舞台はダンジョン……迷宮が日常に存在する現代日本。
17才の高校生・吉常天麻《よしつね てんま》は、大学進学を選ばず、危険と隣り合わせの迷宮探索者として生きることを選ぶ。
冷めた瞳の裏には、母親への激しい憎悪と、母親を肯定する社会のルールへ
の反発が渦巻いていた。血の繋がらない戸籍上の父親からの養育費を使い込む母親を心底憎み、軽蔑しながら、吉常は剣を手に迷宮の闇へと飛び込む――そこには学歴も常識も通用しない、己の実力だけがものを言う世界が待っている。
そんな彼の日常に、突如現れたのは転校生の霧生夏海《きりゅう なつみ》。
おさげと眼鏡の愛らしい外見とは裏腹に、彼女はダンジョン探索に異様な興味を燃やす謎めいた少女だ。吉常の日常にグイグイ踏み込んでくる夏海に、最初は苛立ち混じりの戸惑いを感じる彼だったが、彼女の純粋な好奇心に彼もどこか興味を持っていた。
彼の運命が動き出すのは、迷宮での出会い。
ゴブリンの群れに襲われる夏海を、吉常は咄嗟に救う。
だが、なぜ彼女がそんな危険な場所に? 夏海の笑顔の裏に隠された秘密とは? そして、吉常が選んだ“自分の道”は、本当に彼を自由にするのか?
危険と謎が交錯する迷宮で、少年の反骨心と少女の情熱が火花を散らす!
※毎日深夜1時に1話ずつ更新していきます。
※本作、カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 01:00:00
133699文字
会話率:18%
2032年夏、台風荒れる東シナ海。日本は「見えない戦争」の渦中へと静かに引きずり込まれる。
JAXAの若きサイバーセキュリティ技官・彩花は、日本全国で発生する大規模通信障害や最新鋭機の連続墜落、基地火災が単なる事故ではないと直感する。それ
は、PLA(人民解放軍)による複合攻撃の始まり。しかし、政府は国際法の壁と世論を恐れ、動けない。
時を同じくして、荒れる魚釣島沖では、中国海警の大型巡視船群が「人道支援」を名目に海上保安庁の進路を執拗に妨害する。護衛艦「いせ」艦長・高橋亮は、その状況の裏に隠された真実を感じ取るが、国際法のジレンマに苦悩する。
北京では、李偉民大佐が計画の進行に冷笑を浮かべる。ディープフェイクやSNSを使った情報工作が猛威を振るい、国際世論を分断する。
無力感と憤りに苛まれながらも次なる一手を探る高橋、サイバー空間に隠された罠を解析し続ける彩花、そして日本の混迷に苛立ちつつ反撃の糸口を模索する米軍のカーター。魚釣島を巡る「見えない戦争」は、水面下でPLAの未知の影が蠢き、やがて来る嵐の前の静けさを破ろうとしていた。
これは、情報戦、サイバー戦、そして水面下の軍事作戦が複雑に絡み合う、現代の地政学的リアリティを描いたミリタリー・サスペンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:08:08
15083文字
会話率:35%
尊敬してやまない兄『ルイス』を探し旅に出た見習い騎士『ローダ』
アドノスという悪い噂が絶えない島に居るらしい情報を
つきとめ渡る。
そこで彼は黒い剣士『マーダ』に乗っ取られていた兄と再会を果たす。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であ
り、民衆の敵であった。
兄と戦う理不尽に苛立ちを感じながらも、戦いに身を投じてゆく。
神竜戦争 儚き愛の狭間に…心優しき暗黒神の青年と愛する少女達の物語
マーダ『森の護り人・ファウナ』-ローダ第零章-
の連載後、本編である当作をどうしても書き直したく
敢えて旧作を消さず始めてみます。
じっくりと楽しみながら書く予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 00:00:00
78116文字
会話率:25%
魅力ある人物達が織りなす群像劇、扉の真の力とは?
≪あらすじ≫
義理の兄「ルイス」を探し旅に出た見習い騎士「ローダ」
アドノスという悪い噂がたえない島にいるらしい情報を
つきとめて渡る事に。
そこで彼は黒い剣士「マーダ」に乗っ取られてい
た兄と再会する。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であり、民衆の敵であった。
兄と戦う事に苛立ちを感じながらも、戦いに身を投じてゆく。
頼もしいローダの仲間達
精霊魔法を拳に宿す事が出来る拳闘士「ルシア」
示現流を使う侍「ガロウ」
14歳の天才司祭「リイナ」とその父である戦斧使い「ジェリド」
民衆軍の総指揮者でありエンジニアでもある「サイガン」
ジャベリンとハルバードの使い手「ランチア」
ランスによる特攻を得意とする「プリドール」
ローダには『扉』という秘められた力があった。
扉には10の封印がかけられており、
他の人間との意識を共有する事で、その封は解かれていく。
ローダは封を解くカギになった人間の能力を得る事で
次々とその力を開花させてゆく。
全ての封を解いた時、彼はこの世のみならず
空想上の力すら操り、全ての人間達と意識を共有出来るという。
マーダ率いる黒の軍団「ネッロ・シグノ」には10人の
精鋭部隊『ヴァロウズ』が存在する。
ノーウェン(ネクロマンサー)
ドゥーウェン(学者、相手をハッキングする)
トレノ(エストックの剣士、元は武士の出)
フォウ・クワットロ(女魔導士、マーダに心奪われて情婦になる)
ティン・クェン(女拳闘士、密かにトレノを慕っている)
セイン(女オーガ、相手に化けるだけでなく、その相手の能力すらコピーする)
セッティン(巨人、重力のスペルが使える)
オットー(ダークエルフの魔導士、魔法のみならず顔や腕のギミックで戦う)
ノヴァン(完全燃焼の炎と絶対零度の冷気を吐くドラゴン)
レイ(二丁拳銃使い、自らを法(スペイン語のRay)と名乗る)
彼らとの戦闘は熾烈を極めつつも、ローダとの邂逅で心揺れ動く者も現れる。
果たしてローダは完全な扉の力に目覚め、兄ルイスを取り戻す事が出来るのか?
数多の登場人物が、ファンタジー世界、現代世界、SFの世界、
ありとあらゆる力を使って戦う、異色のファンタジー
ローダとルシアの大人の恋愛にも注目
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 17:26:23
733375文字
会話率:33%
美の国、第四王女テレーザ。美しく聡明な3人の姉、天使のほほ笑みを持つ弟である第一王子に囲まれて、いつも目ただない存在だ。十人並みの容姿に控えめな性格のテレーザはいつしか「ついでの姫君」と呼ばれるように。
侍女たちの尽力で「姫君格付けランキン
グ」に出場し、起死回生をはかるも結果は最下位。これでは美の国の沽券にかかわると、王宮はテレーザの抹殺を命じる。侍女の助けで危機一髪異国に逃れたテレーザ。
そこで、剣術の道場主一家の元で住み込みの下働きとしての生活が始まった。
道場主一家は、モラハラの夫に引きこもりの息子、娘はあまったれでだらしなく、末の息子は反抗期。そしてしつけに失敗した犬がいる、
そんな家庭の、うだつのあがらない主婦、瑛子。
自分の事は後回し、家族を第一に考え家族のために日々を過ごす瑛子にテレーザは、苛立ちながらもいつしか友情が芽生えていた。
「あなたの事を、マダムに変える」
そう宣言し、瑛子を変身させるべく奮闘するテレーザ。
そんなころ、テレーザの母国、美の国では国の根幹を揺るがす大事件が起ころうとしていた。
(別サイト、カクヨムでも同時更新しています)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-24 23:12:38
107816文字
会話率:22%
「運命の恋に落ちたので婚約を解消してほしい」
婚約者である王太子に頼まれて、公爵令嬢ルクレチア・オルドイーニは婚約解消を快諾した。
本当に愛する人と結ばれれば彼の浮気性もなおるだろうし、自分も自由になれる。いいことだらけだ。そう期待した
のに、現れたのはとんでもなく怪しげな偽物聖女だった。こんな相手に国を任せることはできない。落胆したルクレチアの苛立ちが、今炸裂する——。愛され令嬢とその愛猫のほのぼのハッピーエンドストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 22:55:45
8496文字
会話率:40%
金髪ロングと青い瞳が特徴的な女子高生、龍波竜美は周囲から浮いていた。竜美本人の不器用な性格もあって、「ヤンキー」と定義されていた。竜美は、そんな現状に苛立ちを感じながらもどうすることも出来ないでいた。
そんなある日、公園にいた竜美は、不
思議な移動図書館を見かける。なんと熊が運転していたのだ。さらに驚くことに、クラスメイトの猫田真由美がその図書館を手伝っていた。竜美は思い切って、真由美に話しかけてみる。すると真由美は驚いた様子で問い返してくる。「龍波さん……見えるの?」
ヤンキーJKが遭遇するちょっと不思議なお話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 21:38:29
15663文字
会話率:78%
未来の地球で究極の効率システムを開発する天才システムエンジニア。彼女にとって、感情はただの非効率なノイズであり、論理とデータこそが世界の真理でした。しかし、予期せぬ次元の歪みによってファンタジー異世界へと召喚された彼女は、自身の完璧な論理が
通用しない不合理な現実に直面します。
召喚先の勇者たちからなる一行に「真理を探求する者」として組み込まれた彼女は、感情的で非効率な仲間たちの言動に苛立ち、困惑し、絶望さえ覚えます。しかし、その非効率な人間性の中に、彼女のシステムがこれまで認識しなかった価値を見出し始めます。特に、感情豊かな小さな相棒との出会いは、彼女の論理体系に新たな変数を加え、感情が世界を理解するための新たな知覚器官であることを示唆します。
世界の歪みの中心である支配者の城に辿り着いた彼女は、異世界の支配者との対話を通じて、自身の完璧な論理が持つ限界と、世界の不完全さこそが本質であるという真理を突きつけられます。その支配者の力によって、かつての仲間たちが存在意義を失い苦しむ姿を目の当たりにした彼女は、小さな相棒の純粋な感情に突き動かされ、ついに感情を完全に覚醒させます。
そして、彼女は自らの手で創造した完璧なデータに基づく世界の創造を、その意味の欠陥ゆえにシャットダウンするという壮大な決断を下します。混沌の中から、彼女は感情と論理が真に調和した、より人間的な新しい世界の再構築を開始。これは、単なる世界の創造に留まらず、力によって存在意義を剥奪された仲間たちを救い、彼らの非効率な側面にも意味を与えるための、彼女自身の贖罪と真の調和を探求する永遠の旅の始まりとなるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:28:35
29017文字
会話率:33%
「トリシャ、おまえに縁談がきた」。万年貧乏で持参金も用意できず、行き遅れとなっていたトリシャ・ノーマン伯爵令嬢の元に突如として舞い込んだ縁談。お相手は、つい先日第三王子との身分差婚を果たしたクレア妃殿下の兄・ヘルマン・リドル子爵。下位貴族な
がら王家と縁戚となったリドル家が、よからぬ企みを持つ家に取り込まれる前に、毒にも薬にもならぬ家と縁付けてしまおうという思惑から成り立った、王命による婚姻だった。双方断る立場になく、婚約期間ゼロで成り立ったスピード婚。結婚式の会場で初めて顔を合わせたヘルマンに少しだけときめきつつ、領地暮らしのリドル家に輿入れしてみれば。顔を合わせようとしない使用人たちに、主寝室を訪れることのない夫。食堂にすら呼ばれず部屋でひとり食事をとる毎日。挙げ句の果てに夫が苛立ちながら「まだ居座っているのか」と呟いているのを聞いた翌日、トリシャに対する嫌がらせまで始まった。どうやら夫は屋敷内に恋人を囲っているらしく、しかも彼女は妊娠しているようで——? 誤解に誤解を重ねたすれ違い夫婦が仲良し夫婦となるまでのあれやこれやの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:00:00
131884文字
会話率:45%
ごく普通の女子大生ハルナは、親友ミナミと同じく超人気アイドル「輝」に夢中だ。長年の習慣で親友のアドレスを直打ちしていたハルナは、ある夜、友人たちの「黒歴史」と輝の「恋の噂」(誤報)満載のメールを、たった一文字のアドレス入力ミスで輝の個人携帯
に誤送信してしまう。輝のアドレスは偶然にもハルナの親友のアドレス配列と酷似しており、マネージャーのチェックをすり抜けて輝本人に届いてしまったのだ。
「清純派アイドル」として事務所に縛られ、鬱屈した反発心を抱えていた輝は、自身に向けられた誤った「恋の噂」に激しく苛立ち、普段は絶対にしない個人携帯からの感情的な返信をしてしまう。それは、輝が過去にトラブルを抱えた相手との噂をどうしても否定したい一心からだった。予期せぬ本人からの返信に絶叫するハルナとミナミ。ミナミは「本人か確かめたい」と、輝の行きつけのカフェでの「偶然の遭遇」を提案する。
ファンへの誤解を恐れる輝からの「誤解を解くため」という連絡をきっかけに、変装した輝とハルナ、ミナミの密会が始まる。この出会いを機に、輝はハルナとミナミそれぞれに秘密の連絡を取り始める。事務所の監視の目をくぐり抜け、輝の個人携帯を通じて深まる危険な関係。輝から「事務所は何も分かってない」「もっと自由にやりたかった」といった本音を聞くうちに、ハルナは輝が「手当たり次第に女性に声をかけるプレイボーイであり、親友のミナミとも関係を持っている」という疑惑を確信に変えていく。利用されていると知りながらも、ハルナは輝の危険な魅力から逃れられない。ミナミもまた、輝との秘密に罪悪感を抱え、ハルナに打ち明けられずにいた。
二人の友情に小さな違和感が積み重なっていく中、決定的な出来事が訪れる。ある日、偶然お揃いのブランドの服やカバン、アクセサリーを身につけてカフェで再会したハルナとミナミ。輝がそれぞれに「君に似合う」「君だけだよ」と囁いた言葉が偽りだったことを知った二人は、絶望と怒り、そしてあまりの馬鹿馬鹿しさに自嘲めいた笑いを漏らす。それは、冷徹な復讐への決意の表れだった。
数日後、「人気アイドル輝、驚愕の多重交際発覚!」「清純派イメージ崩壊!」といった見出しがメディアを賑わせる。ハルナとミナミによる無言の復讐が、輝の隠された闇を白日の下に晒したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 21:56:16
3663文字
会話率:0%
闇を照らす光に導かれるように、僕は真里と出会った。彼女の存在は、新しい世界への扉を開き、視点を変え、心の奥に眠るものを揺り動かした。
月に照らされる夜、僕は確かにあったはずの優しさを探し続ける。苛立ちと嫉妬の狭間で、それでも手放せない何か
が、記憶の中で淡く輝き続ける。
だが、次第に訪れる現実が輪郭を曖昧にし、指の隙間から零れ落ちる。優しさとは、光なのか、それとも影なのか。
最後のメッセージが放たれた瞬間、僕は知る。あの日見上げた月は無く、スバルのヘッドライトが闇を照らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:18:13
55643文字
会話率:25%
この物語は、香港に暮らして四十五年になる一匹のチャトラ猫、ギンの目を通して語られる、激動の街の「真実」の記録である。彼の隣には、いつも冷静沈着な相棒、白い毛並みのゆいが寄り添う。活気に満ちた、しかし複雑な歴史を持つこの街で、ギンが肌で感じて
きた喜び、悲しみ、そして何よりも自由への切なる願いが、飾らない言葉で紡がれていく。
物語は、現代の香港で若いにゃんこたちがスマホ片手に語る、歪められた情報へのギンの苛立ちから始まる。「どれが本当で、どれが嘘なのか、よくわからニャいニャあ」という自身の戸惑いも正直に認めつつ、彼は「本当の香港」を伝えたいという強い使命感を抱く。これはプロパガンダでも美談でもなく、彼自身の記憶と主観を通して見たありのままの真実なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 14:57:34
15648文字
会話率:25%
異能を授かることなく生まれた真弥は、異能を持つ双子の妹と両親達に虐げられながら生きてきた。
山奥で愛犬ののぶと暮らすという夢を叶える為に必死になる。
そして、ある日不思議な鬼の男の子の出会いをする。
鬼の男の子は一人前になったら必ず迎えに来
ると約束をし、真弥の髪を結んでいた白い帯をその証として持ち去る。
月日が過ぎても真弥の環境は相変わらず。
そんなある日、鬼神から18歳の誕生日に満月の巫女を花嫁として捧げよと告げられる。
妹の代わりに生贄となった真弥は子犬ののぶと共に鬼神を待ち構える。
全てを諦めた真弥を迎えに来た鬼神・弘乃は彼女を見てもう一度会えたと感激する。
妹は必死に私が満月の巫女であり貴方に相応しい花嫁だと弘乃に訴えかけるも彼は相手にするどころか苛立ちを覚える。
思い通りにならないと知ると妹は真弥を罵り始めるが、それが弘乃の怒りを買い、生まれる前に浄化の異能を真弥から借りて生きながらえた事、妹が持っていた浄化の異能は本来の持ち主である真弥に返され、その挙句に妹は罰として業火の炎に焼かれて見るも無惨な姿になってしまう。
両親から妹を助けてくれと必死に懇願するが真弥は首を縦に降らなかった。真弥は自分を虐げてきた家族に訣別する。
弘乃からの溺愛に満ちた生活を送るようになった真弥は困惑すると同時に本当に自分が彼の花嫁になっていいのかと疑問を抱き、のぶと共に屋敷から飛び出す。
前々から夢であった、何のしがらみもなく山奥で大好きなのぶと楽しくひっそり暮らすという夢を叶えてやろうと決意した矢先に弘乃が目の前に現れる。
弘乃は、どうして自分の前からいなくなったのか、ずっと真弥と再会し想いを伝えるために鬼神になったと告げる。
その時、彼を追ってきた寧々は真弥に襲い掛かろうとするが、弘乃に返り打ちされ最期は真弥が発動した浄化の異能によって身体と魂と輪廻の鎖が千切られ、挙げ句の果てに人々の記憶からも完全に消えて苦しみながら死ぬ。
その後、弘乃の屋敷に帰って来た真弥は目を覚まし、弘乃は勿論、彼女の帰還を心待ちにしていた使用人達から手厚い介抱を受ける。
美しい紫色の藤の花に囲まれながら弘乃は、二度と逃げたいと思わせないぐらい幸せにする、真弥を脅かすモノは全員排除すると宣言する。
自分をここまで想ってくれていたのかと知った真弥は弘乃の気持ちに応えるように口付けをするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:30:33
24850文字
会話率:32%
尽くしてきた国に裏切られて殺されてしまうミスティアに救済エンドがきっとあると信じていた千秋の僅かな希望は打ち砕かれてしまった。
苛立ちでどうにかなりそうだった千秋は気分転換にスーパーに出かけるがそこで交通事故に遭ってしまう。
次に目を覚ます
と視界に広がるのは見覚えがある人物が。
それはノベルゲー聖女の祈りのエンディング近くの処刑場で大勢の冷たい視線を浴びながら処刑を待つミスティアのシーンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 08:18:37
19051文字
会話率:34%
アンチや誹謗中傷は、自分の苛立ちを正当化する為に、目に入った嫌なことを攻撃するらしい。
別に中傷する人本人が悪いとか関係ない。
ただ苦しいの。
王様の耳はロバの耳、それに出てきた穴が欲しいの。
でも……それが無くなったら、どうすればよいん
だろう。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
ちゃんと自分の足で立たないと。
誰にも、何にも依存しないようにしないと。
でも、一体どうすれば良いんだろう。
なんの成長もしてないのに。ずっと退化ばかりしてるのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 18:29:23
1089文字
会話率:18%
三流大学出身である。
そのことを相手に伝えると、十中八九の人々が内心で馬鹿にするだろう。
私だって其れを受け入れいる。
でも、頭の良さってなんなの?
一流大学出てれば、無条件に頭が良いの?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
私、頭が良いと思われてるのかな。
私の中で、逆説、二律背反、閃を与えられる人間は頭が良いという定義なんですよ。
だから誰かに其れを届けられれば、頭が良い。という結論になるんです。
でも、『それって逆説じゃないですか』『二律背反じゃないですか』なんて言う人いません。
客観的な意見がない分、私は井の中の蛙でしかねぇ。忌々しい。腹立たしい。
という苛立ちを残します。
反骨精神だけはいっちょ前です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 06:22:48
1104文字
会話率:14%
風邪を拗らせて何時も思うのは、有給の残量だった。
是が非でも今回は有給を使いたくなかったから、一日何度も歯を磨き、手を洗い、うがいを重ねてきたのに、風邪を引いた。
土曜と祝日が被ったら振休。
病気した時ぐらい、有給使わずに休ませて。、
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作者の愚痴が続くだけの話。
働いていて常に求めるのは、
土曜の振替休日。
病気した時、有給を使わないで休めるようになること。
以上です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 17:56:34
671文字
会話率:0%
気づくとそこは見覚えのない教室。窓の外に広がっていたのは、日本によくある、現代の田畑の景色。身に纏った見知らぬ夏用の制服。
ここは現実世界によく似た、俗に言う「異世界」。この世界では、コロナウイルスも流行っていなければスマホも存在しない。終
わったはずの平成は32年を迎えていた。
その教室の席に、何故か座っていた田中宗。高校3年生だったはずの彼はこの世界では高校1年生とされ、更に周りには、彼が高校1年生の時の旧友26人が同じように席についているときた。元1年B組の彼らが再び集められたこのクラスは1年X組。B組改めX組には、口には出さない隔たりがあった。
誰一人として状況を理解することはできず、見知った顔と群れを作る彼ら。そんな奴らには目もくれず、宗は単独行動をとる。
彼らはそれぞれ、机の上に置いてあった紙に記された「あなたの自宅」というこの世界での彼らの家に身を移し、一夜を過ごした。
翌日教室に集まった彼らの前に現れたのは、教師―の皮を被った無機質な何か。彼はこう言う、「あなたたちの世界はあなたたちのせいで消滅しました」と。
その責任を取るため、訳もわからず彼らは消滅のせいで生じたという「バグ」の殲滅を任される。彼ら一人一人に渡されたアタッシュケースにはビームソードを備えたハンドガンにブレスレット、そして、戦いの火蓋を切るために自らに刺すナイフが。
いつのまにか散り散りになってしまった彼らは、この世界での団結を余儀なくされた。クラスの中でも特にあちこちと綻びがある宗。彼はこの世界への苛立ちと、それ以上にX組の面々に沸々と思いを煮えたぎらせていた。
なぜこうなった?どうして俺たちは?どうして俺は…。
この世界に来ても旧友たちとはうまい関係を築けない。それどころか悪化するばかり。
抱えた気持ちとは裏腹に遠ざかっていく旧友たちとの距離。
宗は溜まっていた過去からの想いを目の前に出現するバグにぶつけていくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 12:00:00
40778文字
会話率:25%
地方の団地に、一家のカルドゥア人が越してきた。
役場は「多様性は我が国の宝」「共生の街へようこそ」と宣伝するが、現実は真逆だった。
言葉も文化も違う彼らは、近隣住民からの冷たい視線と無言の拒絶にさらされる。
夜を裂く子どもの泣き声、隠しきれ
ない家庭内の暴力。
政治家はカメラの前で美辞麗句を並べるだけ。
主人公はそんな街で、絶え間ない葛藤と苛立ちに押し潰されていく。
共生の名のもとに、誰もが誰かを見捨てていく――そんな街の、声なき叫びを描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 19:40:27
1093文字
会話率:21%
異世界掲示板の第2弾になります。
ある物語のパロディっぽいものです。
前作の登場人物も一部でるかも?
最終更新:2025-07-08 18:36:16
8592文字
会話率:0%
神様は気まぐれだった。
病気や災害をもたらしながらも、人間の進化を楽しんでいた。
だが、次第に人間が次々と病に打ち勝つ姿を見て、苛立ちを覚えていく。
神は新たな試みを決意する。
人間を滅ぼすのは病気ではなく、人間自身だと。
こうして生み出
されたのが、『病人』――病の力を操る異能力者たちだった。
時は流れ、病人と人類の戦いは続いていた。
病人に対抗するため結成された組織『ホスピタル』は、医療の力を駆使して人々を守り続けている。
そんな世界で生きる中学3年生の進藤カイリと双子の妹アイリ。
医療専門の学校に通う彼らは、日々病人の脅威と隣り合わせの生活を送っていた。
ある朝、街で発生した爆発事件のニュースが流れ、不安を覚える二人。
「お兄ちゃん、何かあったら私が守ってあげるね!」
そんな軽口を叩くアイリだが、カイリの胸には拭えない違和感があった。
病気になると病人になるという恐怖、病人に立ち向かうホスピタルの存在、そして“白い塔”と呼ばれる施設に入ったきり戻らない父親の記憶――。
当たり前の日常の裏に潜む違和感。
それはやがて、カイリの運命を大きく揺るがすことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 12:24:38
36624文字
会話率:33%
レナ・ジュランはちょっとお喋りな、明るい性格の子爵令嬢。
親友ミケットは、素敵な恋もして誰もが羨む婚約も果たし、なんだかとっても幸せそう。
そんなミケットの隣で、レナは自分が取り残されたような苛立ちを抱えていた。
「私だって!」
ある日、意気込んで乗り込んだ夜会で、レナを待ち受けていたものは――。
少し不器用なレナ嬢が、自分の気持ちを見つめ直すまでの、ちょっとだけ痛くて優しいお話。
※登場人物の別目線ストーリーの短編(完結)も掲載しています。
※王道ラブストーリーの長編も掲載開始しました。(完結保証)
お読み下されば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 08:43:31
3830文字
会話率:52%
高校三年生の三国には、深刻な悩みがあった。
それは、生まれながらの幼馴染であり、ストーカーでもある鈴美を除いて、友人が一人もいないこと。
もっとも、三国はもともと孤独とは無縁の人間で、かつては友人に囲まれた学校生活を送っていた。
しかし、
二年前のある時期を境に突然、なぜか友人たちが次々と三国のもとを離れていったのである。
それからというもの、三国は周囲から徐々に避けられるようになり、それ以降、新たな友人は一人もできていない。
しかもその”距離”は学校だけにとどまらず、どこへ行っても周囲の人から薄っすらと避けられているような感覚がつきまとい、まるで社会全体が三国という存在を疎んでいるようだった。
そして二年が経った今も、その理由は分からないまま。
三国は日々、孤独への苛立ちと、かつての青春の日々への執着を胸に抱きながら、ただ鈴美との関係だけを頼りに、高校生活をなんとかやり過ごしていた。
そんなある日、三国と鈴美の前に、一人の謎めいた女性が現れる。
自らを退魔師と名乗る彼女は、三国に「異変探し」という怪しげな仕事の手伝いを持ちかけてくる。
鈴美に諭され、依頼を断ろうとした三国だったが、去り際にその女性が放った一言が、三国の心を強く突き動かすこととなる。
「異変探しを手伝えば、お前に人が寄り付かない理由を教えてやるぜ?」
彼女は不気味に笑った。
※全20話予定・毎日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 20:36:10
155225文字
会話率:34%
──これは勇者の物語
死後の世界「煉獄」。
次の人生に希望を持てず、転生を拒み続ける一人の男がいた。無気力な彼の日々は、停滞した煉獄の空のように、ただ静かだった。
彼の前に、記憶を保持したまま勇者として転生を繰り返すという、底抜けに明るい「
勇者」が現れるまでは。
何かと自分に構ってくる勇者に、男は苛立ちを隠せない。
そんなある時、勇者の口にした「アンタは俺と似ている」という言葉の意味が分からず、男は勇者の過去の人生記録を覗き見る。しかし、そこに記されていたのは想像していた英雄譚とは程遠い──裏切りと凄惨な死の繰り返しだった。
あれほどの絶望を経験しながら、なぜ彼はまた世界を救いに行くのか。
男がその答えを見つけられないまま、勇者が次の世界へ転生する日は、刻一刻と近づいてくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 20:31:51
10674文字
会話率:30%