其は神祖の妖精王…神々の一柱にして…世界の…
そんな言葉だけが脳裏に残ってる。記憶喪失中の異世界転生者、それがわたし、アイギス。他に覚えてるのは自分が元々はとあるMMORPGのプレイヤーキャラクターであった事。
そして、おそらくこの世界はそ
の"ゲームの世界ではない"と言う事だけ。
いきなり見ず知らずの異世界に放り出され、最初こそ戸惑ったものの、結構普通に冒険者稼業に精を出し、普通に暮らしてたりする。所違えど住めば都、慣れである慣れ。
え? 世界の真実を探求したり、異世界に転生した理由を求めたり大冒険とかしないのかって?
やだなぁ、そんな危険な事する訳ないじゃないですか…ないじゃないですか…ただでさえ巻き込まれ体質なのに。(切実な願い)けれど残念ながら、不幸体質なわたしには、トラブルは常に向こうからやって来るのであった。(諦観)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 19:51:40
220471文字
会話率:39%
平安の世に、星影の叡智が舞い降りる――。
時は平安初期。だが、ここは我々の知る日本とは少し異なる、閉鎖的な島国。
中務卿(なかつかさのかみ)の娘として生まれた綾(あや)は、三歳にして、遥か太古に滅びた超文明の女性技術者としての鮮烈な記憶を
朧気に思い出す。
母から「人とは違うところを決して見せてはならぬ」と厳しく育てられた綾は、その異質な知識を胸に秘め、ますます内向的な少女へと育っていく。
しかし、彼女の内に眠る強烈な知的好奇心は抑えきれず、綾は誰にも知られることなく、太古の技術の片鱗を応用し始める。五歳になる頃には、人の意識を欺く「人避けの秘儀」を編み出し、屋敷の奥に忘れられた書庫を秘密の拠点へと改造。そこは、彼女だけが知る、安全な亜空間とも呼べる聖域だった。
周囲の大人たちは、綾の異常な才能に気づくことなく、ただ「物静かで聡明な姫君」として認識している。それは、綾が巧みに周囲の精神をコントロールしているかのようでもあった。
孤独な探求を続ける綾。彼女の秘密は完璧に守られているかに見えたが、世界は静かに変革の時を待っていた。
綾が七歳の年、その時は訪れる。突如として魑魅魍魎が跋扈し始め、平和だった都は大混乱に陥る。人々が恐怖に慄く中、不思議な力で妖異を鎮める者たちが現れ始める。それは、未だ黎明期にある「陰陽」の力の胎動だった。
混乱の中、綾は決意する。太古の叡智を、この世界で「陰陽」の術として解釈・応用し、人知れず都の危機を救うことを。
変幻自在の変装で正体を隠し、時に謎の協力者として、時に伝説的な存在として、綾は次々と起こる怪事件に立ち向かう。
彼女の目的は何か? 記憶の真実とは? そして、未開発の「陰陽」を独自に切り開く彼女の力が、この混沌の時代に何をもたらすのか――。
これは、星の記憶を胸に秘めた孤独な姫君が、やがて来るべき混沌の時代に、誰にも知られず世界を救う礎を築き上げる、黎明の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:30:00
125051文字
会話率:20%
ある日、現実とは異なる世界が出現した。そこは、一定の適性を持った人が訪れることの出来る夢の世界。インターネットや噂でこの世界の存在が知れ渡り始めた頃、不可解な急死が世界中で多発した。政府は原因の究明を急ぎ、この夢の世界との関連に行きついた
。
政府は急死の原因が夢の世界にあると結論付け、「第二世界」と名付けてその存在を公的に認めた。そして、第二世界について2つの事実を公表した。
1つ。現実の身体と第二世界の身体はリンクしている。
2つ。適合者が夢を見ると強制的に第二世界に意識が落ちてしまい、一定の条件を満たさない限り離脱できない。
政府はこの事実から第二世界の統治が必要と判断し、第二世界対策本部を設立。第二世界の適正者を募り、世界の探求と統治を開始した。
しかし、第二世界内で新たな問題と直面する。それは、バグと夢見人の存在であった。第二世界は多くの人間が無意識化に形成した夢の世界とされている。このため、人々の記憶の中で生まれた独自の生命体が存在していた。それがバグと夢見人。バグは悪夢が具現化した異形の生命体。目的なく第二世界の人々を襲うとされている。夢見人は第二世界にのみ存在する現実には存在しない空想の生命体。夢見人は現実の人々に混じり、第二世界で生活している。
政府は第二世界対策本部内にバグに対抗するための機関を設立。俺、篠田新はこの対策機関に所属し、部隊の仲間と共に第二世界の探求に従事している。
いつもの通りに任務に赴いていたある日、俺達は特別な力を持つ少女と出会う。そして、少女との出会いにより、俺達の生活に変化が訪れ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:08:05
168892文字
会話率:41%
エルフという種族、女という性別、姫という立場に生まれた。
女しか居ない歪な国で生まれた。
母が嫌いなものは、男とニンゲン。
母が私に望むことは、素直で大人を疑わない賢い娘。
私が望むことは、世界の全貌とヒト社会の構造。
私が好きなもの
は、知らなかったことを知る喜び。
全てを疑う愚者として、この鳥籠から、やがて飛び立つ。
私は、世界を旅して、冒険してみたい。
どれだけ時間が掛かっても。どれだけ困難があっても。
好奇心と探求心は、誰かに言われて止められるものではないのだと知っているから。
※この物語には犯罪や戦争、性暴力、差別発言など現実世界では公序良俗に反するようなシーンが含まれます。予めご了承ください
※この物語は上記のシーンや思想を現実に置き換えて肯定するものではありません。また、上記のシーンや思想を現実の行動へ誘導するものではありません。予めご了承ください。
※この物語と世界はフィクションです。現実社会ではなく、異世界を舞台にした創作物語です。全て作り話です。主人公を含む作中内全てのキャラクターのセリフは作者の主張が反映されたものではなく、創作上のそのキャラクターの主張です。
あくまでフィクションとして、お楽しみください。
※もしこの物語を読んで気分を害された場合、速やかにブラウザバック等をして頂き、ご自身の精神衛生を保つようお願いいたします。
※この物語全体への誹謗中傷、また作者個人への人格攻撃等、加えてそれらを目的としたSNS等での作品URLやスクリーンショット等を用いた投稿等は受け付けません。行為自体は規約等の違反にならない限り自由ですが作者は一切関知いたしませんので予めご了承ください。本作品または同作者の別作品、近況ノート等のコメント欄等にそれらが投稿された場合、作者が悪質と認めた場合は作者権限で削除、または運営へ通報いたします。
※運営から正当に注意された場合は即座に作品を非公開、または削除いたします。
※あくまでフィクションとしてお楽しみください。
※この作品は「カクヨム」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 18:00:00
9397文字
会話率:39%
オ〇ニー、嫌いな奴いるかぁ!?いねえよなぁ!?(※比喩表現です)
自慰探求に全力を注いでいた少年は、ある日、自宅で“いつもの儀式”の最中──異世界に転移してしまう。
しかも、なぜか全裸で。
そこは、精力が魔力であり、世界を動かす力として
制度化された「精法」の世界だった。
異世界転生ならぬ──異・精・会・転・精!!
天から堕ちた少年の姿に、人々は驚愕する。
精法学園に通う黒髪の少女は、彼に“運命の合体”を告げる。
「あなたと、わたしの精が、つながってる気がするの」
魂と魂、体と体、そして──精と精。
理解か、快楽か。それとも禁忌か。
これは、精でつながる異世界で、少年が世界と彼女と“自分自身”に出会う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 17:10:00
26583文字
会話率:23%
この物語は、古くから語り継がれる「桃太郎」の物語を、深遠な人間心理と官能的な探求の視点から再構築した作品である。
登場するのは、この世の全てを偽善と欺瞞と見なし、自己の存在さえ呪いと捉える卑屈な犬。度重なる男たちの裏切りに傷つき、男という存
在そのものを信じられなくなったメスの雉。そして、人間の束縛から逃れ、真の自由を渇望する猿。彼らはそれぞれ、疑念、傷つき、不信という異なる心の闇を抱えて生きている。
そんな彼らの前に現れたのが、一点の曇りもない瞳を持ち、神々しいまでの肉体と純粋さを宿す桃太郎であった。桃太郎の偽りのない微笑みと、素朴な言葉、そして彼自身の存在が放つ抗いがたい官能は、彼ら動物たちの凍てついた心に、これまで感じたことのない衝動と熱情を呼び起こす。
犬は、桃太郎の純粋さに触れることで、自身の長年の疑念に揺さぶりをかけられ、彼こそが「真実」であるという、唯一の光を見出す。雉は、桃太郎の完璧な肉体と揺るぎない魂に、再び男に惹かれる自らの情動に抗えず、甘美な破滅の予感を抱きながらも、彼こそが「最後の幸福」であると確信する。猿は、桃太郎が何の条件もなく差し出すきび団子に、失われた「自由」の象徴を見出し、彼の理想のために己の身を捧げようと決意する。
三者三様の「信じられない」理由と、それに抗うかのように桃太郎へと向けられる「信じたい」という切実な願い。これは、単なる英雄の鬼退治物語ではない。人間の根源的な孤独、裏切りへの恐れ、そしてそれでもなお他者に求めずにはいられない救済の探求を描き出す、深く、そして時に背徳的な魂の旅路である。彼らは、桃太郎という絶対的な存在を通して、自身の内なる葛藤と向き合い、それぞれの「真実」を探すために、鬼ヶ島という未知の場所へと足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 17:00:00
26701文字
会話率:19%
紀元前三千五百年、メソポタミアの小さな村で「何でも食べる男」の異名をとる羊飼いナブー・シン。幼い頃から奇妙な食べ物への探求心が人一倍強く、村では「また変なもの食べてる」と半ば呆れられながらも愛されていた。
ある日、ナブーは数日前に保存してお
いた山羊の乳が入った壺を発見。蓋を開けると「異臭プーン」、「カビワッサー」という想像を絶する腐敗が彼を迎え撃つ。普通なら即座に捨てるところを、好奇心旺盛なナブーは「まぁいいや、食ったろ!」と恐れを知らない一口を──。
予想に反して「意外と美味いやんけ!」と驚愕するナブー。酸味と深みのある風味に魅了され、この発見を村中に広めようと興奮して走り出す。最初は誰も信じず、彼の「また変なもの食べた」話と一蹴されるが、勇敢な村長が一口食べたことをきっかけに次々と村人たちが試し始める。
そうして生まれた「チーズ」は、保存可能な貴重な食料として村の食糧危機を救い、やがてナブーの名は「偉大な発明家」として歴史に刻まれていく──。
時に偶然が、時に「食ったろ!」精神が人類の歴史を変える。食の冒険家ナブーが残した偉大すぎる遺産、それがチーズ誕生の知られざる真実である。
※本作は古代メソポタミアを舞台にしたフィクションですが、発酵食品が「偶然の腐敗」から発見されたという歴史の真実を楽しく描いた物語です。
「元ネタ:@Inakano_Seinen氏のXポストより着想」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 13:38:22
1100文字
会話率:44%
14歳の少年は寒毒に侵され、命が尽きようとしていた。その時、現代の武術の達人である天龍の魂が転生し、少年の体に宿った。しかし、奇妙なことが起こった。天龍の魂は完全に少年の魂を乗っ取るのではなく、少年の記憶と融合してしまった。壊れた体と命がわ
ずかに残る中で、天龍は死と直面し、過酷な試練を乗り越えて蘇生しなければならなかった。
天龍は東洋と西洋の医学を組み合わせ、気功を使って体を治療し、自己調整を始めた。しかし、初めて「破体回元」の技を使った際、失敗に終わった。この体は思った以上に回復が難しい。
凍える夜、死が近づく中、天龍は雪の洞窟で瞑想し、魂を過去へと送り込んだ。かつての死、そして家族を思い返しながら、天龍は再生することが復讐のためではなく、もう一度自分自身を生きるためだと気づく。過去を繰り返すために生き返ったわけではないことを理解し、痛みの中で覚醒し、恐れを捨てる決意を固めた。彼は他人の期待に応えるためではなく、新たな人生を歩み、武術の道を通じて完成を目指して生きることを決めた。
その決意を胸に、天龍は闇を越えて死を乗り越え、新たな力を受け入れた。体と魂は、東西の武術の原理が完璧に融合し、限界のない未来が開かれた。彼はこれからの道のりが困難であることを知っていたが、強い心を持って、"道心無上"の道を探求する旅に出る準備が整った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:57:42
358288文字
会話率:28%
突然世界中にダンジョンが現れた。
人々はその存在に恐怖を覚えながらも、その未知なる存在に夢を馳せた。
それからおよそ20年。
ダンジョンという存在は完全にとは言わないものの、早い速度で世界に馴染んでいった。
ダンジョンに関する法律が生まれ
、企業が生まれ、ダンジョンを探索することを生業にする者も多く生まれた。
そんな中、ダンジョンで獲れる素材を集めることを生業として生活する少女の存在があった。
ダンジョンに関わる職業の中で花形なのは探求者(シーカー)。ダンジョンの最奥を目指し、日々ダンジョンに住まうモンスターと戦いを繰り広げている存在だ。
次点は、技術者(メイカー)。ダンジョンから持ち出された素材を使い、新たな道具や生活に使える便利な物を作り出す存在。
そして一番目立たない存在である、採集者(コレクター)。
ダンジョンに存在する素材を拾い集め、時にはモンスターから採取する存在。正直、見た目が地味で功績としても目立たない存在のため、あまり日の目を見ない。しかし、ダンジョン探索には欠かせない縁の下の力持ち的存在。
採集者はなくてはならない存在ではある。しかし、探求者のように表立てって輝かしい功績が生まれるのは珍しく、技術者のように人々に影響のある仕事でもない。そんな採集者はあまりいいイメージを持たれることはなかった。
少女はそんな状況を不満に思いつつも、己の気の赴くままにダンジョンの素材を集め続ける。
そんな感じで活動していた少女だったが、ギルドからの依頼で不穏な動きをしている探求者とダンジョンに潜ることに。
そして何かあった時に証拠にできるよう事前に非公開設定でこっそり動画を撮り始めて。
しかし、その配信をする際に設定を失敗していて、通常公開になっていた。
そんなこともつゆ知らず、悪質探求者たちにモンスターを擦り付けられてしまう。
本来であれば絶望的な状況なのだが、少女は動揺することもあせるようなこともなく迫りくるモンスターと対峙した。
そうして始まった少女による蹂躙劇。
明らかに見た目の年齢に見合わない解体技術に阿鼻叫喚のコメントと、ただの作り物だと断定しアンチ化したコメント、純粋に好意的なコメントであふれかえる配信画面。
こうして少女によって、世間の採取家の認識が塗り替えられていく、ようなないような……
※カクヨムにて先行公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:10:00
251153文字
会話率:24%
光と闇。
魔王が出現する度、選ばれし勇者が立ち上がり魔王を打ち倒し、世界を平和へと導く。
何年、何百年、何千年と繰り返されて来た歴史である。
しかし、ある魔王が世界に君臨した時、勇者は現れなかった。
その結果、魔王軍の侵略は世界を巻
き込むほどで人類には為す術はない。
誰もがそう思った。
人類は魔王軍に対抗するため、世界に存在する聖獣、魔獣と【契約】し、人知を超えた力を有した。
その者達を【契約騎士】と呼ぶ。
契約騎士達は、魔王軍との戦いを繰り広げ、何百年もの間、停戦状態を保ってきた。
そして遂に、魔王討伐戦で魔王を打ち倒す事に成功するのだった。
そして今ここに。
イカれた奴らが再び、発つーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 01:49:45
70200文字
会話率:30%
日本のとある料理店で働いていた主人公 柊(ヒイラギ)。毎日毎日、そのお店の料理長から暴言、暴力というパワハラを受け精神的にも肉体的にもすり減っていく。過酷な毎日に耐えながらやってきた給料日……自分が働いただけの対価をもらえる日。喜ばしい
はずのその日、柊の運命はとある出来事によって一変してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:14:34
346833文字
会話率:69%
高校生の佐倉遥斗は、修学旅行中に突如として異世界に召喚される。そこはステータスと職業がすべてを決定する世界だった。召喚された「戦士たち」の中で唯一、遥斗は「最弱」と呼ばれる「アイテム士」の力を与えられる。
アストラリア王国の魔道具科に入学し
た遥斗は、持ち前の科学的思考と観察力を活かし、アイテム生成の秘密に迫っていく。クラスメイトのエレナや、同じく召喚された仲間たちと共に、遥斗は魔法と科学の境界を探求し始める。
しかし、世界は「闇」と呼ばれる脅威に侵食されつつあった。遥斗たちは冒険を繰り返す中で、この世界の真の姿に迫っていく。アイテム生成の本質が「世界の法則の一部を書き換える」ことだと気づいた遥斗は、その能力を極限まで高めていく。
「闇」の正体、異世界の真相、そして自身の能力の本質——全てが繋がっていることを理解した遥斗は、ついに「世界の理」そのものを把握するに至る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:06:19
829610文字
会話率:34%
真実の歴史を探求しつつも、
歴史の隠し味を堪能して、
歴史から学ぶ。
第一章は「第二次大戦」。
最終更新:2025-05-18 21:27:56
12608文字
会話率:0%
遥か昔、人々が誰しも抱える心の傷に巣食う怪物 ── 《アトラム》が存在した。
人間を内側から喰い尽くす怪物の脅威に晒される中、心の傷を摘出し、《アトラム》を打ち砕く者達がいた。
魂の救済者であり、真理の探求者である彼等を、人々は《錬生術
師》と呼んだ。
時は流れ、現代。
大切な家族を失った青年と、真理を求め永劫の時を生きた少女が出会う時、
長く紡がれてきた歴史が、大きな分岐点を迎える事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 20:23:50
255984文字
会話率:54%
記憶をなくした青年ロジタール。彼が森の中をさまよっていると、モンスターに襲われている老人を発見し、これを助けることに成功する。
ロジタールは老人に感謝されつつも、屋敷の留守を頼むというお願いをされ、やや強引に鍵を渡され、不思議な屋敷に足を
踏み入れる。
しかしそれはロジタールを屋敷へ封じ込める為の罠であり、ロジタールは訳もわからず屋敷内に幽閉されてしまう。
一方、その屋敷は各所で異世界へつながっており、その数も十を優に超える奇妙なものだった。更に時間や空間さえもねじ曲がっており、ロジタールの元を訪れる異世界者たちは後を絶たない。
衝撃波のみという地味な能力でありながら、攻防一体の強力なスキルを備えたロジタール。
ロジタールは自らに施された封印と彼の力、そして屋敷、世界の秘密を解き明かすべく、騎士、配信者、王国の兵士たち、過去人、魔王と勇者、スローライフ志望者、古の武将などなど、様々な人物たちとの交流を開始していく。
※不定期更新、時期と頻度、長さは未定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:15:06
59921文字
会話率:47%
冒険者が駆け巡る時代。大陸七王国においては各地に、凶悪な魔物たちや伝説の遺跡、知られざるダンジョン、それらがまだあくなき探求心を持つ者たちを待ち構えていた。多くの冒険者たちは今日も富と名声を求めて冒険者ギルドに集う。冒険者のアルフレッドとソ
フィアは巡り合ったことでともに旅路に出る。その先には多くの冒険が待ち構えている。成功と、そして闇の勢力に彼らは遭遇することになるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:44:07
194378文字
会話率:11%
行き場を無くした怪異が集う神秘の街・ルヴィリア。
煌びやかな領主屋敷の厨房にて、貧乏錬金術師・アルフレッドはなぜかカカオをすりつぶしていた。立て続いた不幸の結果、吸血鬼・シンに隷属契約を結ばされ、「究極のチョコレートを作れ」と命じられた
故だ。
幸福な生の実感が唯一の弱点である奴は、長い生に飽きており、死ぬほど甘美なエクスタシーをご所望なのだ。嫌々始めたチョコレート作りだが……ナッツ、ラム酒にオレンジピール、何にでも合うその無限の可能性を知りのめり込む。
究極の一粒を生み出すのが先か、下僕になるのが先か……チョコレートに魅了された男二人の攻防の行方やいかに?
「殺意に満ちた顔もそそるね?」「さっさとくたばれ、クソ吸血鬼!」
甘くとろける探求よ永遠に──絶対主従ゴシック・スイーツ・ファンタジー!
錬金術師アルフレッドは旧友に愛想をつかされ、工房から追いだされた。
夜の町をさまよった果てに美しい貴族と出会い、チョコレートドリンクを奢ってもらう。
アルフレッドは金払いのいいその青年に目をつけ、近づこうとするが……。
貴族の正体はなんと最強の吸血鬼、シン。アルフレッドは血を吸われ、屋敷に囚われてしまう。
家畜同然の身分から解放される条件は、ただひとつ。
「――私のために、最高のチョコレートを作っておくれ」
アルフレッドは錬金術師としての尊厳と矜持を賭け、チョコレート作りをはじめるのだった。
【キャラ紹介】
アルフレッド
王立アカデミーに通う留学生。天才錬金術師。金髪眼鏡。自信過剰で女好き。しかし根は真面目で人一倍好奇心や探究心が強く、やると決めたことはとことん突き詰める職人肌の男。軍人の家系に生まれ幼い頃から鍛えられてきたため、射撃の腕は一流、
シン
最強の吸血鬼。神秘の町ルヴィリアの支配者。黒髪黒目、正体を明かすと目が赤く光る。
チョコレート好き。優男に見えるが腹黒、というより邪悪。人間のことは犬や猫のように可愛いと感じていて、とくにアルフレッドに対しては苦しめたいほど好き。歪んだ愛情の持ち主。
彼の目的はチョコレートという『快楽』の探究。
参考文献
『チョコレートの手引』蕪木祐介/雷鳥社
『チョコレートの歴史』ソフィー・D・コウ/マイケル・D・コウ/樋口幸子訳/河出文庫
『図解錬金術』草野巧/新紀元社
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:10:00
126894文字
会話率:29%
「星の王国、時空を越えて」
初代エルフ国王ヴァリエンの伝説
創世の時代
かつて、この世界は混沌に包まれていた。空には炎が渦巻き、大地は未だ形を成さず、森も海も存在しなかった。
その闇の中から、一つの輝きが生まれた。
「この
世界に秩序を――調和を築かねばならぬ。」
そう語ったのは、初代エルフ国王ヴァリエンであった。彼は星の力を帯びて現れ、この世界に魔法と理を与えた。
ヴァリエンは森を創り、水を流し、空へと光を灯した。その魔法は時を形作り、世界をゆっくりと動かし始めた。
こうして、エルフの王国は誕生した。
王国の繁栄とアカシックレコードへの探求
ヴァリエンの支配のもと、エルフの民は繁栄した。彼らは魔法を操り、森と共に生きることで平穏な暮らしを築いた。
しかし――ヴァリエンは知っていた。
「この世界の真理は、まだ解き明かされていない……。」
彼は古代の文献を調べ、魔法の奥義を極め、やがて一つの答えへとたどり着く。
アカシックレコード――宇宙のすべての記録。そこに至れば、未来すら操ることができる。
ヴァリエンは時空の力を強化し、その門を開こうとした。しかし、その力は神の領域であり、決して人の手で操れるものではなかった。
ヴァリエンの最期……神の神罰…………
王がアカシックレコードの扉を開こうとした時、世界は異変を起こした。
「このまま進めば、均衡が崩れる……!」
側近たちは止めようとした。しかし、ヴァリエンはただ微笑んだ。
「我が使命は、エルフを導くこと。ならば、進むしかあるまい。」
彼は儀式を完成させ、時空の門へと身を投じたそして、消えた。
それが初代国王ヴァリエンの最期だった。
王は消えた。しかし、彼の魂は終わらなかった。
遠い異世界へと流れ着いたヴァリエンの魂は、運命の炎の中で新たな生を得る。
その名は、織田信長。
時空を越え、王は再び世界の命運を握る存在となった。
そして今、彼を迎えるためにエルフの民は戦乱の地へと降り立つ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:29:27
17389文字
会話率:48%
「今日からあなたは、ネズミと名乗りなさい」
記憶なし、人間じゃなし、されど未知の異能力はある。
それが少年の過酷な運命の始まりだった。
ある少年が目覚めると、そこは羅刹と呼ばれる異能力者が支配する理不尽な世界であった。
そんな世
界で少年は記憶を無くし、肉体は大きなネズミに変化してしまっていた。
自身の現状に絶望し、項垂れていると、同じ羅刹である者から自分にも異能力が備わっていると知らされる。しかし、能力の開花の仕方がわからない。
未知の能力の開花の方法を探求するため、羅刹の頂点に君臨する神、香梨紅子によって『ネズミ』という名前を与えられ、神の子供として滞在することになる。
所在を獲得し、喜ぶ少年であったが、過酷な羅刹世界の洗礼が待っていた。
香梨紅子の能力〈生物の変質変化〉による苛烈な振る舞い。
村に敷かれた、流血を伴う厳しい戒律。
互いに刃物を刺し合う苛烈な紅子の娘達。
自由意志を奪う、神の支配の糸。
そんな過酷な運命に翻弄され続けるも、想い人である少女ザクロに支えられ、少年は奮闘し続ける。
「絶望から這い上がった奴だけが、傷ついた者を癒す花になる」
花か、己か、神か、人か。
これは少年と少女の闘争と逃走の物語。
正しさに苦しんだ末、優しさと楽しさを選び取る、ネズミとザクロの花の道。
※当作品はカクヨムにも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:47:41
308028文字
会話率:39%
現代の日本の大学に通う瑠奈は、語学留学のためタイのバンコクへ。
異国の地での生活に戸惑いながらも、現地の文化に触れようとする中、屋台で食べたソムタムを不味いと発言し、現地の女性とトラブルに巻き込まれます。その出来事がきっかけで、瑠奈は戦国時
代の武将・山田長政の記憶を呼び覚まします。
山田長政は、江戸時代にタイのアユタヤ王国で活躍した日本人傭兵。
瑠奈は、現代の自分の中に、400年以上前の武将の魂が宿っていることに驚きながらも、その記憶を活かして新たな人生を切り開こうと決意します。
病院を退院した瑠奈は、タイ語の学習に励みながら、現代のバンコクで自分のできることを模索し始めます。
山田長政の記憶と現代の知識を融合させ、新たなプロジェクトを立ち上げる。
この物語は、現代の日本からタイへやってきた一人の少女が、歴史の重みと自分自身の可能性を背負い、新たな人生を切り開いていく姿を描きます。
異文化間の交流、自己発見、そして歴史ロマンが融合した、壮大な物語です。
物語の見どころ
タイムスリップ要素と歴史ロマン: 戦国武将の魂が現代に蘇るというファンタジー要素と、アユタヤ王国の歴史を背景にした壮大な物語が融合。
異文化交流: 日本とタイの文化の違いや、異文化間のコミュニケーションの難しさなどを描いている。
自己成長: 主人公は、過去の記憶と現代の現実の間で葛藤しながらも、自分自身を見つめ直し、成長していく。
社会貢献: 主人公は、自分の能力を活かして、タイ社会に貢献しようとする。
この物語が読者に与えるもの
この物語は、読者に様々な視点から考えさせるきっかけを与えてくれます。歴史、文化、そして人間の可能性について、読者と一緒に深く探求していく物語です。
読者は、この物語を通して
異文化への理解を深める
自己発見のきっかけを得る
歴史ロマンに心を躍らせる
社会貢献の大切さを学ぶ
ことができます。
この物語は、単なるファンタジーではなく、現代社会を生きる私たちに、多くの示唆を与えてくれるでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 07:00:00
62587文字
会話率:42%