっか、私可愛くないから……』
などなど、挙げればキリがない。
無論イライラしたこともその『悲劇のヒロイン』が出てくる場面では絶対ある。だが、全てのヒロインが悲劇を演じている訳ではないと思ったのも事実。だったら、自分がなってみせよう。そう思った。
そして、もう直ぐ、あと少しというところで、車に轢かれた。
浮かれていたのだろう。友達も増えて、人生が上手くいって。
クラスメイトの『——ちゃん!』という声は、鬱陶しい耳鳴りと共に消えた。
これが、自分の前世の物語だ。これって、転生だよね……と思いつつも、ベッドから降りて部屋を見渡す。
目に留まったのは硝子で造られた机の上にある一冊の本だった。
「あれは……?」
不思議に思いながら、警戒心を放ちながらその本の最初のページを開くと、その本の右側には『王立シュミレーク学園』左側には『クレイア魔法学園』と書いてあり、クレイア魔法学園だけは赤い丸で囲まれている。
だが、気になったのはそれではなく——。
「王立シュミレーク学園って……『私の初恋は貴方だから』の舞台じゃない!」
乙女ゲーム、『私の初恋は貴方だから』
攻略対象者たちと仲を深め、愛を育んでいく乙女ゲームだ。
この本のタイトルは『クララ・エウン・ヘコシーリル』
「これが、今の私の名前……?」
だが、乙女ゲームにそんな名前のキャラはいなかったはず。
なら、考えられることは一つ。
(私は、モブキャラ……?)
とても都合の良いキャラに転生した。そう思い頬が緩む。
(だって、ヒロイン自体に転生したら、つまんないじゃない?)
自分に問い掛けながら、クララは自らの胸元で手を絡める。
(モブから『悲劇のヒロイン』に、成り上がってみせる!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:24:29
6846文字
会話率:33%
入室暦875年、春、少女は入学式に参列していた。
柔らかな金髪が風に踊り、無垢な水色の瞳が講堂の天井を見上げる。
名を、《フィリア》。
彼女は、魔法も特技も何も持たない“何者でもない”新入生。
その日──彼女は、歌った。
それは学校指定の
校歌ではなかった。
聞いたことのない、けれど確かに“懐かしい”旋律。
その瞬間。
書庫に眠る一冊の本が、色づいた。
生徒たちは気づかない。教員すらも、ただの気まぐれか、春の幻と笑った。
だが、たった一人──その場にいた灰色の瞳の少年は、確かに見ていた。
「……色が……戻った……?」
少年の名は、《リオ》。
彼は“ただの学生”としてこの学園に入学したばかりだったが、心の奥底には燃えるような違和感を抱えていた。
そしてその日、リオの世界は、その旋律によって色づき始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 20:44:12
51889文字
会話率:42%
魔法がすべてを決める王国において、「魔力ゼロ」と判定された者たちは、
知らず知らずのうちに辺境へ追いやられる――。
南の果て、灰村(はいむら)。
そこは地図に名を持ちながらも、魔法を持たぬ者が静かに生きる場所。
王国から捨てられたわけでも
、守られたわけでもない。
ただ「見ないようにされている」村。
この村で育った少年、レオ・グレイもまた、魔力を持たぬ一人だった。
火と灰にまみれる日々。
だが、幼い頃に見た“逆流する火と舞い上がる灰”の記憶だけが、胸の奥でくすぶっていた。
それが魔法だったのか――
誰も信じず、父すら答えをくれなかった光景。
けれど、それだけは確かに、レオの身体が覚えていた。
ある日、父の遺した地図が導く先で、
レオは封じられた祠と、一冊の本に出会う。
その本には、灰にまつわる未知の術――
**“魔法ではない何か”**が眠っていた。
燃え尽きた世界の隅で、
灰の中から新たに立ち上がる“何か”が、今、動き出す。
これは、
才能を持たぬ少年が、
“英雄”へと至るまでの物語――
『灰より生まれしもの』、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 13:40:18
30091文字
会話率:16%
図書委員長の直美先輩に片思いする主人公。
主人公と直美先輩は放課後、図書室でふたりきり。
ふたりは一緒に、一冊の本を読む。
ページを捲るたびに高鳴る胸の鼓動。
本が紡ぐ淡い恋の物語。
最終更新:2025-05-21 06:55:37
858文字
会話率:25%
一人の少女が倉庫で見つけた一冊の本。革で装丁されているが、ところどころ擦り切れ、色も薄くなり、大分くたびれている。その様から、かなりの年月が経っていることがわかる。表題も何もなく、少女は何気なく本を手に取る。最初の頁を開くと、「僕の名前は
、クルス。近頃記憶が両手ですくった水のように、隙間から抜け落ちてゆく。記録と、記憶のためにこれを記す」と書かれていた。
興味を抱いた少女が、最後の頁をめくると、そこにはこう書かれていた。【C=W=H 帝国歴 257年】「帝国歴って……えーと、王国歴からだと……250年前!?」 この本には『C=W=H』の歩んできた人生が描かれており、そこには少女の知らない世界が広がっていた。剣と魔法、異種族のエルフやドワーフ、そして恋や別れ……本人が書いたと思われる一冊の本。C=W=Hの手記と出会ったことで、少女の運命は大きく変わっていく。
(注)中編を分割しただけで、長編ではありません。全四話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:55:40
47712文字
会話率:34%
真界プルトメニアに住むフジは薬屋の父と母と共に暮らしていた。 しかし父は仕事に行ったまま帰ってこなかった。 13歳になったフジは一冊の本を父の書斎で見つけることになる。 そこで知ることになった真実とは。 そしてその先に待ち受けるものとは。
最終更新:2025-05-17 19:00:00
8448文字
会話率:35%
小さい頃から聞かされてきたこの神社に伝わる巫女様伝説。
その神社の一人娘である久遠和葉は、ある日祖父に蔵の掃除を頼まれる。
蔵で一冊の本を手に取ると、和葉はその本の世界へ誘われてしまった。
目が覚めると、そこは知っているようで知らない場所
。
そして、和葉を待ち受けていたのは大昔に終わったはずの戦い。
和葉は、そこで様々な思いを抱えている協力者と出逢い、彼らと共に世界を救うべく旅に出る。
彼らの抱えている思いとは―――?
和葉は協力者と共に苦難を乗り越えることができるのか?
そして元の世界へ戻ることができるのか?
彼らの心を救い、彼らと共に世界を救おうとする一人の少女の物語――――――。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 10:20:00
84969文字
会話率:64%
壁は深い藍色。扉は古びた黒い木製で、
その取っ手には真鍮の鈍い光が宿っている。
小さな灯りが、まるで心の中だけを照らすように、静かに揺れている。
扉を開けると、そこは別の時間が流れる場所──「The Tale’s End」。
カウンター
だけの小さなBar。
音楽はレコードのジャズ。時間を告げる時計はなく、
ただ静かに揺れる振り子だけが、店内にかすかなリズムを与えている。
バーカウンターの向こうに立つのは、穏やかな瞳をした“マスター”。
名前は明かされないが、訪れる者の心をすっと読み取るかのように、ぴたりと寄り添う一杯を差し出してくる。
その酒は、不思議と懐かしく、そして少し切ない。
あなたが抱えてきた感情を、まるで味にしてグラスに溶かし込んだような…そんな一杯。
そして、グラスの縁が空気を切り、余韻が舌に残る頃──
いつのまにか、あなたは語り始めている。
誰にも話せなかったこと。
自分でもうまく言葉にできなかったこと。
忘れたふりをしてきた、大切なこと。
一言、一文、そのすべてが物語となり、
バーカウンターの奥に並ぶ背表紙のない本の一冊に、
まるで筆が自然と走るように記されていく。
文字は淡く光り、ページはほんのりと温かさを帯びる。
語り終えたとき、本の背にあなたの名が刻まれ、
それは静かに棚へと納められる。
そうしてあなたは席を立ち、
「The Tale’s End」をあとにする。
振り返れば、扉はもう、なかったかのように夜の闇へ溶けている。
けれど、その夜に語った物語は、確かにこの世に残る。
記憶に形を与え、心に灯りをともす、ささやかでかけがえのない一冊として。
「The Tale’s End」──それは、感情の果てにだけ現れる、語りと記憶のBar。
あなたが語る物語が、今夜もまた一冊の本になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 17:30:00
35083文字
会話率:20%
京都府内の公立高、平陽高校にて古典の教師を務めている20代男性、遠崎伊織はその類稀なる端麗な容姿から主に女子生徒から羨望の的となっている。
すると、ある日のこと――高校の図書室にて授業用の資料を探していた最中、直観的にぐっと惹かれる一
冊の本を目にする。惹かれた理由は不明ながらも、傷めないようにそっとその本を引き抜こうとする伊織。すると、卒然辺り一帯が光に包まれ――
その後、徐に目を覚ます伊織。すると、視界に映るは雲一つない青い空で――
*当作品は、小説投稿サイト『エブリスタ』にも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 06:23:58
41694文字
会話率:55%
とある五人の貴族のどら息子たちが、ある日一冊の本をみつける。その本をきっかけに勇者に憧れ家と身分を捨てる決心をした。
その後、覚悟を決めた五人は勇者になるために冒険者となり、それぞれがあらゆる困難に立ち向かい成長していく。
だがその経緯
の中、ある者により、いつのまにか英雄として祭り上げられる。
そして、ここから勇者?英雄?になるための冒険の幕開けとなるのだった。
今作品は、願望の宝玉編のみ掲載です。
キャッチコピー【その五人の貴族のどら息子、勇者かぶれにつき。でももしかしたら英雄に⁉︎】
✩୭⋆*✦*⋆୭*✩
*カクヨム先行掲載*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 01:18:26
65064文字
会話率:35%
古本屋で見つけた一冊の本。それは、彼女の行動をまるで見ているかのように綴っていた。現実と物語の境が揺らぎ始めたとき、彼女が最後に目にしたのは――
最終更新:2025-05-14 22:42:48
1322文字
会話率:27%
貴族の下で生まれたウィステリアは、今日もコーヒーの豆を挽いていく。
黒くて苦い、しかし一冊の本のお供には最適な至高の飲み物。
なのに彼女の下へある少年少女が訪れると、その味は一変してしまう。
砂糖もミルクもいれていない、なのに舌を満たすの
は甘い味。
これをどうにかしたいと苦心するウィステリアは、マグカップに淹れたコーヒーを連れて歩き出す。
彼らのためなら、非道な悪役にだってなってみせる。
転生したら観葉植物にでもしてくれ系観測側令嬢は、今日もエスプレッソが甘くなる。
©2025 薪原カナユキ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 18:00:00
3617文字
会話率:27%
世界からあらゆる資源が窮乏して百年以上が過ぎた。空中都市ではあらゆる資源を自給自足できるようだが地上を彷徨う者達はそうはいかない。
寂れた大地を運搬用ロボと共に行く男、イチョウは空中都市に過去の人類が作り上げた本を売ることで食料を得てい
た。
ある日、彼がいつものように手に入れた本の中で高値で売れそうな物を吟味していると一冊の本を見つける。
『異世界研究録』
その本は彼の平凡な人生を変えていくこととなる。
全13話、25/04/25に最初の3話をアップしてその後は1日1話ずつ上げて行きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 07:10:00
35404文字
会話率:38%
アグノードの国北部の孤児院で育った少女、ジルトは、十四の誕生日を迎えた日、突如仲のいいレオ、モーリと共に孤児院を出ることになった。実は彼女は魔力の象徴とされるドラゴンの娘だったのである。普通の人間には到達できない山に隠れることになったジルト
だが、彼女の育て親に渡された一冊の本により、この国の現実を知る。彼女は自身の力を使って酷い状況を変えようと決意する。これはアグノードという小さな島国で起こった、大きな革命の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 23:58:33
396058文字
会話率:47%