「……矢原は、えっちな女の子ってどう思う?」
「……」
無知な女の子に性知識を教えるお話です。
最終更新:2023-03-16 20:46:19
7237文字
会話率:24%
──イギリスに留学しなさい。
1学期の最終日、主人公こと天城晃介は母親からそんな指令を受け取る。
見知らぬ土地に聞き慣れぬ言葉。
おまけに受け入れ先のホームファミリーは母親は能天気。
父親は純粋なイギリス人で、娘さんにいたっては完全な塩
対応。
「これ……やっていけるのか?」
不安塗れのイギリス生活。
しかし、不慣れな環境も時間が過ぎれば慣れていくもの。
気づけば、主人公と娘さんは互いに惹かれあっていた。
名前呼び。
ピクニック。
観光。
ゆっくりと──でも確実に距離を縮めていく2人。
彼らが相思相愛になるもの、あとは時間の問題。
──そんな時だった。
日本にいたはずの幼馴染がやって来たのは。
「あら、私の晃介くんに気安く触れないでくれないかしら?」
「貴方こそ触れないで貰えませんか? コウくんは私の夫になるお方ですよ?」
「……」
これは1人の少年を巡って行われた少女達による、修学旅行ならぬ修羅場旅行の一部始終である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 22:58:31
63687文字
会話率:26%
そこには海があり、緑が豊かなその国は『シュタイン王国』と言い『魔法』というモノも存在していたのだが、実はこの国には他の国にない『職業案内所』という場所があった。
「ふぅ」
ここは基本的に名前の通り「職業を案内する」のが仕事で、ここ
に来る人は大体の場合が「新しい仕事を探しに」である。
そんな中『アイリン・シュベル』は王国の役所などが集まる中に少し古びた建物の前で掃き掃除をしていた。
「……」
ただそこには目に見えて分かる看板はない。でも、この国に住んでいる人であれば看板がなくても大体みんな知っている。
それこそ「就職に悩んだらここに相談するべし」って言われているくらいらしい。
しかし、アイリン自身がその噂を自分の耳で聞いた事はない。でも、ちゃんと定着してきているのであれば……それはそれで嬉しい話だ。
「……」
アイリンはこの職業案内所では「所長」という立場だった。しかし、実は「ある人物」にアイリンの『能力』を買われての事だった。
――でも、コレってあいつの思惑通りって事かしら?
ふと。本当にふとそんな事を考えていると……なんだか無性にイラッとした。
「ん?」
そんな時、ちょうど良いタイミングで始業を知らせるチャイムが鳴り、アイリンはいそいそと中へと入って行った――。
コレはそんな『シュタイン王国職業案内所』に来る様々な事情を抱えた人たちにお仕事を紹介したり、友人が資格取得の手続きをしに来たり……そもそもこの職業案内所が出来たきっかけ……などなどをまとめたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 09:00:00
31617文字
会話率:52%
「イヤー! 絶対にイヤ!」
「――はぁ」
ため息混じりに俺はある場所へと向かう。
「どうされましたか?」
部屋に入りそう尋ねると、ふて腐れた表情の少女がいた。彼女はこの国では絶大な権力を持つ伯爵家の令嬢。ただ、そんな彼女の性格は
ワガママで気ままだ。
今日もそんな彼女に振り回されている新しく彼女の専属メイドになった女性を気の毒に思いつつも、俺はいつもの様に対応する。
「はぁ」
彼女の対応を終えた俺は、自室に戻りその『手紙』の内容をすぐに確認し、自分で書いた別の『手紙』を鳥の足元に巻き付け、飛び立たせる。
「……」
無言のまま見つめる自室の机の上には、今までの『手紙』と称した『報告書』の数々――そう、彼には誰にも言えない『ある秘密』があった。
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 09:01:06
120732文字
会話率:51%
ちなみに、ビジネスの世界で「……」を使いすぎると、良くない印象を持たれることもありますので、注意しましょう。
最終更新:2022-08-27 01:00:55
1133文字
会話率:28%
「・・・」に物申したいのである。
最終更新:2022-08-09 21:40:46
2378文字
会話率:7%
すると、キッチンテ-ブルに見知らぬ女性が座っている。
若い女性だ。
丸くて大きな眼鏡をかけている。
髪は長い。
「あっ、やっと帰って来ましたね」
ぼくの顔を見るなり、彼女が言う。
「暫く、ご厄介になります」
ペコリと頭を下げ、彼
女が言う。
「……」
当然、ぼくには返すべき言葉がない。
が、そんな様子のぼくを完全に無視し、彼女が続ける。
「名前は業平桜子(なりひら・さくらこ)といいます。自分でも思いますが、字余りですよね」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-07-31 12:24:17
18379文字
会話率:57%
そこは願いの叶う場所。
全NPCに人工知能を搭載したことで話題になったゲームシェイプデザイアオンライン。
これは様々なプレイヤーの[願い]が混じる世界へ飛び込んだ無口な少女レミとうるさい魔剣の物語。
「レミさん! 挨拶しましょう〜!」
「
…………よろしく」
「不定期更新になりますがよろしくお願いしますね! 私のかっこいい活躍お見せしますよ〜!」
「……」
「レミさん! 私を地面に置いてどこへ? ちょっと! 置いてかないでくださいよー!」
2人?の行く末はいかに?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 03:00:01
149792文字
会話率:50%
私「愛がわかりません」
神父「愛のわからない貴女は人間ではありません」
私「人間ではないなら、私はなんなんですか?」
神父「貴女は怪物です」
私「怪物?」
神父「ええ、貴女は人間ではなく怪物です」
私「……」
神父「貴方のような怪物を取り扱う施設があるので、今すぐにそちらに入学しなさい」
私は人間じゃないから、人の感情や愛がわからなかったんだろうか?
私「……わかりました」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 20:54:05
1577文字
会話率:38%
三点リーダーじゃない。二倍三点リーダーが正しいんや。
ちなみに辞書登録で「二倍三点リーダー」と打って「……」が出しやすくすると効果的なんやで!
最終更新:2022-04-17 09:27:36
530文字
会話率:0%
人々が平穏に暮らす世界“小夜姫羅翔”
この地には、古の時代から、人間を襲いその身を喰らう闇の住人、ダークソウルが潜んでいる
そんなダークソウルから、人々を護るために戦う組織、ギルド“スピル・ローゼン”
そこに所属する者はハンターと呼ばれ、ダ
ークソウルを狩る者として長きに渡り戦いを繰り広げてきた
その中にひとりだけ、ダークソウルでありながらハンターとなった者がいた
復讐を果たすため、その身を闇に落した少女が
そんな彼女を、人々はこう呼んだ
「ダークナイト」
あるいは
「氷花の舞姫」と……
拓郎「あー、寝ー」
智輝「拓郎は、いつも眠そうだね」
良隆「楝と良い勝負だな」
麗奈「ちょっと!楝を一緒にしないでよ!ねぇ楝!……楝?」
楝「……zzz」
四人「……」
楽しくも哀しい学園ダークファンタジーが、今始まる!
※学園ファンタジーとダークファンタジーの組み合わせをテーマにしています
※一部過激描写を含むシーンが登場します。が、作者自身過激描写の表現が下手なので迷ったりもしましたが、テーマがテーマなので、念のためR15に設定させていただいています(全然グロくなかったらごめんなさい)
※この作品は、投稿サイト「エブリスタ」にも同名義で掲載している二重投稿作品となります
※今回の投稿にあたり、一部加筆修正を行なっております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 08:00:00
19454文字
会話率:40%
【荒筋?】
荒筋は表題通り。あら作者好みの可愛いタイトル。
ところで「たゆたう」のところ漢字で「揺蕩う」と書くとカッコイイのだが、読めない人が続出してしまうので心を押さえつけている。
読みやすいのが一番ですからね。私は小学生のころ村上春樹さ
んの「ダンスダンスダンス」の「繋がってるかい?」をずっと「茂っているかい?」(繁るは茂るとまあ読み替え出来なくもない)と勘違いしてしまい、なんだかもじゃもじゃした物語だなあとずっと勘違いしてました。
誤読、こわい。
【注意!】
作者注!!!
タイトル詐欺あり!!!
「……」のための設定資料集。が正解。
大して山もなく、男の子が女の子に振り回されるだけのお話。
ただ女の子を可愛く書きたいという作者のゆがんだ願望をごまかすため、「予知」に関するあれこれをスパイス的に振りかける。
……といった作品を書くために思いついたキャラクターや設定などをひたすら垂れ流す資料集といった内容です。
次々と思いつくSF的アイディアやキャラクターに関するアイディア、小道具、大道具、設定上のアイディアが大量の要素として頭の中に蓄積されてゆくが、これを組み立てて何か作ろうという気にならない、不思議な心情を形にしようとしたところ、このような資料集+サンプルエピソード集を作成する運びとなった。
ひたすら脳汁垂れ流しの設定資料が提示され、その後ろにサンプル的に各シーンのエピソードがくっついている、そんな構成となっています。
【お願い】
好きな人だけが好きだと言ってくれればOKなので、合わないと思ったらすぐにブラウザバック願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 03:00:00
42478文字
会話率:21%
【書籍2巻、8月6日発売】
冒険者に憧れていた少年・ジオ。しかし15歳になった彼が神々から与えられたのは【家庭菜園】という、冒険には役立たない謎の加護だった。仕方なく冒険者になることを諦め、父が遺した実家の庭で菜園を始めるのだが――
「ねぇ
、なんで畑に肉とか魚とか鉱石がなっているの?」
「ちょっとだけ特殊な家庭菜園だからね」
「じゃあ、あのゴーレムたちは何?」
「あれは案山子みたいなものだよ」
「どう見ても何かと戦う気でしょ!」
「いやいや、ただの家庭菜園だって」
――気づけば堅牢な城壁と無数のゴーレムに守られる最強の菜園となっていた!
「ちなみに菜園ごと移動できるよ」
「……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 18:00:00
406835文字
会話率:47%
ある平凡な放課后、厄占いと友達のお守りをもらった。
家の中で家族と騒いでいると、夢の中に入って、とっくに廃れた公園とブランコに乗っている孤独な少女を見た。
「ここにいるのはあなただけ?」
私は尋ねた。
「……」
世界は壊れている。
もう一度
夢の中に入って、彼女はもう一度ブランコに乗って、私はやっと彼女の顔を見ることができました。
私は口がきけなかった。
「私はあなたを待っていました。」
「今度はもう行けない。」
「私と契約して、私の家族になってください。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 19:48:29
8476文字
会話率:66%
――仲間守るために大魔法ぶっ放したら3000年経ってて記憶も無くしたけど日記(黒歴史)見たら思い出した件についての考察――
「なんてどうでしょう?」
「この上なく馬鹿にされているような気がするんだが」
「私に限ってそんな事は有り得ません
」
「……」
――時を超える無職(20)~記憶能力喪失だけど頑張ります~――
「これだったらどうですか?」
「おいこら、オレは無職じゃない。それと記憶能力失うってなんだ」
「えー、まだだめですか? なら……」
「人の話を聞け」
――何かの見返りを求めていたわけではない。
かつての戦いでその男には守りたいものがあり、自身の行いでそれを成し遂げた。それだけのことだった。
だが因果は巡るものである。
時を経て、その男は全てを失ったかのように見えた。記憶を失っていたのだ。そう、愛すべき仲間と過ごした日々や楽しかった思い出さえも。
それを取り戻せたのは必然だったのか? 他でもない自身が記した記録は語る。そして突きつけられる自身の行いの結果。全て読み終えたその時、男の胸に去来するものは――
「こんな感じならどうですかね?」
「却下。オレをカッコ良く見せようとしないでくれ。もっと普通にして。お願いだから」
「えー」
――こんな感じでユルく語り継がれるかもしれない「冒険譚」――
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 17:00:00
187552文字
会話率:29%
人間、魔法使い、エルフ、ドワーフ、巨人、小人、獣人。
一つに集いし各種族の豪傑は、魔族の脅威から世界を救った。
彼らは人々から<勇者七剣>と称えられた――。
数年後――。
勇者七剣の一人、獣人で竜人のリュグス・ユースは暇を持て余
していた。
宝があれば、探しに行くし、依頼があれば、魔物を倒す。
金があれば、女を抱くし、友に会えば、酒をかわす。
そんな退屈な日常。
魔王討伐後のことを全く考えていなかったリュグスは、今日も当てもなく旅を続ける。
「俺は弟子をとらない。ましてや女」
「そこを何とか!」
「俺は何の躊躇もなくお前を抱くぞ」
「師匠が望むなら、この体、捧げます!」
「……」
こんな退屈な日常。
こんなことなら、魔王討伐なんかするんじゃなかった。
リュグスはため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 01:13:19
5558文字
会話率:46%
プロローグ
「……暖かくなったか?フェルマ」
「うっ、うん。ありがとシオン」
いつになく、優しい口調のシオン。
気にしないようにしてるけど、私の裸の背中に後ろからぴったりくっついているシオンの裸の胸と、触れた肌から伝わる
熱いくらいの体温に、心臓がドキドキして止まらない。
シオンの心臓もどくどくしている。
「……」
沈黙が場を支配していた。
どうしよう。気まずい……胸のドキドキも治まらない。
でもそのドキドキがなんか、気持ちいいような……。ずっと味わっていたいような変な気持ち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 12:00:00
22180文字
会話率:29%
無口キャラしか居ねぇ!?
清純派なのに無口だったり、
ギャルなのに無口だったり、
不思議系なので無口だったり、
オタクっぽいのに無口だったり。
そんな彼女達を、あっちこっちに引っ張り出して巻き起こる、
新感覚の学園コメディ
ーです♪
以下、イメージトークです↓↓
「……」
「……」
「……」
「……」
「何か言ってよ!?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「無口女子達と不器用な少年がラブラブになる話、らしいですよ?」
「……チガウ」
「そこは喋るのかよ!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 07:01:23
369708文字
会話率:64%
ニライカナイ、理想郷、そんな綺麗なところへ向かっていけるだろうか
そこそこ有名な編集者の澤田暎は、親友で小説家の火野蒼生の心配ばかりしているうちにいつの間にか39歳に。老後の心配をして嫁が欲しいが、一つ問題がある。隠れ几帳面な自分には一緒
に暮らすに耐えられる女性がなかなか見つからない。そんなある日、社内で目をつけた女性がいた。一見地味な女性はよく見ると美人で、でも、そんな顔立ちを隠して生活している。どうして彼女は綺麗な顔立ちを隠して生きているのか、そして、どうして彼氏も夫もいらないと言うのか。彼女が気になる澤田は、とある提案を彼女にしますが……。
彼女は椿君は牡丹③の後に続く話で、椿では脇役だった澤田さんが主人公の話になります。サブストーリーとして火野先生とこのはちゃんの婚約から結婚までの間の様子が書かれてます。
2021.7.1 魔法のiランド、小説家になろう 同時掲載
「ねぇ、理沙。負けちゃダメ」
「負ける?」
「昔あった嫌なことは、君のせいじゃない。だから幸せにならないと」
「幸せに?」
「君ができる一番の復讐は、君が幸せになることだ」
「……」
「僕じゃ足りない?その相手が僕じゃ足りないですか?」
「……」
本文より抜粋
本作品に出てくる会社は全て作者の想像上の産物であり、架空の物です。
現実に存在する会社とは一切の関係はありませんのでご了承ください。
一部、映画や本、お茶等の商品名、実在するものを使用させていただきました。
具体的に名前を使ったものに関しては、脚注をつけ説明を加えさせていただいております。
また、本作品は、一部ではありますが性的な描写と暴力的な描写を含みます。そう言った描写を好まれない方は、お読みになるのを避けていただければと思います。
2021.7.1 汪海妹
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 06:59:33
135377文字
会話率:67%
俺の幼馴染でもある従姉の裕子姉ちゃんは、美人でスタイルもいいけど、彼氏いない歴年齢で、イケメン男性キャラを攻略する恋愛シミュレーションゲームが大好きな、ちょっと残念な人だ。
高校一年の夏休み、すでに大学推薦が決まっている彼女から勉強を教わっ
ていた俺は、彼女からとある女性向け恋愛シミュレーションゲームについての話を聞く。
だが、別のクソゲーと評判のRPGが好きな俺は、それを適当に聞き流したけど。
そして翌日、目を覚ました俺は西洋ファンタジー風な世界の子供になっていた。
しかも、その名前はアーノルド。
「裕子姉ちゃんの好きなゲームに出てくる、好感度判定キャラじゃねえ?」
さらに……。
「レベル? ステータス? 特技? これって……」
なぜか俺がこよなく愛ているRPG『シャドウクエスト』の世界も混じっているようで、その知識を生かして第二の世界で生き始めてから数年後。
「弘樹、私、悪役令嬢のローザになっているんだけど……人生詰んだかも……て! 冗談じゃないわ! 私の没落を防ぐのよ! 弘樹は協力しなさい!」
「……」
腐れ縁である従姉を見捨てられない俺は、この二つのゲームの設定が混じったよくわからない世界で、明るい未来を目指して奮闘するのであった。
はたしてどうなるのかは……俺も知らん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:00:00
412616文字
会話率:40%
一流の「探索者」を目指すその少女は、遠く長く険しい道のりを越えて、ようやくこの地にやってきた。彼女の名はアイシア。その種族特有のとがった耳と、美しい黒髪が自慢の、ハーフエルフの和風剣士である。あと、おっぱい。
アイシアがここにやってきた理
由、それはこの剣と魔法のRPG『ドラゴンファンタジスタ2』の世界において、唯一無二といわれている「ダンジョン専門の探偵」に、とある仕事の依頼をするためであった。
ある大雨の日、アイシアがたどり着いたのは「4946迷宮探偵社」。そこで彼女を待ち受けていたのは、美少年だけどなーんか目つきの悪い魔法使い・マルタン。そして、ヒョロっとしてなんとも軽薄で頼りなさげな無精髭のおじさん・シクヨロ。
ちょ待てよ。マジで、こいつらに依頼しちゃっていいのか? いまからでも考え直して、回れ右してこの部屋を出てったほうがいいんじゃないか? どうする、アイシア?
「最初に言っとくけど、この話にドラゴンは出ないからな」
「え? 『ドラゴンファンタジスタ2』なのに」
「たぶん出ないと思う」
「ホントですか?」
「出ないんじゃないかな」
「……」
「ま、ちょと覚悟はしておけ」
「さだ◯さしかよ」
「気にするなマルタン。ファンタジスタも、出ない」
……やっぱ、やめといたほうがいいかも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 15:00:00
111203文字
会話率:64%